JPH06195832A - テープローディング機構 - Google Patents
テープローディング機構Info
- Publication number
- JPH06195832A JPH06195832A JP4344322A JP34432292A JPH06195832A JP H06195832 A JPH06195832 A JP H06195832A JP 4344322 A JP4344322 A JP 4344322A JP 34432292 A JP34432292 A JP 34432292A JP H06195832 A JPH06195832 A JP H06195832A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- base
- guide base
- guide member
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造コストを高くすることなく、ガイドベー
スをスムースに移動させ所定位置に停止できるテープロ
ーディング機構。 【構成】 記録テープを引き出すガイドポスト２を有す
るガイドベース１と、ガイドベース１の移動経路を構成
するガイド溝６とガイドベース１が当接して停止する位
置決めピンを有する案内部材５と、駆動アーム１１とよ
り成り、案内部材５にはガイドベース１の下面に突出し
た凸部とフランジ部を挿入できるガイドベース挿入部９
をガイド溝６を延長して設け、駆動アーム１１をガイド
ベース１に連結して成るテープローディング機構。
スをスムースに移動させ所定位置に停止できるテープロ
ーディング機構。 【構成】 記録テープを引き出すガイドポスト２を有す
るガイドベース１と、ガイドベース１の移動経路を構成
するガイド溝６とガイドベース１が当接して停止する位
置決めピンを有する案内部材５と、駆動アーム１１とよ
り成り、案内部材５にはガイドベース１の下面に突出し
た凸部とフランジ部を挿入できるガイドベース挿入部９
をガイド溝６を延長して設け、駆動アーム１１をガイド
ベース１に連結して成るテープローディング機構。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ヘッドを備えて回転
するドラムに記録テープを所定角度巻き付け記録／再生
を行うビデオテープレコーダ等（以下、ＶＴＲという）
のテープローディング機構に関するものである。
するドラムに記録テープを所定角度巻き付け記録／再生
を行うビデオテープレコーダ等（以下、ＶＴＲという）
のテープローディング機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＶＴＲのテープローディング機構
は、図８の要部側面図に概要を示すように記録テープを
引き出すガイドポスト２を有するガイドベース１と、ガ
イドベース１を誘導して移動させる経路を構成するガイ
ド溝とガイドベース１が当接して停止する円筒状の位置
決めピン７を有する案内部材５と、ガイドベースを移動
させる駆動アームとを備えて、ヘッドを有し回転するド
ラムに記録テープを所定角度巻き付ける構成となってい
る。
は、図８の要部側面図に概要を示すように記録テープを
引き出すガイドポスト２を有するガイドベース１と、ガ
イドベース１を誘導して移動させる経路を構成するガイ
ド溝とガイドベース１が当接して停止する円筒状の位置
決めピン７を有する案内部材５と、ガイドベースを移動
させる駆動アームとを備えて、ヘッドを有し回転するド
ラムに記録テープを所定角度巻き付ける構成となってい
る。
【０００３】ガイドベース１を案内部材５のガイド溝に
よってガイドするためには、ガイドベース１の下面に突
出させた凸部３をガイド溝に挿入して摺動可能とし、ガ
イド溝の裏面より突出した凸部３先端に形成したガイド
溝の幅より大きい径を有するフランジ部４によってガイ
ドベース１が案内部材５のガイド溝から抜けることを防
止してある。
よってガイドするためには、ガイドベース１の下面に突
出させた凸部３をガイド溝に挿入して摺動可能とし、ガ
イド溝の裏面より突出した凸部３先端に形成したガイド
溝の幅より大きい径を有するフランジ部４によってガイ
ドベース１が案内部材５のガイド溝から抜けることを防
止してある。
【０００４】そして、テープをカセットから引き出しな
がらガイド溝に沿って移動するガイドベース１は、案内
部材５に設けられた位置決めピン７にガイドベース１の
一方の面に設けたＶ字状凹部が当接して停止し、ガイド
ベース１の他の部分が案内部材に設けられた位置決め部
材に当接してガイドベース１が回動することを防止して
所定位置に静止し、ドラムへのテープのローディングが
完了できる構成となっている。
がらガイド溝に沿って移動するガイドベース１は、案内
部材５に設けられた位置決めピン７にガイドベース１の
一方の面に設けたＶ字状凹部が当接して停止し、ガイド
ベース１の他の部分が案内部材に設けられた位置決め部
材に当接してガイドベース１が回動することを防止して
所定位置に静止し、ドラムへのテープのローディングが
完了できる構成となっている。
【０００５】なお図８は、ガイドベース１がローディン
グ位置に停止した状態を示す要部側面図である。
グ位置に停止した状態を示す要部側面図である。
【０００６】従来、一般に採用されていたパラレルロー
ディング（Ｍローディング）の構成では、図８と異なり
案内部材５はシャーシ１５の面に平行に取付けられ、位
置決めピン７は案内部材５の面に垂直な円筒状に形成し
てあった。
ディング（Ｍローディング）の構成では、図８と異なり
案内部材５はシャーシ１５の面に平行に取付けられ、位
置決めピン７は案内部材５の面に垂直な円筒状に形成し
てあった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ガ
イドベース１を案内部材５のガイド溝に挿入し移動させ
る構成とするためには、案内部材５はガイド溝を切断す
るように２個以上の部材に分割して一旦形成し、組立て
時に、片方の部材のガイド溝にガイドベース１を挿入し
てから他方の部材と接着して一体とする製造工法が採用
されている。
イドベース１を案内部材５のガイド溝に挿入し移動させ
る構成とするためには、案内部材５はガイド溝を切断す
るように２個以上の部材に分割して一旦形成し、組立て
時に、片方の部材のガイド溝にガイドベース１を挿入し
てから他方の部材と接着して一体とする製造工法が採用
されている。
【０００８】そのために、組立工程が面倒、製造コスト
が高くなる。また２個の部材を接合した部分のガイド溝
に段差を生ずることは避けられず、ガイドベース１のス
ムースな動きが妨げられるといった問題があった。
が高くなる。また２個の部材を接合した部分のガイド溝
に段差を生ずることは避けられず、ガイドベース１のス
ムースな動きが妨げられるといった問題があった。
【０００９】更に、近年のＶＴＲの小型化に伴いドラム
も小径化し、ドラムにテープを巻き付ける角度を大きく
する傾向にある。
も小径化し、ドラムにテープを巻き付ける角度を大きく
する傾向にある。
【００１０】そのため、案内部材５は図８に示すように
シャーシ１５面に対して傾斜して取付けられ、位置決め
ピン７はシャーシ面に対して傾斜した形状となる。そし
て大量製造するためのモールド成形による一体形成に
は、金型を単に上下に分割するだけではシャーシ１５面
に対して傾斜した位置決めピン７の片面がアンダーカッ
ト状態となって離型できないため、金型にスライド機構
等を必要とするといった問題があった。
シャーシ１５面に対して傾斜して取付けられ、位置決め
ピン７はシャーシ面に対して傾斜した形状となる。そし
て大量製造するためのモールド成形による一体形成に
は、金型を単に上下に分割するだけではシャーシ１５面
に対して傾斜した位置決めピン７の片面がアンダーカッ
ト状態となって離型できないため、金型にスライド機構
等を必要とするといった問題があった。
【００１１】この発明は、上記従来技術の問題点を解消
するために成されたもので、製造コストを高くすること
なく、ガイドベースをスムースに移動させ所定位置に停
止できるテープローディング機構を提供することを目的
とするものである。
するために成されたもので、製造コストを高くすること
なく、ガイドベースをスムースに移動させ所定位置に停
止できるテープローディング機構を提供することを目的
とするものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】このため、この発明に係
るテープローディング機構は、記録テープを引き出すガ
イドポストを有するガイドベースと、該ガイドベースの
移動経路を構成するガイド溝と前記ガイドベースが当接
して停止する位置決め部材を有する案内部材と、ガイド
ベースを移動させる駆動アームとを備え、ヘッドを有し
回転するドラムに記録テープを所定角度巻き付けるテー
プローディング機構であって、前記ガイドベースの下面
には裏面まで貫通開口したガイド溝に挿入する凸部と該
ガイド溝の幅より大きい径を有しガイド溝の裏面に突出
するフランジ部を備え、前記案内部材のガイド溝を延長
してガイドベースのフランジ部を挿入できるガイドベー
ス挿入部を設け、駆動アームをガイドベースに連結して
成ることを特徴とする構成によって、前記の目的を達成
しようとするものである。
るテープローディング機構は、記録テープを引き出すガ
イドポストを有するガイドベースと、該ガイドベースの
移動経路を構成するガイド溝と前記ガイドベースが当接
して停止する位置決め部材を有する案内部材と、ガイド
ベースを移動させる駆動アームとを備え、ヘッドを有し
回転するドラムに記録テープを所定角度巻き付けるテー
プローディング機構であって、前記ガイドベースの下面
には裏面まで貫通開口したガイド溝に挿入する凸部と該
ガイド溝の幅より大きい径を有しガイド溝の裏面に突出
するフランジ部を備え、前記案内部材のガイド溝を延長
してガイドベースのフランジ部を挿入できるガイドベー
ス挿入部を設け、駆動アームをガイドベースに連結して
成ることを特徴とする構成によって、前記の目的を達成
しようとするものである。
【００１３】また、案内部材はシャーシ面に対して傾斜
し、前記位置決め部材は案内部材がシャーシ面に対して
傾斜している角度以上のテーパー角度を有し案内部材に
対して垂直に形成してあることを特徴とする構成によっ
て、前記の目的を達成しようとするものである。
し、前記位置決め部材は案内部材がシャーシ面に対して
傾斜している角度以上のテーパー角度を有し案内部材に
対して垂直に形成してあることを特徴とする構成によっ
て、前記の目的を達成しようとするものである。
【００１４】
【作用】以上の構成により、案内部材のガイド溝を延長
して設けたガイドベース挿入部に、ガイドベース下面の
凸部とフランジ部を挿入し、ガイド溝に移行させること
により、ガイドベースを案内部材のガイド溝に挿入・装
着することができ、挿入した凸部はガイド溝の幅より大
きい径を有するフランジ部によってガイド溝から抜ける
ことはなく、連結した駆動アームによってガイド溝に沿
って移動させ、位置決め部材に当接させて所定位置に停
止させることにより記録テープをローディングすること
ができる。
して設けたガイドベース挿入部に、ガイドベース下面の
凸部とフランジ部を挿入し、ガイド溝に移行させること
により、ガイドベースを案内部材のガイド溝に挿入・装
着することができ、挿入した凸部はガイド溝の幅より大
きい径を有するフランジ部によってガイド溝から抜ける
ことはなく、連結した駆動アームによってガイド溝に沿
って移動させ、位置決め部材に当接させて所定位置に停
止させることにより記録テープをローディングすること
ができる。
【００１５】なお、駆動アームによるガイドベースの往
復移動はガイド溝部分の間だけであり、上記ガイドベー
ス挿入部までの往復は行わない、或は駆動アームの形状
を選択することにより、ガイドベースは駆動アームに連
結し使用しているときはガイド溝から脱落することはな
い。そして、駆動アームを取外すことによりガイドベー
スをガイドベース挿入部に移動させ案内部材から取外す
ことができる。
復移動はガイド溝部分の間だけであり、上記ガイドベー
ス挿入部までの往復は行わない、或は駆動アームの形状
を選択することにより、ガイドベースは駆動アームに連
結し使用しているときはガイド溝から脱落することはな
い。そして、駆動アームを取外すことによりガイドベー
スをガイドベース挿入部に移動させ案内部材から取外す
ことができる。
【００１６】また、案内部材は従来と異なり、分割して
一旦製作し接着することなく、ガイドベース挿入部の底
面で接続した形状として最初から一体に製作することが
できるのでガイド溝に継ぎ目はなく、ガイドベースは案
内部材のガイド溝に沿ってスムースに移動できる。また
大量製造が容易であり、コスト低減が可能である。
一旦製作し接着することなく、ガイドベース挿入部の底
面で接続した形状として最初から一体に製作することが
できるのでガイド溝に継ぎ目はなく、ガイドベースは案
内部材のガイド溝に沿ってスムースに移動できる。また
大量製造が容易であり、コスト低減が可能である。
【００１７】そして案内部材がシャーシ面に対して傾斜
した構成では、位置決め部材は案内部材がシャーシ面に
対して傾斜している角度以上のテーパー角度を有し案内
部材に対して垂直に形成してあるので、シャーシ面に対
して上方に離型する金型に対して位置決め部材がアンダ
ーカット状態となって離型できなくなるといったことは
なく、位置決め部材を有する案内部材とシャーシを一体
にモールド成形することが容易にでき、大量製造に好都
合であり、コスト低減が可能である。
した構成では、位置決め部材は案内部材がシャーシ面に
対して傾斜している角度以上のテーパー角度を有し案内
部材に対して垂直に形成してあるので、シャーシ面に対
して上方に離型する金型に対して位置決め部材がアンダ
ーカット状態となって離型できなくなるといったことは
なく、位置決め部材を有する案内部材とシャーシを一体
にモールド成形することが容易にでき、大量製造に好都
合であり、コスト低減が可能である。
【００１８】
【実施例】以下、この発明に係るテープローディング機
構を実施例により説明する。
構を実施例により説明する。
【００１９】図１は第１実施例の一方のガイド溝に挿入
したガイドベースを示す要部平面図、図２は同実施例の
要部側面図、図３は同実施例の案内部材の平面図、図４
は他方のガイド溝に挿入したガイドベースを示す要部平
面図である。
したガイドベースを示す要部平面図、図２は同実施例の
要部側面図、図３は同実施例の案内部材の平面図、図４
は他方のガイド溝に挿入したガイドベースを示す要部平
面図である。
【００２０】図１、図２、および図４に示すように、ガ
イドベース１には記録テープを引き出すガイドポスト２
が上面に形成してあり、ガイドベース１の下面には案内
部材５のガイド溝６に挿入する凸部３と、凸部３の先端
にガイド溝６の幅より大きい径を有するフランジ部４を
有しており、案内部材５の凸部３をガイド溝６に挿入し
た状態ではフランジ部４はガイド溝６の裏面に位置する
構成となっている。
イドベース１には記録テープを引き出すガイドポスト２
が上面に形成してあり、ガイドベース１の下面には案内
部材５のガイド溝６に挿入する凸部３と、凸部３の先端
にガイド溝６の幅より大きい径を有するフランジ部４を
有しており、案内部材５の凸部３をガイド溝６に挿入し
た状態ではフランジ部４はガイド溝６の裏面に位置する
構成となっている。
【００２１】案内部材５には、図３にも示すように、表
面から裏面まで貫通した曲線状のガイド溝６が２個所に
形成してあり、挿入したガイドベース１の凸部３を摺動
移動させることができる。そして案内部材５に取付ける
不図示のドラムに対する所定位置にガイドベース１のガ
イドポスト２が位置するようにガイドベース１を停止さ
せるための位置決めピン７および位置決め突起部材７ａ
がドラム基台８の周辺部分に設けてあり、２個所に設け
たガイド溝６に挿入した各ガイドベース１のガイドポス
ト２によって、不図示のテープカセット内の記録テープ
を引き出し、ヘッドを有し回転する不図示のドラムに所
定角度記録テープを巻き付けるよう誘導することができ
る構成となっている。
面から裏面まで貫通した曲線状のガイド溝６が２個所に
形成してあり、挿入したガイドベース１の凸部３を摺動
移動させることができる。そして案内部材５に取付ける
不図示のドラムに対する所定位置にガイドベース１のガ
イドポスト２が位置するようにガイドベース１を停止さ
せるための位置決めピン７および位置決め突起部材７ａ
がドラム基台８の周辺部分に設けてあり、２個所に設け
たガイド溝６に挿入した各ガイドベース１のガイドポス
ト２によって、不図示のテープカセット内の記録テープ
を引き出し、ヘッドを有し回転する不図示のドラムに所
定角度記録テープを巻き付けるよう誘導することができ
る構成となっている。
【００２２】そして、各ガイド溝６を延長して、案内部
材５の上面または側面からガイドベース１のフランジ部
４を挿入できるよう広く開口したガイドベース挿入部９
が形成してあり、ガイドベース挿入部９にガイドベース
１のフランジ部４を挿入し、ガイドベース１をガイド溝
６部分に移動できる構成となっている。
材５の上面または側面からガイドベース１のフランジ部
４を挿入できるよう広く開口したガイドベース挿入部９
が形成してあり、ガイドベース挿入部９にガイドベース
１のフランジ部４を挿入し、ガイドベース１をガイド溝
６部分に移動できる構成となっている。
【００２３】なお、ガイド溝６に挿入したフランジ部４
の下面より深い位置にある底面部１０によってガイド溝
６の両側部分は連続しており、ガイド溝６を２個所に設
けた案内部材５は一体に成形してある。
の下面より深い位置にある底面部１０によってガイド溝
６の両側部分は連続しており、ガイド溝６を２個所に設
けた案内部材５は一体に成形してある。
【００２４】そして、ガイドベース１の下面の突出軸に
駆動アーム１１を連結してガイドベース１をガイド溝６
に沿って移動させる構成となっている。
駆動アーム１１を連結してガイドベース１をガイド溝６
に沿って移動させる構成となっている。
【００２５】図５は、駆動アーム１１によりガイドベー
ス１がガイド溝６に沿って移動する両端位置を示す説明
図である。
ス１がガイド溝６に沿って移動する両端位置を示す説明
図である。
【００２６】駆動アーム１１によるガイドベース１の移
動範囲は、テープカセットの装填が可能な第１ポジショ
ンＰ１、即ちガイドベース挿入部９に続くガイド溝６の
端部付近位置から、ガイドベース１が案内部材５の位置
決めピン７に当接するテープローディングを完了する第
２ポジションＰ２までの間であり、更に本実施例では、
駆動アーム１１の湾曲部１１ａがガイドベース挿入部９
部分の裏面の突出部分に当接することにもより、ガイド
ベース１をガイドベース挿入部９まで移動させて案内部
材５から取外すことができない構成となっている。
動範囲は、テープカセットの装填が可能な第１ポジショ
ンＰ１、即ちガイドベース挿入部９に続くガイド溝６の
端部付近位置から、ガイドベース１が案内部材５の位置
決めピン７に当接するテープローディングを完了する第
２ポジションＰ２までの間であり、更に本実施例では、
駆動アーム１１の湾曲部１１ａがガイドベース挿入部９
部分の裏面の突出部分に当接することにもより、ガイド
ベース１をガイドベース挿入部９まで移動させて案内部
材５から取外すことができない構成となっている。
【００２７】上記構成により、案内部材５のガイド溝６
を延長して設けたガイドベース挿入部９に、案内部材の
上面または側面からガイドベース１の凸部とフランジ部
４を挿入しガイド溝６に移行させることにより、ガイド
ベース１は案内部材５のガイド溝６に挿入・装着するこ
とができ、挿入したガイドベース１の凸部３はガイド溝
６の幅より大きい径を有するフランジ部４によってガイ
ド溝６から抜けることはなく、連結した駆動アーム１１
によってガイド溝６に沿って移動させ、位置決めピン７
等に当接させて所定位置に停止させることにより記録テ
ープのローディングをすることができる。
を延長して設けたガイドベース挿入部９に、案内部材の
上面または側面からガイドベース１の凸部とフランジ部
４を挿入しガイド溝６に移行させることにより、ガイド
ベース１は案内部材５のガイド溝６に挿入・装着するこ
とができ、挿入したガイドベース１の凸部３はガイド溝
６の幅より大きい径を有するフランジ部４によってガイ
ド溝６から抜けることはなく、連結した駆動アーム１１
によってガイド溝６に沿って移動させ、位置決めピン７
等に当接させて所定位置に停止させることにより記録テ
ープのローディングをすることができる。
【００２８】なお、駆動アーム１１によるガイドベース
１の往復移動範囲はガイド溝６部分の間だけであり、ガ
イドベース挿入部９までの移動は行わない、或は駆動ア
ーム１１の形状を選択することにより、ガイドベース１
は駆動アーム１１に連結して使用しているときはガイド
溝６から逸脱することはない。そして、駆動アーム１１
を取外すことによりガイドベース１をガイドベース挿入
部９に移動させ案内部材５から取外すことができる。
１の往復移動範囲はガイド溝６部分の間だけであり、ガ
イドベース挿入部９までの移動は行わない、或は駆動ア
ーム１１の形状を選択することにより、ガイドベース１
は駆動アーム１１に連結して使用しているときはガイド
溝６から逸脱することはない。そして、駆動アーム１１
を取外すことによりガイドベース１をガイドベース挿入
部９に移動させ案内部材５から取外すことができる。
【００２９】また、案内部材５は、分割して一旦製作し
ガイドベースを挿入してから接着して一体にする従来の
面倒な工程は必要なく、ガイドベース挿入部９の底面部
１０で接続した形状として最初から一体に製作すること
ができるので、ガイド溝６には継ぎ目はなく、ガイドベ
ース１は案内部材５のガイド溝６に沿ってスムースに移
動できる。そして大量製造が容易であり、コスト低減が
可能である。
ガイドベースを挿入してから接着して一体にする従来の
面倒な工程は必要なく、ガイドベース挿入部９の底面部
１０で接続した形状として最初から一体に製作すること
ができるので、ガイド溝６には継ぎ目はなく、ガイドベ
ース１は案内部材５のガイド溝６に沿ってスムースに移
動できる。そして大量製造が容易であり、コスト低減が
可能である。
【００３０】（他の実施例）図６は第２実施例の要部側
面図、第７図は同要部の平面図であり、図６の矢印Ａに
示すように案内部材を真上から見た図である。
面図、第７図は同要部の平面図であり、図６の矢印Ａに
示すように案内部材を真上から見た図である。
【００３１】本第２実施例は、案内部材５がシャーシ１
５の面に対して角度θだけ傾斜している。そして、ガイ
ドベース１を第２ポジションＰ２位置に停止させる位置
決めピン７ａは、案内部材５がシャーシ１５面に対して
傾斜している角度θと同等または若干大きいテーパー角
度αを有し、案内部材５に対して中心線を垂直にして形
成してある。他の構成は前記実施例に準じているので重
複説明を省略する。
５の面に対して角度θだけ傾斜している。そして、ガイ
ドベース１を第２ポジションＰ２位置に停止させる位置
決めピン７ａは、案内部材５がシャーシ１５面に対して
傾斜している角度θと同等または若干大きいテーパー角
度αを有し、案内部材５に対して中心線を垂直にして形
成してある。他の構成は前記実施例に準じているので重
複説明を省略する。
【００３２】上記構成により、位置決めピン７ａは案内
部材５がシャーシ１５面に対して傾斜している角度θ以
上のテーパー角度αを有し、案内部材５に対して垂直に
形成してあるので、シャーシ面に対して上方に離型する
金型に対して位置決めピン７ａがアンダーカット状態と
なって離型できなくなるといったことはなく、位置決め
ピン７ａを有する案内部材５とシャーシ１５を一体にモ
ールド成形することが容易にでき、大量製造に好都合で
あり、コスト低減が可能である。
部材５がシャーシ１５面に対して傾斜している角度θ以
上のテーパー角度αを有し、案内部材５に対して垂直に
形成してあるので、シャーシ面に対して上方に離型する
金型に対して位置決めピン７ａがアンダーカット状態と
なって離型できなくなるといったことはなく、位置決め
ピン７ａを有する案内部材５とシャーシ１５を一体にモ
ールド成形することが容易にでき、大量製造に好都合で
あり、コスト低減が可能である。
【００３３】なお、上記第２実施例は、ガイドベース１
を第２ポジションＰ２位置に停止させる位置決めピン７
ａを、案内部材５がシャーシ１５面に対して傾斜してい
る角度θと同等または若干大きいテーパー角度αを有
し、案内部材５に対して中心線を垂直にして形成した実
施例であるが、ガイドベース１に対する位置決めピン７
ａ以外に、例えば記録テープを巻き付けるドラムの位置
を所定位置に組み立てるために案内部材５の表面に設け
る位置決めピン図５の１６ａ等についても、前記位置決
めピン７ａと同様に、案内部材５がシャーシ１５面に対
して傾斜している角度θ以上のテーパー角度αを有し、
案内部材５に対して垂直に形成することにより、シャー
シ面に対して上方に離型する金型に対して位置決めピン
７ａがアンダーカット状態となって離型できなくなると
いったことはなく、案内部材５とシャーシ１５を一体に
モールド成形することが容易にでき、また組立も容易で
あり大量製造に好都合、かつコスト低減を可能とするこ
とができる。
を第２ポジションＰ２位置に停止させる位置決めピン７
ａを、案内部材５がシャーシ１５面に対して傾斜してい
る角度θと同等または若干大きいテーパー角度αを有
し、案内部材５に対して中心線を垂直にして形成した実
施例であるが、ガイドベース１に対する位置決めピン７
ａ以外に、例えば記録テープを巻き付けるドラムの位置
を所定位置に組み立てるために案内部材５の表面に設け
る位置決めピン図５の１６ａ等についても、前記位置決
めピン７ａと同様に、案内部材５がシャーシ１５面に対
して傾斜している角度θ以上のテーパー角度αを有し、
案内部材５に対して垂直に形成することにより、シャー
シ面に対して上方に離型する金型に対して位置決めピン
７ａがアンダーカット状態となって離型できなくなると
いったことはなく、案内部材５とシャーシ１５を一体に
モールド成形することが容易にでき、また組立も容易で
あり大量製造に好都合、かつコスト低減を可能とするこ
とができる。
【００３４】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、案内部材のガイド溝を延長して設けたガイドベース
挿入部に、ガイドベース下面の凸部とフランジ部を挿入
し、ガイド溝に移行させることにより、ガイドベースを
案内部材のガイド溝に挿入・装着することができ、挿入
した凸部はガイド溝の幅より大きい径を有するフランジ
部によってガイド溝から抜けることはなく、連結した駆
動アームによってガイド溝に沿って移動させ、位置決め
部材に当接させて所定位置に停止させることにより記録
テープをローディングすることができる。
ば、案内部材のガイド溝を延長して設けたガイドベース
挿入部に、ガイドベース下面の凸部とフランジ部を挿入
し、ガイド溝に移行させることにより、ガイドベースを
案内部材のガイド溝に挿入・装着することができ、挿入
した凸部はガイド溝の幅より大きい径を有するフランジ
部によってガイド溝から抜けることはなく、連結した駆
動アームによってガイド溝に沿って移動させ、位置決め
部材に当接させて所定位置に停止させることにより記録
テープをローディングすることができる。
【００３５】なお、駆動アームによるガイドベースの往
復移動はガイド溝部分の間だけであり、上記ガイドベー
ス挿入部までの往復は行わない、或は駆動アームの形状
を選択することにより、ガイドベースは駆動アームに連
結し使用しているときはガイド溝から脱落することはな
い。そして、駆動アームを取外すことによりガイドベー
スをガイドベース挿入部に移動させ案内部材から取外す
ことができる。
復移動はガイド溝部分の間だけであり、上記ガイドベー
ス挿入部までの往復は行わない、或は駆動アームの形状
を選択することにより、ガイドベースは駆動アームに連
結し使用しているときはガイド溝から脱落することはな
い。そして、駆動アームを取外すことによりガイドベー
スをガイドベース挿入部に移動させ案内部材から取外す
ことができる。
【００３６】また、案内部材は従来と異なり、分割して
一旦製作しガイドベースを挿入してから接着する面倒な
工程を必要とせず、ガイドベース挿入部の底面で接続し
た形状として最初から一体に製作することができるの
で、容易に組み立てでき、しかもガイド溝に継ぎ目はな
く、ガイドベースは案内部材のガイド溝に沿ってスムー
スに移動できる。そして大量製造が容易であり、コスト
低減が可能である。
一旦製作しガイドベースを挿入してから接着する面倒な
工程を必要とせず、ガイドベース挿入部の底面で接続し
た形状として最初から一体に製作することができるの
で、容易に組み立てでき、しかもガイド溝に継ぎ目はな
く、ガイドベースは案内部材のガイド溝に沿ってスムー
スに移動できる。そして大量製造が容易であり、コスト
低減が可能である。
【００３７】そして案内部材がシャーシ面に対して傾斜
した構成では、位置決め部材は案内部材がシャーシ面に
対して傾斜している角度以上のテーパー角度を有し案内
部材に対して垂直に形成することにより、シャーシ面に
対して上方に離型する金型に対して位置決め部材がアン
ダーカット状態となって離型できなくなるといったこと
はなく、位置決め部材を有する案内部材とシャーシを一
体にモールド成形することが容易にでき、大量製造に好
都合であり、コスト低減が可能である。
した構成では、位置決め部材は案内部材がシャーシ面に
対して傾斜している角度以上のテーパー角度を有し案内
部材に対して垂直に形成することにより、シャーシ面に
対して上方に離型する金型に対して位置決め部材がアン
ダーカット状態となって離型できなくなるといったこと
はなく、位置決め部材を有する案内部材とシャーシを一
体にモールド成形することが容易にでき、大量製造に好
都合であり、コスト低減が可能である。
【図１】 一実施例の要部平面図である。
【図２】 一実施例の要部側面図である。
【図３】 一実施例の案内部材の平面図である。
【図４】 一実施例の要部平面図である。
【図５】 ガイドベースが移動する両端位置を示す説明
図である。
図である。
【図６】 第２実施例の要部側面図である。
【図７】 第２実施例の要部平面図である。
【図８】 従来のテープローディング機構の要部側面図
である。
である。
１ ガイドベース ２ ガイドポスト ３ ガイドベース下面の凸部 ４ ガイドベース下面のフランジ部 ５ 案内部材 ６ ガイド溝 ７，７ａ 位置決めピン ８ ドラム基台 ９ ガイドベース挿入部 １０ ガイドベース挿入部の底面部 １１ 駆動アーム １１ａ 駆動アームの湾曲部 １５ シャーシ １６，１６ａ ドラム位置決めピン α 位置決めピンのテーパー角度 θ シャーシに対する案内部材の傾斜角度
Claims (3)
- 【請求項１】 記録テープを引き出すガイドポストを有
するガイドベースと、該ガイドベースの移動経路を構成
するガイド溝と前記ガイドベースが当接して停止する位
置決め部材を有する案内部材と、ガイドベースを移動さ
せる駆動アームとを備え、ヘッドを有し回転するドラム
に記録テープを所定角度巻き付けるテープローディング
機構であって、前記ガイドベースの下面には裏面まで貫
通開口したガイド溝に挿入する凸部と該ガイド溝の幅よ
り大きい径を有しガイド溝の裏面に突出するフランジ部
を備え、前記案内部材のガイド溝を延長してガイドベー
スのフランジ部を挿入できるガイドベース挿入部を設
け、駆動アームをガイドベースに連結して成ることを特
徴とするテープローディング機構。 - 【請求項２】 記録テープを引き出すガイドポストを有
するガイドベースと、該ガイドベースの移動経路を構成
するガイド溝と前記ガイドベースが当接して停止する位
置決めピンを有する案内部材と、ガイドベースを移動さ
せる駆動アームとを備え、ヘッドを有し回転するドラム
に記録テープを所定角度巻き付けるテープローディング
機構であって、前記案内部材はシャーシ面に対して傾斜
し、前記位置決めピンは案内部材がシャーシ面に対して
傾斜している角度以上のテーパー角度を有し案内部材に
対して垂直に形成してあることを特徴とするテープロー
ディング機構。 - 【請求項３】 記録テープを引き出すガイドポストを有
するガイドベースと、該ガイドベースの移動経路を構成
するガイド溝とドラムの位置を決めるための位置決めピ
ンとを有する案内部材とを備え、ヘッドを有し回転する
前記ドラムに記録テープを所定角度巻き付けるテープロ
ーディング機構であって、前記案内部材はシャーシ面に
対して傾斜し、前記位置決めピンは案内部材がシャーシ
面に対して傾斜している角度以上のテーパー角度を有し
案内部材に対して垂直に形成してあることを特徴とする
テープローディング機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34432292A JP3168082B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | テープローディング機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34432292A JP3168082B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | テープローディング機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06195832A true JPH06195832A (ja) | 1994-07-15 |
| JP3168082B2 JP3168082B2 (ja) | 2001-05-21 |
Family
ID=18368348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34432292A Expired - Fee Related JP3168082B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | テープローディング機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3168082B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1607958A2 (en) * | 2004-06-18 | 2005-12-21 | Samsung Electronics Co, Ltd | A tape deck |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006143601A (ja) | 2004-11-16 | 2006-06-08 | Yamato Yakuhin Kk | 血液粘度低下剤 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP34432292A patent/JP3168082B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1607958A2 (en) * | 2004-06-18 | 2005-12-21 | Samsung Electronics Co, Ltd | A tape deck |
| EP1607958A3 (en) * | 2004-06-18 | 2008-02-27 | Samsung Electronics Co, Ltd | A tape deck |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3168082B2 (ja) | 2001-05-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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