JPH0619488Y2 - 易開封性の金属蓋 - Google Patents

易開封性の金属蓋

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Publication number
JPH0619488Y2
JPH0619488Y2 JP203888U JP203888U JPH0619488Y2 JP H0619488 Y2 JPH0619488 Y2 JP H0619488Y2 JP 203888 U JP203888 U JP 203888U JP 203888 U JP203888 U JP 203888U JP H0619488 Y2 JPH0619488 Y2 JP H0619488Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
top surface
metal lid
scores
score
tab
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP203888U
Other languages
English (en)
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JPH01107556U (ja
Inventor
博 五十嵐
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Nippon Closures Co Ltd
Original Assignee
Nippon Closures Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、易開封性の金属蓋に関し、より詳細には、天
面周縁部に設けられたスカート部に開封用の引張タブが
形成されており、且つ該タブの両側端部からスカート部
を通って天面上に、スコアがそれぞれ延びている易開封
性金属蓋に関する。
（従来技術及びその問題点） 上記の様な金属蓋は、従来公知に属する。即ちこの種の
金属蓋は、引張タブを引張ることによって、スカート部
から天面を通って延びているスコア部分が破断されて容
器の開封が行なわれるものである。
然しながら、先行技術の容器蓋においては、タブの引張
りに際し、応力が天面の中心部分に集中するため、必ず
しもスコア部分に沿って破断が行なわれず、天面中心部
分に向かっての破断が屡々生じ、容器の開封が困難とな
る場合がある。
従って本考案は、上述した様なスコア部分に沿っての破
断の脱線現象が有効に防止され、開封が容易に行なわれ
る易開封性金属蓋を提供することを目的とする。
（考案の構成） 本考案によれば、天面周縁部に設けられたスカート部に
開封用の引張タブが形成されており、且つ該タブの両側
端部からスカート部を通って天面上に、スコアがそれぞ
れ延びている易開封性金属蓋において、 前記２本のスコアの内側に位置する天面部分は、該スコ
アの外側に位置する部分よりも厚肉となっていることを
特徴とする易開封性金属蓋が提供される。
（作用） 本考案によれば、２本のスコアによって区画されている
天面において、該スコアの内側に位置する天面部分が、
該スコアの外側に位置する天面部分よりも厚肉となる様
に設けられているため、タブの引張りによって生ずる破
断が、前記スコアに沿って進行する様に作用する。
即ち、破断の進行に際して、蓋天面の中心部分に応力が
集中したとしても、スコアの内側部分はその外側部分よ
りも強度が大きいため、この結果としてスコアから離れ
ての天面中心部分への破断線の進行、即ち脱線現象が有
効に回避されるのである。
（実施例） 本考案を以下添付図面に示す具体例に基づいて説明す
る。
本考案の易開封性金属蓋の斜視図を示す第１−Ａ図、及
び側断面図を示す第１−Ｂ図において、この金属蓋は、
天面１、該天面１の周縁部から垂下しているスカート部
２、及びスカート部２に形成されている引張用タブ３と
から成っている。
また該タブ３の両側端部からは、スカート部２を通って
天面１の縁部に沿って、２本のスコア４，４が延びてい
る。
更に天面１の内面側には、シール用のライナー材５が設
けられており、容器口部（図示せず）とのシール性が保
持されるようになっている。
この容器蓋は、タブ３を引張ることによって該スコア
４，４に沿って破断が進行し、開封が行なわれるのであ
る。
本考案においては、天面１の側面部を拡大して示す第１
−Ｃ図（説明の便宜上、内面に設けられているライナー
材５は省略してある）を参照して、スコア４，４によっ
て囲まれている内側天面部分１ａの肉厚Ａがその外側天
面部分の肉厚Ｂよりも大となる様に形成されている。
従って、内側天面部分１ａは外側天面部分１ｂよりも強
度が大となっており、このためタブ３の引張りによって
生ずる破断は、スコア４に沿って進行し、天面１の中央
部分側に脱線するという不都合が有効に回避されるので
ある。
本考案において、この肉厚比は、一般に Ａ：Ｂ＝１：0.50乃至１：0.93 特に、 １：0.70乃至１：0.85 の範囲であることが好適である。即ち、天面外側部分１
ｂの肉厚が上記よりも大となると、破断の脱線現象が生
じ易くなり、また上記範囲よりも小さい場合には、内側
部分１ａとの段差が比較的顕著となって外観上望ましく
なく、また脱線防止効果が更に向上するものでもない。
上述した天面内側部分１ａと外側部分１ｂとの肉厚差
は、例えば容器蓋の成形加工に際して、外側部分１ｂに
対応する部分をしごき加工等に賦することによって、容
易に形成される。
また、一定の強度やシール性及び開封性等に関連して、
外側部分１ｂの厚みは、蓋構成素材に応じて適宜定めれ
ばよい。かかる本考案によれば、天面の内側及び外側に
肉厚差を設けるという簡単な手段によって破断の脱線現
象が有効に回避され、容器蓋の開封がスムーズに行なわ
れる。
【図面の簡単な説明】
第１−Ａ図は、本考案の容器蓋の一例を示す斜視図、 第１−Ｂ図は、第１−Ａ図の容器蓋の側断面図、 第１−Ｃ図は、天面側部分の拡大断面図である。 １……天面、２……スカート部 ３……タブ、４……スコア １ａ……天面内側部分、１ｂ……天面外側部分

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】天面周縁部に設けられたスカート部に開封
    用の引張タブが形成されており、且つ該タブの両側端部
    からスカート部を通って天面上に、スコアがそれぞれ延
    びている易開封性金属蓋において、 前記２本のスコアの内側に位置する天面部分は、該スコ
    アの外側に位置する部分よりも厚肉となっていることを
    特徴とする易開封性金属蓋。
  2. 【請求項２】前記スコアの内側に位置する部分と、外側
    に位置する部分との肉厚比が１：0.50乃至１：0.93の範
    囲となっていることを実用新案登録請求第１項記載の金
    属蓋。
JP203888U 1988-01-13 1988-01-13 易開封性の金属蓋 Expired - Lifetime JPH0619488Y2 (ja)

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JP203888U JPH0619488Y2 (ja) 1988-01-13 1988-01-13 易開封性の金属蓋

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Publication Number Publication Date
JPH01107556U JPH01107556U (ja) 1989-07-20
JPH0619488Y2 true JPH0619488Y2 (ja) 1994-05-25

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