JPS6144987Y2 - - Google Patents

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JPS6144987Y2
JPS6144987Y2 JP1981111186U JP11118681U JPS6144987Y2 JP S6144987 Y2 JPS6144987 Y2 JP S6144987Y2 JP 1981111186 U JP1981111186 U JP 1981111186U JP 11118681 U JP11118681 U JP 11118681U JP S6144987 Y2 JPS6144987 Y2 JP S6144987Y2
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JP
Japan
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lid
tear
tab
arc
score
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JP1981111186U
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JPS5817328U (ja
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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は金属製の引裂容易部分開口蓋の改良に
関する。さらに言えば、缶蓋のほヾ中央から周辺
に向う開口部分となる引裂帯が、スコア線によつ
て水滴形又はそれに類似の形状(以下、一括して
水滴形と称する)に区画されており、その水滴形
状の上端(蓋の中心側)の小半円状部に引裂用タ
ブが固着され、スコア線の下端(蓋の周縁側の大
半円弧状部に沿い円弧状ビードが設けられている
蓋であつて、前記引裂帯内に蓋の下面側に突出す
る突部を具備する金属製の引裂容易な部分開口蓋
の改良に関する。
このような蓋の一例を第1図に示す。図におい
て、1は引裂きスコアー、2は該スコアー1によ
り水滴形に区劃されている引裂帯、3は該引裂帯
2の上端の小半円状部4に、リベツトRで固着さ
れている引裂き用タブ、6,6′は引裂帯の両側
5,5′のスコアーに沿い、その外側に設けた突
条である。
ところで、タブ3の持ち上げ端8がチツプアツ
プされているものでは、缶蓋を重ねたとき、下側
になる缶蓋のタブのチツプアツプ部が、上側に来
る缶蓋の内面側の塗膜と接し、摩擦するようにな
る。それで塗膜の剥離し易いスコアー個所におけ
る該剥離防止のために、引裂帯内の、前記リベツ
トに関しタブの持ち上げ端8と対称位置附近に、
缶蓋の直径方向に蓋の下面側に突出している細長
いビード7が設けられているのが普通である。な
お、タブの持ち上げ端8とリベツトRの中心との
間隔は、小さいタブの場合でも2cm位あり、一
方、凹部7は、リベツト中心から1cm程度離れた
ところから缶蓋の周辺方向に向つてのびているが
塗膜剥離の防止には、そのように離れた位置にビ
ード7をおいても、十分に有効である。
他方、開口容易な缶蓋であるためには、スコア
ー1の引裂きは、できるだけ小さい力で行われる
ことが望ましい。
引裂帯2を区劃するスコアー1の破断は、タブ
3の持ち上げ端8を持ち上げてリベツトの周辺を
ほぼ半円形に取り巻いているスコアーを破断する
第1の破断、該タブ全体を引張り上げて突条6,
6′間にある引裂帯2の末広がり状の直線スコア
ー部及び大端大半円弧状部の円弧部9の相当部分
を破断する第2の破断、及び引続いてタブを引張
り上げることにより該大円弧部9の残りの部分を
破断する第3の破断とからなるが、それらの破断
に要する力の夫々を、さらに小さくする手段とし
て、第2図に示すように引裂きスコアー1に平行
に補助スコアー11を設けることが知られてお
り、又、引裂帯2の下端大半円弧状部10の破
断、つまり第3の破断に要する力を小さくする手
段として、該円弧状部10に沿い、その外側もし
くは内側に一本の円弧状ビード12もしくは13
をおくことも知られている。
このような構成をもつ缶蓋は、それをもたない
第1図図示の缶蓋に比べると、可成り破断力が減
少しているが、それでも、例えば、ブリキ製缶蓋
では、第3の破断力が9Kgを越えており、破断困
難の感を与える。
本考案はこの第3の破断力の減少をはかること
を目的とするもので、その特徴は、引裂用タブの
先端部の下から発して、前記内側(もしくは外
側)円弧状ビードの円弧の両端を結ぶ線を越えて
のび、蓋の下面側に突出する突部を引裂帯内に設
けることに在る。
本考案缶蓋の具体例を第3図により説明する。
図中、21は引裂きスコアー、11は補助スコア
ー、13は引裂きスコア線21の大半円弧29に
沿う内側円弧状ビードであり、引裂用タブ23は
リベツトRで引裂帯22の上端の小半円状部24
に固着されている。なお26,26,′は第1図
の突条6,6′に対応する突条である。以上は、
実質上、従来構造と同じである。異なるところは
蓋の下面側に突出する突部27の構成にある。
即ち、本考案では、蓋の下面側に突出する突部
27は、引裂帯上にのびているタブ23の先端部
20の下から発して、引裂帯の大半円状部30を
囲むスコア線の大半円弧状部29に沿つて設けた
引裂帯内の円弧状内ビード13(引裂帯外の円弧
状外ビード12〔第2図〕であつてもよいが、図
例では内ビードとしてある)の両端15,15′
を結ぶ仮想線14を越えて、缶蓋の周辺側に至つ
ている。
第3図図示の具体例では、デザイン及び加工上
から蓋の下面側に突出する突部27の形状をアン
プル形とし、その小径部側の端の小円弧部31
(第5図)がタブ23の先端部20と僅かに重な
り合うように配置し、その大径部側の端の大円弧
部32を該円弧の中心O(第3図)が仮想線14
上にある円弧とした。又小径部の巾Wを3・5
mm、大径部の巾W′を6mmにした。
尚、引裂きスコアー21の平均残存厚は0.0734
mm(5個の平均)、補助スコア11の平均残存厚
は0.0765mm(5個の平均)であつた。
このようにして得た缶蓋Bを巻締めた実缶(内
容品が充填され常法により処理された缶)につい
て、前記第1、第2、第3の各破断力を測定した
ところ次の通りであつた。
第1の破断力の最大値…2.63Kg(5個の平均) 第2の破断力の最大値…4.1Kg( 〃 ) 第3の破断力の最大値…7.92Kg( 〃 ) 比較例として引裂帯内の突部を、上記具体例に
おけるアンプル形の突部27からその上部小径部
を除き、かつスコア線の大半円弧状部に沿う円弧
状ビードの両端を結ぶ仮想線を越えない長孔形と
した点を除いては、上記具体例と全く同一の材
料、形態、寸法の缶蓋を作り、同様実缶にまきし
めたのち、各破断力を測定した。その結果は次の
通りであつた(5個の平均)。
第1の破断力の最大値……2.55Kg 第2の破断力の最大値……4.40Kg 第3の破断力の最大値……9.08Kg 破断開始後、引裂帯を完全に缶蓋から分離する
までの破断力の移り変りを第6図に示す。50,
51,52はそれぞれ本具体例の第1、第2、第
3各破断力の最大値を示し、60,61,62は
比較例のそれを示す。
本具体例缶蓋の破断力を比較例缶蓋のそれと比
較すると、第1の破断力だけは僅かに大きくなつ
ているが、第2の破断力は0.21Kg減少しており、
第3の破断力は1.16Kg減少している。とくに、こ
の第3の破断力の差は実際に開缶する人に、明確
に破断し易いという感じを与えるに足る大きさで
ある。
なお、上記具体例では引裂帯内に設けた突部の
形状をアンプル形にしたが、これに限らず三角形
状、長孔形等でもよい。要するに、その空部の始
発点が引裂きタブの先端部の下にあり、その終点
が、引裂帯の大半円弧状部に沿つて設けた内(も
しくは外)円弧形ビードの円弧の両端を結ぶ仮想
線を越えていればよいのである。
本考案の蓋において第3の破断力が減少する理
由は明らかでないが、引裂帯内の突部が引裂用タ
ブの先端部の下から発して、前記円弧状ビードの
両端を結ぶ線を越えてのびているので、スコアの
直線部及び大半円弧状部の相当部分を破断する第
2の破断時に引裂用タブの持ち上げ端を引上げて
引張られる引裂帯の湾曲度合が従来のものに比べ
て小さいことから、引張り破断ではなく、せん断
に近い状態で小さい力で破断できるとともに、大
半円弧状部の破断個所が長くなり、従つて第3の
破断により破断される長さが短かくなること、及
びこの第3の破断時においても引裂帯に湾曲度合
いは小さく保たれていることから従来のものに比
べるとせん断に近い方の状態で破断されることに
より、前記の通り第3の破断に要する力が小さく
なるものと推定される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来缶蓋例の平面図、第2図は他の
従来缶蓋例における部分説明図、第3図は本考案
缶蓋例の平面図、第4図は第3図−線断面
図、第5図は凹部の形状例を示す平面図、第6図
は本考案具体例と比較例とにおける破断力を示す
グラフである。 1…21……引裂きスコア、2,22……引裂
帯、3,23……タブ、20……タブの先端、
4,24……上端小半円弧状部、10,30…下
端大半円弧状部、7,27……凹部、12……円
弧状外ビード、13……円弧状内ビード、14…
…仮想線、15,15′……円弧状内ビードの先
端。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スコア線によつて区画される水滴形引裂帯をも
    ち、該引裂帯の小半円状部に引裂用タブが固着さ
    れ、前記スコア線の大半円弧状部に沿い円弧状ビ
    ードが設けられている蓋であつて、前記引裂帯内
    に蓋の下面側に突出する突部を具備する金属製の
    引裂容易な部分開口蓋において、 引裂帯内の前記突部が、引裂用タブの先端部の
    下から発して、前記円弧状ビードの両端を結ぶ線
    を越えてのびていることを特徴とする金属製引裂
    容易部分開口蓋。
JP11118681U 1981-07-27 1981-07-27 金属製引裂容易部分開口蓋 Granted JPS5817328U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11118681U JPS5817328U (ja) 1981-07-27 1981-07-27 金属製引裂容易部分開口蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11118681U JPS5817328U (ja) 1981-07-27 1981-07-27 金属製引裂容易部分開口蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5817328U JPS5817328U (ja) 1983-02-02
JPS6144987Y2 true JPS6144987Y2 (ja) 1986-12-18

Family

ID=29905526

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JP11118681U Granted JPS5817328U (ja) 1981-07-27 1981-07-27 金属製引裂容易部分開口蓋

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2757945T3 (es) 2017-04-13 2020-04-30 Johannes Luebbering Gmbh Dispositivo de atornillamiento y sistema de atornillamiento portátil

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS474313U (ja) * 1971-02-12 1972-09-09
JPS5639001U (ja) * 1979-09-03 1981-04-13

Patent Citations (2)

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JPS474313U (ja) * 1971-02-12 1972-09-09
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JPS5817328U (ja) 1983-02-02

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