JPH0619477B2 - 転倒ます型雨量計 - Google Patents

転倒ます型雨量計

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JPH0619477B2
JPH0619477B2 JP2291273A JP29127390A JPH0619477B2 JP H0619477 B2 JPH0619477 B2 JP H0619477B2 JP 2291273 A JP2291273 A JP 2291273A JP 29127390 A JP29127390 A JP 29127390A JP H0619477 B2 JPH0619477 B2 JP H0619477B2
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JP
Japan
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fall
rainwater
solenoid valve
falling
rain gauge
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JP2291273A
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一夫 丸山
一男 星
実 堺本
隆志 岸田
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YOKOKAWA UEZATSUKU KK
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YOKOKAWA UEZATSUKU KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
    • Y02A90/10Information and communication technologies [ICT] supporting adaptation to climate change, e.g. for weather forecasting or climate simulation

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は雨量測定に利用する。本発明は雨量の測定精度
を高めた転倒ます型雨量計に関する。
〔概要〕
本発明は、所定開口面積の受水口から導入された雨水が
ます内で一定重量になったときに転倒排水し、その転倒
排水の回数を電気的に検出して雨量を措定する転倒ます
型雨量計において、 転倒ますの転倒動作を検出し、転倒動作中に流入する雨
水を自動的に遮断してますに流入する雨水が所合量以上
になることを防止することにより、 雨量の計測精度を向上させるようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来の転倒ます型雨量計は、第4図に示すように所定の
開口面積を有する受水口2と、この受水口2の雨水が導
入されてその雨水が一定重量になったときに転倒して排
水する転倒ます4と、この転倒ます4の転倒毎に電気信
号を発生して所定時間当りの転倒回数を計数する電気信
号発生回路20とを備える。
第5図〜第7図は転倒ます型雨量計の動作原理を示す図
である。雨水は円筒1の上部に設けられた受水口2て捕
捉され、ろ水器3を介して転倒ます4に滴下する。転倒
ます4は容量および重量が同一である隣り合う二つのま
す4aおよび4bにより構成され、ます4aおよび4b
の中央の隔壁5の下部に設けられた支点6を中心に回動
する。
一方のます、例えばます4aに滴下する雨水が規定量
(通常は雨量に換算して0.5mm または1mmに設定され
る)に達すると、重量の不均衡により第5図に示すよう
に右側へ転倒を開始し、第6図に示すように転倒ます4
の底面よりも下側に配置されたストッパ7aの位置で転
倒動作が停止してます4a内の雨水を排水口8aに排出
する。
ます4a内の雨水が排出されると、雨水はろ水器3の排
水路3aに対向したます4b滴下する。同様にます4b
に規定量の雨水が滴下されると、転倒ます4は第4図に
示すように左側に転倒し、ストツパ7bの位置で停止し
て雨水を排水口8bに排出する。
このような転倒動作が行われるたびに、電気信号発生回
路20がその回数をパルス信号として検出し雨量を計測す
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来の転倒ます型雨量計は、ます4aまたは
4bに滴下し雨水が規定量に達し、転倒動作が開始され
第7図に示す全転倒角度aの1/2の角度bを回動する間
にも雨水がます4aまたは4bに滴下し続けるために、
正規の1転倒分の雨量(規定量)を上まわる量の滴下に
対しても1転倒と判断され、計測した雨量値が実際の降
雨量よりも少ないもとなる問題がある。この傾向は雨の
降り方が激しくなるほど顕著に現れる。
本発明はこのような問題を解決するもので、転倒ますの
動作中における雨水の滴下を停止し、計測精度を高める
ことができる雨量計を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、所定の開口面積の受水口と、この受水口の雨
水が導入されその雨水が一定重量になったときに転倒し
排水する転倒ますと、この転倒ますの転倒毎に電気信号
を発生する電信号発生回路とを備えた転倒ます型雨量計
において、前記転倒ますが転倒動作中であることを電気
的に検出するセンサ回路と、前記受水口と前記転倒ます
との間の雨水の流路に設けられ前記センサ回路の検出出
力が送出されている間その流路を遮断する電磁弁とを備
えたことを特徴とする。
前記受水口と前記転倒ますとの間にろ水器が設けられ、
前記電磁弁が設けられる流路はこのろ水器の排水路であ
り、前記ろ水器には、このろ水器に溜まった雨水の溢水
が前記電磁弁を通過せずに前記転倒ますに導入されるバ
イパス路が設けられ、前記センサ回路は前記電気信号発
生回路とは別に設けられることが望ましい。
〔作用〕
転倒ますの一方に雨水が規定量滴下され転倒動作が開始
されたときに、その転倒動作開始を電気的に検出し、受
水口と転倒ますとの間の雨水の流路に設けられた電磁弁
を自動的に動作させ雨水の滴下を遮断し、転倒動作終了
時に電磁弁を開放して通常状態に戻す。
これにより、転倒ます動作中の雨水の滴下を停止させる
ことができ、降雨量の計測精度を高めることができる。
さらに、ろ水器に溜まった雨水の溢水が電磁弁を通過せ
ずに転倒ますに導入されるバイパス路を設けることによ
り、電磁弁の故障により排水路が閉状態になっても雨量
の計測を続行することができる。
〔実施例〕
次に、本発明実施例を図面に基づいて説明する。第1図
は本発明実施例の構成を示す図である。
本発明実施例は、円筒1に設けられた所定の開口面積の
受水口2と、同一容量のます4aおよび4bにより構成
され、受水口2からの雨水が一定重量になったときに転
倒し排水する転倒ます4と、転倒ます4の転倒毎に電気
信号を発生する第4図に示す電気信号発生回路20とを備
えさらに、本発明の特徴として、マグネット9およびリ
ードスイッチ10を備え、転倒ます4が転倒動作中である
ことを電気的に検出するセンサ回路21と、受水口2と転
倒ます4との間の雨水の流路に設けられセンサ回路21の
検出出力が送出されている間図外のの制御手段の制御に
よりその流路を遮断する電磁弁22とを備える。センサ回
路21は転倒ます4に取付けたマグネット9と、固定側に
取り付けたリードスイッチ10とを含む。電磁弁22とリー
ドスイッチ10は図外の電源を含み直列閉回路により単純
に構成される。
受水口2と転倒ます4との間にはろ水器3が設けられ、
電磁弁22が設けられる流路はこのろ水器3の排水路3a
であり、ろ水器3には、溜まった雨水の溢水が電磁弁22
を通過せずに転倒ます4に導入されるバイパス路11が設
けられ、センサ回路21は転倒ます4の転倒毎に電気信号
を発生する第4図に示す電気信号発生回路20とは別に設
けられる。
次に、このように構成された本発明実施例の動作につい
て説明する。第2図はろ水器3、転倒ます4、および電
磁弁22の動作の流れを説明する図、第3図(a)〜(c)は転
倒ます動作時の電気信号発生回路およびセンサ回路の出
力と電磁弁動作との関係を示すタイミグチャートであ
る。
雨水がます4aに規定量溜まると転倒ます4は支点6を
中心に転倒を開始し(第2図)、排水口8aへの排水
を開始する(第2図)。この時点でセンサ回路21が第
3図(b)に示すように転倒動作開始を検出し、その検出
信号を送出して同図(c)に示すように電磁弁22を動作さ
せ排水路3aの流路を遮断する。これによりろ水器3か
らます4aへの雨水の滴下は停止する。
転倒が継続し転倒ます4が平行になる位置に近づくと、
第4図に示す電気信号発生回路20が第3図(a)に示すよ
うに転倒開始を検出し、検出信号を出力する。転倒ます
4が平行状態を経過し(第2図)、ストッパ7a側に
傾き始めると第3図(a)に示すように電気信号発生回路2
0はオフ状態となり、続いて第3図(c)に示すようにセン
サ回路21からの出力がオフとなり電磁弁22を開放状態に
する(第2図)。電磁弁22の開放動作により雨水はま
す4b側に滴下し始め、転倒ます4がストッパ7aに当
接して転倒動作を停止する(第2図)。
以後、排水路3aからの雨水はます4bに継続して滴下
し、規定量に達したときに、ストッパ7b側への転倒を開
始して前述した動作を同様に繰り返す。
転倒ます4の起動検出は、上述したように非接触方式で
行われ電気信号により排水路3aの開閉を行うために、
機械的損失が付加されることなく信頼性を損なうことは
ない。
このような動作により、ます4aまたは4b内に規定量
の雨水が溜まった後に余分の雨水が追加されることを防
ぐことができる。
電磁弁22に故障が発生し排水路3aが常時閉状態になっ
たときにはろ水器3に溜まった雨水はバイパス路11を経
由して転倒ます4に滴下し、その間の計測精度はやや低
下するものの計測を続行することができる。
また、電磁弁の故障により排水路3aが開状態になる場
合も考えられるので、センサ回路21の出力を受けて電磁
弁22を動作させる図外の制御手段に、故障発生時に警報
を発生する手段を設けることも可能である。
本実施例では、転倒ます4の起動検出にマグネット9お
よびリードスイッチ10を備えたセンサ回路21を用いた
が、特に限定されるものではなく、例えば光電スイッ
チ、あるいは近接スイッチを用いることができ、電磁弁
の使用電圧、スイッチの接点容量、製造コストなどを考
慮して選択すればよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、転倒ますの転倒動
作中に捕捉した雨水が一時ろ水器に蓄えられ、転倒終了
時に他方のますへ滴下されるために、ます内の雨水が規
定量を超えて滴下されることがなく、雨量計測の精度を
向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の構成を示す図。 第2図は本発明実施例のろ水器、転倒ます、および電磁
弁の動作の流れにおける関係を説明する図。 第3図は本発明実施例の電気信号発生回路およびセンサ
回路と電磁弁の動作との関係を示すタイミングチャー
ト。 第4図は従来例の構成を示す図。 第5図は転倒ますの転倒動作開始状態を説明する図。 第6図は転倒ますの転倒終了状態を説明する図。 第7図は転倒ますの転倒動作範囲を示す図。 1……円筒、2……受水口、3……ろ水器、4……転倒
ます、4a 、4b ……ます、5……隔壁、6……支点、
7a 、7b ……ストッパ、8a 、8b ……排水口、9…
…マグネット、10……リードスイッチ、11……バイパス
路、21……センサ回路、22……電磁弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸田 隆志 東京都中央区新川1丁目5番13号 中浅測 器株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−35387(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の開口面積の受水口と、 この受水口の雨水が導入されその雨水が一定重量になっ
    たときに転倒し排水する転倒ますと、 この転倒ますの転倒毎に電気信号を発生する電気信号発
    生回路と を備えた転倒ます型雨量計において、 前記転倒ますが転倒動作中であることを電気的に検出す
    るセンサ回路と、 前記受水口と前記転倒ますとの間の雨水の流路に設けら
    れた前記センサ回路の検出出力が送出されている間その
    流路を遮断する電磁弁と を備えたことを特徴とする転倒ます型雨量計。
  2. 【請求項2】前記受水口と前記転倒ますとの間にろ水器
    が設けられ、前記電磁弁が設けられる流路はこのろ水器
    の排水路である請求項1記載の転倒ます型雨量計。
  3. 【請求項3】前記ろ水器には、このろ水器に溜まった雨
    水の溢水が前記電磁弁を通過せずに前記転倒ますに導入
    されるバイパス路が設けられた請求項2記載の転倒ます
    型雨量計。
  4. 【請求項4】前記センサ回路は前記電気信号発生回路と
    は別に設けられた請求項1記載の転倒ます型雨量計。
JP2291273A 1990-10-29 1990-10-29 転倒ます型雨量計 Expired - Lifetime JPH0619477B2 (ja)

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