JPH06194620A - 色フィルター装置および画像投影装置 - Google Patents

色フィルター装置および画像投影装置

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JPH06194620A
JPH06194620A JP34399292A JP34399292A JPH06194620A JP H06194620 A JPH06194620 A JP H06194620A JP 34399292 A JP34399292 A JP 34399292A JP 34399292 A JP34399292 A JP 34399292A JP H06194620 A JPH06194620 A JP H06194620A
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light
color
image
color filter
red
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JP34399292A
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Hideo Yokota
秀夫 横田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像投影装置を、装置全体の小型化およびカ
ラー画像の高精細化などが図れるようにする。 【構成】 画像投影装置10は、光源11と、リフレク
ター12と、複数の二次光源を生成するためのマイクロ
レンズアレイ13と、透過する白色光の波長帯を時間的
に切り換える回転色フィルター14と、ライトバルブ1
5と、駆動制御信号CV とタイミング信号Tとを生成す
る映像信号制御回路20と、駆動制御信号CV に従って
ライトバルブ15の各画素を駆動するライトバルブドラ
イバー21と、回転色フィルター情報Iを検出するエン
コーダー22と、回転駆動制御信号CF を生成する色フ
ィルター駆動制御回路23と、回転駆動制御信号CF
従って回転色フィルター14を回転駆動する色フィルタ
ードライバー24と、同期信号Sを生成する同期信号発
生回路25とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色フィルター装置およ
び画像投影装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
A.本発明の色フィルター装置および本発明の第1の画
像投影装置について 〔従来の技術〕テレビジョン信号などによるカラー画像
をライトバルブにより生成し、そのカラー画像をスクリ
ーンに拡大投影し、家庭においても臨場感のある映像を
作成できる画像投影装置としては、以下に示すものが提
案されている。
【0003】(1)特開昭60−179723号公報お
よび特開昭62−125791号公報に開示されている
画像投影装置 この画像投影装置は、白色光を発する光源と、光源から
発せられた白色光を赤,緑および青の3つの色光に分解
する、ダイクロイックミラーまたはダイクロイックプリ
ズムなどを用いて構成された色分解手段と、色分解手段
で分解された赤色光,緑色光および青色光をカラー画像
の赤,緑および青色成分に応じてそれぞれ変調するライ
トバルブとして用いられる赤色用,緑色用および青色用
の3つの液晶パネルと、各液晶パネルで変調された赤色
光,緑色光および青色光を合成して白色光に変換する、
ダイクロイックミラーやダイクロイックプリズムなどに
より構成される色合成手段と、色合成手段により変換さ
れた白色光をスクリーンに投射する投写レンズとを含
む。
【0004】(2)特開昭60−7467号公報に開示
されている画像投影装置 この画像投影装置は、白色光を発する光源と、光源から
発せられた白色光が入射される、ライトバルブとして用
いられる液晶パネルと、液晶パネルを透過した白色光を
スクリーンに投射する投写レンズとを含む。ここで、液
晶パネルは、赤,緑および青のフィルターを各画素ごと
に対応させて各画素の透過光の色を異ならせることによ
り、白色光をカラー画像に応じて変調するものである。
【0005】(3)特開昭62−150317号公報に
開示されている画像投影装置 この画像投影装置は、図28に示すように、液晶パネル
152 の前に配置されたプリズムアレイ151 を有する。こ
れにより、この画像投影装置では、プリズムアレイ151
の各微小なプリズムの分光作用によって白色光を赤,緑
および青の3つの色光に分離するとともに、プリズムア
レイ151 の各プリズムから出射される赤,緑および青の
色光が液晶パネル152 に入射する位置に対応して液晶パ
ネル152の赤,緑および青の各画素(図中R,G,Bで
示す。)をそれぞれ配置することにより、一つの液晶パ
ネル152 でカラー画像を生成する。
【0006】(4)実開昭62−25932号公報に開
示されている画像投影装置 この画像投影装置は、図29(A),(B)にそれぞれ
示すように、光源161からスクリーン169 までの光路中
に設けられた、赤,緑および青のカラーフィルター16
3R,163G,163Bが交互に配置された回転フィルター163 を
有する。これにより、この画像投影装置では、回転フィ
ルター163 を回転させることにより、光源161 から発せ
られた白色光の色を時間的に変化させ、残像現象を利用
して一つの液晶パネル162 でカラー画像を生成する。
【0007】〔発明が解決しようとする課題〕しかしな
がら、上述した従来の画像投影装置では、以下に示すよ
うな問題がある。
【0008】(1)特開昭60−179723号公報お
よび特開昭62−125791号公報に開示されている
画像投影装置では、液晶パネルが3つ必要であるととも
に、色分解手段および色合成手段の大きさが大きくなる
ため、画像投影装置の装置全体が大型化してしまうとい
う問題がある。
【0009】(2)特開昭60−7467号公報に開示
されている画像投影装置および特開昭62−15031
7号公報に開示されている画像投影装置では、液晶パネ
ルの実際の画素数の1/3の画素数でしかカラー画像を
生成することができず、高精細なカラー画像を生成する
ことができないという問題がある。
【0010】(3)実開昭62−25932号公報に開
示されている画像投影装置では、白色光が回転フィルタ
ー163 を透過する範囲(図29(B)に点線で囲んだ範
囲)に比べて、各カラーフィルター163R,163G,163Bの大
きさを大きくする必要があること、および、カラー画像
をスクリーン169 に投影するのに必要な時間に比べ、色
が切り換わる時間(白色光が互いに隣り合う2つのカラ
ーフィルターを透過する時間)が長く、カラー画像をス
クリーン169 に投影する効率が悪いという問題がある。
【0011】本発明の第1の目的は、画像投影装置の装
置全体の小型化,カラー画像の高精細化およびカラー画
像をスクリーンに投影する効率向上が図れる色フィルタ
ー装置および該色フィルター装置を備えた画像投影装置
を提供することにある。
【0012】B.本発明の第2の画像投影装置について 〔従来の技術〕従来、複数の液晶パネルを用いた液晶プ
ロジェクター(画像投影装置)においては、光源から発
せられた非偏光光のうち、実際に各液晶パネルに入射さ
れるのは、液晶パネルの偏光方向に一致する偏光成分の
直線偏光光のみであり、この直線偏光光と互いに直交す
る偏光成分の直線偏光光は、各液晶パネルよりも光源側
に設けられた偏光フィルターでカットされている。した
がって、偏光フィルターにおいて光のエネルギーが熱に
変換される結果、偏光フィルターが発熱してしまい、液
晶パネルの動作に悪影響をもたらしている。
【0013】偏光フィルターの発熱を防止できる液晶プ
ロジェクターの一つとして、図30に示すような液晶プ
ロジェクターが特開平3−63690号公報に開示され
ている。この液晶プロジェクター1000は、白色非偏光光
を発する光源1001と、光源1001から発せられた白色非偏
光光を図示上方に反射するリフレクター1002と、リフレ
クター1002の出射面に設けられたコリメートレンズ1003
と、コリメートレンズ1003の図示上方に設けられたλ/
4光学位相板1004と、λ/4光学位相板1004の図示上方
に設けられた偏光ビームスプリッタ1005と、偏光ビーム
スプリッタ1005の図示上方に設けられた反射ミラー1006
と、偏光ビームスプリッタ1005の図示左方に設けられた
クロスダイクロイックプリズム1007と、クロスダイクロ
イックプリズム1007の図示上方,左方および下方にそれ
ぞれ設けられた反射型の液晶パネル1008R,1008G,1008B
と、偏光ビームスプリッタ1005の図示右方に設けられた
投写レンズ1009とを含む。
【0014】液晶プロジェクター1000では、光源1001か
ら発せられた白色非偏光光は、偏光ビームスプリッタ10
05で、図示左方に反射される第1の白色直線偏光光と、
図示上方に透過する第2の白色直線偏光光とに分離され
る。第1の白色直線偏光光は、クロスダイクロイックプ
リズム1007で、赤色直線偏光光が図示上方に反射され、
緑色直線偏光光が図示左方に透過し、青色直線偏光光が
図示下方に反射されることにより、赤色直線偏光光と緑
色直線偏光光と青色直線偏光光とに分解される。赤色直
線偏光光と緑色直線偏光光と青色直線偏光光とはそれぞ
れ、各液晶パネル1008R,1008G,1008B でカラー画像の
赤,緑および青色成分に応じて変調されることにより変
調赤色直線偏光光と変調緑色直線偏光光と変調青色直線
偏光光とに変換されたのち、クロスダイクロイックプリ
ズム1007側へ反射される。変調赤色直線偏光光と変調緑
色直線偏光光と変調青色直線偏光光とは、クロスダイク
ロイックプリズム1007で、変調緑色直線偏光光が図示右
方に反射され、変調緑色直線偏光光が図示右方に透過
し、変調青色直線偏光光が図示右方に反射されることに
より、合成されて、変調白色直線偏光光に変換される。
変調白色直線偏光光は、偏光ビームスプリッタ1005を透
過したのち、投写レンズ1009によりスクリーン(不図
示)に投射される。これにより、スクリーンにカラー画
像が拡大投影される。
【0015】一方、第2の白色直線偏光光は、反射ミラ
ー1006で偏光ビームスプリッタ1005側に反射されたの
ち、偏光ビームスプリッタ1005およびλ/4光学位相板
1004を透過して光源1001に戻される。その後、第2の白
色直線偏光光は、リフレクター1002で偏光ビームスプリ
ッタ1005側に反射されたのち、λ/4光学位相板1004を
透過して偏光ビームスプリッタ1005に再度入射する。こ
のとき、第2の白色直線偏光光は、反射ミラー1006で反
射されたのち2回だけλ/4光学位相板1004を透過する
ことにより、その偏光方向が第1の直線偏光光の偏光方
向と一致するように回転される。その結果、偏光ビーム
スプリッタ1005に再度入射した第2の白色直線偏光光
は、偏光ビームスプリッタ1005で図示左方に反射され、
上記した第1の直線偏光光と同様にして、各液晶パネル
1008R,1008G,1008B の照明光として利用される。
【0016】液晶プロジェクター1000では、偏光ビーム
スプリッタ1005で白色非偏光光を第1の白色直線偏光光
と第2の白色直線偏光光とに予め分離することにより、
各液晶パネル1008R,1008G,1008B に設けられた偏光フィ
ルターで発生する熱の量を軽減させることができるとと
もに、第2の白色直線偏光光を光源1001に戻したのち各
液晶パネル1008R,1008G,1008B の照明光として利用する
ことができるため、光源1001から発せられる白色非偏光
光を有効に利用することができる。
【0017】光源から発せられた白色非偏光光を赤色円
偏光光,緑色円偏光光および青色円偏光光に分解する色
分解手段の一つとして、図31に示すものが特開平4−
113309号公報に開示されている。
【0018】この色分解手段は、光源1011から発せられ
た白色非偏光光の光軸上に設けられた偏光ビームプリッ
タ1021と、偏光ビームプリッタ1021の図示左方に設けら
れた赤色用λ/4光学位相板1022R と、赤色用λ/4光
学位相板1022R の偏光ビームプリッタ1021と反対側に設
けられた赤色透過ダイクロイックフィルター1023R と、
偏光ビームプリッタ1021の図示上方に設けられた緑色用
λ/4光学位相板1022 G と、緑色用λ/4光学位相板10
22G の偏光ビームプリッタ1021と反対側に設けられた緑
色透過ダイクロイックフィルター1023G と、偏光ビーム
プリッタ1021の図示右方に設けられた青色用λ/4光学
位相板1022B と、青色用λ/4光学位相板1022B の偏光
ビームプリッタ1021と反対側に設けられた青色透過ダイ
クロイックフィルター1023B とを含む。
【0019】光源1011から発せられた白色非偏光光は、
図示実線で示す白色P偏光光PR+G+ B が偏光ビームプリ
ッタ1021を透過し、図示破線で示す白色S偏光光S
R+G+B が偏光ビームプリッタ1021で図示左方に反射され
ることにより、2つの白色直線偏光光に変換される。
【0020】白色P偏光光PR+G+B は、緑色用λ/4光
学位相板1022G を透過したのち、緑色透過ダイクロイッ
クフィルター1023G に入射する。白色光(R+G+B)
のうち緑色光(G)は緑色透過ダイクロイックフィルタ
ー1023G を透過し、図示上方に出射される。一方、マゼ
ンタ光(R+B)は緑色透過ダイクロイックフィルター
1023G で図示下方に反射され、緑色用λ/4光学位相板
1022G を再度透過することにより、マゼンタS偏光光S
R+B に変換される。マゼンタS偏光光SR+B は、偏光ビ
ームプリッタ1021で図示右方に反射され、青色用λ/4
光学位相板1022 B を透過したのち、青色透過ダイクロイ
ックフィルター1023B に入射する。マゼンタ光(R+
B)のうち青色光(B)は青色透過ダイクロイックフィ
ルター1023 B を透過し、図示右方に出射される。一方、
赤色光(R)は青色透過ダイクロイックフィルター1023
B で図示左方に反射され、青色用λ/4光学位相板1022
B を再度透過することにより、赤色P偏光光PR に変換
される。赤色P偏光光PR は、偏光ビームプリッタ1021
を透過し、赤色用λ/4光学位相板1022R を透過したの
ち、赤色透過ダイクロイックフィルター1023R に入射す
る。赤色光(R)は赤色透過ダイクロイックフィルター
1023R を透過し、図示左方に出射される。
【0021】また、白色S偏光光SR+G+B は、赤色用λ
/4光学位相板1022R を透過したのち、赤色透過ダイク
ロイックフィルター1023R に入射する。白色光(R+G
+B)のうち赤色光(R)は赤色透過ダイクロイックフ
ィルター1023R を透過し、図示左方に出射される。一
方、シアン光(G+B)は赤色透過ダイクロイックフィ
ルター1023R で図示右方に反射され、赤色用λ/4光学
位相板1022R を再度透過することにより、シアンP偏光
光PG+B に変換される。シアンP偏光光PG+B は、偏光
ビームプリッタ1021を透過し、青色用λ/4光学位相板
1022B を透過したのち、青色透過ダイクロイックフィル
ター1023B に入射する。シアン光(G+B)のうち青色
光(B)は青色透過ダイクロイックフィルター1023B
透過し、図示右方に出射される。一方、緑色光(G)は
青色透過ダイクロイックフィルター1023B で図示左方に
反射され、青色用λ/4光学位相板1022B を再度透過す
ることにより、緑色S偏光光SG に変換される。緑色S
偏光光SG は、偏光ビームプリッタ1021で図示上方に反
射され、緑色用λ/4光学位相板1022G を透過したの
ち、緑色透過ダイクロイックフィルター1023G に入射す
る。緑色光(G)は緑色透過ダイクロイックフィルター
1023G を透過し、図示上方に出射される。
【0022】したがって、この色分解手段を用いる用い
ることにより、光源1011から発せられた白色非偏光光を
赤色円偏光光と緑色円偏光光と青色円偏光光に効率よく
分解することができる。
【0023】〔発明が解決しようとする課題〕しかしな
がら、図30に示した液晶プロジェクター1000のよう
に、色分解手段と色合成手段とを一つのクロスダイクロ
イックプリズム1007で実現することは、反射型の液晶パ
ネルを用いる場合には可能であるが、透過型の液晶パネ
ルを用いる場合には不可能である。したがって、透過型
の液晶パネルを用いる場合には、色分解手段と色合成手
段とを別々に設けるとともに、光源との色分解手段と間
に偏光ビームプリッタを配置することとなり、スペース
的に非常に大きくなり、画像投影装置(液晶プロジェク
ター)の装置全体が大型化してしまうという問題があ
る。また、図31に示した色分解手段では、出射される
各色光は円偏光光であり、また、出射側にさらに1/4
位相板を設け直線偏光光に変換してもP偏光光とS偏光
光とが混在した光となるため、偏光フィルターの発熱の
問題を解決することができない。
【0024】本発明の第2の目的は、コンパクトな構成
で偏光フィルターの発熱を防止することができるととも
に、光利用効率のよい画像投影装置を提供することにあ
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の色フィルター装
置は、少なくとも2つ以上の集光手段を有する集光手段
アレイと、該集光手段アレイの前記各集光手段の焦光点
位置近傍に設けられた、透過光の波長域がそれぞれ異な
る少なくとも2種以上の色フィルターが交互に配置され
た色フィルターアレイと、該色フィルターアレイの移動
を制御する移動制御手段とを具備し、該移動制御手段
が、前記集光手段アレイの前記各集光手段から出射され
る光が同時に同種の前記色フィルターにそれぞれ照射さ
れるとともに、該光が照射される前記色フィルターの種
類を所定の時間ごとに順次切り換えるよう前記色フィル
ターアレイを移動させる。
【0026】または、透過光の光軸方向に重ねられた少
なくとも2つ以上の色フィルター用ライトバルブと、該
各色フィルター用ライトバルブのうちの1つのみを発色
状態とするよう該各色フィルター用ライトバルブをそれ
ぞれ制御する色フィルター用ライトバルブ制御手段とを
含む。
【0027】本発明の第1の画像投影装置は、光源と、
透過型のライトバルブと、前記光源と前記ライトバルブ
との間に配置された本発明の色フィルター装置と、該色
フィルター装置を透過してくる色光の色に対応する色の
モノクロ画像を前記ライトバルブに表示させるライトバ
ルブ制御手段とを具備することを特徴とする画像投影装
置。
【0028】本発明の第2の画像投影装置は、白色非偏
光光を発する光源部と、該光源部から入射される前記白
色非偏光光を少なくとも2つの色直線偏光光に分離する
色分解手段と、該色分解手段から入射される前記色直線
偏光光の波長帯の色成分の画像信号に応じて該色直線偏
光光を変調する少なくとも2つの画像表示手段と、該各
画像表示手段からそれぞれ出射される光を合成する合成
手段とを備える画像投影装置において、前記色分解手段
が、前記光源部から発せられた前記白色非偏光光の光軸
とのなす角がほぼ45度の偏光分離面を有する偏光分離
手段と、該偏光分離手段と前記各画像表示手段との間に
前記光軸に対してほぼ垂直にそれぞれ設けられた、ある
波長帯の光を透過するダイクロイック面をそれぞれ有す
る少なくとも2つの色分解フィルターとを含む。
【0029】または、白色非偏光光を発する光源部と、
該光源部から入射される前記白色非偏光光を3つの色直
線偏光光に分離する色分解手段と、該色分解手段から入
射される前記色直線偏光光の波長帯の色成分の画像信号
に応じて該色直線偏光光を変調する3つの画像表示手段
と、該各画像表示手段からそれぞれ出射される光を合成
する色合成手段とを備える画像投影装置において、前記
色分解手段が、前記光源部から発せられた前記白色非偏
光光の光軸とのなす角がほぼ45度の偏光分離面を有す
る偏光分離手段と、該偏光分離手段と前記各画像表示手
段との間に前記光軸に対してほぼ垂直にそれぞれ設けら
れた、ある波長帯の光を透過するダイクロイック面をそ
れぞれ有する3つの色分解フィルターと、前記光源部か
ら発せられた前記白色非偏光光で前記偏光分離手段を透
過する光の光軸上の該偏光分離手段と前記色分解フィル
ターの間および該色分解フィルターと前記画像表示手段
との間にそれぞれ設けられた2つのλ/4光学位相板と
を含む。
【0030】
【作用】本発明の色フィルター装置は、移動制御手段
が、集光手段アレイの各集光手段から出射される光が同
時に同種の色フィルターにそれぞれ照射されるととも
に、光が照射される色フィルターの種類を所定の時間ご
とに順次切り換えるよう色フィルターアレイを移動させ
ることにより、色フィルターにおける光源像を従来に比
べて非常に小さくすることができる。
【0031】本発明の第1の画像投影装置は、光源とラ
イトバルブとの間に配置された本発明の色フィルター装
置と、色フィルター装置を透過してくる色光の色に対応
する色のモノクロ画像をライトバルブに表示させるライ
トバルブ制御手段とを具備することにより、色の切り換
え時間を従来に比べて短くすることができる。
【0032】本発明の第2の画像投影装置は、色分解手
段が、光源部から発せられた白色非偏光光の光軸とのな
す角がほぼ45度の偏光分離面を有する偏光分離手段
と、偏光分離手段と各画像表示手段との間に前記光軸に
対してほぼ垂直にそれぞれ設けられた、ある波長帯の光
を透過するダイクロイック面をそれぞれ有する少なくと
も2つの色分解フィルターとを含むことにより、色分解
手段から出射される各色照明光についてその偏光方向を
1つにすることができるとともに、光源部から発せられ
た白色非偏光光を効率よく再利用することができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0034】図1は、本発明の第1の画像投影装置の第
1の実施例を示す概略構成図である。
【0035】画像投影装置10は、白色光を発する、メ
タルハライドランプなどからなる光源11と、光源11
から発せられた白色光を集光するための集光手段である
リフレクター12と、リフレクター12で集光された白
色光が入射される、複数の二次光源を生成するためのマ
イクロレンズアレイ13と、マイクロレンズアレイ13
から出射される白色光が入射される、透過する白色光の
波長帯を時間的に切り換える回転色フィルター14と、
映像信号Vに応じて光の透過量を制御して画像を生成す
る、液晶パネルなどからなるライトバルブ15と、ライ
トバルブ15から出射される光をスクリーン30に投射
する投写レンズ16と、回転色フィルター14から出射
される光を効率よくライトバルブ15に導くための照明
補助レンズ17と、照明補助レンズ17から出射される
光を効率よく投写レンズ16の瞳に導くためのコンデン
サレンズ18とを含む。
【0036】また、画像投影装置10は、外部から入射
される映像信号Vより赤,緑および青の各色に対応して
ライトバルブ15の駆動を制御するための駆動制御信号
Vおよび後述するタイミング信号Tを生成する映像信
号制御回路20と、映像信号制御回路20から受け取っ
た駆動制御信号CV に従ってライトバルブ15の各画素
を駆動するライトバルブドライバー21と、回転色フィ
ルター14の回転の状態や初期位置などの回転色フィル
ター情報Iを検出するエンコーダー22と、映像信号制
御回路20から受け取ったタイミング信号Tおよびエン
コーダー22から受け取った回転色フィルター情報Iよ
り、回転色フィルター14の回転駆動を制御するための
回転駆動制御信号CF を生成する色フィルター駆動制御
回路23と、色フィルター駆動制御回路23から受け取
った回転駆動制御信号CF に従って回転色フィルター1
4を回転駆動する色フィルタードライバー24と、ライ
トバルブ15の駆動および回転色フィルター14の駆動
がそれぞれズレないように同期させる同期信号Sを生成
して、映像信号制御回路20および色フィルター駆動制
御回路23に出力する同期信号発生回路25とを含む。
【0037】次に、画像投影装置10の主要な構成要素
について説明する。
【0038】(1)マイクロレンズアレイ13 マイクロレンズアレイ13は、図2に示すように、微小
なレンズ131 の集合体からなるものであり、個々のレ
ンズ131 を小さくすることにより、個々のレンズ13
1 の焦点距離fを短くすることができる。光源11は、
理想的には、点光源であることが望ましい。しかし、実
際には、光源11は有限の大きさをもつため、リフレク
ター12で反射された白色光は様々な角度をもった光と
なる。そこで、マイクロレンズアレイ13を用いて個々
のレンズ131 の焦点距離fを短くすることにより、角
度をもった光でも二次光像の大きさを小さくすることが
できるため、後述するように、投影効率をよくすること
ができる。
【0039】(2)回転色フィルター14 回転色フィルター14は、図3に示すように、円板形状
を有し、赤,緑および青のカラーフィルター14R,14
G,14B が周方向に順に繰り返し配置されることによ
り、構成されている。なお、回転色フィルター14は、
マイクロレンズアレイ13におけるレンズ131 の配列
に合わせて径方向に対して3つの領域に分割されてお
り、各カラーフィルター14R,14G,14B の周方向の
幅は、中心に近い領域ほど大きくなっている。
【0040】(3)照明補助レンズ17 マイクロレンズアレイ13により二次光源像の位置に集
光された白色光はその後再び発散する。しかし、照明補
助レンズ17に適当な屈折力をもたせることにより、図
4に示すように、発散する白色光をライトバルブ15上
に重ねることができるため、光源11から発せられた白
色光をライトバルブ15の照明光として有効に利用する
ことができる。
【0041】ここで、マイクロレンズアレイ13を構成
する個々のレンズ131 のFナンバーFNOが、図5に示
すように、ライトバルブ15の有効径をφとし、二次光
源像の位置からライトバルブ15までの距離をLとした
とき、 FNO=1/{2×tan(θ/2)} (A1) ただし tan(θ/2)=φ/2L を満たすように設定されることにより、照明効率を向上
させることができる。なお、図5においては、図1に示
した照明補助レンズ17とコンデンサレンズ18とは、
説明の簡単のため、省略されている。
【0042】(4)コンデンサレンズ18 ライトバルブ15の照明に用いられる白色光を投写レン
ズ16の瞳に効率よく集光するような適当な屈折力をコ
ンデンサレンズ18にもたせることにより、ライトバル
ブ15から出射される光を効率よくスクリーン30に投
射することができる。特に、図6に示すように、マイク
ロレンズアレイ13による二次光源群の共役像が投写レ
ンズ16の瞳の近傍にできるように構成することによ
り、投写レンズ16での光の利用効率をさらによくする
ことができる。なお、図6においては、図1に示した回
転色フィルター14は、説明の簡単のため、省略されて
いる。
【0043】(5)映像信号制御回路20 映像信号制御回路20は、図7に示すように、外部から
入力される映像信号Vのアナログ赤色画像信号AR ,ア
ナログ緑色画像信号AG およびアナログ青色画像信号A
B をデジタル赤色画像信号DR ,デジタル緑色画像信号
G およびデジタル青色画像信号DB にそれぞれ変換す
る赤色用A/D変換回路41R ,緑色用A/D変換回路
41G および青色用A/D変換回路41B と、デジタル
赤色画像信号DR ,デジタル緑色画像信号DG およびデ
ジタル青色画像信号DB がそれぞれ格納される赤色用メ
モリ42R ,緑色用メモリ42G および青色用メモリ4
B と、デジタル赤色画像信号DR ,デジタル緑色画像
信号DG およびデジタル青色画像信号DB を択一的に選
択するためのスイッチ回路43と、デジタル赤色画像信
号DR ,デジタル緑色画像信号DG およびデジタル青色
画像信号DB をスイッチ回路43を介して赤色用メモリ
42R ,緑色用メモリ42G および青色用メモリ42B
から高速でそれぞれ読み出して合成する高速読出し合成
回路44と、高速読出し合成回路44で合成されたデジ
タル赤色画像信号DR ,デジタル緑色画像信号DG およ
びデジタル青色画像信号DB をアナログ赤色画像信号A
R ,アナログ緑色画像信号AG およびアナログ青色画像
信号AB にそれぞれ変換するD/A変換回路45と、ス
イッチ回路43の切換え制御用のタイミング信号Tを発
生するタイミング信号発生回路46とを含む。
【0044】次に、画像投影装置10の動作について、
図1および図7をそれぞれを参照して説明する。なお、
初期設定色は、赤色とする。
【0045】画像投影装置10の電源(不図示)が投入
されると、図7に示した映像信号制御回路20では、映
像信号Vのアナログ赤色画像信号AR ,アナログ緑色画
像信号AG およびアナログ青色画像信号AB は、赤色用
A/D変換回路41R ,緑色用A/D変換回路41G
よび青色用A/D変換回路41B でデジタル赤色画像信
号DR ,デジタル緑色画像信号DG およびデジタル青色
画像信号DB にそれぞれ並列に変換されたのち、赤色用
メモリ42R ,緑色用メモリ42G および青色用メモリ
42B にそれぞれ格納される。また、スイッチ回路43
は、タイミング信号発生回路46で発生されたタイミン
グ信号Tにより、高速読出し合成回路44がデジタル赤
色画像信号DR を読み出すように切り換えられる。その
結果、高速読出し合成回路44は、赤色用A/D変換回
路41R における変換速度の3倍の読出し速度で、赤色
用メモリ42R からデジタル赤色画像信号DR を読み出
す。読み出されたデジタル赤色画像信号DR は、D/A
変換回路45によりアナログ赤色画像信号AR に変換さ
れて、駆動制御信号CV として、映像信号制御回路20
からライトバルブドライバー21に出力される。これに
より、アナログ赤色画像信号AR に対応したモノクロ画
像が、ライトバルブ15に1フレーム分形成される。
【0046】一方、色フィルター駆動制御回路23は、
エンコーダー22から受け取った回転色フィルター情報
Iより回転色フィルター14の位置情報を得るととも
に、タイミング信号発生回路46から受け取ったタイミ
ング信号Tより、選択すべき回転色フィルター14の色
情報(この場合は、赤)を得る。色フィルター駆動制御
回路23は、得られた位置情報および色情報に基づい
て、マイクロレンズアレイ13の各レンズ131 からそ
れぞれ出射される各白色光が透過する位置に回転色フィ
ルター14の各赤のカラーフィルター14R がそれぞれ
くるようにさせる回転駆動制御信号CF を生成する。生
成された回転駆動制御信号CF は、色フィルター駆動制
御回路23から色フィルタードライバー24へ送られ
る。色フィルタードライバー24は、回転駆動制御信号
F に従って回転色フィルター14を駆動する。その結
果、回転色フィルター14の各赤のカラーフィルター1
R がそれぞれ、マイクロレンズアレイ13の各レンズ
131 からそれぞれ出射される各白色光が透過する位置
にくる。
【0047】以上により、マイクロレンズアレイ13の
各レンズ131 からそれぞれ出射される各白色光が、回
転色フィルター14,照明補助レンズ17,コンデンサ
レンズ18およびライトバルブをそれぞれ透過したの
ち、投写レンズ16によってスクリーン30に投射され
ることにより、1フレーム分の赤色画像がスクリーン3
0に拡大投影される。
【0048】続いて、スイッチ回路43は、タイミング
信号発生回路46で発生されたタイミング信号Tによ
り、高速読出し合成回路44がデジタル緑色画像信号D
G を読み出すように切り換えられる。その結果、高速読
出し合成回路44は、緑色用A/D変換回路41G にお
ける変換速度の3倍の読出し速度で、緑色用メモリ42
G からデジタル緑色画像信号DG を読み出す。読み出さ
れたデジタル緑色画像信号DG は、D/A変換回路45
によりアナログ緑色画像信号AG に変換されて、駆動制
御信号CV として、映像信号制御回路20からライトバ
ルブドライバー21に出力される。これにより、アナロ
グ緑色画像信号AG に対応したモノクロ画像が、ライト
バルブ15に1フレーム分形成される。
【0049】一方、色フィルター駆動制御回路23は、
エンコーダー22から受け取った回転色フィルター情報
Iより回転色フィルター14の位置情報を得るととも
に、タイミング信号発生回路46から受け取ったタイミ
ング信号Tより、選択すべき回転色フィルター14の色
情報(この場合は、緑)を得る。色フィルター駆動制御
回路23は、得られた位置情報および色情報に基づい
て、マイクロレンズアレイ13の各レンズ131 からそ
れぞれ出射される各白色光が透過する位置に回転色フィ
ルター14の各緑のカラーフィルター14G がそれぞれ
くるようにさせる回転駆動制御信号CF を生成する。生
成された回転駆動制御信号CF は、色フィルター駆動制
御回路23から色フィルタードライバー24へ送られ
る。色フィルタードライバー24は、回転駆動制御信号
F に従って回転色フィルター14を駆動する。その結
果、各緑のカラーフィルター14G がそれぞれ、マイク
ロレンズアレイ13の各レンズ131 からそれぞれ出射
される各白色光が透過する位置にくる。
【0050】以上により、マイクロレンズアレイ13の
各レンズ131 からそれぞれ出射される各白色光が、回
転色フィルター14,照明補助レンズ17,コンデンサ
レンズ18およびライトバルブをそれぞれ透過したの
ち、投写レンズ16によってスクリーン30に投射され
ることにより、スクリーン30に拡大投影される画像
が、1フレーム分の赤色画像から1フレーム分の緑色画
像に切り換えられる。
【0051】続いて、スイッチ回路43は、タイミング
信号発生回路46で発生されたタイミング信号Tによ
り、高速読出し合成回路44がデジタル青色画像信号D
B を読み出すように切り換えられる。その結果、高速読
出し合成回路44は、青色用A/D変換回路41B にお
ける変換速度の3倍の読出し速度で、青色用メモリ42
B からデジタル青色画像信号DB を読み出す。読み出さ
れたデジタル青色画像信号DB は、D/A変換回路45
によりアナログ青色画像信号AB に変換されて、駆動制
御信号CV として、映像信号制御回路20からライトバ
ルブドライバー21に出力される。これにより、アナロ
グ青色画像信号AB に対応したモノクロ画像が、ライト
バルブ15に1フレーム分形成される。
【0052】一方、色フィルター駆動制御回路23は、
エンコーダー22から受け取った回転色フィルター情報
Iより回転色フィルター14の位置情報を得るととも
に、タイミング信号発生回路46から受け取ったタイミ
ング信号Tより、選択すべき回転色フィルター14の色
情報(この場合は、青)を得る。色フィルター駆動制御
回路23は、得られた位置情報および色情報に基づい
て、マイクロレンズアレイ13の各レンズ131 からそ
れぞれ出射される各白色光が透過する位置に回転色フィ
ルター14の各青のカラーフィルター14B がそれぞれ
くるようにさせる回転駆動制御信号CF を生成する。生
成された回転駆動制御信号CF は、色フィルター駆動制
御回路23から色フィルタードライバー24へ送られ
る。色フィルタードライバー24は、回転駆動制御信号
F に従って回転色フィルター14を駆動する。その結
果、各青のカラーフィルター14B がそれぞれ、マイク
ロレンズアレイ13の各レンズ131 からそれぞれ出射
される各白色光が透過する位置にくる。
【0053】以上により、マイクロレンズアレイ13の
各レンズ131 からそれぞれ出射される各白色光が、回
転色フィルター14,照明補助レンズ17,コンデンサ
レンズ18およびライトバルブをそれぞれ透過したの
ち、投写レンズ16によってスクリーン30に投射され
ることにより、スクリーン30に拡大投影される画像
が、1フレーム分の緑色画像から1フレーム分の青色画
像に切り換えられる。
【0054】以上の結果、映像信号Vの1フレームの期
間内に、1フレーム分の赤色画像,1フレーム分の緑色
画像および1フレーム分の青色画像が順次切り換えられ
てスクリーン30に拡大投影されることにより、1フレ
ーム分のカラー画像が残像効果により合成される。
【0055】続いて、上記した動作が繰り返されること
により、所定のフレーム分のカラー画像がスクリーン3
0に拡大投影される。
【0056】なお、画像投影装置10では、図8に示す
ように、マイクロレンズアレイ13の各レンズ131
よる回転色フィルター14における光源像(図示○印)
は非常に小さいため、回転色フィルター14の各カラー
フィルター14R,14G,14B が切り換わる時間を短
くすることができる。また、回転色フィルター14の各
カラーフィルター14R,14G,14B を小さい回転角
で切り換えることができるため、回転色フィルター14
を高速で回転させる必要がなく、回転色フィルター14
の低速駆動を可能にできる。
【0057】次に、本実施例の画像投影装置10の変形
例について説明する。
【0058】(1)変形例1 画像投影装置10では、赤のカラーフィルター14R
緑のカラーフィルター14G および青のカラーフィルタ
ー14B の順に各カラーフィルター14R,14G,14
Bを周方向に配置して回転色フィルター14を構成した
が、たとえば赤のカラーフィルター14R,緑のカラー
フィルター14G,青のカラーフィルター14Bおよび緑
のカラーフィルター14G の順に各カラーフィルター1
R,14 G,14Bを周方向に配置して回転色フィルタ
ー14を構成することにより、人間の眼に刺激の強い緑
色像を多くスクリーン30に投影させる。
【0059】(2)変形例2 光源11から出射された白色光を集光する集光手段とし
て、リフレクター12単体を用いるのではなく、リフレ
クター12とレンズとを組み合わせたものを用いる。
【0060】(3)変形例3 回転色フィルター14を設ける位置として、マイクロレ
ンズアレイ13の直後の光源像の位置ではなく、コンデ
ンサレンズ18により生成された共役像の近傍の位置と
する。このような構成にすれば、図9に示すように、マ
イクロレンズアレイ13と照明補助レンズ17とを一体
成形により製造した光学レンズ50を使用することがで
きる。
【0061】(4)変形例4 球面形状のマイクロレンズアレイ13の代わりに、屈折
率分布をもつマイクロレンズアレイを使用する。
【0062】(5)変形例5 ライトバルブ15として、たとえば高分子分散型液晶の
ような高速駆動可能なライトバルブを用い、赤,緑およ
び青の画像を1/90秒ごとに順次切り換えてカラー画
像を表示するように映像信号制御回路10で制御する。
これにより、1/30秒で一枚のカラー画像を表示させ
て、通常のテレビ受信機の表示と同様なカラー画像をス
クリーン30に投影させることができる。なお、高速駆
動が必要なライトバルブを用いた場合でも、色フィルタ
ー駆動制御回路23により回転色フィルター14をライ
トバルブの制御に同期して高速制御することができる。
【0063】(6)変形例6 光源11から発せられた白色光のうち、リフレクター1
2を介さずにマイクロレンズアレイ13に直接入射する
白色光は不要光となるので、図10に示すように、光源
11とマイクロレンズアレイ13との間に遮蔽板51を
設ける。なお、遮蔽板51の代わりに、凹面ミラーを用
いて、リフレクター12を介さずに光源11からマイク
ロレンズアレイ13に直接入射する白色光を再び光源1
1へ戻すようにしてもよい。
【0064】(7)変形例7 メタルハライドランプなどからなる光源11は有限の大
きさを有するため、マイクロレンズアレイ13による二
次光源も有限の大きさを有する。そこで、図11に示す
ように、マイクロレンズアレイ13による二次光源像の
位置に、マイクロレンズアレイ13と同様な構成をもつ
第2のマイクロレンズアレイ52を設ける。これによ
り、第2のマイクロレンズアレイ52をフィールドレン
ズとして用いて、ライトバルブ15上での集光効率を上
げることができる。
【0065】図12および図13はそれぞれ、本発明の
第1の画像投影装置の第2の実施例を説明するためのシ
リンドリカルマイクロレンズアレイの構成および色フィ
ルターの構成を示す図である。
【0066】本実施例の画像投影装置は、図1に示した
マイクロレンズアレイ13の代わりに、図12に示すよ
うなシリンドリカルマイクロレンズアレイ61を有する
点、および、図1に示した回転色フィルター14の代わ
りに、図13に示すような格子状の色フィルター62を
有する点で、図1に示した第1の実施例の画像投影装置
10と異なる。ここで、色フィルター62は、赤のカラ
ーフィルター62R ,緑のカラーフィルター62G およ
び青のカラーフィルター62B が図示上下方向に順に繰
り返し配置されることにより、構成されている。
【0067】したがって、本実施例の画像投影装置で
は、二次光源は点光源群ではなく線光源群となり、格子
状の色フィルター62は各線光源に対応した位置に配置
される。ここで、格子状の色フィルター62は、図13
図示上下方向(図示矢印で示す方向)に往復移動するよ
うにピエゾ素子などによって駆動されることにより、透
過光の色を順次切り換えていく。これにより、色フィル
ター62の駆動部を小型化することができる。
【0068】なお、色フィルター62は、透過光の色が
赤→緑→青→緑→赤の順に切り換えられるように制御さ
れるため、映像信号制御回路20(図1参照)もまた、
ライトバルブ15(図1参照)に赤→緑→青→緑→赤の
順にモノラル画像を形成するように動作する。
【0069】図1に示したコンデンサレンズ18として
は、球面レンズのほか、トーリックレンズ、または、シ
リンドリカルレンズと球面レンズとを組合せた光学レン
ズを用いることができる。
【0070】また、マイクロレンズアレイ13および照
明補助レンズ17を球面レンズとして、マイクロレンズ
アレイ13の各レンズ131 を図14に示すようなハチ
の巣状に配置すると、二次光源群は直線状に生成するよ
うにも考えられるので、本実施例で用いた色フィルター
62と同様の構成の色フィルターを使用することによ
り、同様の制御が可能となる。
【0071】図15は、本発明の第1の画像投影装置の
第3の実施例を示す概略構成図である。
【0072】本実施例の画像投影装置70は、図1に示
したマイクロレンズアレイ13,回転色フィルター14
および照明補助レンズ17の代わりにライトバルブ色フ
ィルター73を有する点、色フィルタードライバー84
がライトバルブ色フィルター73を駆動する点、およ
び、エンコーダー22を有しない点で、図1に示した第
1の実施例の画像投影装置10と異なる。ここで、ライ
トバルブ色フィルター73は、白色光透過状態と特定の
色光透過状態とを電気的に制御できるEC(エレクトロ
リック・クロミー)やGHLC(ゲストホスト液晶)な
どからなるもので、赤色,緑色および青色をそれぞれを
発色する3つのライトバルブを光軸方向に重ねて配置し
たものである。
【0073】画像投影装置70では、図1に示した第1
の実施例の画像投影装置10と同様にして、ライトバル
ブ75に赤,緑および青のモノクロ画像が順次形成され
る。また、色フィルター駆動制御回路83は、映像信号
制御回路80から受け取ったタイミング信号Tに基づい
て色フィルタードライバー84を制御することにより、
ライトバルブ75に形成されているモノクロ画像の色と
同じ色のライトバルブが発色状態となり、残りの2つの
ライトバルブが非発色状態となるように、ライトバルブ
色フィルター73を駆動させる。これにより、スクリー
ン90にカラー画像が投影される。
【0074】なお、本実施例の画像投影装置70は、図
1に示したマイクロレンズアレイ13を用いずに構成さ
れたが、図1に示した回転色フィルター14の代わりに
ライトバルブ色フィルター73を配置するように構成さ
れてもよい。この場合には、ライトバルブ色フィルター
73を構成する各ライトバルブはそれぞれ、白色光を透
過させる開口部が一つのセルとして制御されてもよい
し、マイクロレンズアレイ13の各レンズ131 の結像
位置に対応して設けられた複数のセルとして制御されて
もよい。ライトバルブ色フィルター73を構成する各ラ
イトバルブを複数のセルからなる構成にすることによ
り、各セルの色を均一にすることが容易となるため、純
度の高いライトバルブ75の照明光とすることができ
る。
【0075】図16は、本発明の第1の画像投影装置の
第4の実施例を示す概略構成図である。
【0076】本実施例の画像投影装置200 は、光源201
と、リフレクター202 と、第1のダイクロイックミラー
203 と、第1の反射ミラー204 と、マイクロレンズアレ
イ205 と、回転色フィルター206 と、照明補助レンズ20
7 と、第2の反射ミラー208と、緑色用コンデンサレン
ズ209 と、緑色用ライトバルブ210 と、コンデンサレン
ズ211 と、ライトバルブ212 と、第2のダイクロイック
ミラー213 と、投写レンズ214 とを含む。
【0077】ここで、光源201 は白色光LW を発し、リ
フレクター202 は光源201 から発せられた白色光LW
図示右方に反射させる。第1のダイクロイックミラー20
3 は光源201 から発せられた白色光LW の光軸上に設け
られており、白色光LW のうち緑色光LG を図示下方に
反射させるとともにマゼンタ光LR+B を図示右方に透過
させることにより、白色光LW を緑色光LG とマゼンタ
光LR+B とに分解する。第1の反射ミラー204 は、第1
のダイクロイックミラー203 で反射された緑色光LG
図示右方に反射させる。緑色用コンデンサレンズ209
は、第1の反射ミラー204 で反射された緑色光LG を投
写レンズ214 の瞳位置に集光させる。緑色用ライトバル
ブ210 は、緑色用コンデンサレンズ209 を透過した緑色
光LG を映像信号の緑色画像成分に応じて変調させるこ
とにより、緑色光LG を変調緑色光LG*に変換する。
【0078】マイクロレンズアレイ205 は、図1に示し
たマイクロレンズアレイ13と同様の機能を有し、回転
色フィルター206 は、図1に示した回転色フィルター1
4と同様の機能を有し、照明補助レンズ207 は、図1に
示した照明補助レンズ17と同様の機能を有し、コンデ
ンサレンズ211 は、図1に示したコンデンサレンズ18
と同様の機能を有し、ライトバルブ212 は、図1に示し
たライトバルブ15と同様の機能を有する。ただし、回
転色フィルター206 は赤のカラーフィルターと青のカラ
ーフィルターとを有するだけであり、回転色フィルター
206 からは赤色光LR と青色光LB とが順次繰り返し出
射される。また、回転色フィルター206から出射される
赤色光LR と青色光LB とは、第2の反射ミラー208 で
図示下方に反射されたのち、コンデンサレンズ211 およ
びライトバルブ212 に入射する。さらに、ライトバルブ
212 では、赤のモノラル画像と青のモノラル画像とが、
回転色フィルター206 から出射される赤色光LR と青色
光LB とに同期されて順次繰り返し形成される。その結
果、映像信号の赤色画像成分に応じて変調された変調赤
色光LR*と映像信号の青色画像成分に応じて変調された
変調青色光LB*とが、ライトバルブ212 から順次繰り返
し出射される。
【0079】第2のダイクロイックミラー213 は、緑色
用ライトバルブ210 から出射される変調緑色光LG*を図
示右方に透過させるとともに、ライトバルブ212 から順
次繰り返し出射される変調赤色光LR*および変調青色光
B*を図示右方に反射させることにより、変調緑色光L
G*と変調赤色光LR*および変調青色光LB*とを合成す
る。投写レンズ214 は、合成された変調緑色光LG*と変
調赤色光LR*および変調青色光LB*とをスクリーン220
に投射する。
【0080】その結果、スクリーン220 上には、緑色画
像が常に投影されており、緑色画像に重ね合わされて赤
色画像と青色画像とが順次切り換えられながら投影され
る。したがって、画像投影装置200 では、人間の目に刺
激のつよい緑色画像を切り換えなしにスクリーン220 に
投影することができるため、投影画像の画質を向上する
ことができる。
【0081】B.本発明の第2の画像投影装置について 図17は、本発明の第2の画像投影装置の第1の実施例
を示す概略構成図である。
【0082】本実施例の画像投影装置500 は、光源部51
0 と、色分解部520 と、画像表示部と、色合成部と、投
写レンズ550 とからなる。画像投影装置500 の各構成部
について、以下に詳細に説明する。
【0083】(1)光源部510 画像投影装置500 の光源部510 は、図18に示すよう
に、白色非偏光光を発する、メタルハライドランプなど
からなる光源511 と、光源511 から発せられた白色非偏
光光を図示右方に反射するリフレクター512 と、光源51
1 のリフレクター512 と反対側に設けられた、不要光
(赤外光や紫外光など)を反射または吸収するカットフ
ィルター513 とを含む。
【0084】(2)色分解部520 画像投影装置500 の色分解部520 は、図18に示すよう
に、赤外光,紫外光をカットするカットフィルター513
の光源511 と反対側に設けられた、白色非偏光光をP偏
光光およびS偏光光に分離する偏光ビームスプリッタ52
1 と、偏光ビームスプリッタ521 の図示上方に設けられ
た、赤色光の波長帯の光を透過する赤色透過ダイクロイ
ックフィルター522Rと、偏光ビームスプリッタ521 の図
示右方に設けられた、緑色光の波長帯の光を透過する緑
色透過ダイクロイックフィルター522Gと、偏光ビームス
プリッタ521 の図示下方に設けられた、青色光の波長帯
の光を透過する青色透過ダイクロイックフィルター522B
と、緑色透過ダイクロイックフィルター522Gを挟んでそ
れぞれ設けられた、直線偏光を円偏光に変換する第1の
緑色用λ/4光学位相板523Gおよび第2の緑色用λ/4
光学位相板524Gとを含む。
【0085】(3)画像表示部 画像投影装置500 の画像表示部は、図17に示すよう
に、色分解部520 の図示上方に設けられた赤色画像表示
部530Rと、色分解部520 の図示右方に設けられた緑色画
像表示部530Gと、色分解部520 の図示右斜め下方に設け
られた青色画像表示部530Bとからなる。
【0086】ここで、赤色画像表示部530Rは、図19に
示すように、赤色画像が表示される液晶パネルなどから
なる赤色用ライトバルブ531Rと、赤色用ライトバルブ53
1Rの入射側に互いに貼り合わされて設けられた、赤色偏
光光の偏光方向を変換させる第1の赤色用波長板532R
よび第1の赤色用偏光フィルター533Rと、赤色用ライト
バルブ531Rの出射側に互いに貼り合わされて設けられ
た、赤色偏光光の偏光方向を変換させる第2の赤色用波
長板534Rおよび第2の赤色用偏光フィルター535Rとを含
む。なお、第1の赤色用偏光フィルター533Rと第2の赤
色用偏光フィルター535Rとがそれぞれ、赤色用ライトバ
ルブ531R側とされている。また、緑色画像表示部530G
よび青色画像表示部530Bもそれぞれ、赤色画像表示部53
0Rと同様の構成を有する。
【0087】(4)色合成部 画像投影装置500 の色合成部は、図17に示すように、
赤色画像表示部530Rの図示上方に設けられた第1の反射
ミラー541 と、色分解部520 の図示下方に設けられた第
2の反射ミラー542 と、第2の反射ミラー542 の図示右
方に設けられた第3の反射ミラー543 と、緑色画像表示
部530Gの図示右方かつ青色画像表示部530Bの図示上方に
設けられた第1の色合成用ダイクロイックミラー544
と、第1の反射ミラー541 の図示右方かつ第1の色合成
用ダイクロイックミラー544 の図示上方に設けられた第
2の色合成用ダイクロイックミラー545 とを含む。
【0088】ここで、第1の色合成用ダイクロイックミ
ラー544 は、緑色光の波長帯の光を反射するとともに青
色光の波長帯の光を透過する特性を有する。また、第2
の色合成用ダイクロイックミラー545 は、赤色光の波長
帯の光を透過するとともに緑色光および青色光の波長帯
の光を反射する特性を有する。
【0089】(5)投写レンズ550 投写レンズ550 は、第2の色合成用ダイクロイックミラ
ー545 の図示右方に設けられている。
【0090】次に、画像投影装置500 の色分解部520 の
動作について、図20(A),(B)をそれぞれ参照し
て説明する。
【0091】光源511 から出射された白色非偏光光およ
び光源511 から出射されリフレクター512 で反射された
白色非偏光光はそれぞれ、カットフィルター513 を透過
したのち、偏光ビームスプリッタ521 に入射する。白色
非偏光光のうち白色P偏光光PR+G+B は、図20(A)
に示すように、偏光ビームスプリッタ521 を透過したの
ち、第1の緑色用λ/4光学位相板523Gを透過すること
により白色円偏光光Q R+G+B に変換される。白色円偏光
光QR+G+B のうち緑色円偏光光QG は、緑色透過ダイク
ロイックフィルター522Gを透過したのち第2の緑色用λ
/4光学位相板524Gを透過することにより、緑色S偏光
光SG に変換されて、色分解部520 から出射する。
【0092】一方、白色円偏光光QR+G+B のうちマゼン
タ円偏光光QR+B は、緑色透過ダイクロイックフィルタ
ー522Gで図示左方に反射されたのち第1の緑色用λ/4
光学位相板523Gを透過することにより、マゼンタS偏光
光SR+B に変換される。マゼンタS偏光光SR+B は、偏
光ビームスプリッタ521 で図示下方に反射されたのち、
青色透過ダイクロイックフィルター522Bに入射する。マ
ゼンタS偏光光SR+Bのうち青色S偏光光SB は、青色
透過ダイクロイックフィルター522Bを透過のち色分解部
520 から出射するが、マゼンタS偏光光SR+B のうち赤
色S偏光光SRは、青色透過ダイクロイックフィルター5
22Bで図示上方に反射される。反射された赤色S偏光光
R は、偏光ビームスプリッタ521 で図示右方に反射さ
れたのち第1の緑色用λ/4光学位相板523Gを透過する
ことにより、赤色円偏光光QR に変換される。赤色円偏
光光QR は、緑色透過ダイクロイックフィルター522G
図示左方に反射されたのち第1の緑色用λ/4光学位相
板523Gを再度透過することにより、赤色P偏光光PG
変換される。赤色P偏光光PR は、偏光ビームスプリッ
タ521 を透過したのち、カットフィルター513 を透過し
て光源511 に戻る。また、白色非偏光光のうち白色S偏
光光SR+G+B は、図20(B)に示すように、偏光ビー
ムスプリッタ521 で図示上方に反射されたのち、赤色透
過ダイクロイックフィルター522Rに入射する。白色S偏
光光SR+G+B のうち赤色S偏光光S R は、赤色透過ダイ
クロイックフィルター522Rを透過して、色分解部520 か
ら出射するが、白色S偏光光SR+G+B のうちシアンS偏
光光SG+B は、赤色透過ダイクロイックフィルター522R
で図示下方に反射される。反射されたシアンS偏光光S
G+B は、偏光ビームスプリッタ521 で図示左方に反射さ
れたのち、カットフィルター513 を透過して光源511 に
戻る。
【0093】なお、光源511 に戻された赤色P偏光光P
G およびシアンS偏光光SG+B はそれぞれ、光源511 お
よびリフレクター512 により偏光方向が乱されて、再び
光源511 からの白色非偏光光と同様に出射されて、再利
用される。このとき、再利用の効率向上のため、リフレ
クター512 と偏光ビームスプリッタ521 との間に任意の
波長板を置いてもよい。
【0094】次に、画像投影装置500 の画像表示部の動
作について、図19を参照して説明する。
【0095】赤色透過ダイクロイックフィルター522R
から出射される光は、上述したように、赤色S偏光光S
R である。これに対して、TN液晶を用いた赤色用ライ
トバルブ531R はライトバルブ特有の偏光方向を有する
ので、赤色S偏光光SR は、第1の赤色用波長板532R
より偏光方向が赤色用ライトバルブ531R の偏光方向に
揃えられたのち、赤色用ライトバルブ531R に入射され
る。このとき、赤色用ライトバルブ531R の偏光方向が
赤色S偏光光SR の偏光方向と一致する場合には、第1
の赤色用波長板532Rは必要ない。また、第1の赤色用波
長板532Rとして、赤色光の中心波長λR に合わせて調整
した波長板を使用してもよい。
【0096】第1の赤色用波長板532Rを透過した赤色偏
光光のうち、残存する赤色用ライトバルブ531Rの偏光方
向と直交する偏光方向を有する偏光光は、第1の赤色用
偏光フィルター533Rで遮断される。また、赤色用ライト
バルブ531Rから出射される、画像の赤色成分に応じて変
調された赤色画像光Rのうち、赤色用ライトバルブ531R
の偏光方向と直交する偏光方向を有する光は、第2の赤
色用偏光フィルター535Rで遮断される。さらに、第2の
赤色用偏光フィルター535Rを透過してきた赤色画像光R
は、第2の赤色用波長板534Rで、偏光方向が第2の色合
成用ダイクロイックミラー545 の偏光方向と一致させら
れる。
【0097】なお、緑色画像表示部530Gおよび青色画像
表示部530Bの動作は、上述した赤色画像表示部530Rの動
作と同様である。
【0098】次に、画像投影装置500 の色合成部の動作
について、図17を参照して説明する。
【0099】青色透過ダイクロイックフィルター522B
から出射される青色S偏光光SB (図20(A)参照)
は、第2の反射ミラー542 で図示右方に反射されたの
ち、第3の反射ミラー543 で図示上方に反射されて、青
色画像表示部530Bに入射される。青色画像表示部530B
ら出射される、画像の青色成分に応じて変調された青色
画像光Bは、第1の色合成用ダイクロイックミラー544
を透過する。また、緑色画像表示部530Gから出射され
る、画像の緑色成分に応じて変調された緑色画像光G
は、第1の色合成用ダイクロイックミラー544 で図示上
方に反射される。これにより、青色画像光Bと緑色画像
光Gとが合成されて、シアン画像光B+Gに変換され
る。
【0100】赤色画像表示部530Rから出射される赤色画
像光Rは、第1の反射ミラー541 で図示右方に反射され
たのち、第2の色合成用ダイクロイックミラー545 を透
過する。また、第1の色合成用ダイクロイックミラー54
4 で合成されたシアン画像光G+Bは、第2の色合成用
ダイクロイックミラー545 で図示右方に反射される。こ
れにより、赤色画像光Rとシアン画像光G+Bとが合成
されて、白色画像光R+G+Bに変換される。白色画像
光R+G+Bが投写レンズ550 によりスクリーン560 に
投射されることにより、スクリーン560 にカラー画像が
拡大投影される。
【0101】なお、各画像表示部530R,530G,530Bに、
光源511 からの光を投写レンズ550の瞳上に効率よく集
光する作用を有するレンズをそれぞれ配置してもよい。
また、本実施例では、偏光分離特性を有する誘電体膜を
2つの直角プリズムの境界面に設けた構成の偏光ビーム
スプリッタ521 を用いたが、この偏光ビームスプリッタ
521 の代わりに、P偏光光とS偏光光との透過率が異な
る偏光特性を有する誘電体膜を両面に蒸着した平板のガ
ラスプレートを光源511 から出射される白色非偏光光の
光軸に対して45°の角度で複数枚並べて配置した構成
の偏光ビームスプリッタを用いてもよい。
【0102】赤色透過ダイクロイックフィルター522R
と緑色透過ダイクロイックフィルター522G と青色透過
ダイクロイックフィルター522B とがそれぞれ有する光
透過率の波長依存性の一例を図21(A)に示し、ま
た、他の一例を図21(B)に示す。
【0103】図22は、本発明の第2の画像投影装置の
第2の実施例における光分解部を示す概略構成図であ
る。
【0104】本実施例の画像投影装置の光源部610 は、
図18に示した画像投影装置500 の光源部510 と同様
に、白色非偏光光を発する、メタルハライドランプなど
からなる光源611 と、光源611 から発せられた白色非偏
光光を図示右方に反射するリフレクター612 と、光源61
1 のリフレクター612 と反対側に設けられた、不要光
(赤外光や紫外光など)を反射または吸収するカットフ
ィルター613 とを含む。
【0105】また、本実施例の画像投影装置の色分離部
620 は、カットフィルター613 の光源611 と反対側に設
けられた、白色非偏光光を白色P偏光光および白色S偏
光光に分離する偏光ビームスプリッタ621 と、偏光ビー
ムスプリッタ621 の図示上面に接合された屈折力のない
赤色透過ダイクロイック接合レンズと、偏光ビームスプ
リッタ621 の図示右側面に接合された第1の緑色用λ/
4光学位相板624Gと、第1の緑色用λ/4光学位相板62
4Gの図示右側面に接合された屈折力のない緑色透過ダイ
クロイック接合レンズと、緑色透過ダイクロイック接合
レンズの図示右側面に接合された第2の緑色用λ/4光
学位相板625Gと、偏光ビームスプリッタ621 の図示下面
に接合された屈折力のない青色透過ダイクロイック接合
レンズとを含む。
【0106】ここで、赤色透過ダイクロイック接合レン
ズは、平面側が偏光ビームスプリッタ521 の図示上面に
接合された第1の平凸レンズ6221と、平面側が第1の平
凸レンズ6221と反対側になるように第1の平凸レンズ62
21に接合された第1の平凹レンズ6231と、第1の平凸レ
ンズ6221と第1の平凹レンズ6231との接合面に設けられ
た、曲率を有する赤色透過ダイクロイック面(不図示)
とからなる。また、緑色透過ダイクロイック接合レンズ
は、平面側が第1の緑色用λ/4光学位相板624Gの図示
右側面に接合された第2の平凸レンズ6222と、平面側が
第2の平凸レンズ6222と反対側になるように第2の平凸
レンズ6222に接合された第2の平凹レンズ6232と、第2
の平凸レンズ6222と第2の平凹レンズ6232との接合面に
設けられた、曲率を有する緑色透過ダイクロイック面
(不図示)とからなる。さらに、青色透過ダイクロイッ
ク接合レンズは、平面側が偏光ビームスプリッタ521 の
図示下面に接合された第3の平凸レンズ6223と、平面側
が第3の平凸レンズ6223と反対側になるように第3の平
凸レンズ6223に接合された第3の平凹レンズ6233と、第
3の平凸レンズ6223と第3の平凹レンズ6233との接合面
に設けられた、曲率を有する青色透過ダイクロイック面
(不図示)とからなる。
【0107】本実施例の画像投影装置の色分離部620 の
動作は、図18に示した画像投影装置500 の色分離部52
0 と同様であるので、詳しい説明は省略する。ただし、
色分離部620 では、各ダイクロイック面で反射される光
は、各ダイクロイック面の曲率の影響を受けてやや集光
しながら光源611 方向に戻るため、かかる光の再利用効
率を向上させることができる。なお、各ダイクロイック
面を透過する光は、各ダイクロイック面の曲率の影響を
受けることはない。
【0108】本実施例の画像投影装置の色分離部620 で
は、各ダイクロイック接合レンズは同一曲率を有した
が、それぞれ異なる同一曲率を有してもよい。また、た
とえば緑色透過ダイクロイック接合レンズのみを用い、
赤色透過ダイクロイック接合レンズおよび青色透過ダイ
クロイック接合レンズの代わりに、図18に示した赤色
透過ダイクロイックフィルター522Rおよび青色透過ダイ
クロイックフィルター522Bをそれぞれ用いてもよい。
【0109】図23は、本発明の第2の画像投影装置の
第3の実施例を示す概略構成図である。
【0110】本実施例の画像投影装置700 は、色分解部
720 から青色画像表示部730Gまでの距離が色分解部720
から赤色画像表示部730Rまでの距離および色分解部720
から緑色画像表示部730Gまでの距離よりも長いことに起
因する照明強度のバラツキを補正するため、色分解部72
0 と第2の反射ミラー742 との間に設けられた補助レン
ズ770 を含む点で、図17に示した第1の実施例の画像
投影装置500 と異なる。すなわち、補助レンズ770 は、
色分解部720 から出射される青色S偏光光SB(図20
(A)参照)のうち青色画像表示部730Bの周辺に漏れて
しまう光を適当な屈折力で青色画像表示部730Bに集める
ことにより、青色画像表示部730Bに入射される青色S偏
光光SB の強度の低下を防いでいる。
【0111】なお、本実施例の画像投影装置700 におい
ても、各画像表示部730R,730G,730Bに、光源711 から
の光を投写レンズ150 の瞳上に効率よく集光する作用を
有するレンズをそれぞれ配置してもよい。
【0112】図24は、本発明の第2の画像投影装置の
第4の実施例を示す概略構成図である。
【0113】画像投影装置800 は、光源部810 と、色分
解部820 と、画像表示部と、色合成部と、投写レンズ85
0 とを含む。ここで、光源部810 は、図17に示した光
源部510 と同様の構成を有する。色分解部820 は、光源
部810 から出射される白色非偏光光の光軸上に設けられ
ており、図17に示した色分解部510 と同様の構成を有
する。画像投影装置800 の画像表示部は、図24に示す
ように、色分解部820の図示右斜め上方に設けられた赤
色画像表示部830Rと、色分解部520 の図示右方に設けら
れた緑色画像表示部830Gと、色分解部820 の図示右斜め
下方に設けられた青色画像表示部830Bとからなる。な
お、赤色画像表示部830Rと緑色画像表示部830Gと青色画
像表示部830Bとはそれぞれ、図17に示した赤色画像表
示部530Rと緑色画像表示部530Gと青色画像表示部530B
同様の構成を有する。
【0114】画像投影装置800 の色合成部は、図24に
示すように、色分解部820 の図示上方に設けられた第1
の反射ミラー841 と、色分解部820 の図示下方に設けら
れた第2の反射ミラー842 と、第2の反射ミラー842 の
図示右方に設けられた第3の反射ミラー843 と、赤色画
像表示部830Rの図示右方に設けられた第4の反射ミラー
844 と、第4の反射ミラー844 と青色画像表示部830B
の間に設けられた色合成光学系とからなる。ここで、色
合成光学系は、色合成用偏光ビームスプリッタ870 と、
緑色画像表示部530Gと色合成用偏光ビームスプリッタ87
0 との間に順に設けられた第1の色合成用λ/4光学位
相板871 ,色合成用緑色透過ダイクロイックフィルター
872 および第2の色合成用λ/4光学位相板873 とから
なる。
【0115】投写レンズ850 は、色合成用偏光ビームス
プリッタ870 の図示右方に設けられている。また、赤色
画像表示部830R,緑色画像表示部830Gおよび青色画像表
示部830Bの入射側にはそれぞれ、各照明光を投写レンズ
850 の瞳上に効率よく集光するための第1乃至第3のコ
ンデンサレンズ881〜882が設けられている。
【0116】次に、画像投影装置800 の色合成部の動作
について、詳細に説明する。
【0117】画像投影装置800 では、赤色画像光R,緑
色画像光Gおよび青色画像光Bは、S偏光光となるよう
に赤色画像表示部830R,緑色画像表示部830Gおよび青色
画像表示部830Bからそれぞれ出射される。従って、赤色
画像表示部830Rから出射される赤色画像光Rは、第4の
反射ミラー844 で図示下方に反射されて色合成用偏光ビ
ームスプリッタ870 に入射したのち、色合成用偏光ビー
ムスプリッタ870 で図示右方に反射されて色合成用偏光
ビームスプリッタ870 から出射する。また、緑色画像表
示部830Gから出射される緑色画像光Gは、第1の色合成
用λ/4光学位相板871 ,色合成用緑色透過ダイクロイ
ックフィルター872 および第2の色合成用λ/4光学位
相板873 を順次透過することによりP偏光光に変換され
たのち、色合成用偏光ビームスプリッタ870 に入射す
る。その結果、緑色画像光Gは、色合成用偏光ビームス
プリッタ870 を透過する。さらに、青色画像表示部830B
から出射される青色画像光Bは、色合成用偏光ビームス
プリッタ870 に入射したのち、色合成用偏光ビームスプ
リッタ870 で図示左方に反射されて色合成用偏光ビーム
スプリッタ870 から出射する。色合成用偏光ビームスプ
リッタ870 から出射した青色画像光Bは、第2の色合成
用λ/4光学位相板873 を透過し、色合成用緑色透過ダ
イクロイックフィルター872 で図示右方に反射されたの
ち、第2の色合成用λ/4光学位相板873 を再度透過す
ることにより、P偏光光に変換される。P偏光光に変換
された青色画像光Bは、色合成用偏光ビームスプリッタ
870 に再度入射したのち、色合成用偏光ビームスプリッ
タ870 を透過する。
【0118】以上により、赤色画像光Rと緑色画像光G
と青色画像光Bとは、色合成用偏光ビームスプリッタ87
0 で合成されて、白色画像光R+G+Bに変換される。
なお、白色画像光R+G+Bは、投写レンズ850 により
スクリーン860 に投射される。これにより、カラー画像
がスクリーン860 に拡大投影される。
【0119】画像投影装置800 は、色分解部820 と色合
成部とを同様の構成とすることができる。また、色分解
部820 および色合成部に用いられるすべてのダイクロイ
ックフィルターを光路に対して垂直に設けることができ
るため、スクリーン860 に拡大投影されるカラー画像の
色ムラを緩和することができる。
【0120】図25は、本発明の第2の画像投影装置の
第5の実施例を示す概略構成図である。
【0121】本実施例の画像投影装置900 は、第4の反
射ミラー844 の代わりに第1の光路補正プリズム991 を
有する点、および、緑色画像表示部930Gと第1の色合成
用λ/4光学位相板971 との間に設けられた第2の光路
補正プリズム992 を有する点で、図24に示した第4の
実施例の画像投影装置800 と異なる。
【0122】本実施例の画像投影装置900 は、第1およ
び第2の光路補正プリズム991,992を有することによ
り、各画像表示部930R,930G,930Bと投写レンズ950 と
の間の光路におけるガラス部材が占める光路長を各色光
について同一にすることができる。
【0123】図26は、本発明の第2の画像投影装置の
第6の実施例を示す概略構成図である。
【0124】本実施例の画像投影装置2000は、色分解部
2020において、光源部2010から出射された白色非偏光光
を緑色P偏光光とマゼンタP偏光光との2つの直線偏光
光に分解するものであり、光源部2010と色分解部2020
と画像表示部と色合成部と投写レンズ2050とを含む。
【0125】ここで、光源部2010は、白色非偏光光を発
する、メタルハライドランプなどからなる光源と、光源
から発せられた白色非偏光光を図示右方に反射するリフ
レクターと、光源のリフレクターと反対側に設けられ
た、不要光(赤外光や紫外光など)を反射または吸収す
るカットフィルターとを備える。
【0126】色分解部2020は、光源部2010からの白色非
偏光光をP偏光光とS偏光光とに分離する偏光ビームス
プリッタと、偏光ビームスプリッタの図示上方に設けら
れた、緑色光の波長帯の光を透過する緑色透過ダイクロ
イックフィルターと、偏光ビームスプリッタの図示右方
に設けられた、赤色光および青色光の波長帯の光を透過
するマゼンタ透過ダイクロイックフィルターとを備え
る。なお、図27に、緑色透過ダイクロイックフィルタ
ーとマゼンタ透過ダイクロイックフィルターとの透過率
の波長依存性の一例を示す。なお、同図において、破線
が緑色透過ダイクロイックフィルター透過率の波長依存
性を示し、また、実線がマゼンタ透過ダイクロイックフ
ィルターの透過率の波長依存性を示す。
【0127】画像表示部は、色分解部2020の図示上方に
設けられた緑色画像表示部2030G と、色分解部2020の図
示右方に設けられたマゼンタ画像表示部2030とを備え
る。なお、緑色画像表示部2030G およびマゼンタ画像表
示部2030はそれぞれ、図19に示した赤色画像表示部53
0Rと同様の構成を有するものである。ただし、マゼンタ
画像表示部2030は、図19に示した第1の赤色用偏光フ
ィルター533Rに相当する第1のマゼンタ用偏光フィルタ
ーと図19に示した赤色用ライトバルブ531Rに相当する
マゼンタ用ライトバルブとの間に、マゼンタ用ライトバ
ルブの各セルに対応してマゼンタ光を赤色光と青色光と
に分解する二色フィルター2090が設けられている点で、
図19に示した赤色画像表示部530Rと異なる。
【0128】色合成部は、緑色画像表示部2030G の図示
上方に設けられた第1の反射ミラー2041と、マゼンタ画
像表示部2030の図示右方に設けられた第2の反射ミラー
2042と、第1の反射ミラー2041の図示右方かつ第2の反
射ミラー2042の図示上方に設けられた色合成用ダイクロ
イックミラー2043とを備える。なお、色合成用ダイクロ
イックミラー2043は、緑色光の波長帯の光を透過し、赤
色光および青色光の波長帯の光を図示右方に反射する。
【0129】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次の効果を奏する。
【0130】請求項1または請求項2記載の発明(本発
明の色フィルター装置)は、色フィルターにおける光源
像を従来に比べて非常に小さくすることができるため、
画像投影装置に使用した場合、画像投影装置の装置全体
の小型化,カラー画像の高精細化およびカラー画像をス
クリーンに投影する効率向上が図れる。
【0131】請求項3記載の発明(本発明の第1の画像
投影装置)は、色の切り換え時間を従来に比べて短くす
ることができるため、画像投影装置の装置全体の小型
化,カラー画像の高精細化およびカラー画像をスクリー
ンに投影する効率向上が図れる。
【0132】請求項4または請求項5記載の発明(本発
明の第2の画像投影装置)は、色分解手段から出射され
る各色直線偏光光についてその偏光方向を1つにするこ
とができるとともに、光源部から発せられた白色非偏光
光を効率よく再利用することができるため、偏光フィル
ターの発熱を防止することができるとともに、光利用効
率を向上させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の画像投影装置の第1の実施例を
示す概略構成図である。
【図2】図1に示したマイクロレンズアレイの構成を示
す図である。
【図3】図1に示した回転色フィルターの構成を示す図
である。
【図4】図1に示した照明補助レンズの光学的作用を説
明するための図である。
【図5】図1に示したマイクロレンズアレイを構成する
個々のレンズの最適なFナンバーの設定方法を説明する
ための図である。
【図6】図1に示したコンデンサレンズの光学的作用を
説明するための図である。
【図7】図1に示した映像信号制御回路の構成を示す図
である。
【図8】図1に示した画像投影装置におけるマイクロレ
ンズアレイの各レンズによる回転色フィルターにおける
光源像を説明するための図である。
【図9】図1に示したマイクロレンズアレイと照明補助
レンズとを一体成形したものを示す図である。
【図10】図1に示した画像投影装置の変形例6を説明
するための図である。
【図11】図1に示した画像投影装置の変形例7を説明
するための図である。
【図12】本発明の第1の画像投影装置の第2の実施例
を説明するためのシリンドリカルマイクロレンズアレイ
の構成を示す図である。
【図13】本発明の第1の画像投影装置の第2の実施例
を説明するための色フィルターの構成を示す図である。
【図14】マイクロレンズアレイの他の構成を示す図で
ある。
【図15】本発明の第1の画像投影装置の第3の実施例
を示す概略構成図である。
【図16】本発明の第1の画像投影装置の第4の実施例
を示す概略構成図である。
【図17】本発明の第2の画像投影装置の第1の実施例
を示す概略構成図である。
【図18】図17に示した画像投影装置の光源部および
色分解部を示す拡大図である。
【図19】図17に示した画像投影装置の赤色画像表示
部を示す拡大図である。
【図20】図17に示した画像投影装置の色分解部の動
作を説明するための図である。
【図21】図18に示した赤色透過ダイクロイックフィ
ルターと緑色透過ダイクロイックフィルターと青色透過
ダイクロイックフィルターとがそれぞれ有する光透過率
の波長依存性を示すグラフであり、(A)はその一例を
示すグラフであり、(B)はその他の例を示すグラフで
ある。
【図22】本発明の第2の画像投影装置の第2の実施例
における光分解部を示す概略構成図である。
【図23】本発明の第2の画像投影装置の第3の実施例
を示す概略構成図である。
【図24】本発明の第2の画像投影装置の第4の実施例
を示す概略構成図である。
【図25】本発明の第2の画像投影装置の第5の実施例
を示す概略構成図である。
【図26】本発明の第2の画像投影装置の第6の実施例
を示す概略構成図である。
【図27】図26に示した色分解部が備える緑色透過ダ
イクロイックフィルターとマゼンタ透過ダイクロイック
フィルターとの透過率の波長依存性の一例を示すグラフ
である。
【図28】特開昭62−150317号公報に開示され
ている画像投影装置の一部を示す概略構成図である。
【図29】特開昭62−25932号公報に開示されて
いる画像投影装置を示す概略構成図であり、(A)は全
体の構成を示す図、(B)は回転フィルターの構成を示
す図である。
【図30】特開平3−63690号公報に開示されてい
る液晶プロジェクターを示す概略構成図である。
【図31】特開平4−113309号公報に開示されて
いる、光源から発せられた白色非偏光光を赤色直線偏光
光,緑色直線偏光光および青色直線偏光光に分解する色
分解手段を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10,70,200 画像投影装置 11,71,201 光源 12,72,202 リフレクター 13,205 マイクロレンズアレイ 131 レンズ 14,206 回転色フィルター 14R,62R 赤のカラーフィルター 14G,62G 緑のカラーフィルター 14B,62B 青のカラーフィルター 15,75,212 ライトバルブ 16,76,214 投写レンズ 17,207 照明補助レンズ 18,74,211 コンデンサレンズ 20,80 映像信号制御回路 21,81 ライトバルブドライバー 22 エンコーダー 23,83 色フィルター駆動制御回路 24,84 色フィルタードライバー 25,85 同期信号発生回路 30,90,220 スクリーン 41R 赤色用A/D変換回路 41G 緑色用A/D変換回路 41B 青色用A/D変換回路 42R 赤色用メモリ 42G 緑色用メモリ 42B 青色用メモリ 43 スイッチ回路 44 高速読出し合成回路 45 D/A変換回路 46 タイミング信号発生回路 50 光学レンズ 51 遮蔽板 52 第2のマイクロレンズアレイ 61 シリンドリカルマイクロレンズアレイ 62 色フィルター 73 ライトバルブ色フィルター 203 第1のダイクロイックミラー 204 第1の反射ミラー 208 第2の反射ミラー 209 緑色用コンデンサレンズ 210 緑色用ライトバルブ 213 第2のダイクロイックミラー V 映像信号 CV 駆動制御信号 T タイミング信号 I 回転色フィルター情報 CF 回転駆動制御信号 S 同期信号 φ ライトバルブの有効径 L 二次光源の位置からライトバルブまでの距離 AR アナログ赤色画像信号 AG アナログ緑色画像信号 AB アナログ青色画像信号 DR デジタル赤色画像信号 DG デジタル緑色画像信号 DB デジタル青色画像信号 500,700,800,900,2000 画像投影装置 510,610,710,810,910,2010 光源部 511,611 光源 512,612 リフレクター 513,613 カットフィルター 520,620,720,820,920,2020 色分解部 521,621 偏光ビームスプリッタ 522R 赤色透過ダイクロイックフィルター 522G 緑色透過ダイクロイックフィルター 522B 青色透過ダイクロイックフィルター 523G,624G 第1の緑色用λ/4光学位相板 524G,625G 第2の緑色用λ/4光学位相板 530R,730R,830R,930R 赤色画像表示部 530G,730G,830G,930G,2030G 緑色画像表示部 530B,730B,830B,930B 青色画像表示部 531R 赤色用ライトバルブ 532R 第1の赤色用波長板 533R 第1の赤色用偏光フィルター 534R 第2の赤色用波長板 535R 第2の赤色用偏光フィルター 541,741,841,941,2041 第1の反射ミラー 542,742,842,942,2042 第2の反射ミラー 543,743,843,943 第3の反射ミラー 544,744 第1の色合成用ダイクロイックミラー 545,745 第2の色合成用ダイクロイックミラー 550,750,850,950,2050 投写レンズ 560,760,860,960,2060 スクリーン 6221 第1の平凸レンズ 6222 第2の平凸レンズ 6223 第3の平凸レンズ 6231 第1の平凹レンズ 6232 第2の平凹レンズ 6233 第3の平凹レンズ 770 補助レンズ 844 第4の反射ミラー 871,971 第1の色合成用λ/4光学位相板 872,972 色合成用緑色透過ダイクロイックフィルタ
ー 873,973 第2の色合成用λ/4光学位相板 881,981 第1のコンデンサレンズ 882,982 第2のコンデンサレンズ 883,983 第3のコンデンサレンズ 991 第1の光路補正プリズム 993 第2の光路補正プリズム 2030 マゼンタ画像表示部 2043 色合成用ダイクロイックミラー PR+G+B 白色P偏光光 QR+G+B 白色円偏光光 QG 緑色円偏光光 SG 緑色S偏光光 SR+B マゼンタS偏光光 QR+B マゼンタ円偏光光 PG 赤色P偏光光 SR 赤色S偏光光赤 QR 色円偏光光 SG+B シアンS偏光光 SB 青色S偏光光 B 青色画像光 G 緑色画像光 G+B シアン画像光 R 赤色画像光 R+G+B 白色画像光

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つ以上の集光手段を有する
    集光手段アレイと、 該集光手段アレイの前記各集光手段の焦光点位置近傍に
    設けられた、透過光の波長域がそれぞれ異なる少なくと
    も2種以上の色フィルターが交互に配置された色フィル
    ターアレイと、 該色フィルターアレイの移動を制御する移動制御手段と
    を具備し、 該移動制御手段が、前記集光手段アレイの前記各集光手
    段から出射される光が同時に同種の前記色フィルターに
    それぞれ照射されるとともに、該光が照射される前記色
    フィルターの種類を所定の時間ごとに順次切り換えるよ
    う前記色フィルターアレイを移動させることを特徴とす
    る色フィルター装置。
  2. 【請求項2】 透過光の光軸方向に重ねられた少なくと
    も2つ以上の色フィルター用ライトバルブと、 該各色フィルター用ライトバルブのうちの1つのみを発
    色状態とするよう該各色フィルター用ライトバルブをそ
    れぞれ制御する色フィルター用ライトバルブ制御手段と
    を含むことを特徴とする色フィルター装置。
  3. 【請求項3】 光源と、 透過型のライトバルブと、 前記光源と前記ライトバルブとの間に配置された請求項
    1または請求項2記載の色フィルター装置と、 該色フィルター装置を透過してくる色光の色に対応する
    色のモノクロ画像を前記ライトバルブに表示させるライ
    トバルブ制御手段とを具備することを特徴とする画像投
    影装置。
  4. 【請求項4】 白色非偏光光を発する光源部と、該光源
    部から入射される前記白色非偏光光を少なくとも2つの
    色直線偏光光に分離する色分解手段と、該色分解手段か
    ら入射される前記色直線偏光光の波長帯の色成分の画像
    信号に応じて該色直線偏光光を変調する少なくとも2つ
    の画像表示手段と、該各画像表示手段からそれぞれ出射
    される光を合成する合成手段とを備える画像投影装置に
    おいて、 前記色分解手段が、 前記光源部から発せられた前記白色非偏光光の光軸との
    なす角がほぼ45度の偏光分離面を有する偏光分離手段
    と、 該偏光分離手段と前記各画像表示手段との間に前記光軸
    に対してほぼ垂直にそれぞれ設けられた、ある波長帯の
    光を透過するダイクロイック面をそれぞれ有する少なく
    とも2つの色分解フィルターとを含むことを特徴とする
    画像投影装置。
  5. 【請求項5】 白色非偏光光を発する光源部と、該光源
    部から入射される前記白色非偏光光を3つの色直線偏光
    光に分離する色分解手段と、該色分解手段から入射され
    る前記色直線偏光光の波長帯の色成分の画像信号に応じ
    て該色直線偏光光を変調する3つの画像表示手段と、該
    各画像表示手段からそれぞれ出射される光を合成する色
    合成手段とを備える画像投影装置において、 前記色分解手段が、 前記光源部から発せられた前記白色非偏光光の光軸との
    なす角がほぼ45度の偏光分離面を有する偏光分離手段
    と、 該偏光分離手段と前記各画像表示手段との間に前記光軸
    に対してほぼ垂直にそれぞれ設けられた、ある波長帯の
    光を透過するダイクロイック面をそれぞれ有する3つの
    色分解フィルターと、 前記光源部から発せられた前記白色非偏光光で前記偏光
    分離手段を透過する光の光軸上の該偏光分離手段と前記
    色分解フィルターの間および該色分解フィルターと前記
    画像表示手段との間にそれぞれ設けられた2つのλ/4
    光学位相板とを含むことを特徴とする画像投影装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06331983A (ja) * 1993-05-20 1994-12-02 Fujitsu General Ltd 液晶式プロジェクタ装置
KR100526641B1 (ko) * 1996-04-13 2005-12-26 톰슨 엘시디(lcd)프로젝터
JP2011521286A (ja) * 2008-05-15 2011-07-21 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 光学素子及び色合成器

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