JPH06193896A - 蓄熱式電気暖房器の温度調節器 - Google Patents
蓄熱式電気暖房器の温度調節器Info
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- JPH06193896A JPH06193896A JP34751892A JP34751892A JPH06193896A JP H06193896 A JPH06193896 A JP H06193896A JP 34751892 A JP34751892 A JP 34751892A JP 34751892 A JP34751892 A JP 34751892A JP H06193896 A JPH06193896 A JP H06193896A
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Landscapes
- Central Heating Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、蓄熱式電気暖房器を寮やホテルなど
の施設の各部屋に夫々設置した場合における各部屋の蓄
熱式電気暖房器の蓄熱温度の監視、調節を集中的に行う
ことを可能にした温度調節器を提供することを目的とす
る。 【構成】電気ヒータにより蓄熱体を加熱して蓄熱を行
い、蓄熱体から放出される熱を利用して室内の暖房を行
う蓄熱式電気暖房器11における蓄熱体の蓄熱温度を調
節する装置において、蓄熱体13の蓄熱温度を設定する
第一の手段と、この手段により設定された情報に基づい
て電気ヒータに対する通電状態を制御する情報を出力す
る第二の手段と、電気ヒータとこの電気ヒータの電源と
を接続するとともに第二の手段から出力された情報によ
り動作して電気ヒータへの通電を制御するヒータ制御手
段とを具備することを特徴とする。
の施設の各部屋に夫々設置した場合における各部屋の蓄
熱式電気暖房器の蓄熱温度の監視、調節を集中的に行う
ことを可能にした温度調節器を提供することを目的とす
る。 【構成】電気ヒータにより蓄熱体を加熱して蓄熱を行
い、蓄熱体から放出される熱を利用して室内の暖房を行
う蓄熱式電気暖房器11における蓄熱体の蓄熱温度を調
節する装置において、蓄熱体13の蓄熱温度を設定する
第一の手段と、この手段により設定された情報に基づい
て電気ヒータに対する通電状態を制御する情報を出力す
る第二の手段と、電気ヒータとこの電気ヒータの電源と
を接続するとともに第二の手段から出力された情報によ
り動作して電気ヒータへの通電を制御するヒータ制御手
段とを具備することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気ヒータにより蓄熱体
を加熱して蓄熱を行い、蓄熱体から放出される熱を利用
して室内の暖房を行う蓄熱式電気暖房器の温度調節器に
関する。
を加熱して蓄熱を行い、蓄熱体から放出される熱を利用
して室内の暖房を行う蓄熱式電気暖房器の温度調節器に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の蓄熱式電気暖房器は、燃料の燃
焼を伴わないことから火災および人体の面で安全である
ので一般家庭に広く使用され、最近では会社の寮やホテ
ル、保養所などの施設にも採用されつつある。
焼を伴わないことから火災および人体の面で安全である
ので一般家庭に広く使用され、最近では会社の寮やホテ
ル、保養所などの施設にも採用されつつある。
【0003】蓄熱式電気暖房器は、通常深夜電力を利用
して蓄熱体に通電して蓄熱している。そして、蓄熱体に
おける蓄熱温度(蓄熱量)は蓄熱体に対する通電時間の
長さに比例する。
して蓄熱体に通電して蓄熱している。そして、蓄熱体に
おける蓄熱温度(蓄熱量)は蓄熱体に対する通電時間の
長さに比例する。
【0004】従来、蓄熱式電気暖房器において蓄熱体の
蓄熱温度を調節する方法には、暖房器に付属している温
度設定ダイヤルを回動して蓄熱温度を設定し、蓄熱体が
設定した温度に達した時に蓄熱体への通電を停止する方
法、あるいは暖房器に付属しているタイムスイッチによ
り蓄熱温度に対応した通電時間を設定し、通電時間が設
定した長さに達した時に通電を停止する方法がある。
蓄熱温度を調節する方法には、暖房器に付属している温
度設定ダイヤルを回動して蓄熱温度を設定し、蓄熱体が
設定した温度に達した時に蓄熱体への通電を停止する方
法、あるいは暖房器に付属しているタイムスイッチによ
り蓄熱温度に対応した通電時間を設定し、通電時間が設
定した長さに達した時に通電を停止する方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように最近蓄
熱式電気暖房器は会社の寮やホテル、保養所などの施設
にも採用されつつある。この場合に暖房器は建物の各部
屋に夫々個別に設けられる。このため、前述した蓄熱体
の蓄熱温度を調節する方法を採用した従来の蓄熱式電気
暖房器では、蓄熱体の蓄熱量を調節する操作を行う上で
次に述べる問題が生じている。
熱式電気暖房器は会社の寮やホテル、保養所などの施設
にも採用されつつある。この場合に暖房器は建物の各部
屋に夫々個別に設けられる。このため、前述した蓄熱体
の蓄熱温度を調節する方法を採用した従来の蓄熱式電気
暖房器では、蓄熱体の蓄熱量を調節する操作を行う上で
次に述べる問題が生じている。
【0006】従来の蓄熱式電気暖房器における蓄熱体の
蓄熱温度(蓄熱量)を調節する方式は、暖房器本体に直
接設けられた温度設定ダイヤルまたはタイムスイッチを
操作する方式である。このため、寮やホテル、保養所な
どの施設の各部屋に夫々設置した従来の蓄熱式電気暖房
器の蓄熱温度を調節する場合には、各部屋に居る人間が
その部屋に設置された暖房器に付属する温度設定ダイヤ
ルまたはタイムスイッチを操作することになる。すなわ
ち、各部屋の暖房器毎に個別に調節することになる。
蓄熱温度(蓄熱量)を調節する方式は、暖房器本体に直
接設けられた温度設定ダイヤルまたはタイムスイッチを
操作する方式である。このため、寮やホテル、保養所な
どの施設の各部屋に夫々設置した従来の蓄熱式電気暖房
器の蓄熱温度を調節する場合には、各部屋に居る人間が
その部屋に設置された暖房器に付属する温度設定ダイヤ
ルまたはタイムスイッチを操作することになる。すなわ
ち、各部屋の暖房器毎に個別に調節することになる。
【0007】従って、寮ホテルや保養所の管理人が管理
人室で各部屋に設置された暖房器の蓄熱温度を集中的に
管理、すなわち各部屋に設置された暖房器の蓄熱温度を
集中的に把握し、且つ蓄熱温度を集中的に調節すること
ができない。
人室で各部屋に設置された暖房器の蓄熱温度を集中的に
管理、すなわち各部屋に設置された暖房器の蓄熱温度を
集中的に把握し、且つ蓄熱温度を集中的に調節すること
ができない。
【0008】このため、寮、ホテルや保養所の管理人
が、各部屋に設置された暖房器の蓄熱温度を夫々把握
し、且つ蓄熱温度を調節するためには、各部屋を夫々回
って各部屋に設置された暖房器に付属する温度設定ダイ
ヤルまたはタイムスイッチを操作する必要があので、大
変不便であるとともに大きな労力を要している。
が、各部屋に設置された暖房器の蓄熱温度を夫々把握
し、且つ蓄熱温度を調節するためには、各部屋を夫々回
って各部屋に設置された暖房器に付属する温度設定ダイ
ヤルまたはタイムスイッチを操作する必要があので、大
変不便であるとともに大きな労力を要している。
【0009】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、蓄熱式電気暖房器を寮やホテル、保養所などの施設
の各部屋に夫々設置した場合における各部屋の蓄熱式電
気暖房器の蓄熱温度の監視およびを調節を集中的に行う
ことを可能にし、各部屋の蓄熱式電気暖房器の蓄熱温度
の監視および調節に伴う作業を簡素にした蓄熱式電気暖
房器の温度調節器を提供することを目的とする。
で、蓄熱式電気暖房器を寮やホテル、保養所などの施設
の各部屋に夫々設置した場合における各部屋の蓄熱式電
気暖房器の蓄熱温度の監視およびを調節を集中的に行う
ことを可能にし、各部屋の蓄熱式電気暖房器の蓄熱温度
の監視および調節に伴う作業を簡素にした蓄熱式電気暖
房器の温度調節器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を解決するた
めに本発明の蓄熱式電気暖房器の温度調節器は、電気ヒ
ータにより蓄熱体を加熱して蓄熱を行い、蓄熱体から放
出される熱を利用して室内の暖房を行う蓄熱式電気暖房
器における前記蓄熱体の蓄熱温度を調節する装置におい
て、前記蓄熱体の蓄熱温度を設定する第一の手段と、こ
の手段により設定された情報に基づいて前記電気ヒータ
に対する通電状態を制御する情報を出力する第二の手段
と、前記電気ヒータとこの電気ヒータの電源とを接続す
るとともに前記第二の手段から出力された情報により動
作して前記電気ヒータへの通電を制御する第三の手段と
を具備することを特徴とする。
めに本発明の蓄熱式電気暖房器の温度調節器は、電気ヒ
ータにより蓄熱体を加熱して蓄熱を行い、蓄熱体から放
出される熱を利用して室内の暖房を行う蓄熱式電気暖房
器における前記蓄熱体の蓄熱温度を調節する装置におい
て、前記蓄熱体の蓄熱温度を設定する第一の手段と、こ
の手段により設定された情報に基づいて前記電気ヒータ
に対する通電状態を制御する情報を出力する第二の手段
と、前記電気ヒータとこの電気ヒータの電源とを接続す
るとともに前記第二の手段から出力された情報により動
作して前記電気ヒータへの通電を制御する第三の手段と
を具備することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の温度調節器は、蓄熱式電気暖房器を
寮、ホテルや保養所などの施設の各部屋に夫々設置した
場合に、各部屋に設置された暖房器とは独立して寮、ホ
テルや保養所などの施設の管理人室に設置する。
寮、ホテルや保養所などの施設の各部屋に夫々設置した
場合に、各部屋に設置された暖房器とは独立して寮、ホ
テルや保養所などの施設の管理人室に設置する。
【0012】管理人は、本発明の温度調節器における第
一の手段で蓄熱温度(蓄熱量)を設定し、第二の手段で
設定された蓄熱量に基づいて電気ヒータの通電状態を制
御する情報を設定し、この情報に基づいて第三の手段が
動作して電気ヒータを通電する。蓄熱体は電気ヒータの
所定のパターンに基づいた通電により加熱されて所定温
度に蓄熱される。
一の手段で蓄熱温度(蓄熱量)を設定し、第二の手段で
設定された蓄熱量に基づいて電気ヒータの通電状態を制
御する情報を設定し、この情報に基づいて第三の手段が
動作して電気ヒータを通電する。蓄熱体は電気ヒータの
所定のパターンに基づいた通電により加熱されて所定温
度に蓄熱される。
【0013】管理人は各部屋から離れた管理人室で、居
人がいる部屋に設置された暖房器に対して遠隔操作によ
り蓄熱温度の監視、調節を行うことができる。そして、
管理人室に各部屋の暖房器に接続される複数の温度調節
器を設けることにより、各部屋の暖房器の蓄熱温度を集
中的に監視、調節を行うとができる。
人がいる部屋に設置された暖房器に対して遠隔操作によ
り蓄熱温度の監視、調節を行うことができる。そして、
管理人室に各部屋の暖房器に接続される複数の温度調節
器を設けることにより、各部屋の暖房器の蓄熱温度を集
中的に監視、調節を行うとができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。第一の実施例について図1、図3、図4およ
び図5を参照して説明する。図1は温度調節器を蓄熱式
電気暖房器に接続した場合を示す概略的構成を示す図で
ある。温度調節器1は次に述べるように構成されてい
る。
説明する。第一の実施例について図1、図3、図4およ
び図5を参照して説明する。図1は温度調節器を蓄熱式
電気暖房器に接続した場合を示す概略的構成を示す図で
ある。温度調節器1は次に述べるように構成されてい
る。
【0015】図中2は温度設定ダイアルで、後述する蓄
熱式電気暖房器に設けられる蓄熱体の蓄熱温度すなわち
蓄熱量を設定するもである。温度設定ダイアル2は操作
者の手動により回動できるとともに、0〜700℃の温
度範囲において所定の温度段階に応じた各角度で停止で
きるようになっている。3は温度設定回路で、温度設定
ダイアル2の設定動作による設定温度に応じた電気信号
を出力する。この実施例では設定ダイアル2と電気ヒー
タ通電制御回路3とで第一の手段が構成される。4は電
気ヒータ通電制御回路で、設定された情報に基づいて蓄
熱式電気暖房器11における電気ヒータ12に対する通
電状態を制御する情報を算出する。
熱式電気暖房器に設けられる蓄熱体の蓄熱温度すなわち
蓄熱量を設定するもである。温度設定ダイアル2は操作
者の手動により回動できるとともに、0〜700℃の温
度範囲において所定の温度段階に応じた各角度で停止で
きるようになっている。3は温度設定回路で、温度設定
ダイアル2の設定動作による設定温度に応じた電気信号
を出力する。この実施例では設定ダイアル2と電気ヒー
タ通電制御回路3とで第一の手段が構成される。4は電
気ヒータ通電制御回路で、設定された情報に基づいて蓄
熱式電気暖房器11における電気ヒータ12に対する通
電状態を制御する情報を算出する。
【0016】説明を加える。蓄熱体は、図4の線図に示
すように電気ヒータの通電時間の長さに応じて蓄熱温度
(蓄熱量%)が規定され、また蓄熱量に応じて自然放熱
量が規定されるという特性がある。
すように電気ヒータの通電時間の長さに応じて蓄熱温度
(蓄熱量%)が規定され、また蓄熱量に応じて自然放熱
量が規定されるという特性がある。
【0017】そこで、これらの利点を利用して、設定し
た蓄熱温度の情報から電気ヒータ12に通電する時間と
パターンの情報を算出する。この時、電気ヒータ12の
通電中にも蓄熱体の自然放熱があるため、この自然放熱
量を考慮して通電終了時に所定の蓄熱温度(蓄熱量)を
確保するように通電パターンを設定している。この実施
例では電気ヒータ通電制御回路4によって第二の手段が
構成されている。
た蓄熱温度の情報から電気ヒータ12に通電する時間と
パターンの情報を算出する。この時、電気ヒータ12の
通電中にも蓄熱体の自然放熱があるため、この自然放熱
量を考慮して通電終了時に所定の蓄熱温度(蓄熱量)を
確保するように通電パターンを設定している。この実施
例では電気ヒータ通電制御回路4によって第二の手段が
構成されている。
【0018】5は発熱素子で、例えばシーズヒータ(電
気ヒータ)が用いられている。この発熱素子5は発熱素
子電源回路6によって通電される。発熱素子電源回路6
では電気ヒータ通電制御回路4からの情報によって発熱
素子5に対する通電が制御される。
気ヒータ)が用いられている。この発熱素子5は発熱素
子電源回路6によって通電される。発熱素子電源回路6
では電気ヒータ通電制御回路4からの情報によって発熱
素子5に対する通電が制御される。
【0019】7はセンサで、発熱素子5の近傍に設けら
れて発熱素子5の発熱が所定温度に達した時に、この温
度の熱に感応して情報を出力する。8は開閉器で、後述
する電気暖房器11の電源Gの回路に組み込まれる。こ
の開閉器8はセンサ7から出力される情報によって開閉
動作される。
れて発熱素子5の発熱が所定温度に達した時に、この温
度の熱に感応して情報を出力する。8は開閉器で、後述
する電気暖房器11の電源Gの回路に組み込まれる。こ
の開閉器8はセンサ7から出力される情報によって開閉
動作される。
【0020】センサ7と開閉器8について説明を加え
る。センサ7は例えば熱によって体積が膨脹、収縮する
液体と、この液体の膨脹、収縮に伴い動作する動作体と
を備えたものである。発熱素子5の発熱によって液体が
膨脹すると動作体が押されて変位する。開閉器8は例え
ば固定接点と可動接点を有し、常時は両接点が開いて開
放状態にある。センサ7の動作体が変位すると、開閉器
8の可動接点が押されて固定接点に接触して開閉器8が
閉成する。
る。センサ7は例えば熱によって体積が膨脹、収縮する
液体と、この液体の膨脹、収縮に伴い動作する動作体と
を備えたものである。発熱素子5の発熱によって液体が
膨脹すると動作体が押されて変位する。開閉器8は例え
ば固定接点と可動接点を有し、常時は両接点が開いて開
放状態にある。センサ7の動作体が変位すると、開閉器
8の可動接点が押されて固定接点に接触して開閉器8が
閉成する。
【0021】センサ7は上記の形式に限定されず、例え
ば熱を感じて電気信号を出力する形式のものでも良い。
開閉器8は上記の形式に限定されず、例えば電磁接触器
を用いても良い。
ば熱を感じて電気信号を出力する形式のものでも良い。
開閉器8は上記の形式に限定されず、例えば電磁接触器
を用いても良い。
【0022】図中11は蓄熱式電気暖房器で、基本的に
は電気ヒータ12と、この電気ヒータ12によって加熱
されて蓄熱を行う固体蓄熱体13とを備え、蓄熱体13
が放出する熱を利用して建物の部屋の暖房を行うもので
ある。蓄熱体13が放出する熱はそのまま輻射熱として
利用するか、あるいは送風ファンを設けて、この送風フ
ァンにより送られる空気を暖めて暖房に利用する。電気
ヒータ12は遮断器14を介して電源Gに接続される。
温度調節器1の開閉器8はこの電気ヒータ12と電源G
との間に接続されている。温度調節器1を用いて蓄熱式
電気暖房器11の温度調節を行う場合について説明す
る。
は電気ヒータ12と、この電気ヒータ12によって加熱
されて蓄熱を行う固体蓄熱体13とを備え、蓄熱体13
が放出する熱を利用して建物の部屋の暖房を行うもので
ある。蓄熱体13が放出する熱はそのまま輻射熱として
利用するか、あるいは送風ファンを設けて、この送風フ
ァンにより送られる空気を暖めて暖房に利用する。電気
ヒータ12は遮断器14を介して電源Gに接続される。
温度調節器1の開閉器8はこの電気ヒータ12と電源G
との間に接続されている。温度調節器1を用いて蓄熱式
電気暖房器11の温度調節を行う場合について説明す
る。
【0023】使用者は設定ダイアル2を所定の温度表示
位置に回動して蓄熱式電気暖房器11に設けられた蓄熱
体13の蓄熱温度を設定する。温度設定回路3は設定ダ
イアル2の設定操作による設定温度に応じた情報を算出
して電気ヒータ通電制御回路4に出力する。
位置に回動して蓄熱式電気暖房器11に設けられた蓄熱
体13の蓄熱温度を設定する。温度設定回路3は設定ダ
イアル2の設定操作による設定温度に応じた情報を算出
して電気ヒータ通電制御回路4に出力する。
【0024】電気ヒータ通電制御回路4は、温度設定回
路3から出力された情報を受け、この情報に基づいて設
定した蓄熱体13の温度を得るように電気ヒータ12に
対する通電状態を制御する情報、すなわち通電時間、通
電パターンを算出する。
路3から出力された情報を受け、この情報に基づいて設
定した蓄熱体13の温度を得るように電気ヒータ12に
対する通電状態を制御する情報、すなわち通電時間、通
電パターンを算出する。
【0025】一般に蓄熱体13の蓄熱は深夜電力を利用
して行う。蓄熱体13における最高の蓄熱温度(蓄熱体
13の蓄熱量が100%)を設定する場合に、例えば図
4の線図に示すように深夜電力時間一杯に電気ヒータ1
2を連続して通電して蓄熱体13を加熱し、蓄熱体13
の蓄熱量を100%とする。
して行う。蓄熱体13における最高の蓄熱温度(蓄熱体
13の蓄熱量が100%)を設定する場合に、例えば図
4の線図に示すように深夜電力時間一杯に電気ヒータ1
2を連続して通電して蓄熱体13を加熱し、蓄熱体13
の蓄熱量を100%とする。
【0026】また、蓄熱体13の最高温度の半分の温度
(蓄熱体13の蓄熱量が50%)で蓄熱を行う場合に
は、例えば図5に示すように電気ヒータ12の通電によ
り蓄熱体が最高温度の半分の温度まで上昇した時点で電
気ヒータ12の通電を停止する。このまま放置しておく
と蓄熱体13の温度が自然放熱により低下するので、深
夜電力時間が終了する前に再度電気ヒータ12に通電し
て蓄熱体13の温度が最高温度の半分の温度に調整す
る。
(蓄熱体13の蓄熱量が50%)で蓄熱を行う場合に
は、例えば図5に示すように電気ヒータ12の通電によ
り蓄熱体が最高温度の半分の温度まで上昇した時点で電
気ヒータ12の通電を停止する。このまま放置しておく
と蓄熱体13の温度が自然放熱により低下するので、深
夜電力時間が終了する前に再度電気ヒータ12に通電し
て蓄熱体13の温度が最高温度の半分の温度に調整す
る。
【0027】電気ヒータ通電制御回路4からの情報は発
熱素子電源回路6に出力される。発熱素子電源回路6は
電気ヒータ通電制御回路4からの情報に基づいて発熱素
子5の通電時間およびパターンを制御する。発熱素子5
はこの通電時間およびパターンに基づいた通電により発
熱する。センサ7は発熱素子5が発熱して温度上昇した
時に、これを感知して動作する。一方、開閉器8は通常
開放しており、センサ7の動作により閉成する。
熱素子電源回路6に出力される。発熱素子電源回路6は
電気ヒータ通電制御回路4からの情報に基づいて発熱素
子5の通電時間およびパターンを制御する。発熱素子5
はこの通電時間およびパターンに基づいた通電により発
熱する。センサ7は発熱素子5が発熱して温度上昇した
時に、これを感知して動作する。一方、開閉器8は通常
開放しており、センサ7の動作により閉成する。
【0028】蓄熱式電気暖房器11の電気ヒータ12と
電源Gとの回路は開閉器8の開放により開放され、開閉
器8の閉成により閉成される。電気ヒータ12と電源G
との回路が閉じることにより電気ヒータ12への通電が
成されて電気ヒータ12が発熱し、電気ヒータ12と電
源Gとの回路が開放することにより電気ヒータ12への
通電が遮断される、
電源Gとの回路は開閉器8の開放により開放され、開閉
器8の閉成により閉成される。電気ヒータ12と電源G
との回路が閉じることにより電気ヒータ12への通電が
成されて電気ヒータ12が発熱し、電気ヒータ12と電
源Gとの回路が開放することにより電気ヒータ12への
通電が遮断される、
【0029】このような経過を経て電気ヒータ通電制御
回路4の算出した通電時間およびパターンをもって電気
ヒータ12の通電発熱が制御が行われ、蓄熱体13は前
記通電時間およびパターンに基づいて電気ヒータ12に
より加熱されて蓄熱される。本発明の温度調節器1の使
用例について図3を参照して説明する。
回路4の算出した通電時間およびパターンをもって電気
ヒータ12の通電発熱が制御が行われ、蓄熱体13は前
記通電時間およびパターンに基づいて電気ヒータ12に
より加熱されて蓄熱される。本発明の温度調節器1の使
用例について図3を参照して説明する。
【0030】図中21は例えば会社の寮として用いられ
る建物で、社員が居住する複数の部屋22と管理人室2
3が設けられている。各部屋22には夫々蓄熱式電気暖
房器11が設置され、管理人室23には各部屋22の数
に応じた複数の温度調節器1が設けられている。
る建物で、社員が居住する複数の部屋22と管理人室2
3が設けられている。各部屋22には夫々蓄熱式電気暖
房器11が設置され、管理人室23には各部屋22の数
に応じた複数の温度調節器1が設けられている。
【0031】各温度調節器1は各部屋22の蓄熱式電気
暖房器11に対応するもので、各温度調節器1に設けら
れた開閉器8は各部屋22の蓄熱式電気暖房器11に設
けられた電気ヒータ12に接続されている。すなわち、
温度調節器1は蓄熱式電気暖房器11とは離れた箇所に
独立して設置することができる。
暖房器11に対応するもので、各温度調節器1に設けら
れた開閉器8は各部屋22の蓄熱式電気暖房器11に設
けられた電気ヒータ12に接続されている。すなわち、
温度調節器1は蓄熱式電気暖房器11とは離れた箇所に
独立して設置することができる。
【0032】なお、温度調節器1における発熱素子5、
センサ7および開閉器8は、温度設定回路3と電気ヒー
タ通電制御回路4から独立して蓄熱式電気暖房器11に
付属して設けても良い。
センサ7および開閉器8は、温度設定回路3と電気ヒー
タ通電制御回路4から独立して蓄熱式電気暖房器11に
付属して設けても良い。
【0033】管理人室23に居る管理人は、管理人室2
3に設けられた各温度調節器1を操作して、蓄熱式電気
暖房器11における蓄熱体13の蓄熱温度を設定するこ
とにより蓄熱式電気暖房器11の蓄熱温度を監視、調節
する。
3に設けられた各温度調節器1を操作して、蓄熱式電気
暖房器11における蓄熱体13の蓄熱温度を設定するこ
とにより蓄熱式電気暖房器11の蓄熱温度を監視、調節
する。
【0034】このように管理人は管理人室23において
各部屋22に設けられた蓄熱式電気暖房器11の蓄熱温
度を集中的に管理できる。従って、管理人は各部屋22
を回って各部屋22に設けられた蓄熱式電気暖房器11
を操作して蓄熱温度を監視、調節する必要がない。図2
は他の実施例について示している。
各部屋22に設けられた蓄熱式電気暖房器11の蓄熱温
度を集中的に管理できる。従って、管理人は各部屋22
を回って各部屋22に設けられた蓄熱式電気暖房器11
を操作して蓄熱温度を監視、調節する必要がない。図2
は他の実施例について示している。
【0035】この実施例では、開閉器8を動作させるた
めに発熱素子5およびセンサ7を用いずに、電気ヒータ
通電制御回路4からの信号により直接動作させるように
なっている。なお、本発明は前記実施例に限定されず
に、種々変形して実施することができる
めに発熱素子5およびセンサ7を用いずに、電気ヒータ
通電制御回路4からの信号により直接動作させるように
なっている。なお、本発明は前記実施例に限定されず
に、種々変形して実施することができる
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、蓄
熱式電気暖房器を寮やホテル、保養所などの施設の各部
屋に夫々設置した場合における各部屋の蓄熱式電気暖房
器の蓄熱温度の監視およびを調節を集中的に行うことを
可能にし、各部屋の蓄熱式電気暖房器の蓄熱温度の監視
および調節に伴う作業を簡素にした蓄熱式電気暖房器の
温度調節器を得ることができる。
熱式電気暖房器を寮やホテル、保養所などの施設の各部
屋に夫々設置した場合における各部屋の蓄熱式電気暖房
器の蓄熱温度の監視およびを調節を集中的に行うことを
可能にし、各部屋の蓄熱式電気暖房器の蓄熱温度の監視
および調節に伴う作業を簡素にした蓄熱式電気暖房器の
温度調節器を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例における温度調節器の概略的
構成を示す図。
構成を示す図。
【図2】他の実施例における温度調節器の概略的構成を
示す図。
示す図。
【図3】温度調節器の使用例を示す図。
【図4】電気ヒータ通電時間と蓄熱体の蓄熱量との関係
を示す線図。
を示す線図。
【図5】電気ヒータの通電パターンの一例を示す線図。
1…温度調節器、2…設定ダイアル、3…温度設定回
路、4…制御回路、6…発熱素子、7…センサ、8…開
閉器、11…蓄熱式電気暖房器、12…電気ヒータ、1
3…蓄熱体。
路、4…制御回路、6…発熱素子、7…センサ、8…開
閉器、11…蓄熱式電気暖房器、12…電気ヒータ、1
3…蓄熱体。
Claims (1)
- 【請求項1】 電気ヒータにより蓄熱体を加熱して蓄熱
を行い、蓄熱体から放出される熱を利用して室内の暖房
を行う蓄熱式電気暖房器における前記蓄熱体の蓄熱温度
を調節する装置において、前記蓄熱体の蓄熱温度を設定
する第一の手段と、この手段により設定された情報に基
づいて前記電気ヒータに対する通電状態を制御する情報
を出力する第二の手段と、前記電気ヒータとこの電気ヒ
ータの電源とを接続するとともに前記第二の手段から出
力された情報により動作して前記電気ヒータへの通電を
制御する第三の手段とを具備することを特徴とする蓄熱
式電気暖房器の温度調節器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34751892A JPH06193896A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 蓄熱式電気暖房器の温度調節器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34751892A JPH06193896A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 蓄熱式電気暖房器の温度調節器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193896A true JPH06193896A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18390769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34751892A Pending JPH06193896A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 蓄熱式電気暖房器の温度調節器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06193896A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006284131A (ja) * | 2005-04-04 | 2006-10-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0415420A (ja) * | 1990-05-10 | 1992-01-20 | Matsushita Electric Works Ltd | 蓄熱床暖房制御システム |
JPH0415421A (ja) * | 1990-05-10 | 1992-01-20 | Matsushita Electric Works Ltd | 蓄熱床暖房制御システム |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP34751892A patent/JPH06193896A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0415420A (ja) * | 1990-05-10 | 1992-01-20 | Matsushita Electric Works Ltd | 蓄熱床暖房制御システム |
JPH0415421A (ja) * | 1990-05-10 | 1992-01-20 | Matsushita Electric Works Ltd | 蓄熱床暖房制御システム |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006284131A (ja) * | 2005-04-04 | 2006-10-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
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