JPH06193880A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH06193880A
JPH06193880A JP34613292A JP34613292A JPH06193880A JP H06193880 A JPH06193880 A JP H06193880A JP 34613292 A JP34613292 A JP 34613292A JP 34613292 A JP34613292 A JP 34613292A JP H06193880 A JPH06193880 A JP H06193880A
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cooked
heating
food
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Seiji Moriguchi
誠治 森口
Shuichi Takada
秀一 高田
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Rinnai Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】加熱源が作動したまま放置された場合に、調理
内容に応じた適切なタイミングで該加熱源を停止させる
ことができ、安全性や使用性に優れた加熱調理器を提供
する。 【構成】加熱調理の開始時点から所定の停止時間の経過
時にバーナの加熱作動を自動的に停止する。停止時間
は、調理温度Tが270°C以上に上昇した場合とそう
でない場合とで異なるものとし、調理温度Tが270°
C以上に上昇した場合には、そうでない場合よりも短い
時間に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスコンロや、電気コ
ンロ、オーブン等の加熱調理器に関し、特に該加熱調理
器の安全のための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の加熱調理器の安全装置と
しては、例えば特公平4−50489号公報に開示され
ているものが知られている。
【0003】この安全装置は、調理物の加熱開始時点か
ら時間を計測し、その計測時間があらかじめ定めた所定
の時間に達しても、加熱源が停止されていないときに
は、自動的に該加熱源の加熱作動を停止せしめるように
したものである。
【0004】しかしながら、かかる安全装置にあって
は、調理物の加熱開始時点から加熱源を停止させるまで
のタイマ時間を所定値に固定しているために次のような
不都合があった。
【0005】すなわち、例えば、調理物として油物と煮
物とを比較すると、一般に、調理時間は、煮物の方が長
く、また、調理温度は油物の方が高い。
【0006】このため、例えば煮物の調理の途中で加熱
源が停止してしまうことのないように、前記タイマ時間
を比較的長いものに設定しておくと、油物の調理時に使
用者が誤って長時間にわたって離れてしまうような場合
には、油物が高温で加熱調理されたまま長時間にわたっ
て放置されることとなり、極端な焦げつき等を生じる虞
れがあるという不都合があった。
【0007】また、かかる弊害を防止するために、前記
タイマ時間を比較的短いものに設定しておくと、煮物の
調理の途中で加熱源が停止してしまうことがあり、この
ような場合には、使用者は再び加熱源を作動させなけれ
ばならないという不都合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消し、加熱源が作動したまま放置された場合に、調
理内容に応じた適切なタイミングで該加熱源を停止させ
ることができ、安全性や使用性に優れた加熱調理器を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の第1の態様は、調理物を加熱する加熱源
を備えた加熱調理器において、前記調理物の調理温度を
検出する温度検出手段と、前記調理物の加熱開始時点か
ら所定時間の経過時に前記加熱源の加熱作動を停止せし
める停止手段とを備え、前記停止手段は、前記調理物の
調理温度が所定の調理温度以上に達したときの前記所定
時間を、該所定の調理温度に達しないときの前記所定時
間よりも短く設定することを特徴とする。
【0010】また、本発明の第2の態様は、調理物を加
熱する加熱源を備えた加熱調理器において、前記調理物
の加熱調理時に該調理物が煮物類調理物であるか油物類
調理物であるかを判別する判別手段と、前記調理物の加
熱開始時点から前記判別手段により判別された前記調理
物の種別に応じた所定時間の経過時に前記加熱源の加熱
作動を停止せしめる停止手段とを備え、前記停止手段
は、前記調理物の種別が油物類調理物であると判別され
たときの前記所定時間を、煮物類調理物であると判別さ
れたときの前記所定時間よりも短く設定することを特徴
とする。
【0011】この場合、前記調理物の加熱調理時に該調
理物の調理温度を検出する温度検出手段を備え、前記判
別手段は、前記調理物の加熱開始後、前記温度検出手段
により検出された調理温度があらかじめ定められた第1
の所定温度に達した時点から所定時間内にあらかじめ定
められた第2の所定温度以上に上昇した時に前記調理物
を油物類調理物であると判別し、前記所定時間内に前記
第2の所定温度に達しない時に前記調理物を煮物類調理
物であると判別することを特徴とする。
【0012】あるいは、前記調理物の加熱調理時に該調
理物の調理温度を検出する温度検出手段と、該温度検出
手段により検出される調理温度に基づいて該調理温度が
平衡状態にあるか否かを検出する平衡状態検出手段とを
備え、前記判別手段は、前記温度検出手段により検出さ
れた調理温度があらかじめ定められた所定温度以下の状
態で前記平衡状態検出手段により該調理温度の平衡状態
が検出されたときに前記調理物を煮物類調理物であると
判別し、前記温度検出手段により検出された調理温度が
前記所定温度以上に上昇したときに前記調理物を油物類
調理物であると判別することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の第1の態様によれば、前記加熱源によ
る前記調理物の加熱調理の開始後、前記所定時間を経過
すると、前記停止手段により前記加熱源の加熱作動が自
動的に停止される。そして、このとき、前記温度検出手
段により検出される調理温度が前記所定の調理温度以上
に上昇した場合には、該所定の調理温度に達しない場合
よりも短い所定時間の経過時に加熱源が停止される。
【0014】従って、油物調理等、比較的高温で行う調
理においては、加熱調理の開始後、比較的短時間で安全
のために加熱源が停止され、また、煮物調理等、比較的
低温で長い時間にわたる調理においては、その調理時間
が一般的に長いことに応じて加熱源が自動的に停止され
るまでの時間が長くなる。
【0015】次に、本発明の第2の態様によれば、前記
加熱源による前記調理物の加熱調理の開始後、該調理物
が比較的低温で長い時間にわたる煮物類調理物である
か、比較的高温で調理時間の短い油物類調理物であるか
が前記判別手段により判別され、その判別結果が、油物
類調理物である場合には、煮物類調理物である場合に較
べて加熱調理の開始後、前記停止手段により、比較的短
時間で安全のために前記加熱源の加熱作動が自動的に停
止される。
【0016】従って、油物調理等、比較的高温で行う調
理においては、加熱調理の開始後、比較的短時間で安全
のために加熱源が停止され、また、煮物調理等、比較的
低温で長い時間にわたる調理においては、その調理時間
が一般的に長いことに応じて加熱源が自動的に停止され
るまでの時間が長くなる。
【0017】この場合、煮物類調理物であるか油物類調
理物であるかの判別については、一般に、煮物類調理に
おいては、その煮汁の基となる水の沸点が100°Cで
あるから、調理温度が100°C程度の温度に達する
と、調理温度がほとんど上昇しなくなる状態がある程度
継続する。一方、油物類調理においては、その基礎とな
る油の沸点は水よりもはるかに高く、また、その比熱が
比較的小さいために、一般に、調理温度が100°C以
上の温度に迅速に上昇していく。
【0018】そこで、前記調理物の加熱開始後、前記温
度検出手段により検出された調理温度が前記第1の所定
温度(例えば100°C)に達した時点から所定時間内
に前記第2の所定温度(例えば150°C)以上に上昇
するか否かを見ることにより、調理物が油物類調理物で
あるか煮物類調理物であるかを判別することが可能とな
る。
【0019】また、一般に、煮物類調理においては、そ
の煮汁の基となる水が沸騰することにより、調理温度が
100°C程度の温度で平衡状態(調理温度が略一定で
継続する状態)となり、また、油物類調理においては、
その沸点が高いために、一般には、調理温度は煮物類調
理の場合よりも十分に高い温度まで上昇する。
【0020】そこで、前記温度検出手段により検出され
た調理温度が前記所定温度(例えば220°C)以下の
状態で前記平衡状態検出手段により該調理温度の平衡状
態が検出された場合には、調理物を煮物類調理物である
と判別することが可能となり、また、調理温度が前記所
定温度以上に上昇した場合には、調理物を油物類調理物
であると判別することが可能となる。
【0021】
【実施例】本発明の第1の態様の一例を図1乃至図3に
従って説明する。図1は本実施例の加熱調理器のシステ
ム構成図、図2は該加熱調理器の要部のブロック構成
図、図3は該加熱調理器の作動を説明するためのフロー
チャートである。
【0022】図1において、本実施例の加熱調理器は、
調理物の加熱源であるコンロバーナ1と、このコンロバ
ーナ1の作動制御を行うコントローラ2とを備えるもの
であり、バーナ1には、ガス供給管3からガスが供給さ
れるようになっている。ガス供給管3には、コントロー
ラ2により開閉制御される電磁弁4が介装され、さら
に、図示しないが、バーナ1へのガス供給量を調整する
ための流量調整弁が介装されている。該流量調整弁は、
図示しないガス量調整操作子の操作に連動して作動する
ようになっている。また、ガス供給管3には、電磁弁4
の下流側で分岐管5が並列に設けられ、この分岐管5に
は、コントローラ2により適宜、開閉制御される火力調
整用電磁弁6が介装されている。
【0023】バーナ1の近傍には、コントローラ2から
スパーカ7を介して通電制御される点火電極8と、バー
ナ1における着火/失火を検知してその検知信号をコン
トローラ2に出力する炎検知センサ9とが設けられてい
る。さらに、バーナ1の中心部には、調理物の調理温度
を検出する温度センサ10が設けられ、この温度センサ
10は、バーナ1上に調理物を収納した調理用鍋等が載
架された時に、該調理用鍋等に接触して調理物の調理温
度を検出し、その調理温度に応じた信号をコントローラ
2に出力するようにしている。
【0024】前記コントローラ2は、CPUやRAM、
ROM等を含む電子回路により構成されるものであり、
このコントローラ2には、前記電磁弁4,6や温度セン
サ10等が接続されると共に、バーナ1の点火/消火を
行うための図示しない点火/消火つまみに連動する運転
スイッチ11が接続されている。
【0025】尚、本実施例の加熱調理器においては、使
用者自身による通常的な調理の他、バーナ1を用いて調
理を行う際に、油物調理や、煮物調理、湯沸かしにおけ
る沸騰後の保温、焼き物調理等の種々の調理メニューに
応じてバーナ1の作動を所定のシーケンスに従って自動
制御し得るようになっており、これらの調理メニューを
選択・設定するための操作部12がコントローラ2に接
続されている。
【0026】図2を参照して、コントローラ2は、その
機能的構成として、前記温度センサ10を介してバーナ
1における調理物の調理温度を検出する温度検出部13
と、該温度検出部13により検出された調理温度と後述
の基準温度とを比較する比較部14と、該比較部14に
よる比較結果に応じて後述の停止時間を設定する停止時
間設定部15と、前記運転スイッチ11の投入信号に応
じて駆動されてクロック信号を出力するタイマ16と、
前記運転スイッチ11、炎検知センサ9、操作部12、
タイマ16,温度検出部13及び停止時間設定部15か
らの信号に基づいて前記電磁弁4,6やスパーカ7を介
してバーナ1の作動制御を行う運転制御部17とを備え
ている。
【0027】ここで、本発明の第1の態様の構成要件に
対応して、温度センサ10及び温度検出部13は温度検
出手段18を構成するものであり、比較部14、停止時
間設定部15、タイマ16、運転制御部17及び前記電
磁弁4は、停止手段19を構成するものである。
【0028】次に、本実施例の加熱調理器の作動を説明
する。
【0029】図1及び図2を参照して、本実施例の加熱
調理器において、バーナ1を用いて調理を行う際には、
まず、前記運転スイッチ11を投入する。この時、コン
トローラ2の運転制御部17は、運転スイッチ11の信
号を受けると、ガス供給管3の電磁弁4を開成してバー
ナ1へのガス供給を行わしめると共に、前記スパーカ7
を介して点火電極8に通電して火花を生ぜしめ、これに
よりバーナ1を点火する。
【0030】尚、この時、運転制御部17は、炎検知セ
ンサ9により着火/失火を検知し、失火が検知された場
合には、電磁弁4を閉じると共に、図示しないブザーや
ランプ等により使用者に警報を発する。
【0031】また、運転スイッチ11の投入により、タ
イマ16がリセット/起動され、該タイマ16から出力
されるクロック信号を運転制御部17がカウントするこ
とにより、後述するバーナ1の自動停止のための経過時
間が計測される。
【0032】このように、バーナ1が着火し、調理物の
加熱が開始されると、コントローラ2は、図3のフロー
チャートに示すような制御を行う。
【0033】すなわち、図2及び図3を参照して、タイ
マ16が起動され、経過時間が計測されている状態で、
所定の単位時間(例えば1秒)毎に、前記温度検出部1
3により温度センサ10を介して調理温度Tが検出され
る。そして、該調理温度Tが検出される毎に、前記比較
部14により、あらかじめ定められた基準温度(本実施
例では270°C)と、調理温度Tが比較される。
【0034】この時、調理物は、バーナ1による加熱調
理に伴って、その調理温度Tが徐々に上昇していくが、
上記の比較結果がT<270°Cである間は、前記停止
時間設定部15により“停止時間”が例えば2時間に設
定される。
【0035】ここで、“停止時間”とは、前記タイマ1
6の起動時から安全のためにバーナ1の加熱作動を自動
的に停止させるまでの時間である。この場合、停止時間
設定部15は、加熱調理の開始時に、“停止時間”をそ
の初期値として例えば2時間に設定しており、従って、
T<270°Cである限り、“停止時間”の設定値は変
更されない。
【0036】これにより、一般の煮物調理等、比較的低
温(<270°C)で行う調理においては、“停止時
間”は2時間に設定される。
【0037】一方、調理温度Tが270°C以上にまで
上昇し、これが比較部14により検出されると、停止時
間設定部15は、“停止時間”を前記の場合よりも短い
時間、例えば1時間に変更する。
【0038】これにより、油物調理等、調理温度Tが高
温(270°C以上)になるような調理においては、
“停止時間”は1時間に設定される。
【0039】次いで、運転制御部17は、タイマ16か
ら得られるクロック信号をカウントすることにより計測
している経過時間が、前記停止時間設定部15により設
定された“停止時間”に達すると、安全弁としての前記
電磁弁4を閉弁する。これにより、バーナ1へのガス供
給が遮断されて、バーナ1の加熱作動が停止することと
なる。
【0040】この場合、前述したように“停止時間”
は、油物調理等、調理温度Tが270°C以上の高温に
なるような調理においては、1時間に設定されるので、
加熱調理の開始後、比較的短時間でバーナ1の加熱作動
が自動的に停止される。これにより、この種の高温調理
の際に、使用者が誤って調理を放置したような場合であ
っても、極端な焦げつき等を回避することができる。
【0041】逆に、煮物調理等、比較的低温で、また比
較的長い時間にわたる調理においては、“停止時間”が
2時間に設定されるので、加熱調理の開始後、比較的遅
いタイミングでバーナ1が自動的に停止されるものの、
調理温度が低いために、焦げつき等を十分に回避するこ
とができ、また、バーナ1の停止のタイミングを遅らせ
ることにより、調理の途中でバーナ1が使用者の意に反
して停止してしまうような事態を回避することができ、
支障なく調理を行うことができる。
【0042】尚、本実施例の加熱調理器においては、調
理の開始時に、前記操作部12により、湯沸かしにおけ
る沸騰後の保温、焼き物調理等の調理メニューが設定さ
れた場合には、コントローラ2は、その調理メニューに
応じた所定のシーケンスに従って、前記火力調整用電磁
弁6等を開閉制御して、バーナ1の加熱作動を自動制御
するようにしている。そして、この場合においても、加
熱調理の開始後、停止時間設定部15により設定された
“停止時間”の経過時に安全のために自動的にバーナ1
を停止させるようにしている。
【0043】また、本実施例においては、加熱調理器と
してガスコンロを例にとって説明したが、電気コンロや
オーブン等の各種の加熱調理器において本実施例と同様
に本発明の第1の態様を適用することができることはも
ちろんである。
【0044】次に、本発明の第2の態様の一例を図4乃
至図7を参照して説明する。図4は本実施例の加熱調理
器の要部のブロック構成図、図5は該加熱調理器の作動
を説明するための線図、図6及び図7は該加熱調理器の
作動を説明するためのフローチャートである。
【0045】尚、本実施例の加熱調理器は、コントロー
ラの機能的構成を除き、前述の図1に示した加熱調理器
と同一のシステム構成を有するものであり、以下、説明
に際して、図1に示した加熱調理器と同一構成のもの
は、同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。
【0046】図4において、本実施例の加熱調理器のコ
ントローラ2は、前述の温度センサ10を介して調理温
度を検出する温度検出部13と、前述の運転スイッチ1
1の投入に連動してリセット/起動されるタイマ16
と、温度検出部13により検出される調理温度を基に、
該調理温度が略一定となる平衡状態にあるか否かを検出
する平衡状態検出部20と、該平衡状態検出部20、温
度検出部13及びタイマ16からの信号を基に調理物が
煮物類調理物であるか油物類調理物であるかを判別する
判別部21と、その判別結果に応じてバーナ1(図1参
照)を自動停止させるための“停止時間”を設定する停
止時間設定部22と、前記運転スイッチ11、炎検知セ
ンサ9、操作部12、タイマ16,温度検出部13及び
停止時間設定部22からの信号に基づいて前記電磁弁
4,6やスパーカ7を介してバーナ1の作動制御を行う
運転制御部23とを備えている。
【0047】ここで、本発明の第2の態様の構成要件に
対応して、温度センサ10及び温度検出部13は温度検
出手段18を構成し、判別部21は判別手段21を構成
し、タイマ16、停止時間設定部22、運転制御部23
及び電磁弁4は停止手段19を構成し、平衡状態検出部
20は平衡状態検出手段20を構成するものである。
【0048】次に、本実施例の加熱調理器の作動を説明
する。
【0049】図1及び図4を参照して、本実施例の加熱
調理器において、バーナ1を用いて調理を行う際には、
前述の加熱調理器と同様に、まず、運転スイッチ11を
投入することにより、バーナ1が点火される。
【0050】この時、図6を参照して、運転スイッチ1
1の投入により、タイマ16がリセット/起動され、該
タイマ16のクロック信号が運転制御部23によりカウ
ントされて、後述するようにバーナ1を自動的に停止さ
せる制御のための経過時間t S が計測される。
【0051】次いで、このように経過時間tS を計測し
た状態で、調理物が煮物類調理物であるか油物類調理物
であるかを判別するための制御がコントローラ2により
行われる。この判別制御は次のように行われる。
【0052】すなわち、図7を参照して、まず、コント
ローラ2の温度検出部13は、所定の単位時間(例えば
1秒)毎に温度センサ10を介して調理温度Tを検出し
(STEP1)、これを判別部21に出力する。そし
て、判別部21は、バーナ1による調理物の加熱によ
り、調理温度Tが例えば100°Cに達するまで待機し
(STEP2)、100°Cに達すると、その時点か
ら、調理物の種別の判別のために経過時間tC を計測す
る(STEP3)。この経過時間tC の計測は、前記タ
イマ16のクロック信号をT≧100°Cとなった時点
からカウントすることにより行われる。また、これと並
行して、前記平衡状態検出部20により調理温度Tが平
衡状態にあるか否かの検出が開始される(STEP
3)。この平衡状態の検出方法については後述する。
【0053】次いで、判別部21は、経過時間tC が例
えば150秒に達するまでに、温度検出部13から得ら
れる調理温度Tがさらに、例えば150°C以上の温度
に上昇するか否かを観測する(STEP4,5)。
【0054】このとき、調理温度Tが100°Cに達し
てから150秒が経過するまでに、調理温度Tが150
°C以上に上昇した場合には、基本的には、調理物が油
物類調理物であると判断することができ、また、150
秒が経過するまでに、調理温度Tが150°Cまで上昇
しない場合には、基本的には、調理物が煮物類調理物で
あると判断することができる。
【0055】すなわち、一般に、煮物類調理物では、煮
汁の基となる水が含まれるため、調理温度Tが水の沸点
である100°C程度の温度まで上昇すると、バーナ1
の火力の強弱等によって多少の違いはあるものの、水が
蒸発して少なくなるまでほぼ100°C程度の温度に維
持され、調理温度Tはあまり上昇しない。
【0056】一方、一般に、食用油を使用する油物類調
理においては、その基礎となる油の沸点が水に較べて十
分に高いと共に、油の比熱が比較的小さく、このため、
バーナ1の火力の強弱等によって多少の違いはあるもの
の、調理温度Tが100°Cに達した後も比較的迅速に
調理温度Tが上昇していく。
【0057】従って、調理温度Tが100°Cに達して
から150秒が経過するまでに、調理温度Tが150°
Cまで上昇しない場合には、基本的には、調理物が煮物
類調理物であると判断することができ、また、150秒
が経過するまでに、調理温度Tが150°C以上に上昇
した場合には、基本的には、調理物が油物類調理物であ
ると判断することができる。
【0058】但し、煮物類調理物であっても、例えば加
熱調理の初期段階で含まれる水が少ない場合や、バーナ
1の火力が強い場合等には、調理温度Tが100°Cに
達した後も、比較的短時間で調理温度Tがさらに上昇し
ていく場合、すなわち、150秒が経過するまでに、調
理温度Tが150°C以上に上昇する場合が起こり得
る。また、油物類調理物であっても、例えば油の量が多
い場合や、バーナ1の火力が弱い場合には、調理温度T
が100°Cに達した後の調理温度Tの上昇速度が比較
的遅い場合、すなわち、150秒が経過するまでに、調
理温度Tが150°Cまで上昇しない場合も起こり得
る。
【0059】そこで、本実施例においては、煮物類調理
物であるか油物類調理物あるかの判別をより正確なもの
とするために、さらに、調理温度Tの平衡状態(調理温
度Tが略一定となる状態)の有無を検出するようにして
いる(STEP6,7)。すなわち、一般に、煮物類調
理においては、水を基礎とする煮汁が含まれると共に、
比較的火力を弱めにして調理が行われるため、調理温度
Tは、高々130°C〜140°C程度の略一定の温度
に維持される状態が長い。一方、油物類調理において
は、油の沸点が高いと共に、比較的火力を強めにして調
理が行われるため、煮物類調理のように比較的低温で調
理温度Tが略一定に維持されるような状態はない。そし
て、揚げ物調理等においては、最終的には、調理温度T
(油の温度)が略一定に維持されるものの、その温度
は、200°Cを越えるような高い温度である。
【0060】従って、比較的調理温度Tが低い状態で調
理温度Tの平衡状態が検出されれば、調理物が煮物類調
理物であると判別することができ、調理温度Tが低い状
態では調理温度Tの平衡状態が検出されないならば、調
理物が油物類調理物であると判別することができる。
【0061】ここで、本実施例における平衡検出は前記
平衡検出部20により次のように行われる。
【0062】すなわち、本実施例においては、図4及び
図5を参照して、前記平衡状態検出部20は、前記調理
温度Tが100°Cに達した時点から、温度検出部13
から得られる調理温度Tのデータを例えば15秒毎に抽
出し、この調理温度Tの抽出を、以後、調理温度Tが2
20°C未満である状態で行う。
【0063】そして、平衡状態検出部20は、図5に示
すように、15秒毎に抽出された連続する複数個(本実
施例では9個)の調理温度Tのデータを順次記憶保持し
ていく。
【0064】次いで、これらの9個のデータから30秒
毎の7個の温度差を算出する。ここで、抽出された9個
の調理温度Tのデータを、図5に示すように最新のもの
から順に、T(n),T(n−1),……,T(n−
8)とすると、上記7個の温度差ΔT(n),ΔT(n
−1),……,ΔT(n−6)は次式により求められ
る。
【0065】ΔT(k)=T(k)−T(k−2) (k=n,n−1,……,n−6) これらの温度差ΔTは、新たな調理温度Tが抽出される
毎に算出される。
【0066】次いで、平衡状態検出部20は、これらの
7個の温度差ΔT(n),ΔT(n−1),……,ΔT
(n−6)を基に、調理温度Tが平衡状態にあるか否か
を判定するために、各温度差ΔTが−2°C≦ΔT≦2
°Cの範囲に在るか否かを判定する。
【0067】ここで、平衡状態とは、調理温度Tが略一
定となる状態であるから、調理温度Tが平衡状態にあれ
ば、各温度差ΔTについて−2°C≦ΔT≦2°Cとな
るのであるが、この条件は、平衡状態でない場合でも満
たされることがある。例えば、抽出された9個の調理温
度Tのデータが1°Cづつ上昇しているとすれば、ΔT
≦2°Cとなって、上記の条件が満たされる。
【0068】そこで、このような状態を排除するため
に、平衡状態検出部20は、さらに、平衡状態であれば
時間的に離れて得られた一対の調理温度Tのデータにつ
いてもそれらの温度差が小さなものとなるということに
基づいて、前記9個の調理温度TのデータT(n),T
(n−1),……,T(n−8)のうち、最新のデータ
T(n)と最も古いデータT(n−8)との差T(n)
−T(n−8)が、−4°C≦T(n)−T(n−8)
≦4°Cの範囲にあるか否かを判定する。
【0069】そして、平衡状態検出部20は、前記各温
度差ΔTについて−2°C≦ΔT≦2°Cという条件が
満たされ、且つ、温度差T(n)−T(n−8)につい
て、−4°C≦T(n)−T(n−8)≦4°Cという
条件が満たされた場合には、調理温度Tが平衡状態にあ
ることを検出し、このことを示す信号を前記判別部21
に出力する。
【0070】尚、かかる平衡状態の検出処理は、平衡状
態が検出された後も、調理温度Tのデータが得られる毎
に継続して行われる。また、平衡状態が検出された場合
には、その時の最新の調理温度TのデータT(n)が平
衡検出温度として前記判別部2に出力される。
【0071】図7を参照して、STEP6において、す
なわち、前述したように加熱調理の開始後、調理温度T
が100°Cに達してから150秒以内に調理温度Tが
150°C以上に上昇せず、煮物類調理である可能性が
高い場合において、前記平衡状態検出部20により平衡
状態が検出された時には、調理温度Tが、比較的低温で
略一定となっている状態であるので、判別部21は調理
物が煮物類調理物であると判別する。
【0072】一方、STEP6において、平衡状態が検
出されない場合には、油物類調理において油の量等が多
く、なかなか調理温度Tが上昇しないような場合も考え
られるので、判別部21は、調理温度Tが例えば220
°C以上の温度まで上昇するか否かを監視すると共に
(STEP8)、220°C未満の調理温度Tで平衡状
態が検出されるか否かを引き続き監視する。そして、2
20°C未満の調理温度Tで平衡状態が検出された場合
には、判別部21は調理物が煮物類調理物であると判別
し(STEP9)、平衡状態が検出されずに調理温度T
が220°Cに達した場合には、油物類調理物であると
判別する(STEP10)。これは、前述したように、
一般に、煮物類調理物では、比較的低い調理温度で平衡
状態が得られ、逆に、油物類調理物では、煮物類調理物
のように低い調理温度では平衡状態が得られないからで
ある。
【0073】また、前述したように加熱調理の開始後、
調理温度Tが100°Cに達してから150秒以内に調
理温度Tが150°C以上に上昇し、油物類調理である
可能性が高い場合(STEP4において“YES”)に
おいて、判別部21は、調理温度Tが例えば220°C
以上の温度まで上昇するまでに平衡状態が検出されるか
否かを監視する(STEP7,11)。そして、平衡状
態が検出されないまま、調理温度Tが220°C以上に
上昇したとき(STEP11において“YES”)に
は、判別部21は調理物が油物類調理物であると判別す
る(STEP10)。
【0074】一方、調理温度Tが220°C未満の状態
で平衡状態が検出された場合(STEP7において“Y
ES”)には、例えば煮物類調理において、初期段階で
バーナ1の火力を強くした状態で加熱調理を行い、しか
る後に、火力を弱めた場合や、油物類調理において一旦
火力が弱められた場合等が考えられるので、判別部21
は、前記平衡状態検出部20から得られる前記平衡検出
温度Th(=T(n))が例えば140°C以下である
かそれよりも高いかを判定する(STEP12)。
【0075】ここで、Th≦140°Cであるときに
は、すなわち、このような比較的低温の調理温度で平衡
状態が検出されたときには、判別部21は煮物類調理物
であると判別する。
【0076】また、Th>140°Cであるときには、
すなわち、このような比較的高温の調理温度で平衡状態
が検出されたときには、煮物類調理である可能性より
も、油物類調理において一旦火力が弱められた場合等の
蓋然性が高いため、判別部21は、調理温度Tが220
°C以上の温度まで上昇するまでに平衡状態が検出され
るか否かを引き続き監視する(STEP7,11)。そ
して、調理温度Tが220°C以上の温度まで上昇した
ときには、判別部21は、油物類調理物であると判別し
(STEP10)、また、平衡状態が検出され、且つT
h≦140°Cであるときには、煮物類調理物であると
判別する(STEP13)。
【0077】以上の処理により、調理物の種別が煮物類
調理物であるか油物類調理物であるかの判別がなされ
る。
【0078】次いで、このように調理物の種別が判別さ
れた後には、図6を参照して、コントローラ2の前記停
止時間設定部22は、煮物類調理物であると判別された
場合には、“停止時間”を2時間に設定し、また、油物
類調理物であると判別された場合には、“停止時間”を
1時間に設定する。そして、コントローラ2の運転制御
部23は、前記タイマ16のクロック信号により計測さ
れる前記経過時間tS、すなわち、加熱調理の開始時か
らの経過時間tS が上記のように設定された“停止時
間”に達すると、安全弁である前記電磁弁4(図1参
照)を閉弁してバーナ1へのガス供給を遮断し、これに
よりバーナ1の加熱作動を停止させる。
【0079】この場合、“停止時間”は、調理物が比較
的低い調理温度Tで長い時間にわたる煮物類調理物にお
いては、2時間と比較的長い時間に設定されているの
で、調理の途中でバーナ1が使用者の意に反して停止し
てしまうようなことはなく、また、調理温度Tが比較的
低い(高々140°C)ので、使用者が調理を放置した
ような場合であっても、極端な焦げつき等を生じること
がない。
【0080】一方、比較的高い調理温度Tで調理が行わ
れる油物類調理物においては、“停止時間”が1時間と
比較的短い時間に設定されるので、調理の途中で使用者
が放置したような場合であっても、調理の開始から比較
的短時間でバーナ1が自動的に停止され、極端な焦げつ
き等を生じることがない。そして、このような油物類調
理においては、調理時間が一般に1時間に満たない短い
時間であるので、調理の途中で勝手にバーナ1が停止し
てしまうような事態も回避することができる。
【0081】このように、本実施例の加熱調理器におい
ては、調理物が比較的低い調理温度で長い時間にわたる
煮物類調理物であるか、比較的高い調理温度で行われる
油物類調理物であるかを自動的に判別し、煮物類調理物
であるときにはバーナ1を安全のために停止させる“停
止時間”を比較的長めに設定し、油物類調理物であると
きには、“停止時間”を比較的短めに設定するので、調
理内容に応じた適切なタイミングでバーナ1を停止させ
ることができ、安全なものであるばかりか、使用性にも
優れたものとなっている。
【0082】また、調理物の種別の判別に際しては、加
熱調理の開始後、調理温度Tが100°Cに達した時点
から所定時間(150秒)内に調理温度Tの温度上昇が
比較的大きいか否かにより、煮物類調理物であるか油物
類調理物であるかを大まかに判別し、さらに、比較的低
い調理温度(220°C以下)で平衡状態が検出される
か否かにより、煮物類調理物であるか油物類調理物であ
るかを最終的に判別するので、この判別の信頼性が高い
ものとなっている。
【0083】この場合、判別の信頼性の点からは、本実
施例の方が優れるものの、調理物の種別の判別は、加熱
調理の開始後、調理温度Tが100°Cに達した時点か
ら所定時間(150秒)内に調理温度Tの温度上昇が比
較的大きいか否かによってのみ行うようにすることも可
能であり、また、比較的低い調理温度(220°C以
下)で平衡状態が検出されるか否かによってのみ行うよ
うにすることも可能である。
【0084】尚、本実施例において、調理物の種別の判
別結果が、実際の調理物の種別と異なる場合も多少は起
こり得るものの、図7を参照して明らかなように、基本
的には、煮物類調理物であると判別される場合は、調理
温度Tが比較的低い状態であるので、仮に実際の調理物
が油物類調理物であったとしても、“停止時間”が長く
なっても支障がない。また、油物類調理物であると判別
される場合は、調理温度Tが極めて高い状態であるの
で、仮に実際の調理物が煮物類調理物であったとして
も、焦げつき等の防止のためには、比較的短時間でバー
ナ1を停止させることが好ましく、従って、“停止時
間”が短くなっても支障がない。
【0085】また、本実施例においては、例えば調理温
度Tが万が一100°C以上の温度に上昇しない場合に
は、調理物の種別の判別を行うことができなくなるが、
前記停止時間設定部22は、加熱調理の開始時に、あら
かじめ“停止時間”の初期値として例えば2時間を設定
するようにしており、従って上記のような場合には、煮
物類調理物の場合と同じ“停止時間”の経過時に自動的
にバーナ1が停止される。
【0086】また、本実施例においては、前述の実施例
と同様に、調理の開始時に、前記操作部12により、湯
沸かしにおける沸騰後の保温、焼き物調理等の調理メニ
ューが設定された場合には、コントローラ2は、その調
理メニューに応じた所定のシーケンスに従って、前記火
力調整用電磁弁6等を開閉制御して、バーナ1の加熱作
動を自動制御するようにしている。そして、この場合に
おいても、加熱調理の開始後、調理物の種別が判別さ
れ、その種別に応じた“停止時間”の経過時に自動的に
バーナ1が停止される。
【0087】さらに、本実施例においては、加熱調理器
としてガスコンロを例にとって説明したが、電気コンロ
等の各種の加熱調理器において本実施例と同様に本発明
の第1の態様を適用することができることはもちろんで
ある。
【0088】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の第1の態様によれば、調理物の加熱開始時点から所定
時間の経過時に前記加熱源の加熱作動を停止せしめるよ
うにすると共に、調理温度が所定の調理温度以上の調理
温度に達したときと達しないときとで前記所定時間をそ
れぞれ長め及び短めに設定するようにしたことによっ
て、煮物調理や油物調理等、調理内容に応じた適切なタ
イミングで安全のために加熱源を停止させることがで
き、安全性や使用性に優れた加熱調理器を提供すること
ができる。
【0089】また、本発明の第2の態様によれば、調理
物の加熱開始時点から所定時間の経過時に前記加熱源の
加熱作動を停止せしめるようにすると共に、調理物の種
別が比較的低い調理温度で調理時間の長い煮物類調理物
であるか、比較的高い調理温度となる油物類調理物であ
るかを判別し、煮物類調理物であるときと油物類調理物
であるときとで、前記所定時間に長短を設けたことによ
って、調理内容に応じた適切なタイミングで安全のため
に加熱源を停止させることができ、安全性や使用性に優
れた加熱調理器を提供することができる。
【0090】そして、この場合、調理物の種別の判別
は、調理物の加熱開始後、調理温度があらかじめ定めら
れた第1の所定温度に達した時点から所定時間内にあら
かじめ定められた第2の所定温度以上に上昇するか否か
により、あるいは、調理温度が所定温度以下の状態で平
衡状態が検出されるか否かにより、容易に判別すること
ができ、また、これらを組み合わせれば、その判別の信
頼性を高めることができ、実際の調理内容に則した適切
なタイミングで安全のために加熱源を停止させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の態様の加熱調理器の一例のシス
テム構成図。
【図2】図1の加熱調理器の要部のブロック構成図。
【図3】図1の加熱調理器の作動を説明するためのフロ
ーチャート。
【図4】本発明の第2の態様の加熱調理器の一例の要部
のブロック構成図。
【図5】図4の加熱調理器の作動を説明するための線
図。
【図6】図4の加熱調理器の作動を説明するためのフロ
ーチャート。
【図7】図4の加熱調理器の作動を説明するためのフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1…バーナ(加熱源)、18…温度検出手段、19…停
止手段、20…平衡状態検出手段、21…判別手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理物を加熱する加熱源を備えた加熱調理
    器において、前記調理物の調理温度を検出する温度検出
    手段と、前記調理物の加熱開始時点から所定時間の経過
    時に前記加熱源の加熱作動を停止せしめる停止手段とを
    備え、前記停止手段は、前記調理物の調理温度が所定の
    調理温度以上に達したときの前記所定時間を、該所定の
    調理温度に達しないときの前記所定時間よりも短く設定
    することを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】調理物を加熱する加熱源を備えた加熱調理
    器において、前記調理物の加熱調理時に該調理物が煮物
    類調理物であるか油物類調理物であるかを判別する判別
    手段と、前記調理物の加熱開始時点から前記判別手段に
    より判別された前記調理物の種別に応じた所定時間の経
    過時に前記加熱源の加熱作動を停止せしめる停止手段と
    を備え、前記停止手段は、前記調理物の種別が油物類調
    理物であると判別されたときの前記所定時間を、煮物類
    調理物であると判別されたときの前記所定時間よりも短
    く設定することを特徴とする加熱調理器。
  3. 【請求項3】前記調理物の加熱調理時に該調理物の調理
    温度を検出する温度検出手段を備え、前記判別手段は、
    前記調理物の加熱開始後、前記温度検出手段により検出
    された調理温度があらかじめ定められた第1の所定温度
    に達した時点から所定時間内にあらかじめ定められた第
    2の所定温度以上に上昇した時に前記調理物を油物類調
    理物であると判別し、前記所定時間内に前記第2の所定
    温度に達しない時に前記調理物を煮物類調理物であると
    判別することを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】前記調理物の加熱調理時に該調理物の調理
    温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段により
    検出される調理温度に基づいて該調理温度が平衡状態に
    あるか否かを検出する平衡状態検出手段とを備え、前記
    判別手段は、前記温度検出手段により検出された調理温
    度があらかじめ定められた所定温度以下の状態で前記平
    衡状態検出手段により該調理温度の平衡状態が検出され
    たときに前記調理物を煮物類調理物であると判別し、前
    記温度検出手段により検出された調理温度が前記所定温
    度以上に上昇したときに前記調理物を油物類調理物であ
    ると判別することを特徴とする請求項2記載の加熱調理
    器。
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US8668090B2 (en) 2007-07-31 2014-03-11 Nisshin Seifun Group Inc. Powder classifying device
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