JPH06193811A - スチーム発生器の洗浄装置 - Google Patents
スチーム発生器の洗浄装置Info
- Publication number
- JPH06193811A JPH06193811A JP34223292A JP34223292A JPH06193811A JP H06193811 A JPH06193811 A JP H06193811A JP 34223292 A JP34223292 A JP 34223292A JP 34223292 A JP34223292 A JP 34223292A JP H06193811 A JPH06193811 A JP H06193811A
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- Japan
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- water
- port
- filter
- drainage
- water supply
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水道法上問題がなく且つスケールによる目詰
まりを防止する。排水時排水配管を劣化させないように
低温排水する。 【構成】 煮沸式であって、蒸発槽1の底部に排水口2
がある。その排水口2から大きな径のスケール片が流出
しないようにフィルター3を設ける。このスチーム発生
器において、蒸発槽1の下部に排水口2の近くで給水口
4を設けると共に給水口4から供給される水流がフィル
ター3のフィルター面に当たる向きに給水口4の向きを
向ける。
まりを防止する。排水時排水配管を劣化させないように
低温排水する。 【構成】 煮沸式であって、蒸発槽1の底部に排水口2
がある。その排水口2から大きな径のスケール片が流出
しないようにフィルター3を設ける。このスチーム発生
器において、蒸発槽1の下部に排水口2の近くで給水口
4を設けると共に給水口4から供給される水流がフィル
ター3のフィルター面に当たる向きに給水口4の向きを
向ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、煮沸式のスチーム発生
器で、給水口と排水口とを別に分けて設ける必要のある
ものにおいて、スケールを洗浄するのに用いる構造に関
するものである。
器で、給水口と排水口とを別に分けて設ける必要のある
ものにおいて、スケールを洗浄するのに用いる構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スチーム発生器は蒸発槽の底部に
排水口を設け、排水口の上方に大きな径のスケール片が
流出するのを防止するフィルターを排水口の上方に配置
し、排水口に排水管を連通させ、水を供給する給水口を
排水管にT型につないでいた。ところで、煮沸式のスチ
ーム発生器においては、蒸発槽内で蒸発の結果濃縮さ
れ、高硬度となった残留水からスケールが析出し、大き
なスケール片がフィルターの上に溜まり、排水の妨げと
なる。このスケール片の詰まりを防止するため、給水口
から給水するとき、排水口から水流を吹き出し、スケー
ル片による目詰まりを除いている。
排水口を設け、排水口の上方に大きな径のスケール片が
流出するのを防止するフィルターを排水口の上方に配置
し、排水口に排水管を連通させ、水を供給する給水口を
排水管にT型につないでいた。ところで、煮沸式のスチ
ーム発生器においては、蒸発槽内で蒸発の結果濃縮さ
れ、高硬度となった残留水からスケールが析出し、大き
なスケール片がフィルターの上に溜まり、排水の妨げと
なる。このスケール片の詰まりを防止するため、給水口
から給水するとき、排水口から水流を吹き出し、スケー
ル片による目詰まりを除いている。
【0003】しかし、水道水と排水が混じるおそれのあ
るクロスコネクションは禁止されている。つまり、日本
水道協会の指導により水道直結器具において、給水管と
排水管を兼用しないように指摘されている。
るクロスコネクションは禁止されている。つまり、日本
水道協会の指導により水道直結器具において、給水管と
排水管を兼用しないように指摘されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みてなされたものであって、本発明の目的とするとこ
ろは水道法上問題がなく且つスケールによる目詰まりを
防止でき、しかも排水時排水配管を劣化させないように
低温排水できるスチーム発生器の洗浄装置を提供するに
ある。
鑑みてなされたものであって、本発明の目的とするとこ
ろは水道法上問題がなく且つスケールによる目詰まりを
防止でき、しかも排水時排水配管を劣化させないように
低温排水できるスチーム発生器の洗浄装置を提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明スチーム発生器の洗浄装置は、煮沸式であって、
蒸発槽1の底部に排水口2があり、その排水口2から大
きな径のスケール片が流出しないようにフィルター3を
設けたスチーム発生器において、蒸発槽1の下部に排水
口2の近くで給水口4を設けると共に給水口4から供給
される水流がフィルター3のフィルター面に当たる向き
に給水口4の向きを向けて成ることを特徴とする。
本発明スチーム発生器の洗浄装置は、煮沸式であって、
蒸発槽1の底部に排水口2があり、その排水口2から大
きな径のスケール片が流出しないようにフィルター3を
設けたスチーム発生器において、蒸発槽1の下部に排水
口2の近くで給水口4を設けると共に給水口4から供給
される水流がフィルター3のフィルター面に当たる向き
に給水口4の向きを向けて成ることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、水道法上の問題がないよう
に排水口2と給水口4とを別の配管系にしてあっても、
給水口4から給水すると給水圧にてスケール片を吹き飛
ばしてフィルター3の目詰まりを防止できる。また排水
口2から温水を排水するとき、給水口4から給水するこ
とにより温水と低温水とを蒸発槽1の下部でミキシング
して低温で排水でき、排水配管の劣化を防止できる。
に排水口2と給水口4とを別の配管系にしてあっても、
給水口4から給水すると給水圧にてスケール片を吹き飛
ばしてフィルター3の目詰まりを防止できる。また排水
口2から温水を排水するとき、給水口4から給水するこ
とにより温水と低温水とを蒸発槽1の下部でミキシング
して低温で排水でき、排水配管の劣化を防止できる。
【0007】
【実施例】図1、図2で1は蒸発槽であって、上面に蓋
体5が被着してある。蒸発槽1内には内部の水を加熱し
て蒸発させる加熱用ヒータ6を内装してあり、蒸発槽1
内の水位を検出する水位センサー7となる電極棒を蓋体
5から下方に垂下してあり、蓋体5にはスケール点検口
8を設けてある。この蒸発槽1では蒸発によって高硬度
となった残水(湯)から析出したスケールが槽内壁面や
加熱用ヒータ6面に付着し、これが剥離して底面にスケ
ール片として沈む。蒸発槽1の下部には排水口2が設け
られており、排水口2には排水管9が接続されており、
排水管9には水路の開閉が可能なように排水用電動弁1
0が設けられている。このとき上記スケールがそのまま
排水管9に流れた場合、排水管9を詰まらせたり、排水
用電動弁10の不良となるため、蒸発槽1の排水口2の
上方にフィルター3を設けてある。このフィルター3は
例えば配管の径より小さい開口を有するパンチングメタ
ルであって、逆V字状になるように配置してある。
体5が被着してある。蒸発槽1内には内部の水を加熱し
て蒸発させる加熱用ヒータ6を内装してあり、蒸発槽1
内の水位を検出する水位センサー7となる電極棒を蓋体
5から下方に垂下してあり、蓋体5にはスケール点検口
8を設けてある。この蒸発槽1では蒸発によって高硬度
となった残水(湯)から析出したスケールが槽内壁面や
加熱用ヒータ6面に付着し、これが剥離して底面にスケ
ール片として沈む。蒸発槽1の下部には排水口2が設け
られており、排水口2には排水管9が接続されており、
排水管9には水路の開閉が可能なように排水用電動弁1
0が設けられている。このとき上記スケールがそのまま
排水管9に流れた場合、排水管9を詰まらせたり、排水
用電動弁10の不良となるため、蒸発槽1の排水口2の
上方にフィルター3を設けてある。このフィルター3は
例えば配管の径より小さい開口を有するパンチングメタ
ルであって、逆V字状になるように配置してある。
【0008】給水管11は蒸発槽1の下部に接続してあ
り、給水管11の先端に設けた給水口4を給水がフィル
ター3に勢いよく給水圧で当たるようにフィルター3に
向けてある。この給水管11には水路を開閉する給水用
電動弁12や、逆止弁13や、水抜き管14を設けてあ
る。蒸発槽1内の水位は上記水位センサー7で検知さ
れ、水位は排水用電動弁10や給水用電動弁12で制御
される。
り、給水管11の先端に設けた給水口4を給水がフィル
ター3に勢いよく給水圧で当たるようにフィルター3に
向けてある。この給水管11には水路を開閉する給水用
電動弁12や、逆止弁13や、水抜き管14を設けてあ
る。蒸発槽1内の水位は上記水位センサー7で検知さ
れ、水位は排水用電動弁10や給水用電動弁12で制御
される。
【0009】スチームは、蒸発槽1に満水まで給水後、
加熱用ヒータ6で煮沸状態まで加熱され、蒸気圧にてス
チーム管15から吐出される。蒸発により水中のカルシ
ウム等の濃度が高くなり、スケールが析出して蒸発槽1
の内面や加熱用ヒータ6に付着し、剥離してスケール片
がフィルター3上に滞留する。このスケール片の滞留に
よるフィルター3の目詰まりを防止するあたっては、給
水管11から給水される給水圧を利用して、給水口4か
らフィルター3に水流を当て、フィルター3上のスケー
ル片を吹き飛ばす。これによりフィルター3の目詰まり
を除去して排水しやすくする。また排水するとき、排水
口2から排水すると同時に給水口4から給水して温水と
低温水をミキシングして排水温度を60℃以下になるよ
うにする。このように排水温度を低温にすると排水配管
が劣化しない。さらに給水口4からの流速(流量)によ
りミキシングの状態が影響を受けないようにするため給
水の一次側には定流量弁を設けてある。上記のような条
件を満たす位置としては、実験的に図1において、Hが
50mmで、Lが60mmが適当である。また定流量値
を3リットル/minとすると、給水管11の内径は1
2mmφぐらいが適切である。
加熱用ヒータ6で煮沸状態まで加熱され、蒸気圧にてス
チーム管15から吐出される。蒸発により水中のカルシ
ウム等の濃度が高くなり、スケールが析出して蒸発槽1
の内面や加熱用ヒータ6に付着し、剥離してスケール片
がフィルター3上に滞留する。このスケール片の滞留に
よるフィルター3の目詰まりを防止するあたっては、給
水管11から給水される給水圧を利用して、給水口4か
らフィルター3に水流を当て、フィルター3上のスケー
ル片を吹き飛ばす。これによりフィルター3の目詰まり
を除去して排水しやすくする。また排水するとき、排水
口2から排水すると同時に給水口4から給水して温水と
低温水をミキシングして排水温度を60℃以下になるよ
うにする。このように排水温度を低温にすると排水配管
が劣化しない。さらに給水口4からの流速(流量)によ
りミキシングの状態が影響を受けないようにするため給
水の一次側には定流量弁を設けてある。上記のような条
件を満たす位置としては、実験的に図1において、Hが
50mmで、Lが60mmが適当である。また定流量値
を3リットル/minとすると、給水管11の内径は1
2mmφぐらいが適切である。
【0010】
【発明の効果】本発明は叙述のように蒸発槽の下部に排
水口の近くで給水口を設けると共に給水口から供給され
る水流がフィルターのフィルター面に当たる向きに給水
口の向きを向けてあるので、水道法上の問題がないよう
に排水口と給水口とを別の配管系にしてあっても、給水
口から給水すると給水圧にてスケール片を吹き飛ばして
フィルターの目詰まりを防止でき、排水の妨げを防止で
きるものであり、また排水口から温水を排水するとき、
給水口から給水することにより温水と低温水とを蒸発槽
の下部でミキシングして低温で排水でき、排水配管の劣
化を防止できるものである。
水口の近くで給水口を設けると共に給水口から供給され
る水流がフィルターのフィルター面に当たる向きに給水
口の向きを向けてあるので、水道法上の問題がないよう
に排水口と給水口とを別の配管系にしてあっても、給水
口から給水すると給水圧にてスケール片を吹き飛ばして
フィルターの目詰まりを防止でき、排水の妨げを防止で
きるものであり、また排水口から温水を排水するとき、
給水口から給水することにより温水と低温水とを蒸発槽
の下部でミキシングして低温で排水でき、排水配管の劣
化を防止できるものである。
【図1】本発明を実施するスチーム発生器の一部切欠正
面図である。
面図である。
【図2】同上の側面図である。
1 蒸発槽 2 排水口 3 フィルター 4 給水口
Claims (1)
- 【請求項1】 煮沸式であって、蒸発槽の底部に排水口
があり、その排水口から大きな径のスケール片が流出し
ないようにフィルターを設けたスチーム発生器におい
て、蒸発槽の下部に排水口の近くで給水口を設けると共
に給水口から供給される水流がフィルターのフィルター
面に当たる向きに給水口の向きを向けて成ることを特徴
とするスチーム発生器の洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34223292A JP2889780B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | スチーム発生器の洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34223292A JP2889780B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | スチーム発生器の洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193811A true JPH06193811A (ja) | 1994-07-15 |
JP2889780B2 JP2889780B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=18352141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34223292A Expired - Fee Related JP2889780B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | スチーム発生器の洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2889780B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0460214A1 (en) * | 1989-02-23 | 1991-12-11 | Kurita Water Industries Ltd. | Flocculating apparatus |
KR100500160B1 (ko) * | 2002-08-22 | 2005-07-11 | 허정웅 | 우레탄 발포 방수 몰타르 시공 장치 및 방법 |
WO2014141713A1 (ja) | 2013-03-13 | 2014-09-18 | パナソニック株式会社 | 蒸気発生装置 |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP34223292A patent/JP2889780B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0460214A1 (en) * | 1989-02-23 | 1991-12-11 | Kurita Water Industries Ltd. | Flocculating apparatus |
KR100500160B1 (ko) * | 2002-08-22 | 2005-07-11 | 허정웅 | 우레탄 발포 방수 몰타르 시공 장치 및 방법 |
WO2014141713A1 (ja) | 2013-03-13 | 2014-09-18 | パナソニック株式会社 | 蒸気発生装置 |
JP2014173824A (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-22 | Panasonic Corp | 蒸気発生装置 |
US9743794B2 (en) | 2013-03-13 | 2017-08-29 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Steam generator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2889780B2 (ja) | 1999-05-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990209 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |