JPH0823404B2 - 食品用ピュアスチーム発生器 - Google Patents
食品用ピュアスチーム発生器Info
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- JPH0823404B2 JPH0823404B2 JP14155691A JP14155691A JPH0823404B2 JP H0823404 B2 JPH0823404 B2 JP H0823404B2 JP 14155691 A JP14155691 A JP 14155691A JP 14155691 A JP14155691 A JP 14155691A JP H0823404 B2 JPH0823404 B2 JP H0823404B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F22—STEAM GENERATION
- F22B—METHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
- F22B1/00—Methods of steam generation characterised by form of heating method
- F22B1/02—Methods of steam generation characterised by form of heating method by exploitation of the heat content of hot heat carriers
- F22B1/08—Methods of steam generation characterised by form of heating method by exploitation of the heat content of hot heat carriers the heat carrier being steam
- F22B1/14—Methods of steam generation characterised by form of heating method by exploitation of the heat content of hot heat carriers the heat carrier being steam coming in direct contact with water in bulk or in sprays
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- Alcoholic Beverages (AREA)
- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
Description
蒸気中に含まれる水分、鉄分、シリカ等の不純物を分
離、除去して、食品原料の熱処理に適切なピュアスチー
ムを発生させる食品用ピュアスチーム発生器に関する。
煮工程、清酒業界における米の蒸し工程等は、ボイラー
蒸気を豆や米粒等の食品原料に直接吹き込むことで行な
われる。ボイラーで発生させた生蒸気中には水分、鉄
分、塩化物イオン、シリカ、ボイラ添加物等に起因する
不純物が多量に含まれている。この生蒸気を直接食品原
料に吹き込むと、食品原料が黒く変色したり、異臭が付
着するなどの弊害が生じる他、食品衛生上にも好ましく
ない。そこで、本出願人は食品用ピュアースチーム発生
器を特願平2−261958号で提案している。その概
要を、図4を参照して説明する。
は、自立式縦長円筒状の容器(3)と、容器(3)の上
部に連結したサイクロン(5)で主要部を構成する。容
器(3)は下部に凝縮部(3a)を、上部に気液分離部
(3b)を有する。凝縮部(3a)は、容器(3)の底
部に所定量の水(2)を溜めた構造で、外部のボイラー
(B)で発生した生蒸気(1a)が水(2)中に吹き込
まれる。気液分離部(3b)は、水(2)中で凝縮させ
た生蒸気(1a)を、水(2)の気液界面(2a)で再
度蒸発させる部所である。ここで再蒸発した蒸気(1
b)はサイクロン(5)を通る間に気液分離されてピュ
アースチーム(1c)となり、サイクロン(5)の上部
のスチーム出口配管(8)より食品原料熱処理設備(図
示せず)に供給される。
(1a)を導入する導入管(9)、容器(3)の底に溜
まった鉄さび等の沈降物を排出するドレン排出管(1
0)、水(2)の余剰分を排出する液抜管(11)、水
(2)中に水平に設置されたパンチングメタル(6)を
有する。生蒸気(1a)は圧力制御弁(12)を介して
導入管(9)に入り、導入管(9)の先端の吹込部(1
3)から水(2)中に直接に吹き込まれる。水(2)中
に吹き込まれた生蒸気(1a)は、多数の気泡となって
分散上昇する間に、水(2)で熱を奪われて一旦凝縮す
る。このときの生蒸気(1a)と水(2)の接触で、生
蒸気(1a)中の不純物が水(2)に溶けるなどして捕
捉される。パンチングメタル(6)は、水(2)中の生
蒸気(1a)の上昇を規制し、分散性を高めて、生蒸気
(1a)の凝縮性と不純物捕捉性を良好にする。気液界
面(2a)から再蒸発した蒸気(1b)は、気液分離部
(3b)の上部の外部配管(7)を通ってサイクロン
(5)の上部に噴出する。サイクロン(5)は、容器
(3)の蓋(14)に貫通接続された円筒体で、これに
導入された蒸気(1b)は、サイクロン(5)の内部を
高速で旋回し、旋回する間に遠心力で蒸気(1b)中の
水分等の不純物が分離除去されて、ピュアースチーム
(1c)が得られる。サイクロン(5)で分離された水
分等の分離物は、サイクロン(5)の下端部の分離物排
出口(15)からドレン管(16)を通って容器(3)
の内壁面に達し、この内壁面を伝って水(2)へと流下
する。
構造が簡単であり、特別な前処理設備を必要としなくて
イニシャルコストが安くなるなどの設備的、経済的な有
利さがある。さらに、水(2)が生蒸気(1a)中の不
純物を捕捉して、生蒸気(1a)の汚染度を下げ、最終
的なピュアースチーム(1c)の純度を一段と向上させ
る効果があり、食品原料の蒸し、蒸煮等に適切なピュア
ースチーム発生を容易なものにする。
ースチーム発生器で発生させたピュアースチームは水を
通して発生させているため、乾き度がほぼ1.00の飽
和蒸気であり、湿り蒸気化する傾向が強い。そのため、
上記ピュアースチームは、湿り蒸気を嫌う一部の食品業
界において使用不適当となることがある。例えば、清酒
業界の米蒸し工程で飽和蒸気のピュアースチームを使用
した場合、飽和蒸気が米粒のところに達するまでの距離
が少し長いと、温度低下で湿り蒸気となり、蒸気中の過
水分が米粒を部分的に膨潤させるなどして、均一良好な
蒸しができなくなることがある。
サイクロンからのピュア−スチ−ムをヒーターで加熱し
て過熱蒸気化(スーパーヒート化)することを考え、実
施した。このように過熱蒸気化して食品原料の蒸し工程
等に使用すると、ピュア−スチ−ムが食品原料に達した
時点で湿り蒸気となる可能性がほとんど無くなり、過水
分による弊害が大幅に減少する。しかし、サイクロンか
らの飽和蒸気を加熱する特別なヒーターとその駆動制御
機器が必要である、加熱用蒸気の配管に特別なドレン排
出系を追加する必要がある、加熱される飽和蒸気の温度
コントロールに複雑な制御回路系が必要である、以上の
ことからピュアースチーム発生器全体が複雑化し、コス
ト高とならざるを得ない。
ースチームの過熱蒸気化についてさらに検討した結果、
構造簡単で経済的な有利さを有する食品用ピュアースチ
ーム発生器を開発した。
ーで発生した生蒸気を容器下部に供給し、この容器下部
に溜めた水に通して凝縮させ、凝縮させた生蒸気を前記
水から再蒸発させ、再蒸発させた蒸気を前記容器の上部
に連結したサイクロンを通して取り出すようにしたピュ
アスチーム発生器であって、前記サイクロンの上部に仕
切板で仕切られた加熱室を直結形成し、この加熱室にサ
イクロンからのスチーム出口配管の途中を収納すると共
に、ボイラーからの生蒸気を容器下部に供給するメイン
配管から分岐配管を通して上記加熱室に上記生蒸気の全
量又は一部を流量調整弁により調整して供給させてスチ
ーム出口配管内のピュアスチームを再加熱させ、上記加
熱室の下部にバイパス配管の一端を接続し、他端を上記
メイン配管の途中に接続して上記加熱室内で発生する生
蒸気のドレンをボイラーからの生蒸気と共に容器下部の
水中に吹き込み供給させたものである。
に、ボイラーの生蒸気の一部、或いは、全部を供給し
て、サイクロンから出るピュアースチームを加熱する
と、飽和蒸気のピュアースチームの過熱蒸気化が容易に
達成される。この場合、熱源がヒーター等の特別なもの
でなく、ピュアースチームの生成元であるボイラーの生
蒸気であるので、ボイラーとの間に簡単な配管を設置す
るだけで実施できる。また、ボイラーの生蒸気温度まで
加熱できるので、その温度管理が簡単、正確になる。加
熱室に生蒸気によるドレンが生じるが、これは僅かであ
り、かつ生蒸気と共に容器へ供給して排出することで、
増加ドレンの特別な排出機構が不要となる。
変形例を図2及び図3に示し、これを説明する。なお、
図1は図4のピュアースチーム発生器に本発明を適用し
たもので、図4と同一、または、相当部分には同一符号
を付して、説明は省略する。
ロン(5)の上部に仕切板(20)で仕切った加熱室
(21)を形成し、この加熱室(21)とボイラー
(B)を分岐配管(23)で、及び、加熱室(21)と
容器(3)をバイパス配管(24)で接続している。加
熱室(21)にサイクロン(5)からのスチーム出口配
管(8)の途中が収納される。ボイラー(B)からの生
蒸気(1a)の一部、または、全部を分岐配管(23)
から加熱室(21)に供給すると、この生蒸気(1a)
の熱でスチーム出口配管(8)を通過するピュアースチ
ーム(1c)が加熱され、過熱蒸気化される。加熱室
(21)の熱源として使用された生蒸気(1a)は、バ
イパス配管(24)を通って容器(3)の導入管(9)
から水(2)中に供給される。
と容器(3)の導入管(9)を接続するメイン配管(2
2)の一部に第1流量調整弁(25)を取付け、これと
ボイラー(B)の間の配管一部に分岐配管(23)が分
岐接続される。バイパス配管(24)は、上端が加熱室
(21)のドレンが流入する位置に接続され、下端がメ
イン配管(22)の第1流量調整弁(25)と圧力制御
弁(12)の間に接続される。バイパス配管(24)の
一部に第2流量調整弁(26)が取付けられる。
流量調整弁(26)を閉じると、ボイラー(B)からの
生蒸気(1a)は加熱室(21)には流れず、全部が直
接に導入管(9)から容器(3)の水(2)中に供給さ
れる。この場合、生蒸気(1a)は、図4で説明したよ
うに凝縮、再蒸発、遠心分離の過程を経て、ピュアース
チーム(1c)となり、サイクロン(5)のスチーム出
口配管(8)から食品原料熱処理設備へと送られる。
る場合は、ボイラー(B)からの生蒸気(1a)の一部
或いは全部が分岐配管(23)に流れるように第1流量
調整弁(25)と第2流量調整弁(26)のそれぞれの
開度を手動調整する。分岐配管(23)から加熱室(2
1)に流入した生蒸気(1a)は、加熱室(21)内の
スチーム出口配管(8)を加熱してピュアースチーム
(1c)を過熱蒸気化し、バイパス配管(24)から導
入管(9)を通って水(2)中に供給され、ピュアース
チーム(1c)となる。つまり、ピュアースチーム(1
c)は、自らの前身である生蒸気(1a)で自己加熱さ
れて過熱蒸気化される。また、発生ピュアースチーム量
と供給生蒸気量は常に1対1の関係にある。従って、過
熱蒸気化のための加熱温度制御は、工業計器を使用する
こと無く、図1実施例においては、加熱室(21)に供
給する生蒸気(1a)の流量を第1、第2流量調整弁
(25)(26)の開度を手動で調整するだけで簡単に
実行される。また、加熱室(21)にドレンが生じる
が、これは僅かであり、かつ加熱室(21)の生蒸気
(1a)と共にバイパス配管(24)から容器(3)の
水(2)中へと流し、最終的に液抜管(11)から排出
することができるため、特別なドレン排出機構を付設す
る必要が無い。
内のスチーム出口配管(8a)を蛇行状にして、生蒸気
(1a)による過熱蒸気化のための加熱効率を改善した
ものである。つまり、スチーム出口配管(8a)を蛇行
させることで、生蒸気(1a)との伝熱面積が増し、そ
の分、生蒸気(1a)がピュアースチーム(1c)を加
熱して過熱蒸気化する効率が高くなる。
ュアスチームがボイラーの生蒸気で加熱され、過熱蒸気
化されて取出されるので、飽和蒸気であるピュアスチー
ムの過熱蒸気化のための特別な熱源が不要となり、簡単
な生蒸気配管を付設するだけで施工できる設備的、経済
的なピュアスチーム発生器が提供できる。また、ボイラ
ーの生蒸気を熱源とするピュアスチームの自己加熱で過
熱蒸気化するので、その温度管理が特別な計器類を使用
することなく簡単、正確にできる効果がある。さらに、
発生ピュアスチームの過熱度は、加熱室への生蒸気の供
給量を流量調整弁で調整することによって簡単かつ正確
に調節出来、従って、特に、湿り蒸気を嫌う蒸し工程は
勿論、それ以外のピュアスチームを使用する食品業界に
おいて、実用価値の高いピュアスチーム発生器が提供で
きる。また、本発明は、下記のような効果もある。 1)ピュアスチームの過熱(スーパーヒート)の度合い
を流量調整弁により正確に調整することができる。 2)加熱室でピュアスチームの過熱(スーパーヒート)
に使用された蒸気もドレンとなって、容器下部からボイ
ラーの生蒸気と共に水中に吹き込み供給され、ピュアス
チームの生成に有効利用される。 3)ボイラー蒸気は、高圧・高温蒸気であっても、湿り
蒸気になっている場合が多く、この蒸気を容器下部の水
中に吹き込み供給させているため、容器底部に水を補給
する必要がなく、常にドレンを排水するだけでよいた
め、容器下部の水の液面制御を省略できる。 4)サイクロン出口では、乾き度100%(湿り度0
%、飽和蒸気)のピュアスチームとなっているため、こ
れを過熱(スーパーヒート)するのに最適であり、サイ
クロンからのスチーム出口配管の途中を加熱室に収納す
ることによって、ピュアスチームの過熱(スーパーヒー
ト)を確実容易に行なうことができる。 5)サイクロンの上部に仕切板で仕切られた加熱室を直
結形成しているため、ピュアスチーム発生装置全体を単
体としてコンパクト化できる。 6)食品加熱手段のすぐそばに設置できるようピュアス
チーム発生手段を単体 でコンパクト化している。一般
に、ボイラーと食品加熱手段は、位置的に離れており、
そのため、ボイラーからの蒸気が湿り度の高い湿り蒸気
となり、使用し難く、この湿りをコントロールするもの
が望まれていた。 7)本発明の食品用ピュアスチーム発生装置で、少し過
熱(スーパーヒート)気味に出来れば、食品加熱手段ま
での配管途中で放熱しても、乾き度100%の蒸気を供
給出来るという利点があり、また、少し湿り蒸気にした
い場合も調節ができる利点がある。 8)本発明の食品用ピュアスチーム発生装置は、コンパ
クト化されているため、熱ロスが少ない利点がある。
例を示す構造モデル図
構造モデル図
Claims (1)
- 【請求項1】 ボイラーで発生した生蒸気を容器下部に
供給し、この容器下部に溜めた水に通して凝縮させ、凝
縮させた生蒸気を前記水から再蒸発させ、再蒸発させた
蒸気を前記容器の上部に連結したサイクロンを通して取
り出すようにしたピュアスチーム発生器であって、 前記サイクロンの上部に仕切板で仕切られた加熱室を直
結形成し、 この加熱室にサイクロンからのスチーム出口配管の途中
を収納すると共に、ボイラーからの生蒸気を 容器下部に供給するメイン配管
から分岐配管を通して上記加熱室に上記生蒸気の全量又
は一部を流量調整弁により調整して供給させてスチーム
出口配管内のピュアスチームを再加熱させ、 上記加熱室の下部にバイパス配管の一端を接続し、他端
を上記メイン配管の途中に接続して上記加熱室内で発生
する生蒸気のドレンをボイラーからの生蒸気と共に容器
下部の水中に吹き込み供給させた ことを特徴とする食品
用ピュアスチーム発生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14155691A JPH0823404B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 食品用ピュアスチーム発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14155691A JPH0823404B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 食品用ピュアスチーム発生器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04366301A JPH04366301A (ja) | 1992-12-18 |
JPH0823404B2 true JPH0823404B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=15294718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14155691A Expired - Fee Related JPH0823404B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 食品用ピュアスチーム発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0823404B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0771705A (ja) * | 1993-09-01 | 1995-03-17 | Toshiba Corp | プレートフィン型蒸発器 |
CN104031793A (zh) * | 2014-05-20 | 2014-09-10 | 上海锦江电子技术工程有限公司 | 一种蒸汽回收循环利用的酿造白酒节能系统及其酿造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63267243A (ja) * | 1987-04-22 | 1988-11-04 | Tatsumi Food Mach:Kk | 食品加熱用の蒸気供給方法及び装置 |
JPH01193502A (ja) * | 1988-01-28 | 1989-08-03 | Marutaka Kogyo Kk | 蒸気気質変換器 |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP14155691A patent/JPH0823404B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH04366301A (ja) | 1992-12-18 |
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