JPH06193015A - ケーブルの制振方法とその装置 - Google Patents

ケーブルの制振方法とその装置

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JPH06193015A
JPH06193015A JP4346065A JP34606592A JPH06193015A JP H06193015 A JPH06193015 A JP H06193015A JP 4346065 A JP4346065 A JP 4346065A JP 34606592 A JP34606592 A JP 34606592A JP H06193015 A JPH06193015 A JP H06193015A
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JP
Japan
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cable
tube
vibration
damping
vibration damping
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Pending
Application number
JP4346065A
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English (en)
Inventor
Minoru Kamimura
實 上村
Yutaka Shidachi
豊 志立
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NIPPON MENTETSUKU KK
Original Assignee
NIPPON MENTETSUKU KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2201/00Ropes or cables
    • D07B2201/20Rope or cable components
    • D07B2201/2083Jackets or coverings
    • D07B2201/2088Jackets or coverings having multiple layers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2501/00Application field
    • D07B2501/20Application field related to ropes or cables
    • D07B2501/2015Construction industries
    • D07B2501/203Bridges
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B5/00Making ropes or cables from special materials or of particular form
    • D07B5/002Making parallel wire strands

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 物体間に張設して架設される一般のケーブル
の振動を制止する方法を提供することを目的とする。 【構成】 ケーブル芯線4を防錆材5を介して円筒状の
外套保護管6で被覆してなり物体間に張設されるケーブ
ル3の制振方法であって、前記外套保護管6に制振管1
2を囲繞させて二重管構造にするとともに、前記制振管
12を前記外套管6に対して自由振動できるように支持
させ、当該ケーブル3の振動を制振させることに存す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体間に張設して架設
される一般のケーブルで、特に斜張橋ケーブルにおける
風雨による振動を制止する制振方法とその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すような、主塔1と橋桁
2の張架されたケーブル3の構造は、図5に示すような
構造であった。即ち、中心部の芯線の鋼線束4に防錆材
5を介して円筒状で合成樹脂製の外套保護管6で被覆し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
斜張橋ケーブル3では、車両走行時や地震時、あるいは
強い風を受けて振動し、前記ケーブル3が疲労し、ケー
ブルの強度が早期に低下すると言った欠点が存在した。
これら振動の内、特に顕著な振動は風雨によるレインバ
イブレーションといわれる振動の発生であり、この防止
に関する早期解決が望まれている。前記レインバイブレ
ーションは、雨水が斜張橋ケーブル3の表面に沿って流
れる道を作り、これが前記外套保護管6の外面を異形に
し、水平風によって揚力を発生させ、いわゆるギャロッ
ピング現象を起こすものである。
【0004】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、前記ケーブル3の振動を制止する方法とその装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
し上記目的を達成するための要旨は、ケーブル芯線を防
錆材を介して円筒状の外套保護管で被覆してなり物体間
に張設されるケーブルの制振方法であって、前記外套保
護管に制振管を囲繞させて二重管構造にするとともに、
前記制振管を前記外套管に対して自由振動できるように
支持させ、当該ケーブルの振動を制振させることに存す
る。また、本発明に係る制振装置は、ケーブル芯線を防
錆材を介して円筒状の外套保護管で被覆してなるケーブ
ルにおいて、前記外套保護管の外周に制振管を囲繞さ
せ、かつ、前記外套保護管と制振管の間に弾性支持体を
介在させたことに存する。更には、ケーブル芯線を防錆
材を介して円筒状の外套保護管で被覆してなるケーブル
において、前記外套保護管の外周に制振管を囲繞させた
ことに存する。
【0006】
【作用】本発明のケーブルの制振方法によれば、風雨等
の外力による振動エネルギーにより、ケーブルの外側を
囲繞した制振管が自由に振動し、その挙動により雨水が
吹き飛ばされて流路の形成が阻止されるのでギャロッピ
ング現象を防ぎ、ケーブルの本体が振動することがなく
なり、レインバイブレーションを防止することができる
ものである。本発明のケーブルの制振装置によれば、二
重管構造とした制振管が弾性支持体により支持されるの
で、自由に振動することが可能となる。これによって、
前記制振管が外的振動エネルギーにより自由に振動し、
制振管の外表面を伝わって流れる雨水が吹き飛ばされて
雨水の流路の形成が阻止されるとともに振動エネルギー
が吸収される事になる。また、前記制振管が自由に挙動
するように、弾性支持体で制振管を支持せずに外套保護
管に囲繞させただけでも上記と同じ作用となる。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明に係るケーブルの制振装置の横断面
図であり、図は同じくその縦断面図であり、図3は弾性
支持体の変形例を示す正面図と断面図である。図におい
て符号11は本発明に係るケーブル制振装置、12は制
振管、13は弾性支持体、14は間隙部を各々示してい
る。なお、従来例に対応している部分には同符号を付け
てある。
【0008】本発明のケーブルの制振装置11は、図1
乃至図2に示すように、従来例と同様にして鋼線束4を
防錆材5を介して円筒状の外套保護管6で被覆してなる
ケーブル3において、前記外套保護管6の外周に円筒状
の制振管12を囲繞させ、かつ、前記外套保護管6と制
振管12の間に弾性支持体13を介在させたものであ
る。
【0009】前記制振管12は、前記外套保護管6の外
周を間隙部14を有してその全体を囲繞するものであ
る。そして、制振管12の材質は、FRPや軟質ポリ塩
化ビニール製等からなる低剛性の円筒管である。
【0010】そして、前記弾性体13は、要は前記制振
管12を風雨等の外的振動エネルギーで自由に振動する
ことができるようにして支持するものであり、例えば、
図1に示すようにゴム凸体でもって外套保護管6の周方
向に4箇所均等配置したものが提案される。そして、前
記外套保護管6の長手方向においては、図2に示すよう
に、所定の間隔を置いて、配設されるものである。この
場合、隣接する弾性支持体13の間隔を均等にするかま
たは間隔の程度をどの程度とするか、任意に前記間隔を
変化させるかは、ケーブルの使用場所等の外的条件によ
り設計変更するものである。
【0011】前記弾性支持体13は、種々の変形例が提
案されるもので、図3に示すように、リング本体16a
に支持部16を円周方向に8箇所に配置したものや、図
示していないが3箇所に配置したものである。また、配
置の変更とは別に、前記支持部16の材質としては、台
形状のコイルスプリングも提案される。更に、弾性支持
体13をゴム体でリング状にしたもので形成することも
提案できる。その他に、ゴムチューブに空気等の気体を
充填した弾性支持体13とすることもできる。
【0012】この弾性体13の高さ、即ちケーブルの半
径方向の間隙部14の幅をどの程度にするかは、ケーブ
ルの使用条件によって定めるものである。この他に、隣
あう弾性支持体13の間隔を保持するために、スペーサ
17を介在させるように(図2参照)してもよい。ま
た、この弾性支持体13を無くしてもよいものであり、
前記外套保護管6に対してそれよりも大きな内径の円筒
状の制振管12を当該外套保護管6に嵌装させて囲繞す
るようにした制振構造でもよい。この場合も、制振管1
2が風雨により自由に挙動し、流路の形成が阻止されて
ギャロッピング現象が防止されるからである。
【0013】以上のようにして形成されるケーブルの制
振装置11により、これを例えば斜張橋ケーブルに使用
すれば、ケーブル3に対して風雨等の外的振動エネルギ
ーが、前記制振管12を振動させる。この制振管12の
微振動によって雨水が制振管12の外周面に集水して流
路を形成するのが阻止され、レインバイブレーションを
防止することになる。また、前記外的振動エネルギー
は、重量的にみてケーブル3に対して圧倒的に小重量で
ある制振管12または制振管12と弾性支持体13の挙
動に吸収され、斜張橋ケーブルの本体であるケーブル3
の振動が制振されるものである。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のケーブル
の制振方法は、ケーブルの外套保護管に制振管を囲繞さ
せて二重管構造にするとともに、前記制振管を前記外套
管に対して自由振動可能に支持させ、雨水の流路の形成
を阻止し外的振動エネルギーを前記制振管で吸収させ
て、当該ケーブルの振動を制振させることとしたので、
ケーブルの振動が顕著に防止され、安全対策上好ましい
ものとなった。また、制振装置として、ケーブルの外套
保護管の外周に制振管を囲繞させ、かつ、前記外套保護
管と制振管の間に弾性支持体を介在させたので、外的振
動エネルギーで前記制振管が微振動してこれにより雨水
の流路の形成が阻止され、更に当該外的振動エネルギー
が前記制振管と弾性支持体の挙動によって効率よく吸収
されて、ケーブルの振動が防止されることとなった。更
に、弾性支持体の支持無しで制振管を外套保護管に囲繞
させた場合は、前記と同様の効果が得られるとともに、
部品点数が減ってコストの低減ともなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーブルの制振装置の横断面図で
ある。
【図2】同じくその縦断面図である。
【図3】弾性支持体の変形例を示す正面図(イ)とA−
A線断面図(ロ)である。
【図4】従来例に係る斜張橋ケーブルの使用状態を示す
説明図である。
【図5】斜張橋ケーブルの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
11 本発明に係るケーブル制振装置、12 制振管、
13 弾性支持体、14 間隙部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル芯線を防錆材を介して円筒状の
    外套保護管で被覆してなり物体間に張設されるケーブル
    の制振方法であって、前記外套保護管に制振管を囲繞さ
    せて二重管構造にするとともに、前記制振管を前記外套
    管に対して自由振動可能に支持させ、当該ケーブルの振
    動を制振させることを特徴としてなるケーブルの制振方
    法。
  2. 【請求項2】 ケーブル芯線を防錆材を介して円筒状の
    外套保護管で被覆してなるケーブルにおいて、前記外套
    保護管の外周に制振管を囲繞させ、かつ、前記外套保護
    管と制振管の間に弾性支持体を介在させたことを特徴と
    してなるケーブルの制振装置。
  3. 【請求項3】 ケーブル芯線を防錆材を介して円筒状の
    外套保護管で被覆してなるケーブルにおいて、前記外套
    保護管の外周に制振管を囲繞させたことを特徴としてな
    るケーブルの制振装置。
JP4346065A 1992-12-25 1992-12-25 ケーブルの制振方法とその装置 Pending JPH06193015A (ja)

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