JPH06192678A - ロータリーポンプ油 - Google Patents
ロータリーポンプ油Info
- Publication number
- JPH06192678A JPH06192678A JP35926792A JP35926792A JPH06192678A JP H06192678 A JPH06192678 A JP H06192678A JP 35926792 A JP35926792 A JP 35926792A JP 35926792 A JP35926792 A JP 35926792A JP H06192678 A JPH06192678 A JP H06192678A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- rotary pump
- diphenyl ether
- phosphate
- ether
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オイルシールの収縮を防止し、オイルシール
適合性に優れ、結果的にロータリーポンプの油漏れを起
こしにくいロータリーポンプ油を提供する。 【構成】 アルキルジフェニルエーテルに、リン酸エス
テル又はポリフェニルエーテルを添加したことを特徴と
するロータリーポンプ油。
適合性に優れ、結果的にロータリーポンプの油漏れを起
こしにくいロータリーポンプ油を提供する。 【構成】 アルキルジフェニルエーテルに、リン酸エス
テル又はポリフェニルエーテルを添加したことを特徴と
するロータリーポンプ油。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリーポンプ油、
より詳しくはアルキルジフェニルエーテルを基油とする
ロータリーポンプ油に関する。
より詳しくはアルキルジフェニルエーテルを基油とする
ロータリーポンプ油に関する。
【0002】
【従来の技術】真空ポンプには、メカニカルポンプ、蒸
気噴射型ポンプ等、種々あるが、低真空状態を得るため
に、ロータリーポンプが使用されている。このポンプ
は、吸気口と排気口とを持つシリンダの内部に、偏心状
態でロータが設けられ、それが、回転または揺動し、例
えばロータに付設されたベローと共に、シリンダ内の空
間形態を時間と共に変えていく。その空間には油が充填
されており、その油は、空間形態の変化に伴なって、吸
気口から吸入された気体を溶存させたり、溶存気体を排
出し、排気口から気体を逃したりし、これを繰り返して
真空状態を作り出す。
気噴射型ポンプ等、種々あるが、低真空状態を得るため
に、ロータリーポンプが使用されている。このポンプ
は、吸気口と排気口とを持つシリンダの内部に、偏心状
態でロータが設けられ、それが、回転または揺動し、例
えばロータに付設されたベローと共に、シリンダ内の空
間形態を時間と共に変えていく。その空間には油が充填
されており、その油は、空間形態の変化に伴なって、吸
気口から吸入された気体を溶存させたり、溶存気体を排
出し、排気口から気体を逃したりし、これを繰り返して
真空状態を作り出す。
【0003】この油、つまりロータリーポンプ油は、上
記のように低い気体を溶存させたりする働きの他に、シ
リンダとロータとのシール作用、摺動部分の潤滑作用、
高速回転による発熱を抑える冷却作用等を発揮しなけれ
ばならない。
記のように低い気体を溶存させたりする働きの他に、シ
リンダとロータとのシール作用、摺動部分の潤滑作用、
高速回転による発熱を抑える冷却作用等を発揮しなけれ
ばならない。
【0004】かかるロータリーポンプ油として、通常の
潤滑油よりも蒸気圧が低いことが本質的に要求され、高
塩基性スルホネートの配合された鉱油や、合成油系のも
の、つまり、アルキルジフェニルエーテル(例えば特公
昭第51−44263号、同第52−24628号公報
開示);エチレンプロピレン共重合体とアルケニルコハ
ク酸イミドとが添加されたアルキルナフタレンまたは無
添加アルキルナフタレン(特開昭63-304097 号)が代表
的なものであり、実用化されている。
潤滑油よりも蒸気圧が低いことが本質的に要求され、高
塩基性スルホネートの配合された鉱油や、合成油系のも
の、つまり、アルキルジフェニルエーテル(例えば特公
昭第51−44263号、同第52−24628号公報
開示);エチレンプロピレン共重合体とアルケニルコハ
ク酸イミドとが添加されたアルキルナフタレンまたは無
添加アルキルナフタレン(特開昭63-304097 号)が代表
的なものであり、実用化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ロータリーポンプのロ
ータの軸には、油漏れを防止するために、Oリングのよ
うな、主にゴム製のオイルシールが設けられている。こ
れが、上記のようなロータリーポンプ油自体の影響によ
って収縮する場合がある(例えば、ある種のニトリルゴ
ムのシールの場合)。あるいは、ポンプが引き込んだ溶
媒(アセトン、トルエン、クロロホルム等)の影響によ
って、収縮する場合がある(各種のゴムシール)。例え
ば、ガスクロ・質量分析機や液クロ・質量分析機に設け
られているロータリーポンプでは、このようなことが起
こりやすい。
ータの軸には、油漏れを防止するために、Oリングのよ
うな、主にゴム製のオイルシールが設けられている。こ
れが、上記のようなロータリーポンプ油自体の影響によ
って収縮する場合がある(例えば、ある種のニトリルゴ
ムのシールの場合)。あるいは、ポンプが引き込んだ溶
媒(アセトン、トルエン、クロロホルム等)の影響によ
って、収縮する場合がある(各種のゴムシール)。例え
ば、ガスクロ・質量分析機や液クロ・質量分析機に設け
られているロータリーポンプでは、このようなことが起
こりやすい。
【0006】上記のようなことが起きると、そのオイル
シール中に含まれている物質がシールの表面に出てき
て、軸やロータを摩耗することが起きる。その結果、密
閉性が壊れて油漏れが生じ、ロータリーポンプの性能を
低下させたり、寿命を短くする虞がある。この問題の解
決が望まれているにもかかわらず、このような影響を排
除するために、ロータリーポンプ油中に配合剤を入れた
例は、今まで知られていなかった。
シール中に含まれている物質がシールの表面に出てき
て、軸やロータを摩耗することが起きる。その結果、密
閉性が壊れて油漏れが生じ、ロータリーポンプの性能を
低下させたり、寿命を短くする虞がある。この問題の解
決が望まれているにもかかわらず、このような影響を排
除するために、ロータリーポンプ油中に配合剤を入れた
例は、今まで知られていなかった。
【0007】本発明は、かかる問題点を解決し、オイル
シールの収縮を引き起こしにくく、オイルシール適合性
に優れたロータリーポンプ油を提供することを目的とす
る。
シールの収縮を引き起こしにくく、オイルシール適合性
に優れたロータリーポンプ油を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段、及び作用】本発明は、ア
ルキルジフェニルエーテルに、リン酸エステルあるいは
ポリフェニルエーテルを添加したことを特徴とするロー
タリーポンプ油である。本発明のロータリーポンプ油
は、オイルシールを長期にわたって、正常状態に保ち、
収縮させにくい。
ルキルジフェニルエーテルに、リン酸エステルあるいは
ポリフェニルエーテルを添加したことを特徴とするロー
タリーポンプ油である。本発明のロータリーポンプ油
は、オイルシールを長期にわたって、正常状態に保ち、
収縮させにくい。
【0009】
【実施態様】本発明で使用し得るアルキルジフェニルエ
ーテルの代表例は、下記の式で表わされるものである。
ーテルの代表例は、下記の式で表わされるものである。
【0010】
【化1】
【0011】[m、は1〜3、nは0〜3、Rは炭素数
10〜20個のアルキル基(Rが2以上のときそれらは
同じでも異なってもよい)] 具体的には、モノデシルジフェニルエーテル、モノドデ
シルジフェニルエーテル、モノテトラデシルジフェニル
エーテル、モノヘキサデシルジフェニルエーテル、モノ
オクタデシルジフェニルエーテル、モノエイコシルジフ
ェニルエーテル、ジテトラデシルジフェニルエーテル、
ジドデシルジフェニルエーテル、ジデシルジフェニルエ
ーテル、ジヘキサデシルジフェニルエーテル、ジオクタ
デシルジフェニルエーテル、ジエイコシルジフェニルエ
ーテル、テトラデシルドデシルジフェニルエーテル、テ
トラデシルヘキサデシルジフェニルエーテル、ジドデシ
ルテトラデシルジフェニルエーテル、ジテトラデシルド
デシルジフェニルエーテル、ジドデシルジテトラデシル
ジフェニルエーテル、トリデシルテトラデシルジフェニ
ルエーテル、トリデシルジフェニルエーテル、トリデシ
ルジフェニルエーテル、トリテトラデシルジフェニルエ
ーテル、テトラデシルジフェニルエーテル、テトラドデ
シルジフェニルエーテル、ペンタデシルジフェニルエー
テル、ペンタドデシルジフェニルエーテル、ペンタテト
ラデシルジフェニルエーテル、ヘキサドデシルジフェニ
ルエーテル、ヘキサテトラデシルジフェニルエーテル
(アルキル基が異なったジフェニルエーテルを含む)が
挙げられる。
10〜20個のアルキル基(Rが2以上のときそれらは
同じでも異なってもよい)] 具体的には、モノデシルジフェニルエーテル、モノドデ
シルジフェニルエーテル、モノテトラデシルジフェニル
エーテル、モノヘキサデシルジフェニルエーテル、モノ
オクタデシルジフェニルエーテル、モノエイコシルジフ
ェニルエーテル、ジテトラデシルジフェニルエーテル、
ジドデシルジフェニルエーテル、ジデシルジフェニルエ
ーテル、ジヘキサデシルジフェニルエーテル、ジオクタ
デシルジフェニルエーテル、ジエイコシルジフェニルエ
ーテル、テトラデシルドデシルジフェニルエーテル、テ
トラデシルヘキサデシルジフェニルエーテル、ジドデシ
ルテトラデシルジフェニルエーテル、ジテトラデシルド
デシルジフェニルエーテル、ジドデシルジテトラデシル
ジフェニルエーテル、トリデシルテトラデシルジフェニ
ルエーテル、トリデシルジフェニルエーテル、トリデシ
ルジフェニルエーテル、トリテトラデシルジフェニルエ
ーテル、テトラデシルジフェニルエーテル、テトラドデ
シルジフェニルエーテル、ペンタデシルジフェニルエー
テル、ペンタドデシルジフェニルエーテル、ペンタテト
ラデシルジフェニルエーテル、ヘキサドデシルジフェニ
ルエーテル、ヘキサテトラデシルジフェニルエーテル
(アルキル基が異なったジフェニルエーテルを含む)が
挙げられる。
【0012】好ましくは、m=1、n=0で、Rは炭素
数16〜20のアルキル基のもの、また、m=1、2で
n=1〜3で、Rが炭素数10〜14のアルキル基のも
のが挙げられる。
数16〜20のアルキル基のもの、また、m=1、2で
n=1〜3で、Rが炭素数10〜14のアルキル基のも
のが挙げられる。
【0013】また、動粘度は、100℃において2.0
〜30.0mm2 /sのものが使用できる。
〜30.0mm2 /sのものが使用できる。
【0014】なお、上記の範囲からはずれるものでも、
平均分子量の面から混合により、上記の範囲に入るもの
であれば使用できる。
平均分子量の面から混合により、上記の範囲に入るもの
であれば使用できる。
【0015】本発明で使用し得るリン酸エステルは、代
表的には、下記の式で表わされる。 (X−O)3 −P=O ここで、Xは、互いに同じでも異なってもよいアルキル
置換または非置換芳香族基である。好ましくは、Xは、
モノアルキル置換あるいはジ置換のフェニル基である。
そのアルキル基は、炭素数1〜4の任意の基であり、好
ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルで
ある。
表的には、下記の式で表わされる。 (X−O)3 −P=O ここで、Xは、互いに同じでも異なってもよいアルキル
置換または非置換芳香族基である。好ましくは、Xは、
モノアルキル置換あるいはジ置換のフェニル基である。
そのアルキル基は、炭素数1〜4の任意の基であり、好
ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルで
ある。
【0016】具体的には、トリアリールフォスフェート
等であり、例えば、ジベンジルフェニルフォスフェー
ト、アリルジフェニルフォスフェート、トリフェニルフ
ォスフェート、トリクレジルフォスフェート、エチルジ
フェニルフォスフェート、トリブチルフォスフェート、
ジブチルフェニルフォスフェート、クレジルジフェニル
フォスフェート、ジクレジルフェニルフォスフェート、
エチルフェニルジフェニルフォスフェート、ジ(エチル
フェニル)フェニルフォスフェート、プロピルフェニル
ジフェニルフォスフェート、ジ(プロピルフェニル)フ
ェニルフォスフェート、トリ(エチルフェニル)フォス
フェート、トリ(プロピルフェニル)フォスフェート、
トリ(イソプロピルフェニル)フォスフェート、ブチル
フェニルジフェニルフォスフェート、ジ(ブチルフェニ
ル)フェニルフォスフェート、トリ(ブチルフェニル)
フォスフェート、トリキシレニルフォスフェート、ジ
(プロピルフェニル)フェニルフォスフェート混合物、
ジ(ブチルフェニル)フェニルフォスフェート混合物等
が挙げられる。
等であり、例えば、ジベンジルフェニルフォスフェー
ト、アリルジフェニルフォスフェート、トリフェニルフ
ォスフェート、トリクレジルフォスフェート、エチルジ
フェニルフォスフェート、トリブチルフォスフェート、
ジブチルフェニルフォスフェート、クレジルジフェニル
フォスフェート、ジクレジルフェニルフォスフェート、
エチルフェニルジフェニルフォスフェート、ジ(エチル
フェニル)フェニルフォスフェート、プロピルフェニル
ジフェニルフォスフェート、ジ(プロピルフェニル)フ
ェニルフォスフェート、トリ(エチルフェニル)フォス
フェート、トリ(プロピルフェニル)フォスフェート、
トリ(イソプロピルフェニル)フォスフェート、ブチル
フェニルジフェニルフォスフェート、ジ(ブチルフェニ
ル)フェニルフォスフェート、トリ(ブチルフェニル)
フォスフェート、トリキシレニルフォスフェート、ジ
(プロピルフェニル)フェニルフォスフェート混合物、
ジ(ブチルフェニル)フェニルフォスフェート混合物等
が挙げられる。
【0017】好ましいリン酸エステルは、具体的には、
トリクレジルフォスフェート、トリキシレニルフォスフ
ェート、トリ(イソプロピルフェニル)フォスフェート
である。 上記リン酸エステルの添加量は、通常、ロー
タリーポンプ油全体の0.1〜15重量%、好ましく
は、1〜10重量%である。0.1重量%より少ないと
ゴムの収縮が起こり、15重量%を越えるとゴムの膨潤
が大きくなりすぎる。
トリクレジルフォスフェート、トリキシレニルフォスフ
ェート、トリ(イソプロピルフェニル)フォスフェート
である。 上記リン酸エステルの添加量は、通常、ロー
タリーポンプ油全体の0.1〜15重量%、好ましく
は、1〜10重量%である。0.1重量%より少ないと
ゴムの収縮が起こり、15重量%を越えるとゴムの膨潤
が大きくなりすぎる。
【0018】本発明で使用し得るポリフェニルエーテル
としては、下記構造で示すペンタフェニルエーテル、テ
トラフェニルエーテル、トリフェニルエーテルが挙げら
れる。
としては、下記構造で示すペンタフェニルエーテル、テ
トラフェニルエーテル、トリフェニルエーテルが挙げら
れる。
【0019】
【化2】
【0020】
【化3】
【0021】
【化4】
【0022】上記ポリフェニルエーテルの添加量は、通
常、ロータリーポンプ油全体の0.1〜15重量%、好
ましくは、1〜10重量%である。0.1重量%より少
ないとゴムの収縮が起こり、15重量%を越えるとゴム
の膨潤が大きくなりすぎる。
常、ロータリーポンプ油全体の0.1〜15重量%、好
ましくは、1〜10重量%である。0.1重量%より少
ないとゴムの収縮が起こり、15重量%を越えるとゴム
の膨潤が大きくなりすぎる。
【0023】なお、本発明のロータリーポンプ油には、
その性能を向上する任意の添加剤を使用することができ
る。その例として、酸化防止剤、摩耗防止剤、金属不活
性化剤、防錆剤、消泡剤が挙げられる。
その性能を向上する任意の添加剤を使用することができ
る。その例として、酸化防止剤、摩耗防止剤、金属不活
性化剤、防錆剤、消泡剤が挙げられる。
【0024】
【発明の効果】本発明のロータリーポンプ油は、オイル
シールへの適合性に優れ、その収縮を抑える。結果的
に、シール中の物質の表出による、ロータや軸の摩耗を
引き起こしにくい。従って、油もれが起こり難く、ロー
タリーポンプの性能低下や、その寿命短縮を防止し得
る。
シールへの適合性に優れ、その収縮を抑える。結果的
に、シール中の物質の表出による、ロータや軸の摩耗を
引き起こしにくい。従って、油もれが起こり難く、ロー
タリーポンプの性能低下や、その寿命短縮を防止し得
る。
【0025】
実施例1〜9 下記の表1に示すように、本発明のロータリーポンプ油
を調製して(表中の添加剤量は全量に占める重量割
合)、それらの密度(JIS K 2249)、引火点(同 2265
)、流動点(同 2269 )、粘度(同 2283 )、粘度指
数、全酸価(同 2501)、離水度(同 2520 、54℃
油層(cc)−水層(cc)−乳化層(cc)(左記になる時間
(分))、蒸気圧を測定した。
を調製して(表中の添加剤量は全量に占める重量割
合)、それらの密度(JIS K 2249)、引火点(同 2265
)、流動点(同 2269 )、粘度(同 2283 )、粘度指
数、全酸価(同 2501)、離水度(同 2520 、54℃
油層(cc)−水層(cc)−乳化層(cc)(左記になる時間
(分))、蒸気圧を測定した。
【0026】また、次のようにして、これらの油のオイ
ルシール適合性を調べた。即ち、実施例の油にアセトン
を1%配合し、これにニトリルゴム(日本オイルシール
工業製、A795)を入れ、120℃で所定時間(72
時間、576時間)浸漬した。そして体積変化率と硬さ
変化とをJIS K 6301により調べた。
ルシール適合性を調べた。即ち、実施例の油にアセトン
を1%配合し、これにニトリルゴム(日本オイルシール
工業製、A795)を入れ、120℃で所定時間(72
時間、576時間)浸漬した。そして体積変化率と硬さ
変化とをJIS K 6301により調べた。
【0027】体積変化率がマイナスなら収縮、0から1
0の範囲になら正常である。
0の範囲になら正常である。
【0028】硬さ変化が0以下であるなら、シールに柔
軟性となり、中の物質は表出しにくく、正の値ならば、
中の物質は表出し易くなる。
軟性となり、中の物質は表出しにくく、正の値ならば、
中の物質は表出し易くなる。
【0029】比較例1、2 表1に示すような組成のロータリーポンプ油を調製し
て、実施例と同様な性能を評価した。
て、実施例と同様な性能を評価した。
【0030】
【表1】
【0031】表中の記号または略称 SOM :アルキルジフェニルエーテル、商品名:ネ
オバック SOM((株)松村石油研究所製) MR−100:鉱油、商品名:ネオバック MR100
(同上) TCP:トリクレジルフォスフェート
オバック SOM((株)松村石油研究所製) MR−100:鉱油、商品名:ネオバック MR100
(同上) TCP:トリクレジルフォスフェート
【0032】
【化5】
【0033】TXP:トリキシレニルフォスフェート、
商品名:フォスレックス179A(アクゾカシマ(株)
製)
商品名:フォスレックス179A(アクゾカシマ(株)
製)
【0034】
【化6】
【0035】TIPP:トリイソプロピルフェニルフォ
スフェート、商品名:レオフォス65(味の素(株)
製)
スフェート、商品名:レオフォス65(味の素(株)
製)
【0036】
【化7】
【0037】4P2E:テトラフェニルエーテル、商品
名:ポリフェニルエーテルS−3103((株)松村石
油研究所製)
名:ポリフェニルエーテルS−3103((株)松村石
油研究所製)
【0038】
【化8】
【0039】表1の結果から明らかなように、本発明に
係わる実施例は、どれもシールが正常の体積範囲を保持
し、硬化もしにくい。しかも、他の特性も、本発明以外
の比較例のロータリーポンプ油と同等である。一方、比
較例は、シールの収縮が認められ、硬化も進みやすい。
係わる実施例は、どれもシールが正常の体積範囲を保持
し、硬化もしにくい。しかも、他の特性も、本発明以外
の比較例のロータリーポンプ油と同等である。一方、比
較例は、シールの収縮が認められ、硬化も進みやすい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10N 30:00 A 8217−4H 40:06 40:30 40:34
Claims (1)
- 【請求項1】 アルキルジフェニルエーテルに、リン酸
エステルまたはポリフェニルエーテルを添加したことを
特徴とするロータリーポンプ油。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35926792A JPH06192678A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ロータリーポンプ油 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35926792A JPH06192678A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ロータリーポンプ油 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06192678A true JPH06192678A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18463625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35926792A Pending JPH06192678A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ロータリーポンプ油 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06192678A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022054651A1 (ja) * | 2020-09-09 | 2022-03-17 | シチズン時計株式会社 | 工業油組成物 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP35926792A patent/JPH06192678A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022054651A1 (ja) * | 2020-09-09 | 2022-03-17 | シチズン時計株式会社 | 工業油組成物 |
JPWO2022054651A1 (ja) * | 2020-09-09 | 2022-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0406433B9 (en) | Tetrafluoroethane composition for a regrigerator | |
JP4927349B2 (ja) | 冷凍機油組成物、これを用いた圧縮機及び冷凍装置 | |
EP2835415B1 (en) | Refrigerator working fluid composition and refrigerant oil | |
KR960007746A (ko) | 압축 냉동 시스템에 사용하는 암모니아 냉매용 윤활 조성물 | |
KR20070023717A (ko) | 낮은 폐독성을 갖는 산화알킬렌 공중합체를 함유하는작용성 유체 | |
CN103097733A (zh) | 压缩机和使用该压缩机的制冷循环装置 | |
CN103384719B (zh) | 轴承润滑脂 | |
JP2588287B2 (ja) | 冷凍機油組成物 | |
CN106661493B (zh) | 润滑剂组合物及其利用、以及脂肪族醚化合物 | |
JPH06192678A (ja) | ロータリーポンプ油 | |
US3324035A (en) | Hydraulic fluids | |
WO2002077135A1 (en) | Compressor lubricant compositions | |
CN105505540A (zh) | 一种冷冻机油组合物及其应用 | |
JP3429031B2 (ja) | 圧縮型冷凍機用潤滑油 | |
JPH0539494A (ja) | 冷凍機用潤滑剤 | |
EP3868852A1 (en) | Lubricating oil composition for air compressors, air compressor lubricating method, and air compressor | |
US3714043A (en) | Polyphenyl thioether lubricating compositions | |
JP2997908B2 (ja) | 冷凍機油組成物 | |
JPH06200276A (ja) | ロータリーポンプ油 | |
US5185089A (en) | Lubricants useful with 1,1-dichloro-2,2,2-trifluoroethane | |
CA2022832A1 (en) | Polyglycol lubricant composition for use with tetrafluoroethane refrigerant | |
EP4273117A1 (en) | Naphthyl phenyl ether compound and lubricant composition containing same | |
JPH08183975A (ja) | ロータリーポンプ油 | |
JPS63289098A (ja) | フロン雰囲気下で用いる潤滑油 | |
EP3378925B1 (en) | Composition for refrigerator and refrigerator containing same |