JPH0619263U - 積層形注水式電池とそのユニット - Google Patents

積層形注水式電池とそのユニット

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JPH0619263U
JPH0619263U JP6359692U JP6359692U JPH0619263U JP H0619263 U JPH0619263 U JP H0619263U JP 6359692 U JP6359692 U JP 6359692U JP 6359692 U JP6359692 U JP 6359692U JP H0619263 U JPH0619263 U JP H0619263U
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JP
Japan
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electrode plate
water injection
space
unit
peripheral wall
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Application number
JP6359692U
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English (en)
Inventor
仁司 島林
俊介 井上
征夫 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuasa Corp
Original Assignee
Yuasa Corp
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Publication date
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    • Y02E60/12

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  • Filling, Topping-Up Batteries (AREA)
  • Primary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層形注水式電池の製作時の作業性の向上、
放電特性の向上を図る。 【構成】 周壁94を有し、仕切板91によって仕切ら
れたトレイ9の上部空間92と下部空間93とに正極板
1または負極板3を載置してユニットとし、前記周壁9
4の上部と下部とに形成された凹部95または凸部96
を互いに嵌合させ、かつ仕切板91の一部に設けられた
流路形成部99で流路11を形成する。 【効果】 凹部と凸部とを嵌合することによって積層す
ることができるので、製作時の作業性を向上させること
ができ、流路形成部99によって水または電解液の供給
を迅速に行うことができ、セル間距離も大きくすること
ができるので、放電特性を向上させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は積層形注水式電池に関するもので、さらに詳しく言えば、その積層時 の作業性が向上でき、放電電圧を高くすることができる構造に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
注水式電池は、使用時に電池内に水または電解液を注水することによって活性 化する電池で、自己放電が発生しないため、長期間の保存が可能である。
【0003】 この種の電池は海上救難用、ブイ用等に使用されるが、その電圧は10〜30 V程度必要であるため、単電池を複数個積層した直列接続体として使用される。
【0004】 このような従来の積層形注水式電池は、図4に示した如く、正極板1と、セパ レータ2が取り付けられた負極板3とを金属板4の両面に固定してユニットとし 、このユニットを複数個積層し、周縁部を樹脂5で固定して注水口6と排気口7 とを設けた電槽8内に挿入して完成させている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の積層形注水式電池は、樹脂5による固定時の作業性が悪いため 、コスト高になるという問題があった。
【0006】 また、積層するユニット同士の間隔を一定にすることが困難であるため、放電 電圧のバラツキが大きくなるという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、注水口と排気口と周壁とを有する仕切板 の上部に上部空間が形成されるとともに、前記仕切板の下部に下部空間が形成さ れ、かつ前記周壁上部に凹部または凸部が形成されるとともに、周壁下部に凸部 または凹部が形成され、かつ前記上部空間と下部空間とに流路形成部が形成され たトレイを備え、前記上部空間に第1極板を、下部空間に第2極板を載置すると ともに、前記仕切板を貫通させた導体で前記各極板を接続してユニットとし、ユ ニット間にセパレータを配するとともに、前記上部空間と下部空間とに形成され た流路形成部同士を当接させて水または電解液の流路を形成し、一つのユニット の凹部または凸部を他のユニットの凸部または凹部に嵌合させて複数個積層し、 前記注水口から注水される水または電解液を前記流路を通して供給し、活性化さ せることを特徴とするものである。
【0008】
【作 用】
従って、本考案は、一つのユニットの凹部と他のユニットの凸部とを嵌合させ ることによって安定した電圧を有する積層形注水式電池を得ることができる。
【0009】
【実施例】
図1は、本考案の積層形注水式電池を構成するユニットの断面図である。
【0010】 図2は、本考案の積層形注水式電池の一部切り欠き断面図である。
【0011】 図3は、本考案の積層形注水式電池の要部拡大図である。
【0012】 本考案の積層形注水式電池を構成するユニットは、図1に示したように、ポリ エチレンまたはポリプロピレンからなるトレイ9の仕切板91の上部に上部空間 92が、下部に下部空間93が形成され、前記上部空間92にマグネシウムから なる負極板3が、下部空間93に塩化鉛とカーボンとからなる正極板1が載置さ れ、ステンレスまたは黄銅製のリベット10を仕切板91に貫通させることによ って固定するとともに、負極板3の上部には円柱状のセパレータ2が固定されて いる。なお、上部空間92に正極板1を、下部空間93に負極板3を載置しても よいことは言うまでもない。
【0013】 前記トレイ9の周壁94の上部には凹部95が、下部には凸部96が形成され 、前述したように構成したユニットを図2のように複数個積層して嵌合させるこ とによって本考案電池とする。
【0014】 前記本考案電池は、図3に示したように仕切板91の一部に設けられた注水口 97から水または電解液を注水することによって作動させることができるが、こ の水または電解液は仕切板91の一部に設けられた流路形成部99で上部空間9 2と下部空間とに形成される流路11を通って供給され、反応によって生じたガ スは同様に設けられた排気口98から排出される。
【0015】 次に、上記したユニットを15セル積層した本考案電池を50個、流路形成部 99を設けない同数のセルを積層した電池を50個製作し、その放電特性を比較 したところ、本考案電池の方が放電電圧が高くなり、放電容量も本考案電池の方 が約20%増加することがわかった。
【0016】
【考案の効果】
上記した如く、本考案電池は流路形成部99によって水または電解液の供給を 迅速に行うことができ、しかもセル間距離を大きくすることができるので、その 放電特性も向上させることができる。
【提出日】平成5年1月13日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため、本考案は、仕切板と周壁とからなり、前記仕切板の 周壁に注水口と排気口とが形成され、この仕切板の上部に上部空間が形成される とともに下部に下部空間が形成され、かつ前記周壁上部に凹部または凸部が形成 されるとともに周壁下部に凸部または凹部が形成され、かつ前記上部空間と下部 空間とに流路形成部が形成されたトレイを有し、前記上部空間に第1極板を、下 部空間に第2極板を載置するとともに、前記仕切板を貫通させた導体で前記各極 板を接続してユニットとし、ユニット間にセパレータを配するとともに、前記上 部空間と下部空間とに形成された流路形成部同士を当接させて水または電解液の 流路を形成し、一つのユニットの凹部または凸部を他のユニットの凸部または凹 部に嵌合させて複数個積層し、前記注水口から注水される水または電解液を前記 流路を通して供給し、活性化させることを特徴とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 前記本考案電池は、水または電解液中に浸漬すると、図3に示したように、周 壁94の一部に設けられた注水口97から水または電解液が注水されて作動させ ることができるが、この水または電解液は周壁94の一部に設けられた流路形成 部99で上部空間92と下部空間とに形成される流路11を通って供給され、反 応によって生じたガスは同様に設けられた排気口98から排出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の積層形注水式電池を構成するユニット
の断面図である。
【図2】本考案の積層形注水式電池の一部切り欠き断面
図である。
【図3】本考案の積層形注水式電池の要部拡大図であ
る。
【図4】従来の積層形注水式電池の断面図である。
【符号の説明】
1 正極板 2 セパレータ 3 負極板 4 トレイ 10 リベット 11 流路 91 仕切板 94 周壁 99 流路形成部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項4】 第1極板が負極板であり、第2極板が正
極板であることを特徴とする請求項第1項または第2項
記載の積層形注水式電池とそのユニット。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月13日
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注水口と排気口と周壁とを有する仕切板
    の上部に上部空間が形成されるとともに、前記仕切板の
    下部に下部空間が形成され、かつ前記周壁上部に凹部ま
    たは凸部が形成されるとともに、周壁下部に凸部または
    凹部が形成され、かつ前記上部空間と下部空間とに流路
    形成部が形成されたトレイを有し、前記上部空間に第1
    極板を、下部空間に第2極板を載置するとともに、前記
    仕切板を貫通させた導体で前記各極板を接続してユニッ
    トとし、ユニット間にセパレータを配するとともに、前
    記上部空間と下部空間とに形成された流路形成部同士を
    当接させて水または電解液の流路を形成し、一つのユニ
    ットの凹部または凸部を他のユニットの凸部または凹部
    に嵌合させて複数個積層し、前記注水口から注水される
    水または電解液を前記流路を通して供給し、活性化させ
    ることを特徴とする積層形注水式電池。
  2. 【請求項2】 注水口と排気口と周壁とを有する仕切板
    の上部に上部空間が形成されるとともに、前記仕切板の
    下部に下部空間が形成され、かつ前記周壁上部に凹部ま
    たは凸部が形成されるとともに、周壁下部に凸部または
    凹部が形成され、かつ前記上部空間と下部空間とに流路
    形成部が形成されたトレイを有し、前記上部空間に第1
    極板を、下部空間に第2極板を載置するとともに、前記
    仕切板を貫通させた導体で前記各極板を接続したことを
    特徴とする積層形注水式電池のユニット。
  3. 【請求項3】 第1極板が正極板であり、第2極板が負
    極板であることを特徴とする請求項第1項または第2項
    記載の積層形注水式電池とそのユニット。
  4. 【請求項4】 第1極板が負極板であり、第2極板が正
    極板であることを特徴とする請求項第1項または第2項
    記載の積層形注水式電池。
JP6359692U 1992-08-18 1992-08-18 積層形注水式電池とそのユニット Pending JPH0619263U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016149355A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 台湾ナノカーボンテクノロジー股▲ふん▼有限公司 階層的に配列する並列接続型海水電池

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016149355A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 台湾ナノカーボンテクノロジー股▲ふん▼有限公司 階層的に配列する並列接続型海水電池

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