JPH0619247U - 電磁接触器 - Google Patents
電磁接触器Info
- Publication number
- JPH0619247U JPH0619247U JP5795692U JP5795692U JPH0619247U JP H0619247 U JPH0619247 U JP H0619247U JP 5795692 U JP5795692 U JP 5795692U JP 5795692 U JP5795692 U JP 5795692U JP H0619247 U JPH0619247 U JP H0619247U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable
- contact
- contactor
- iron core
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】可動接点が常に固定接点と正常に対向するよう
にした。 【構成】固定鉄芯6、可動鉄芯7および操作コイル9を
有しケース5内に収容された電磁石装置1と、可動鉄芯
7に連結された進退可能な可動枠2と、両端に可動接点
12が設けられ中間部に凹部20が形成された可動接触
子3と、凹部20に配置したばね受け19に圧接して可
動接触子3を可動枠2に弾性保持した接圧ばね13と、
可動枠2の進退動作に応じて可動接点12が接離する固
定接点14が設けられた固定接触子4とを備えた電磁接
触器において、ばね受け19と凹部20に、相互に係合
する係合部21および被係合部22を設けたことを特徴
とするものである。
にした。 【構成】固定鉄芯6、可動鉄芯7および操作コイル9を
有しケース5内に収容された電磁石装置1と、可動鉄芯
7に連結された進退可能な可動枠2と、両端に可動接点
12が設けられ中間部に凹部20が形成された可動接触
子3と、凹部20に配置したばね受け19に圧接して可
動接触子3を可動枠2に弾性保持した接圧ばね13と、
可動枠2の進退動作に応じて可動接点12が接離する固
定接点14が設けられた固定接触子4とを備えた電磁接
触器において、ばね受け19と凹部20に、相互に係合
する係合部21および被係合部22を設けたことを特徴
とするものである。
Description
【0001】
この考案は、主にモータ等の開閉に用いられる電磁接触器に関するものである 。
【0002】
一般的な電磁接触器は、図4に示すように、電磁石装置1、可動枠2、可動接 触子53、固定接触子4およびケース5等を備えている。電磁石装置1は、固定 鉄芯6、可動鉄芯7およびコイル枠8に巻線された操作コイル9を有する。可動 枠2は、可動鉄芯7に連結されるとともに連結部品10を連結している。また、 この連結部品10とケース5の内側壁に、一対のCばね11,11が傾斜状に圧 縮懸架される。この場合、Cばね11の両端が連結部品10に設けられた凹所に 係合し、その湾曲した中央部がケース5の凹部に係合して、接点開成時に可動枠 2側が高く支持されるようにしてある。
【0003】 可動接触子53は、両端に可動接点42,42が設けられ中間部が接圧ばね1 3によって可動枠2に弾性的に保持される。具体的には、可動枠2に形成した長 孔2aに可動接触子53の中間部を挿入している。また、この中間部には凹部5 4が形成され、この凹部54の上に配置したばね受け55を長孔2aに装着した 接圧ばね13によって押圧することにより、凹部54を可動接触子受け面2eに 押圧している。固定接触子4は、可動枠2の動作に応じて可動接点42,42が 接離する固定接点14,14を有する。この場合、可動固定両接点42,14が 正しく接するように可動固定両接触子53,4を対向させる必要がある。ケース 5は、電磁石装置1の電磁石周辺部収容部5aと可動固定両接点42,14の接 点周辺部収容部5bとからなる。
【0004】 なお、上記のように構成された電磁接触器では、操作コイル9に通電していな いとき、Cばね11の作用により可動鉄芯7は固定鉄芯6から離反した位置にあ り可動固定両接点42,14は接点開成状態となっている。そして、操作コイル 9に通電すると固定鉄芯6と可動鉄芯7は互いに引き合い、可動鉄芯7はばね力 に打ち勝って固定鉄芯6の方に吸引される。それに伴い、可動枠2も可動接触子 53を伴って固定鉄芯6の方に移動して可動固定両接点42,14が接触して接 点閉成状態となり、その後可動鉄芯7は固定鉄芯6に吸着する。この吸着の際の 衝撃は大きく、その衝撃を吸収しかつ両鉄芯6,7の再開離を防ぐために、固定 鉄芯6とケース5の間に板ばね等の緩衝材15を介在させている。この緩衝材1 5により、可動鉄芯7が移動してきて固定鉄芯6に衝突する時に固定鉄芯6が後 方へ下がり、生じたエネルギーを吸収する。
【0005】
上記従来の電磁接触器では、ばね受け55と可動接触子53は互いの位置を決 定する構造を持っておらず、接圧ばね13のばね力によってのみ長孔2a内に保 持されている。しかしながら、接圧ばね13のばね力が弱いとき等は、図5ない し図7に示すような事態を引き起こす。すなわち、図5および図6は、可動接触 子53と可動枠2の間あるいはばね受け55と可動接触子53の間に異物Aが混 入して可動接触子53が傾く場合を示している。図7は、可動固定両接点42, 14が対向しないような位置に可動接触子53が収容された場合である。このよ うな可動接触子3の傾きやずれは、接点の方減りを促し、一部接点を使用しない ような無駄な事態を引き起こすという問題点があった。
【0006】 したがって、この考案は、このような欠点を解消するためになされたもので、 その目的とすることろは、可動接点が常に固定接点と正常に対向するようにした 電磁接触器を提供することである。
【0007】
この考案の電磁接触器は、固定鉄芯、可動鉄芯および操作コイルを有しケース 内に収容された電磁石装置と、前記可動鉄芯に連結された進退可能な可動枠と、 両端に可動接点が設けられ中間部に凹部が形成された可動接触子と、前記凹部に 配置したばね受けに圧接して前記可動接触子を前記可動枠に弾性保持した接圧ば ねと、前記可動枠の進退動作に応じて前記可動接点が接離する固定接点が設けら れた固定接触子とを備えた電磁接触器において、前記ばね受けと前記凹部に、相 互に係合する係合部および被係合部を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
この考案の構成によれば、ばね受けと可動接触子の凹部が係合部および被係合 部の係合により位置決めされるため、ばね受けと凹部の間等に異物が混入して可 動接触子が傾いたり、可動固定両接点が対向しないような位置に可動接触子がず れたりすることはなく、可動接点が常に固定接点と正常に対向する。このため、 接点の方減りや、接点の一部のみ使用するような無駄な事態を防止できる。
【0009】
この考案の第1の実施例の電磁接触器を図1に基づいて説明する。なお、従来 例と実質的に同様の部材には同一符号を付している。 可動枠2は、従来例と同様に横方向に複数(例えば3個)の長孔2aを設けた 中間基部2bと、その下方に連設された操作部2cとを有する。この操作部2c の下部が可動鉄芯に連結され、可動枠2は可動鉄芯と一体に進退し得る(図 参 照)。
【0010】 可動接触子3は、可動枠2の厚みより長く、両端に可動接点12,12が設け られ中間部が接圧ばね13によって可動枠2の長孔2aに弾性的に保持される。 この場合、接圧ばね13と可動接触子3の間にばね受け19が介在し、かつこの ばね受け19と可動接触子3は相互に位置決めされている。具体的には、可動枠 2の中間部に形成した凹部20の略中央に突起状の係合部21が突設してあり、 この係合部21に嵌合する孔状の被係合部22をばね受け19に設けてある。ま た、このばね受け19は凹部20に内嵌する形状に形成される。これに伴い、ば ね受け19は凹部20に対して隙間のない状態で位置決めされ、かつ接圧ばね1 3により凹部20を可動接触子受け面2eに押圧している。また、固定接触子4 は、従来例と同様に長片4aと短片4bを有するコ字状をなし、短片4bに固定 接点14が設けられ、可動枠2の動作に応じて可動接点12が接離するように対 向する位置に設けてある。長片4bは外部接続用の端子部27を兼ねている。そ の他の構成も、従来例と同様である。
【0011】 この実施例では、ばね受け19と凹部20が係合部21および被係合部22に より位置決めされるため、ばね受け19と凹部20の間等に異物が混入して可動 接触子3が傾いたり、可動固定両接点12,14が対向しないような位置に可動 接触子3がずれたりすることはない。このため、接点の方減りや、接点の一部の み使用するような無駄な事態を防止できる。
【0012】 図2は第2の実施例である。この実施例では、ばね受け19の略中央に形成し た被係合部22を溝形とし、可動接触子3に形成した突起状の係合部21をこれ に嵌合してある。なお、被係合部22が接圧ばね13に内嵌する構造にして、両 者が位置決めされるようにしてもよい。その他の構成効果は、第1の実施例と同 様である。
【0013】 図3は第3の実施例である。この実施例では、ばね受け19が、接圧ばね13 の一端の座巻部分を収納かつ固定するような円形の溝部24を設け、この溝部2 4の背面の突起状となった部分を被係合部22としてある。また、この被係合部 22に嵌合する溝形の係合部21を可動接触子3の凹部20に設けてある。なお 、接圧ばね13の他端の座巻部分を収納するための円形の溝部25が可動枠2に 設けてある。その他の構成は、第1の実施例と同様である。
【0014】 この実施例では、ばね受け19と可動接触子3の位置決めの他、接圧ばね13 とばね受け19の位置決めも行える。このため、第1の実施例の効果に加えて可 動接触子3の正規の位置における取付状態がさらに安定する。
【0015】
【考案の効果】 この考案の電磁接触器によれば、ばね受けと可動接触子の凹部が係合部および 被係合部の係合により位置決めされるため、ばね受けと凹部の間等に異物が混入 して可動接触子が傾いたり、可動固定両接点が対向しないような位置に可動接触 子がずれたりすることはなく、可動接点が常に固定接点と正常に対向する。この ため、接点の方減りや、接点の一部のみ使用するような無駄な事態を防止できる 。
【図1】この考案の第1の実施例の要部縦断面図であ
る。
る。
【図2】第2の実施例の要部縦断面図である。
【図3】第3の実施例の要部縦断面図である。
【図4】従来例の縦断面図である。
【図5】従来例の問題点の一例を示す説明図である。
【図6】従来例の問題点の別の例を示す説明図である。
【図7】従来例の問題点のさらに別の例を示す説明図で
ある。
ある。
1 電磁石装置 2 可動枠 3 可動接触子 4 固定接触子 5 ケース 6 固定鉄芯 7 可動鉄芯 9 操作コイル 12 可動接点 13 接圧ばね 14 固定接点 19 ばね受け 20 凹部 21 係合部 22 被係合部
Claims (1)
- 【請求項1】 固定鉄芯、可動鉄芯および操作コイルを
有しケース内に収容された電磁石装置と、前記可動鉄芯
に連結された進退可能な可動枠と、両端に可動接点が設
けられ中間部に凹部が形成された可動接触子と、前記凹
部に配置したばね受けに圧接して前記可動接触子を前記
可動枠に弾性保持した接圧ばねと、前記可動枠の進退動
作に応じて前記可動接点が接離する固定接点が設けられ
た固定接触子とを備えた電磁接触器において、 前記ばね受けと前記凹部に、相互に係合する係合部およ
び被係合部を設けたことを特徴とする電磁接触器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5795692U JPH0619247U (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 電磁接触器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5795692U JPH0619247U (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 電磁接触器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0619247U true JPH0619247U (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=13070482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5795692U Pending JPH0619247U (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 電磁接触器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619247U (ja) |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP5795692U patent/JPH0619247U/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH02123086U (ja) | ||
EP0817230B1 (en) | Electromagnetic contactor | |
JP3948091B2 (ja) | 電磁継電器 | |
US4730176A (en) | Electromagnet having a pivoted polarized armature | |
JPH0785448B2 (ja) | 電磁石用サージ電圧抑制装置 | |
US5070315A (en) | Electromagnetic relay | |
JPH0619247U (ja) | 電磁接触器 | |
US4447794A (en) | Air break contactor with form-fitted parts | |
JP7156050B2 (ja) | リレー | |
JPH0329870Y2 (ja) | ||
US3663908A (en) | Relay magnetic frame and armature arrangement | |
CN221057329U (zh) | 接触器辅助开关、接触器辅助开关组件和接触器 | |
JPH065084U (ja) | 電磁接触器 | |
JPH0322836Y2 (ja) | ||
JPH0117796Y2 (ja) | ||
JPS5929307Y2 (ja) | 開閉装置 | |
JPS5832183Y2 (ja) | 電磁接触器における電磁コイルの保持装置 | |
JPS6332816A (ja) | 接点開閉装置 | |
JP2797261B2 (ja) | 電気開閉装置 | |
JPH0515285U (ja) | 電磁継電器 | |
JP2004281119A (ja) | 慣性力スイッチ | |
JPH0415569B2 (ja) | ||
JPS6332430U (ja) | ||
JPH0754909Y2 (ja) | 電磁継電器 | |
JPH0422522Y2 (ja) |