JPH06192152A - 芳香族ポリヒドロキシ化合物の製造方法 - Google Patents

芳香族ポリヒドロキシ化合物の製造方法

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JPH06192152A
JPH06192152A JP5250726A JP25072693A JPH06192152A JP H06192152 A JPH06192152 A JP H06192152A JP 5250726 A JP5250726 A JP 5250726A JP 25072693 A JP25072693 A JP 25072693A JP H06192152 A JPH06192152 A JP H06192152A
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JP
Japan
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carbon atoms
group
aromatic
mol
base
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Withdrawn
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JP5250726A
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English (en)
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Laurent Weisse
ラウレント・ヴアイセ
Heinz Strutz
ハインツ・シユトルッツ
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Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C37/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C37/50Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by reactions decreasing the number of carbon atoms
    • C07C37/56Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by reactions decreasing the number of carbon atoms by replacing a carboxyl or aldehyde group by a hydroxy group

Abstract

(57)【要約】 【構成】 芳香族ヒドロキシアルデヒドと過酸化水素と
を、塩基を添加してまたは添加せずに、ニトリルR−C
N(但し、Rは炭素原子数1〜4のアルキル基あるい
は、置換されていないかまたは1つもしくはそれ以上の
アルキル基によって置換されているフェニル基である)
の存在下に反応させて芳香族ポリヒドロキシ化合物を製
造する。 【効果】 芳香族ヒドロキシアルデヒドをほぼ定量的に
変換でき、また、所望のポリヒドロキシ化合物の形成に
関する並外れて高い選択性を有する。さらに、塩基は少
量(触媒量)でしか添加されないので、環境を汚染する
塩および塩を含む廃水も非常に少量でしか生じず、環境
上好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香族ポリヒドロキシ
化合物を、対応する芳香族ヒドロキシアルデヒドを酸化
することによって製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリヒドロキシ化合物、特に、芳
香族ジヒドロキシ化合物は、染料の製造の際に、プラス
チックの製造において、重要な作物保護剤の製造におい
て、または、写真において、工業的に非常に重要である
(ドイツ連邦共和国特許出願公開第2447971号公
報;ヨーロッパ特許出願第69070号明細書;ドイツ
連邦共和国特許第3308769号明細書)。
【0003】この工業的に重要な化合物類の製造のため
に、多数の方法が知られているが、それらはたいてい非
選択的に進行する(Advanced Organic Chemistry(進歩
した有機化学),1983, McGraw-Hill, Tokyo, 49
6)。
【0004】ヨーロッパ特許出願第436410号明細
書において、置換されたヒドロキノンの選択的合成が開
示されている。これによれば、o−クレゾールをまずパ
ラ位で位置選択的にアセチル化し、生成物を次いでDa
kin酸化によってメチルヒドロキノンに変換する。当
該方法の欠点は、高価な塩化アセチルの使用に加えて、
出発物質に対して化学量論的な塩基の消費である。
【0005】ヒドロキシベンズアルデヒドのDakin
酸化は、また、米国特許第3585243号の教示によ
れば、ヒドロキシベンズアルデヒド1モルあたり、少な
くとも当量の半分の塩を添加することを必要とする。
【0006】ヒドロキシベンズアルデヒドのバイヤー−
ビリガー酸化(Houben-Weyl, Methoden der Organische
n Chemie(有機化学の方法), 第VI1c巻,197
6;Synthesis(1989)167)は、Dakin酸化
と比べて、カップリング生成物として一般に揮発性酸だ
けを形成するという利点を有する。しかし、対応する過
酸、例えば、過ギ酸または過酢酸は、安全面から危険で
あって、しばしば、対応するポリヒドロキシ芳香族化合
物の酸エステルに導き、それは、副産物または主生成物
として分離するのが困難であり、あるいは、付加的な工
程で加水分解しなければならない。
【0007】この方法の変法は、オキシダントとして過
酸化水素および溶剤としてメタノールを使用する酸で触
媒されるバイヤー−ビリガー酸化である。しかし、この
方法においては、出発物質1モルあたり、15〜75モ
ル%の酸が必要とされ、それは、反応が終わったら、中
和されなければならない(J. Org. Chem. 49 (1984)474
0) 。さらに、この方法では、出発物質として、保護さ
れた、すなわちメチルエーテルの形のフェノールのみが
使用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】それ故、上記方法の欠
点を回避する方法が必要とされている。この方法はさら
に、簡単に行うこと、また、工業的に容易に得られる助
剤を使用することが可能であるべきである。さらに、当
該方法は、価値のある所望の生成物を、技術的に大して
困難なく、高収率かつ高純度でもたらすべきである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的は、芳香族ポリ
ヒドロキシ化合物の製造方法によって達成される。当該
方法は、芳香族ヒドロキシアルデヒドと過酸化水素と
を、塩基を添加してまたは添加せずに、ニトリルR−C
N(但し、Rは炭素原子数1〜4のアルキル基あるい
は、置換されていないかまたは1つもしくはそれ以上の
アルキル基によって置換されているフェニル基である)
の存在下に反応させることを包含する。
【0010】一般に使用される出発物質は、式(I)
【0011】
【化2】 〔式中R1 、R2 、R3 およびR4 は同一または異な
り、水素、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子
数6〜14のアリール基、炭素原子数1〜10のアルコ
キシ基、炭素原子数7〜20のアリールアルキル基、炭
素原子数7〜20のアルキルアリール基、炭素原子数6
〜10のアリールオキシ基、炭素原子数1〜10のフル
オロアルキル基、炭素原子数6〜10のハロアリール
基、ハロゲン原子またはヒドロキシル基であるかあるい
は、R1 、R2 、R3 および/またはR 4 は、芳香核の
それぞれの結合炭素原子と一緒になって、1つまたはそ
れ以上の、置換されたまたは置換されていない環を形成
する。〕で表される芳香族ヒドロキシアルデヒドであ
る。
【0012】R1 、R2 、R3 およびR4 が同一または
異なり、水素、炭素原子数1〜10のアルキル基、炭素
原子数1〜4のアルコキシ基、炭素原子数6〜10のア
リールオキシ基、炭素原子数1〜6のフルオロアルキル
基、ハロゲン原子またはヒドロキシル基であるかあるい
はR1 およびR2 、R2 およびR3 および/またはR 3
およびR4 が、芳香核のそれぞれの結合炭素原子と一緒
になって、置換されたまたは置換されていない、飽和ま
たは不飽和の、5または6個の原子を有する環を形成す
る、式(I)で表される芳香族ヒドロキシアルデヒドを
使用するのが好ましい。
【0013】本発明による方法において、R1 、R2
3 およびR4 が同一または異なり、炭素原子数1〜4
のアルキル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、ハロ
ゲン、特にフッ素もしくは塩素、またはヒドロキシル基
であるかあるいは、R1 およびR2 、R2 およびR3
たはR3 およびR4 が、芳香核のそれぞれの結合炭素原
子と一緒になって、不飽和の、6個の炭素原子を有する
環を形成する、式(I)で表される芳香族ヒドロキシア
ルデヒドが、非常に有効に使用できる。
【0014】特に適当な出発物質は、1つのヒドロキシ
ル基を有し、そして、ヒドロキシル基およびアルデヒド
基が、互いに1,2−または1,4−位に位置してい
る、式(I)で表される芳香族ヒドロキシアルデヒドで
ある。このグループの代表的な物質の名称は、2−ヒド
ロキシベンズアルデヒドおよび4−ヒドロキシベンズア
ルデヒドである。
【0015】一般に、1種の芳香族ヒドロキシアルデヒ
ドのみが当該反応において使用される。しかし、出発物
質として2種またはそれ以上の芳香族ヒドロキシアルデ
ヒドの混合物を使用することもできる。
【0016】当該方法を行うために、芳香族ヒドロキシ
アルデヒド、ニトリルR−CNおよび過酸化水素を、塩
基および/または溶剤を添加してまたは添加せずに合わ
せ、そして混合しながら反応させる。必要な場合には、
塩基の使用を省略するができるが、塩基の添加は反応を
促進させる。所望であれば、溶剤、例えば、炭素原子数
1〜4の脂肪族アルコール、メチルアセタート、エチル
アセタートまたはそれらの混合物を使用することもでき
る。しかし、必要な場合には、不都合を受け入れる必要
なく、溶剤も同様に省略できる。個々の物質を加える際
に、特別な順序に拘束されない。個々の物質は同時に配
量することができ、または、順次に添加することがで
き、また、当該方法は、連続的にまたは断続的に進行し
得る。
【0017】芳香族ヒドロキシアルデヒドおよびニトリ
ルまたは両方の物質の混合物を入れて次いで過酸化水素
または過酸化水素とニトリルとの混合物を配量するのが
特に簡単である。
【0018】芳香族ヒドロキシアルデヒド:ニトリルの
モル比は広い範囲内で選択できる。好適には、それは、
1:(1〜50)、特に1:(5〜40)、好ましくは
1:(10〜30)である。過剰に使用したニトリル
は、場合により溶剤として役に立つ。
【0019】芳香族ヒドロキシアルデヒドは、ニトリル
R−CN(但し、Rは炭素原子数1〜4、特に1〜2の
アルキル基あるいは、置換されていないかまたは1つも
しくはそれ以上のアルキル基、特に炭素原子数1〜4の
アルキル基によって置換されているフェニル基、特に置
換されていないフェニル基である)の存在下に反応させ
る。2種またはそれ以上の上述したニトリルの混合物も
使用できる。特に適当なニトリルはアセトニトリルおよ
びベンゾニトリル、特にアセトニトリルである。
【0020】当該反応に必要な過酸化水素の量は、酸化
され得るアルデヒド当量によって決まる。一般に、芳香
族ヒドロキシアルデヒド1当量あたり、または、芳香族
ヒドロキシアルデヒド1モルあたり、0.5〜5モル、
特に0.8〜2モル、好ましくは0.9〜1.5モルの
過酸化水素が使用される。たいていの場合、芳香族ヒド
ロキシアルデヒドおよび過酸化水素は、1:(1〜1.
2)の比で使用される。
【0021】過酸化水素は、3〜90重量%、特に5〜
60重量%、好ましくは10〜30重量%のH2 2
含有率を有する水溶液の形で使用される。過酸化水素の
代わりに、過酸化水素形成物質または混合物を代わりに
使用できる。水性過酸化水素の使用は、特に簡単な作業
を可能にする。
【0022】上述したように、反応を促進するために、
塩基を副次的な量で使用するのが有利である。通常、芳
香族ヒドロキシアルデヒド1当量あたりまたは芳香族ヒ
ドロキシアルデヒド1モルあたり、0.01〜0.05
モルの塩基が添加される。有用な塩基は、アルカリ金属
水酸化物およびアルカリ土類金属水酸化物および/また
はアルカリ金属炭酸塩、特に水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムまたは炭酸ナトリウムである。
【0023】反応は、−30〜100℃、特に−10〜
80℃、好ましくは20〜70℃で行われ、その際、反
応物を確実によく混合する。反応が終わったら、未だ存
在する過酸化水素または残留過酸化物──反応の際に生
じ得る──を既知の方法によって、例えば、特に活性
炭、活性炭上のPd、または亜硫酸ナトリウムの添加に
よって、破壊し、そしてニトリルを、所望であれば減圧
下に、十分に留去する。残留分を適当な溶剤、例えば酢
酸エチルに取り、水または飽和塩水溶液、特に、飽和N
aCl水溶液を添加し、有機相を分離し、そして水性相
を同一溶剤を用いて繰り返し抽出する。水性相中に存在
するアミド、特にアセトアミドは、価値のある生成物と
して単離されることができ、または、既知の方法(Baye
r, Lehrbuch der organischen Chemie(有機化学の教
本),Hirzel Verlag Stuttgart, 1981,第252
頁)によってニトリルに戻され得る。有機相を合わせ
て、乾燥し、そして蒸留により溶剤を除去する。この際
生じる残留分は、価値のある生成物を高純度で含む(≧
95%)。
【0024】当該方法は、大気圧下に特に容易に行われ
得る。所望であれば、大気圧より低いまたは高い圧力で
行うこともできる。
【0025】
【発明の効果】本発明による方法は、芳香族ヒドロキシ
アルデヒドをほぼ定量的に変換することのみならず、所
望のポリヒドロキシ化合物の形成に関する並外れて高い
選択性によって特徴づけられる。副産物、例えば、ヒド
ロキシカルボン酸およびヒドロキシカルボン酸エステル
は形成されない。それ故、製造される反応生成物の複雑
な精製は一般に省略できる。
【0026】塩基は少量(触媒量)でしか添加されない
ので、環境を汚染する塩および塩を含む廃水も非常に少
量でしか生じない。従って、本発明による方法は、かな
り大量の塩を生じる従来技術の方法と比較して、環境上
より好都合であることがわかる。
【0027】
【実施例】以下の例は、本発明を説明するものである
が、それを限定しない。 実験部 例1 カテコール(o−ジヒドロキシベンゼン)の製造 50ml(0.96モル)のアセトニトリル中のサリチ
ルアルデヒド6.1g(0.05モル)およびNaOH
0.01g(0.25ミリモル)を入れ、17.2gの
11.8%濃度(0.06モル)の過酸化水素水溶液を
添加し、そしてこの混合物を50℃で48時間攪拌す
る。
【0028】なお存在する過酸化物を、希亜硫酸ナトリ
ウム溶液によって除去する。次いで反応混合物に酢酸エ
チルを添加し、有機相を分離し、そして水性相を酢酸エ
チルで繰り返し洗浄する。合わせて乾燥した有機相か
ら、次いで、溶剤を減圧下に除去し、その際、5.4g
の固体が得られ、それは、比較試料に基づいて 1H−N
MR分光法によりカテコールと同定される。(ガスクロ
マトグラフィーにより測定される純度:98%;収率:
理論量の96%)。
【0029】例2 ヒドロキノン(p−ジヒドロキシベンゼン)の製造 6.1g(0.05モル)のp−ヒドロキシベンズアル
デヒドおよび0.05(1.25ミリモル)のNaOH
を24時間反応させ、例1と同様にして仕上げ処理す
る。5.35gの固体が得られ、それは、比較試料に基
づいて 1H−NMR分光法によりヒドロキノンと同定さ
れる。(ガスクロマトグラフィーにより測定される純
度:98%;収率:理論量の95%)。
【0030】例3 2,3−ジメチルヒドロキノンの製造 15g(0.1モル)の3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシベンズアルデヒド、0.1g(2.5ミリモル)の
NaOHおよび34.4gの11.8%濃度(0.12
モル)の過酸化水素水溶液を反応させ、例1と同様にし
て仕上げ処理する。13.7gの固体が得られ、それ
は、比較試料に基づいて 1H−NMR分光法により2,
3−ジメチルヒドロキノンと同定される。(ガスクロマ
トグラフィーにより測定される純度:98%;収率:理
論量の97%)。
【0031】例4 カテコールの製造 6.1g(0.05モル)のサリチルアルデヒドおよび
33gの12.6%濃度(0.13モル)の過酸化水素
水溶液を50℃で70時間反応させ、例1と同様にし
て、しかし塩基を添加しないで仕上げ処理する。5.4
gの固体が得られ、それは、比較試料に基づいて 1H−
NMR分光法によりカテコールと同定される。(ガスク
ロマトグラフィーにより測定される純度:90%;収
率:理論量の88%)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ヒドロキシアルデヒドと過酸化水
    素とを、塩基を添加してまたは添加せずに、ニトリルR
    −CN(但し、Rは炭素原子数1〜4のアルキル基ある
    いは、置換されていないかまたは1つもしくはそれ以上
    のアルキル基によって置換されているフェニル基であ
    る)の存在下に反応させることを特徴とする、芳香族ポ
    リヒドロキシ化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 式(I) 【化1】 〔式中R1 、R2 、R3 およびR4 は同一または異な
    り、水素、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子
    数6〜14のアリール基、炭素原子数1〜10のアルコ
    キシ基、炭素原子数7〜20のアリールアルキル基、炭
    素原子数7〜20のアルキルアリール基、炭素原子数6
    〜10のアリールオキシ基、炭素原子数1〜10のフル
    オロアルキル基、炭素原子数6〜10のハロアリール
    基、ハロゲン原子またはヒドロキシル基であるかあるい
    は、R1 、R2 、R3 および/またはR 4 は、芳香核の
    それぞれの結合炭素原子と一緒になって、1つまたはそ
    れ以上の、置換されたまたは置換されていない環を形成
    する。〕で表される芳香族ヒドロキシアルデヒドが使用
    される、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 R1 、R2 、R3 およびR4 が同一また
    は異なり、水素、炭素原子数1〜10のアルキル基、炭
    素原子数1〜4のアルコキシ基、炭素原子数6〜10の
    アリールオキシ基、炭素原子数1〜6のフルオロアルキ
    ル基、ハロゲン原子またはヒドロキシル基であるかある
    いはR1 およびR2 、R2 およびR3および/またはR
    3 およびR4 が、芳香核のそれぞれの結合炭素原子と一
    緒になって、置換されたまたは置換されていない、飽和
    または不飽和の、5または6個の原子を有する環を形成
    する、式(I)で表される芳香族ヒドロキシアルデヒド
    が使用される、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 R1 、R2 、R3 およびR4 が同一また
    は異なり、炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数
    1〜4のアルコキシ基、ハロゲン、特にフッ素もしくは
    塩素、またはヒドロキシル基であるかあるいは、R1
    よびR2 、R 2 およびR3 またはR3 およびR4 が、芳
    香核のそれぞれの結合炭素原子と一緒になって、不飽和
    の、6個の炭素原子を有する環を形成する、式(I)で
    表される芳香族ヒドロキシアルデヒドが使用される、請
    求項1〜3のいずれか1項またはそれ以上に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 式(I)で表される芳香族ヒドロキシア
    ルデヒドが、1つのヒドロキシル基を有し、そして、ヒ
    ドロキシル基およびアルデヒド基が、互いに1,2−ま
    たは1,4−位に位置している、請求項1〜4のいずれ
    か1項またはそれ以上に記載の方法。
  6. 【請求項6】 芳香族ヒドロキシアルデヒド1モルあた
    り、1〜50モル、特に5〜40モル、好ましくは10
    〜30モルのニトリルが使用される、請求項1〜5のい
    ずれか1項またはそれ以上に記載の方法。
  7. 【請求項7】 使用されるニトリルが、アセトニトリル
    および/またはベンゾニトリル、特にアセトニトリルで
    ある、請求項1〜6のいずれか1項またはそれ以上に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 芳香族ヒドロキシアルデヒド1モルあた
    り、0.5〜5モル、特に0.8〜2モル、好ましくは
    0.9〜1.5モルの過酸化水素が使用される、請求項
    1〜7のいずれか1項またはそれ以上に記載の方法。
  9. 【請求項9】 芳香族ヒドロキシアルデヒド1モルあた
    り、0.001〜0.05モルの塩基が使用される、請
    求項1〜8のいずれか1項またはそれ以上に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 使用される塩基が、アルカリ金属水酸
    化物、アルカリ土類金属水酸化物および/またはアルカ
    リ金属炭酸塩である、請求項1〜9のいずれか1項また
    はそれ以上に記載の方法。
  11. 【請求項11】 反応が、−30〜100℃、特に−1
    0〜80℃で行われる、請求項1〜10のいずれか1項
    またはそれ以上に記載の方法。
JP5250726A 1992-10-09 1993-10-06 芳香族ポリヒドロキシ化合物の製造方法 Withdrawn JPH06192152A (ja)

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US (1) US5364983A (ja)
EP (1) EP0591799B1 (ja)
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DE (1) DE59305130D1 (ja)
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EP0591799B1 (de) 1997-01-15
EP0591799A1 (de) 1994-04-13
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