JPH061920U - ブーツ - Google Patents

ブーツ

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JPH061920U
JPH061920U JP7929992U JP7929992U JPH061920U JP H061920 U JPH061920 U JP H061920U JP 7929992 U JP7929992 U JP 7929992U JP 7929992 U JP7929992 U JP 7929992U JP H061920 U JPH061920 U JP H061920U
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JP
Japan
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boot
breather
insertion hole
boot body
hose
Prior art date
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Pending
Application number
JP7929992U
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English (en)
Inventor
一志 石川
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Publication of JPH061920U publication Critical patent/JPH061920U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブーツ本体の伸縮挙動に対してブリーザの変形
・追従性を高め、ブーツ内の密閉性を維持する。 【構成】伸縮自在なブーツ本体4に挿入孔5を開設し、
この挿入孔5にブリーザ6を嵌装してなるブーツであ
り、ブーツ本体4の挿入孔5の周囲に、ブーツ本体4の
肉厚が局部的に薄くなる薄肉部7を形成する。挿入孔5
に段部23を形成すると共にブリーザ本体4に段部23
に嵌合する環状フランジ19を形成し、ホース21とブ
ーツ本体4とをバンド24により同時に締め付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、ステアリングラックとタイロッドとの連結部に装着される ボールジョイントなどを雨水や泥などから保護するダストブーツに関し、特に、 左右のブーツ内の空間を繋ぐホースの取り付けジョイントであるブリーザを備え たブーツに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車などの操舵機構は、車室内のステアリングの先端に形成されたピニオン とステアリングギヤボックス内のラックとを噛み合わせることにより、ステアリ ングの回転運動をラックの直線運動に変換し、このラックの直線運動をタイロッ ドと呼ばれる剛体を介してナックルのステアリングアームに伝達するように構成 されている。
【0003】 上述したステアリングギヤボックスは、エンジンルーム内に固定されており、 ステアリング先端のピニオンの移動(自動車の前後方向に対する左右方向への移 動)に応じて、左右のタイロッドは互いに同じ方向に移動し、左右の車輪を互い に同じ方向に回動させる。
【0004】 このような操舵機構においては、タイロッドが車輪の上下動に追従できるよう に、ステアリングラックとタイロッドとを連結する部分にボールジョイントなど の揺動可能な継手が採用されている。そして、ボールジョイントへの雨水や泥の 浸入を防止するためにゴムあるいは樹脂製のダストブーツ(以下、単にブーツと いう)が取り付けられている。
【0005】 この種のブーツは、ボールジョイントへの雨水などの浸入を防止するために設 けられていることから、ブーツ内の空間は密閉された状態となっているが、ステ アリングギヤボックスとボールジョイントの相対位置が操舵により変動するため 、ブーツ内の空気を排出したり、ブーツ内に空気を導入したりする必要がある。 このため、図5に示すように、ブーツにはブリーザ6と呼ばれるエアー抜き用の 樹脂製部材が接着剤などによって取り付けられている。
【0006】 そして、一方のブーツが収縮するときは他方のブーツが伸長することを利用し て、左右のブーツに取り付けられたブリーザをホースにより連通させて、収縮す る側のブーツ内の空気を伸長する側のブーツ内に導くことにより、両ブーツ内の 密閉状態を維持しながら円滑な伸縮を実現するようにしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ブーツ本体に形成された蛇腹部の伸縮にともない、ブリーザも 揺動しようとするが、ブーツに比べて高硬度のホース(金属あるいは合成樹脂) などがブーツの先端に取り付けられているため、ブーツ側が変形してもブリーザ はこの変形に追従することができないという問題があった。
【0008】 そのため、図5に示すように、ブーツ本体4の挿入孔5とブリーザ6との間に 隙間が生じ、ここから雨水や泥水が浸入してボールジョイントに悪影響を及ぼす おそれがあった。一般的なボールジョイントは金属により構成されているため、 雨水の浸入による発錆や、泥の浸入による揺動不良などを誘発するおそれがあっ た。確かに、ブリーザはブーツに対して接着剤などを介在させて固着されている ものの、接着剤が熱劣化すると事情は同じである。
【0009】 本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ブーツ 本体が伸縮してもブリーザがこの変形に追従でき、ブーツ内の密閉性を高めるこ とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のブーツは、伸縮自在なブーツ本体に挿入 孔を開設し、この挿入孔にブリーザを嵌装してなるブーツにおいて、前記ブーツ 本体の前記挿入孔の周囲に、前記ブーツ本体の肉厚が局部的に薄くなる薄肉部を 形成したことを特徴としている。
【0011】 また、伸縮自在なブーツ本体に挿入孔を開設し、この挿入孔にブリーザを嵌装 すると共に、該ブリーザにホースを嵌挿してなるブーツにおいて、前記挿入孔に 段部を形成すると共に前記ブリーザ本体に前記段部に嵌合する環状フランジを形 成し、前記ホースと前記ブーツ本体とを同時に締め付けるバンドを設けたことを 特徴とするブーツによっても上記目的を達成することができる。 このとき、前記ブーツ本体の前記挿入孔の周囲に、前記ブーツ本体の肉厚が局 部的に薄くなる薄肉部を形成することが好ましい。
【0012】
【作用】
例えば、ステアリングラックとタイロッドとを連結する左右それぞれのボール ジョイントを雨水などから保護するために、本考案のブーツを装着し、それぞれ のブリーザをホースにより連結して両ブーツ内の密閉空間を連通させる。 操舵機構においては、一方のブーツが収縮するときは他方のブーツが伸長する ので、収縮する側のブーツ内の空気は伸長する側のブーツ内に導かれて両ブーツ 内の密閉状態を維持しながら円滑な伸縮を実現できる。
【0013】 このとき、ブーツの本体に形成された蛇腹部の伸縮にともないブリーザも揺動 しようとし、ブーツに比べて高硬度の材料(金属あるいは合成樹脂など)により 形成されたホースを使用したときは、ブーツ側の変形に追従できないが、第1の 考案に係るブーツでは、ブリーザを嵌装する挿入孔の周囲にブーツ本体の肉厚が 局部的に薄くなる薄肉部を形成しているため、ブリーザはこの薄肉部で折れ曲が ることによりブーツ側の変形に対処することができる。
【0014】 また、第2の考案に係るブーツでは、挿入孔に形成された段部とブリーザ本体 に形成された環状フランジとを嵌合させ、さらにホースとブーツ本体とをバンド によって同時に締め付けるように構成しているので、ブーツ本体とホースとが一 体的に揺動することになる。
【0015】 さらに、第3の考案に係るブーツでは、第2の考案に係るブーツに対して、挿 入孔の周囲にブーツ本体の肉厚が局部的に薄くなる薄肉部を形成しているため、 ブーツ本体とホースとが一体的に揺動し、かつ、薄肉部で折れ曲がることにより ブーツ側の変形により円滑に対処することができる。
【0016】 その結果、ブーツ本体の挿入孔とブリーザとのシール性が維持でき、ここから 雨水や泥水が浸入することを防止できる。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図4は、同実施例のステアリング用ブーツを適用する操舵機構の一例を示す要 部断面図である。自動車などの操舵機構は、車室内のステアリングの先端に形成 されたピニオンとステアリングギヤボックス内のラックとを噛み合わせることに より、ステアリングの回転運動をラックの直線運動に変換する。
【0018】 ラックの両端にはロッドが形成されており、図4に一方のロッド8を示す。図 4における「9」は、ラックハウジングであり、このラックハウジング9はステ アリングギヤボックス(不図示)に取り付けられることにより車体に対して固定 されており、ラックのロッド8はラックハウジング9に対して摺動するようにな っている。そして、ステアリング先端のピニオンの移動(自動車の前後方向に対 する左右方向への移動)に応じて、左右のタイロッド10は互いに同じ方向に移 動し、左右の車輪を互いに同じ方向に回動させる。
【0019】 ラックのロッド8の先端には、ボールジョイント11のハウジング12がネジ 締結されており、ハウジング12の内室に収容されたボール13によってラック のロッド8とタイロッド10は互いに揺動自在となっている。ボール13はタイ ロッド10の先端に形成されており、このタイロッド10の他端は、車輪を支持 するナックルのステアリングアーム(不図示)に取り付けられている。
【0020】 ラックのロッド8は、車体に対して固定されたラックハウジング9に対し、車 体の左右方向に摺動するのみであるので、タイロッド10が、このボールジョイ ント11による連結部を中心にして、車輪の上下動に追従して揺動することにな る。
【0021】 一方、ステアリングを回転させて操舵した場合は、ラックのロッド8が左右何 れかに移動し、このラックの直線運動はタイロッド10を介してナックルのステ アリングアームに伝達され、その結果、車輪はキングピンを中心に回動すること になる。
【0022】 このような操舵機構においては、ボールジョイント13への雨水や泥の浸入を 防止するためにゴムあるいは樹脂製のブーツが取り付けられている。 図1は、本考案の一実施例に係るステアリング用ブーツのブリーザ取り付け部 を示す要部拡大断面図である。
【0023】 ブーツ本来の機能は、ボールジョイント13への雨水などの浸入を防止すると ころにあるため、ブーツ内を密閉空間とする必要があるが、ステアリングギヤボ ックスとボールジョイントの相対位置が操舵により変動するため、ブーツ内の空 気を排出したり、ブーツ内に空気を導入したりする必要がある。
【0024】 このため、本実施例のブーツにはブリーザ6と呼ばれるエアー抜き用の部材が 取り付けられている。ブリーザは後述するようにホースを取り付けるために、あ る程度の剛性が必要であり、したがって、ブーツをゴムなどのような柔軟性の材 料により形成して伸縮性を高める場合には、ブリーザを異種材料により形成して 、ブーツ本体に組み付けることが好ましい。
【0025】 本実施例のブーツは、このような実情を考慮して、ブーツ本体4をゴム材によ り形成してラックのロッド8の移動およびタイロッド10の揺動に対して適切に 追従できるように伸縮性を高め、一方、ホースの取り付けを強固にするためにブ リーザ6を比較的高剛性の合成樹脂により形成している。そして、ブーツ本体に 通孔5を開設し、この通孔5にブリーザ6を嵌装している。
【0026】 第1の実施例に係るブーツの具体的構成を説明すると、ブーツ本体4の両端に はラックハウジング9とタイロッド10が嵌装される開口部2,3が形成されて おり、これらの開口部2,3間には軸方向に伸縮自在となる蛇腹部1が形成され ている。本実施例のブーツ本体4は、ゴム材により形成されているので、ブロー 成形にのみ限定されることなく射出成形でも型抜きが容易に行われる。
【0027】 両開口部2,3とラックハウジング9、タイロッド10との固定方法は、ブー ツ本体4を挿入した上から金属バンドを締め付けることにより行われるが、第1 の考案に係るブーツは、この実施例にのみ限定されることなく他の公知手段によ り行っても良い。また、開口部2とラックハウジング9との固定を強固にするた めにラックハウジングに段部15を形成したり、開口部3とタイロッド10との 固定を強固にするためにタイロッドに環状凹部16を形成しても良い。
【0028】 本実施例に係るブリーザ6は、図1に示すように、ブーツ本体4内の空間に通 じる孔17を有しており、基端にはブーツ本体の通孔5に係合する一対の環状フ ランジ18,19が形成されている。そして、図1に示すA矢視方向から通孔5 にブリーザ6を押し込むと、一方の環状フランジ18がブーツ本体4の内面に当 接し、他方の環状フランジ19がブーツ本体4の外面に当接するようになってい る。これにより、ブリーザ6はブーツ本体4に強固に固定されることになる。
【0029】 また、ブリーザ6の先端には先端に向かって縮径するテーパ面20が形成され ており、後述するホース21の挿入作業を容易にすると同時に、このホース21 の抜けを防止する。
【0030】 上述したブリーザ6は、ブーツ本体4の開口部2の近傍に形成された通孔5に 嵌装されるが、この通孔5の周囲には環状隆起部22が形成されており、ブリー ザ6を強固に固定している。
【0031】 特に本実施例のブーツにおいては、環状隆起部22とブーツ本体4との接続部 分に、ブーツ本体4の肉厚が局部的に薄くなる薄肉部7が形成されている。この 薄肉部7は、環状の凹部により構成されており、ブリーザ6を取り巻く全周にわ たって形成されている。なお、本考案の薄肉部7は、上述した実施例のようにブ リーザ6の全周にわたって形成する必要はなく部分的・断続的に形成しても良い 。要するに、ホース21の一端が挿入固定されたブリーザ6がブーツ本体4の伸 縮に追従できる柔軟性が付与されれば良い。
【0032】 図4に示すように、ブリーザ6の先端にはホース21が挿入固定されており、 このホース21の他端は他方のブーツ本体に取り付けられたブリーザ(何れも図 示せず)に挿入固定されている。これにより、両ブーツ内の密閉性が維持でき、 しかも、操舵機構においては、一方のブーツが収縮するときは他方のブーツが伸 長するので、収縮する側のブーツ内の空気は伸長する側のブーツ内に導かれるこ とになり、両ブーツは円滑な伸縮を行うことができる。本考案に係るホース21 の材質は合成樹脂、金属の何れであっても良い。
【0033】 次に作用を説明する。 ステアリングを操作して操舵すると、ラックのロッド8がタイロッド10を引 っ張り(あるいは押し出し)、これによりブーツの蛇腹部1は収縮(あるいは伸 長)する。この蛇腹部1の伸縮にともないブーツ本体4に嵌装されたブリーザ6 も揺動しようとするが、ゴム製のブーツ本体4に比べて高硬度の材料、例えば金 属あるいは合成樹脂などにより形成されたホース21を使用したときは、このホ ース21によるブリーザ6の保持力が大きいので、ブーツ側の変形に追従できな い。
【0034】 しかしながら、本実施例のブーツでは、ブリーザ6を嵌装する挿入孔5の周囲 にブーツ本体4の肉厚が局部的に薄くなる薄肉部7、すなわち環状の凹部を形成 しているため、ブリーザ6はこの薄肉部7で折れ曲がり、これによりブーツ側の 変形に追従することができる。 その結果、ブーツ本体4の挿入孔5とブリーザ6とのシール性が維持でき、こ こから雨水や泥水が浸入することを防止できる。
【0035】 図2は、第2の実施例に係るブーツを示す要部断面図、図3は同実施例を示す 斜視図である。既述した第1の実施例においては、蛇腹部の伸縮挙動に対してブ リーザとブーツ本体とのシール性を確保するために、ブーツ本体に薄肉部7を形 成したが、以下に説明する第2の実施例に係るブーツでは、これに加えて、ブー ツ本体とブリーザとホースとの三者を強固に固定することにより、ブリーザとブ ーツ本体とのシール性をさらに高めるように構成している。
【0036】 具体的には、第1の実施例に係るブリーザでも形成した環状フランジ19に嵌 合する段部23をブーツ本体4の環状隆起部22の先端に形成し、これら環状フ ランジ19と段部23とを嵌合させることにより、ブーツ本体4とブリーザ6と の嵌合強度を高め、かつ接触面積を増加させることによりシール性をも高めてい る。
【0037】 さらに、図2に示すように、ブーツ本体4にブリーザ6を嵌挿し、このブリー ザ6の先端にホース21を嵌挿させるに際し、ブーツ本体4の環状隆起部22の 外周面とホース21の外周面とを面一に設定するとともに、ホース21と環状隆 起部22との両者に跨るようにバンド24を取り付けている。このバンド24の 具体的構造は、図3に示す実施例にのみ限定されないが、ホース21と環状隆起 部22との両者に極力広く跨るように形成することが好ましい。
【0038】 その余の構成は、既述した第1の実施例と同様であるため、同一の構成部材に は同一の符号を付すことにより詳細な説明を省略するが、この第2の実施例によ れば、ブーツの蛇腹部1の伸縮挙動に対して、ブーツ本体4とホース21とが一 体的に揺動し、かつ、薄肉部7で折れ曲がることになる。したがって、第1の実 施例に係るブーツに比べて、よよりブーツ側の変形に対処することができるとい える。 なお、図2および図3に示す実施例では、ブーツ本体に薄肉部7を形成したが 、これを省略することもできる。
【0039】 以上説明した実施例は、本考案の理解を容易にするために記載されたものであ って、本考案を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実 施例に開示された各要素は、本考案の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等 物をも含む趣旨である。
【0040】 例えば、上述した実施例では、ブーツ本体をゴムにより形成したが、本考案の ブーツ本体はゴムにのみ限定されることなく合成樹脂により形成することもでき る。この場合でも、ブーツ本体を構成する合成樹脂よりも高硬度の合成樹脂でブ リーザを形成すると、上述した実施例と同様の結果が得られる。 また、本考案のブーツは上述したステアリング用にのみ限定されることなく他 の用途に用いることも可能である。
【0041】
【考案の効果】
第1の考案に係るブーツは、ブーツ本体の挿入孔の周囲にブーツ本体の肉厚が 局部的に薄くなる薄肉部を形成しているため、ブーツの伸縮にともないブリーザ も揺動することになり、ブリーザとブーツ本体のシール性が維持できる。
【0042】 また、第2の考案に係るブーツは、挿入孔に形成された段部とブリーザ本体に 形成された環状フランジとを嵌合させ、さらにホースとブーツ本体とをバンドに よって同時に締め付けるように構成しているので、ブーツ本体とホースとが一体 的に揺動することになり、この構成によってもブリーザとブーツ本体のシール性 が維持できる。
【0043】 さらに、第3の考案に係るブーツは、第2の考案に係るブーツに対して、挿入 孔の周囲にブーツ本体の肉厚が局部的に薄くなる薄肉部を形成しているため、ブ ーツ本体とホースとが一体的に揺動し、かつ、薄肉部で折れ曲がることによりブ ーツ側の変形により円滑に対処することができる。
【0044】 これらの結果、ブーツ内空間への雨水や泥水の浸入を防止することができ、ボ ールジョイントなどの発錆や異物の噛み込みによる揺動不良を防止することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に係るステアリング用ブ
ーツのブリーザ取り付け部を示す要部拡大断面図であ
る。
【図2】本考案の第2の実施例に係るステアリング用ブ
ーツのブリーザ取り付け部を示す要部拡大断面図であ
る。
【図3】同じく第2の実施例に係るステアリング用ブー
ツのブリーザ取り付け部を示す斜視図である。
【図4】本考案のブーツを適用する操舵機構の一例を示
す要部断面図である。
【図5】従来のステアリング用ブーツのブリーザ取り付
け部を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1…蛇腹部 2,3…開口
部 4…ブーツ本体 5…通孔 6…ブリーザ 7…薄肉部 8…ラックのロッド 9…ラックハ
ウジング 10…タイロッド 11…ボール
ジョイント 12…ハウジング 13…ボール 14…金属バンド 15…段部 16…凹部 17…孔 18,19…環状フランジ 20…テーパ
面 21…ホース 22…環状隆
起部 23…段部 24…バンド

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】伸縮自在なブーツ本体(4)に挿入孔
    (5)を開設し、この挿入孔(5)にブリーザ(6)を
    嵌装してなるブーツにおいて、 前記ブーツ本体(4)の前記挿入孔(5)の周囲に、前
    記ブーツ本体(4)の肉厚が局部的に薄くなる薄肉部
    (7)を形成したことを特徴とするブーツ。
  2. 【請求項2】伸縮自在なブーツ本体(4)に挿入孔
    (5)を開設し、この挿入孔(5)にブリーザ(6)を
    嵌装すると共に、該ブリーザ(6)にホース(21)を
    嵌挿してなるブーツにおいて、 前記挿入孔(5)に段部(23)を形成すると共に前記
    ブリーザ本体(4)に前記段部(23)に嵌合する環状
    フランジ(19)を形成し、前記ホース(21)と前記
    ブーツ本体(4)とを同時に締め付けるバンド(24)
    を設けたことを特徴とするブーツ。
  3. 【請求項3】前記ブーツ本体(4)の前記挿入孔(5)
    の周囲に、前記ブーツ本体(4)の肉厚が局部的に薄く
    なる薄肉部(7)を形成したことを特徴とする請求項2
    に記載のブーツ。
JP7929992U 1992-04-23 1992-10-21 ブーツ Pending JPH061920U (ja)

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JP7929992U JPH061920U (ja) 1992-04-23 1992-10-21 ブーツ

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JP4-33981 1992-04-23
JP3398192 1992-04-23
JP7929992U JPH061920U (ja) 1992-04-23 1992-10-21 ブーツ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53124195U (ja) * 1977-03-09 1978-10-03

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