JPH06191922A - セラミック材料中の金属構造体の緻密化挙動の制御方法 - Google Patents

セラミック材料中の金属構造体の緻密化挙動の制御方法

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JPH06191922A
JPH06191922A JP5221534A JP22153493A JPH06191922A JP H06191922 A JPH06191922 A JP H06191922A JP 5221534 A JP5221534 A JP 5221534A JP 22153493 A JP22153493 A JP 22153493A JP H06191922 A JPH06191922 A JP H06191922A
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    • C04B38/0645Burnable, meltable, sublimable materials
    • C04B38/068Carbonaceous materials, e.g. coal, carbon, graphite, hydrocarbons

Abstract

(57)【要約】 【構成】 少なくとも1つの金属構造体をその中に持つ
未焼結セラミック材料を得、少なくとも金属構造体にあ
らかじめ決めた量の炭素質材料を付与し、セラミック材
料及び金属構造体をセラミック材料の焼結を起こすに十
分なあらかじめ決めた温度に加熱する段階からなり、こ
の金属構造体は炭素質材料の存在によりあらかじめ決め
た温度における緻密化が少なくとも一部分抑制される、
セラミック材料中の金属構造体の緻密化作用の抑制方
法。 【効果】 本発明によれば、セラミック材料中の焼成し
た金属成分の物理的特性決定の最適化のため炭素質残留
物のいくらか又はすべてをその後に酸化的雰囲気を用い
てあらかじめ決めた温度で除去するもので、その際金属
構造体のゆがみ及び整合に悪い影響を与えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は一般に嵩高セラミック材料中の金
属構造体(metallic feature)に関し、そしてより詳し
くは、金属構造体にその焼結を抑制するかなりの量の炭
素質材料を配合することによるセラミック材料中の金属
構造体の緻密化挙動を抑制する方法に関する。本発明は
一般にセラミック材料中の金属構造体への適用性を持つ
一方、それは特に電子工学装置への応用のためセラミッ
ク基板における金属性のスクリーン印刷された導線(me
tallic sereened line)又はバイアに適用される。従っ
て議論を明快にするためだけの目的で、本発明の残りの
議論をセラミック基板中の金属バイアに絞って行うこと
にする。
【0002】セラミック基板における金属充填バイア及
び/又はスクリーン印刷された導線の使用及びそれらの
製造のための焼結方法は半導体パッケージング技術にお
いてよく知られており、例えばHerron等、米国特許4,
234,367において示されるところで、その開示は
参照により本明細書に組み入れる。最近においては、い
っそうの関心が金属及びセラミックの間の収縮速度の不
釣合いに伴う問題並びにバイアの「開口(opens)」の
始まり、特に高い回路密度の適用においてバイア直径を
100ミクロン以下に小さくした場合のそれに向けられ
ている。そのような問題の議論はHerron等、米国特許
4,776,978に示されており、その開示は参照によ
り本明細書に組み入れる。
【0003】引用した4,776,978特許に述べられ
ているように、バイアペースト中の銅のような金属粒子
は焼結サイクルの最初の段階で焼結を受けて厚膜パター
ン(同じくペーストからなる)の付随する収縮を起こ
し、一方セラミック及びガラス粒子(バイアを含むセラ
ミック基板の)は焼結サイクルの中間及び最終段階で焼
結を受けてその特徴的な収縮を起こす。金属粒子の焼結
の開始を少なくとも焼結サイクルの中間段階まで遅らせ
る1つの方法は金属粒子を高融点材料例えば酸化アルミ
ニウムと一緒に厚膜中に散在させることである。
【0004】前述の一般化された考察はかなり長い間こ
の技術分野で知られており、そして前述の収縮及び関連
する問題を解決する技術の基礎となるものであるが、増
加した回路密度及び同時に約85〜100ミクロンのバ
イア直径を持つセラミック基板における金属充填バイア
及び/又はスクリーン印刷された導線の必要を満たすた
めにはよりすぐれたそして詳細な研究方法が要求され
る。又、焼結により減少した収縮を示すか又は収縮がな
く、焼成した金属導電性構造体が良好な導電性を維持し
て製品の仕様に適合する次世代のセラミックパッケージ
に使用するように適合させることができる金属型ペース
ト混合物をつくり出すことも望まれている。
【0005】次の参考文献は収縮及びその他の問題を解
決することを試みた従来技術を例示する。Herron等、米
国特許4,671,928は有機物質を用いる銅粒子のコ
ーティングを教えている。コートした銅粒子はペースト
中に混合され、そしてセラミック嵩高材料と一緒に同時
焼成される。銅粒子上のコーティングは焼結サイクルの
熱分解段階の間に熱分解されて炭素質残留物になる。炭
素質残留物は銅粒子の焼結を遅らせ、その結果それは酸
化性雰囲気が導入されて焼結サイクルのバインダー燃え
尽き段階になり、炭素質材料が除かれるまで緻密化が始
まらない。一旦炭素質残留物が除かれると銅粒子は容易
に緻密化され得る。実際には、銅粒子はセラミック材料
が焼結する前に緻密化されることが可能である。
【0006】Siuta、米国特許4,594,181は焼結
の間における銅のセラミック基板に対するよりよい収縮
適合を実現するため無水揮発性有機溶剤中の有機金属化
合物の溶液中の銅粒子の分散を教えている。Beil、米国
特許4,020,206は金粒子、ガラスバインダー及び
耐火性粒子からなるバイア用厚膜ペーストを開示してい
る。耐火性粒子中ではとりわけ金属炭化物例えば炭化ケ
イ素である。耐火性粒子の目的はそれらが金ペーストの
焼結温度で溶融しないためバイアの容量収縮を5%以下
に減らす役割をすることである。Reed、米国特許4,9
64,948は一般に銀フレーク、カーボンブラック及
びヒュームドシリカからなる導電性インキを開示してい
る。
【0007】本発明の目的はセラミック材料中の金属構
造体からなる複合構造物の焼結方法であって、その中で
金属構造体はセラミック材料の焼結の間減少した収縮を
示すそれに関する。本発明の他の目的は多孔質セラミッ
ク材料中の金属構造体からなる複合構造物の焼結方法で
あって、この場合金属構造体は低収縮の(又は収縮とし
ない)多孔質セラミック材料の焼結の間減少した収縮を
示し(又は収縮がなく)、そして金属収縮はその後にお
いて金属部品の導電性の最適化のため多孔質セラミック
材料の安定化の後促進されることができる。本発明のこ
れらの及びその他の目的は次の本発明の記述を考慮する
ことによりいっそう明らかになるであろう。
【0008】
【発明の要約】本発明の目的は少なくとも1つの金属構
造体をその中に持つ未焼結セラミック材料を得、少なく
とも金属構造体にあらかじめ決めた量の炭素質材料を付
与し、セラミック材料及び金属構造体をセラミック材料
の焼結を起こすに十分なあらかじめ決めた温度に加熱す
る段階からなり、この金属構造体は炭素質材料の存在に
よりあらかじめ決めた温度における緻密化が少なくとも
一部分抑制される、セラミック材料中の金属構造体の緻
密化作用の制御方法を提供することにより実現される。
【0009】本発明の重要な態様はセラミック材料中の
焼成した金属成分の物理的特性決定の最適化のため炭素
質残留物のいくらか又はすべてをその後に酸化的雰囲気
を用いてあらかじめ決めた温度で除去し、その際金属構
造体のゆがみ及び整合に悪い影響を与えないことであ
る。
【0010】
【発明の詳細な記述】すべての未焼結の(すなわちグリ
ーンの)セラミック材料は焼結サイクルを通じて処理さ
れて未焼結状態においてセラミック材料をまとめて保持
するバインダー材料を除去しそしてセラミック粒子の焼
結を起こさせる。焼結は嵩高バインダー材料を及び任意
の他の存在する有機物質を熱分解及び揮発により除去す
るに必要な温度よりはるかに高い温度で起こる。焼結の
段階自体は通常拡散機構による表面部分の除去である。
焼結が進行するためには隣接するセラミック粒子の間で
ネック生長(neck growth)が起こることが必要であ
る。しかしながら、ある種の焼結機構、すなわち粒界拡
散及び格子拡散はネック生長及び緻密化が起こり、これ
に対して他の機構すなわち表面拡散はネック生長が起こ
るが緻密化を伴わない。従って、緻密化は完成品に望ま
れる気孔率の程度により起こることも又は起こらないこ
ともある。実際には、適当な焼結遅延剤が存在する場
合、ほとんど緻密化なしに焼結を完了させることができ
る。
【0011】典型的な焼結サイクルは存在する有機バイ
ンダー材料及びその他の有機材料のいずれもが熱分解及
び揮発により除去される熱分解段階からなる。必然的に
いくらかの量の炭素質残留物が後に残る。その後、温度
を適当な雰囲気中でより高温に上げて炭素質残留物を除
き、その後セラミック嵩高残留物並びに存在するすべて
の金属構造体を同様に焼結させる。
【0012】電子工学装置への応用に使用される金属構
造体(例えば導線及び/又はバイア)を含む工業用セラ
ミック材料にとっては正確な焼結サイクルが必要であ
る。そのような従来技術の焼結サイクルを図1に示す、
セラミック材料及び金属構造体からなる複合構造物は最
初に湿潤窒素雰囲気中で熱分解を受け、そこでセラミッ
ク材料及び金属構造体のポリマーバインダー、並びに他
の有機物質例えば可塑剤、溶剤なども同様に熱分解され
て炭素質残留物になる。温度が熱分解のため上昇した
後、雰囲気を湿潤水素に変え、そして複合構造物をその
温度に保って炭素残留物を燃え尽きさせる。この機構は
よく知られている。簡単に云うと、炭素質残留物は水蒸
気と結合して水素及び一酸化炭素を形成し、複合構造物
から逃れ出る。バインダー燃え尽きと称するこの段階の
能率の如何により、炭素はほとんど又は全く残らない。
その後雰囲気を不活性又は還元性雰囲気に変え、そして
温度をいっそう高温に上げると、そこでセラミック材料
の焼結が起こる。金属構造体中に存在する金属の如何に
より、金属構造体はもっと早い時期の温度で焼結され、
その結果セラミック材料と金属構造体との間に収縮差異
を生じることがある。
【0013】従来技術においては、すべての炭素質残留
物がバインダー燃え尽きの間にセラミック材料及び金属
構造体から除去されることを認識しなければならない。
しかしながら、本発明者は金属構造体がバインダー燃え
尽き後そしてセラミック材料が焼結される時点まで、す
なわちセラミック材料がその強度特性を実現するまでい
くらかの炭素質材料を含む場合、金属構造体は少なくと
も一部分が焼結を抑制される。金属構造体が焼結を抑制
される程度は存在する炭素質材料の量の如何によるであ
ろう。
【0014】次に図2に、本発明にとって有用な焼結サ
イクルを示す。焼結サイクルの第一区分においては、複
合構造物はわずかに酸化性雰囲気例えば湿潤N(すなわ
ちN 2プラス水蒸気)中で熱分解を受ける。しかしなが
ら、バインダー燃え尽きを受ける代わりに、雰囲気を非
酸化性雰囲気例えばN2中H2に切り替え、そして温度を
セラミックが焼結される温度範囲まで上げる。セラミッ
ク材料及び金属構造体は焼結されるが、炭素残留物の存
在のため限定された緻密化の不整合を生じることがあ
る。従って、本発明のこの具体化においてはセラミック
にとっていくらかの割合で相互接続された気孔を含み、
その結果焼結後、いかなる残留炭素もセラミックから除
去し得ることが有用である。これは例えば、反応装置に
水蒸気を導入することにより焼結雰囲気の酸化能を増加
することにより実現される。このようにして、セラミッ
ク材料及び金属構造体にある炭素は残留物は燃え尽き、
そして金属構造体は緻密化する。次いで温度を室温まで
下げる。
【0015】評価されるように、本発明の特異な態様は
炭素質物質が金属構造体の焼結を抑制する機能を果した
後、炭素質物質の一部又は全部が除去されることであ
る。従って本発明の焼結抑制剤は性質が一次的であり、
これは一旦それらが十分に焼結されると、金属構造体中
の永久的な外来成分が減少するため有利なことである。
炭素を、その有用性がなくなった後に除去するこの方法
は、金属構造体の物理的及び電気的性質を最適化するよ
うに調節することができる。
【0016】上述の具体化で多孔質セラミックを選択す
る場合、その多孔性は既知の方法のいずれによっても実
現することができる。例として挙げれば、一つの方法は
焼結がセラミック材料中で実現される程度を遅延させる
焼結遅延剤を使用することであるが、これのみに限定さ
れるものではない。通常の焼結遅延剤はセラミック材料
より高い焼結温度を持つそれである。一つのそのような
組合わせはガラスセラミック材料中のアルミナである。
多孔質セラミックは理論値の90%より低い焼結後密度
を持つそれと定義することができる。
【0017】次に図3に示すように、別の焼結サイクル
を利用することができる。セラミック材料及び金属構造
体の複合構造物は最初に前述のわずかに酸化性雰囲気中
で熱分解される。ここでしかしながら、温度は熱分解後
バインダー燃え尽きが起こる時間までの間保持される。
セラミック材料に関しては、バインダー燃え尽きが完了
して実質的にすべて炭素質残留物が除去される。金属構
造体に関しては、いくらかの炭素質残留物がバインダー
燃え尽き後に残る。これはいくつかの方法により達成さ
れ、その2つの例を次に示す。第一の例は金属構造体が
ポリマーマトリックスの外に炭素質材料例えば黒鉛又は
カーボンブラックを含み、この物はポリマーマトリック
スが燃え尽きることができた後においてさえも、バイン
ダー燃え尽き後少なくとも一部分は残存する。第二の例
はバインダーとして2つの異なるポリマー材料を選ぶこ
とであり、その中でセラミック材料マトリックスのポリ
マー材料は金属構造体マトリックスのポリマー材料より
きれいに熱分解され、その結果バインダーの燃え尽き後
いくらかの炭素質残留物が金属構造体の中に残ってその
焼結を抑制する。
【0018】次に図3に示すように、雰囲気を非酸化性
雰囲気に変え、そして温度をセラミック材料が焼結され
る温度範囲を通して上げる。セラミック材料は、セラミ
ックの緻密化作用が可能な無収縮状態に近付きそしてそ
れにぴったり適合するようにこの非酸化性雰囲気中で焼
結される一方金属構造体中の炭素質物質は金属構造体の
焼結を抑制する。一旦セラミック材料が焼結されそして
その強度特性が実現されると、雰囲気を酸化性雰囲気に
変えることができ、そして金属構造体中に残る炭素質物
質の一部又は全部を除去することができる。同じ焼結温
度を保ちならが、次に金属構造体は追加の焼結そしてお
そらく追加の緻密化を受け、その結果焼成導電体の物理
的性質が前述のように改善される。
【0019】本発明のこの具体化にとって、セラミック
は多孔質でも非多孔質でもよい。金属構造体中の炭素質
物質の最終燃え尽きにより生じる水素及び一酸化炭素生
成物ガスの気孔拡散により除去が容易である点で多孔質
セラミックの方がいくらか好ましい。本発明に有用な他
の焼結グラフを図4に示す。このグラフはセラミック材
料を高温で焼結するまでは図3と本質において同じであ
る。しかしながらこの場合においては、その時温度をバ
インダー燃え尽き温度範囲を下回るまで下げ、そして雰
囲気を酸化性雰囲気例えば湿潤水素に変える。この部分
は本質的に第二のバインダー燃え尽きである。炭素質残
留物が除かれた後、雰囲気を非酸化性雰囲気に変え、そ
して温度を再びセラミック材料の焼結に必要な温度に上
げる。しかしながら今回の場合は、緻密化と同時にそれ
らの物理的特性の最適化を受けるのは金属構造体であ
る。
【0020】今記述した焼結グラフにとっては再び、金
属粒子の炭素質材料が焼結サイクルの第二のバインダー
燃え尽き区分の間多孔質セラミック体を通って反応体ガ
スに接近し易いようにセラミック材料は多孔質であるこ
とが好ましい。金属構造体中に第二の焼結抑制剤を含ま
せるのが有用であることも見出した。そのような焼結抑
制剤はアルミナ又はアルミナ形成化合物例えばアルミン
酸銅であることができる。この第二の焼結阻害剤はバイ
ンダー燃え尽きが起こるような低温で金属構造体の焼結
を抑制するために有用であるが、しかしながら高温例え
ばセラミック材料の焼結が起こるような場合、この焼結
抑制剤は余り有効でない。
【0021】図4に示す焼結グラフにおいては、この第
二の焼結抑制剤を含ませることが特に有効であることを
見出した。セラミック材料の焼結温度においては、第二
の抑制剤は効果がないが、金属構造体中には炭素質物質
が存在して金属構造体の焼結を防ぐ。温度が下がって金
属構造体のバインダー燃え尽きが再び始まると、炭素質
物質は除かれ、その結果高温において金属構造体の焼結
を防ぐ抑制剤も除かれる。しかしながら、第二の抑制剤
の存在はこの温度で起こり得る如何なる金属構造体の焼
結も遅らせる。一旦温度が再びセラミック材料の焼結温
度に上昇すると、第二の抑制剤はその有効性を失い、そ
して金属構造体の焼結は進行することができる。
【0022】第二の焼結抑制剤は金属構造体中の金属の
本来の緻密化温度が炭素を除去するに必要な温度より低
い場合もっとも望ましい。例えば銅をガラスセラミック
材料中の金属として使用する場合、バインダー燃え尽き
温度は約700〜800℃であり、これは銅の本来の緻
密化温度より十分に上である。従って、第二の焼結抑制
剤の銅及び炭素質物質との併用は図4の焼結グラフにお
いて有効であることが期待される。一方モリブデンをア
ルミナ材料中の金属として使用する場合、バインダー燃
え尽き温度は約1000〜1200℃であり、これはモ
リブデンの本来の緻密化温度より低い。従って第二焼結
抑制剤のモリブデン及び炭素質物質との併用は図4の焼
結グラフにおいては必要でない。
【0023】本発明の好ましい適用を図5A及び5Bに
例示する。基板10はセラミック材料12及び金属バイ
ア14を含む。捕獲パッド(capture pads)16はデカ
ル法(decal technology)により取り付けた。デカルは
金属導線及びパッドを担体シートの上に付着させ、次い
でこれらの導線及びパッドを写真石版法により限定する
ことである。次にデカルを基板例えば未焼結シートの上
に置き、そして担体シートを除く。このデカルは、とり
わけ固体金属導線及びパッドをつくることができる点で
有利である。図5Aはセラミック材料12は焼結された
がバイア14は焼結させる前である基板10を示す。バ
イア14には炭素質物質18が存在し、これがバイア1
4の焼結を防いだ。好ましくは、セラミック12は小孔
20を持つことがある。バイア14中の炭素質物質18
が上述のいずれかの方法で除去された後、バイア14を
焼結することができる。その結果得られる基板10を図
5Bに示す。パッド16は固体金属であり、それらは焼
結工程の間焼結しない。しかしながら、バイア14は当
初ペーストであり、焼結の間にかなりの収縮を起こし、
バイア14とセラミック12との間にギャップ22を生
じる。バイア14はパッド16への末端において固定さ
れるようになり、それにより基板10の物理的及び電気
的完全性が確保される。この例示においてはデカルが捕
獲パッドとして使用されるが、それはバイア充填ペース
トと同様のペーストを使用するスクリーン印刷された導
線で同様に実証することができる。
【0024】最初に述べたように本発明は一般にセラミ
ック材料及び金属構造体の多くの組合わせに適用可能で
あると信じられる。セラミック材料は例えばアルミナ、
ムライト、ガラスプラスセラミック例えばセラミック添
加剤を含むホウケイ酸ガラス及びガラスセラミック例え
ばコーディエライトであることができるが、これに限定
されない。金属構造体の金属は低温焼成セラミックにお
けるパラジウム、金、銀又は銅及びより耐火性セラミッ
クにおけるタングステン又はモリブデンであることがで
きるが、これに限定されない。
【0025】本発明のもっとも好ましい具体化において
は、セラミックはKumar、米国特許4,301,324に
開示されたコーディエライト及びスポジューメンガラス
セラミック材料から選択することができる。他のガラス
セラミック材料は、例えばユークリプタイト及びアノー
サイトを含む。好ましい金属構造体用金属は銅である。
ガラスセラミック材料はガラスとして始まるが、加熱に
より失透しそして少なくとも一部分は結晶化するように
なると理解されている材料の種類である。いくつかの例
を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】金属構造体中の炭素質物質の正確な量はセ
ラミック及び金属材料の如何により変化する。銅金属構
造体を使用する好ましいガラスセラミック材料にとって
は、炭素質物質は金属構造体中にセラミックの焼結の時
点において少なくとも約1000〜2500ppm(百万
当たり部)の量で存在すべきであることが知られてい
る。本発明の目的及び利点は次の実施例を参照すること
によりいっそう明らかになるであろう。
【0028】
【実施例】本発明の有効性を実証するためいくつかの試
料をつくった。すべての試料は基本的にエチルセルロー
スバインダーと混合した銅粒子及び標準有機添加剤例え
ば可塑剤、流れ調整剤及び溶剤からなる。実施例1にお
いては銅粒子を0〜400ppmで変動するアルミナでコ
ートした。実施例2及び3は試料の全固体含量に基づい
て約0.5重量%のアルミン酸銅(アルミナ形成化合
物)を含んでいた。実施例4は追加の成分を含まなかっ
た。次に混合物を圧縮してペレットにしそして焼結し
た。その結果を以下に示す。
【0029】実施例1 数個の試料を第一のバインダー燃え尽き部分がないこと
を除いて図4に示す焼結グラフと同様に焼結した。従っ
て、試料を湿潤窒素中で室温から約450℃まで上げ、
この時雰囲気をN2中の1%H2に切り替え、そして温度
を約975℃に上げた。この温度に約2時間保った後温
度を約720℃に下げた。雰囲気をH2+水蒸気に切り
替えそして720℃でバインダー燃え尽きのため約20
時間保った。次いで雰囲気をN2中の1%H2に切り替
え、温度を約975℃に上げそしてそれに約2時間保
ち、次いで室温に冷却して下げた。試料の分析の結果試
料中に残った残留炭素は約25ppmであり、そして試料
は理論密度の90+%に緻密化されたことが示された。
【0030】実施例2 数個の試料を湿潤N2中で約450℃に上げて焼結し、
次いで雰囲気をN2中の1%H2に切り替え、そして温度
を約975℃に上げ、この温度に2時間保ち次いで室温
まで冷却して下げた。このようにして試料は熱分解を受
けたが、バインダー燃え尽きは起こらなかった。試料の
分析の結果それらの炭素含量はおよそ1550ppmであ
り、そしてそれらの密度は理論密度の約59%であるこ
とが示された。それらの未焼成状態における始発密度は
理論密度の58〜59%を記録した。従って、この試料
は最小限の緻密化を示しており、この事はこの比較的小
濃度の炭素質物質が焼結を抑制し、そして長時間融点付
近に保った場合でさえ銅プリフォームの収縮を事実上止
めたことを示している。
【0031】実施例3 単一の試料を湿潤N2の雰囲気中で温度を約720°に
上げて焼結した。その後雰囲気をN2中の1%H2に切り
替え、そして温度を975℃に上げて2時間保ち、次い
で室温に冷却して下げた。この時炭素含量を測定しなか
ったが、過去の経験に基づいて試料は約1500ppmの
炭素を持つと思われる。この焼結サイクルを繰り返し
た。第二焼結サイクルの後試料を測定して1000ppm
の炭素及び理論値の74%の密度を持っていた。この試
料は実施例2より低い炭素含量及び高い密度を持つと信
じられ、なぜなら実施例3は本質的に2回の熱分解区分
を受けているからである。熱分解区分は炭素質残留物を
除去する点でバインダー燃え尽き区分程能率的ではない
が、いくらかの炭素質残留物を除去することができる。
【0032】実施例4 この実施例の単一の試料を湿潤N2中で加熱して温度を
約450℃に上げ、次いで室温まで冷却して下げた。次
いで試料を膨張計に除去し、そこで温度をN2中1%H2
の雰囲気中で約975℃に上げ、そしてそれに2時間保
ち、次いで室温まで冷却して下げた。試料を分析して1
376ppm炭素の炭素含量及び理論値の63.7%の密度
を持つことが認められた。未焼結状態における試料の密
度は理論密度の62%であった。このデータは炭素残留
物の存在の結果実施例2と同様に本質的に試料の緻密化
が起こらなかったことを示している。当業者にとって、
この開示を参照してここに特別に記述した具体化を超え
る本発明の他の変更を、本発明の思想を逸脱することな
くなし得ることは明白なことである。従って、そのよう
な変更は添付の特許請求の範囲によってのみ限定される
本発明の範囲内にあるとみなすものである。
【0033】以上、本発明を詳細に説明したが、本発明
はさらに次の実施態様によってこれを要約して示すこと
ができる。 1. 少なくとも1つの金属構造体をその中に有する未
焼結セラミック材料を得、少なくとも金属構造体にあら
かじめ決めた量の炭素質材料を付与し、セラミック材料
及び金属構造体をセラミック材料の焼結を起こすに十分
なあらかじめ決めた温度に加熱する段階からなり、この
金属構造体は炭素質材料の存在によりあらかじめ決めた
温度における緻密化が少なくとも一部分抑制される、セ
ラミック材料中の金属構造体の緻密化挙動の制御方法。 2. セラミック材料にあらかじめ決めた量の炭素質材
料が付与される前項1記載の方法。
【0034】3. さらに、セラミック材料を焼結する
前に炭素質材料をセラミック材料から除去し、そして炭
素質材料を金属構造体から一部分除去する段階からなる
前項2記載の方法。 4. さらに、セラミック材料を焼結した後に炭素質材
料をセラミック材料及び金属構造体から除去する段階か
らなる前項2記載の方法。 5. さらに、セラミック材料を焼結した後に炭素質材
料を金属構造体から除去し、そして金属構造体をその緻
密化を起こさせるように焼結する段階からなる前項1記
載の方法。 6. セラミック材料が焼結後理論密度の90%より低
い密度を持つ前項5記載の方法。
【0035】7. 金属構造体がバイア又は導線である
前項1記載の方法。 8. セラミック材料が焼結後理論密度の90%より低
い密度を持つ前項1記載の方法。 9. 金属構造体がアルミナ又はアルミナ形成化合物を
含む前項1記載の方法。 10. 少なくとも1つの金属構造体をその中に有する
未焼結セラミック材料を得、ここでこのセラミック材料
はポリマーマトリックス中のセラミック粒子からなり、
この金属構造体はポリマーマトリックス中の金属粒子か
らなるものとし;セラミック材料及び金属構造体のポリ
マーマトリックスをつくるポリマー材料を酸化性雰囲気
中で熱分解し、ここでこの金属構造体は熱分解後あらか
じめ決めた量の炭素質材料を含むものとし;そしてセラ
ミック材料及び金属構造体をセラミック材料の焼結を起
こさせるに十分なあらかじめ決めた温度に非酸化性雰囲
気中で加熱し、ここでこの金属構造体は炭素質材料の存
在によりあらかじめ決めた温度で緻密化されるのを少な
くとも一部分抑制される、段階からなるセラミック材料
中の金属構造体の緻密化挙動の制御方法。
【0036】11. セラミック材料が熱分解後そのポ
リマーマトリックスの熱分解からのあらかじめ決めた量
の炭素質材料を含む前項10記載の方法。 12. さらに熱分解及び加熱の間に、セラミック材料
のポリマーマトリックスからの炭素質残留物を酸化性雰
囲気中で燃え尽きさせ、そして金属構造体のポリマーマ
トリックスからの炭素質残留物を少なくとも一部分燃え
尽きさせる段階からなる前項11記載の方法。 13. セラミック材料及び金属材料のポリマーマトリ
ックスがセラミック材料のポリマーマトリックスからな
るポリマー材料が金属構造体のポリマーマトリックスか
らなるポリマー材料よりきれいに燃えるように異なるポ
リマー材料からなるものである前項12記載の方法。 14. 少なくとも1つの金属構造体をその中に有する
未焼結材料を得る段階において、この金属構造体がポリ
マーマトリックスの外にさらに炭素質材料を含む前項1
2記載の方法。
【0037】15. 追加の炭素質材料が黒鉛又はカー
ボンブラックである前項14記載の方法。 16. さらに、セラミック材料の焼結後金属構造体か
らの炭素質材料の残りを、雰囲気を酸化性雰囲気に変え
そして炭素質材料を燃え尽きさせることにより除去し;
そして金属構造体をその緻密化を起こさせるように焼結
する段階からなる前項12記載の方法。 17. セラミック材料が焼結後理論密度の90%より
低い密度を持つ前項16記載の方法。 18. セラミック材料を非酸化性雰囲気中で焼結した
後加熱の段階の間に雰囲気を酸化性雰囲気に変え、そし
てセラミック材料及び金属構造体のポリマーマトリック
スからの炭素質残留物を燃え尽きさせ、そして次に金属
構造体を焼結する前項11記載の方法。 19. セラミック材料が焼結後理論密度の90%より
低い密度を持つ前項18記載の方法。
【0038】20. さらに、セラミック材料の焼結後
金属構造体からの炭素質材料の残りを、雰囲気を酸化性
雰囲気に変えそして炭素質材料を燃え尽きさせることに
より除去し;そして金属構造体をその緻密化を起こさせ
るように焼結する段階からなる前項10記載の方法。 21. さらに加熱段階の後、温度を焼結温度より下に
下げ、雰囲気を酸化性雰囲気に変え、そしてセラミック
材料及び金属構造体のポリマーマトリックスからの炭素
質残留物を燃え尽きさせる段階からなる前項10記載の
方法。 22. 金属構造体がバイア又は導線である前項10記
載の方法。 23. セラミック材料が焼結後理論密度の90%より
低い密度を持つ前項10記載の方法。 24. 金属構造体がアルミナ又はアルミナ形成化合物
を含む前項10記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の焼結グラフである。
【図2】本発明の方法に有用な焼結グラフである。
【図3】本発明の方法に有用な焼結グラフである。
【図4】本発明の方法に有用な焼結グラフである。
【図5】本発明の好ましい具体化の部分断面図であり、
Aはセラミック材料が焼結された後で金属構造体が焼結
される前を示し、Bは金属構造体が焼結された後の最終
構造を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドナルド・レネイ・ウオール アメリカ合衆国ニユーヨーク州12590.ウ オツピンガーズフオールズ.バーバラドラ イブ18

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの金属構造体をその中に
    有する未焼結セラミック材料を得、 少なくとも金属構造体にあらかじめ決めた量の炭素質材
    料を付与し、 セラミック材料及び金属構造体をセラミック材料の焼結
    を起こすに十分なあらかじめ決めた温度に加熱する段階
    からなり、この金属構造体は炭素質材料の存在によりあ
    らかじめ決めた温度における緻密化が少なくとも一部分
    抑制される、セラミック材料中の金属構造体の緻密化挙
    動の制御方法。
  2. 【請求項2】 セラミック材料にあらかじめ決めた量の
    炭素質材料が付与される請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 さらに、セラミック材料を焼結する前に
    炭素質材料をセラミック材料から除去し、そして炭素質
    材料を金属構造体から一部分除去する段階からなる請求
    項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 さらに、セラミック材料を焼結した後に
    炭素質材料をセラミック材料及び金属構造体から除去す
    る段階からなる請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 さらに、セラミック材料を焼結した後に
    炭素質材料を金属構造体から除去し、そして金属構造体
    をその緻密化を起こさせるように焼結する段階からなる
    請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 金属構造体がアルミナ又はアルミナ形成
    化合物を含む請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの金属構造体をその中に
    有する未焼結セラミック材料を得、ここでこのセラミッ
    ク材料はポリマーマトリックス中のセラミック粒子から
    なり、この金属構造体はポリマーマトリックス中の金属
    粒子からなるものとし;セラミック材料及び金属構造体
    のポリマーマトリックスをつくるポリマー材料を酸化性
    雰囲気中で熱分解し、ここでこの金属構造体は熱分解後
    あらかじめ決めた量の炭素質材料を含むものとし;そし
    てセラミック材料及び金属構造体をセラミック材料の焼
    結を起こさせるに十分なあらかじめ決めた温度に非酸化
    性雰囲気中で加熱し、ここでこの金属構造体は炭素質材
    料の存在によりあらかじめ決めた温度で緻密化されるの
    を少なくとも一部分抑制される、段階からなるセラミッ
    ク材料中の金属構造体の緻密化挙動の制御方法。
  8. 【請求項8】 セラミック材料が熱分解後そのポリマー
    マトリックスの熱分解からのあらかじめ決めた量の炭素
    質材料を含む請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 さらに熱分解及び加熱の間に、セラミッ
    ク材料のポリマーマトリックスからの炭素質残留物を酸
    化性雰囲気中で燃え尽きさせ、そして金属構造体のポリ
    マーマトリックスからの炭素質残留物を少なくとも一部
    分燃え尽きさせる段階からなる請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 セラミック材料及び金属材料のポリマ
    ーマトリックスがセラミック材料のポリマーマトリック
    スからなるポリマー材料が金属構造体のポリマーマトリ
    ックスからなるポリマー材料よりきれいに燃えるように
    異なるポリマー材料からなるものである請求項9記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つの金属構造体をその中
    に有する未焼結材料を得る段階において、この金属構造
    体がポリマーマトリックスの外にさらに炭素質材料を含
    む請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 さらに、セラミック材料の焼結後金属
    構造体からの炭素質材料の残りを、雰囲気を酸化性雰囲
    気に変えそして炭素質材料を燃え尽きさせることにより
    除去し;そして金属構造体をその緻密化を起こさせるよ
    うに焼結する段階からなる請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 セラミック材料を非酸化性雰囲気中で
    焼結した後加熱の段階の間に雰囲気を酸化性雰囲気に変
    え、そしてセラミック材料及び金属構造体のポリマーマ
    トリックスからの炭素質残留物を燃え尽きさせ、そして
    次に金属構造体を焼結する請求項8記載の方法。
  14. 【請求項14】 さらに、セラミック材料の焼結後金属
    構造体からの炭素質材料の残りを、雰囲気を酸化性雰囲
    気に変えそして炭素質材料を燃え尽きさせることにより
    除去し;そして金属構造体をその緻密化を起こさせるよ
    うに焼結する段階からなる請求項7記載の方法。
  15. 【請求項15】 さらに加熱段階の後、温度を焼結温度
    より下に下げ、雰囲気を酸化性雰囲気に変え、そしてセ
    ラミック材料及び金属構造体のポリマーマトリックスか
    らの炭素質残留物を燃え尽きさせる段階からなる請求項
    7記載の方法。
JP5221534A 1992-10-28 1993-09-07 セラミック材料中の金属構造体の緻密化挙動の制御方法 Expired - Lifetime JPH0825800B2 (ja)

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US967596 1992-10-28

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JPH0825800B2 JPH0825800B2 (ja) 1996-03-13

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EP0595745A3 (en) 1994-11-23
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US5302562A (en) 1994-04-12

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