JPH061918Y2 - 産業廃棄物輸送船 - Google Patents

産業廃棄物輸送船

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JPH061918Y2
JPH061918Y2 JP1987028551U JP2855187U JPH061918Y2 JP H061918 Y2 JPH061918 Y2 JP H061918Y2 JP 1987028551 U JP1987028551 U JP 1987028551U JP 2855187 U JP2855187 U JP 2855187U JP H061918 Y2 JPH061918 Y2 JP H061918Y2
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JP
Japan
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industrial waste
ship
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cell
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JP1987028551U
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JPS63137095U (ja
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利彦 菅
征夫 桑垣
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、放射性廃棄物をはじめとした産業廃棄物の運
搬に用いる船舶に関し、特に産業廃棄物の形状あるいは
同廃棄物の収納容器に合わせて適宜倉内の積荷を変更し
うる産業廃棄物輸送船に関する。
〔従来の技術〕
現在、放射性廃棄物等の産業廃棄物の処理のために、船
舶によってこれら廃棄物を輸送する手段がとられつつあ
る。
このような産業廃棄物専用の輸送船としては、使用済核
燃料運搬船がわずかに開発されているのが現状である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、例えば放射性廃棄物等は高レベル、、中レベ
ル、低レベルと3種に分類されており、それぞれ遮蔽材
で囲われて取扱いに便利な形状に収納される。例えば、
高レベルのものは使用済紙燃料運送用のキャスク等に収
納され、低レベルのもの等はセメントで固化された上で
ある程度の大きさの寸法のコンクリートブロックの形状
にされ、これらを数個集めて専用ラックに収納される。
そして、これらの産業廃棄物を海上輸送する場合には、
法令により放射線被ばく線量が規定されており、どんな
船でも自由に運べるものではない。
したがって、これらの廃棄物を輸送するための専用船が
必要になる。そこで、上述の各廃棄物の収納形態に応じ
て荷物の形状が異なるため、各荷物の種類に応じて船内
の積荷装置を容易に変更できるような産業廃棄物専用の
輸送船を求める要請が起こっている。
本考案は、このような要請に答えるべく案出されたもの
で、各廃棄物の収納形態に応じて、船内の積荷機構を容
易に変更できるようにした、産業廃棄物輸送船を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案の産業廃棄物輸送船は、船内へ積み込
まれる産業廃棄物を案内すべく船長方向および船幅方向
にそれぞれ列をなして船倉内に立設され船長方向に移動
可能に装着された多数のセルガイドと、これらのセルガ
イドの船長方向における相互間隔を伸縮すべく前後に隣
接する一方のセルガイドの上部に一端部を長穴を介して
緩着されるとともに他方のセルガイドの下部に他端部を
枢着されたリンク部材と、上記セルガイドを所要の相互
間隔に保持すべく船長方向に配設されて各セルガイドに
着脱可能に連結される連結部材とをそなえるとともに、
上記セルガイドの相互間隔の収縮状態で同セルガイドの
船長方向における隣接区域に他の産業廃棄物を搭載すべ
く、船幅方向に配置される着脱式サポートビームを、左
右の船倉内側壁に船長方向に設けられたサポートビーム
受に装着可能にそなえ、上記産業廃棄物を冷却すべく上
記船倉内の空気を循環させて冷却する循環式冷却機構
と、上記産業廃棄物のための遮蔽構造とが設けられたこ
とを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の産業廃棄物輸送船では、産業廃棄物の大
きさに応じてセルガイドの船長方向における相互間隔が
変更され、同セルガイドの相互間に案内されるようにし
て上記産業廃棄物が積み込まれる。また、他の産業廃棄
物を搭載する際には、上記セルガイドの船長方向におけ
る相互間隔を収縮させて、これにより、同セルガイドの
船長方向における隣接区域に形成されたスペースに着脱
式サポートビームを装着し、同サポートビームに上記他
の産業廃棄物を上載する。そして、上記産業廃棄物は循
環式冷却機構により冷却され、また、船倉の内部は遮蔽
構造によって外部と遮蔽される。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明すると、
第1〜4図は本考案の一実施例としての産業廃棄物輸送
船を示すもので、第1図(a)はその船倉部分の模式的な
水平断面図[第1図(b)のIa−Ia矢視断面図]、第
1図(b)は同船倉部分の縦断面図[第1図(a)のIb−I
b矢視断面図]、第2図は同船倉内にキャスクとコンク
リートブロックを混載した状態を第1図(b)と対応させ
て示す縦断面図、第3図は同船倉内にキャスクのみを積
載した状態を第1図(b)と対応させて示す縦断面図、第
4図は第2図のIV−IV矢視断面図である。
第1図(a),(b)に示すように、船体sの内部には、産業
廃棄物を積み込むための船倉hが設けられ、この船倉h
内には、船長方向および船幅方向にそれぞれ列をなす多
数のセルガイド1a,1bが鉛直方向に立設してそなえられ
る。このセルガイド1a,1bのうち符号1aは端部セルガイ
ド、1bは中間セルガイドをそれぞれ示す。
これらのセルガイド1a,1bのうち左右端に位置するもの
は、下端にローラ5をそなえている。そして、このロー
ラ5を案内するレール6が船倉hの底部において船長方
向に敷設されており、各セルガイド1a,1bはこのレール
6に沿ってスライド可能となっている。
また、各セルガイド1a,1bは、船長方向に水平に設けら
れた連結部材7によって互いに結合されて、船長方向に
互いに等間隔に保持されている。特に、本実施例の連結
部材7は、各セルガイド1a,1bの船長方向間隔を、第1
図(b)に示すような大間隔と、第2図に示すような小間
隔とに固定できるように連結固定用ピン穴7aが設けられ
ている。そして、このピン穴7aと各セルガイド1a,1bに
形成された図示しないピン穴とにピンを挿通することに
よってセルガイド1a,1bが固定されるようになってい
る。
なお、この固定は、ピンでなくボルト等による連結でも
よい。
さらに、セルガイド1a,1bの下部には、リンク部材15
の下端が枢着され、同リンク部材15の上端は船長方向
に隣接するセルガイド1a,1bの上部に枢着される。特
に、このリンク部材15上端の枢着部分は、リンク部材
15上端に形成された長穴15aへセルガイド1a,1bにそな
えられたピン16が遊嵌されてなっている。
また、セルガイド1a,1bの船幅方向の相互間は、所要の
定間隔に連結固定されている。さらに、セルガイド1a,1
bは、船倉hの内側壁に支えアーム8を介して支持され
るようになっている。なお、支えアーム8は船倉hの内
壁に一端を枢着され、他端をボルト等により各セルガイ
ドに連結されうるようになっている。
また、船倉hの内側壁には船長方向にサポートビーム受
14,14が左右に対をなして設けられ、この左右のサ
ポートビーム受14,14上にはサポートビーム11が
適宜装着可能となっている。
さらに、船倉hの一側には、冷却機構cがそなえられて
いる。この冷却機構cは、船倉h内の空気を循環させる
ために船倉hの内壁上部に設けられた送風機12dと、同
送風機12dから船倉hの底面の図示しない通気孔に亘っ
て設けられた送風トランク12eと、同送風トランク12e内
に設けられた冷媒圧縮機12aとコンデンサ12bとにより作
動する空気冷却器12cとから構成されている。
また、船倉hは、その外周面全体を遮蔽材13により覆
われている。
本考案の産業廃棄物輸送船は上述のごとく構成されてい
るため、各種の産業廃棄物を以下のようにして載可す
る。
つまり、通常産業廃棄物(放射性廃棄物を含む)はその
放射性レベルに応じて、ドラム缶、コンクリートブロッ
ク3および特殊容器等に収納されて運搬される。
このうち、ドラム缶は10〜16本ごとにドラム缶専用
ラック2に収納される。また、コンクリートブロック3
は重量が大きいため、専用ラック2の3分の1程度の容
積に設定される。そして、危険度の高い廃棄物用の特殊
容器としては、外径が2〜3m程度の円筒形格納容器で
あるキャスク10がある。
例えば、ドラム缶専用ラック2のみを運搬するには、セ
ルガイド1a,1bの船長方向における相互間隔を伸長させ
て、第1図(b)に示すように、セルガイド1a,1bを大間隔
状態に固定する。これによって、各セルガイド1a,1b間
隔がちょうどドラム缶専用ラック2の大きさに適合する
ようになり、ドラム缶専用ラック2は各セルガイド1a,1
b内壁にそのコーナー部を案内されて積み込まれる。
また、コンクリートブロック3を積み込むためには、コ
ンクリートブロック3の形状が専用ラック2より小さい
ため、コンクリートブロック3の形状に合うように、セ
ルガイド1a,1bの相互間を小間隔に設定する。
これにより、第2図に示すごとく、セルガイド1a,1bに
対し船長方向に隣接して、セルガイド1a,1bの移動した
分だけ空スペースが得られるため、この空スペースを利
用して、サポートビーム11を設置する。
このサポートビーム11は不要な時には、船内の図示し
ないサポートビーム庫に格納されていて、必要な時に
は、第4図に示すように、左右のサポートビーム受け1
4,14に上載されて船幅方向に設置される。
そして、サポートビーム11上と船倉hの底面上とのそ
れぞれにキャスク10を載置して固縛することにより、
2つのキャスク10と複数のコンクリートブロック3と
が混載された状態となる。
また、船倉h内にキャスク10のみを収納したい場合に
は、第3図に示すように、サポートビーム受14上に2
本のサポートビーム11を設置して、船倉hの底面上と
各サポートビーム11上にそれぞれキャスク10を固定
する。これにより、船倉h内には4つのキャスク10が
搭載されたことになる。
なお、特にキャスク10のような高レベルの廃棄物の場
合には、放射線の被ばく量を抑制するために、冷却機構
cにより船倉h内を冷却する。
つまり、送風機12dおよび冷媒圧縮機12aを作動させて、
船倉h上部の空気を送風トランク12e内に導いて、空気
冷却器12cにより冷却した後、船倉hの底面に形成され
た図示しない通気孔から船倉h内に送り込んで船倉h内
を循環冷却する。これによって、各キャスク10が確実
に冷却される。
このようにして、各種の産業廃棄物の大きさに応じて、
セルガイド1a,1bやサポートビーム11等の積載機構を
変更できるとともに、船倉内の空気を循環させて冷却す
る冷却機構cによる放射線被ばく量の抑制および遮蔽材
3による放射線の遮蔽が行なわれるため、さまざまな産
業廃棄物の適切な輸送が行なえるようになる効果があ
る。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の産業廃棄物輸送船によれ
ば、各種の産業廃棄物の形状に応じて、最適な積み付け
が可能となり、特に放射性廃棄物の放射抑制と船外への
放射の遮蔽も確実に行なえるので、極めて適切にしかも
効率よく産業廃棄物の輸送を行なうことができる。ま
た、互いに異なった産業廃棄物を混載して輸送できるた
め、この点も輸送効率向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の一実施例としての産業廃棄物輸送
船を示すもので、第1図(a)はその船倉部分の水平断面
図[第1図(b)のIa−Ia矢視断面図]、第1図(b)は
同船倉部分の縦断面図[第1図(a)のIb−Ib矢視断
面図]、第2図は同船倉内にキャスクとコンクリートブ
ロックを混載した状態を第1図(b)と対応させて示す縦
断面図、第3図は同船倉内にキャスクのみを積載した状
態を第1図(b)と対応させて示す縦断面図、第4図は第
2図のIV−IV矢視断面図である。 1a,1b・・セルガイド、2・・ドラム缶専用ラック、3
・・コンクリートブロック、4・・ハッチカバー、5・
・ローラ、6・・レール、7・・連結部材、7a・・ピン
穴、8・・支えアーム、9・・連結板、10・・キャス
ク、11・・サポートビーム、12a・・冷媒圧縮機、12b
・・コンデンサ、12c・・空気冷却器、12d・・送風機、
12e・・送風トランク、13・・遮蔽材、14・・サポ
ートビーム受、15・・リンク部材、15a・・長穴、
16・・ピン、c・・冷却機構、h・・船倉、s・・船
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】船内へ積み込まれる産業廃棄物を案内すべ
    く船長方向および船幅方向にそれぞれ列をなして船倉内
    に立設され船長方向に移動可能に装着された多数のセル
    ガイドと、これらのセルガイドの船長方向における相互
    間隔を伸縮すべく前後に隣接する一方のセルガイドの上
    部に一端部を長穴を介して緩着されるとともに他方のセ
    ルガイドの下部に他端部を枢着されたリンク部材と、上
    記セルガイドを所要の相互間隔に保持すべく船長方向に
    配設されて各セルガイドに着脱可能に連結される連結部
    材とをそなえるとともに、上記セルガイドの相互間隔の
    収縮状態で同セルガイドの船長方向における隣接区域に
    他の産業廃棄物を搭載すべく、船幅方向に配置される着
    脱式サポートビームを、左右の船倉内側壁に船長方向に
    設けられたサポートビーム受に装着可能にそなえ、上記
    産業廃棄物を冷却すべく上記船倉内の空気を循環させて
    冷却する循環式冷却機構と、上記産業廃棄物のための遮
    蔽構造とが設けられたことを特徴とする、産業廃棄物輸
    送船。
JP1987028551U 1987-02-27 1987-02-27 産業廃棄物輸送船 Expired - Lifetime JPH061918Y2 (ja)

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JPS63137095U JPS63137095U (ja) 1988-09-08
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JPS61154185U (ja) * 1985-03-19 1986-09-24

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