JPH06190678A - 医療用細物治療器具の製造装置 - Google Patents

医療用細物治療器具の製造装置

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JPH06190678A
JPH06190678A JP35781192A JP35781192A JPH06190678A JP H06190678 A JPH06190678 A JP H06190678A JP 35781192 A JP35781192 A JP 35781192A JP 35781192 A JP35781192 A JP 35781192A JP H06190678 A JPH06190678 A JP H06190678A
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JP
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hopper
moving
fixed
opening
bottom plate
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Application number
JP35781192A
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English (en)
Inventor
Masaaki Matsutani
正明 松谷
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Matsutani Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Matsutani Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21GMAKING NEEDLES, PINS OR NAILS OF METAL
    • B21G1/00Making needles used for performing operations

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Feeding Of Workpieces (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ホッパーに収容した縫合針,歯科用治療器具で
あるリーマ,ファイル等の細物治療器具の素材を安定し
た状態で確実に次工程に供給する。長時間の連続自動運
転を実現する。 【構成】底板6と固定仕切板8とによって素材1の太さ
に応じた供給口7を形成した固定ホッパーBに対しシャ
ッター4によって枠体2と底板3との間に形成した開口
5を開放する移動ホッパーAを装着する。シャッターを
上昇させることで移動ホッパーに収容された素材が自重
で排出され、供給口に規制されて確実に1本宛溝車Cに
供給される。複数の移動ホッパーを移送手段Dに配列
し、センサー24の信号に応じて装着手段Eを駆動して移
動ホッパーを固定ホッパーに装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用の縫合針或いは
歯科治療用のリーマ,ファイル等の細長い治療器具を製
造する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】縫合針或いはリーマ,ファイル等の細物
治療器具は太さが1mm前後で長さが5mm〜30mmであり、
一般の機械部品と比較して極めて細く且つ短い。このた
め、細物治療器具の製造に際し、各工程間の搬送を行う
場合に多くの問題があり、製造設備の無人化運転を妨げ
る要因となっている。
【0003】上記問題の一例を元端面に縫合糸を結合す
る盲穴を形成したアイレス針を製造する場合について説
明する。先ず冷間線引き加工によって予め所定の太さに
加工した線を目的のアイレス針の長さに応じて切断し、
切断された線の一方の端部をプレス加工或いは研削加工
によって鋭利な針先を形成して素材を形成する。
【0004】上記の如くして形成された素材51は、図7
(a),(b)に示すように、針先51aを同一方向に揃
えてホッパー52に収容される。ホッパー52の一方の側
面、即ち、素材51の長手方向と平行な一方の側面52aに
は上下方向に移動する仕切板53が設けられており、ホッ
パー52の底面52bは仕切板53に向かって傾斜している。
従って、ホッパー52の仕切板53を次工程を構成する溝車
54と対向させると共に、該仕切板53を上方に移動させて
素材51の太さに対応させて開放することで、収容された
素材51は順次溝車54に供給される。
【0005】上記の如くしてホッパー52に収容された多
数の素材51は順次溝車54に供給され、該溝車54によって
一定のピッチで一方向に移送される。そして移送された
素材51の一方の端面にレーザー光が照射されて盲穴が形
成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く構成したホ
ッパーでは、仕切板を開放して素材を次工程(溝車)に
供給するに際し、素材が極めて細いため、仕切板を開放
し過ぎると複数の素材が同時に溝車に供給され、且つ仕
切板の開度を小さくすると素材が供給されない等微妙な
調整が要求されるという問題、即ち、仕切板の調整に熟
練が要求されるという問題がある。
【0007】またホッパーの底面が傾斜しているため、
収容された素材の重量が仕切板の近傍にある素材に作用
して圧密し、仕切板を開放しても素材が転がり出なくな
ることがあり、このような場合に仕切板をより開放させ
ると一度に多数の素材が溝車に供給されてしまうという
問題がある。
【0008】また長時間の自動運転を実現するために容
量の大きいホッパーを構成して大量の素材を収容した場
合、針先が仕切板の方向に向く倒れが発生する等によっ
て素材がホッパーの内部で同一方向を維持することが困
難となり、特に、ホッパーの移送中に収容された素材が
他の素材に対し傾斜してホッパーから外部に供給されな
くなるという問題が生じる。
【0009】上記素材の圧密による供給不能や倒れによ
る供給不能の可能性を回避し得るホッパーを構成しよう
とすると、該ホッパーの容量を小さくすることが必須と
なり、長時間の連続自動運転を実現することが出来ない
という問題が生じる。
【0010】本発明の目的は、ホッパーに収容された素
材を確実に次工程に円滑に供給することが出来、且つ長
時間の連続自動運転を可能とした医療用細物治療器具の
製造装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る医療用細物治療器具の製造装置は、ホッ
パーに収容された多数の素材を1本宛次工程に供給し該
工程及び引き続く工程で所定の加工を行って医療用細物
治療器具を製造する製造装置に於いて、多数の素材を収
容し且つ素材の長手方向と平行な面に該面を開閉する開
閉部材を設けた移動ホッパーと、水平面に対し傾斜させ
た底板及び前記底板との間に所定の間隙を形成した固定
仕切板とからなる固定ホッパーとを有し、前記固定ホッ
パーの間隙を次工程に対向させて素材の供給部とし、且
つ前記移動ホッパーを固定ホッパーに装着して開閉部材
を開放し、移動ホッパーに収容された素材を固定ホッパ
ーを介して次工程に供給し得るように構成したものであ
る。
【0012】また他の製造装置は、水平面に対し傾斜さ
せた底板及び前記底板との間に所定の間隙を形成した固
定仕切板とからなり前記間隙を次工程に対向させて構成
した固定ホッパーと、多数の素材を収容し且つ素材の長
手方向と平行な面に該面を開閉する開閉部材を設けた移
動ホッパーと、複数の前記移動ホッパーを載置して一方
向に移送する移送手段と、前記移動ホッパーを前記固定
ホッパーに離接させると共に所定位置に装着する装着手
段と、前記移動ホッパーを固定ホッパーに装着させたと
き該移動ホッパーの開閉部材を開閉させる開閉手段とを
有して構成したものである。
【0013】
【作用】上記第1の製造装置によれば、移動ホッパーに
収容された素材を一度固定ホッパーに供給し、この固定
ホッパーを中継して次工程に供給することで、移動ホッ
パーの開閉部材の開度を微妙に調整することなく確実に
1本宛供給することが出来る。
【0014】即ち、移動ホッパーを固定ホッパーに装着
して開閉部材を開放することによって、移動ホッパーに
収容された素材を固定ホッパーに供給することが出来
る。このとき、移動ホッパーに収容された素材が圧密状
態にある場合であっても、素材を移動ホッパーから直接
次工程に供給するものではないため、開閉部材を大きく
開放することで素材を確実に且つ開閉部材の開度に応じ
て固定ホッパーに供給することが出来る。
【0015】固定ホッパーに供給された素材は移動ホッ
パーに収容された量と比較してはるかに少ないので固定
ホッパー上で圧密することがなく、自重で底板上を転が
ることが可能である。従って、固定ホッパーの間隙を素
材の太さに応じた寸法に形成することによって、固定ホ
ッパーに供給された素材を確実に1本宛次工程に供給す
ることが出来る。
【0016】また第2の製造装置では、多数の素材を収
容した複数の移動ホッパーを移送手段によって一方向に
移送すると共に、移送された移動ホッパーを装着手段に
よって固定ホッパーに離接させて装着することが出来
る。そして移動ホッパーを固定ホッパーに装着したとき
開閉手段によって移動ホッパーの開閉部材を開放するこ
とで、移動ホッパーに収容された素材を固定ホッパーに
供給することが出来る。従って、予め移送手段に所要数
の移動ホッパーを取り付けておくことで、長時間の連続
自動運転を実現することが出来る。
【0017】
【実施例】以下、上記製造装置の実施例について図を用
いて説明する。図1は第1実施例に係る製造装置の側面
図、図2は作動状態を示す側面図、図3は素材の側面図
である。本実施例に係る製造装置は、縫合針,リーマ,
ファイル等の医療用細物治療器具の素材1を多数収容し
た移動ホッパーAを固定ホッパーBに接近させて装着
し、収容された素材1を一度固定ホッパーBに供給した
後、該固定ホッパーBから次工程Cに1本宛供給し得る
ように構成したものである。
【0018】素材1は、縫合針の製造を目的とする場合
或いはリーマ,ファイル等の歯科用治療器具の製造を目
的とする場合等に応じて異なる寸法を有している。然
し、何れの場合であっても全体的な形状は類似してお
り、図3に示すように、細長い軸状に形成されている。
【0019】本実施例では、縫合針を製造することを目
的とした製造装置として構成されており、素材1の一方
の端部に生体組織を刺通する鋭利な針先1aが形成さ
れ、他方の端部は平坦な元端面1bが形成されている。
また針先1aから所定の長さ範囲にわたってテーパ部或
いは角断面を持った切刃部等の縮径部1cが形成され、
この縮径部1cと連続して丸軸状の胴部1dが形成され
ている。
【0020】また素材1が歯科治療用のリーマ,ファイ
ルの製造を目的としたものである場合、針先1aに対応
する先端は比較的鋭利に形成され、この先端から所定長
さ範囲にわたってテーパ部或いは角断面を持った縮径部
が形成され、且つ縮径部と連続して丸軸状の胴部が形成
される。このように、素材1は目的の治療器具が縫合針
或いはリーマ,ファイル等であっても、太さ,長さが異
なるのみで全体的な形状は略同様に形成される。
【0021】移動ホッパーAは多数の素材1を同一方
向、即ち、針先1aを同一方向に整列して収容するもの
であり、開閉部材となるシャッター4を上昇させたと
き、収容された素材1に他の力を作用させることなく、
自重の作用によって外部に排出し得るように構成されて
いる。
【0022】移動ホッパーAは単独で搬送することが可
能であり、所定の工程で多数の素材1を充填した後、固
定ホッパーBに接近させて装着される。移動ホッパーA
の固定ホッパーBに対する装着は特別な機構を設ける必
要はなく、固定ホッパーBの近傍に設けたフレーム(図
示せず)に移動ホッパーAを載置或いは係合させること
で該ホッパーAを移動不能にすれば良い。
【0023】移動ホッパーAは、幅方向の寸法が素材1
の長さと略等しく形成された箱状の枠体2と、枠体2の
底に素材1が自重で転がり得る傾斜角度を持って固着さ
れた底板3と、底板3の傾斜方向下方側に設けた開閉部
材となるシャッター4とによって構成されている。また
底板3の傾斜方向下方側の端部と枠体2との間には開口
5が形成されている。従って、シャッター4を上昇させ
て開口5を開放したとき、収容された素材1は底板3に
沿って外部に転がり出ることが可能となる。
【0024】移動ホッパーAの容量は収容すべき素材1
の太さに応じて設定されている。この移動ホッパーAは
約2000本〜3000本の素材1を収容し得る容量を有するこ
とが好ましい。
【0025】移動ホッパーAに上記本数以上の素材1を
収容した場合、底板3が傾斜角度を有するため、シャッ
ター4の近傍にある素材1に収容された多数の素材1の
重量が作用して互いに圧接した所謂圧密状態となる可能
性が高くなり、シャッター4を開放しても素材1の排出
が不能になる虞がある。また収容された素材1が整列状
態を維持することが困難となり、特に、移動ホッパーA
の搬送に伴う振動等の影響によって上方に位置する素材
1が他の素材1に対して傾斜する所謂倒れが生じてシャ
ッター4を開放しても素材1の排出が不能になる虞があ
る。
【0026】シャッター4を上昇させるには、オペレー
ターによる手動操作が可能である。また後述する第2実
施例に示すようにカム機構によって操作することも可能
である。何れの場合であってもシャッター4の上昇高さ
を微調整する必要はなく、収容された素材1が容易に転
がり出る高さまで上昇させれば良い。
【0027】固定ホッパーBは、移動ホッパーAから素
材1の供給を受け、この素材1を次工程Cに1本宛確実
に供給するものである。この固定ホッパーBは、水平面
に対し予め設定された傾斜角度を持って固定され且つ先
端6aが次工程Cと対向して配置された底板6と、底板
6の先端6aの上方に配置され且つ底板6との間に素材
1の太さに対応した寸法を有する供給口7を形成して固
定された固定仕切板8とによって構成されている。
【0028】固定ホッパーBの幅方向両端には素材1の
長さに対応して位置を調整することが可能な一対の側板
9が配置されている。固定ホッパーBに側板9を設ける
ことによって、供給された素材1が底板6上で針先1a
を中心とした平面的な回動による倒れの発生を防止して
いる。
【0029】次工程Cを構成する部材として特に限定す
るものではない。即ち、素材1が縫合針を目的として形
成されている場合、或いはリーマ,ファイル等を目的と
して形成されている場合等に応じて次工程Cは異なる部
材によって構成される。本実施例では、縫合針の製造を
目的としており、次工程Cとして外周に一定のピッチで
複数の溝を形成し、この溝に素材1を嵌合して一方向に
搬送する溝車Cを用いている。そして溝車Cによって搬
送された素材1の元端面1bにレーザー光を照射するこ
とで、元端面1bに縫合糸を結合するための盲穴を形成
してアイレス針を製造し得るように構成されている。
【0030】上記構成に於いて、図1に示すように移動
ホッパーAを固定ホッパーBに接近させて装着し、その
後、図2に示すようにシャッター4を上昇させると、移
動ホッパーAに収容された素材1は開口5から固定ホッ
パーBの底板6上に転がり出ることにより、固定ホッパ
ーBに供給される。このとき、シャッター4の上昇高さ
(開口5の開度)を微調整する必要はない。また転がり
出る素材1の数は開口5によって規制され、一度に大量
の素材1が固定ホッパーBに供給されることはない。従
って、固定ホッパーBに於いて素材1が圧密状態になる
ことはない。
【0031】固定ホッパーBに供給された素材1が底板
6に沿って移動し供給口7に到達すると、この供給口7
によって整列状態が規制されて溝車C側に供給される。
従って、溝車Cを図2に於ける矢印方向に回転させるこ
とで、素材1は溝車Cに形成した溝に順に嵌合して一定
のピッチで搬送される。固定ホッパーBから溝車Cに対
する素材1の供給に伴って、固定ホッパーBには移動ホ
ッパーAに収容された素材1が順次供給される。
【0032】上記の如く、固定ホッパーBに底板6と固
定仕切板8とによって予め素材1の太さに対応する寸法
を持った供給口7を形成し、移動ホッパーAに収容され
た素材1を固定ホッパーBを介して次工程Cに供給する
ことによって、移動ホッパーAのシャッター4を上昇さ
せることによる開口5の開度を微調整することなく、確
実に且つ安定した状態で次工程Cに供給することが可能
である。
【0033】図4は第2実施例に係る製造装置の斜視
図、図5は固定ホッパーBに於ける素材1を検出するセ
ンサーの取付状態を説明する図、図6は移動ホッパーA
の斜視図である。尚、図に於いて前述の第1実施例と同
一の部分或いは同一の機能を有する部分には同一の符号
を付して説明を省略する。本実施例に係る製造装置は、
多数の素材1を収容した複数の移動ホッパーAを順次固
定ホッパーBに装着して長時間の連続自動運転を可能に
したものである。
【0034】先ず、移動ホッパーAの構成について図6
により説明する。枠体2の外側面であってシャッター4
から離隔した位置(移動ホッパーAの後端側)に回動ピ
ン11が設けられており、この回動ピン11にシャッター4
を開閉するレバー12が回動可能に取り付けられている。
レバー12の略中央にはカムフォロアー13が設けられてお
り、該カムフォロアー13を後述するカム22によって駆動
したとき、レバー12の先端がシャッター4の幅方向端部
に設けた係合部4aと係合して該シャッター4を開閉し
得るように構成されている。また移動ホッパーAの底部
には長手方向に複数の溝14が形成されている。
【0035】上記の如く構成された複数の移動ホッパー
Aは移送手段Dに所定のピッチで配列されて取り付けら
れている。移送手段Dは配列された複数の移動ホッパー
Aを固定ホッパーBと対向する位置に順に移送するもの
であり、所定のピッチで溝15aを形成したプレート状の
載置台15と、各溝15aに対応して移動ホッパーAを載置
した載置台15を溝15aの間隔と等しい距離だけ間歇的に
矢印c方向に移動させる駆動機構16とによって構成され
ている。
【0036】上記駆動機構16としては、パルスモーター
とラック,ピニオンとの組み合わせによる駆動方式,パ
ルスモーターとスクリューとの組み合わせによる駆動方
式,エアシリンダーとラッチ機構との組み合わせによる
駆動方式等を選択的に用いることが可能である。
【0037】固定ホッパーBと載置台15との間を接続し
て装着手段Eが設けられている。この装着手段Eは、多
数の素材1を収容して載置台15上に配列された移動ホッ
パーAを固定ホッパーBに接近させて装着すると共に、
素材1の供給を終了した移動ホッパーAを離隔させて載
置台15上に戻す機能を有するものである。
【0038】装着手段Eは、固定ホッパーBと載置台15
を接続して設けられ移動ホッパーAの底部に形成した溝
14に嵌合して該ホッパーAの移動方向を規定する一対の
レール17と、レール17と平行に設けられたガイドバー18
と、ガイドバー18に沿って移動し且つ昇降カム19によっ
て駆動されて移動ホッパーAを昇降させる昇降ブロック
20と、載置台15の下方に配置され移動ホッパーAの底部
と係合して該ホッパーAを図4に於ける矢印a,b方向
に移動させる移動部材21とによって構成されている。
【0039】上記構成に於いて、固定ホッパーBと対向
する位置にある移動ホッパーAを矢印a方向に移動させ
て移動ホッパーAを固定ホッパーBに装着すると共に、
矢印b方向に移動させて固定ホッパーBに装着された移
動ホッパーAを取り外すことが可能である。
【0040】移動ホッパーAが固定ホッパーBに接近し
て装着されたとき、移動ホッパーAに設けたレバー12の
カムフォロアー13と対向する位置にシャッター4を開閉
させるカム22が設けられている。カム22はエアシリンダ
ー23によって駆動されて往復回動し得るように構成され
ており、この回動に伴ってシャッター4を昇降させて移
動ホッパーAの開口5を開閉する。
【0041】固定ホッパーBには、図5に示すように、
底板6上の素材1を検出するセンサー24が設けられてい
る。センサー24は底板6上に一定レベル以上の素材1の
有無を検出するものであり、このセンサー24からの信号
によって装着手段E,移送手段Dの一連のシーケンス動
作が開始される。
【0042】上記の如く構成された本実施例では、加工
の開始に先立って載置台15上であって溝15aと対応する
位置に多数の素材1を収容した複数の移動ホッパーAが
配置される。
【0043】加工装置の作動を開始させると、センサー
24によって固定ホッパーBに於ける素材1の有無を検出
し、該ホッパーBに素材1がないと判断すると、装着手
段Eが作動を開始する。即ち、固定ホッパーBと対向し
た載置台15にある移動ホッパーAは移動部材21に駆動さ
れて矢印a方向に移動する。このとき、昇降ブロック20
は載置台15と接近した位置にあり、移動部材21の駆動開
始と同時に昇降カム19に駆動されて載置台15と略同一レ
ベルまで上昇している。そして移動部材21が作動限界に
達したとき、移動ホッパーAは昇降ブロック20上に移載
される。次いで昇降ブロック20が下降し、これにより移
動ホッパーAの溝14とレール17が嵌合する。更に、昇降
ブロック20は図示しない駆動装置によって矢印a方向に
移動され、該ブロック19の移動に伴って移動ホッパーA
が固定ホッパーBに接近して装着される。
【0044】移動ホッパーAが固定ホッパーBに装着さ
れると、カム22が駆動されてシャッター4を上昇させて
開口5を開放する。開口5の開放によって移動ホッパー
Aに収容された素材1は固定ホッパーBに供給され、該
ホッパーBから溝車Cに1本宛の素材1が安定して供給
される。移動ホッパーAから固定ホッパーBに素材1が
供給されている間、センサー24からは固定ホッパーBに
素材1がある旨の信号が発生する。
【0045】移動ホッパーAに収容された素材1の供給
が終了すると、固定ホッパーBから溝車Cに対する素材
1の供給に伴って底板6上の素材1のレベルが低下し、
センサー24から固定ホッパーBに素材1が無くなった旨
の信号が発生する。
【0046】上記信号の発生に応じて、カム22が駆動さ
れてシャッター4を下降させ、次いで、昇降ブロック20
が矢印b方向に移動して移動ホッパーAを載置台15に接
近させる。移動ホッパーAが載置台15まで到達すると昇
降カム19が駆動されて移動ホッパーAを載置台15と同レ
ベルまで上昇させ、溝14をレール17から離脱させる。同
時に移動部材21が駆動されて移動ホッパーAの底部と係
合し、移動ホッパーAを矢印b方向に移動させて元の位
置に戻し且つ移動部材21は載置台15の下方に退避する。
【0047】移動部材21が載置台15の下方に退避する
と、駆動機構16が駆動され、載置台15を図4に於ける矢
印c方向に隣接する溝15aの距離と等しい距離移送す
る。これにより、多数の素材1を収容した新たな移動ホ
ッパーAが固定ホッパーBと対向する位置に移送され、
この移動ホッパーAは前述と同様にして矢印a方向に移
動して固定ホッパーBに装着される。
【0048】上記の如く本実施例では、載置台15に配列
された移動ホッパーAを順次固定ホッパーBに装着して
連続自動運転を行うことが可能である。従って、所望の
運転時間に応じた本数の素材1を複数の移動ホッパーA
に分割して収容し、予めこれ等の移動ホッパーAを移送
手段Dに配列しておくことで、長時間の連続自動運転を
実現することが可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
第1の製造装置では、移動ホッパーに収容された素材を
一度固定ホッパーに供給した後、次工程に供給するよう
に構成したので、移動ホッパーの開閉部材の開度を微調
整する必要がなく、また固定ホッパーに供給された素材
が圧密状態となる虞がない。このため、固定ホッパーか
ら次工程に対し確実に1本宛供給することが出来る。
【0050】また第2の製造装置では、多数の素材を収
容した複数の移動ホッパーを移送手段によって一方向に
移送すると共に、移送された移動ホッパーを装着手段に
よって固定ホッパーに離接させて装着することが出来
る。このため、移動ホッパーを素材の圧密による供給不
能や倒れによる供給不能の可能性を回避し得る容量で形
成することが可能となり、且つ予め所要数の移動ホッパ
ーを移送手段に載置しておくことで、長時間の連続自動
運転を実現することが出来る等の特徴を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る製造装置の側面図である。
【図2】第1実施例に係る製造装置の作動状態を示す側
面図である。
【図3】素材の側面図である。
【図4】第2実施例に係る製造装置の斜視図である。
【図5】固定ホッパーBに於ける素材1を検出するセン
サーの取付状態を説明する図である。
【図6】移動ホッパーAの斜視図である。
【図7】従来の製造装置を説明する図である。
【符号の説明】
A 移動ホッパー B 固定ホッパー C 次工程(溝車) D 移送手段 E 装着手段 1 素材 2 枠体 3,6 底板 4 シャッター 5 開口 7 供給口 8 固定仕切板 9 側板 12 レバー 14 溝 15 載置台 15a 溝 16 駆動機構 17 レール 18 ガイドバー 19 昇降カム 20 昇降ブロック 21 移動部材 22 カム 24 センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパーに収容された多数の素材を1本
    宛次工程に供給し該工程及び引き続く工程で所定の加工
    を行って医療用細物治療器具を製造する製造装置に於い
    て、多数の素材を収容し且つ素材の長手方向と平行な面
    に該面を開閉する開閉部材を設けた移動ホッパーと、水
    平面に対し傾斜させた底板及び前記底板との間に所定の
    間隙を形成した固定仕切板とからなる固定ホッパーとを
    有し、前記固定ホッパーの間隙を次工程に対向させて素
    材の供給部とし、且つ前記移動ホッパーを固定ホッパー
    に装着して開閉部材を開放し、移動ホッパーに収容され
    た素材を固定ホッパーを介して次工程に供給し得るよう
    に構成したことを特徴とした医療用細物器具の製造装
    置。
  2. 【請求項2】 水平面に対し傾斜させた底板及び前記底
    板との間に所定の間隙を形成した固定仕切板とからなり
    前記間隙を次工程に対向させて構成した固定ホッパー
    と、多数の素材を収容し且つ素材の長手方向と平行な面
    に該面を開閉する開閉部材を設けた移動ホッパーと、複
    数の前記移動ホッパーを載置して一方向に移送する移送
    手段と、前記移動ホッパーを前記固定ホッパーに離接さ
    せると共に所定位置に装着する装着手段と、前記移動ホ
    ッパーを固定ホッパーに装着させたとき該移動ホッパー
    の開閉部材を開閉させる開閉手段とを有することを特徴
    とした医療用細物器具の製造装置。
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