JPH06190583A - 長尺物継手溶接部の予熱装置 - Google Patents

長尺物継手溶接部の予熱装置

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Publication number
JPH06190583A
JPH06190583A JP34401192A JP34401192A JPH06190583A JP H06190583 A JPH06190583 A JP H06190583A JP 34401192 A JP34401192 A JP 34401192A JP 34401192 A JP34401192 A JP 34401192A JP H06190583 A JPH06190583 A JP H06190583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
work
frame
infrared ray
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP34401192A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Tsuzawa
稔 津澤
Takashi Nakazawa
隆史 中澤
Masamitsu Kikuchi
将光 菊地
Satoru Nagashima
哲 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 局部急速加熱可能な長尺物ワーク溶接部の予
熱装置を提供する。 【構成】 赤外線ヒータ14、15と、該赤外線ヒータ
をワークに非接触に支持するフレーム18と、該フレー
ムをワーク長手方向に可動とする走行装置22と、から
なる長尺物継手溶接部の予熱装置。赤外線ヒータによる
非接触加熱のため、局部急速加熱が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は長尺物の継手溶接部を溶
接前に予熱する予熱装置に関し、鋼橋の弦材の角部溶接
等に利用できる。
【0002】
【従来の技術】図5、6、7に、従来の鋼橋のトラス弦
材の角継手溶接部の予熱方法を示している。トラス弦材
1は箱状断面(たとえば、70cm角)を有し、長手方
向に長く(たとえば、28m)延びており、ところどこ
ろに斜材連結用のガセット2を有する。従来の角継手溶
接部3、4の溶接前予熱では、接触式パネルヒータ5を
ワークに貼りつけ、熱伝導によってワークを約50℃に
加熱している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来予熱方法
には、次の問題点があった。 溶接部全線同時予熱のため、シースパネルヒータ
(図6に示すように、たとえば100cm×15cm)
を全線にわたって貼りつけなければならず、多数のヒー
タが必要であり、その取付け、取外しにかなりの工数が
かかる。 全線溶接のため、図5に示すように、片側A部予熱
の場合にも、タイコ形変形(長手方向にそり返る変形)
を防止するために反対側のB部予熱が必要で、上記の
問題がさらに増大される。 予熱の目的はいわゆる溶接われを防止することにあ
るが、これをたとえば高張力鋼であるHT780クラス
鋼で100℃予熱とするには、予熱後の本作業余裕を見
込んで140℃前後の本体予熱温度が必要となる。これ
には従来の接触式パネルヒータで35分位(電源の準備
まで入れると約1時間)必要となり、溶接機の送り方向
前方を局部的に加熱していく方式をとるには予熱に時間
がかかりすぎ、溶接前に予め全線予熱をしておく必要が
ある。 箱形断面弦材の場合断面方向に6パネル貼り付け
る。また、140℃前後に加熱する場合は、ワークに接
触すると危険であるため、実際には図7に示すような鉤
手型の治具6にヒータ5をとりつけて着脱を行う。ここ
で全長にわたってこの作業を行うとき、相当の人力と時
間を要し、作業工数上、心配される。
【0004】本発明の目的は、局部急速加熱を可能とす
る長尺物継手溶接部の予熱装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
次の装置によって達成される。すなわち、赤外線ヒータ
と、該赤外線ヒータを長尺物の断面方向に長尺物継手溶
接部近傍に非接触に支持するヒータ支持装置と、該ヒー
タ支持装置を長尺物の長手方向に可動とする走行装置
と、からなる長尺物継手溶接部の予熱装置。
【0006】
【作用】本発明装置では赤外線ヒータを使用した非接触
加熱が行われる。赤外線ヒータによる放射加熱のため、
加熱効率が大で、かつ従来のようなシースヒータによる
熱伝導加熱に比べてワークを急速加熱できる。ワークが
38mm厚さの高張力鋼の場合ワークを140℃に予熱
するのに、従来作業に35分程度必要としたものが本発
明では8分程度で加熱できる。赤外線ヒータへの投入電
力量、溶接機の送り速度との関係により変動はあるが、
溶接機の送り方向前方を局部的に加熱しながら溶接(局
部的仮溶接であっても、全線の本溶接であってもよい)
を行うことが可能となる。この局部加熱により、長尺物
ワークにタイコ形変形が生じなくなるので、全線予熱が
必要でなくなり、かつ反対側の予熱も必要でなくなり、
ヒータ数と作業工数が大巾低減される。
【0007】
【実施例】本発明実施例を図1〜図4を参照して説明す
る。10は長尺物ワークとしてのトラス弦材で箱形断面
を有し、長尺物方向のところどころにガセット11を有
している。12、13は角部継手溶接部を示しており、
このうち、図示例はワークが図1の状態にあるときの上
側角部溶接部の溶接前予熱を行う場合を示している。
【0008】14、15は赤外線ヒータで、一方の赤外
線ヒータ14はトラス弦材10のトッププレート16上
方から直接溶接部を加熱するためのもので、他方の赤外
線ヒータ15はトラス弦材10のウェブ17を加熱する
補助用ヒータである。赤外線ヒータ14、15は赤外線
を放射してワークを加熱する。赤外線ヒータ14、15
は図3に示すように、ケーシング27とヒータ棒26を
有する。赤外線ヒータ14、15はワーク10の表面か
ら離れて配置され、非接触式加熱となっている。
【0009】フレーム18は、赤外線ヒータ14、15
をワーク10から離して支持しており、ヒータ支持装置
を構成する。フレーム18はフレーム18がワーク長手
方向に移動されたときにガセット11に干渉しないよう
に門型とされている。フレーム18の内側垂直部材19
と外側垂直部材20の間の隙間がガセット11をくぐら
せる。フレーム18は、一方の赤外線ヒータ14を水平
にトッププレート16から離して支持するとともに、他
方の赤外線ヒータ15を垂直にウェブ17から離して支
持する。
【0010】フレーム18からなるヒータ支持装置は、
走行用ローラ21を有する走行装置22に取り付けら
れ、ワーク長手方向に可動とされている。走行装置はさ
らに、フレーム18の外側垂直部材20の下端部にとり
つけられたガイドローラ23を有している。ガイドロー
ラ23はウェブ17の外面に転動し、走行装置22がワ
ーク長手方向に送られたときの水平方向位置を抑制する
とともにフレーム18の倒れを防止する。24は赤外線
ヒータ14の水平方向位置を調整する加熱幅調整ねじで
ある。また、25はフレーム17を吊上げる吊り具であ
る。
【0011】図示例の走行装置22は駆動装置を備えて
いないので、走行装置22の移動は手動であるが、溶接
機の台車に連結して溶接機に押させてもよい。あるいは
走行装置22はそれ自体の駆動装置を備えてもよい。ま
た、加熱走行中に温度センサーによって、局部の温度を
計測し、赤外線ヒーターへフィードバックするシステム
を搭載すれば、自動走行と同時に必要な局部の温度自動
制御が可能である。
【0012】図示例は仮付け溶接に適用した場合である
が、本溶接にも適用できる。本溶接の場合はレールを敷
いてその上を溶接機を走行させるが、同じような台車を
設けてレール上を走行させこの台車に上記のフレーム1
8を支持させるようにすればよい。
【0013】また、上記説明は、ワークとして鋼橋のト
ラス弦材の角継手溶接部を例にとったが、長尺物でかつ
長手方向に連続して延びる溶接部をもつものであれば、
トラス弦材に限るものではない。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を得る。 赤外線ヒータによる非接触式加熱であるので急速加
熱が可能となる。これによって移動式局部加熱を採用で
きる。 移動式局部予熱であるので、たいこ状変形を阻止で
きる。 移動式局部急速加熱により、数台の赤外線ヒータで
済み、従来の全線予熱に比べて設備費が少ない。 従来、予熱ヒータの運搬、着脱に数人必要であった
ものが、本発明ではオペレータ1名で済む。 従来の全線予熱はキャップタイヤが200〜300
本、作業床をはいまわるので、作業ミスが生じたり、作
業場の足元が悪くなるが、本発明装置では、溶接機本体
のケーブルハンガにキャップタイヤを取り付けて足元改
善ができる。 移動式のため、運搬が簡単にできる。 高温のパネルヒータを人力で運搬することがなく、
作業上安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る長尺物継手溶接部の溶
接装置の正面図である。
【図2】図1の装置の側面図である。
【図3】図1のうち赤外線ヒータの正面図である。
【図4】図1の装置の概略斜視図である。
【図5】従来の予熱装置によって予熱されているトラス
弦材の斜視図である。
【図6】従来の接触式パネルヒータの斜視図である。
【図7】従来のヒータ支持治具の斜視図である。
【符号の説明】
10 長尺物ワーク(たとえば、トラス弦材) 11 ガセット 12 角部継手溶接部 13 角部継手溶接部 14 赤外線ヒータ 15 赤外線ヒータ 16 トッププレート 17 ウェブ 18 フレーム 21 走行用ローラ 22 走行装置 23 ガイドローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長島 哲 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線ヒータと、 該赤外線ヒータを長尺物の断面方向に長尺物継手溶接部
    近傍に非接触に支持するヒータ支持装置と、 該ヒータ支持装置を長尺物の長手方向に可動とする走行
    装置と、からなる長尺物継手溶接部の予熱装置。
JP34401192A 1992-12-24 1992-12-24 長尺物継手溶接部の予熱装置 Pending JPH06190583A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34401192A JPH06190583A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 長尺物継手溶接部の予熱装置

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JP34401192A JPH06190583A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 長尺物継手溶接部の予熱装置

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JPH06190583A true JPH06190583A (ja) 1994-07-12

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ID=18365973

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34401192A Pending JPH06190583A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 長尺物継手溶接部の予熱装置

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