JPH0618996U - 原子炉ウェルのシール装置 - Google Patents

原子炉ウェルのシール装置

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Publication number
JPH0618996U
JPH0618996U JP062834U JP6283492U JPH0618996U JP H0618996 U JPH0618996 U JP H0618996U JP 062834 U JP062834 U JP 062834U JP 6283492 U JP6283492 U JP 6283492U JP H0618996 U JPH0618996 U JP H0618996U
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JP
Japan
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reactor
flange
pressure vessel
annular
packing
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Application number
JP062834U
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English (en)
Inventor
茂男 金子
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射性物質が堆積しない原子炉ウェルのシー
ル構造を提供する。 【構成】 原子炉圧力容器本体5のフランジ5a上面に
パッキン27を介して内縁25を載置し得る環状の底板
26と、該底板26の外周に連続し且つ原子炉格納容器
1の開口部2の壁面に沿って上下方向に延びる円筒状の
側板28と、該側板28に連続し且つ原子炉格納容器1
のフランジ1a上面にパッキン30を介して載置し得る
環状のフランジ29とを備えたシール部材31により、
原子炉ウェル8側とドライウェル9側とを仕切り分離す
る。 【効果】 シール装置にベローズ構造を用いず、従来例
のような環状空間がないので放射性物質が堆積しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は原子炉ウェルのシール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容器の一例の概略を表す断 面図、図3は図2に関連する原子炉ウェルのシール装置の概略を表す断面図であ る。
【0003】 図中、1は原子炉建屋と一体的に形成された原子炉格納容器であり、該原子炉 格納容器1は、上部に開口部2を有し、該開口部2の内縁部には、ブラケット3 により支持された上面が平坦なバルクヘッド18が設けられている。
【0004】 また、4は、圧力容器本体5と、該圧力容器本体5の上部に着脱自在に設けら れた圧力容器蓋6とにより形成された原子炉圧力容器であり、該原子炉圧力容器 4は、圧力容器本体5の上端部の外周面が前記バルクヘッド18の内周面に対峙 するよう原子炉格納容器1内に支持されている。
【0005】 さらに、前記開口部2から突出する圧力容器蓋6は、原子炉格納容器1の上部 に開口部2を閉塞し得るよう取り付けられたドーム状のトップヘッド7により被 覆されている。
【0006】 前記圧力容器本体5の上端部よりも上方の原子炉ウェル8と下方のドライウェ ル9とは、ベイスンシール装置により水密に仕切られており、前記トップヘッド 7、圧力容器蓋6を開放して原子炉圧力容器4内の燃料棒を交換する際、圧力容 器本体5内および原子炉ウェル8内に、燃料棒を冷却するための水を貯留できる ように形成されている。
【0007】 前記ベイスンシール装置は図3に示され、10は前記圧力容器本体5の上端部 の外周面に外嵌固着した環状の下部シール部材であり、該下部シール部材10は 、前記圧力容器本体5の上端部の外周面に外嵌固定可能な下部シール内側円筒部 11の下端と、該下部シール内側円筒部11を周方向に包囲する下部シール外側 円筒部12の下端とを、環状底部13を介して一体的に連結した構成を有し、前 記下部シール内側円筒部11と下部シール外側円筒部12との間には上方が開口 した環状空間14が形成されている。
【0008】 前記下部シール外側円筒部12の上下方向の中間部には段部15が形成され、 該段部15から上方は下方よりも大径になっている。
【0009】 また、前記環状底部13には、図示していない廃液槽に連通するドレンライン 16が設けられている。
【0010】 17は前記ブラケット3により支持された環状のバルクヘッド18に内接する ように固着した環状の上部シール部材であり、該上部シール部材17は、前記バ ルクヘッド18に内接固着可能な上部シール外側円筒部19の上端と、該上部シ ール外側円筒部19よりも小径の上部シール内側円筒部20の上端とを環状頂部 21を介して一体的に連結した構成を有し、前記上部シール外側円筒部19と上 部シール内側円筒部20との間には下方が開口した環状空間22が形成されてい る。
【0011】 前記上部シール内側円筒部20は下部シール部材10の下部シール内側円筒部 11よりも大径で、且つ下部シール外側円筒部12よりも小径になっている。
【0012】 前記下部シール外側円筒部12の上端は環状頂部21側の環状空間22内に、 また前記上部シール内側円筒部20の下端は環状底部13側の環状空間14内に 位置していて、前記上部シール部材17と下部シール部材10とは上下方向に互 いにはまり込んだ状態になっている。
【0013】 さらに、23は、下部シール外側円筒部12と上部シール内側円筒部20との 間に下部シール外側円筒部12と上部シール内側円筒部20に沿うように配置さ れ、且つ上下方向に伸縮可能なベローズであり、該ベローズ23の上端は環状の 支持リング24を介して前記環状頂部21の下面に、また下端は前記段部15の 上面に固着されている。
【0014】 従って、図2に示すトップヘッド7、圧力容器蓋6を開放して原子炉圧力容器 4内の燃料棒を交換する際に、燃料棒を冷却するため圧力容器本体5内、および 原子炉ウェル8内に冷却水を貯留しても、バルクヘッド18、上部シール部材1 7、支持リング24、ベローズ23、下部シール部材10、圧力容器本体5によ り形成されたベイスンシール装置によって仕切られているドライウェル9内へ、 前記冷却水が流下することがない。
【0015】 而して、燃料棒を交換したのち、原子炉ウェル8内に貯留した冷却水を排出す るときにはドレンライン16を開放して前記冷却水を図示していない廃液槽へ導 くことにより排出している。
【0016】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の原子炉ウェルのシール構造では、トップヘッド7、圧力 容器蓋6を開放する際に、該トップヘッド7、圧力容器蓋6から放射性を有する 錆やゴミなどの所謂放射性物質がバルクヘッド18上面や圧力容器本体5上面周 縁部などに脱落するが、この放射性物質の大部分は、燃料交換後の水抜き時に冷 却水と一緒に廃液槽へ流入しないで、下部シール部材10の内部に残留する。前 記放射性物質は、燃料棒の交換作業を行なうたびにベローズ23の襞の間や環状 底部13の上面などに堆積されるが、この堆積した放射性物質を除去することは 非常に困難であり、定期検査、保守点検時にバルクヘッド18の上下で作業を行 なう作業員の放射線被爆量の増加の要因となり、さらに前記下部シール部材10 内から冷却水を抜き取るためにドレンライン16を設けなければならないなどの 問題があった。
【0017】 本考案は、前述の実情に鑑み、ベローズ構造を廃止することによる放射性物質 が堆積しない原子炉ウェルのシール構造を提供することを目的としてなしたもの である。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本考案は、原子炉圧力容器本体のフランジ上面にパッキンを介して内縁を載置 し得る環状の底板と、該底板の外周に連続し且つ原子炉格納容器の開口部の壁面 に沿って上下方向に延びる円筒状の側板と、該側板に連続し且つ原子炉格納容器 のフランジ上面にパッキンを介して載置し得る環状のフランジとにより形成した シール部材を設けた構成としている。
【0019】
【作用】
従って、本考案では、原子炉圧力容器を開放し、該原子炉圧力容器内の燃料棒 を交換するに際して原子炉ウェルに冷却水を張る場合には、原子炉圧力容器のフ ランジ上面にパッキンを介してシール部材の底板の内縁を載置し、原子炉格納容 器のフランジ上面にパッキンを介してシール部材のフランジを載置することによ り、該シール部材によって原子炉ウェル側とドライウェル側とを分離する。
【0020】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0021】 図1は本考案の原子炉ウェルのシール装置の一例の概略を表す断面図である。 図中、図2と同じものには同じ符号を付してある。
【0022】 本実施例の原子炉ウェルのシール構造では、原子炉圧力容器本体5のフランジ 5aの上面に載置し得る内縁25を有し且つ原子炉圧力容器本体5の周方向外側 へ延びる環状の底板26と、該底板26の外周に下端部を固着され且つ原子炉格 納容器1の開口部2の壁面に沿って上方へ延びる円筒状の側板28と、該側板2 8の上端部に固着され且つ原子炉格納容器1の周方向へ延びて原子炉格納容器1 のフランジ1aの上面に載置し得るよう形成された環状のフランジ29とを備え たシール部材31を用い、該シール部材31と、原子炉圧力容器本体5のフラン ジ5aの上面幅に適合する幅と所要の厚さとを有し底板26の下面に固着された 環状のパッキン27と、原子炉格納容器1のフランジ1aの幅に適合する幅と所 要の厚さとを有しフランジ29の下面に固着された環状のパッキン30とにより シール構造を形成している。
【0023】 而して、前記シール部材31は図示していないメインテナンスフロアに常時設 置されている。なお、32は底板26を補剛するため底板26の上面に所定の間 隔を置いて放射状に配設されたステフナであり、33は原子炉圧力容器本体5の ボルト着脱作業用のプラットホームである。
【0024】 原子炉圧力容器4を開放し、該原子炉圧力容器4内の燃料棒を交換するに際し て原子炉ウェル8に冷却水を張る場合には、メンテナンスフロアに保管してある シール部材31を図示していないクレーン等により原子炉圧力容器本体5上に吊 り上げ、原子炉圧力容器本体5のフランジ5aの上面にパッキン27を介してシ ール部材31の底板26の内縁25を載置し、原子炉格納容器1のフランジ1a の上面にパッキン30を介してシール部材31のフランジ29を載置する。
【0025】 原子炉圧力容器4と原子炉格納容器1とに跨がって載置されたシール部材31 は、その自重によって各パッキン27,30を圧縮するので、原子炉圧力容器本 体5のフランジ5aと原子炉格納容器1のフランジ1aの各上面に密着し、原子 炉ウェル8側とドライウェル9側とを完全に仕切り分離する。
【0026】 さらに、原子炉ウェル8側に冷却水を張ると、前記各パッキン27,30は冷 却水の水圧によって圧下され、シール部材31は原子炉圧力容器本体5のフラン ジ5aの上面と原子炉格納容器1のフランジ1aの上面に強く圧着される。
【0027】 前記によれば、内縁25を原子炉圧力容器本体5のフランジ5aの上面にパッ キン27を介して載置し得る環状の底板26を下端部内側に有し且つ原子炉格納 容器1のフランジ1aの上面にパッキン30を介して載置し得る環状のフランジ 29を上端部外側に有する円筒状の側板28により形成したシール部材31を原 子炉圧力容器本体5と原子炉格納容器1とに跨がって載置し得るよう構成したの で、原子炉ウェル8側とドライウェル9側とを完全に仕切り分離し得る。
【0028】 なお、本考案は前述の実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、シール 部材31の底板26の内縁25を原子炉圧力容器本体5のフランジ5aの上面に 、またシール部材31のフランジ29を原子炉格納容器1のフランジ1aに、そ れぞれボルト締めしてもよいことなど、その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲 内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0029】
【考案の効果】
本考案の原子炉ウェルのシール装置によれば、下記のごとき種々の優れた効果 を奏し得る。
【0030】 I)内縁を原子炉圧力容器のフランジの上面にパッキンを介して載置し得る環 状の底板と、原子炉格納容器のフランジの上面にパッキンを介して載置し得る環 状のフランジとを有する円筒状の側板により形成したシール部材を、原子炉圧力 容器本体と原子炉格納容器とに跨がって載置し得るよう構成したので、原子炉ウ ェル側とドライウェル側とを完全に仕切り分離し得る。
【0031】 II)前記I)項によりベローズ構造を廃止したので、シール装置に放射性物 質が堆積しない。
【0032】 III)バルクヘッドが不要となり構造が簡易化されるので経済的にも有利で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の原子炉ウェルのシール装置の一例の概
略を表す断面図である。
【図2】従来の原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容
器の一例の概略を表す断面図である。
【図3】図2に関連する原子炉ウェルのシール装置の概
略を表す断面図である。
【符号の説明】
1 原子炉格納容器 1a フランジ 2 開口部 5 原子炉圧力容器本体 5a フランジ 25 内縁 26 底板 27 パッキン 28 側板 29 フランジ 30 パッキン 31 シール部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器本体のフランジ上面にパ
    ッキンを介して内縁を載置し得る環状の底板と、該底板
    の外周に連続し且つ原子炉格納容器の開口部の壁面に沿
    って上下方向に延びる円筒状の側板と、該側板に連続し
    且つ原子炉格納容器のフランジ上面にパッキンを介して
    載置し得る環状のフランジとにより形成したシール部材
    を設けたことを特徴とする原子炉ウェルのシール装置。
JP062834U 1992-08-14 1992-08-14 原子炉ウェルのシール装置 Pending JPH0618996U (ja)

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