JPH0618939Y2 - 耐圧容器 - Google Patents
耐圧容器Info
- Publication number
- JPH0618939Y2 JPH0618939Y2 JP1986048430U JP4843086U JPH0618939Y2 JP H0618939 Y2 JPH0618939 Y2 JP H0618939Y2 JP 1986048430 U JP1986048430 U JP 1986048430U JP 4843086 U JP4843086 U JP 4843086U JP H0618939 Y2 JPH0618939 Y2 JP H0618939Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- shape
- container
- high frequency
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Packages (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
考案の目的
本考案は、炭酸飲料などの容器として適当な耐圧容器に
関する。
関する。
【従来の技術】 従来、炭酸飲料など内圧の加わるものの容器としては、
ガラスびん、缶、ポリエステル容器などが用いられてい
る。これらの従来の容器に代えて、胴材として紙とアル
ミ箔を含み両面ヒートシール性を有する積層材を筒状に
したものを、また蓋材として平面状のプラスチックの射
出成形品を使つて容器をつくり、内容物を充填後、ヒー
トシールにより密封する使用法もある。その場合、容器
に加わる内圧は、蓋材のヒートシールに対して90度剥
離の方向に作用するので、胴材と蓋材のヒートシール強
度を高くしなければならない。 これは、容器材料の選択と加工法に制約を加え、しばし
ばコストを高くする。そこで、通常の内容物がもたらす
内圧に耐え、胴材と蓋材とが剥離する心配のない耐圧容
器の開発が要望されている。
ガラスびん、缶、ポリエステル容器などが用いられてい
る。これらの従来の容器に代えて、胴材として紙とアル
ミ箔を含み両面ヒートシール性を有する積層材を筒状に
したものを、また蓋材として平面状のプラスチックの射
出成形品を使つて容器をつくり、内容物を充填後、ヒー
トシールにより密封する使用法もある。その場合、容器
に加わる内圧は、蓋材のヒートシールに対して90度剥
離の方向に作用するので、胴材と蓋材のヒートシール強
度を高くしなければならない。 これは、容器材料の選択と加工法に制約を加え、しばし
ばコストを高くする。そこで、通常の内容物がもたらす
内圧に耐え、胴材と蓋材とが剥離する心配のない耐圧容
器の開発が要望されている。
【考案が解決しようとする問題点】 本考案の目的は、上記の要望にこたえて、材料および加
工法に対する制約を軽減し、内圧によく耐えて安全度が
高い、炭酸飲料などの容器として適当な耐圧容器を提供
することにある。 考案の構成
工法に対する制約を軽減し、内圧によく耐えて安全度が
高い、炭酸飲料などの容器として適当な耐圧容器を提供
することにある。 考案の構成
図面を参照して説明すれば、本考案の耐圧容器1は、第
1図に示すように、少なくとも内面が高周波シール可能
な筒状体からなる胴材2の内側に、球面の一部をなす形
状の蓋本体31の周縁から外側へ向う張出部32と内側
へ向う張出部33とを、それらの張出部が胴材2の内面
形状に対応する形状となるように設け、断面がH型をし
ている、高周波シール可能なプラスチックの蓋材3Aを
高周波シール4によりとりつけたことを特徴とする。 胴材は、紙とアルミ箔からなる積層材で、高周波シール
可能なプラスチックを少なくとも内面に積層したものを
用いる。 上記の形状の蓋材は、プラスチックの射出成形により製
造するのが好適である。プラスチック材料は、胴材の内
面に使用するものと同様のものを用いればよい。 底材5の材料および形状は任意であって、たとえば第1
図に示すように、平面状のプラスチックの成形品を用い
る。これも射出成形によって製造するとよい。プラスチ
ック材料は、蓋材と同様に高周波シール可能なものを用
いてもよいし、胴材とヒートシール可能なものを用いて
もよい。つまり、胴材への接着方法は、高周波シール法
でもよいし、ヒートシール法でもよい。 図示した例のテーパを有する筒体すなわち切頭円錐体の
ほか、本考案は、円筒体および多角筒体の容器に対して
も適用できる。従ってここでは、「筒状」の語は、それ
らをも包含する意味に用いている。上下であまり径の大
きさが異ならない胴材を使用する場合は、底材にも本考
案の蓋材を使用する必要がある。
1図に示すように、少なくとも内面が高周波シール可能
な筒状体からなる胴材2の内側に、球面の一部をなす形
状の蓋本体31の周縁から外側へ向う張出部32と内側
へ向う張出部33とを、それらの張出部が胴材2の内面
形状に対応する形状となるように設け、断面がH型をし
ている、高周波シール可能なプラスチックの蓋材3Aを
高周波シール4によりとりつけたことを特徴とする。 胴材は、紙とアルミ箔からなる積層材で、高周波シール
可能なプラスチックを少なくとも内面に積層したものを
用いる。 上記の形状の蓋材は、プラスチックの射出成形により製
造するのが好適である。プラスチック材料は、胴材の内
面に使用するものと同様のものを用いればよい。 底材5の材料および形状は任意であって、たとえば第1
図に示すように、平面状のプラスチックの成形品を用い
る。これも射出成形によって製造するとよい。プラスチ
ック材料は、蓋材と同様に高周波シール可能なものを用
いてもよいし、胴材とヒートシール可能なものを用いて
もよい。つまり、胴材への接着方法は、高周波シール法
でもよいし、ヒートシール法でもよい。 図示した例のテーパを有する筒体すなわち切頭円錐体の
ほか、本考案は、円筒体および多角筒体の容器に対して
も適用できる。従ってここでは、「筒状」の語は、それ
らをも包含する意味に用いている。上下であまり径の大
きさが異ならない胴材を使用する場合は、底材にも本考
案の蓋材を使用する必要がある。
従来の平面状の蓋材3Bを用いた容器は、内容物を充填
すると、第2図に示すように、内圧が矢印の方向に加わ
る。この内圧は、胴材2と蓋材3Bのヒートシール6に
対して90度剥離の方向に作用する。平面状の蓋材3B
は変形しやすく、変形はこの作用を助長させるので、従
来の容器は耐圧性が低い。 一方、本考案の容器においては、第1図に示すように、
球面状の蓋材3Aに対しては、内容物を充填したときの
内圧は矢印の方向に加わり、蓋材が変形することなく、
内圧によく耐える。内圧は胴材2と蓋材3Aの高周波シ
ール4に対して180度剥離の方向に作用するため、剥
離し難く、この容器は耐圧性が高い。 考案の効果 本考案の耐圧容器は、内容物を充填して高周波シールし
た後、加わる内圧に対し蓋材およびシール部がよく耐え
て高い耐圧性を示す。
すると、第2図に示すように、内圧が矢印の方向に加わ
る。この内圧は、胴材2と蓋材3Bのヒートシール6に
対して90度剥離の方向に作用する。平面状の蓋材3B
は変形しやすく、変形はこの作用を助長させるので、従
来の容器は耐圧性が低い。 一方、本考案の容器においては、第1図に示すように、
球面状の蓋材3Aに対しては、内容物を充填したときの
内圧は矢印の方向に加わり、蓋材が変形することなく、
内圧によく耐える。内圧は胴材2と蓋材3Aの高周波シ
ール4に対して180度剥離の方向に作用するため、剥
離し難く、この容器は耐圧性が高い。 考案の効果 本考案の耐圧容器は、内容物を充填して高周波シールし
た後、加わる内圧に対し蓋材およびシール部がよく耐え
て高い耐圧性を示す。
第1図は、本考案の耐圧容器の構成を示す断面図であ
る。 第2図は、従来の耐圧容器の蓋の部分の構成を示す断面
図である。 1…耐圧容器 2…胴材 3A,3B…蓋材 31…蓋本体 32…外側へ向う張出部 33…内側へ向う張出部 4…高周波シール 5…底材 6…ヒートシール
る。 第2図は、従来の耐圧容器の蓋の部分の構成を示す断面
図である。 1…耐圧容器 2…胴材 3A,3B…蓋材 31…蓋本体 32…外側へ向う張出部 33…内側へ向う張出部 4…高周波シール 5…底材 6…ヒートシール
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも内面が高周波シール可能な筒状
体からなる胴材2の内側に、球面の一部をなす形状の蓋
本体31の周縁から外側へ向う張出部32と内側へ向う
張出部33とを、それらの張出部が胴材2の内面形状に
対応する形状となるように設け、断面がH型をしてい
る、高周波シール可能なプラスチックの蓋材3Aを高周
波シール4によりとりつけたことを特徴とする耐圧容器
1。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986048430U JPH0618939Y2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 | 耐圧容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986048430U JPH0618939Y2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 | 耐圧容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62159470U JPS62159470U (ja) | 1987-10-09 |
JPH0618939Y2 true JPH0618939Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=30869950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986048430U Expired - Lifetime JPH0618939Y2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 | 耐圧容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618939Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5346958U (ja) * | 1976-09-25 | 1978-04-21 | ||
JPS60193865A (ja) * | 1984-03-05 | 1985-10-02 | 三菱化学株式会社 | 液状物を充填した複合容器の変形を防止する方法 |
-
1986
- 1986-04-01 JP JP1986048430U patent/JPH0618939Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62159470U (ja) | 1987-10-09 |
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