JPH06189304A - テレビ会議用装置 - Google Patents

テレビ会議用装置

Info

Publication number
JPH06189304A
JPH06189304A JP32A JP28709491A JPH06189304A JP H06189304 A JPH06189304 A JP H06189304A JP 32 A JP32 A JP 32A JP 28709491 A JP28709491 A JP 28709491A JP H06189304 A JPH06189304 A JP H06189304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input means
display device
user
data
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Akiba
賢一 秋葉
Susumu Iwasaki
進 岩崎
Takeshi Taketomi
剛 武富
Hiroshi Ishii
石井  博
Hideo Yokota
英夫 横田
Haruhiko Urokohara
晴彦 鱗原
Ikuya Tomo
幾也 鞆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOOBASU KK
NEC Corp
NEC Communication Systems Ltd
Original Assignee
NOOBASU KK
NEC Corp
NEC Communication Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOOBASU KK, NEC Corp, NEC Communication Systems Ltd filed Critical NOOBASU KK
Priority to JP32A priority Critical patent/JPH06189304A/ja
Publication of JPH06189304A publication Critical patent/JPH06189304A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 本発明は、サービス統合ディジタル網(IS
DN)を利用したテレビ会議システムに係わり、特に、
現在主流のスタンドアロン型でなく、通常の対向式会議
テーブルに高機能のパーソナルタイプ端末装置を配置す
ることにより、より自然なコミニュケーションを実現す
ることのできるテレビ会議装置を提供することを目的と
するものである。 [構成] 本発明は、参加者の一人ごとに、一台の端末
装置本体を対応させる様になっており、この端末装置に
は、ディスプレイ装置と、音声出力手段と、各種データ
等を入力するための入力手段とが備えられており、タブ
レットが、使用者の手書いた文字、図形、記号等を入力
し、指令入力手段が使用者の意思を入力する様になって
いる。そして演算処理手段が、ディジタル通信網を利用
したテレビ会議用システム制御装置と連結し、テレビ会
議を実現する様になっている。そして本発明は、端末装
置本体が会議テーブル上に載置されており、不使用時に
は、会議テーブル内に折り畳み収納することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サービス統合ディジタ
ル網(ISDN)を利用したテレビ会議システムに係わ
り、特に、現在主流のスタンドアロン型でなく、通常の
対向式会議テーブルに高機能のパーソナルタイプ端末装
置を配置し、より自然なコミニュケーションを実現させ
たテレビ会議装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ISDN(INTEGRATED SE
RVICES DIGITAL NETWORK)は、
音声、映像、データ等の異なるアプリケーションに対し
て、同一の回線を使用することができ、回線そのものが
ディジタル信号であるため、コンピュータとのインター
フェースが容易となり、益々の発展が期待される通信網
である。このISDNには、現在、INS64とINS
1500サービスが開始されている。INS64は、伝
送速度64Kビット/secのBチャンネル2回線と伝
送速度16Kビット/secのDチャンネル1回線を多
重化して構成したものである。INS1500(1次群
速度インターフェース)は、高速回線として1.5Mビ
ット/secでサービスされている。
【0003】ISDN回線は、高速性、マルチチャンネ
ル性を備えた通信網であり、テレビ会議は、その特色を
効果的に発揮するアプリケーションである。従って、I
SDN回線をテレビ会議に応用しようとする潜在的ニー
ズは極めて高いと言われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しなしながら従来のテ
レビ会議システムは、スタンドアロン型が一般的であ
り、大型ディスプレイに全員が注視するというスタイル
であった。このため、会議の雰囲気で不自然となり、極
めて違和感が強いという問題点があった。
【0005】更に発表者が、資料や図表を用いて講演を
行う場合には、オーバーヘッドプロジェクタや、スライ
ド等を用意せねばならず、更に、文書原稿等も印刷する
必要があった。
【0006】また会議参加者の中には、視力が衰えた者
も存在しており、遠くのプロジェクタを注視し続けるこ
とは極めて苦痛を伴うという問題点があった。
【0007】従ってテレビ会議参加者の1人に1台づ
つ、パーソナル端末を配置し、このパソナル端末が高機
能を発揮するテレビ会議装置の出現が強く望まれてい
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
案出されたもので、ディジタル通信網を利用したテレビ
会議用装置であって、使用者の一人に対応させるための
端末装置本体と、この端末装置本体に形成されたディス
プレイ装置と、音声を再生するための音声出力手段と、
各種データ等を入力するための入力手段とからなってお
り、この入力手段は、使用者の手書いた文字、図形、記
号等を入力するためのタブレットと、使用者の意思を入
力するための指令入力手段とからなっており、ディジタ
ル通信網を利用したテレビ会議用システム制御装置と連
結するための演算処理手段が、前記ディスプレイ装置と
前記入力手段に接続され、テレビ会議を実現することを
特徴としている。
【0009】また本発明は、 ディジタル通信網を利用
したテレビ会議用装置であって、使用者の一人に対応さ
せるための端末装置本体と、この端末装置本体に形成さ
れたディスプレイ装置と、音声を再生するための音声出
力手段と、各種データ等を入力するための入力手段とか
らなっており、この入力手段は、使用者の手書いた文
字、図形、記号等を入力するためのタブレットと、ディ
ジタル記録媒体からデータを読み取るためのディジタル
入力手段と、IDカード入力手段と、使用者の意思を入
力するための指令入力手段とからなっており、ディジタ
ル通信網を利用したテレビ会議用システム制御装置と連
結するための演算処理手段が、前記ディスプレイ装置と
前記入力手段に接続され、テレビ会議を実現すると共
に、前記IDカード入力手段から入力されたデータに基
づき、ディスプレイの位置を移動させるためのディスプ
レイ位置移動手段を駆動することにより、使用者の体
格、視力等のデータに合わせてディスプレイ装置が位置
決めされることを特徴としている。
【0010】更に本発明は、ディジタル通信網を利用し
たテレビ会議用装置であって、ディジタル通信網に接続
するためのテレビ会議用システム制御装置と、このテレ
ビ会議用システム制御装置に接続され、使用者の一人に
対応させるための複数の端末装置本体とからなってお
り、このテレビ会議用システム制御装置には、カメラ装
置が接続されており、端末装置本体は、ディスプレイ装
置と、音声を再生するための音声出力手段と、各種デー
タ等を入力するための入力手段とからなっており、この
入力手段は、使用者の手書いた文字、図形、記号等を入
力するためのタブレットと、ディジタル記録媒体からデ
ータを読み取るためのディジタル入力手段と、IDカー
ド入力手段と、使用者の意思を入力するための指令入力
手段とからなっており、前記ディスプレイ装置と前記入
力手段とが接続された演算処理手段が、テレビ会議を実
現すると共に、前記IDカード入力手段から入力された
データに基づき、ディスプレイの位置を移動させるため
のディスプレイ位置移動手段を駆動することにより、使
用者の体格、視力等のデータに合わせてディスプレイ装
置が位置決めされることを特徴としている。
【0011】また本発明は、演算処理手段が、IDカー
ド入力手段から入力されたデータに基づき、ディスプレ
イ位置移動手段を駆動させることにより、ディスプレイ
装置を位置決めすることに代え、演算演算処理手段が、
IDカード入力手段から入力されたデータに基づき、デ
ィスプレイ装置に表示する文字等の大きさや明るさ等の
表示条件を設定し、使用者の視力等に適合させることを
特徴としている。
【0012】そして本発明は、端末装置本体が会議テー
ブル上に載置されており、不使用時には、会議テーブル
内に折り畳み収納する様に構成することもできる。
【0013】
【作用】以上の様に構成された本発明は、ディジタル通
信網を利用したテレビ会議用装置であり、端末装置本体
が使用者の一人に対応させる様になっており、端末装置
本体に形成されたディスプレイ装置と、音声を再生する
ための音声出力手段と、各種データ等を入力するための
入力手段とが備えられている。タブレットが、使用者の
手書いた文字、図形、記号等を入力し、指令入力手段が
使用者の意思を入力する様になっている。そして、ディ
ジタル通信網を利用したテレビ会議用システム制御装置
と連結するための演算処理手段が、ディスプレイ装置と
入力手段と接続し、テレビ会議を実現する様になってい
る。
【0014】また本発明は、ディジタル入力手段が、デ
ィジタル記録媒体からデータを読み取り、演算処理手段
が、IDカード入力手段から入力されたデータに基づ
き、ディスプレイの位置を移動させるためのディスプレ
イ位置移動手段を駆動し、使用者の体格、視力等のデー
タに合わせてディスプレイ装置を位置決めする様になっ
ている。
【0015】更に本発明は、ディジタル通信網に接続す
るためのテレビ会議用システム制御装置に対して、複数
の端末装置本体とカメラ装置とを接続し、テレビ会議を
実現する様になっている。
【0016】また本発明は、演算演算処理手段が、ID
カード入力手段から入力されたデータに基づき、ディス
プレイ装置に表示する文字等の大きさや明るさ等の表示
条件を設定し、使用者の視力等に適合させることもでき
る。
【0017】そして本発明は、端末装置本体が会議テー
ブル上に載置されており、不使用時には、会議テーブル
内に折り畳み収納することができる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本実施例のテレビ会議システムの構成を示す図で
あり、本実施例のテレビ会議システム1は、複数の端末
装置本体2、2・・・と、システム制御装置3と、ビデ
オコーデック4と、ターミナルアダプタ5とから構成さ
れている。
【0019】端末装置本体2、2・・・はシステム制御
装置3に接続されるもので、各端末装置本体2は、演算
処理手段21と、入力手段22と、ディスプレイ装置2
3と、ディスプレイ位置移動手段24と、スピーカー2
5、マイク26とからなっている。端末装置本体2は図
2(a)に示す様に、会議テーブル10に挿入穴11を
形成し、この挿入穴11に端末装置本体2を挿入固定す
る様になっている。そして、この端末装置本体2は、会
議の出席者(使用者)の一人、1台づつ割り当てられる
様になっている。
【0020】演算処理手段21は、ディジタル通信網を
利用したテレビ会議用のシステム制御装置3と連結する
ためのものであり、各端末装置本体2をシステム制御装
置3に接続し、互いにデータ交換を行ってテレビ会議を
実現することができる。そして演算処理手段21は、一
般的なパソコンによる端末と同様に、端末機としての機
能を有している。
【0021】入力手段22は演算処理手段21に接続さ
れるもので、フロッピディスクドライブ221と、タブ
レット222と、IDカード入力手段223と、電話機
224と、指令入力手段225とからなっている。フロ
ッピディスクドライブ221は、ディジタル入力手段に
該当するためのもので、フロッピディスクに記憶された
文書データ等を入力するためのものであり、会議に使用
するための文書や図表等を他のワープロ機器等で作成
し、この文書等をテレビ会議システムに入力するための
ものである。本実施例では、3.5インチタイプのフロ
ッピディスクドライブ221が使用されている。ディジ
タル入力手段は、フロッピディスクドライブ221に限
らず、CDーROMや、メモリカード等、適宜のディジ
タル信号再生手段を採用することができる。
【0022】タブレット222は、使用者の手書いた文
字、図形、記号等を入力するためのものであり、本実施
例では使用者が、スタイラスペンを使用してタブレット
222をなぞると、その軌跡が入力される様になってい
る。なお本実施例のタブレット222は、保護ガラスと
フィルム層から形成されており、フィルム層の下部には
液晶層が形成されており、入力された軌跡を液晶層に表
示させることができる。なおタブレット222は、使用
者の手書いた文字、図形、記号等を入力できるデバイス
であれば、何れのデバイスも使用することができる。
【0023】IDカード入力手段223は、会議に参加
する使用者(出席者)の個人データが記憶されているI
Dカードのデータを読み取るためのものである。IDカ
ードには、出席者の氏名、所属、体格、視力等のデータ
が記憶されている。
【0024】電話機224は、使用者が会議の参加者と
連絡したり、外線にして外部の人と連絡することができ
る。従って電話機224は、外線の場合には演算処理手
段21に接続することなく、社内電話に接続する構成に
してもよい。更に電話機224は、直接、システム制御
装置3に接続する構成にすることもできる。
【0025】指令入力手段225は、使用者の意思を入
力するためのもので、採決を行う場合の採決ボタンや、
発言を求める発言ボタン、特定の参加者とタブレット2
22を通じて交信するシークレットボタン等が用意され
ている。本実施例の指令入力手段225は、タッチパネ
ルから構成されているが、スイッチ等、何れの入力手段
を採用することもできる。
【0026】ディスプレイ装置23は、液晶ディスプレ
イから構成されており、テレビ会議の模様を表すもので
ある。これは発言者の人物を表示する他、ディジタル通
信網等から伝送された文字、図形データ等を表示するこ
とができる。
【0027】ディスプレイ位置移動手段24は、ディス
プレイ装置23の位置を移動させるためのものであり、
演算処理手段21によって駆動され、使用者の最適な位
置までディスプレイ装置23を移動させることができ
る。即ち演算処理手段21が、IDカード入力手段22
3から入力されたデータに基づき、ディスプレイ装置2
3の位置を、使用者の体格、視力等のデータに合わせて
位置決めするものである。ディスプレイ位置移動手段2
4は、エアーシリンダーや油圧シリンダー等から構成し
てもよく、その他の電磁駆動手段等何れの駆動方式を採
用することができる。
【0028】なおディスプレイ位置移動手段24によ
り、ディスプレイ装置23の位置を、使用者の体格、視
力等のデータに合わせて位置決めする方式に代えて、演
算処理手段21が、IDカード入力手段223から入力
されたデータに基づき、ディスプレイ装置23に表示す
る文字等の大きさや明るさ等の表示条件を設定し、使用
者の視力等に適合させる方式を採用することもできる。
特に、視力が衰えている使用者に対しては、文字等大き
くすると共に、表示輝度を上げることもできる。更に、
色盲、色弱等の対策を施した表示を行うこともできる。
【0029】スピーカ25は、音声を再生するための音
声出力手段に該当するためのもので、発言者の音声をス
テレオ再生可能となっており、臨場感溢れるテレビ会議
が実現できる。マイク26はワンポイントステレオマイ
クであり、発言者の音声を集音するものである。本実施
例では、マイク26が演算処理手段21に接続されてい
るが、システム制御装置3に直接接続する構成にしても
よい。
【0030】システム制御装置3は、各端末装置本体
2、2・・・に接続され、その音声、画像データ等を切
り替えるためのものである。このシステム制御装置3に
は、テレビカメラ装置31が接続されており、全景や、
各発言者の映像を取り込むことができる。
【0031】ビデオコーデック4は、画像信号及び音声
信号を符号化するためのものである。符号化された画像
信号及び音声信号は、多重化されてターミナルアダプタ
5に送出される。ターミナルアダプタ5は、ISDN通
信網の網終端装置(DSU)100に接続するためのイ
ンターフェースである。なお、必ずしもターミナルアダ
プタ5は別体である必要はなく、ビデオコーデック4に
内蔵されるタイプであってもよい。
【0032】なお、システム制御装置3とビデオコーデ
ック4とターミナルアダプタ5とは、会議テーブル10
の下部に配設することも可能である。
【0033】また本実施例の端末装置本体2は、基台部
2Aと、屈曲自在に構成された板部材2Bとから構成さ
れており、基台部2Aの上面には、タブレット222と
指令入力手段223等が形成されている。板部材2Bに
はディスプレイ装置23が形成されている。
【0034】図2(b)に示す様に、端末装置本体2の
基台部2Aは、会議テーブル10の挿入穴11を挿入固
定される。そして不使用時には、図2(c)に示す様に
板部材2bを折り畳み、図(d)に示す様に会議テーブ
ル10の挿入穴11近傍に形成された蓋体12を閉じる
ことにより、会議テーブル10に完全に収納することが
できる。なお、この動作は手動でもよいが、適宜の駆動
手段を設け、自動的に行わせることができる。
【0035】なお本実施例ではIDカード入力手段22
3が、会議テーブル10に取り付けられているが、会議
テーブル10に適宜な挿入孔を穿設し、端末装置本体2
にIDカード入力手段223を取り付けることもでき
る。
【0036】以上の様に構成された本実施例の作用を説
明する。
【0037】使用者は、まず自分のIDカードをIDカ
ード入力手段223に挿入する。端末装置本体2の会議
テーブル10への収納動作が自動的に行われている場合
には、その逆の動作が開始される。即ち、図2(d)に
示す様に蓋体12が開かれ、次に図2(c)に示される
様に板部材2Bが起立し、図2(b)に示される様に使
用準備状態となる。IDカード入力手段223は、ID
カードに記録されている出席者の氏名、所属、体格、視
力等のデータを読み込み、演算処理手段21へ送出す
る。演算処理手段21は、入力された体格、視力等のデ
ータに基づき、ディスプレイ位置移動手段24を駆動
し、ディスプレイ装置23が、使用者の最適な位置にな
る様に位置決めする。
【0038】続いてテレビ会議が開始されると、発言者
の音声はマイク26で集音され、遠隔地にもISDN回
線を通じて、接続された端末装置本体2のスピーカ25
からステレオ再生される。更に発言状況はカメラ装置3
1から撮影され、ISDN回線を通じて遠隔地の端末装
置本体2のディスプレイ装置23に映し出される。そし
て発言者と同じ会議室にいる出席者には、音声信号及び
映像信号はISDN回線を通ることなく、システム制御
装置3から各端末装置本体2、2・・に送信される。ま
た音声信号は、同室の各端末装置本体2、2・・・から
は再生しない構成にすることができる。なお、これから
後の説明において、発言者と同じ会議室にいる出席者
(同室)に対するデータの送信は、ISDN回線を使用
することなく、システム制御装置3から各端末装置本体
2、2・・に送信されることを前提として説明すること
とする。
【0039】そして発言者が、フロッピディスクに文
書、図形データを記憶させて用意している場合には、こ
のフロッピディスクをフロッピディスクドライブ221
に挿入する。次に指令入力手段225から「FD起動」
のコマンドを入力すれば、フロッピディスクドライブ2
21からのデータは、演算処理手段21に送出され、更
にシステム制御装置3を介してISDN回線に送られ
る。この結果、全ての参加者の各端末装置本体2、2の
ディスプレイ装置23に対して、文書、図形データを表
示することができる。この際、発言者及び他の出席者
は、タブレット222を使用して、ディスプレイ装置2
3に描かれた文字、図形等に書き込みを加えることがで
きる。この場合にはタブレット222から入力されたデ
ータを、演算処理手段21を介してシステム制御装置3
に送出し、データを合成することにより、容易に実現す
ることができる。この機能を利用すれば、修正、追加説
明、マーキング等が効果的に行われる。
【0040】また各出席者は、指令入力手段225から
「NOTE」コマンドを入力した後、タブレット222
を使用してディスプレイ装置23に描かれた文字、図形
等に対して書き込みを加えれば、自己の端末装置本体2
のディスプレイ装置23上に注意書き等を行うことがで
きる。なお、このディスプレイ装置23上のデータをフ
ロッピディスクドライブ221のフロッピに書き込むこ
とも可能である。
【0041】そして出席者の何れかが発言を希望する場
合には、指令入力手段225から「発言」のコマンドを
入力すれば、演算処理手段21に送出され、更にシステ
ム制御装置3を介してISDN回線に送られる。この結
果、全ての参加者の各端末装置本体2、2のディスプレ
イ装置23上、又は、タブレット222に附属する液晶
表示部に「発言希望」の表示がなされる。この際、発言
者の指名、所属等は、既にIDカード入力手段223か
ら入力されているので、自動的にデータを発信すること
が可能である。更にシステム制御装置3は、テレビ装置
31を作動させ、発言者のバストショットを撮影し、I
SDN回線を通じて、撮影画像を全ての参加者の各端末
装置本体2、2のディスプレイ装置23上に描き出す様
になっている。
【0042】なおテレビ会議中に、ある特定の相手と秘
密の会話を行いたいと希望する場合がある。この場合に
は、指令入力手段225から「シークレット」のコマン
ドを入力し、相手先をタブレット222からインプット
する。この相手先のインプットは、タブレット222に
文字認識機能が備わっている場合には、氏名や、氏名に
対応する出席番号等で入力してもよい。また指令入力手
段225に、出席者を特定するためのコマンドを用意す
ることもできる。この結果、演算処理手段21を介し
て、システム制御装置3に相手先が伝達され、秘密の相
手のみISDN回線により送受信が可能となる。回線が
接続した後、秘密の相手とタブレット222とディスプ
レイ装置23を利用して秘密の筆談を行うことができ
る。なお、秘密の会話を希望する旨の表示を、相手先の
ディスプレイ装置23に表示することも可能であり、更
に、相手先の「了解」指令があった後に回線を接続する
構成にすることも可能である。
【0043】更に、指令入力手段225から「質問」の
コマンドを入力することができる構成にすることもで
き、この場合には、「質問」を希望する旨を出席者全員
に知らせることができる。「質問」コマンド入力後の動
作は、「発言」コマンドと同様であるため、説明を省略
する。
【0044】なお上記実施例では、「発言」又は「質
問」コマンドにより、発言等が認められた場合には、シ
ステム制御装置3がカメラ装置31を起動して発言者の
バストショットを撮影したが、各端末装置本体2の指令
入力手段225から「アップ禁止」コマンドを入力する
ことにより、その旨を演算処理手段21を介して、シス
テム制御装置3に送出することができる。この場合に
は、システム制御装置3は該当する発言者を遠景ショッ
トで撮影する様に変更される。特に、発言者等が病気等
の場合に有効である。
【0045】そして議論が終了した場合には、指令入力
手段225の「採決」コマンドを利用して採決すること
が可能である。各出席者の採決意思は、演算処理手段2
1を介して、システム制御装置3に送られ、ISDN回
線を通じて集められたデータを集票し、結論を全員のデ
ィスプレイ装置23に表示することができる。なお、記
名投票形式と、無記名投票方式の何れをも自由に選択す
ることができる。
【0046】また外部の連絡や、テレビ会議システム故
障時等の非常時には、電話機224を使用して連絡する
ことができる。
【0047】更に端末装置本体2の使用法が不明となっ
た場合には、指令入力手段225から「HELP」コマ
ンドを入力すれば、演算処理手段21がディスプレイ装
置23に使用法を説明する様になっている。
【0048】なお本実施例では、2カ所の会議室をIS
DN回線で結ぶだけでなく、3カ所以上の会議室をIS
DN回線で接続することが可能である。またシステム制
御装置3は会議室の数だけ必要であるが、中核となって
処理を行うホスト制御装置を設けることもできる。
【0049】
【効果】本発明は上記課題に鑑み案出されたもので、デ
ィジタル通信網を利用したテレビ会議用装置であって、
使用者の一人に対応させるための端末装置本体と、この
端末装置本体に形成されたディスプレイ装置と、音声を
再生するための音声出力手段と、各種データ等を入力す
るための入力手段とからなっており、この入力手段は、
使用者の手書いた文字、図形、記号等を入力するための
タブレットと、使用者の意思を入力するための指令入力
手段とからなっており、ディジタル通信網を利用したテ
レビ会議用システム制御装置と連結するための演算処理
手段が、前記ディスプレイ装置と前記入力手段に接続さ
れ、テレビ会議を実現する様に構成されているので、大
型ディスプレイに全員が注視する必要がなく、パーソナ
ル端末装置を見るだけでテレビ会議が進行するので、会
議の雰囲気が極めて自然となるという卓越した効果があ
る。
【0050】また本発明は、ディジタル入力手段が、デ
ィジタル記録媒体からデータを読み取り、演算処理手段
が、IDカード入力手段から入力されたデータに基づ
き、ディスプレイの位置を移動させるためのディスプレ
イ位置移動手段を駆動し、使用者の体格、視力等のデー
タに合わせてディスプレイ装置を位置決めする様になっ
ているので、発表者が、資料や図表を用いて講演を行う
場合でも、オーバーヘッドプロジェクタや、スライド等
を用意する必要がなく、修正、補足、マーキング等が容
易となるという効果がある。また視力が衰えた出席者
も、遠くのプロジェクタを注視し続ける必要がないの
で、苦痛を伴うことがという効果がある。そして、使用
者の体格、視力等のデータに合わせてディスプレイ装置
が位置決めされるので、極めて快適なテレビ会議を実現
することができるという効果がある。
【0051】更に本発明は、ディジタル通信網に接続す
るためのテレビ会議用システム制御装置に対して、複数
の端末装置本体とカメラ装置とを接続し、テレビ会議を
実現する様になっているので、大企業の本支店会議、海
外支店のネットワークでの役員会議、第一線で的確な情
報判断を要求されている部長クラスの意思決定会議等に
最適である。
【0052】また本発明は、演算演算処理手段が、ID
カード入力手段から入力されたデータに基づき、ディス
プレイ装置に表示する文字等の大きさや明るさ等の表示
条件を設定し、使用者の視力等に適合させることもでき
るので、ディスプレイ位置移動手段等の別体の設備を使
用することなく、低コストで、使用者の視力等に自動対
応することのできるテレビ会議装置を提供することがで
きるという効果がある。
【0053】そして本発明は、端末装置本体が会議テー
ブル上に載置されており、不使用時には、会議テーブル
内に折り畳み収納することができるので、各端末装置本
体をコンパクトに収納することができ、会議室の美観を
損なうことがないという卓越した効果がある。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の構成を説明する図である。
【図2(a)】本実施例の端末装置本体を会議テーブル
に装着する状態を示す斜視図である。
【図2(b)】本実施例の端末装置本体を会議テーブル
に収納する状態を示す斜視図である。
【図2(c)】本実施例の端末装置本体を会議テーブル
に収納する状態を示す斜視図である。
【図2(d)】本実施例の端末装置本体を会議テーブル
に収納する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 テレビ会議システム 2 端末装置本体 21 演算処理手段 22 入力手段 221 フロッピディスクドライブ 222 タブレット 223 IDカード入力手段 224 電話機 225 指令入力手段 23 ディスプレイ装置 24 ディスプレイ位置移動手段 25 スピーカー 26 マイク 3 システム制御装置 4 ビデオコーデック 5 ターミナルアダプタ 10 会議テーブル
フロントページの続き (72)発明者 秋葉 賢一 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 岩崎 進 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 武富 剛 東京都港区三田一丁目4番28号 日本電気 通信システム株式会社内 (72)発明者 石井 博 東京都港区三田一丁目4番28号 日本電気 通信システム株式会社内 (72)発明者 横田 英夫 東京都渋谷区道玄坂1−21−6 南平台東 急ビル65号 株式会社ノーバス内 (72)発明者 鱗原 晴彦 東京都渋谷区道玄坂1−21−6 南平台東 急ビル65号 株式会社ノーバス内 (72)発明者 鞆 幾也 東京都渋谷区道玄坂1−21−6 南平台東 急ビル65号 株式会社ノーバス内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル通信網を利用したテレビ会議
    用装置であって、使用者の一人に対応させるための端末
    装置本体と、この端末装置本体に形成されたディスプレ
    イ装置と、音声を再生するための音声出力手段と、各種
    データ等を入力するための入力手段とからなっており、
    この入力手段は、使用者の手書いた文字、図形、記号等
    を入力するためのタブレットと、使用者の意思を入力す
    るための指令入力手段とからなっており、ディジタル通
    信網を利用したテレビ会議用システム制御装置と連結す
    るための演算処理手段が、前記ディスプレイ装置と前記
    入力手段に接続され、テレビ会議を実現することを特徴
    とするテレビ会議用装置。
  2. 【請求項2】 ディジタル通信網を利用したテレビ会議
    用装置であって、使用者の一人に対応させるための端末
    装置本体と、この端末装置本体に形成されたディスプレ
    イ装置と、音声を再生するための音声出力手段と、各種
    データ等を入力するための入力手段とからなっており、
    この入力手段は、使用者の手書いた文字、図形、記号等
    を入力するためのタブレットと、ディジタル記録媒体か
    らデータを読み取るためのディジタル入力手段と、ID
    カード入力手段と、使用者の意思を入力するための指令
    入力手段とからなっており、ディジタル通信網を利用し
    たテレビ会議用システム制御装置と連結するための演算
    処理手段が、前記ディスプレイ装置と前記入力手段に接
    続され、テレビ会議を実現すると共に、前記IDカード
    入力手段から入力されたデータに基づき、ディスプレイ
    の位置を移動させるためのディスプレイ位置移動手段を
    駆動することにより、使用者の体格、視力等のデータに
    合わせてディスプレイ装置が位置決めされることを特徴
    とするテレビ会議用装置。
  3. 【請求項3】 ディジタル通信網を利用したテレビ会議
    用装置であって、ディジタル通信網に接続するためのテ
    レビ会議用システム制御装置と、このテレビ会議用シス
    テム制御装置に接続され、使用者の一人に対応させるた
    めの複数の端末装置本体とからなっており、このテレビ
    会議用システム制御装置には、カメラ装置が接続されて
    おり、端末装置本体は、ディスプレイ装置と、音声を再
    生するための音声出力手段と、各種データ等を入力する
    ための入力手段とからなっており、この入力手段は、使
    用者の手書いた文字、図形、記号等を入力するためのタ
    ブレットと、ディジタル記録媒体からデータを読み取る
    ためのディジタル入力手段と、IDカード入力手段と、
    使用者の意思を入力するための指令入力手段とからなっ
    ており、前記ディスプレイ装置と前記入力手段とが接続
    された演算処理手段が、テレビ会議を実現すると共に、
    前記IDカード入力手段から入力されたデータに基づ
    き、ディスプレイの位置を移動させるためのディスプレ
    イ位置移動手段を駆動することにより、使用者の体格、
    視力等のデータに合わせてディスプレイ装置が位置決め
    されることを特徴とするテレビ会議用装置。
  4. 【請求項4】 演算処理手段が、IDカード入力手段か
    ら入力されたデータに基づき、ディスプレイの位置を移
    動させるためのディスプレイ位置移動手段を駆動するこ
    とにより、使用者の体格、視力等のデータに合わせてデ
    ィスプレイ装置が位置決めされることに代えて、演算演
    算処理手段が、IDカード入力手段から入力されたデー
    タに基づき、ディスプレイ装置に表示する文字等の大き
    さや明るさ等の表示条件を設定し、使用者の視力等に適
    合させることを特徴とするテレビ会議用装置。
  5. 【請求項5】 端末装置本体が会議テーブル上に載置さ
    れており、不使用時には、会議テーブル内に折り畳み収
    納される請求項1〜4記載のテレビ会議用装置。
JP32A 1991-10-07 1991-10-07 テレビ会議用装置 Pending JPH06189304A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32A JPH06189304A (ja) 1991-10-07 1991-10-07 テレビ会議用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32A JPH06189304A (ja) 1991-10-07 1991-10-07 テレビ会議用装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06189304A true JPH06189304A (ja) 1994-07-08

Family

ID=17712981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32A Pending JPH06189304A (ja) 1991-10-07 1991-10-07 テレビ会議用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06189304A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0738866A (ja) * 1993-01-22 1995-02-07 Shimizu Corp 電子会議システム
JPH09281991A (ja) * 1996-04-18 1997-10-31 Nec Software Ltd 音声集計システムおよび音声集計方法
JP2006148760A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Mindshare Inc Tv電話インタビューシステム
WO2012161089A1 (ja) * 2011-05-26 2012-11-29 シャープ株式会社 テレビ会議装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0738866A (ja) * 1993-01-22 1995-02-07 Shimizu Corp 電子会議システム
JPH09281991A (ja) * 1996-04-18 1997-10-31 Nec Software Ltd 音声集計システムおよび音声集計方法
JP2006148760A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Mindshare Inc Tv電話インタビューシステム
WO2012161089A1 (ja) * 2011-05-26 2012-11-29 シャープ株式会社 テレビ会議装置
JP2012248986A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Sharp Corp テレビ会議装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5808663A (en) Multimedia carousel for video conferencing and multimedia presentation applications
US6466250B1 (en) System for electronically-mediated collaboration including eye-contact collaboratory
US6330022B1 (en) Digital processing apparatus and method to support video conferencing in variable contexts
US5710591A (en) Method and apparatus for recording and indexing an audio and multimedia conference
EP0848552B1 (en) Sign language telephone system for communication between persons with or without hearing impairment
US7679638B2 (en) Method and system for allowing video-conference to choose between various associated video conferences
Fetterman Research news and Comment: Videoconferencing On-line: Enhancing Communication Over the Internet
US20060164507A1 (en) Method and system for conducting a sub-videoconference from a main videoconference
US20090174759A1 (en) Audio video communications device
JPH07255044A (ja) アニメーション式電子会議室及びビデオ会議システム及びビデオ会議方法
JP2003531529A (ja) テレビ会議アプリケーションにおける発言者の交替を示す方法及びシステム
JP2003008768A (ja) テレビ電話を利用したパソコン教室システム
JP2001503221A (ja) ビデオ会議装置
TW202018649A (zh) 非對稱性視訊會議系統及其方法
JPH06189304A (ja) テレビ会議用装置
JP2000270305A (ja) 多地点会議システム
Mason et al. ISDN: applications in education and training
JP3760564B2 (ja) テレビ会議システム
JPH07123384A (ja) マルチメディア会議録作成装置
JPH0887470A (ja) 通信システム
JP3140866B2 (ja) テレビ会議システム
JP2003339034A (ja) ネットワーク会議システム、ネットワーク会議方法およびネットワーク会議プログラム
JPH08214074A (ja) 簡易参加型通信会議システム
Duin et al. Structuring distance-meeting environments
Lewis et al. Whither video?—pictorial culture and telepresence

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080216

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees