JPH06189028A - トーン信号受信装置 - Google Patents
トーン信号受信装置Info
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- JPH06189028A JPH06189028A JP34256392A JP34256392A JPH06189028A JP H06189028 A JPH06189028 A JP H06189028A JP 34256392 A JP34256392 A JP 34256392A JP 34256392 A JP34256392 A JP 34256392A JP H06189028 A JPH06189028 A JP H06189028A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、トーン信号受信装置に関し、低コス
トでトーン信号の誤検出を防止することができるトーン
信号受信装置を提供することを目的とする。 【構成】音声ガイダンスを相手機に送出する音声ガイダ
ンス出力部５と、音声ガイダンスに従って端末１０に入
力されたトーン信号を受信するトーン信号受信部６と、
を備え、端末１０からのトーン信号によって操作される
トーン信号受信装置Ｍにおいて、音声ガイダンス送出中
に、トーン信号受信部６がトーン信号に相当する周波数
成分を検出した場合、トーン信号を無視する。
トでトーン信号の誤検出を防止することができるトーン
信号受信装置を提供することを目的とする。 【構成】音声ガイダンスを相手機に送出する音声ガイダ
ンス出力部５と、音声ガイダンスに従って端末１０に入
力されたトーン信号を受信するトーン信号受信部６と、
を備え、端末１０からのトーン信号によって操作される
トーン信号受信装置Ｍにおいて、音声ガイダンス送出中
に、トーン信号受信部６がトーン信号に相当する周波数
成分を検出した場合、トーン信号を無視する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、トーン信号受信装置に
関し、例えば、ファクシミリメール装置に適用されるト
ーン信号受信装置に関する。
関し、例えば、ファクシミリメール装置に適用されるト
ーン信号受信装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、トーン信号によって遠隔操作され
るトーン信号受信機能を有する通信端末が多用されるよ
うになってきており、例えば遠方からの操作によりファ
クシミリメールを取り出すことができるファクシミリメ
ール装置、外出先から録音内容を聞くことができる留守
番電話、外出先から自宅の防犯、防災情報等を点検する
ことができるセキュリティ機能付ホームテレホン等が知
られている。このような通信端末（以下、トーン信号受
信装置とする）は、音声ガイダンスを相手端末に対して
出力し、そのガイダンスに従って相手端末側のオペレー
タが入力したトーン信号を受信し、このトーン信号によ
って自機の各種機能を動作させるようになっている。そ
して、このようなトーン信号受信装置においては、音声
ガイダンスを送出時にトーン信号を受信した場合、音声
ガイダンス信号が受信側にまわり込んでトーン信号の受
信部が誤動作するといった問題点があるが、この誤動作
を防止するトーン信号受信装置が提案されており、例え
ば特開昭５９−１３９７６１号公報記載のものが知られ
ている。このものは、音声ガイダンスに含まれるＰＢ信
号（押しボタンダイヤル信号）の周波数成分をフィルタ
ーにより除去し、かつ、ＰＢ信号の受信側にＰＢ信号の
み通すフィルターを加え、ＰＢ信号の誤検出を防止する
ようにしている。
るトーン信号受信機能を有する通信端末が多用されるよ
うになってきており、例えば遠方からの操作によりファ
クシミリメールを取り出すことができるファクシミリメ
ール装置、外出先から録音内容を聞くことができる留守
番電話、外出先から自宅の防犯、防災情報等を点検する
ことができるセキュリティ機能付ホームテレホン等が知
られている。このような通信端末（以下、トーン信号受
信装置とする）は、音声ガイダンスを相手端末に対して
出力し、そのガイダンスに従って相手端末側のオペレー
タが入力したトーン信号を受信し、このトーン信号によ
って自機の各種機能を動作させるようになっている。そ
して、このようなトーン信号受信装置においては、音声
ガイダンスを送出時にトーン信号を受信した場合、音声
ガイダンス信号が受信側にまわり込んでトーン信号の受
信部が誤動作するといった問題点があるが、この誤動作
を防止するトーン信号受信装置が提案されており、例え
ば特開昭５９−１３９７６１号公報記載のものが知られ
ている。このものは、音声ガイダンスに含まれるＰＢ信
号（押しボタンダイヤル信号）の周波数成分をフィルタ
ーにより除去し、かつ、ＰＢ信号の受信側にＰＢ信号の
み通すフィルターを加え、ＰＢ信号の誤検出を防止する
ようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トーン信号受信装置にあっては、フィルターによってＰ
Ｂ信号の誤検出を防止、すなわち、ハードウエアにより
誤検出を防止しているので、予め想定した周波数にしか
対応できないといった問題点があった。また、仮にハー
ドウエアによって広範囲の周波数領域で対応可能にしよ
うとすると、相当量のハードウエアが必要となりコスト
が増大するといった問題点があった。
トーン信号受信装置にあっては、フィルターによってＰ
Ｂ信号の誤検出を防止、すなわち、ハードウエアにより
誤検出を防止しているので、予め想定した周波数にしか
対応できないといった問題点があった。また、仮にハー
ドウエアによって広範囲の周波数領域で対応可能にしよ
うとすると、相当量のハードウエアが必要となりコスト
が増大するといった問題点があった。
【０００４】そこで、本発明は、低コストでトーン信号
の誤検出を防止することができるトーン信号受信装置を
提供することを課題としている。
の誤検出を防止することができるトーン信号受信装置を
提供することを課題としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
上記課題を解決するため、音声ガイダンスを相手機に送
出する音声ガイダンス送出手段と、該音声ガイダンスに
従って相手機に入力されたトーン信号を受信するトーン
信号受信手段と、を備え、相手機からのトーン信号によ
って操作されるトーン信号受信装置において、前記音声
ガイダンス送出中に、前記トーン信号受信手段がトーン
信号に相当する周波数成分を検出した場合、該トーン信
号を無視することを特徴としている。
上記課題を解決するため、音声ガイダンスを相手機に送
出する音声ガイダンス送出手段と、該音声ガイダンスに
従って相手機に入力されたトーン信号を受信するトーン
信号受信手段と、を備え、相手機からのトーン信号によ
って操作されるトーン信号受信装置において、前記音声
ガイダンス送出中に、前記トーン信号受信手段がトーン
信号に相当する周波数成分を検出した場合、該トーン信
号を無視することを特徴としている。
【０００６】請求項２記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項１の構成に加え、前記音声ガイダンスの
送出後、トーン信号を受信可能になったことを知らせる
音を相手機に送出する受信可能通知手段を設けたことを
特徴としている。請求項３記載の発明は、上記課題を解
決するため、時系列で流れる音声ガイダンスを相手機に
送出する音声ガイダンス送出手段と、該音声ガイダンス
に従って相手機に入力されたトーン信号を受信するトー
ン信号受信手段と、を備え、相手機からのトーン信号に
よって操作されるトーン信号受信装置において、前記音
声ガイダンス信号中に、トーン信号受信手段にトーン信
号の誤検出を生じさせる周波数成分が存在する場合、前
記トーン信号受信手段が、上記誤検出を生じるさせる周
波数成分が存在する音声ガイダンス送出時間中は、受信
トーン信号を無視することを特徴としている。
るため、請求項１の構成に加え、前記音声ガイダンスの
送出後、トーン信号を受信可能になったことを知らせる
音を相手機に送出する受信可能通知手段を設けたことを
特徴としている。請求項３記載の発明は、上記課題を解
決するため、時系列で流れる音声ガイダンスを相手機に
送出する音声ガイダンス送出手段と、該音声ガイダンス
に従って相手機に入力されたトーン信号を受信するトー
ン信号受信手段と、を備え、相手機からのトーン信号に
よって操作されるトーン信号受信装置において、前記音
声ガイダンス信号中に、トーン信号受信手段にトーン信
号の誤検出を生じさせる周波数成分が存在する場合、前
記トーン信号受信手段が、上記誤検出を生じるさせる周
波数成分が存在する音声ガイダンス送出時間中は、受信
トーン信号を無視することを特徴としている。
【０００７】請求項４記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項３の構成に加え、前記トーン信号の受信
完了を通知する音を相手機に送出可能な受信完了通知手
段を設け、前記音声ガイダンスの送出途中に、トーン信
号受信手段が相手機からのトーン信号を受信した場合、
音声ガイダンス送出手段が音声ガイダンスの送出を止め
て、受信完了通知手段がトーン信号の受信の完了を通知
することを特徴としている。
るため、請求項３の構成に加え、前記トーン信号の受信
完了を通知する音を相手機に送出可能な受信完了通知手
段を設け、前記音声ガイダンスの送出途中に、トーン信
号受信手段が相手機からのトーン信号を受信した場合、
音声ガイダンス送出手段が音声ガイダンスの送出を止め
て、受信完了通知手段がトーン信号の受信の完了を通知
することを特徴としている。
【０００８】請求項５記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項４の構成に加え、前記トーン信号受信手
段がトーン信号を無視した時間がある場合、音声ガイダ
ンス送出終了後、トーン信号を未受信であることを通知
する音を相手機に送出する未受信通知手段を設けたこと
を特徴としている。
るため、請求項４の構成に加え、前記トーン信号受信手
段がトーン信号を無視した時間がある場合、音声ガイダ
ンス送出終了後、トーン信号を未受信であることを通知
する音を相手機に送出する未受信通知手段を設けたこと
を特徴としている。
【０００９】
【作用】請求項１記載の発明では、音声ガイダンス送出
中に、トーン信号受信手段がトーン信号に相当する周波
数成分を検出した場合、該トーン信号が無視される。し
たがって、トーン信号の誤検出が防止される。請求項２
記載の発明では、請求項１の作用に加え、音声ガイダン
スの送出後、トーン信号を受信可能になったことを知ら
せる音が相手機に送出され、トーン信号の取りこぼしを
が防止される。
中に、トーン信号受信手段がトーン信号に相当する周波
数成分を検出した場合、該トーン信号が無視される。し
たがって、トーン信号の誤検出が防止される。請求項２
記載の発明では、請求項１の作用に加え、音声ガイダン
スの送出後、トーン信号を受信可能になったことを知ら
せる音が相手機に送出され、トーン信号の取りこぼしを
が防止される。
【００１０】請求項３記載の発明では、音声ガイダンス
信号中に、トーン信号受信手段にトーン信号の誤検出を
生じさせる周波数成分が存在する場合、上記誤検出を生
じるさせる周波数成分が存在する音声ガイダンス送出時
間中は、受信トーン信号が無視される。したがって、相
手機からのトーン信号受信をある程度可能にしながら、
トーン信号の誤検出が防止される。
信号中に、トーン信号受信手段にトーン信号の誤検出を
生じさせる周波数成分が存在する場合、上記誤検出を生
じるさせる周波数成分が存在する音声ガイダンス送出時
間中は、受信トーン信号が無視される。したがって、相
手機からのトーン信号受信をある程度可能にしながら、
トーン信号の誤検出が防止される。
【００１１】請求項４記載の発明では、請求項３の作用
に加え、音声ガイダンスの送出途中に、トーン信号受信
手段が相手機からのトーン信号を受信した場合、音声ガ
イダンスの送出が停止して、トーン信号の受信の完了が
通知される。したがって、相手機からのトーン信号が本
装置に正常に受信された否かをリアルタイムにチェック
することが可能になる。
に加え、音声ガイダンスの送出途中に、トーン信号受信
手段が相手機からのトーン信号を受信した場合、音声ガ
イダンスの送出が停止して、トーン信号の受信の完了が
通知される。したがって、相手機からのトーン信号が本
装置に正常に受信された否かをリアルタイムにチェック
することが可能になる。
【００１２】請求項５記載の発明では、請求項４の作用
に加え、トーン信号を無視した時間がある場合、音声ガ
イダンス送出終了後、トーン信号を未受信であることを
通知する音が相手機に送出される。したがって、相手機
のオペレータの送信忘れ等を防止することが可能にな
る。
に加え、トーン信号を無視した時間がある場合、音声ガ
イダンス送出終了後、トーン信号を未受信であることを
通知する音が相手機に送出される。したがって、相手機
のオペレータの送信忘れ等を防止することが可能にな
る。
【００１３】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
１、図２は請求項１および請求項２記載の発明に係るト
ーン信号受信装置の一実施例を示す図である。まず、構
成を説明する。
１、図２は請求項１および請求項２記載の発明に係るト
ーン信号受信装置の一実施例を示す図である。まず、構
成を説明する。
【００１４】図１において、トーン信号受信装置Ｍは、
ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｏｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕ
ｎｉｔ）１、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒ
ｙ）２、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍ
ｏｒｙ）３、バス４、音声ガイダンス出力部５、トーン
信号受信部６、トーン信号発生部７、ＮＣＵ（網制御
部）８を備えている。また、トーン信号受信装置Ｍは、
回線交換機９を介してトーン送信機能付き端末１０に接
続される。
ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｏｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕ
ｎｉｔ）１、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒ
ｙ）２、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍ
ｏｒｙ）３、バス４、音声ガイダンス出力部５、トーン
信号受信部６、トーン信号発生部７、ＮＣＵ（網制御
部）８を備えている。また、トーン信号受信装置Ｍは、
回線交換機９を介してトーン送信機能付き端末１０に接
続される。
【００１５】音声ガイダンス出力部５は、音声ガイダン
スを相手機に送出する音声ガイダンス送出手段を構成
し、トーン信号受信部６は、音声ガイダンスに従ってト
ーン送信機能付き端末（相手機）１０に入力されたトー
ン信号を受信するトーン信号受信手段を構成する。そし
て、トーン信号受信装置１はトーン送信機能付き端末１
０からのトーン信号によって操作される。音声ガイダン
ス送出中に、トーン信号受信部６がトーン信号に相当す
る周波数成分を検出した場合、このトーン信号を無視す
る。また、トーン信号発生部７は受信可能通知手段を構
成し、音声ガイダンスの送出後、トーン信号を受信可能
になったことを知らせる音をトーン送信機能付き端末１
０に送出する。
スを相手機に送出する音声ガイダンス送出手段を構成
し、トーン信号受信部６は、音声ガイダンスに従ってト
ーン送信機能付き端末（相手機）１０に入力されたトー
ン信号を受信するトーン信号受信手段を構成する。そし
て、トーン信号受信装置１はトーン送信機能付き端末１
０からのトーン信号によって操作される。音声ガイダン
ス送出中に、トーン信号受信部６がトーン信号に相当す
る周波数成分を検出した場合、このトーン信号を無視す
る。また、トーン信号発生部７は受信可能通知手段を構
成し、音声ガイダンスの送出後、トーン信号を受信可能
になったことを知らせる音をトーン送信機能付き端末１
０に送出する。
【００１６】次に、図２のフローチャートを参照しつつ
作用を説明する。なお、図２中のＳ1からＳ5はフローチ
ャートの各ステップを表している。まず、Ｓ1で、ＣＰ
Ｕ１は、動作モードを受信トーン無視モードに設定す
る。この設定により、トーン信号受信部６は、これ以後
に入力される全てのトーン信号を無視するようになる。
Ｓ2で、ＣＰＵ１は音声ガイダンス出力部５に音声ガイ
ダンス出力命令を出し、これ受けて音声ガイダンス出力
部５は、ＲＯＭ２またはＲＡＭ３より必要なデータを取
込み、ＮＣＵ８に向けて音声ガイダンスの出力を開始す
る。音声ガイダンスの出力が終了すると、音声ガイダン
ス出力部５はＣＰＵ１に終了を通知する。Ｓ3で、ＣＰ
Ｕ１はトーン信号受信部６に対し、トーン信号受信モー
ドの設定をし、端末１０からのトーン信号受信体制に入
る。このとき同時に、ＣＰＵ１は、トーン信号受信体制
に入ったことを端末１０に通知するトーン信号をトーン
信号発生部７から送出させる。次いでＳ4で、トーン信
号受信部６は有効なトーン信号の受信を待ち、受信した
ならば、Ｓ5で、次の音声ガイダンスを送出し、送出ガ
イダンスがなければ動作を終了する。
作用を説明する。なお、図２中のＳ1からＳ5はフローチ
ャートの各ステップを表している。まず、Ｓ1で、ＣＰ
Ｕ１は、動作モードを受信トーン無視モードに設定す
る。この設定により、トーン信号受信部６は、これ以後
に入力される全てのトーン信号を無視するようになる。
Ｓ2で、ＣＰＵ１は音声ガイダンス出力部５に音声ガイ
ダンス出力命令を出し、これ受けて音声ガイダンス出力
部５は、ＲＯＭ２またはＲＡＭ３より必要なデータを取
込み、ＮＣＵ８に向けて音声ガイダンスの出力を開始す
る。音声ガイダンスの出力が終了すると、音声ガイダン
ス出力部５はＣＰＵ１に終了を通知する。Ｓ3で、ＣＰ
Ｕ１はトーン信号受信部６に対し、トーン信号受信モー
ドの設定をし、端末１０からのトーン信号受信体制に入
る。このとき同時に、ＣＰＵ１は、トーン信号受信体制
に入ったことを端末１０に通知するトーン信号をトーン
信号発生部７から送出させる。次いでＳ4で、トーン信
号受信部６は有効なトーン信号の受信を待ち、受信した
ならば、Ｓ5で、次の音声ガイダンスを送出し、送出ガ
イダンスがなければ動作を終了する。
【００１７】上述のように本実施例では、音声ガイダン
ス送出中、トーン信号受信部６は入力したトーン信号を
全て無視するので、音声ガイダンスに含まれるトーン周
波数成分によるトーン信号受信部６の誤検出を防止する
ことができる。また、音声ガイダンス送出終了を知らせ
る音を端末１０に送出して、端末１０のオペレータに音
声ガイダンス終了を通知しているので、図２のＳ2から
Ｓ3に移るときのスキューに端末１０からトーン信号が
送られることで発生するトーン信号の取りこぼしを防止
することができる。
ス送出中、トーン信号受信部６は入力したトーン信号を
全て無視するので、音声ガイダンスに含まれるトーン周
波数成分によるトーン信号受信部６の誤検出を防止する
ことができる。また、音声ガイダンス送出終了を知らせ
る音を端末１０に送出して、端末１０のオペレータに音
声ガイダンス終了を通知しているので、図２のＳ2から
Ｓ3に移るときのスキューに端末１０からトーン信号が
送られることで発生するトーン信号の取りこぼしを防止
することができる。
【００１８】図３、図４は請求項３〜請求項５記載の発
明に係るトーン信号受信装置の一実施例を示す図であ
る。なお、本実施例の装置の構成要素は、前述の図１の
構成と同様であるためその図示は省略するとともに、図
１の符号をそのまま用いて説明する。音声ガイダンス出
力部５は、時系列で流れる音声ガイダンスを相手機に送
出する音声ガイダンス送出手段を構成し、トーン信号受
信部６は、音声ガイダンスに従って相手機に入力された
トーン信号を受信するトーン信号受信手段を構成する。
そして、トーン信号受信装置１は、トーン送信機能付き
端末１０からのトーン信号によって操作される。
明に係るトーン信号受信装置の一実施例を示す図であ
る。なお、本実施例の装置の構成要素は、前述の図１の
構成と同様であるためその図示は省略するとともに、図
１の符号をそのまま用いて説明する。音声ガイダンス出
力部５は、時系列で流れる音声ガイダンスを相手機に送
出する音声ガイダンス送出手段を構成し、トーン信号受
信部６は、音声ガイダンスに従って相手機に入力された
トーン信号を受信するトーン信号受信手段を構成する。
そして、トーン信号受信装置１は、トーン送信機能付き
端末１０からのトーン信号によって操作される。
【００１９】本実施例では、音声ガイダンス信号中にト
ーン信号受信手段にトーン信号の誤検出を生じさせる周
波数成分が存在する場合、トーン信号受信部６は、誤検
出を生じるさせる周波数成分が存在する音声ガイダンス
送出時間中、受信トーン信号を無視する。トーン信号発
生部７は、トーン信号の受信完了を通知する音をトーン
送信機能付き端末１０に送出する受信完了通知手段を構
成する。そして、音声ガイダンスの送出途中に、トーン
信号受信部６が端末１０からのトーン信号を受信した場
合、音声ガイダンス出力部５は音声ガイダンスの送出を
止めて、トーン信号発生部７はトーン信号の受信の完了
を通知する。また、トーン信号発生部７は、未受信通知
手段を構成し、トーン信号受信部６がトーン信号を無視
した時間がある場合、音声ガイダンス送出終了後、トー
ン信号を未受信であることを通知する音を端末１０に送
出するものである。
ーン信号受信手段にトーン信号の誤検出を生じさせる周
波数成分が存在する場合、トーン信号受信部６は、誤検
出を生じるさせる周波数成分が存在する音声ガイダンス
送出時間中、受信トーン信号を無視する。トーン信号発
生部７は、トーン信号の受信完了を通知する音をトーン
送信機能付き端末１０に送出する受信完了通知手段を構
成する。そして、音声ガイダンスの送出途中に、トーン
信号受信部６が端末１０からのトーン信号を受信した場
合、音声ガイダンス出力部５は音声ガイダンスの送出を
止めて、トーン信号発生部７はトーン信号の受信の完了
を通知する。また、トーン信号発生部７は、未受信通知
手段を構成し、トーン信号受信部６がトーン信号を無視
した時間がある場合、音声ガイダンス送出終了後、トー
ン信号を未受信であることを通知する音を端末１０に送
出するものである。
【００２０】次に、図３、図４を参照しつつ作用を説明
する。なお、図４中のＰ1〜Ｐ9はフローチャートのステ
ップを表ししている。まず、上述のトーン信号の誤検出
を生じさせる周波数成分が存在する時間は、ＦＦＴアナ
ライザによって求めることができる。例えば、「サービ
スコードを入力して下さい。」という繰り返し可能な音
声ガイダンスをＦＦＴアナライザで測定すると、図３に
示すように、時刻（カウンター値）ｔ1、ｔ2間とｔ3、
ｔ4間にトーン誤受信の可能性のある周波数成分があっ
たとする。このｔ1、ｔ2、ｔ3、ｔ4の値はＲＡＭ３に記
憶させておく。
する。なお、図４中のＰ1〜Ｐ9はフローチャートのステ
ップを表ししている。まず、上述のトーン信号の誤検出
を生じさせる周波数成分が存在する時間は、ＦＦＴアナ
ライザによって求めることができる。例えば、「サービ
スコードを入力して下さい。」という繰り返し可能な音
声ガイダンスをＦＦＴアナライザで測定すると、図３に
示すように、時刻（カウンター値）ｔ1、ｔ2間とｔ3、
ｔ4間にトーン誤受信の可能性のある周波数成分があっ
たとする。このｔ1、ｔ2、ｔ3、ｔ4の値はＲＡＭ３に記
憶させておく。
【００２１】次いで、図４のＰ1で、ＣＰＵ１が音声ガ
イダンス出力部５に音声ガイダンスの送出を開始させる
とともにカウンターをスタートさせる。その後、ＣＰＵ
１内部のタイマー割込みにより一定時間毎にタイマー割
込みルーチンにとび、Ｐ2で、ＣＰＵ１は、カウンター
値を読み込み、Ｐ3でＲＡＭ３に格納されたｔ1と比較す
る。この結果、次の割込みまでの時間にｔ1をこえると
判断した場合、Ｐ4に進み、トーン信号受信部６を受信
無視モードにセットし、割込みから抜ける。その後のタ
イマー割込みルーチンで読み込んだ値がｔ2と等しいか
ｔ2より大きくなっていたら、トーン誤受信の可能性無
しと判断し、Ｐ5で、トーン信号受信部６をトーン受信
モードにセットし、その後Ｐ6で、端末１０からのトー
ン信号を受信したか否かをチェックし、検出したら割込
みルーチンから抜け、Ｐ9でＣＰＵ１は次のガイダンス
の有無をチェックする。また、このＰ6からＰ9に進む間
に、ＣＰＵ１はトーン信号発生部７に対し、トーン信号
受信完了を知らせる音の発生要求を行い、トーン信号発
生部７はＮＣＵ８を通して端末１０に対し受信完了音を
送出する。
イダンス出力部５に音声ガイダンスの送出を開始させる
とともにカウンターをスタートさせる。その後、ＣＰＵ
１内部のタイマー割込みにより一定時間毎にタイマー割
込みルーチンにとび、Ｐ2で、ＣＰＵ１は、カウンター
値を読み込み、Ｐ3でＲＡＭ３に格納されたｔ1と比較す
る。この結果、次の割込みまでの時間にｔ1をこえると
判断した場合、Ｐ4に進み、トーン信号受信部６を受信
無視モードにセットし、割込みから抜ける。その後のタ
イマー割込みルーチンで読み込んだ値がｔ2と等しいか
ｔ2より大きくなっていたら、トーン誤受信の可能性無
しと判断し、Ｐ5で、トーン信号受信部６をトーン受信
モードにセットし、その後Ｐ6で、端末１０からのトー
ン信号を受信したか否かをチェックし、検出したら割込
みルーチンから抜け、Ｐ9でＣＰＵ１は次のガイダンス
の有無をチェックする。また、このＰ6からＰ9に進む間
に、ＣＰＵ１はトーン信号発生部７に対し、トーン信号
受信完了を知らせる音の発生要求を行い、トーン信号発
生部７はＮＣＵ８を通して端末１０に対し受信完了音を
送出する。
【００２２】一方Ｐ6において、端末１０からのトーン
信号を受信していないときは、Ｐ7で、音声ガイダンス
の途中か終了かをチェックし、途中であれば、割込みル
ーチンから抜けて次のタイマー割込みをウエイトする。
その後、ｔ3、ｔ4についても同様の動作をする。Ｐ7で
音声ガイダンスが終了していれば、Ｐ8で、割込みルー
チンを抜けてトーン信号受信部６が端末１０からのトー
ン信号を受信するまでウエイトする。Ｐ8でトーン信号
を受信すると、Ｐ9で次の音声ガイダンスの有無をチェ
ックして、無ければ動作終了となる。また、Ｐ8で、一
定時間内にトーン信号の検出がなかった場合、ＣＰＵ１
はトーン信号発生部７に対し、トーン信号未受信を知ら
せる音の発生要求を行い、トーン信号発生部７は、未だ
トーン信号を受信していない旨の音をＮＣＵ８を通して
端末１０に送出する。
信号を受信していないときは、Ｐ7で、音声ガイダンス
の途中か終了かをチェックし、途中であれば、割込みル
ーチンから抜けて次のタイマー割込みをウエイトする。
その後、ｔ3、ｔ4についても同様の動作をする。Ｐ7で
音声ガイダンスが終了していれば、Ｐ8で、割込みルー
チンを抜けてトーン信号受信部６が端末１０からのトー
ン信号を受信するまでウエイトする。Ｐ8でトーン信号
を受信すると、Ｐ9で次の音声ガイダンスの有無をチェ
ックして、無ければ動作終了となる。また、Ｐ8で、一
定時間内にトーン信号の検出がなかった場合、ＣＰＵ１
はトーン信号発生部７に対し、トーン信号未受信を知ら
せる音の発生要求を行い、トーン信号発生部７は、未だ
トーン信号を受信していない旨の音をＮＣＵ８を通して
端末１０に送出する。
【００２３】上述のように本実施例では、音声ガイダン
ス送出中のトーン信号誤検出の可能性のある時間中に
は、トーン信号受信部６は入力したトーン信号を無視す
るので、音声ガイダンスに含まれるトーン周波数成分に
よるトーン信号受信部６の誤検出を防止することができ
る。この結果、音声ガイダンス出力中も上記時間を除け
ば端末１０からのトーン信号を受信することができる。
ス送出中のトーン信号誤検出の可能性のある時間中に
は、トーン信号受信部６は入力したトーン信号を無視す
るので、音声ガイダンスに含まれるトーン周波数成分に
よるトーン信号受信部６の誤検出を防止することができ
る。この結果、音声ガイダンス出力中も上記時間を除け
ば端末１０からのトーン信号を受信することができる。
【００２４】また、音声ガイダンスの送出途中に、トー
ン信号受信部６が端末１０からのトーン信号を受信した
場合、音声ガイダンス出力部５が音声ガイダンスの送出
を止めて、トーン信号発生部７がトーン信号の受信の完
了を通知するので、端末１０からのトーン信号が本装置
に正常に受信されたか、否かをリアルタイムに確認する
ことができる。
ン信号受信部６が端末１０からのトーン信号を受信した
場合、音声ガイダンス出力部５が音声ガイダンスの送出
を止めて、トーン信号発生部７がトーン信号の受信の完
了を通知するので、端末１０からのトーン信号が本装置
に正常に受信されたか、否かをリアルタイムに確認する
ことができる。
【００２５】さらに、トーン信号受信部６がトーン信号
を無視した時間がある場合、音声ガイダンス送出終了
後、トーン信号受信部６がトーン信号を未受信であるこ
とを通知する音を端末１０に送出するので、端末１０の
トーン信号送信者が送信し忘れ、または、送信したつも
りになっていても、未だ受信されていないことを確実に
通知することができる。
を無視した時間がある場合、音声ガイダンス送出終了
後、トーン信号受信部６がトーン信号を未受信であるこ
とを通知する音を端末１０に送出するので、端末１０の
トーン信号送信者が送信し忘れ、または、送信したつも
りになっていても、未だ受信されていないことを確実に
通知することができる。
【００２６】一方、上述の請求項３から請求項５記載の
発明に係るトーン信号受信装置を利用してファクシミリ
メールシステム（以下、ＦＭＳとする）を構築した場
合、使用される音声ガイダンスおよびそれに呼応する端
末（ＦＡＸ）からのトーン信号は一層限定されるため、
端末からＦＭＳに対する操作もかなり限定されることに
なる。この結果、ある程度操作に熟練したオペレータは
音声ガイダンスを聞くこと無くトーン信号を入力するこ
とができる。このような操作に熟練したオペレータにと
っては、音声ガイダンスが始ると直にトーン信号の送信
が可能で、音声ガイダンス出力中にトーン信号を受信
し、かつ、その時点で次のガイダンスに進める本システ
ムを利用することは、精神的かつ通信コスト的に非常に
効果がある。
発明に係るトーン信号受信装置を利用してファクシミリ
メールシステム（以下、ＦＭＳとする）を構築した場
合、使用される音声ガイダンスおよびそれに呼応する端
末（ＦＡＸ）からのトーン信号は一層限定されるため、
端末からＦＭＳに対する操作もかなり限定されることに
なる。この結果、ある程度操作に熟練したオペレータは
音声ガイダンスを聞くこと無くトーン信号を入力するこ
とができる。このような操作に熟練したオペレータにと
っては、音声ガイダンスが始ると直にトーン信号の送信
が可能で、音声ガイダンス出力中にトーン信号を受信
し、かつ、その時点で次のガイダンスに進める本システ
ムを利用することは、精神的かつ通信コスト的に非常に
効果がある。
【００２７】また、一端末からのトーン信号をＦＭＳが
受信したか否かを知る手段があることは、さらに通信コ
ストを削減することができ、かつ、無駄な操作を減らす
ことができる。
受信したか否かを知る手段があることは、さらに通信コ
ストを削減することができ、かつ、無駄な操作を減らす
ことができる。
【００２８】
【発明の効果】請求項１および請求項２記載の発明によ
れば、音声ガイダンス送出中に、トーン信号受信手段が
トーン信号に相当する周波数成分を検出した場合、該ト
ーン信号が無視される。したがって、低コストな装置構
成でトーン信号の誤検出を防止することができる。
れば、音声ガイダンス送出中に、トーン信号受信手段が
トーン信号に相当する周波数成分を検出した場合、該ト
ーン信号が無視される。したがって、低コストな装置構
成でトーン信号の誤検出を防止することができる。
【００２９】請求項３〜請求項５記載の発明によれば、
音声ガイダンス信号中に、トーン信号受信手段にトーン
信号の誤検出を生じさせる周波数成分が存在する場合、
上記誤検出を生じるさせる周波数成分が存在する音声ガ
イダンス送出時間中は、受信トーン信号が無視される。
したがって、簡単な装置構成により、相手機からのトー
ン信号受信をある程度可能にしながらトーン信号の誤検
出を防止することができる。
音声ガイダンス信号中に、トーン信号受信手段にトーン
信号の誤検出を生じさせる周波数成分が存在する場合、
上記誤検出を生じるさせる周波数成分が存在する音声ガ
イダンス送出時間中は、受信トーン信号が無視される。
したがって、簡単な装置構成により、相手機からのトー
ン信号受信をある程度可能にしながらトーン信号の誤検
出を防止することができる。
【図１】本発明に係るトーン信号受信装置の一実施例を
示すそのブロック図。
示すそのブロック図。
【図２】請求項１および請求項２記載の発明に係るトー
ン信号受信装置の音声ガイダンス送出およびトーン信号
受信の手順の一例を示すフローチャート。
ン信号受信装置の音声ガイダンス送出およびトーン信号
受信の手順の一例を示すフローチャート。
【図３】請求項３〜請求項５記載の発明に係るトーン信
号受信装置の音声ガイダンス中の誤検出時間を示す図。
号受信装置の音声ガイダンス中の誤検出時間を示す図。
【図４】請求項３〜請求項５記載の発明に係るトーン信
号受信装置の音声ガイダンス送出およびトーン信号受信
の手順の一例を示すフローチャート。
号受信装置の音声ガイダンス送出およびトーン信号受信
の手順の一例を示すフローチャート。
５ 音声ガイダンス出力部（音声ガイダンス送出手段） ６ トーン信号受信部（トーン信号受信手段） ７ トーン信号発生部（受信可能通知手段、受信完了通
知手段、未受信通知手段） １０ トーン送信機能付き端末（相手機）
知手段、未受信通知手段） １０ トーン送信機能付き端末（相手機）
Claims (5)
- 【請求項１】音声ガイダンスを相手機に送出する音声ガ
イダンス送出手段と、 該音声ガイダンスに従って相手機に入力されたトーン信
号を受信するトーン信号受信手段と、を備え、 相手機からのトーン信号によって操作されるトーン信号
受信装置において、 前記音声ガイダンス送出中に、前記トーン信号受信手段
がトーン信号に相当する周波数成分を検出した場合、該
トーン信号を無視することを特徴とするトーン信号受信
装置。 - 【請求項２】前記音声ガイダンスの送出後、トーン信号
を受信可能になったことを知らせる音を相手機に送出す
る受信可能通知手段を設けたことを特徴とする請求項１
記載のトーン信号受信装置。 - 【請求項３】時系列で流れる音声ガイダンスを相手機に
送出する音声ガイダンス送出手段と、 該音声ガイダンスに従って相手機に入力されたトーン信
号を受信するトーン信号受信手段と、を備え、 相手機からのトーン信号によって操作されるトーン信号
受信装置において、 前記音声ガイダンス信号中に、トーン信号受信手段にト
ーン信号の誤検出を生じさせる周波数成分が存在する場
合、前記トーン信号受信手段が、上記誤検出を生じるさ
せる周波数成分が存在する音声ガイダンス送出時間中
は、受信トーン信号を無視することを特徴とするトーン
信号受信装置。 - 【請求項４】前記トーン信号の受信完了を通知する音を
相手機に送出可能な受信完了通知手段を設け、 前記音声ガイダンスの送出途中に、トーン信号受信手段
が相手機からのトーン信号を受信した場合、音声ガイダ
ンス送出手段が音声ガイダンスの送出を止めて、受信完
了通知手段がトーン信号の受信の完了を通知することを
特徴とする請求項３記載のトーン信号受信装置。 - 【請求項５】前記トーン信号受信手段がトーン信号を無
視した時間がある場合、音声ガイダンス送出終了後、ト
ーン信号を未受信であることを通知する音を相手機に送
出する未受信通知手段を設けたことを特徴とする請求項
４記載のトーン信号受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34256392A JPH06189028A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | トーン信号受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34256392A JPH06189028A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | トーン信号受信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06189028A true JPH06189028A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18354731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34256392A Pending JPH06189028A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | トーン信号受信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06189028A (ja) |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP34256392A patent/JPH06189028A/ja active Pending
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