JPH06187475A - 特殊記号読み取り装置及び情報処理システム - Google Patents

特殊記号読み取り装置及び情報処理システム

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JPH06187475A
JPH06187475A JP4356319A JP35631992A JPH06187475A JP H06187475 A JPH06187475 A JP H06187475A JP 4356319 A JP4356319 A JP 4356319A JP 35631992 A JP35631992 A JP 35631992A JP H06187475 A JPH06187475 A JP H06187475A
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symbol reading
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Application number
JP4356319A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Tani
信博 谷
Shuzo Seo
修三 瀬尾
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特殊記号読み取り装置及び情報処理装置間の
電気的な接続を行うケーブル又はコネクタ等を省き、装
置間の信号授受の信頼性を向上させる。 【構成】 バーコードから反射してきた光をCCD52
によって光電変換し、光電変換信号を2値化回路28で
2値化する。2値化した情報は、CPU30においてバ
ーコードの表す文字、数値情報に復号される。この復号
情報に基づき、LED光源54を点滅させ、光信号とし
てホストコンピュータ40の受光素子20に送出する。
受光素子20で光電変換された信号は、A/D変換器1
4及びコンパレータ12で2値化される。ホストCPU
10はこの2値化情報を復号し、バーコードの文字、数
値情報を受信すると共に、その受信復号情報に応じた通
信情報をLED58の点滅を用いて、CCD52に光信
号で送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字、数値情報をバー
コード等のコードデータで表した特殊記号を読み取る特
殊記号読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】黒と白の縞模様のバーコード等を1次元
又は2次元的に配列した特殊記号を、CCD等の1次元
又は2次元のイメージセンサを用いて読み取り、デコー
ドするハンディタイプの特殊記号読み取り装置がある。
このような特殊記号読み取り装置によって読み取り、デ
コードしたデータを各種処理を行うホストコンピュータ
に送信するには、従来、特殊記号読み取り装置とホスト
コンピュータとをケーブルで直接に接続し、このケーブ
ルを介してデータの送信を行うか、または特殊記号読み
取り装置に設けたコネクタと、ホストコンピュータに備
えられたコネクタとを直接接続し、そのコネクタを介し
てデータの送信を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの様な
ケーブル又はコネクタ接続によって、データの送信を行
う方法では次のような問題点を生ずる。例えば、ケーブ
ルによるデータ送信では、その通信規格に適合させたイ
ンタフェース回路を特殊記号読み取り装置内に必ず設け
る必要がある。そのようなインタフェース回路には、他
の信号処理回路に供給される電源電圧と異なる電圧の電
源を必要とし、特殊記号読み取り装置の回路構成をより
複雑なものとしている。
【0004】また、特殊記号読み取り装置とホストコン
ピュータとのデータ通信を、ケーブル等を用いずに、電
波あるいは赤外光を利用してデータ通信を行う物も提案
されているが、これら無線によって行われるデータ通信
では、別途通信用の回路ユニットを設けなければなら
ず、装置の大型化とコスト高を招くと共に、データ通信
により授受されるデータの信頼性が、通信時における変
復調処理のため、ケーブルによる電気的な接続を行うも
のに比べると低下するという欠点がある。そこで本発明
は、ホストコンピュータとのデータ通信に必要な装置の
追加を最小限にとどめると共に、有線通信を行うことな
く、かつ高効率で信頼性の高いデータ通信を行うことが
できる特殊記号読み取り装置及び情報処理システムを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る特殊記号読
み取り装置は、光を投射する第1発光手段と、入射光を
イメージセンサによって受光、光電変換する第1光電変
換手段と、この第1光電変換手段からの光電変換信号か
ら通信情報を解析すると共に、前記光電変換信号から前
記特殊記号の情報を復号し、前記通信情報に応じて、前
記第1発光手段を点滅させて前記特殊記号の情報を光信
号で外部へ送信する制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0006】本発明に係る情報処理システムは、前記第
1発光手段からの光信号を光電変換する第2光電変換手
段と、この第2光電変換手段の光電変換信号から前記特
殊記号読み取り装置が送信した情報を復号すると共に、
この復号した情報から前記通信情報を生成し、第2発光
手段で光信号に変換して前記第1光電変換手段に送信す
る復号制御手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下図示実施例により、本発明を説明する。
図1は、本発明の一実施例である特殊記号読み取り装置
50の斜視図である。特殊記号読み取り装置50の背面
には、LCD60と、プッシュスイッチ34とが設けら
れている。図2には、特殊記号読み取り装置50及び特
殊記号読み取り装置50から受信した情報に基づいて各
処理を行うホストコンピュータ40とから構成される情
報システムの全体図を示す。この図において、特殊記号
読み取り装置50の、遮光部材からなる先端部56は、
載置台42の挿入口46に挿入できるように構成されて
いる。この挿入口46によって、特殊記号読み取り装置
50は支持固着される。また、載置台42はホストコン
ピュータ40と、複数の信号線から構成されるケーブル
44によって接続されている。
【0008】先端部56の内部には、光電変換素子を1
次元又は2次元に配列したイメージセンサであるCCD
52と、集光レンズ53と、光を放射する複数の発光ダ
イオード54a、54bからなるLED光源とが設けら
れている。特殊記号読み取り装置50の下面にはトリガ
スイッチ36が設けられている。LED光源は、特殊記
号読み取り装置50の読み取り対象であるバーコード等
の特殊記号に光を照射するものであり、集光レンズ53
は、バーコードから反射してきた光を集光し、CCD5
2の受光面に像を結像させるものである。載置台42内
には、フォトダイオード又はフォトトランジスタ等の光
電変換素子からなる受光素子20と発光ダイオード58
とが設けられている。
【0009】図3に、本発明の第1実施例における、特
殊記号読み取り装置50及びホストコンピュータ40内
のブロック回路図を示す。載置台42の受光素子20
は、信号線44aによって、ホストコンピュータ40の
アンプ16と接続されており、受光素子20において光
電変換された信号がこのアンプ16によって増幅され
る。アンプ16はA/D変換器14と接続されており、
増幅された光電変換信号がこのA/D変換器14におい
てデジタルデータに変換される。A/D変換器14はコ
ンパレータ12と接続されており、コンパレータ12は
ホストCPU10と接続されている。A/D変換器14
でA/D変換されたデジタルデータは、コンパレータ1
2において、ホストCPU10から入力される閾値と比
較されて2値化され、ホストCPU10へ出力される。
ホストCPU10において、2値化データから、光信号
によって受信したシリアルデータの復号が行われる。
【0010】また、ホストCPU10は、載置台42の
LED58と信号線44bによって接続されており、受
光素子20を介して受信したシリアルデータに基づき、
このLED58が点滅され、ホストコンピュータ40か
ら応答情報が特殊記号読み取り装置50へ光信号で送信
される。
【0011】特殊記号読み取り装置50のCCD52
は、LED光源54から射出され、バーコード等の読み
取り対象から反射してきた光を受光し、光電変換すると
共に、LED58から送信されてきた、ホストコンピュ
ータ40からの送信光信号を受光して光電変換する。C
CD52は、アンプ26及びCCDドライブ回路38と
接続されており、アンプ26は2値化回路28と接続さ
れている。CCDドライブ回路38及び2値化回路28
はCPU30と接続されており、CCD52で光電変換
された電気信号がアンプ26において増幅され、さらに
2値化回路28で2値化されてCPU30に出力され
る。なお、この2値化回路28は、ホストコンピュータ
40にあるA/D変換器14及びコンパレータ12と同
様な回路から構成されている。
【0012】CCDドライブ回路38は、CPU30か
ら入力される制御信号に基づき、CCD駆動用の駆動パ
ルス、シフトパルス、リセット信号等の各種信号をCC
D52に出力する。CPU30には、発光ダイオード5
4a、54bからなるLED光源54、メモリ32、L
CDドライブ62、送信スイッチ34及びトリガスイッ
チ36が接続されており、送信スイッチ34、トリガス
イッチ36のON・OFFに従ってCPU30は各種の
処理を行う。LCDドライブ62には、LCD60が接
続されており、CPU30から送られてくるデータが、
このLCD60に表示される。
【0013】本実施例の作用について説明する。図4
は、特殊記号読み取り装置50の動作フローチャートで
ある。特殊記号読み取り装置50はハンディタイプの装
置であって、1次元のバーコード又は白と黒の縞模様が
2次元的に配列された2次元コード等の特殊記号を読み
取る際には、載置台42より抜取られ、読み取り対象の
特殊記号上を開口部56aで覆うように置かれ、その後
トリガスイッチ36のONにより、LED光源54から
射出された光がそれらのバーコードに照射され、さらに
反射光がCCD52で受光される。
【0014】操作者によって送信スイッチ34、トリガ
スイッチ36が操作されると、以下のような処理が行わ
れる。すなわち、トリガスイッチ36がONされると
(ステップ100)、LED光源54が点灯され(ステ
ップ102)、CCD52がバーコードからの反射光を
受光し、その光を光電変換する。此れと共に、CCD5
2から光電変換された画素信号の読み出しを開始すべ
く、制御信号がCPU30からCCDドライブ回路38
に出力される(ステップ104)。この制御信号に従っ
て、CCDドライブ回路38からCCD52に、シフト
パルス、信号電荷転送用の駆動パルス及びリセット信号
等が出力される。
【0015】このシフトパルス、駆動パルス及びリセッ
ト信号に従って、CCD52からアンプ26へ、画素信
号が連続的に出力される。アンプ26では、画素信号が
所定レベルまで増幅されて2値化回路28に出力され
る。2値化回路28においては、増幅された画素信号が
A/D変換され、CPU30から与えられるデジタルの
閾値との大小比較が行われる。この大小比較によって、
CCD52から出力された階調を持った画素信号が2値
化情報に変換される。
【0016】つまり、CCD52によって読み取られた
バーコードが白と黒の縞模様であるので、この縞模様を
判別すべく2値化回路28において、縞模様に応じた
「1」と「0」の2値状態信号、すなわち、2値化情報
が生成される。この2値化情報はCPU30に入力さ
れ、その2値化情報からバーコードの表す数値又は文字
情報が復号される。CPU30で復号された数値及び文
字情報は、メモリ32に一旦記憶される。このメモリ3
2への記憶と共に、復号データがLCDドライブ62に
出力され、LCD60に表示される。
【0017】CCD52からの画素信号の読み出しと、
復号が終了すると(ステップ106でYesと判定され
る)、LED光源54が消灯され(ステップ108)、
そのことを図示しない報知手段、例えばブザー、LCD
60又は発光ダイオードによって特殊記号読み取り装置
50の操作者に報知されると共に、再びステップ100
の判断処理が行われる。つまり、トリガスイッチ36が
再びONされたか否かが判断され、再度ONされていた
場合には、ステップ102〜108の処理が再び行わ
れ、新たなバーコードの画素信号がCCD52から読み
出され、CPU30において復号されて、メモリ32に
累積的に蓄積される。
【0018】操作者は、特殊記号読み取り装置50の報
知によって、目的のバーコードの読み取り及び復号が完
了したことを判断すると、特殊記号読み取り装置50を
載置台42の挿入口46に挿入し、メモリ32に蓄積さ
せた少なくとも一つのバーコードの復号データをホスト
コンピュータ40に送信すべく、送信スイッチ34をO
Nする。
【0019】この時、トリガスイッチ36はONされて
おらず(ステップ100でNoと判断され)、送信スイ
ッチ34がONされる(ステップ110でYesと判断
される)ので、ステップ112の処理が行われる。すな
わち、復号され、メモリ32に累積的に記憶された読み
取りバーコードの数値又は文字情報が読み出され、その
数値又は文字情報のビットパターンに基づいてLED光
源54の少なくとも一つの発光ダイオードが点滅され
る。このLED光源54が発する光は、載置台42の受
光素子20によって受光され、特殊記号読み取り装置5
0からホストコンピュータ40への光信号によるシリア
ル通信が開始される。載置台42の受光素子20は、特
殊記号読み取り装置50のLED光源54から受光した
光を光電変換し、その光電変換信号をアンプ16へ出力
する。アンプ16においては、光電変換信号がA/D変
換器14に適するレベルまで増幅される。
【0020】A/D変換器14においては、アンプ16
から入力される光電変換信号がデジタルデータに変換さ
れ、コンパレータ12に出力される。コンパレータ12
では、ホストCPU10から入力されるデジタルの閾値
と、A/D変換器14から入力されるこのデジタルデー
タとが比較され、光電変換信号の2値化が行われる。そ
して、2値化されたデータはホストCPU10に順次出
力され、ホストCPU10で特殊記号読み取り装置50
から送信されたシリアルデータの原情報が復号される。
【0021】つまり、特殊記号読み取り装置50のCP
U30が、CCD52を介して読み取り、復号したバー
コード等の数値及び文字情報を、LED光源54の点灯
を制御することで光信号に変換して、ホストコンピュー
タ40の受光素子20に送出される。ホストコンピュー
タ40では、特殊記号読み取り装置50から送られてき
た光信号を受光素子20によって再び電気信号に変換
し、さらにA/D変換器14、コンパレータ12等によ
って2値化して復号される。これによって、特殊記号読
み取り装置50において復号されたバーコード等の数値
及び文字情報がホストコンピュータ40に送信される。
ホストCPU10は、この受信した文字、数値情報デー
タのパリティチェックを行い、そのチェック結果に応じ
た情報をLED58を点灯させて特殊記号読み取り装置
50に光信号で送り返す。例えば、パリティエラーが発
生していたなら、LED58を点灯させないし、パリテ
ィエラーが発生していなければ、光通信状態が良好であ
ることを報知すべく、LED58を点灯させる。
【0022】なお、特殊記号読み取り装置50における
LED光源54の点滅に際しては、少なくとも一つの発
光ダイオードが使用される。つまり、LED光源54に
は、バーコードを読み取る際に、CCD52に十分な反
射光が入射するように複数の発光ダイオード54a、5
4bが設けてあるが、バーコードの復号情報をホストコ
ンピュータ40に送信する場合には、その全ての発光ダ
イオードを点滅させる必要はない。
【0023】特殊記号読み取り装置50からホストコン
ピュータ40へのバーコードの復号データの送信が終了
すると(ステップ114でYesと判定される)、CP
U30は、CCD52から連続的に、画素信号を読み出
し、載置台42のLED58が点灯されたか否かを監視
する(ステップ116)。
【0024】つまり、CCDドライブ回路38の制御に
よってCCD52から画素信号を読み出し、アンプ2
6、2値化回路28で2値化したデータの経時変化によ
って、載置台42にあるLED58の点灯を検知する。
例えば、LED58が点灯されると、CCD52から読
み出した画素信号の2値化データが、時間と共に「0」
から「1」に変化するので、そのことによって、LED
58が点灯したことを検知できる。なお、この場合、C
CD52が2次元イメージセンサである場合、1フレー
ム分の画素信号がCCD52から出力されるが、この1
フレーム分の画素信号全てに対して、経時変化を監視す
るのではなく、その画素信号の一部分の2値化データの
みを監視して、LED58の点灯を監視するようにす
る。
【0025】このCCD52から読み出した画素信号の
経時変化により、載置台42のLED58が点灯したこ
とを検知した場合(ステップ118でYesと判定す
る)、CPU30は、LCDドライブ62にデータを送
出し、このLCDドライブ62の制御によってLCD6
0に「OK」を示す情報を表示させて操作者に通知す
る。つまり、LED58が点灯された場合は、特殊記号
読み取り装置50からホストコンピュータ40に、光信
号で送信した復号データのパリティチェック結果から、
送信データビットにエラーが発生しなかったことに対応
しているので、特殊記号読み取り装置50からホストコ
ンピュータ40へのデータ送信が良好に行われたことを
表示すべく、LCD60に「OK」情報が表示されるの
である。
【0026】これに対して、特殊記号読み取り装置50
からホストコンピュータ40への光信号によるデータ送
信が行われ、その送信が完了した後3秒経過しても、L
ED58の点灯がCCD52によって検知できない場合
は(ステップ118でNoと判断され、ステップ122
でYesと判定される)、ホストCPU10におけるパ
リティチェック結果から受信データにビットエラーが発
生しており、データ受信が良好に終了しなかったことを
意味している。そこで、ホストコンピュータ40へのデ
ータ送信完了後、3秒経過しても、LED58の点灯を
確認できない場合、CPU30は、LCDドライブ62
の制御を介して、LCD60に「NG」を示す情報を表
示させ、データ通信が良好に行われなかったことを操作
者に報知する(ステップ124)。
【0027】そして、このLCD60に表示された「O
K」情報又は「NG」情報に応じた操作が、操作者によ
って行われることになる。例えば、「NG」情報が表示
された場合には、再度送信スイッチ34が操作され、特
殊記号読み取り装置50からホストコンピュータ40へ
のデータ再送開始が支持されたり、「OK」情報が表示
された場合には、新たなバーコードの読み取りが行われ
るべく、特殊記号読み取り装置50が載置台42から抜
き取られる。
【0028】図5は、ホストコンピュータ40の動作フ
ローチャートである。この図において、ホストCPU1
0は、受光素子20によって特殊記号読み取り装置50
のLED光源54の点滅を監視する(ステップ15
0)。すなわち、受光素子20が受光、光電変換した信
号から、A/D変換され2値化されたデータを用いて、
LED光源54の点滅を検出したならば(ステップ15
2でYesと判断される)、特殊記号読み取り装置50
からのシリアルデータの受信を開始する。つまり、受光
素子20で光電変換した信号の経時変化により、LED
光源54の点滅を検出すると共に、その点滅に対応した
1ビット信号を順次受信し、特殊記号読み取り装置50
からのシリアルデータを受信、復号する(ステップ15
4)。
【0029】なお、この受光素子20によるLED光源
54の点滅監視に際しては、LED光源54からの光
と、特殊記号読み取り装置50が載置台42に装着され
ていない場合の外来光とを識別するため、そのシリアル
通信開始の前に前置符号、つまり、特殊記号読み取り装
置50からの光信号であることを検出できる信号を付加
しておいてもよい。さらには、載置台42に装着される
特殊記号読み取り装置50が複数ある場合は、それら複
数の特殊記号読み取り装置50を識別するための装置番
号を付加するようにしてもよい。
【0030】受信した光信号に、エンドオブファイル情
報を検出したなら(ステップ156でYesと判断され
る)、受信したデータのパリティチェックがホストCP
U10において行われる(ステップ158)。このパリ
ティチェックで、エラーが発生した場合(ステップ16
0でNoと判断される)、再びステップ152に戻り、
再度受光素子20で受光、光電変換された信号の経時変
化から、特殊記号読み取り装置50のLED光源54の
点滅を監視する。つまり、エラーが発生したことで、L
ED58をホストコンピュータ40側で点灯させないの
で、特殊記号読み取り装置50からデータが再送される
のを待つことになる。
【0031】これに対して、パリティチェック結果か
ら、受信データにパリティエラーが発生していなかった
場合(ステップ160でYesと判断される)、ホスト
CPU10はLED58を点灯させ(ステップ16
2)、データ通信が良好に行われたことを特殊記号読み
取り装置50に報知する。特殊記号読み取り装置50で
は、上記したように、このLED58の点灯をCCD5
2からの画素信号の経時経過によって監視しており、点
灯されたなら図4のステップ120の処理によって、L
CD60に「OK」情報が表示される。
【0032】このようにバーコード読み取り用のLED
光源54の点滅を利用して、特殊記号の復号情報を、特
殊記号読み取り装置50からホストコンピュータ40へ
光信号で送信すると共に、そのシリアルデータ通信のパ
リティチェック結果から識別される受信良否情報がホス
トコンピュータ40から特殊記号読み取り装置50へL
ED58の点灯で報知されるので、従来のような電気的
接続を行う、ケーブルやコネクタを必要とせず、しか
も、特殊記号読み取り装置50とホストコンピュータ4
0との間で授受される電気信号のための特別なインタフ
ェース回路、例えばRS−232Cドライバを特殊記号
読み取り装置50に設ける必要がなく、それらのインタ
フェース回路用の電源を特殊記号読み取り装置50に設
ける必要もない。
【0033】さらに、光通信に、特殊記号読み取り用の
光源であるLED光源を用いるので、従来の電気信号に
よる通信に変えて、光通信を行うための特別な光源を別
途設ける必要がなく、より特殊記号読み取り装置50回
路全体の小型化と、電力消費率とを改善することができ
る。さらに、特殊記号読み取り装置50とホストコンピ
ュータ40とが電気的に絶縁されているので、一方の電
気的故障が他方の装置に及ぶことがなく、システム全体
の信頼性を向上させることができる。
【0034】図6に第2実施例のシステムブロック図を
示す。この図において、第1実施例と同一回路には、同
一符号を付してある。この第2実施例の特殊記号読み取
り装置50の構成は、第1実施例と同一であり、バーコ
ードに光を照射する光源として、発光ダイオード54
a、54bと、バーコードから反射してきた光を集光す
る集光レンズ53と、その集光された光を光電変換する
CCD52と、バーコードの復号データ及び光通信結果
を表示するLCD60と、光通信を開始させる送信スイ
ッチ34と、バーコードの読み取り開始を指示するトリ
ガスイッチ36とが設けられている。
【0035】特殊記号読み取り装置50を装着固定する
載置台42には、ホストコンピュータ40のホストCP
U10の制御に従って、種々の情報が表示される、液晶
パネルであるLCD47と、このLCD47に表示され
た情報のコントラストを明確にするバックライト48
と、第1実施例と同様の受光素子20とが設けられてい
る。
【0036】図7に第2実施例のブロック回路図を示
す。この図において、特殊記号読み取り装置50は、第
1実施例と同一の回路で構成されており、その説明は省
略する。ホストコンピュータ40の構成についても、第
1実施例と同一であるが、ホストCPU10には、新た
にバックライト48とLCD47とが信号線44d、4
4bによって接続されており、バックライト48の点灯
と、LCD47への情報表示が、ホストCPU10によ
って行われる。
【0037】第2実施例の作用について説明する。図8
は、特殊記号読み取り装置50の動作説明フローチャー
トである。特殊記号読み取り装置50のトリガスイッチ
36が操作者によって押され、ONしたことがCPU3
0によって検知されると(ステップ170でYesと判
断される)、第1実施例と同様に、CPU30はLED
光源54を点灯させると共に(ステップ172)、CC
Dドライブ回路38に制御信号を出力して、バーコード
等からの反射光を光電変換して蓄積した画素信号を、C
CD52から読み出させる(ステップ174)。CCD
52から読み出された画素信号は、アンプ26で増幅さ
れ、2値化回路28で2値化されてCPU30に入力さ
れる。CPU30では、入力される2値化データを順次
蓄積し、その2値化データからバーコードの表す文字、
数値情報が復号され、メモリ32に順次保存される。
【0038】また、この復号された文字、数値情報はL
CDドライブ62に出力されてLCD60に表示され
る。CCD52によるバーコードの読み取りと、復号化
及びメモリ32への保存が終了すると(ステップ176
でYesと判断される)、CPU30はLED光源54
を消灯する(ステップ178)。この後、再度ステップ
170に戻り、新たにトリガスイッチ36がONされた
か否かを監視する。
【0039】ステップ170でトリガスイッチ36がO
Nされない場合(ステップ170でNoと判断され
る)、操作者のスイッチ操作によって、送信スイッチ3
4がONされたか否かを判断する(ステップ180)。
ONされない場合は、ステップ170に戻り、トリガス
イッチ36のON・OFF状態を監視する。送信スイッ
チ34がONされていた場合は(ステップ180でYe
sと判断される)、ホストコンピュータ40とのシリア
ル通信を開始する(ステップ182)。
【0040】すなわち、保存されたバーコードの復号デ
ータがメモリ32からCPU30によって読み出され、
その復号データのビットパターンに従ってLED光源5
4がCPU30の制御で点滅される。つまり、復号デー
タのビットパターンに応じた光信号が生成され、載置台
42の受光素子20へ向けて送信される。
【0041】LED光源54の点滅による復号データの
シリアル通信が終了すると(ステップ184でYesと
判断される)、CCD52から画素信号を、CCDドラ
イブ回路38の制御によって読み出し、その画素信号の
経時変化を監視する。すなわち、画素信号の経時変化に
より、載置台42のLCD47に表示されるシンボルを
読み取る。つまり、光信号によるシリアル通信の後、第
1実施例と同じように、ホストコンピュータ40のホス
トCPU10によって、そのシリアル通信データのパリ
ティチェックが行われ、そのシリアル通信の良否が判定
される。そして、良否判定結果に応じた情報がシンボル
として、LCD47にホストCPU10によって表示さ
れる。特殊記号読み取り装置50側は、LCD47に表
示されるそのシンボルを読み取るべく、CCD52から
画素信号を読み出す。
【0042】図10にLCD47に表示されるシンボル
例を示す。この図において、(a)はLCD47の左側
が黒色となっており、残りの部分は白色となっている。
この(a)のパターンは、パリティチェック結果が良好
であり、シリアル通信が良好に行われたことを示すと共
に、特殊記号読み取り装置50に対して、メモリ32に
蓄積された復号データの消去を特殊記号読み取り装置5
0に指示するものである。
【0043】図10の(b)は、LCD47の中央部分
のみが黒色となっており、その他の部分は白色となって
いる。この(b)のパターンは、図10(a)と同様
に、シリアル通信が良好に行われたことを表している
が、メモリ32のデータ消去を特殊記号読み取り装置5
0に指示しない。
【0044】図10の(c)は、LCD47の右側部分
のみが黒色となっており、このパターンは、ホストコン
ピュータ40におけるパリティチェック結果からシリア
ル通信にビットエラー等が発生し、通信不良であったこ
とを特殊記号読み取り装置50に通知するものである。
なお、これらのパターンがLCD47に表示されると共
に、バックライト48が点灯され、パターンのコントラ
ストが明確にされ、特殊記号読み取り装置50による読
み取りが良好に行われるようにする。
【0045】載置台42のLCD47に表示される図1
0の各パターンが、特殊記号読み取り装置50のCCD
52によって読み取られ、その画素信号が2値化されて
CPU30に出力される。CPU30では、このCCD
52からの画素信号に従って、LCD47のパターンが
認識され、そのパターンに応じた処理がCPU30によ
って行われる。
【0046】すなわち、読み取り画素信号からLCD4
7に表示されたパターンが図10(a)と認識された場
合、CPU30はLCDドライブ62を介してLCD6
0に「OK」情報を表示させる(ステップ188)。そ
して、メモリ32に記憶されたバーコードの復号データ
がCPU30によってクリアされる(ステップ19
4)。そして、ステップ170の処理に戻り、トリガス
イッチ36がONされたか否かをCPU30は監視す
る。
【0047】CCD52によって読み取った画素信号か
らLCD47に表示されたパターンが図10(b)と認
識された場合、「OK」情報がCPU30によってLC
D60に表示されるが、この場合には、メモリ32に記
憶された復号データのクリアは行われない(ステップ1
90)。この後、ステップ170の処理に戻り、トリガ
スイッチ36がONされたか否かを監視する。
【0048】これに対して、CCD52によって読み取
った画素信号からLCD47に表示されたパターンが図
10(c)と認識された場合は、特殊記号読み取り装置
50からホストコンピュータ40への光信号によるシリ
アル通信が良好に行われなかったと識別し、LCD60
に「NG」情報がCPU30によって表示される(ステ
ップ192)。この後、ステップ170の処理に戻り、
トリガスイッチ36がONされたか否かを監視する。
【0049】なお、この場合データの再送は操作者の判
断にまかされる。従って、スイッチ34が操作されない
限り再送は行われない。図9はホストコンピュータ40
の動作説明フローチャートである。この図において、ホ
ストCPU10は、受光素子20によって特殊記号読み
取り装置50のLED光源54の点滅を監視する(ステ
ップ200)。すなわち、受光素子20が受光、光電変
換した信号から、A/D変換され2値化されたデータの
経時変化により、LED光源54の点滅を監視し、点滅
を検知したならば(ステップ202でYesと判断され
る)、特殊記号読み取り装置50からのシリアルデータ
の受信を開始する。つまり、受光素子20で光電変換し
た信号の経時変化により、LED光源54の点滅を検出
すると共に、その点滅に対応した1ビット信号を順次蓄
積して、特殊記号読み取り装置50からのシリアルデー
タを受信すると共に、受信信号の復号が行われる(ステ
ップ204)。
【0050】なお、この受光素子20によるLED光源
54の点滅監視に際しては、第1実施例と同じように、
LED光源54からの光と、特殊記号読み取り装置50
が載置台42に装着されていない場合の、外来光によっ
て誤った光とを識別するため、そのシリアル通信開始の
前に前置符号、つまり、特殊記号読み取り装置50から
の光信号であることを報知する符号を付加しておいても
よい。さらには、載置台42に装着される特殊記号読み
取り装置が複数ある場合は、それ複数の特殊記号読み取
り装置を識別するための装置番号を付加してもよい。
【0051】LED光源54の点滅によって送信された
光信号に、エンドオブファイル情報を受信したなら(ス
テップ206でYesと判断される)、光信号によって
受信し、蓄積したシリアルデータのパリティチェックが
ホストCPU10において行われる(ステップ20
8)。このパリティチェックで、受信データにエラーが
発生していたなら(ステップ210でNoと判断され
る)、ホストCPU10は、LCD47に図10(c)
のパターンを表示させる共に(ステップ216)、バッ
クライト48を点灯させる。この後、再びステップ20
2に戻り、再度受光素子20で受光、光電変換された信
号の経時変化から、特殊記号読み取り装置50のLED
光源54の点滅を監視して、特殊記号読み取り装置50
からのシリアルデータの送信を待つ。
【0052】これに対して、パリティチェック結果か
ら、受信データが正常であった場合(ステップ210で
Yesと判断される)、ホストCPU10は、シリアル
通信データの最後に付加されている、送信すべき復号デ
ータがメモリ32内に無いことを報知する情報信号があ
るか否かを調べ、そのような情報信号がシリアル通信デ
ータに付加されていない場合は、図10(a)のパター
ンをLCD47に表示させ、特殊記号読み取り装置50
にメモリ32の記憶データのクリアを指示する(ステッ
プ212)。
【0053】シリアル通信データに、特殊記号読み取り
装置50が送信すべきデータが完了したことを示す情報
が付加されていない場合は、図10(b)のパターンを
LCD47に表示して、特殊記号読み取り装置50にメ
モリ32のクリアを指示しない(ステップ214)。こ
の後、ホストCPU10は、ステップ202の処理に戻
り、新たなシリアル通信が開始されるまで待つ。
【0054】なお、特殊記号読み取り装置50における
LED光源54の点滅に際しては、第1実施例と同じよ
うに、少なくとも一つの発光ダイオードが使用される。
つまり、LED光源54には、特殊記号を読み取る際
に、CCD24に十分な反射光が入射するように複数の
発光ダイオードが設けてあるが、特殊記号の復号情報を
ホストコンピュータ40に送信する場合には、その全て
の発光ダイオードを点滅させる必要はない。
【0055】なお、本実施例において、LCD47に表
示されるパターンの種類は図10に限定するものでな
く、LCD47に表示するパターンによって、色々なコ
マンドを特殊記号読み取り装置50に送信するようにし
てもよい。さらに、図11に示すように、LCD47に
バーコードと同様の白黒パターンを表示させ、その白黒
パターンの示す情報を、特殊記号読み取り装置50がC
CD52によって読み取ることによって、ホストコンピ
ュータ40からのシステム情報の通知を受信するように
してもよい。
【0056】このようにバーコード読み取り用のLED
光源54の点滅を利用して、復号したバーコードの情報
を、特殊記号読み取り装置50からホストコンピュータ
40へ送信すると共に、そのシリアルデータのパリティ
チェック結果から通信の良否がLCD47に表示される
パターンによって、ホストコンピュータ40から特殊記
号読み取り装置50へ報知することができる。さらに、
ホストコンピュータ40と特殊記号読み取り装置50と
の間で取り決めた通知情報がLCD47にパターンとし
て表示されるので、ホストコンピュータ40と特殊記号
読み取り装置50との間で、双方向通信を行うこともで
きる。。
【0057】また、LCD47に表示されたバーコード
を特殊記号読み取り装置50が読み取り、そのバーコー
ドの示す情報を復号してホストコンピュータ40に、L
ED光源54の点滅で行う光通信によって送り返し、ホ
ストコンピュータ40において、LCD47に表示した
バーコードと、特殊記号読み取り装置50から返送され
てきた復号データとを比較することによって、特殊記号
読み取り装置50のバーコード読み取り機能をチェック
することができる。
【0058】つまり、ホストコンピュータ40によっ
て、LCD47に表示されたバーコードと、特殊記号読
み取り装置50がCCD52によって読み取り復号し、
返送してきた復号データとを比較することによって、特
殊記号読み取り装置50が適正にバーコードを読み取り
復号できているか否かをチェックすることができる。
【0059】以上のように、本実施例によれば、特殊記
号読み取り装置50において、バーコード読み取り用の
光源を用いて、ホストコンピュータ40との光通信を行
うことができ、しかも載置台42に設けたLCD47に
よって特殊記号読み取り装置50が各種情報をホストコ
ンピュータ40から受信することもできるので、従来の
ような電気的接続を行う、ケーブルやコネクタを必要と
せず、しかも、特殊記号読み取り装置50とホストコン
ピュータ40との間で授受される電気信号のための特別
なインタフェース回路、例えばRS−232Cドライバ
を特殊記号読み取り装置50に設ける必要がない。従っ
て、それらのインタフェース回路用の電源を特殊記号読
み取り装置50に設ける必要もない。さらに、光通信
に、バーコード読み取り用の光源であるLED光源を用
いるので、従来の電気信号による通信に変えて、光通信
を行うための特別な光源を別途設ける必要がなく、特殊
記号読み取り装置50の回路全体をより小型化できる
し、特殊なインタフェース回路を設けないので、特殊記
号読み取り装置50の電力消費率をも改善することがで
きる。特殊記号読み取り装置50とホストコンピュータ
40とが電気的に絶縁されているので、一方の電気的故
障が他方の装置に及ぶことがなく、システム全体の信頼
性を向上させることができる。
【0060】なお、特殊記号読み取り及び光通信用とし
ての光源の構成と、この光源から射出される光の波長
は、特に限定しない。つまり、上記第1実施例及び第2
実施例では、特殊記号読み取り装置50からの光通信用
の光源としてバーコード読み取り用の光源を用いたが、
これを操作者へのバーコード読み取り状態を報知する発
光ダイオードを用いてもよい。例えば、バーコードの読
み取りが良好に行われたことを特殊記号読み取り装置5
0から操作者に報知するために、グリーン色等に発光す
る発光ダイオードを点滅させ、その点滅による光を載置
台42の受光素子20で受光して光通信を行うようにし
てもよい。
【0061】ただし、その操作者への報知用発光ダイオ
ードを使用する場合には、その報知用の発光ダイオード
を設けた特殊記号読み取り装置50の外面部分を載置台
42で完全に覆うような構造でなければならない。つま
り報知用の発光ダイオードの点滅と、外来光との識別が
受光素子20によって良好に行うことができるように、
載置台42の受光素子20上を、その報知用の発光ダイ
オードを取り付けた特殊記号読み取り装置50の外周面
で十分に覆うことができなければならない。
【0062】加えて、第1実施例及び第2実施例におけ
る、バーコード読み取り用の光源の構成と、この光源か
ら射出される光の波長は、特に限定しない。つまり、光
源として半導体レーザを用いてよいし、発光ダイオード
ならば赤外光を射出する赤外発光ダイオードでもよい。
しかし、この光源から発する光の波長は、受光素子20
及びCCD52の受光感度に適合させた波長光にする必
要はある。また、特殊記号読み取り装置50の2値化回
路28についても、特に限定しないが、ホストコンピュ
ータ40に備えるA/D変換器14とコンパレータ12
からなるデジタルの2値化回路であってもよいし、アナ
ログ信号のコンパレータからなる2値化回路であっても
よい。従って、ホストコンピュータ40のコンパレータ
12及びA/D変換器14からなる2値化回路について
も、アナログ信号のコンパレータ等で構成してもよい。
【0063】CCD52の構成についても、従来よりあ
る1次元のバーコード等の特殊記号を読み取るための1
次元イメージセンサでも、2次元の特殊記号を読み取る
2次元のイメージセンサであってもよい。従って、特殊
記号読み取り装置50の読み取り対象を1次元のバーコ
ードのみならず、白黒の縞模様を2次元的に配列した2
次元コードでもよい。LCD60についても、ドットマ
トリックスタイプのELパネルを用いてもよい。また、
第2実施例において、載置台42に設けるLCD47及
びバックライト48についても、ELパネルのような自
己発光型の表示装置でもよく、その種類については特に
限定しない。
【0064】また、特殊記号読み取り装置50からホス
トコンピュータ40へのシリアル通信の開始を、上記第
1、第2実施例においては、送信スイッチ34のON・
OFFによって開始していたが、これを、載置台42の
挿入口46内に設けた接触スイッチのON・OFFによ
って開始するようにしてもよい。例えば、挿入口46内
に接触スイッチを、挿入口46に特殊記号読み取り装置
50が装着されると、その接触スイッチがONされるよ
うに設けておく。その接触スイッチとホストCPU10
とを接続し、その接触スイッチのONに応じて、ホスト
CPU10がLCD47に、予め定めたシリアル通信開
始を表すパターンを表示させる。特殊記号読み取り装置
50は、このパターンをCCD52によって読み取る
と、シリアル通信を開始する。このようにすれば、送信
スイッチ34のON・OFFを操作者に求める必要がな
く、特殊記号読み取り装置50が載置台42に装着され
れば、直ちにシリアル通信が開始されるので、操作者に
よる復号データのホストコンピュータ40への送信忘れ
を防止することができる。
【0065】さらに、シリアル通信の開始を、接触スイ
ッチ又は送信スイッチ34のONによって開始するので
はなく、ホストコンピュータ40側で、受光素子20の
受光量の変化を常時監視し、受光素子20の受光量に大
きな変化があったときにシリアル通信を開始するように
してもよい。つまり、特殊記号読み取り装置50が載置
台42に装着されていない場合、受光素子20が外来光
を受光しており、受光素子20から大きめの光電変換信
号が出力される。しかし、特殊記号読み取り装置50が
載置台42に装着されると、特殊記号読み取り装置50
によって外来光が遮光されるので、受光素子20が変換
する信号レベルが低下する。
【0066】そこで、ホストコンピュータ40のホスト
CPU10は、その受光素子20の光電変換信号のレベ
ル変化を検出して、光電変換信号のレベルが大きく低下
したときに、特殊記号読み取り装置50が載置台42に
装着されたものとして、LCD47にシリアル通信開始
のパターンを表示して、特殊記号読み取り装置50に報
知する。このようにすれば、電気的スイッチの変化によ
らず、シリアル通信の開始をより迅速に開始させること
ができる。
【0067】以上のように、本実施例によれば、ケーブ
ル又はコネクタを用いず、バーコード読み取り用のLE
D光源54を利用して、特殊記号読み取り装置50から
ホストコンピュータ40へ、バーコードの復号データを
送信するので、特殊記号読み取り装置50とホストコン
ピュータ40との間のインタフェースを行う特別な回
路、例えば、RS−232Cドライバを必要とせず、し
かも光通信用の光源を別途設ける必要がなく、特殊記号
読み取り装置50の内部回路の簡略化を図ることができ
る。さらに電気的な接続を行わないので、一方の電気的
故障が他方に及ぶことを防止できる。また、特殊記号読
み取り装置50の回路の簡略化によって、特殊記号読み
取り装置50の電力消費の低減を図ることもでき、特殊
記号読み取り装置50に備えるバッテリ等の電源サイズ
を小型化し、特殊記号読み取り装置50全体のサイズを
縮小することができる。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、特殊記号
読み取り装置で復号したバーコード等の特殊記号の情報
を、特殊記号読み取り用の発光手段を用い、光通信によ
ってホストコンピュータとの間でデータの送受信を行う
ので、特殊記号読み取り装置にインタフェース用の特別
な回路及び光源を必要とせず、しかもケーブル又はコネ
クタ等の電気的及び機械的接続を行う部材を省略でき、
特殊記号読み取り装置の電気的、機械的信頼性の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る特殊記号読み取り装置
の外観図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る特殊記号読み取り装
置及びホストコンピュータからなる情報処理システムの
構成図である。
【図3】本発明の第1実施例の回路ブロック図である。
【図4】第1実施例における特殊記号読み取り装置50
の動作フローチャートである。
【図5】第1実施例におけるホストコンピュータ40の
動作フローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例に係る特殊記号読み取り装
置及びホストコンピュータからなる情報処理システムの
構成図である。
【図7】本発明の第2実施例の回路ブロック図である。
【図8】第2実施例における特殊記号読み取り装置50
の動作フローチャートである。
【図9】第2実施例におけるホストコンピュータ40の
動作フローチャートである。
【図10】第2実施例におけるLCD47に表示される
パターンを示す図である。
【図11】第2実施例におけるLCD47に表示される
特殊記号読み取り装置50の試験用パターンを示す図で
ある。
【符号の説明】
10 ホストCPU 20 受光素子 22 コンパレータ 30 CPU 40 ホストコンピュータ 47 LCD 48 バックライト 50 特殊記号読み取り装置 52 CCD 54 LED光源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を投射する第1発光手段と、入射光を
    イメージセンサによって受光、光電変換する第1光電変
    換手段と、この第1光電変換手段からの光電変換信号か
    ら通信情報を解析すると共に、前記光電変換信号から前
    記特殊記号の情報を復号し、前記通信情報に応じて、前
    記第1発光手段を点滅させて前記特殊記号の情報を光信
    号で外部へ送信する制御手段とを備えることを特徴とす
    る特殊記号読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記第1発光手段からの光信号を光電変
    換する第2光電変換手段と、この第2光電変換手段の光
    電変換信号から前記特殊記号読み取り装置が送信した情
    報を復号すると共に、この復号した情報から前記通信情
    報を生成し、第2発光手段で光信号に変換して前記第1
    光電変換手段に送信する復号制御手段とを備えることを
    特徴とする情報処理システム。
  3. 【請求項3】 前記第1発光手段からの光信号を光電変
    換する第2光電変換手段と、前記特殊記号読み取り装置
    の載置台への装着を検知する検知手段と、前記第2光電
    変換手段の光電変換信号から前記特殊記号読み取り装置
    から送信された情報を復号すると共に、この復号結果か
    ら前記第1発光手段からの光信号のデータ受信状態及
    び、前記検知手段の検知状態に応じた前記通信情報を表
    示手段に表示して前記特殊記号読み取り装置に通知する
    復号制御手段とを備えることを特徴とする情報処理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記第1発光手段からの光信号を光電変
    換する第2光電変換手段と、この第2光電変換手段の光
    電変換信号が送信した情報を復号すると共に、この復号
    結果に応じた情報及び、前記第2光電変換手段の光電変
    換信号から前記特殊記号読み取り装置の載置台への装着
    を検知し、この装着に応じた情報を表示手段に表示して
    前記特殊記号読み取り装置に通知する復号制御手段とを
    備えることを特徴とする情報処理システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9607257B2 (en) 2012-08-24 2017-03-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Electronic device and method for transmitting information on barcode by using infrared LED
US11954664B2 (en) 2018-03-05 2024-04-09 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Reading device and method

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