JP2005202473A - 光学的シンボル情報読取装置およびposシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】
読取エラーとなった場合に読取エラーとなる状態の媒体の画像を保存することができ、エラー原因の究明に役立てることができる光学的シンボル情報読取装置およびPOSシステムを提供することにある。
【解決手段】
この発明は、所定の階調で前記二次元画像を媒体から採取して、採取された二次元画像からシンボル情報に付された所定の情報を復号するものであって、二次元画像から所定の情報が復号できない状態のときに二次元画像を外部へ出力するものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、光学的シンボル情報読取装置およびPOSシステムに関し、詳しくは、印刷物等の媒体に記録されたバーコード、二次元バーコード、その他のシンボル情報を画像情報として光学的に読取り、読取った画像情報から元の情報を復号して外部へと出力する光学的シンボル情報読取装置において、読取エラーとなった場合に読取エラーとなる状態の媒体の画像を保存することができ、エラー原因の究明に役立てることができるような光学的シンボル情報読取装置に関する。
なお、ここでは、バーコード等のように所定の情報が所定の形態で付加された記号あるいは符号をシンボル情報という。
従来、バーコード,二次元バーコードなど特定の情報が所定の形態でコード化されて付加されたシンボル情報を利用した商品管理システムや物流システムがあるが、これらシステムにおいては、例えば、商品に貼ったバーコードラベルからバーコードデータを光学的に入力して、商品管理、物流管理が行われている。この種のシステムにおいて、バーコードによるデータ入力は、操作性向上のための有効な手段となっている。
そこで、バーコードなどの読取り上の問題が発生すると、業務の円滑化に多大な支障を来たす。そのため、バーコードの読取り率向上のために読取り不良の原因究明の分析が必要になる。また、コード読取りエラーの発生率を低下させ、オペレーション効率を高める発明も公知である(特許文献1)。
バーコード読取不良の大きな要因としては、バーコードラベルの印刷不良、読取装置の機械の性能の劣化やレンズ面の汚れ、故障、商品を読ませるオペレータの操作上の問題などがある。なお、バーコードラベルの不良としては、劣化バーコード、規格外れのバーコードなどがある。
一般的なバーコード読取装置においては、読取れた場合は、“バーコードタイプ”、“バーコードデータ”、読取れなかった場合は、“エラーコード”がPOS装置に送られてくるだけであり、エラーの場合、どのバーコードが読取りエラーであったか不明である。
前記のバーコードの読取りエラーの解析を容易にするために、バーコード読取装置から「バーコードデータは読取れたが、印刷が日本工業規格(JIS)違反である。」という中間(グレー)状態を検出するバーコード読取装置も公知である(非特許文献1)。
特開2002−352148号公報 NCR 7882 コンパクト・スキャナー納入仕様書 http://www.ncr.co.jp/products/hardware/sa/ncr7882.html
前記したように、読取り不良の要因としては、バーコードラベルの印刷不良やバーコードラベルの劣化などの媒体不良のほかに、オペレータ操作における読取り時の傾け方やスキャニング速度の癖や、読取り装置不良などの要因が含まれている。そこで、それを分析することが必要になる。しかし、印刷不良等のバーコードラベルは、商品を買った客が持ち帰り、当該ラベルの入手はほとんど無理である。オペレータは、商品登録や支払い業務等、買い物客をさばくのに繁忙であり、操作終了後に印刷不良の商品を思い出し、同種の商品のバーコードラベルを入手しようとしてもそれを特定するのが難しい。その上に、申告内容はオペレータにより異なることがある。
さらに、読取不良が発生したときに、たとえ、多少印刷不良のバーコードラベルであると判ったとしても、読取不良の原因がそれによるのかは特定できない。もちろん、商品を買った客が持ち帰った印刷不良等のバーコードラベルを入手したとしても同様である。その原因がオペレータ操作ミスに起因する可能性も大いにある。
一方、オペレータ操作ミスを特別に操作者対応に管理したとしても読取装置の機械の性能や読取装置のレンズ面の汚れ、読取装置の操作性も関係してくる。
この発明の目的は、このような従来技術の問題点を解決するものであって、読取エラーとなった場合に読取エラーとなる状態の媒体の画像を保存することができ、エラー原因の究明に役立てることができる光学的シンボル情報読取装置およびPOSシステムを提供することにある。
このような目的を達成するためのこの発明の光学的シンボル情報読取装置およびPOSシステムの構成は、バーコード等のシンボル情報が表示された媒体からシンボル情報を二次元画像として光学的に読取る光学的シンボル情報読取装置において、
所定の階調で前記二次元画像を媒体から採取して、採取された二次元画像からシンボル情報に付された所定の情報を復号するものであって、二次元画像から所定の情報が復号できない状態のときに二次元画像を外部へ出力するものである。
さらに具体的には、媒体に表示されたシンボル情報の劣化を示すハーフトーンが表示可能な所定の階調で二次元画像を媒体から採取する撮像手段と、この撮像手段により採取された二次元画像からシンボル情報に付された所定の情報を復号する復号手段と、この復号手段により二次元画像から所定の情報が復号できない状態のときあるいは復号手段が復号できなかったときに二次元画像を外部へ出力する出力手段とを有するものである。
このようにこの発明にあっては、媒体に表示されたシンボル情報の劣化が判るような所定の階調で二次元画像を媒体から採取して、復号手段で元の情報をデコードするようにし、復号手段がデコードできないようなものであるときあるいはデコードできなかったときに読取った画像そのものを外部に出力するものである。
これにより、印刷物等の媒体から読取ったシンボル情報の画像が読取りエラーとなるような状態のときには、その状態を保持した画像をそのまま外部に配置されるPOS装置あるいはホストコンピュータなどに送ることができ、その画像をそのままこれら装置に保存することが可能になる。
その結果、読取エラーが起こった原因を解析することが可能になり、シンボル情報を表示する媒体や読取作業を行う現場にエラー原因をフィードバックして、バーコードラベルの印刷不良のときにはその改善が可能になり、読取装置の機械の性能の劣化や読取装置のレンズ面の汚れ、故障のきにはそれぞれの対策が可能となり、商品を読ませるオペレータの操作上に問題があるときにはそれを改善することができる。
図1は、この発明の光学的シンボル情報読取装置を適用した一実施例のブロック図、図2は、その電文フォーマットの説明図、図3は、バーコード読取処理のフローチャート、図4は、デジタルカメラで読取られ、送信される二次元画像の説明図である。
以下、シンボル情報として、バーコードを例にして、この発明の実施例を図を用いて詳細に説明する。
図1において、1は、手持ち式のバーコード読取装置である。バーコード読取装置1は、バーコードラベル2に印刷されているバーコードを結像レンズ11を通して画像の映像データとしてデジタルカメラ12で読取る。デジタルカメラ12で読取った画像データを画像処理部13で処理し、送信回路14により、処理した復号データ、処理結果、画像データなどを送り、これを介して外部へ送信し、エラー結果を表示部15に表示する。さらに、バーコード読取装置1は、読取り起動用のスイッチ16とバーコードラベル2からの反射光を得るための光源である発光部(LED)17とを有している。
3は、POS装置であって、バーコード読取装置1とはUSBインタフェースライン4で接続されている。
スイッチ16は、タッチスキャナのような手持ち式のバーコード読取装置1で使われるが、スイッチ16の代わりに、常に、発光部(LED)17あるいはレーザ光を発光させ、バーコードラベル2が無いかを常に、監視する方式の読取装置であってもよい。
デジタルカメラ12は、バーコードラベル2(媒体)に印字(表示)されたバーコード(シンボル情報)の劣化を示すハーフトーンが表示可能な階調、例えば、256階調の白黒画像(カラーでも可)を採取する。その採取は、スイッチ16のON操作とともに行われる。スイッチ16がON操作されると発光部17が駆動されてバーコードラベル2が照明され、その発光されたタイミングに合わせて画像処理部13からの制御信号によりデジタルカメラ12による撮像が行われる。採取されたその画像データをフレーム同期信号の割込み信号とともにデジタルカメラ12から画像処理部13に送出される。
デジタルカメラ12で撮像される1画面の大きさは、例えば、2cm×4cmであって、そのドット密度は、150dpi程度のものである。総画素数としては、3万画素程度でよい。
画像処理部13は、MPU131と画像メモリ132、メモリ133、インタフェース134とからなり、バス135を介してこれらが相互に接続されている。
送信回路14と、表示部15、スイッチ16、発光部17、そしてデジタルカメラ12とはそれぞれインタフェース134介して接続され、MPU131とデータの授受を行い、MPU131に制御される。
さらに、デジタルカメラ12は、画像メモリ132に接続され、フレーム同期信号をインタフェース134を介してMPU131が受けて、デジタルカメラ12で採取した二次元画像がデジタル値の形態で画像メモリ132に記憶される。
メモリ133には、画像データ採取プログラム133aと、画像の状態判定プログラム133b、データデコード処理プログラム133c、そして画像圧縮送信処理プログラム133d、読取結果表示プログラム133e等が格納され、パラメータ領域133fと作業領域133gとを有している。
画像データ採取プログラム133aは、スイッチ16のONによる割込み信号を受けてMPU131に実行され、これの実行によりMPU131は、デジタルカメラ12を制御してバーコードラベル2の二次元画像を1画面分として読取り、画像メモリ132に1画面分のデータを記憶する処理をして画像の状態判定プログラム133bをコールする。
画像の状態判定プログラム133bは、MPU131に実行され、これの実行によりMPU131は、作業領域133gのデータをクリアして、画像メモリ132から1画面分の二次元画像を読出して二値化処理をして作業領域133gに記憶し、デコード可能なデータか否か判定をする。
ここで、デコード可能なデータか否かは、作業領域133gに記憶された二値化処理をした画像データから白バーと黒バーとが所定の範囲に規格範囲、例えば、日本工業規格で指定されている範囲に入っているが否かの判定をすることによる。規格範囲に入っていないときには、エラー情報(エラーコード“NG”)を発生してこれを作業領域133gに記憶して送信処理プログラム133dをコールする。
なお、ここで、エラーコード“NG”を発生することなく、画像データ採取プログラム133aをコールしてリトライして同様な処理をし、複数回(2回以上)リトライを行ってもデコード可能なデータでない場合にエラーコード“NG”を発生させてもよい。この場合には、白バーと黒バーとの判定を日本工業規格で指定された範囲に対して、さらにマージン設定を変更してそれぞれの判定幅を広げて判定をするようにしてもよい。
日本工業規格に対するマージン設定としては、例えば、日本工業規格より広い寸法マージンを白バーと黒バーに設定することである。これは、白バーと黒バーの現在の寸法から倍率を求めてその寸法に対して所定幅のマージンを採って、その範囲に入るか否かの判定である。また、白バーと黒バーとの反射率から定義した最小コントラスト比PC値を日本工業規格の所定値より低い値に設定するなどのマージン設定も行う。
一方、マージン設定をしない状態でデコード可能なデータとなっているときには、“OK”の結果コードを発生して作業領域133gに記憶し、データデコード処理プログラム133cをコールする。
なお、寸法マージン、コントラスト比のマージンを日本工業規格基準に従って復号して、“NG”の場合、上記、寸法マージン、コントラスト比のマージンを日本工業規格よりも広げて、復号可能となった場合、“GR”(グレー)の結果コードを発生する。
データデコード処理プログラム133cは、MPU131に実行され、これの実行によりMPU131は、作業領域133gに記憶された二値化処理をした画像データから白バーと黒バーの寸法とセンターバーに対する位置等からバーコードに付された元の情報を復号して作業領域133gに復号した情報を記憶する。このとき、結果コードとして“OK”、バーコード種33(図2参照)も生成して作業領域133gに記憶する。
送信処理プログラム133dは、MPU131に実行され、これの実行によりMPU131は、エラーコード“NG”または“GR”が作業領域133gにあるときには、画像メモリ132の画像を圧縮処理をして図2の電文フォーマットに従って電文内容30cの送信データ30を組み立て送信回路14を介してPOS装置3に送出する。一方、エラーコード“NG”が作業領域133gにないときには、作業領域133gにある復号した情報を結果コード“OK”等とともに図2の電文フォーマットの電文内容30aの送信データ30を組み立て送信回路14を介してPOS装置3に送出する。なお、電文フォーマットについては後述する。
そして、POS装置3に送出する処理をした後に読取結果表示プログラム133eをコールする。
読取結果表示プログラム133eは、MPU131に実行され、これの実行によりMPU131は、作業領域133gのエラーコード“NG”の有無を判定してあるいは図2の送信電文を参照して、バーコード読取装置1の表示部15により、読取れた場合(“OK”のとき)は、青ランプ、読取れなかった場合(“NG”のとき)は、赤ランプなどを点灯する。
ところで、以上の処理は、順次各プログラムが実行されて、画像データ採取処理、画像の状態判定処理、バーコードのデータデコード処理、送信処理、そして読取結果表示の順で行われるだけであるので、特に、これについては、フローチャートの形態での図示は割愛する。
図2に示すように、送信データ30は、電文開始コード(STX)欄31、結果コード欄32、バーコード種類欄33、データ欄34、そして電文終了コード(ETX)欄35からなる電文フォーマットになる。
なお、結果コード欄32には、二次元画像情報の判定結果として得られる“OK”,エラーコードの“NG”,グレー判定“GR”などのコードが記憶される。データ欄34には、“NG”、“GR”のときに、復号データに換えて圧縮された画像データがイメージデータとして挿入される。
なお、グレー判定“GR”とは、広いマージン設定をして“OK”になった場合の判定結果である。その電文フォーマットの電文内容は、30bとなる。
図3に示すバーコード読取処理は、画像の状態判定プログラム133bの処理内容をマージン設定機能に限定し、先にデータデコード処理プログラム133cを実行して、デコード処理でデコードできないときにマージン設定を広げることにより、リトライしてデコード処理をするものだる。二次元画像が読取れるか、否かの判定は、画像の状態判定プログラム133bによるのではなく、データデコード処理プログラム133cの実行において、デコードできたか否かによる。
デコードできないときにエラー情報を発生してデジタルカメラ12で採取して二次元画像を転送するものでである。なお、この場合には、データデコード処理プログラム133cが画面メモリ132に記憶された二次元画像の二値化処理をする。
さて、オペレータは、バーコードラベル2にバーコード読取装置1をあてて、スイッチ16をオンにして読取起動を行う(S101)。これにより、バーコード読取装置1の発光部17が点灯(S102)し、結像レンズ11とデジタルカメラ12とによりバーコードラベル2のバーコード情報の画像読み取りが行われ(S103)、画像処理部13の画像メモリ132に映像データとして記憶される。画像処理部13においてMPU131がデータデコード処理プログラム133cを実行してまず復号処理を行う(S104)。
次に、読取OKか?の判定を行い(S105)、S104の復号処理において、二値化した画像データから元のデータが復号できた場合にはここでYESとなって、MPU131が送信処理プログラム133dを実行して送信データ30の結果コード32に“OK”を設定し、バーコード種33、データ34に復号したデータを設定する(S110)。そして、S109の結果ランプ点灯に至る。
次に、S104の復号処理において画像データが復号データとして読取できなかった場合にはS105でNOとなり、MPU131が画像の状態判定プログラム133bを実行して、画像データの読取マージンを広げて設定して再復号処理を行う(S106)。ここで、読取OKか?の判定を行い(S107)、画像データから元のデータが復号できた場合にはここでYESとなり、送信処理プログラム133dの実行によりMPU131は、送信データ30の結果コード32にグレー判定“GR”(図2参照)を設定し、バーコード種33、データ34に復号した結果を設定し、同時に画像メモリ132の画像データを圧縮してイメージデータとしてデータ欄34に設定する(S111)。このとき、送信データ30の結果コード32には、付加情報として読取り可能となった読取設定マージン情報(マージン設定の設定値)が挿入されてもよい。そして、S109の結果ランプ点灯に至る。
また、S106の再復号処理において二値化画像データから元のデータが復号できなかった場合には、S107の読取OKか?の判定において、NOとなり、送信処理プログラム133dの実行によりMPU131は、送信データ30の結果コード欄32に“NG”を設定し、データ欄34に同様に、画像メモリ132の画像データを圧縮してイメージデータとして設定する(S108)。
最後に、バーコード読取装置1の表示部15により、読取れた場合(“OK”あるいはグレー判定“GR”)は、青ランプ、読取れなかった場合(NG判定)は、赤ランプなどの結果ランプを点灯する(S109)。
図4は、デジタルカメラで読取られ、送信される二次元画像の説明図である。
図4(a)は、読取操作時にバーコードをあまりにも傾けすぎたため、バーの幅の組み合わせが日本工業規格に合致せず、読取り不良が発生した場合を示している。これは、オペレータの操作ミスの場合であり、極端な例を示してある。したがって、このような画像は、たとえ、マージンを広く設定しても、偶然、復号可能となる部分を見つけることは至難のため、判定では、“NG”となり、POS装置3にこの画像が転送される。しかし、図4(a)の各バーの傾きがこれよりもゆるい場合には、認識マージンの設定によりグレー判定“GR”となる場合がある。このような場合でも図3の処理では、POS装置3にその画像が転送される。そして、必要に応じてマージン設定情報も転送される。
図4(b)は、バーコードラベル2の下地が劣化してハーフトーンになっているものである。そこで、白黒のバーコードのコントラスト不良により、読取り不良が発生する。この場合に“NG”となれば、POS装置3にこの画像が転送される。また、グレー判定“GR”となれば、その画像もPOS装置3に転送される。
このような場合は、印刷不良、バーコード読取装置1の性能の劣化、結像レンズ11のレンズ面の汚れ、故障などにより発生する。これにより、バーコードの印刷改良の指導、あるいは、使用しているバーコード読取装置1のメンテナンスの指示が的確にできる。
ここで、印刷不良、バーコード読取装置1の性能の劣化、結像レンズ11のレンズ面の汚れ、故障などのいずれかの解析は、グレー判定“GR”として送信される、図4(b)の二次元画像において、白バーと黒バーの反射率に対してハーフトーンのレベルが高い場合には印刷不良とすることができる。
また、白バーと黒バーの反射率とハーフトーンのレベルとが対応してそれぞに低下しているときには、結像レンズ11のレンズ面の汚れ等として解析できる。さらに、性能の劣化、白バーと黒バーの反射率とハーフトーンのレベル差がある程度しかない場合には、感度不良としてバーコード読取装置1の性能の劣化等が考えられる。
図4(c)は、バーコードの読取り方法として、レーザビーム光線を規定時間内に、さまざまな角度から、数百回発射して、その反射光線の画像を撮像画像として得た場合の例である。これにより、画像メモリ132には、本例では、その結果、2本のレーザビームの反射光線がデータとして記録される。
この場合には、それぞれの画像エリアに対応した切り出し枠により白バーと黒バーそれぞれのデータを得て、それぞれについての判定を行う。この場合、例えば、両者が“NG”のときにNG判定とし、いずれか一方が“OK”のときにはOK判定とし、それ以外のときにはグレー判定“GR”とする。
ここで、図4(a)あるいは図4(c)において、二次元画像の水平ラインが所定間隔離れた位置でそれぞれ得たデータにおいて、白バーと黒バーとの間隔のずれを算出することで、所定以上傾斜したの白バーと黒バーが検出できる。このような場合には、オペレータの操作ミスを送信された画像から判定することが可能である。
このような画像をオペレータ対応で記憶すれば、操作の改善が可能になる。
以上説明してきたが、実施例では、バーコードラベルの二次元画像をデジタルカメラにより採取しているが、画像の採取は、デジタルカメラに限らず、二次元撮像素子とA/D変換回路と制御回路等により構成される撮像手段をデジタルカメラに換えてもよいことはもちろんである。
また、実施例では、バーコードの例を挙げているが、シンボル情報は、バーコード以外に、二次元コード、その他のシンボル情報画像、これらの組み合わせたコード等であってもよい。コード化される対象は、一般に英数を含めた文字データであるが、二次元コードのように、写真などの画像を含んだ状態でコード化されたシンボル情報もこの発明の対象に含まれる。
さらに、実施例では、二次元画像データは、圧縮して外部に出力しているが、この発明は、必ずしも圧縮する必要はなく、出力先は、POS装置に限定されるものではない。端末装置、ホストコンピュータ等であってもよい。このような場合には、POSシステムは、光学的シンボル情報読取・情報処理システムになる。
従来技術の非特許文献1で説明したように、バーコードラベルの読取りエラーの解析を容易にするために、バーコード読取装置から“バーコードデータを読取れたが、印刷が日本工業規格違反である。”という中間(グレー)状態を検出するバーコード読取装置が公知である。
そこで、この発明として、外部に出力する二次元画像としてこの場合の中間(グレー)状態が検出されたときにもその画像を送信するようにしてもよい。
図1は、この発明の光学的シンボル情報読取装置を適用した一実施例のブロック図である。 図2は、その電文フォーマットの説明図である。 図3は、バーコード読取処理のフローチャートである。 図4は、デジタルカメラで読取られ、送信される二次元画像の説明図である。
符号の説明
1…バーコード読取装置、2…バーコードラベル、
3…POS装置、4…USBインタフェースライン、
11…バーコード読取装置1の結合レンズ、
12…デジタルカメラ、
13…バーコード読取装置1の画像処理部、
14…バーコード読取装置1の送信回路、
15…バーコード読取装置1の表示部、
16…バーコード読取装置1のスイッチ、
17…バーコード読取装置1の発光部、
30…送信データ、
131…MPU、132…画像メモリ、133…メモリ、
133a…画像データ採取プログラム、
133b…画像の状態判定プログラム、
133c…データデコード処理プログラム、
133d…画像圧縮送信処理プログラム、
133e…読取結果表示プログラム、
133f…パラメータ領域、133g…作業領域、
134…インタフェース、135…バス。

Claims (8)

  1. バーコード等のシンボル情報が表示された媒体から前記シンボル情報を二次元画像として光学的に読取る光学的シンボル情報読取装置において、
    所定の階調で前記二次元画像を前記媒体から採取して、採取された前記二次元画像から前記シンボル情報に付された所定の情報を復号するものであって、前記二次元画像から前記所定の情報が復号できない状態のときに前記二次元画像を外部へ出力す光学的シンボル情報読取装置。
  2. バーコード等のシンボル情報が表示された媒体から前記シンボル情報を二次元画像として光学的に読取る光学的シンボル情報読取装置において、
    前記媒体に表示されたシンボル情報の劣化を示すハーフトーンが表示可能な所定の階調で前記二次元画像を前記媒体から採取する撮像手段と、
    この撮像手段により採取された前記二次元画像から前記シンボル情報に付された所定の情報を復号する復号手段と、
    前記復号手段により前記二次元画像から前記所定の情報が復号できない状態のときにあるいは前記復号手段が前記所定の情報を復号できなかったときに前記二次元画像を外部へ出力する出力手段とを有する光学的シンボル情報読取装置。
  3. 前記シンボル情報はバーコードであり、前記媒体はバーコードラベルであり、前記所定の情報が復号できない状態のときあるいは復号できなかったときに、前記復号手段あるいは他の手段がエラー情報を発生するものであり、前記エラー情報とともに前記二次元画像を外部へ送信し、前記所定の情報が復号できたときに前記所定の情報を外部へ送信する請求項2の光学的シンボル情報読取装置。
  4. さらに前記二次元画像を記憶するメモリと、前記他の手段としてこのメモリに記憶された前記二次元画像から前記所定の情報が復号できるか否かを判定する判定手段とを有し、前記復号手段は、この判定手段により前記所定の情報が復号できるときに前記所定の情報を復号する請求項3記載の光学的シンボル情報読取装置。
  5. 前記復号手段は、前記バーコードをデコードするデコード回路であり、前記所定の情報が復号できない状態のときあるいは復号できなかったときに複数回前記二次元画像が前記撮像手段により採取され、複数回前記所定の情報が復号できない状態のときあるいは復号できなかったときに前記エラー情報を発生する請求項3又は4項記載の光学的シンボル情報読取装置。
  6. さらにプロセッサを有し、前記復号手段と前記出力手段とは、前記プロセッサが所定のプログラムを実行することで実現され、外部に出力される前記二次元画像が圧縮処理される請求項5項記載の光学的シンボル情報読取装置。
  7. 請求項1〜6記載の光学的シンボル情報読取装置と、この装置から出力される前記所定の情報あるいは前記エラー情報および前記二次元画像を受ける前記POS装置とからなるPOSシステム。
  8. 請求項1〜6記載の光学的シンボル情報読取装置と、この装置から出力される前記所定の情報あるいは前記エラー情報および前記二次元画像を受ける前記端末装置とからなる光学的シンボル情報読取・情報処理システム。
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