JPH06187106A - 帳票出力制御装置 - Google Patents

帳票出力制御装置

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JPH06187106A
JPH06187106A JP4340861A JP34086192A JPH06187106A JP H06187106 A JPH06187106 A JP H06187106A JP 4340861 A JP4340861 A JP 4340861A JP 34086192 A JP34086192 A JP 34086192A JP H06187106 A JPH06187106 A JP H06187106A
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JP4340861A
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English (en)
Inventor
Koichi Tanaka
浩一 田中
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帳票出力制御装置の信頼性を向上させる。 【構成】 コンピュータシステム1で作成された帳票の
印刷情報31から、出力情報処理部12によって管理テ
ーブル22と出力イメージ情報21とを作成し、配布先
情報18に基づいて、出力定義情報処理部16によって
配布先情報テーブル23を作成する。出力要求17に基
づいて、主制御部11によって、配布先情報テーブル2
3から出力先と配布先と選択基準と障害回復処置情報を
検索し、管理テーブル22から選択基準に対応する印刷
データの格納位置を得て、この出力先と配布先と選択基
準と印刷データの格納位置とに基づいて、出力制御部1
4によって印刷データを検索して順次出力先の印刷装置
42へ出力する。障害発生時には、障害回復処置情報に
基づいて、障害回復処置制御部15によって、障害回復
処置を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帳票の印刷データを遠
隔地の支店や営業所等の印刷装置へ出力する帳票出力制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、遠隔地の支店等に帳票を配布
する方法として、各支店等に印刷装置を設置し、ホスト
コンピュータから各印刷装置に帳票の印刷データを出力
する方法がある。この方法では一般的に、出力先の印刷
装置や、出力先内の配布単位である配布先や、どのデー
タを出力するかを決める出力データの選択基準は、予め
ホストコンピュータの適用業務プログラム(アプリケー
ションプログラム)で定められていた。しかしながら、
この方法では、出力先の印刷装置や選択基準が変更され
た場合、ホストコンピュータの適用業務プログラムの修
正や再実行が必要になるという欠点があった。
【0003】そこで、特開平2−259823号公報に
示されるような帳票出力制御装置が提案されている。こ
の帳票出力制御装置は、出力先の印刷装置、配布先およ
び出力データの選択基準を予め定義しておき、自動的に
選択基準から出力データの出力先と配布先とを決定する
ことにより、出力先の印刷装置や選択基準が変更になっ
た場合でも適用業務プログラムの修正や再実行が要らな
いという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
帳票出力制御装置は、出力先の印刷装置、あるいは通信
回線で障害が発生した場合の処置が講じられていないた
め、信頼性に大きな問題があった。
【0005】また、配布先の変わり目を通知する手段が
講じられていないため、帳票の仕分け、配布にかかる負
荷が大きいという問題があった。
【0006】そこで本発明の目的は、信頼性を向上させ
た帳票出力制御装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、上記目的に加
え、帳票の仕分け、配布にかかる負荷を軽減できるよう
にした帳票出力制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の帳
票出力制御装置は、帳票の印刷情報から、帳票名と出力
データの選択基準とこの選択基準に対応する印刷データ
の格納位置とを含む管理テーブルと、印刷パラメータと
印刷データとを含む出力イメージ情報とを作成し、記憶
させる出力情報作成手段と、出力先とこの出力先内にお
ける配布単位である配布先と選択基準と障害発生時に実
施する処置の情報である障害回復処置情報とを含む配布
先情報に基づいて、出力先と配布先と選択基準と障害回
復処置情報の対応関係を示す配布先情報テーブルを作成
し、記憶させる出力定義情報作成手段と、帳票名と出力
先とを含む出力要求を受けて、配布先情報テーブルから
出力先と配布先と選択基準と障害回復処置情報を検索す
ると共に、管理テーブルから選択基準に対応する印刷デ
ータの格納位置を得る検索手段と、この検索手段によっ
て得られた出力先と配布先と選択基準と印刷データの格
納位置とに基づいて、印刷データを検索しながら順次出
力先の印刷装置へ出力する出力制御手段と、障害発生時
に、検索手段によって得られた障害回復処置情報に基づ
いて、障害回復処置を制御する障害回復処置手段とを備
えたものである。
【0009】この帳票出力制御装置では、帳票の印刷情
報から、出力情報作成手段によって、管理テーブルと出
力イメージ情報とが作成され、配布先情報に基づいて、
出力定義情報作成手段によって、配布先情報テーブルが
作成される。そして、出力要求に基づいて、検索手段に
よって、配布先情報テーブルから出力先と配布先と選択
基準と障害回復処置情報が検索され、管理テーブルから
選択基準に対応する印刷データの格納位置が得られ、こ
の出力先と配布先と選択基準と印刷データの格納位置と
に基づいて、出力制御手段によって、印刷データが検索
されて順次出力先の印刷装置へ出力される。また、障害
発生時には、検索手段によって得られた障害回復処置情
報に基づいて、障害回復処置手段によって、障害回復処
置が制御される。
【0010】請求項2記載の発明の帳票出力制御装置
は、請求項1記載の発明において、出力制御手段が、出
力先あるいは配布先の変わり目に、出力先名と配布先名
とを用いて、出力先あるいは配布先が変わったことを通
知する分離ページを作成し、出力先の印刷装置へ出力す
るものである。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1ないし図9は本発明の一実施例に係る
ものである。
【0012】図1は本実施例の帳票出力制御装置の概略
の構成を示すブロック図である。本実施例の帳票出力制
御装置は、コンピュータシステム3に接続された処理装
置1と、この処理装置1に接続されたディスク装置2と
を備えている。また、処理装置1には入力装置41と、
各出力先に配置された印刷装置42とが接続されてい
る。
【0013】処理装置1は、コンピュータシステム3か
らの帳票の印刷情報を受ける出力情報処理部12と、入
力装置41からの出力要求17を受ける出力要求処理部
13と、印刷装置42を制御する出力制御部14と、こ
の出力制御部14を介して障害回復処置を制御する障害
回復処置制御部15と、入力装置41からの配布先情報
18を受ける出力定義情報処理部16と、ディスク装置
2を制御するディスク制御部19と、出力要求処理部1
3およびディスク制御部19から情報を受けると共に、
出力制御部14および障害回復処置制御部15を制御す
る主制御部11とを備えている。
【0014】コンピュータシステム3は、帳票名と出力
データの選択基準とこの選択基準に対応する印刷データ
とその印刷パラメータとを含む帳票の印刷情報31を作
成する。
【0015】出力情報処理部12は、コンピュータシス
テム3等によって作成された印刷情報31から、帳票名
と、選択基準と、この選択基準に対応する印刷データの
後述する出力イメージ情報内における格納位置(以下、
単に印刷データの格納位置という。)とからなる管理テ
ーブル22と、印刷パラメータと印刷データとからなる
出力イメージ情報21とを作成し、ディスク制御部19
を介してディスク装置2に記憶させる。
【0016】出力定義情報処理部16は、利用者の指示
した、出力先とこの出力先内における配布単位である配
布先と選択基準と障害発生時に実施する処置の情報であ
る障害回復処置情報とを含む配布先情報18に基づい
て、帳票名と出力先と配布先と選択基準と障害回復処置
情報の対応関係を示す配布先情報テーブル23を作成
し、ディスク制御部19を介してディスク装置2に記憶
させる。
【0017】ディスク制御部19は、上述の出力イメー
ジ情報21、管理テーブル22および配布先情報テーブ
ル23をディスク装置2に書き込む、あるいはディスク
装置2から読み込む。
【0018】出力要求処理部13は、入力装置41から
帳票名と出力先とからなる出力要求17を受けて、主制
御部11へ通知する。
【0019】主制御部11は、出力要求17を受けて、
配布先情報テーブル23から、出力先と配布先と選択基
準とを検索し、管理テーブル22から、この選択基準に
対応する印刷データの格納位置を入手して、出力制御部
14に通知する。また、主制御部11は、配布先情報テ
ーブル23から、出力先の印刷装置あるいは通信回線で
障害が発生した場合に実施する処置の情報である障害回
復処置情報を入手して、障害回復処置制御部15に通知
する。
【0020】出力制御部14は、主制御部11から導か
れた出力先と配布先と選択基準とこの選択基準に対応す
る印刷データの格納位置とに基づき、印刷データを検索
しながら出力先の印刷装置42へ順次出力する。また、
出力制御部14は、出力先あるいは配布先の変わり目
に、出力先名と配布先名を用いて、配布先等が変わった
ことをオペレータに通知する分離ページを作成し、出力
先の印刷装置42へ出力する。
【0021】なお、印刷データの格納位置は、主制御部
11ではなく出力制御部14が検索するようにしても良
い。
【0022】障害回復処置制御部15は、印刷装置ある
いは通信回線等に障害が発生した場合に、主制御部11
から導かれた障害回復処置情報に基づいて障害回復処置
を制御する。
【0023】この帳票出力制御装置では、帳票の印刷情
報31から、出力情報処理部12によって、管理テーブ
ル22と出力イメージ情報21とが作成され、配布先情
報18に基づいて、出力定義情報処理部16によって、
配布先情報テーブル23が作成され、それぞれディスク
装置2に記憶される。そして、出力要求17に基づい
て、主制御部11によって、配布先情報テーブル23か
ら出力先と配布先と選択基準と障害回復処置情報が検索
され、管理テーブル22から選択基準に対応する印刷デ
ータの格納位置が得られ、この出力先と配布先と選択基
準と印刷データの格納位置とに基づいて、出力制御部1
4によって、印刷データが検索されて順次出力先の印刷
装置42へ出力される。また、障害発生時には、主制御
部11によって得られた障害回復処置情報に基づいて、
障害回復処置制御部15によって、障害回復処置が制御
される。
【0024】図2は、本実施例が適用されるシステムの
構成を示す説明図である。この図に示すように、本実施
例は、帳票の印刷データを遠隔地の支店や営業所等の印
刷装置へ出力する帳票出力制御装置5に適用される。こ
の帳票出力制御装置5には、図1におけるコンピュータ
システム3に相当するホストコンピュータ4が接続され
ていると共に、例えば大阪支店、名古屋支店、札幌支
店、東京本社の各入力装置6a〜6dおよび印刷装置7
a〜7dが通信回線を介して接続されている。
【0025】次に、図3を用いて、本実施例の帳票出力
制御装置の構成と動作について詳しく説明する。
【0026】図3に示すように、本実施例の帳票出力制
御装置は、中央処理装置(以下、CPUと記す。)51
と、このCPU51に対してバス60を介して接続され
たリード・オンリ・メモリ(以下、ROMと記す。)5
4、ランダム・アクセス・メモリ(以下、RAMと記
す。)55およびページメモリ56とを備えている。帳
票出力制御装置は、さらに、ディスク装置2と、ホスト
コンピュータ4とのインタフェイスをとる入出力インタ
フェイス部52と、入力装置41とのインタフェイスを
とる入出力インタフェイス部53と、ディスク装置2と
のインタフェイスをとる入出力インタフェイス部57
と、印刷装置42とのインタフェイスをとる入出力イン
タフェイス部58とを備えている。
【0027】CPU51は、RAM55をワーキングエ
リアとして、ROM54に格納されたプログラムを実行
することによって、主制御部11、出力情報処理部1
2、出力要求処理部13、出力制御部14、障害回復処
置制御部15、出力定義情報処理部16およびディスク
制御部19を実現するようになっている。
【0028】なお、入出力インタフェイス部52は出力
情報処理部12に接続され、入出力インタフェイス部5
3はバス60に接続され、入出力インタフェイス部57
はディスク制御部19に接続され、入出力インタフェイ
ス部58は出力制御部14に接続されている。
【0029】出力定義情報処理部16は、利用者によっ
て入力装置41から入力された配布先情報18を、入出
力インタフェイス53を介して入力し、配布先情報テー
ブルをRAM55に作成する。配布先情報18は、帳票
名と、帳票名を単位として少なくとも一つの出力先の印
刷装置と、出力先内の配布単位である配布先と、選択基
準と、障害回復処置情報との対応関係を示す情報であ
る。また、障害回復処置情報は、帳票出力中に出力先の
印刷装置あるいは通信回線等で障害が発生した場合に、
再試行するか否かの指示と、再試行する場合の再試行回
数と、再試行時間間隔の情報を有している。
【0030】図7は配布先情報テーブルのフォーマット
を示す説明図である。この図に示すように、配布先情報
テーブルは、前述の帳票名、出力先の印刷装置、配布
先、選択基準および障害回復処置情報の対応関係を示す
ものである。なお、図における選択基準中の“ALL”
は、全ての印刷データを出力する指定である。
【0031】また、出力定義情報処理部16は、RAM
55に展開された配布先情報テーブルを、ディスク制御
部19および入出力インタフェイス部57を介して、デ
ィスク装置2に記憶させる。なお、ディスク装置2に記
憶する際の配布先情報テーブルのファイル名は帳票名を
用いる。すなわち、配布先情報テーブルは帳票名を単位
として管理される。
【0032】出力情報処理部12は、ホストコンピュー
タ4から入出力インタフェイス部52を介して、帳票名
と、選択基準と、この選択基準に対応する印刷データ
と、印刷パラメータとで構成される印刷情報を入力す
る。また、入力した帳票名をファイル名として、ディス
ク装置2から配布先情報テーブルを読み込み、RAM5
5に展開する。また、RAM55に展開された配布先情
報テーブルから、選択基準をキーとして、印刷情報中の
印刷データを検索し、管理テーブルと出力イメージ情報
とをRAM55に作成し、ディスク制御部19およびイ
ンタフェイス部57を介して、ディスク装置2に記憶さ
せる。なお、ディスク装置2に記憶する際の管理テーブ
ルと出力イメージ情報のファイル名は帳票名を用いる。
【0033】印刷情報のフォーマットを図4に示し、管
理テーブルのフォーマットを図5に示し、出力イメージ
情報のフォーマットを図6に示す。
【0034】出力要求処理部13は、入力装置41から
入出力インタフェイス部53を介して、帳票名と、出力
先とからなる出力要求17を入力する。また、入力した
帳票名をファイル名としてディスク装置2から配布先情
報テーブルを読み込み、RAM55に展開する。また、
入力した出力要求を主制御部11へ通知する。
【0035】主制御部11は、出力要求処理部13から
帳票名と、出力先とからなる出力要求を入力する。ま
た、入力した帳票名をファイル名としてディスク装置2
から管理テーブルと出力イメージ情報とを読み込み、R
AM55に展開する。また、RAM55に展開された配
布先情報テーブルから、出力先をキーとして、出力先
と、配布先と、選択基準とを検索し、出力制御部14へ
通知する。また、RAM55に展開された配布先情報テ
ーブルから、出力先をキーとして、障害回復処置情報を
検索し、出力先と、障害回復処置情報とを障害回復処置
制御部15へ通知する。
【0036】例えば、帳票名が“在庫一覧表”で、出力
先が“大阪支店”の場合、出力先と図7に示す配布先情
報テーブルから、配布先として、“営業1課”、“顧客
サービス課”、“大阪物流センター”が得られ、選択基
準として、“OSAKA1”、“OSAKA2”、“O
SAKA3”が得られ、出力制御部14へ通知される。
また、出力先と配布先情報テーブルから、障害回復処置
を実施するか否かの指示として、“実施”、“実施”、
“不実施”が得られ、再試行する場合の再試行回数とし
て、“3”、“3”、“0”が得られ、再試行する場合
の再試行時間間隔として、“60(秒)”、“60
(秒)”、“0”が得られ、障害回復処置制御部15へ
通知される。
【0037】出力制御部14は、主制御部11から出力
先と配布先と選択基準とを入手し、管理テーブルから印
刷データの格納位置を入手し、これらに基づいて印刷デ
ータを検索しながら出力先の印刷装置42へ順次出力す
る。また、出力先あるいは配布先の変わり目に、出力先
名と配布先名を用いて、配布先等が変わったことをオペ
レータに通知する分離ページを作成し、出力先の印刷装
置42へ出力する。
【0038】図8は出力制御部14の処理を示すフロー
チャートである。この処理では、まず、ステップ(以
下、Sと記す。)101で、主制御部11から出力先と
配布先と選択基準とを入手し、S102で、選択基準を
キーとして、管理テーブルから印刷データの格納位置を
入手する。次にS103で、前の出力と同一の配布先か
否かを判断する。同一の配布先でない場合(“N”)、
すなわち最初の配布先である場合または配布先が変わっ
た場合は、S104で、出力先と配布先とを用い、これ
らを印刷した分離ページをページメモリ56に展開し、
S105で、ページメモリ56に展開された分離ページ
を出力先の印刷装置へ出力する。次にS106で、障害
回復処置制御部15からエラー通知があったか否かを判
断する。エラー通知があれば(“Y”)、S112で主
制御部11に異常終了を通知して処理を終了し、エラー
通知がなければ(“N”)、S107へ進む。また、S
103で同一の配布先の場合(“Y”)はそのままS1
07へ進む。
【0039】S107では、出力イメージ情報から1ペ
ージ分の印刷データを得て、これをページメモリ56に
順次展開する。次にS108で、ページメモリ56に展
開された印刷データを出力先の印刷装置へ出力する。次
にS109で、障害回復処置制御部15からエラー通知
があったか否かを判断する。エラー通知があれば
(“Y”)、S112で主制御部11に異常終了を通知
して処理を終了し、エラー通知がなければ(“N”)、
S110へ進む。S110では、残印刷データがあるか
否かを判断する。残印刷データがあれば(“Y”)S1
03へ戻り、残印刷データがなく(“N”)、選択され
た印刷データの出力が全て終了した場合は、S111で
主制御部11に正常終了を通知して処理を終了する。
【0040】以上の処理により、例えば、帳票名が“在
庫一覧表”で、出力先が“大阪支店”の場合、図5に示
す管理テーブルから選択基準として、“OSAKA
1”、“OSAKA2”、“OSAKA3”が得られ、
印刷データの格納位置として、アドレス“p1〜p2−
1”、“p2〜p3−1”、“p3〜p4−1”が得ら
れる。そして、出力イメージ情報から印刷データとし
て、図6における“イ”の部分が得られ、出力先の印刷
装置へ出力される。
【0041】また、帳票名が“在庫一覧表”で、出力先
が“名古屋支店”の場合、管理テーブルから選択基準と
して、“NAGOYA1”、“NAGOYA2”が得ら
れ、印刷データの格納位置として、“p4〜p5−
1”、“p5〜p6−1”が得られる。そして、出力イ
メージ情報から印刷データとして、図6における“ロ”
の部分が得られ、出力先の印刷装置へ出力される。
【0042】また、帳票名が“在庫一覧表”で、出力先
が“東京本社”の場合、図7に示す配布先情報テーブル
から選択基準として、“ALL”が得られ、“ALL”
の場合すべての印刷データを出力する指定のため、管理
テーブルから印刷データ内の格納位置として、“p1〜
p7−1”が得られる。そして、出力イメージ情報から
印刷データとして、図6における“ハ”の部分が得ら
れ、出力先の印刷装置へ出力される。
【0043】障害回復処置制御部15は、出力先の印刷
装置への出力が正常に終了したか否かを監視すると共
に、障害が発生した場合に障害回復処置を行う。
【0044】図9は障害回復処置制御部15の処理を示
すフローチャートである。この処理では、まず、S12
1で、出力先の印刷装置への出力が正常に終了したか否
かを判断し、正常に終了していれば(“Y”)、S13
0で出力制御部14に正常終了を通知して処理を終了す
る。障害が発生して正常に終了していなければ
(“N”)、S122で、障害回復処置情報から、配布
先が障害回復処置すなわち再試行を実施する配布先か否
かを判断し、再試行を実施しない配布先の場合
(“N”)は、S131で出力制御部14に異常終了を
通知して処理を終了する。
【0045】S122で、再試行を実施する配布先の場
合(“Y”)は、S123で障害回復処置情報から再試
行回数を取得し、S124で障害回復処置情報から再試
行時間間隔を取得し、S125で再試行回数が“0”か
否かを判断する。“0”の場合(“Y”)は、S131
で出力制御部14に異常終了を通知して処理を終了す
る。“0”でない場合(“N”)は、S126で再試行
時間間隔の経過を待ち、S127で再試行を実施する。
次にS128で、再試行が正常に終了したか否かを判断
する。正常に終了していれば(“Y”)、S130で出
力制御部14に正常終了を通知して処理を終了する。正
常に終了していなければ(“N”)、S129で、再試
行回数から“1”を減算してS125へ戻る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、出力先の印刷装置あるいは通信回線等で障害
が発生した場合に、障害回復処置を実施することによ
り、帳票出力制御装置の信頼性を大幅に向上させること
ができるという効果がある。
【0047】また、請求項2記載の発明によれば、出力
先あるいは配布先の変わり目に、出力先名と配布先名と
を印字した分離ページを出力することによって、上記効
果に加え、帳票の仕分け、配布にかかる負荷を軽減する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の帳票出力制御装置の概略
の構成を示すブロック図である。
【図2】 一実施例が適用されるシステムの構成を示す
説明図である。
【図3】 一実施例の帳票出力制御装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 一実施例における印刷情報のフォーマットを
示す説明図である。
【図5】 一実施例における管理テーブルのフォーマッ
トを示す説明図である。
【図6】 一実施例における出力イメージ情報のフォー
マットを示す説明図である。
【図7】 一実施例における配布先情報テーブルのフォ
ーマットを示す説明図である。
【図8】 図3における出力制御部の処理を示すフロー
チャートである。
【図9】 図3における障害回復処置制御部の処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1…コンピュータシステム、2…処理装置、3…ディス
ク装置、5…帳票出力制御装置、11…主制御部、12
…出力情報処理部、13…出力要求処理部、14…出力
制御部、15…障害回復処置制御部、16…出力定義情
報処理部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票の印刷情報から、帳票名と出力デー
    タの選択基準とこの選択基準に対応する印刷データの格
    納位置とを含む管理テーブルと、印刷パラメータと印刷
    データとを含む出力イメージ情報とを作成し、記憶させ
    る出力情報作成手段と、 出力先とこの出力先内における配布単位である配布先と
    選択基準と障害発生時に実施する処置の情報である障害
    回復処置情報とを含む配布先情報に基づいて、前記出力
    先と配布先と選択基準と障害回復処置情報の対応関係を
    示す配布先情報テーブルを作成し、記憶させる出力定義
    情報作成手段と、 帳票名と出力先とを含む出力要求を受けて、前記配布先
    情報テーブルから出力先と配布先と選択基準と障害回復
    処置情報を検索すると共に、前記管理テーブルから選択
    基準に対応する印刷データの格納位置を得る検索手段
    と、 この検索手段によって得られた出力先と配布先と選択基
    準と印刷データの格納位置とに基づいて、印刷データを
    検索しながら順次出力先の印刷装置へ出力する出力制御
    手段と、 障害発生時に、前記検索手段によって得られた障害回復
    処置情報に基づいて、障害回復処置を制御する障害回復
    処置手段とを具備することを特徴とする帳票出力制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記出力制御手段は、出力先あるいは配
    布先の変わり目に、出力先名と配布先名とを用いて、出
    力先あるいは配布先が変わったことを通知する分離ペー
    ジを作成し、出力先の印刷装置へ出力することを特徴と
    する請求項1記載の帳票出力制御装置。
JP4340861A 1992-12-22 1992-12-22 帳票出力制御装置 Pending JPH06187106A (ja)

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JP4340861A JPH06187106A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 帳票出力制御装置

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JP4340861A Pending JPH06187106A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 帳票出力制御装置

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JP (1) JPH06187106A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108427383B (zh) * 2017-02-13 2021-02-12 横河电机株式会社 工程设计装置、工程设计方法及存储介质

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CN108427383B (zh) * 2017-02-13 2021-02-12 横河电机株式会社 工程设计装置、工程设计方法及存储介质

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