JPH0618623U - 小型エンジンのエンジンカバー構造 - Google Patents
小型エンジンのエンジンカバー構造Info
- Publication number
- JPH0618623U JPH0618623U JP5822392U JP5822392U JPH0618623U JP H0618623 U JPH0618623 U JP H0618623U JP 5822392 U JP5822392 U JP 5822392U JP 5822392 U JP5822392 U JP 5822392U JP H0618623 U JPH0618623 U JP H0618623U
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- Japan
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- carburetor
- cover body
- engine
- cylinder
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カバー体と、このカバー体と組み合わせられ
導風板との間に空間を形成してこれを有効利用するエン
ジンカバー構造を提供する。 【構成】 導風板17と組み合わせてファンハウジング内
に発生する冷却風をシリンダー3 外周部に導く冷却風通
路18を形成するハット状をなすカバー体2 であって、該
カバー体2 のキャブレター側周壁部22と導風板17との間
に空間23を形成したことを特徴とするエンジンカバー構
造である。
導風板との間に空間を形成してこれを有効利用するエン
ジンカバー構造を提供する。 【構成】 導風板17と組み合わせてファンハウジング内
に発生する冷却風をシリンダー3 外周部に導く冷却風通
路18を形成するハット状をなすカバー体2 であって、該
カバー体2 のキャブレター側周壁部22と導風板17との間
に空間23を形成したことを特徴とするエンジンカバー構
造である。
Description
【0001】
この考案は、チェンソー、ヘッヂトリマー、刈払機などの携帯作業機用小型汎 用エンジンに適用されるエンジンカバー構造に関する。
【0002】
携帯作業機用小型汎用エンジンでは、通常、シリンダーは、その上部から外周 部に掛けてカバーするカバー体が用いられる。
【0003】 そして、シリンダーの片方にキャブレターとエアクリーナを、他方にマフラー を配装したエンジンにおいては、シリンダーとマフラーを一つのカバーを用いて カバーするようにしている。(先行技術として、例えば、実開昭59−9142 9号公報参照)
【0004】
ところで、上記するようなエンジンにおいて、エンジンの点火機構は、クラン クケース側に配装され、この点火機構とシリンダー上面に取着したプラグとを接 続する高圧コードは高温部を避けてキャブレター付近でカバーの外に露出して通 される。
【0005】 また、点火機構に接続されてエンジンを停止させるエンジン停止用スイッチの 配線類もキャブレター付近にあってその一部がカバーの外に露出することがある 。このため、高圧コードや配線類が木の枝などに接触したりすることがある。
【0006】 そこで、これらの部品(高圧コードや配線類)をカバーしたり、隠蔽するとな ると、別途専用の部品が必要となり、部品点数が増え、また、その組み付けのた めの工数が増えて生産コストアップとなる。
【0007】 この考案は上述の点に鑑みなされたものであって、カバー体と、このカバー体 と組み合わせられる導風板との間に空間を形成して部品の隠蔽やキャブレターの 過熱防止などに有効利用するようにしたエンジンカバー構造を提供することを目 的とする。
【0008】
上記の目的を達成するためのこの考案の要旨とするところは、シリンダーの片 方にキャブレターとエアクリーナを、他方にマフラーを配装したエンジンにおい て、導風板と組み合わせてファンハウジング内に発生する冷却風をシリンダー外 周部に導く冷却風通路を形成するハット状をなすカバー体であって、該カバー体 のキャブレター側周壁部を、導風板とキャブレターとの間に入り込ませて導風板 との間に空間を形成したことを特徴とする小型エンジンのエンジンカバー構造に ある。
【0009】
カバー体とシリンダーのキャブレター側に立設した導風板によってシリンダー 回りに冷却風通路を形成し、ファンハウジング内に発生した冷却風をシリンダー 外周部に導いてシリンダーを冷却する。また、カバー体のキャブレター側周壁部 と導風板との間に空間を形成し、この空間内に高圧コードその他の配線類を隠蔽 して保護し、外観的にもキャブレター付近をすっきりさせるとともに、空間の存 在でシリンダー側からの輻射熱および熱気を遮断してキャブレターの過熱を防止 する。
【0010】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1はこの考案を適用したエンジンの斜視図、図2は図1のa−a線における カバー体断面図である。
【0012】 図において、1 はエンジン本体、2 はカバー体を示す。
【0013】 前記エンジン本体1 は、シリンダー3 の外周部に多段状にフィンを設けて空冷 エンジンを構成し、シリンダー3 から所定の距離を隔ててシリンダー3 の片方に キャブレター4 とエアクリーナ5 を、他方にマフラー6 を配装し、また、エンジ ン前部においてクランクケース7 にリコイルスターター8 (図1では把手が現れ ている)を配装し、エンジン後部においてクランクケース7 に取付けたファンハ ウジング9 に動力取り出し口10を開設している。
【0014】 前記カバー体2 は、合成樹脂製 (成型品) のもので、上壁11から下方に周壁12 を延設してハット状をなし、エンジン本体1に被せてシリンダー3 からマフラー 6 に掛けてカバーする。そして、マフラー6 に対応するカバー体2 のマフラー側 周壁部13には、多数の通気用孔14を穿設し、シリンダー3 に取着したプラグ15 ( 図1ではプラグキャップを示す) に対応してカバー体2 の上壁11には、プラグ15 の傾斜に合わせて斜め上向きに開口したプラグカバー部16を形設し、外部からプ ラグキャップが着脱できるようにしている。
【0015】 17はシリンダー3 のキャブレター側に立設した導風板で、カバー体2 と組み合 わせてシリンダー3 回りに冷却風通路18を形成する。この冷却風通路18はエンジ ン後部でファンハウジング9 内に通じ、ファンハウジング9 内で発生した冷却風 をシリンダー3 外周部に導く。
【0016】 なお、カバー体2 の固定は、その周壁12の前後周壁部下端を適宜の固定手段に よってなされる。図1ではカバー体2 の後側周壁部19下端をスクリュー20にてフ ァンハウジング9 に固定している。
【0017】 この考案においては、前記カバー体2 のキャブレター側周壁部22をキャブレタ ー4 に近接させて導風板17とキャブレター4 との間に入り込ませて導風板17との 間に空間23を形成し、この空間23上部、すなわち、カバー体2 の上壁11とキャブ レター側周壁部22との連続部に通気孔24を穿設している。
【0018】 前記空間23は、点火機構とシリンダー3 の上端面に取着したプラグ15にイグニ ション電流を流す高圧コード25や、点火機構に接続されてエンジンを停止させる エンジン停止用スイッチ (図示せず) の配線26などの部品を隠蔽するのに用いる 。また、この空間23が存在するので、空間23内に篭もる熱気は通気孔24から放出 されてシリンダー側からの輻射熱および熱気を遮断し、キャブレター4 の過熱を 防止する。
【0019】 なお、図中27はキャブレター4 とシリンダー3 間に挿設したインシュレータで ある。
【0020】
上記構成からなるこの考案によれば、カバー体と、このカバー体に組み合わせ られる導風板との間に空間を形成し、この空間にプラグにイグニッション電流を 流す高圧コードやその他の配線類を隠蔽して保護するから、これら部品の隠蔽の ための専用部品を必要とせず、部品点数が増えることなく生産コスト面から有利 である。また、外観的にはエアクリーナ付近をすっきりさせてデザイン面からも 優れたものである。また、シリンダーとキャブレターとの間には、導風板とカバ ー体のキャブレター側周壁部が介在するとともに、導風板とキャブレター側周壁 部により空間を形成するから、この空間の存在もシリンダー側からの輻射熱およ び熱気を遮断するのに大きく寄与し、キャブレターの過熱を防止してキャブレタ ー性能を安定させる。
【図1】 この考案を適用したエンジンの全体斜視図で
ある。
ある。
【図2】 図1のa−a線における要部の断面図であ
る。
る。
1 …エンジン本体 2 …カバー体 3 …シリンダー 4 …キャブレター 17…導風板 18…冷却風通路 22…キャブレター側周壁部 23…空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 木下 勝己 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)考案者 野沢 康彦 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダーの片方にキャブレターとエア
クリーナを、他方にマフラーを配装したエンジンにおい
て、導風板と組み合わせてファンハウジング内に発生す
る冷却風をシリンダー外周部に導く冷却風通路を形成す
るハット状をなすカバー体であって、該カバー体のキャ
ブレター側周壁部を、導風板とキャブレターとの間に入
り込ませて導風板との間に空間を形成したことを特徴と
する小型エンジンのエンジンカバー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992058223U JP2523500Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 小型エンジンのエンジンカバー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992058223U JP2523500Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 小型エンジンのエンジンカバー構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618623U true JPH0618623U (ja) | 1994-03-11 |
JP2523500Y2 JP2523500Y2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=13078085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992058223U Expired - Lifetime JP2523500Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 小型エンジンのエンジンカバー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523500Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170009646A1 (en) * | 2014-01-31 | 2017-01-12 | Makita Corporation | Portable work machine |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58148231U (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-05 | 小松ゼノア株式会社 | シリンダ−カバ− |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP1992058223U patent/JP2523500Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58148231U (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-05 | 小松ゼノア株式会社 | シリンダ−カバ− |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2523500Y2 (ja) | 1997-01-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |