JPH0618567A - 光ファイバ電流センサ - Google Patents

光ファイバ電流センサ

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JPH0618567A
JPH0618567A JP5076876A JP7687693A JPH0618567A JP H0618567 A JPH0618567 A JP H0618567A JP 5076876 A JP5076876 A JP 5076876A JP 7687693 A JP7687693 A JP 7687693A JP H0618567 A JPH0618567 A JP H0618567A
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JP
Japan
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optical fiber
light
polarizer
analyzer
fiber
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Application number
JP5076876A
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English (en)
Inventor
Munechika Saito
宗敬 斉藤
Hitoshi Nakai
仁志 中井
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光ファイバの巻数を増加させることなく、検出
感度を増大させる。 【構成】被検出電流が流れる導体11に単一モード光フ
ァイバ12を巻き付け、光ファイバ12の一端に反射膜
12aを設ける。光ファイバ12の他端と偏光子15及
び検光子16との間をビームスプリッタ17を介して結
合する。発光源13から出た光を偏光子15に入射させ
て直線偏光とし、この直線偏光をビームスプリッタ17
を通して光ファイバ12に与える。光ファイバ12内に
入射した直線偏光は、光ファイバ内を片道だけ通過する
場合の2倍の角度回転する。光ファイバ12内を往復し
てきた光をビームスプリッタ17を通して検光子16に
与え、検光子16により得た強度変調光を光検出器20
により検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバのファラデ
ー効果を利用した光ファイバ電流センサに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光ファイバのファラデー効果を利用した
光ファイバ電流センサとして、図7に示したものが知ら
れている。同図において、1は被検出電流が流れる導
体、2は導体1にコイル状に巻回された単一モード(シ
ングルモード)光ファイバで、光ファイバ2の一端及び
他端はそれぞれセルフォックレンズ3A及び3Bを介し
て偏光子4及び検光子5に結合されている。6は半導体
レーザからなる発光源で、発光源6は多重モード(マル
チモード)光ファイバ7Aと光アイソレータ8と多重モ
ード光ファイバ7Bとセルフォックレンズ3Cとを通し
て偏光子4に結合されている。検光子5はセルフォック
レンズ3Dと多重モード光ファイバ7Cとを通して起電
圧光ダイオード等の光/電気信号変換素子からなる光検
出器9に結合されている。検光子5はその偏光方向が偏
光子4に対して45度の角度をなすように設けられてい
る。
【0003】光アイソレータ8は反射光が発光源6の半
導体レーザに戻ってノイズの発生の原因となるのを防止
するために設けられている。またセルフォックレンズ3
A〜3Dは、光の結合率を高めるために設けられてい
る。
【0004】上記の光ファイバ電流センサにおいて、発
光源6が発生した光は光アイソレータ8を経て偏光子4
に入射する。偏光子4は与えられた光を直線偏光として
単一モード光ファイバ2に入射させる。光ファイバ2内
に入射した直線偏光は、導体1を流れる電流により発生
する磁界による光ファイバ2のファラデー効果により、
その偏光面が磁界の強さに応じた角度だけ回転させられ
る。一般にファラデー素子に磁界Hを印加した場合に生
じる偏光面の回転角θは、磁界中に配置されたファラデ
ー素子の長さをL、ベルデ定数をVD とすると、θ=V
D ・H・Lで与えられる。被検出電流が流れる導体に巻
回された光ファイバ2のファラデー効果は、該光ファイ
バ2の巻数に比例する。
【0005】従って単一モード光ファイバ2から出射し
た直線偏光は電流の強さに応じて偏光面が所定の角度回
転させられている。光ファイバ2を通過した光は検光子
5により電流の大きさに応じて強度変調された光として
取り出され、この光が光検出器9により検出される。光
検出器9の出力が復調されて、被検出電流に応じた電気
信号が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の光ファイバ電流
センサにおいては、ファラデー効果が単一モード光ファ
イバ2の巻数に比例するが、光ファイバのヴェルデ定数
(比例定数)が小さいという問題がある。そのため、電
流センサとして十分な感度を確保するためには、光ファ
イバの巻数を多くしなければならないという問題があっ
た。
【0007】また上記の光ファイバ電流センサを、ガス
絶縁開閉装置等の電気機器に適用する場合には、例えば
偏光子4及び検光子5とセルフォックレンズ3A〜3D
と単一モード光ファイバ2とからなるセンサの主要部を
電気機器の容器内に配置することになるが、この場合、
電気機器の容器内で2本の多重モード光ファイバ7B及
び7Cを引き回すことが必要になる。電気機器の容器内
に配置された光ファイバは、該容器内の電界分布を乱す
原因になるおそれがあるため、電気機器の絶縁設計に支
障を来さないようにするためには、電気機器の容器内に
配置する光ファイバの数をできるだけ少なくすることが
必要であり、できれば容器内で1本の光ファイバを引き
回すだけで済むようにするのが好ましい。
【0008】本発明の目的は、光ファイバの巻数を増加
させることなく高い感度を得ることができるようにした
光ファイバ電流センサを提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、電気機器の容器内で
1本の多重モード光ファイバを引き回すだけで、検出出
力を取り出すことができるようにした光ファイバ電流セ
ンサを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明の光ファ
イバ電流センサは、被検出電流が通電される導体にコイ
ル状に巻回された単一モード光ファイバと、単一モード
光ファイバの一端に設けられた反射膜と、発光源から与
えられる光を直線偏光とする偏光子と、検光子と、光フ
ァイバの他端と偏光子と検光子とに結合されて偏光子か
ら得られる直線偏光を光ファイバに与え、光ファイバの
一端の反射膜で反射した光を検光子に与えるビームスプ
リッタと、検光子を通過した光を検出する光検出器とに
より構成される。
【0011】本願第2の発明の光ファイバ電流センサ
は、被検出電流が通電される導体と、導体にコイル状に
巻回された単一モード光ファイバと、単一モード光ファ
イバの一端に設けられた反射膜と、単一モード光ファイ
バーの他端にファラデー回転子を介して結合された偏光
子と、光検出器と、発光源と偏光子と光検出器とに結合
されて発光源から与えられた光を偏光子とファラデー回
転子とを通して光ファイバーに与え、光ファイバの一端
の反射膜で反射してファラデー回転子及び偏光子を通過
した光を前記光検出器に与えるビームスプリッタとによ
り構成される。
【0012】
【作用】上記第1の発明のように構成すると、発光源か
らの光は偏光子で直線偏光され、単一モード光ファイバ
に入射される。この光ファイバに入射された直線偏光
は、該光ファイバの一端に設けられた反射膜に向って伝
搬する際に、導体に流れる電流によって発生する磁界に
よる単一モード光ファイバのファラデー効果により、そ
の偏光面が磁界(電流)の強さに応じた角度だけ回転さ
せられる。この直線偏光は光ファイバの一端に設けられ
た反射膜によって反射し、逆方向に伝搬されるが、この
逆方向への伝搬の際にもファラデー効果によりその偏光
面が回転させられる。従って、偏光子から出た直線偏光
は、従来のように光ファイバ内の光路を片道だけ伝搬す
る場合の2倍の角度だけその偏光面が回転することにな
る。電流の大きさに応じて偏光面の回転が生じた光は、
ビームスプリッタにより検光子に導かれ、該検光子から
強度変調された光が取り出される。この光は光検出器に
より検出されて電気信号に変換されるので、該光検出器
の出力を復調することにより、被検出電流に応じた電気
信号を得ることができる。
【0013】このように、本発明においては、偏光子か
ら得られた直線偏光を、単一モード光ファイバ内で往復
させることにより、該光ファイバ内の光路を片道だけ伝
搬させる場合の2倍の角度だけ偏光面を回転させるた
め、単一モード光ファイバの巻数を従来と同一とした場
合、電流の検出感度を従来の2倍に向上させることがで
きる。
【0014】また、本願第2の発明のように構成した場
合には、発光源から得られる光がビームスプリッタを通
して偏光子に入射される。該偏光子により得られた直線
偏光は、ファラデー回転子により一定の角度αだけ回転
させられて単一モード光ファイバに入射し、該光ファイ
バ内を往復する。単一モード光ファイバ内を往復して該
光ファイバから出射した光は再びファラデー回転子に入
射するため、該ファラデー回転子により再び回転させら
れる。ファラデー効果は非相反的な効果であるため、一
度ファラデー回転子を通過した光を再び逆方向から該フ
ァラデー回転しに入射させた場合、偏光面の回転角は積
算されて2αとなる。
【0015】このように、偏光子から出た直線偏光は、
ファラデー回転子を2度通過することにより、その偏光
面が2αだけ回転することになるため、αを適当に設定
しておくことにより、光ファイバー側から戻ってくる光
に対して偏光子を検光子として作用させることができ、
被検出電流により強度変調された光を該検光子を通して
取り出すことができる。この強度変調された光は、ビー
ムスプリッタを介して光検出器により与えられ、該検出
器により復調されて被検出電流の大きさが検出される。
【0016】尚通常は、ファラデー回転子による回転角
αを22.5度に設定して、発光源からビームスプリッ
タを通して偏光板に入射することにより直線偏光とされ
た光が往復で45度回転して戻ってくるようにしておけ
ばよい。
【0017】第2の発明のように構成すると偏光子を検
光子としても用いることができるため、構成を簡単にす
ることができ、偏光子と検光子との間の光学的な位置関
係の調整が不要になる。即ち、第1の発明のように偏光
子と検光子とを別個に設ける場合には、偏光子の偏光方
向を検光子の偏光方向に対して45度傾けるように調整
する必要があるが、第2の発明によれば、このような調
整が不要になる。
【0018】また第2の発明のように構成すると、単一
モード光ファイバとファラデー回転子と偏光子とを含む
センサの主要部とビームスプリッタとの間が1本の光フ
ァイバで接続されるため、ガス絶縁開閉装置等の電気機
器に適用する場合に、ビームスプリッタを電気機器の容
器外に配置することにより、電気機器の容器内で引き回
す光ファイバを1本だけとすることができ、電気機器の
絶縁設計を容易にすることができる。
【0019】
【実施例】図1は本願第1の発明の一実施例を示したも
ので、同実施例において11は被検出電流が流れる導
体、12は導体11にコイル状に巻回された単一モード
光ファイバ、13は発光源、14は光アイソレータ、1
5は偏光子、16は検光子、17はポート17a〜17
cを有するビームスプリッタ、18A〜18Eは多重モ
ード光ファイバである。
【0020】単一モード光ファイバ12の一端には反射
膜12aが設けられ、該光ファイバ12の他端はビーム
スプリッタ17のポート17aに結合されている。発光
源13は多重モード光ファイバ18Aと、アイソレータ
14と、多重モード光ファイバ18Bと、セルフォック
レンズ19Aとを通して偏光子15に結合され、偏光子
15はセルフォックレンズ19Bと光ファイバ18Cと
を通してビームスプリッタ17のポート17bに結合さ
れている。ビームスプリッタのポート17cは光ファイ
バ18Dとセルフォックレンズ19Cとを介して検光子
16に結合され、検光子16はセルフォックレンズ19
Dと光ファイバ18Eとを通して光検出器20に結合さ
れている。検光子16はその偏光方向が偏光子15に対
して45度の角度をなすように設けられている。
【0021】上記の実施例において、発光源13が発生
した光は光ファイバ18Aと、光アイソレータ14と、
光ファイバ18Bとを通して偏光子15に入射されて直
線偏光とされる。この直線偏光は光ファイバ18Cとビ
ームスプリッタ17とを通して単一モード光ファイバ1
2に入射される。光ファイバ12に入射した直線偏光
は、該光ファイバ12内を反射膜12aに向って伝搬す
る過程で、光ファイバ12のファラデー効果により、図
2に示すように、偏光面が磁界(被検出電流)の大きさ
に相応した角度θだけ回転する。この直線偏光は光ファ
イバの一端に設けられた反射膜によって反射し、逆方向
に伝搬されるが、この逆方向への伝搬の際にもファラデ
ー効果を受けてその偏光面がθだけ回転させられる。従
って、偏光子15から出た直線偏光は、光ファイバ内の
光路を片道だけ伝搬する場合の2倍の角度2θだけその
偏光面が回転する。電流の大きさに応じて偏光面の回転
が生じた光は、ビームスプリッタ17により検光子16
に導かれ、検光子16から強度変調された光が取り出さ
れる。この光は光検出器20により検出されて電気信号
に変換される。光検出器20の出力を復調することによ
り、被検出電流に応じた電気信号を得ることができる。
【0022】図1の実施例では、ビームスプリッタ17
と偏光子15との間を光ファイバ18Cとセルフォック
レンズ19Bとにより結合し、ビームスプリッタ17と
検光子16との間を光ファイバ18Dとセルフォックレ
ンズ19Cとを介して結合しているが、これらの間の結
合の仕方は任意である。例えば図3に示すように、偏光
子15及び検光子16をビームスプリッタ17に直接結
合するようにしてもよい。この場合偏光子15と検光子
16とビームスプリッタ17とセルフォックレンズ19
A及び19Dと単一モード光ファイバ12とによりセン
サの主要部が構成され、該主要部が電気機器内に配置さ
れる。図3において30は例えばガス絶縁開閉装置の容
器の壁部で、該容器の壁部30の左側(矢印で示された
側)が容器内のガス空間である。多重モード光ファイバ
18B及び18Eは壁部30に取付けられた気密保持用
のアダプタ31及び32を通して容器内に導入される。
【0023】また上記の実施例では、偏光子15と発光
源13との間をアイソレータ14とセルフォックレンズ
19Aと光ファイバ18A,18Bとを介して結合して
いるが、これらの間の結合の仕方も任意であり、場合に
よってはアイソレータを省略したりセルフォックレンズ
を省略したりすることができる。
【0024】図4は本願第2の発明の実施例を示したも
ので、この実施例では発光源13が光ファイバ18Aと
光アイソレータ14と光ファイバ18Bとを通してビー
ムスプリッタ17のポート17bに結合され、ビームス
プリッタ17のポート17aは光ファイバ18Cとセル
フォックレンズ19Aとを通して偏光子15に結合され
ている。偏光子15には鉛ガラスやYIG等の磁気光学
材料からなるファラデー回転子21が結合され、該ファ
ラデー回転子はセルフォックレンズ19Bを通して単一
モード光ファイバ12の他端に結合されている。ファラ
デー回転子21には磁石22により飽和磁界が与えられ
ている。本実施例では、ファラデー回転子による偏光面
の回転角αが22.5度に等しくなるようにファラデー
回転子21の厚さが設定されている。ビームスプリッタ
17のポート17cは光ファイバ18Dを介して光検出
器20に結合されている。なお本実施例において、光フ
ァイバ18A〜18Dは全て多重モード光ファイバであ
る。
【0025】図4の実施例の動作説明図を図5に示し
た。なお図5においては、偏光子15及びファラデー回
転子21が上下に並べて2つ図示されているが、これら
は実際には同一のものである。図4の実施例において
は、発光源13から得られる光がビームスプリッタ17
を通して偏光子15に入射され、該偏光子により直線偏
光が得られる。この直線偏光は、図5の上部に示された
ようにファラデー回転子21に入射するため、ファラデ
ー回転子21により更に22.5度だけ回転させられて
単一モード光ファイバ12に入射し、該光ファイバ内を
往復する。ファラデー回転子21を通過した光は、単一
モード光ファイバ12のファラデー効果により、その偏
光面が角度2θだけ回転させられる。単一モード光ファ
イバ12内を往復して該光ファイバの他端から出射した
光は、図5の下部に示されているように再びファラデー
回転子21に入射して、該回転子によりその偏光面が2
2.5度だけ回転させられる。ファラデー素子は非相反
性を有するため、一度ファラデー回転子21を通過した
直線偏光を再び逆方向から同じファラデー回転子21に
入射させた場合、偏光面の回転角は積算されて22.5
×2=45度となる。
【0026】このように、偏光子から出た直線偏光は、
ファラデー回転子を2度通過することにより、その偏光
面が45度回転することになるため、光ファイバー側か
ら戻ってくる光に対しては偏光子15を検光子として作
用させることができ、該検光子を通して、被検出電流に
より強度変調された光を取り出すことができる。この強
度変調された光は、ビームスプリッタ17を通して光検
出器20により与えられ、該検出器により検出される。
【0027】図4の実施例の光ファイバ電流センサをガ
ス絶縁開閉装置等の電気機器に適用する場合には、図6
に示すように、偏光子15とファラデー回転子21及び
磁石22とセルフォックレンズ19A,19Bと単一モ
ード光ファイバ12とからなるセンサの主部を電気機器
の容器内のガス空間に配置し、容器の壁部30に取り付
けた気密保持用のアダプタ33を貫通させた多重モード
光ファイバ18Cによりセルフォックレンズ19Aとビ
ームスプリッタ17との間を接続する。このようにする
と、電気機器の容器内では1本の光ファイバ18Cを引
き回すだけで済むため、電気機器の絶縁設計を容易にす
ることができる。
【0028】図4の実施例においては、ビームスプリッ
タ17と発光源13との間をアイソレータ14と光ファ
イバ18A及び18Bとを介して結合し、ビームスプリ
ッタ17と偏光子15との間を光ファイバ18Cとセル
フォックレンズ19Aとを介して結合しているが、これ
らの結合の仕方は任意であり、場合によっては、アイソ
レータを省略したり、セルフォックレンズ19Aを省略
したりすることができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、偏光子
から得られた直線偏光を、単一モード光ファイバ内で往
復させることにより、該光ファイバ内の光路を片道だけ
伝搬させる場合の2倍の角度だけ偏光面を回転させるた
め、単一モード光ファイバの巻数を従来と同一とした場
合、電流の検出感度を従来の2倍に向上させることがで
きる利点がある。
【0030】特に第2の発明によれば、偏光子と単一モ
ード光ファイバとの間にファラデー回転子を配置したこ
とにより、偏光子を検光子としても用いることができる
ため、構成を簡単にすることができ、偏光子と検光子と
の間の光学的な位置関係の調整が不要になるという利点
がある。
【0031】また第2の発明によれば、単一モード光フ
ァイバとファラデー回転子と偏光子とを含むセンサの主
要部とビームスプリッタとの間が1本の光ファイバで接
続されるため、ガス絶縁開閉装置等の電気機器に適用す
る場合に、ビームスプリッタを電気機器の容器外に配置
することにより、電気機器の容器内で引き回す光ファイ
バを1本だけとすることができ、電気機器の絶縁設計を
容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を概略的に示した構成図
である。
【図2】図1の実施例の動作説明図である。
【図3】本発明の他の実施例の構成を概略的に示した構
成図である。
【図4】本発明の更に他の実施例の構成を概略的に示し
た構成図である。
【図5】図4の実施例の動作説明図である。
【図6】図4の実施例の光電流センサを電気機器に取り
付けた状態を概略的に示した説明図である。
【図7】従来の光ファイバ電流センサの構成を概略的に
示した構成図である。
【符号の説明】
11 導体 12 単一モード光ファイバ 12a 反射膜 13 発光源 15 偏光子 16 検光子 17 ビームスプリッタ 18A〜18E 多重モード光ファイバ 19A〜19D セルフォックレンズ 20 光検出器 21 ファラデー回転子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検出電流が通電される導体にコイル状に
    巻回された単一モード光ファイバと、 前記単一モード光ファイバの一端に設けられた反射膜
    と、 発光源から与えられる光を直線偏光とする偏光子と、 検光子と、 前記光ファイバの他端と前記偏光子と検光子とに結合さ
    れて前記偏光子から得られる直線偏光を前記光ファイバ
    に与え、前記光ファイバの一端の反射膜で反射した光を
    前記検光子に与えるビームスプリッタと、 前記検光子を通過した光を検出する光検出器とを備えた
    光ファイバ電流センサ。
  2. 【請求項2】被検出電流が通電される導体と、前記導体
    にコイル状に巻回された単一モード光ファイバと、 前記単一モード光ファイバの一端に設けられた反射膜
    と、 前記単一モード光ファイバーの他端にファラデー回転子
    を介して結合された偏光子と、 光検出器と、 発光源と前記偏光子と光検出器とに結合されて前記発光
    源から与えられた光を前記偏光子とファラデー回転子と
    を通して前記光ファイバーに与え、前記光ファイバの一
    端の反射膜で反射して前記ファラデー回転子及び偏光子
    を通過した光を前記光検出器に与えるビームスプリッタ
    とを備えた光ファイバ電流センサ。
JP5076876A 1992-04-07 1993-04-02 光ファイバ電流センサ Pending JPH0618567A (ja)

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JP5076876A JPH0618567A (ja) 1992-04-07 1993-04-02 光ファイバ電流センサ

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JP4-85329 1992-04-07
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