JPH06185493A - 送水ポンプの運転方法 - Google Patents
送水ポンプの運転方法Info
- Publication number
- JPH06185493A JPH06185493A JP31782692A JP31782692A JPH06185493A JP H06185493 A JPH06185493 A JP H06185493A JP 31782692 A JP31782692 A JP 31782692A JP 31782692 A JP31782692 A JP 31782692A JP H06185493 A JPH06185493 A JP H06185493A
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- JP
- Japan
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- pump
- water
- reservoir
- minimum
- rated
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポンプの運転・停止頻度を緩和することを目
的とする。 【構成】 第1の池から第2の池へ送水する送水ポンプ
の運転方法において、前記第1、第2両方の池に設けら
れた連続測定式水位計の検出水位h1 ,h2を用いて下
式(1)、(2)、(3)より求まるNmin を前記送水
ポンプの最低速度とすることを特徴とする送水ポンプの
運転方法。 HO =HC +h2 −h1 (1) H1 =(H3 −H2 )×1/10+HO (2) Nmin =(H1 /H3 )1/2 ×NR (3) 但し、 HC :第1の池と第2の池の設置高低差 H3 :ポンプ定格回転数時の締切揚程 H2 :ポンプ定格揚程 NR :ポンプ定格回転数 とする。
的とする。 【構成】 第1の池から第2の池へ送水する送水ポンプ
の運転方法において、前記第1、第2両方の池に設けら
れた連続測定式水位計の検出水位h1 ,h2を用いて下
式(1)、(2)、(3)より求まるNmin を前記送水
ポンプの最低速度とすることを特徴とする送水ポンプの
運転方法。 HO =HC +h2 −h1 (1) H1 =(H3 −H2 )×1/10+HO (2) Nmin =(H1 /H3 )1/2 ×NR (3) 但し、 HC :第1の池と第2の池の設置高低差 H3 :ポンプ定格回転数時の締切揚程 H2 :ポンプ定格揚程 NR :ポンプ定格回転数 とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上水道送水ポンプの制
御装置に関する。
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上水道の配水流量の変化が大きい
ため、配水池用送水ポンプには、配水配水池の水位に比
例した可変速運転を採用して、ポンプの運転・停止頻度
を抑制していた。
ため、配水池用送水ポンプには、配水配水池の水位に比
例した可変速運転を採用して、ポンプの運転・停止頻度
を抑制していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような送水ポンプ
に用いられる遠心ポンプは、締切運転防止のため、連続
運転時はいかなる状態に於いても定格吐出量の10%以
上の吐出量を確保する必要があり、その吐出量に見合う
ポンプの最低回転数を設定し、その回転数以下で運転し
ない様にする必要がある。ところが、従来技術では、ポ
ンプの「吐出量−揚程」曲線は複雑であり、又、配水池
及び浄水池の水位の変動により最低回転数の設定が難し
く、最低回転数は安全サイドの設定、すなわち高めの回
転数に設定する傾向があった。このため、配水流量が少
ない場合、吐出量が10%以上となりポンプの運転・停
止頻度が高くなって、ポンプの寿命を低下させるという
不具合があった。そこで、本発明はポンプの運転・停止
頻度を緩和することを目的とする。
に用いられる遠心ポンプは、締切運転防止のため、連続
運転時はいかなる状態に於いても定格吐出量の10%以
上の吐出量を確保する必要があり、その吐出量に見合う
ポンプの最低回転数を設定し、その回転数以下で運転し
ない様にする必要がある。ところが、従来技術では、ポ
ンプの「吐出量−揚程」曲線は複雑であり、又、配水池
及び浄水池の水位の変動により最低回転数の設定が難し
く、最低回転数は安全サイドの設定、すなわち高めの回
転数に設定する傾向があった。このため、配水流量が少
ない場合、吐出量が10%以上となりポンプの運転・停
止頻度が高くなって、ポンプの寿命を低下させるという
不具合があった。そこで、本発明はポンプの運転・停止
頻度を緩和することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、第1の池から第2の池へ送水する送水ポ
ンプの運転方法において、前記第1、第2両方の池に設
けられた連続測定式水位計の検出水位h1 、h2を用い
て下式(1)、(2)、(3)より求まるNmin を前記
送水ポンプの最低速度とすることを特徴とする送水ポン
プの運転方法。 HO =HC +h2 −h1 (1) H1 =(H3 −H2 )×1/10+HO (2) Nmin =(H1 /H3 )1/2 ×NR (3) 但し、 H0 :実揚程 HC :第1の池と第2の池の設置高低差 H1 :ポンプ最低回転数時の締切揚程 H2 :ポンプ定格揚程 H3 :ポンプ定格回転数時の締切揚程 NR :ポンプ定格回転数 とするものである。
め、本発明は、第1の池から第2の池へ送水する送水ポ
ンプの運転方法において、前記第1、第2両方の池に設
けられた連続測定式水位計の検出水位h1 、h2を用い
て下式(1)、(2)、(3)より求まるNmin を前記
送水ポンプの最低速度とすることを特徴とする送水ポン
プの運転方法。 HO =HC +h2 −h1 (1) H1 =(H3 −H2 )×1/10+HO (2) Nmin =(H1 /H3 )1/2 ×NR (3) 但し、 H0 :実揚程 HC :第1の池と第2の池の設置高低差 H1 :ポンプ最低回転数時の締切揚程 H2 :ポンプ定格揚程 H3 :ポンプ定格回転数時の締切揚程 NR :ポンプ定格回転数 とするものである。
【0005】
【作用】上記手段により、ポンプの最低吐出量は定格吐
出量のほぼ10%となり、ポンプの運転・停止頻度を緩
和できる。
出量のほぼ10%となり、ポンプの運転・停止頻度を緩
和できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は上水道における送水ポンプフローシートを示
す図で、1は第1の池としての浄水池、第2の池として
の2は配水池、3は送水ポンプ、4、5は連続測定式水
位計、6は演算装置、7は回転数制御装置、HO は実揚
程、HC は配水池と浄水池の設置高低差である。図にお
いて、水位計4、5で測定された水位信号h1 、h2 は
演算装置6に入力され、所定演算を行なって出力を回転
数制御装置7に送られ、その出力によって送水ポンプ3
は回転数制御される。送水ポンプによる配水池2の水位
制御であり、B−D間で行なわれる。図2は図1に示す
送水ポンプの運転曲線図で、HO は実揚程、H2 はポン
プ定格揚程、H3 はポンプ定格回転数時の締切揚程であ
る。また、11はポンプ回転数Nが定格回転数NR の時
のQ−H曲線、12は抵抗曲線、13は実揚程HO を表
している。この運転曲線において、Q−H曲線11を点
14と点15を結ぶ近似直線16で近似し、点17(吐
出量10%直線と実揚程HO 直線13との交点)を通
り、前記近似直線16に平行な近似直線18を描き、吐
出量=0の直線との交点19の揚程をH1 とすると、 HO =HC +h2 −h1 (1) H1 =(H3 −H2 )×1/10+HO (2) である。一般に遠心ポンプでは吐出量が10%前後の少
ない領域では、ポンプの運転曲線は直後に近似できるの
で、(1)(2)式による吐出量10%の確保は実用上
支障のない精度を保障できる。遠心ポンプの締切圧力は
回転数の2乗に比例することから、次式、 Nmin =(H1 /H3 )1/2 ×NR (3) によりNmin を求め、ポンプの最低回転数が前記Nmin
となる様に制御することにより、ポンプの最低の吐出量
は、ポンプ定格吐出量のほぼ10%となり、ポンプに必
要な最小吐出量を確保することができる。
る。図1は上水道における送水ポンプフローシートを示
す図で、1は第1の池としての浄水池、第2の池として
の2は配水池、3は送水ポンプ、4、5は連続測定式水
位計、6は演算装置、7は回転数制御装置、HO は実揚
程、HC は配水池と浄水池の設置高低差である。図にお
いて、水位計4、5で測定された水位信号h1 、h2 は
演算装置6に入力され、所定演算を行なって出力を回転
数制御装置7に送られ、その出力によって送水ポンプ3
は回転数制御される。送水ポンプによる配水池2の水位
制御であり、B−D間で行なわれる。図2は図1に示す
送水ポンプの運転曲線図で、HO は実揚程、H2 はポン
プ定格揚程、H3 はポンプ定格回転数時の締切揚程であ
る。また、11はポンプ回転数Nが定格回転数NR の時
のQ−H曲線、12は抵抗曲線、13は実揚程HO を表
している。この運転曲線において、Q−H曲線11を点
14と点15を結ぶ近似直線16で近似し、点17(吐
出量10%直線と実揚程HO 直線13との交点)を通
り、前記近似直線16に平行な近似直線18を描き、吐
出量=0の直線との交点19の揚程をH1 とすると、 HO =HC +h2 −h1 (1) H1 =(H3 −H2 )×1/10+HO (2) である。一般に遠心ポンプでは吐出量が10%前後の少
ない領域では、ポンプの運転曲線は直後に近似できるの
で、(1)(2)式による吐出量10%の確保は実用上
支障のない精度を保障できる。遠心ポンプの締切圧力は
回転数の2乗に比例することから、次式、 Nmin =(H1 /H3 )1/2 ×NR (3) によりNmin を求め、ポンプの最低回転数が前記Nmin
となる様に制御することにより、ポンプの最低の吐出量
は、ポンプ定格吐出量のほぼ10%となり、ポンプに必
要な最小吐出量を確保することができる。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ポ
ンプの最低回転数がポンプの許容最低吐出量に近い値に
設定できるので、配水流量が少なく、かつ実揚程が低い
場合でもポンプの運転・停止頻度が低くなり、ポンプの
寿命を延ばすことができる。
ンプの最低回転数がポンプの許容最低吐出量に近い値に
設定できるので、配水流量が少なく、かつ実揚程が低い
場合でもポンプの運転・停止頻度が低くなり、ポンプの
寿命を延ばすことができる。
【図1】送水ポンプフローシート
【図2】送水ポンプの運転曲線図
HO 実揚程 HC 第1の池と第2の池の設置高低差 H1 ポンプ最低回転数時の締切揚程 H2 ポンプ定格揚程 H3 ポンプ定格回転数時の締切揚程 QR ポンプ定格吐出量(100%) Qmin ポンプ最低吐出量(10%) N ポンプ回転数 NR ポンプ定格回転数 Nmin ポンプ最低回転数
Claims (1)
- 【請求項1】 第1の池から第2の池へ送水する送水ポ
ンプの運転方法において、 前記第1、第2両方の池に設けられた連続測定式水位計
の検出水位h1 、h2を用いて下式(1)、(2)、
(3)より求まるNmin を前記送水ポンプの最低速度と
することを特徴とする送水ポンプの運転方法。 HO =HC +h2 −h1 (1) H1 =(H3 −H2 )×1/10+HO (2) Nmin =(H1 /H3 )1/2 ×NR (3) 但し、 HC :第1の池と第2の池の設置高低差 H3 :ポンプ定格回転数時の締切揚程 H2 :ポンプ定格揚程 NR :ポンプ定格回転数 とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31782692A JPH06185493A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 送水ポンプの運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31782692A JPH06185493A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 送水ポンプの運転方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06185493A true JPH06185493A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18092488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31782692A Pending JPH06185493A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 送水ポンプの運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06185493A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6371532B1 (en) | 1999-01-22 | 2002-04-16 | James B. Skarie | Traction-enhancing system for use with motor vehicles |
JP2005320864A (ja) * | 2004-05-06 | 2005-11-17 | Tsurumi Mfg Co Ltd | 渦巻きポンプの運転制御方法 |
CN110242587A (zh) * | 2019-04-30 | 2019-09-17 | 武汉船用机械有限责任公司 | 用于自润滑离心泵的性能试验装置 |
CN114893381A (zh) * | 2022-03-28 | 2022-08-12 | 江苏航运职业技术学院 | 一种基于bim技术的农用二级泵站优化系统及优化装置 |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP31782692A patent/JPH06185493A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6371532B1 (en) | 1999-01-22 | 2002-04-16 | James B. Skarie | Traction-enhancing system for use with motor vehicles |
JP2005320864A (ja) * | 2004-05-06 | 2005-11-17 | Tsurumi Mfg Co Ltd | 渦巻きポンプの運転制御方法 |
JP4675057B2 (ja) * | 2004-05-06 | 2011-04-20 | 株式会社鶴見製作所 | 渦巻きポンプの運転制御方法 |
CN110242587A (zh) * | 2019-04-30 | 2019-09-17 | 武汉船用机械有限责任公司 | 用于自润滑离心泵的性能试验装置 |
CN114893381A (zh) * | 2022-03-28 | 2022-08-12 | 江苏航运职业技术学院 | 一种基于bim技术的农用二级泵站优化系统及优化装置 |
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