JPH06185291A - オープンシールド機のローリング修正方法 - Google Patents
オープンシールド機のローリング修正方法Info
- Publication number
- JPH06185291A JPH06185291A JP22957791A JP22957791A JPH06185291A JP H06185291 A JPH06185291 A JP H06185291A JP 22957791 A JP22957791 A JP 22957791A JP 22957791 A JP22957791 A JP 22957791A JP H06185291 A JPH06185291 A JP H06185291A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield machine
- rolling
- open shield
- jack
- correction device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 側板が地上へ突出して上面を開口し、シール
ドジャッキを内装するオープンシールド機において、単
に１個のローリング修正装置でよいので経済的であるば
かりでなく、操作も容易になったことで作業能率が向上
して工期の短縮につながるとともに、ローリング修正が
適確に容易にできる。 【構成】 オープンシールド機１の地上へ突出する両上
部側板１ａ，１ｂの外側の左右のいずれか一方の適宜の
位置に逆Ｌ字形の取付具４にジャッキ５を装着したロー
リング修正装置を脱着自在に装着可能とし、オープンシ
ールド機１の左右側で修正しようとする側の適宜の位置
に、前記ローリング修正装置を１個装着して、このロー
リング修正装置のジャッキ５を作動して地盤面を押し付
けることにより逆Ｌ字形の取付具４を介して修正を必要
とする分だけ押し上げてローリングを修正する。
ドジャッキを内装するオープンシールド機において、単
に１個のローリング修正装置でよいので経済的であるば
かりでなく、操作も容易になったことで作業能率が向上
して工期の短縮につながるとともに、ローリング修正が
適確に容易にできる。 【構成】 オープンシールド機１の地上へ突出する両上
部側板１ａ，１ｂの外側の左右のいずれか一方の適宜の
位置に逆Ｌ字形の取付具４にジャッキ５を装着したロー
リング修正装置を脱着自在に装着可能とし、オープンシ
ールド機１の左右側で修正しようとする側の適宜の位置
に、前記ローリング修正装置を１個装着して、このロー
リング修正装置のジャッキ５を作動して地盤面を押し付
けることにより逆Ｌ字形の取付具４を介して修正を必要
とする分だけ押し上げてローリングを修正する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、オープンシールド機を
使用するオープンシールド工法で地中に地中構造物を構
築する場合、オープンシールド機のローリングを修正す
る方法に関するものである。
使用するオープンシールド工法で地中に地中構造物を構
築する場合、オープンシールド機のローリングを修正す
る方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来は、側板が地上へ突出し、上面を開
口したオープンシールド機を用いて地中に地中構造物を
構築する場合、オープンシールド機を掘進させる際、ロ
ーリングが発生する。このローリングの発生の原因とし
ては、オープンシールド機の左右が不均等に沈下する場
合や、浮陸により持ち上がることによる。
口したオープンシールド機を用いて地中に地中構造物を
構築する場合、オープンシールド機を掘進させる際、ロ
ーリングが発生する。このローリングの発生の原因とし
ては、オープンシールド機の左右が不均等に沈下する場
合や、浮陸により持ち上がることによる。
【０００３】このローリング修正方法としては、オープ
ンシールド機の上部のいずれか一方側にカウンターウエ
イトを載荷して行っているがこれでは非常に面倒であ
る。また、カウンターウエイトを載置しても、シールド
機のローリングの度合によってカウンターウエイトの重
さを調整することの難しさがある等、ローリングの修正
ができない場合が多い等の問題点がある。
ンシールド機の上部のいずれか一方側にカウンターウエ
イトを載荷して行っているがこれでは非常に面倒であ
る。また、カウンターウエイトを載置しても、シールド
機のローリングの度合によってカウンターウエイトの重
さを調整することの難しさがある等、ローリングの修正
ができない場合が多い等の問題点がある。
【０００４】これに対して、特公昭50-36086号公報で
は、オープンシールド機本体の前後左右において夫々そ
の上端縁外側に配設されたアウトリガーを作動調整して
シールドの上下左右方向の狂いを調整し、シールドの勾
配と左右の沈下の狂いを生起せしめることのないように
して軟弱地層中にでも沈下を防止しつつ方向正しく掘進
させることのできるようにしたものが示されている。
は、オープンシールド機本体の前後左右において夫々そ
の上端縁外側に配設されたアウトリガーを作動調整して
シールドの上下左右方向の狂いを調整し、シールドの勾
配と左右の沈下の狂いを生起せしめることのないように
して軟弱地層中にでも沈下を防止しつつ方向正しく掘進
させることのできるようにしたものが示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この特公昭50
-36086号公報の修正方法では、オープンシールド機の両
上部側板前後の外側にそれぞれ一対ずつの高価なジャッ
キ装置をアウトリガーとして計４個固着するので、構造
が複雑となり極めて不経済であるばかりでなく、ジャッ
キ装置が多いため操作が煩雑で能率低下となる。
-36086号公報の修正方法では、オープンシールド機の両
上部側板前後の外側にそれぞれ一対ずつの高価なジャッ
キ装置をアウトリガーとして計４個固着するので、構造
が複雑となり極めて不経済であるばかりでなく、ジャッ
キ装置が多いため操作が煩雑で能率低下となる。
【０００６】さらに、シールド機の上下左右方向の狂い
を調整するという点では計４個のジャッキ装置は有効で
あり、非前進時には効果的であるが、シールド機の前進
時にはジャッキ装置が固定しているのでローリング修正
が思うようにできないこともある。なお、ローリング修
正に関しては最小限左右２個のジャッキ装置を必要とす
ればよいが、この２個が固定されたものでは同様な欠点
がある。
を調整するという点では計４個のジャッキ装置は有効で
あり、非前進時には効果的であるが、シールド機の前進
時にはジャッキ装置が固定しているのでローリング修正
が思うようにできないこともある。なお、ローリング修
正に関しては最小限左右２個のジャッキ装置を必要とす
ればよいが、この２個が固定されたものでは同様な欠点
がある。
【０００７】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、操作が容易で作業能率が向上するとともに、ローリ
ング修正が完全にできる技術的、かつ経済的に優れたオ
ープンシールド機のローリング修正方法を提供すること
にある。
し、操作が容易で作業能率が向上するとともに、ローリ
ング修正が完全にできる技術的、かつ経済的に優れたオ
ープンシールド機のローリング修正方法を提供すること
にある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、側板が地上へ突出して上面を開口し、シール
ドジャッキを内装するオープンシールド機において、該
オープンシールド機の地上へ突出する両上部側板の外側
の左右のいずれか一方の適宜の位置に逆Ｌ字形の取付具
にジャッキを装着したローリング修正装置を脱着自在に
装着可能とし、オープンシールド機の左右側で修正しよ
うとする側の適宜の位置に、前記ローリング修正装置を
１個装着して、このローリング修正装置のジャッキを作
動して地盤面を押し付けることにより逆Ｌ字形の取付具
を介して修正を必要とする分だけ押し上げてローリング
を修正すること、および、ジャッキの当接する地盤面上
に所要大きさの鋼板等の敷部材を敷設することを要旨と
するものである。
するため、側板が地上へ突出して上面を開口し、シール
ドジャッキを内装するオープンシールド機において、該
オープンシールド機の地上へ突出する両上部側板の外側
の左右のいずれか一方の適宜の位置に逆Ｌ字形の取付具
にジャッキを装着したローリング修正装置を脱着自在に
装着可能とし、オープンシールド機の左右側で修正しよ
うとする側の適宜の位置に、前記ローリング修正装置を
１個装着して、このローリング修正装置のジャッキを作
動して地盤面を押し付けることにより逆Ｌ字形の取付具
を介して修正を必要とする分だけ押し上げてローリング
を修正すること、および、ジャッキの当接する地盤面上
に所要大きさの鋼板等の敷部材を敷設することを要旨と
するものである。
【０００９】
【作用】請求項１記載の本発明によれば、オープンシー
ルド機を掘進させる際に、右側を修正しようとする場
合、オープンシールド機の右上部側板外側の適宜の位置
に、ローリング修正装置を装着して、このローリング修
正装置のジャッキを作動して地盤面を押し付けることに
よりオープンシールド機の右側が逆Ｌ字形の取付具を介
して修正を必要とする分だけ押し上げてローリングを完
全に修正する。また、左側を修正しようとする場合、右
側のローリング修正装置を取り外してオープンシールド
機の左上部側板外側の適宜の位置にローリング修正装置
を装着して、前述と同様にして左側を完全に修正するこ
とができる。
ルド機を掘進させる際に、右側を修正しようとする場
合、オープンシールド機の右上部側板外側の適宜の位置
に、ローリング修正装置を装着して、このローリング修
正装置のジャッキを作動して地盤面を押し付けることに
よりオープンシールド機の右側が逆Ｌ字形の取付具を介
して修正を必要とする分だけ押し上げてローリングを完
全に修正する。また、左側を修正しようとする場合、右
側のローリング修正装置を取り外してオープンシールド
機の左上部側板外側の適宜の位置にローリング修正装置
を装着して、前述と同様にして左側を完全に修正するこ
とができる。
【００１０】請求項２記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、所要大きさの鋼板等の敷部材を敷設すること
により、地盤面上の押圧面積を大きくすることができ、
効率がよくなる。
に加えて、所要大きさの鋼板等の敷部材を敷設すること
により、地盤面上の押圧面積を大きくすることができ、
効率がよくなる。
【００１１】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。オープンシールド工法としては、図１および
図２に示すように、側板を地上に突出させ、上面を開口
し、シールドジャッキ２を内装するオープンシールド機
１で上面開口部より釣下し据付けられた地中構造物３を
反力として用いてシールドジャッキ２を作動して、オー
プンシールド機１を掘進しながら地中に地中構造物３を
構築する。
説明する。オープンシールド工法としては、図１および
図２に示すように、側板を地上に突出させ、上面を開口
し、シールドジャッキ２を内装するオープンシールド機
１で上面開口部より釣下し据付けられた地中構造物３を
反力として用いてシールドジャッキ２を作動して、オー
プンシールド機１を掘進しながら地中に地中構造物３を
構築する。
【００１２】本発明はかかるオープンシールド機１にお
いて、このオープンシールド機１の地上に突出する両上
部側板１ａ，１ｂの外側の左右のいずれか一方の適宜、
現場実情の必要に応じて所要位置に、逆Ｌ字形の取付具
４にジャッキ５を装着してなるローリング修正装置を脱
着自在に装着できるように構成した。このローリング修
正装置は逆Ｌ字形の取付具４の部分をボルト等で両上部
側板１ａ，１ｂの外側の左右のいずれか一方の適宜位置
に取り付けるものである。
いて、このオープンシールド機１の地上に突出する両上
部側板１ａ，１ｂの外側の左右のいずれか一方の適宜、
現場実情の必要に応じて所要位置に、逆Ｌ字形の取付具
４にジャッキ５を装着してなるローリング修正装置を脱
着自在に装着できるように構成した。このローリング修
正装置は逆Ｌ字形の取付具４の部分をボルト等で両上部
側板１ａ，１ｂの外側の左右のいずれか一方の適宜位置
に取り付けるものである。
【００１３】そして、オープンシールド機１を掘進させ
る際に、右側を上向きにローリング修正しようとする場
合は、オープンシールド機１の右上部側板１ａの外側の
適宜の位置にローリング修正装置を装着して、このロー
リング修正装置のジャッキ５を作動して地盤面に押し付
ける。
る際に、右側を上向きにローリング修正しようとする場
合は、オープンシールド機１の右上部側板１ａの外側の
適宜の位置にローリング修正装置を装着して、このロー
リング修正装置のジャッキ５を作動して地盤面に押し付
ける。
【００１４】このようにすれば、オープンシールド機１
の右側が、逆Ｌ字形の取付具４を介して押し上げて右側
の前方が上向きになるようにローリングを修正してオー
プンシールド機１を前進させることができる。
の右側が、逆Ｌ字形の取付具４を介して押し上げて右側
の前方が上向きになるようにローリングを修正してオー
プンシールド機１を前進させることができる。
【００１５】なお、地盤面上に押圧面積を大きくするた
め、所要大きさの鋼板等の敷部材６を敷設するとより効
率がよい。
め、所要大きさの鋼板等の敷部材６を敷設するとより効
率がよい。
【００１６】また、オープンシールド機１の左側を上向
きにローリング修正しようとする場合は、右側のローリ
ング修正装置を取り外して、オープンシールド機１の左
上部側板１ｂの外側の適宜の位置にローリング修正装置
を装着して、前述と同様の方法で、左側の前方が上向き
になるようにローリングを修正してオープンシールド機
１を前進させることができる。
きにローリング修正しようとする場合は、右側のローリ
ング修正装置を取り外して、オープンシールド機１の左
上部側板１ｂの外側の適宜の位置にローリング修正装置
を装着して、前述と同様の方法で、左側の前方が上向き
になるようにローリングを修正してオープンシールド機
１を前進させることができる。
【００１７】このように、現場の実情によって左右いず
れか一方のローリングの修正を必要とする度合に応じて
両上部側板１ａ，１ｂのいずれか一方の同じ両上部側板
１ａ，１ｂの適宜の位置にローリング修正装置を装着す
ることで所要の上向き方向にローリングの修正が容易に
確実にできて、オープンシールド機１を正確に安全に掘
進させることができるものである。
れか一方のローリングの修正を必要とする度合に応じて
両上部側板１ａ，１ｂのいずれか一方の同じ両上部側板
１ａ，１ｂの適宜の位置にローリング修正装置を装着す
ることで所要の上向き方向にローリングの修正が容易に
確実にできて、オープンシールド機１を正確に安全に掘
進させることができるものである。
【００１８】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のオープンシ
ールド機のローリング修正方法は、単に１個のローリン
グ修正装置でよいので経済的であるばかりでなく、操作
も容易になったことで作業能率が向上して工期の短縮に
つながるとともに、ローリング修正が適確に容易にでき
るものである。
ールド機のローリング修正方法は、単に１個のローリン
グ修正装置でよいので経済的であるばかりでなく、操作
も容易になったことで作業能率が向上して工期の短縮に
つながるとともに、ローリング修正が適確に容易にでき
るものである。
【図１】本発明のオープンシールド機のローリング修正
方法の１実施例を示す平面図である。
方法の１実施例を示す平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ箇所を示す断面図である。
１…オープンシールド機 １ａ…右上部側板 １ｂ…左上部側板 ２…シールドジャッキ ３…地中構造物 ４…逆Ｌ字形の取付具 ５…ジャッキ ６…敷部材
Claims (2)
- 【請求項１】 側板が地上へ突出して上面を開口し、シ
ールドジャッキを内装するオープンシールド機におい
て、該オープンシールド機の地上へ突出する両上部側板
の外側の左右のいずれか一方の適宜の位置に逆Ｌ字形の
取付具にジャッキを装着したローリング修正装置を脱着
自在に装着可能とし、オープンシールド機の左右側で修
正しようとする側の適宜の位置に、前記ローリング修正
装置を１個装着して、このローリング修正装置のジャッ
キを作動して地盤面を押し付けることにより逆Ｌ字形の
取付具を介して修正を必要とする分だけ押し上げてロー
リングを修正することを特徴とするオープンシールド機
のローリング修正方法。 - 【請求項２】 ジャッキの当接する地盤面上に所要大き
さの鋼板等の敷部材を敷設する請求項１記載のオープン
シールド機のローリング修正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22957791A JPH06185291A (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-16 | オープンシールド機のローリング修正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22957791A JPH06185291A (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-16 | オープンシールド機のローリング修正方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06185291A true JPH06185291A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=16894358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22957791A Pending JPH06185291A (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-16 | オープンシールド機のローリング修正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06185291A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109184710A (zh) * | 2018-11-26 | 2019-01-11 | 武汉市市政建设集团有限公司 | 一种用于盾构机的防侧滚装置及其安装方法 |
| JP2023033990A (ja) * | 2021-08-30 | 2023-03-13 | アイサワ工業株式会社 | オープンシールド機の支持装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5036086A (ja) * | 1973-08-02 | 1975-04-04 |
-
1991
- 1991-08-16 JP JP22957791A patent/JPH06185291A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5036086A (ja) * | 1973-08-02 | 1975-04-04 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109184710A (zh) * | 2018-11-26 | 2019-01-11 | 武汉市市政建设集团有限公司 | 一种用于盾构机的防侧滚装置及其安装方法 |
| CN109184710B (zh) * | 2018-11-26 | 2024-04-30 | 武汉市市政建设集团有限公司 | 一种用于盾构机的防侧滚装置及其安装方法 |
| JP2023033990A (ja) * | 2021-08-30 | 2023-03-13 | アイサワ工業株式会社 | オープンシールド機の支持装置 |
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