JPH06185285A - 拡径シールド掘削機 - Google Patents
拡径シールド掘削機Info
- Publication number
- JPH06185285A JPH06185285A JP3128492A JP12849291A JPH06185285A JP H06185285 A JPH06185285 A JP H06185285A JP 3128492 A JP3128492 A JP 3128492A JP 12849291 A JP12849291 A JP 12849291A JP H06185285 A JPH06185285 A JP H06185285A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bucket
- shield
- cutter head
- excavation
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シールド掘削機の本体径より大径の掘削が可
能で、拡径掘削の排土処理が容易な構造の拡径シールド
掘削機とする。 【構成】 カッタヘッドの外周面に起立可能な掘削バケ
ットを設け、定位置にシールド本体を保持してカッタヘ
ッドの外周面から掘削バケットを徐々に起立させて拡径
掘削を行わせる。バケットの格納部分はシールドチャン
バに連通させ、バケットが起立したときに掘削土砂をチ
ャンバに取込むようにする。拡径掘削時にはシールド本
体に設けたグリッパを突出させ、シールド本体を保持す
るようにする。バケットはカッタヘッドの時計、反時計
方向の両方の回転方向に対面できるように2種類設け、
回転方向に応じて切換え使用する。
能で、拡径掘削の排土処理が容易な構造の拡径シールド
掘削機とする。 【構成】 カッタヘッドの外周面に起立可能な掘削バケ
ットを設け、定位置にシールド本体を保持してカッタヘ
ッドの外周面から掘削バケットを徐々に起立させて拡径
掘削を行わせる。バケットの格納部分はシールドチャン
バに連通させ、バケットが起立したときに掘削土砂をチ
ャンバに取込むようにする。拡径掘削時にはシールド本
体に設けたグリッパを突出させ、シールド本体を保持す
るようにする。バケットはカッタヘッドの時計、反時計
方向の両方の回転方向に対面できるように2種類設け、
回転方向に応じて切換え使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は拡径シールド掘削機に係
り、特にシールド本体外径より大幅にオーバカットして
拡径掘削できるとともに、拡径掘削による排土処理が容
易な拡径シールド掘削機に関する。
り、特にシールド本体外径より大幅にオーバカットして
拡径掘削できるとともに、拡径掘削による排土処理が容
易な拡径シールド掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】シールド掘削機はシールド本体の前端部
に回転カッタヘッドを備え、カッタヘッドを回転させつ
つセグメントに反力支持させてシールド本体を推進させ
ることにより掘進する。掘削されるトンネルの内径はカ
ッタヘッドの外径によって定まり、したがって、予め設
計されたトンネル径に応じてシールド掘削機が製作さ
れ、使用されている。
に回転カッタヘッドを備え、カッタヘッドを回転させつ
つセグメントに反力支持させてシールド本体を推進させ
ることにより掘進する。掘削されるトンネルの内径はカ
ッタヘッドの外径によって定まり、したがって、予め設
計されたトンネル径に応じてシールド掘削機が製作さ
れ、使用されている。
【0003】ところで、トンネル掘削の途中で掘削径を
拡大する必要が生じる場合がある。これは掘削先端部に
シールド本体が挿通可能なシェルを形成したり、あるい
は曲線掘削を行う場合に要求される。この種の拡径掘削
を行うことができるシールド掘削機の構造は、カッタヘ
ッドの外周面から半径方向に沿って出入り可能にロッド
を装着し、その先端にカッタビットを設けたコピーカッ
タ装置によって構成されているのが一般的である(特開
昭63−7494号公報)。このコピーカッタ装置は、
油圧シリンダ機構などにより伸縮駆動され、カッタヘッ
ドの外周面からの突出量に応じてオーバカットするよう
になっている。また、コピーカッタの代わりにカッタヘ
ッドスポークを伸縮可能に構成し、カッタヘッドの回転
駆動に伴ってスポークを突出させ、オーバカットする構
造のものや(特開平2−80787号公報)、カッタを
リンクアームに取り付け、リンクアームを張り出し操作
することによりオーバカットする構成のものが提案され
ている。
拡大する必要が生じる場合がある。これは掘削先端部に
シールド本体が挿通可能なシェルを形成したり、あるい
は曲線掘削を行う場合に要求される。この種の拡径掘削
を行うことができるシールド掘削機の構造は、カッタヘ
ッドの外周面から半径方向に沿って出入り可能にロッド
を装着し、その先端にカッタビットを設けたコピーカッ
タ装置によって構成されているのが一般的である(特開
昭63−7494号公報)。このコピーカッタ装置は、
油圧シリンダ機構などにより伸縮駆動され、カッタヘッ
ドの外周面からの突出量に応じてオーバカットするよう
になっている。また、コピーカッタの代わりにカッタヘ
ッドスポークを伸縮可能に構成し、カッタヘッドの回転
駆動に伴ってスポークを突出させ、オーバカットする構
造のものや(特開平2−80787号公報)、カッタを
リンクアームに取り付け、リンクアームを張り出し操作
することによりオーバカットする構成のものが提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
拡径シールド掘削機では、強度不足のためにオーバカッ
ト量を大きくすることが極めて困難であり、強度を上げ
てもカッタヘッドトルクが不足してしまうため、充分な
拡径掘削ができず、曲線掘削時の余掘り程度に適用され
ているだけであった。また、特に従来の掘削機では、オ
ーバカットによる掘削土砂はカッタヘッド外周部に残留
し、ヘッド前面の土砂導入口に回り込まないため排土処
理が極めて困難となっていたものである。
拡径シールド掘削機では、強度不足のためにオーバカッ
ト量を大きくすることが極めて困難であり、強度を上げ
てもカッタヘッドトルクが不足してしまうため、充分な
拡径掘削ができず、曲線掘削時の余掘り程度に適用され
ているだけであった。また、特に従来の掘削機では、オ
ーバカットによる掘削土砂はカッタヘッド外周部に残留
し、ヘッド前面の土砂導入口に回り込まないため排土処
理が極めて困難となっていたものである。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に着目し、オ
ーバカット量を大きくとることができるとともに、排土
処理が容易な構造とした拡径シールド掘削機を提供する
ことを目的とする。
ーバカット量を大きくとることができるとともに、排土
処理が容易な構造とした拡径シールド掘削機を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る拡径シールド掘削機は、第1に、シー
ルド本体の先端部に取り付けられて回転駆動されるカッ
タヘッドを有し、このカッタヘッドに対面してシールド
本体を前後に区画する隔壁を設けて掘削土砂の取込みチ
ャンバを形成してなるシールド掘削機において、前記カ
ッタヘッドの外周面部に起立動作可能に掘削バケットを
収容するとともに、当該掘削バケットの起立動作により
バケット収容部を前記チャンバに開口可能としたもので
ある。
に、本発明に係る拡径シールド掘削機は、第1に、シー
ルド本体の先端部に取り付けられて回転駆動されるカッ
タヘッドを有し、このカッタヘッドに対面してシールド
本体を前後に区画する隔壁を設けて掘削土砂の取込みチ
ャンバを形成してなるシールド掘削機において、前記カ
ッタヘッドの外周面部に起立動作可能に掘削バケットを
収容するとともに、当該掘削バケットの起立動作により
バケット収容部を前記チャンバに開口可能としたもので
ある。
【0007】第2には、この掘削機において、前記掘削
バケットはカッタヘッドの回転軸心に平行に配置された
支軸により起立収容可能にカッタヘッド外周面部に取り
付けられ、カッタヘッドの時計回りの回転方向に対面し
て起立する掘削バケットと反時計回りの回転方向に対面
して起立する掘削バケットを備えた構成とすればよい。
バケットはカッタヘッドの回転軸心に平行に配置された
支軸により起立収容可能にカッタヘッド外周面部に取り
付けられ、カッタヘッドの時計回りの回転方向に対面し
て起立する掘削バケットと反時計回りの回転方向に対面
して起立する掘削バケットを備えた構成とすればよい。
【0008】第3の発明は、シールド本体の先端部に取
り付けられて回転駆動されるカッタヘッドを有し、この
カッタヘッドに対面してシールド本体を前後に区画する
隔壁を設けて掘削土砂の取込みチャンバを形成してなる
シールド掘削機において、前記シールド本体をカッタヘ
ッドが取り付けられるフロントシールドとその公報に配
置されたリアシールドとから構成するとともに、両者を
テレスコピック構造にして伸縮駆動可能に連結し、両シ
ールドの外面にはそれぞれ地山側に突出するグリッパを
備え、かつ前記カッタヘッドの外周面部に起立動作可能
に掘削バケットを収容するとともに、当該掘削バケット
の起立動作によりバケット収容部を前記チャンバに開口
可能としたものである。
り付けられて回転駆動されるカッタヘッドを有し、この
カッタヘッドに対面してシールド本体を前後に区画する
隔壁を設けて掘削土砂の取込みチャンバを形成してなる
シールド掘削機において、前記シールド本体をカッタヘ
ッドが取り付けられるフロントシールドとその公報に配
置されたリアシールドとから構成するとともに、両者を
テレスコピック構造にして伸縮駆動可能に連結し、両シ
ールドの外面にはそれぞれ地山側に突出するグリッパを
備え、かつ前記カッタヘッドの外周面部に起立動作可能
に掘削バケットを収容するとともに、当該掘削バケット
の起立動作によりバケット収容部を前記チャンバに開口
可能としたものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、カッタヘッドの外周面部に
複数の掘削バケットを格納して通常掘削を行うが、拡径
箇所に達した場合には、油圧ジャッキ等を用いて掘削バ
ケットを徐々に起立させ、カッタヘッドの回転力を利用
してオーバカットを行う。バケットの起立高さを調整す
ることにより掘削切込み量は任意に設定できる。オーバ
カットのためにバケットを起立させると、バケット収容
部はシールドチャンバに開口連通されるため、バケット
による掘削土砂はバケット内面を案内面としてチャンバ
内に円滑に導入される。したがって、オーバカットによ
る土砂の取込みはカッタヘッドの前面から行う必要がな
く、カッタヘッド外周面側から直接チャンバに取込まれ
るので排土が容易になっている。
複数の掘削バケットを格納して通常掘削を行うが、拡径
箇所に達した場合には、油圧ジャッキ等を用いて掘削バ
ケットを徐々に起立させ、カッタヘッドの回転力を利用
してオーバカットを行う。バケットの起立高さを調整す
ることにより掘削切込み量は任意に設定できる。オーバ
カットのためにバケットを起立させると、バケット収容
部はシールドチャンバに開口連通されるため、バケット
による掘削土砂はバケット内面を案内面としてチャンバ
内に円滑に導入される。したがって、オーバカットによ
る土砂の取込みはカッタヘッドの前面から行う必要がな
く、カッタヘッド外周面側から直接チャンバに取込まれ
るので排土が容易になっている。
【0010】また、掘削バケットはカッタヘッドの回転
方向が時計方向あるいは反時計方向のいずれの場合でも
常に回転方向に対面して起立させて掘削形態をとること
ができ、カッタヘッドの回転方向に応じて適宜切換え使
用できる。したがって、ローリングを防止させながら拡
径掘削が可能となるのである。
方向が時計方向あるいは反時計方向のいずれの場合でも
常に回転方向に対面して起立させて掘削形態をとること
ができ、カッタヘッドの回転方向に応じて適宜切換え使
用できる。したがって、ローリングを防止させながら拡
径掘削が可能となるのである。
【0011】更に、フロントシールドとリアシールドの
各々に外部に突出するグリッパを設け、シールド本体を
定位置に保持して掘進を停止し、その場でカッタヘッド
の回転を行いつつ掘削バケットを徐々に起立させるよう
にして拡径掘削できる。このため、拡径作業におけるカ
ッタヘッドトルクを軽減させることが可能となり、オー
バカット量を大きくすることができる。そして、前後の
グリッパの操作により、フロントシールドを適宜前後移
動させることができるので、前進、後退のいずれの場合
でも拡径掘削が可能となり、拡径掘削領域幅を長くする
ことができる。
各々に外部に突出するグリッパを設け、シールド本体を
定位置に保持して掘進を停止し、その場でカッタヘッド
の回転を行いつつ掘削バケットを徐々に起立させるよう
にして拡径掘削できる。このため、拡径作業におけるカ
ッタヘッドトルクを軽減させることが可能となり、オー
バカット量を大きくすることができる。そして、前後の
グリッパの操作により、フロントシールドを適宜前後移
動させることができるので、前進、後退のいずれの場合
でも拡径掘削が可能となり、拡径掘削領域幅を長くする
ことができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明に係る拡径シールド掘削機の
具体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
具体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は実施例に係る拡径シールド掘削機の
断面構成図である。実施例に係る拡径シールド掘削機1
0は、円筒状のシールド本体12の前端面にカッタヘッ
ド14を回転駆動可能に装備して構成されている。シー
ルド本体12はフロントシールド12Fとリアシールド
12Rとから構成されており、両者はテレスコピック摺
動嵌合部16を介して相互に伸縮動可能に連結されてい
る。これらの伸縮駆動を行わせるため、テレスコピック
摺動嵌合部16の内面側には円周方向に沿って複数のテ
レスコピックジャッキ18が配設され、このジャッキ1
8の両端部をフロントシールド12Fとリアシールド1
2Rの内面に設けた荷重受板に連結している。したがっ
て、ジャッキ18を伸縮駆動することによって、フロン
トシールド12Fとリアシールド12Rがシールド軸心
に沿って伸縮駆動され、シールド本体12の全長が可変
とされるのである。
断面構成図である。実施例に係る拡径シールド掘削機1
0は、円筒状のシールド本体12の前端面にカッタヘッ
ド14を回転駆動可能に装備して構成されている。シー
ルド本体12はフロントシールド12Fとリアシールド
12Rとから構成されており、両者はテレスコピック摺
動嵌合部16を介して相互に伸縮動可能に連結されてい
る。これらの伸縮駆動を行わせるため、テレスコピック
摺動嵌合部16の内面側には円周方向に沿って複数のテ
レスコピックジャッキ18が配設され、このジャッキ1
8の両端部をフロントシールド12Fとリアシールド1
2Rの内面に設けた荷重受板に連結している。したがっ
て、ジャッキ18を伸縮駆動することによって、フロン
トシールド12Fとリアシールド12Rがシールド軸心
に沿って伸縮駆動され、シールド本体12の全長が可変
とされるのである。
【0014】また、シールド本体12を推進させるた
め、特にフロントシールド12Fにはシールド後方に向
けて延設されたシールドジャッキ20がやはり円周方向
に沿って複数設けられている。これはフロントシールド
12の内面に設けた荷重受板に基端を連結し、シールド
本体12の後部にて覆工されたセグメント22の端面を
反力面として伸張駆動させることにより、シールド本体
12に推進力を与えるようにしている。
め、特にフロントシールド12Fにはシールド後方に向
けて延設されたシールドジャッキ20がやはり円周方向
に沿って複数設けられている。これはフロントシールド
12の内面に設けた荷重受板に基端を連結し、シールド
本体12の後部にて覆工されたセグメント22の端面を
反力面として伸張駆動させることにより、シールド本体
12に推進力を与えるようにしている。
【0015】前述したように、フロントシールド12F
の前端開口には回転掘削をなすカッタヘッド14が配置
されているが、このカッタヘッド14に対面してフロン
トーシールド12Fの中間部には内部を前後に仕切る隔
壁24が形成され、両者の間に土砂取込み空間となるシ
ールドチャンバ26を形成させている。前記カッタヘッ
ド14を回転可能に支持するために、ヘッド背面側には
支持脚28を介して固定されたリング部材30が設けら
れ、このリング部材30を前記隔壁24に回転可能に装
着している。そして、リング部材30には隔壁24の背
面側に取り付けられた駆動モータ32の駆動により回転
伝達可能とされ、もってカッタヘッド14に掘削のため
の回転を与えるようにしている。このようなカッタヘッ
ド14の前面にはカッタビット(図示せず)が取り付け
られるとともに、掘削土砂の取込み口27が開口されて
おり、前記シールドジャッキ20による推進とカッタヘ
ッド14の回転によって掘削進行するように構成されて
いる。
の前端開口には回転掘削をなすカッタヘッド14が配置
されているが、このカッタヘッド14に対面してフロン
トーシールド12Fの中間部には内部を前後に仕切る隔
壁24が形成され、両者の間に土砂取込み空間となるシ
ールドチャンバ26を形成させている。前記カッタヘッ
ド14を回転可能に支持するために、ヘッド背面側には
支持脚28を介して固定されたリング部材30が設けら
れ、このリング部材30を前記隔壁24に回転可能に装
着している。そして、リング部材30には隔壁24の背
面側に取り付けられた駆動モータ32の駆動により回転
伝達可能とされ、もってカッタヘッド14に掘削のため
の回転を与えるようにしている。このようなカッタヘッ
ド14の前面にはカッタビット(図示せず)が取り付け
られるとともに、掘削土砂の取込み口27が開口されて
おり、前記シールドジャッキ20による推進とカッタヘ
ッド14の回転によって掘削進行するように構成されて
いる。
【0016】このような構成において、実施例に係るシ
ールド掘削機10は、カッタヘッド14の外周面部分
に、通常掘削時は格納されているが拡径掘削時にはカッ
タヘッド14の外周面から起立駆動される掘削バケット
34を設けた構成となっている。この掘削バケット34
の詳細を図3〜図4に示す。掘削バケット34はカッタ
ヘッド14の円周方向に沿う形状とされ、外周壁に倣う
円弧状の面板36とその側縁に設けられたほぼ三角形状
の側板38によって断面U字状に折曲形成され、かつ先
端部に向けて深さが順次小さくなるようにしたバケット
本体40を有している。バケット本体40の基端側には
ブラケット42が延設され、このブラケット42にシー
ルド軸心と平行な支軸44を挿通してバケット本体40
がカッタヘッド14の外周面に対して起伏動作ができる
ように取り付けられている。支軸44はカッタヘッド1
4の内面側に設けられているカッタヘッドスポーク45
の先端部における側壁面に取り付けられた固定ブラケッ
ト46に取り付けられている。したがって、バケット本
体40は支軸44を回転中心としてカッタヘッド14の
外周面からバケット先端側が起立可能とされている。こ
のような掘削バケット34は拡径掘削に際して起立駆動
されるように、基端ブラケット42には前記支軸44に
隣接位置と、前記カッタヘッドスポーク45の側壁のシ
ールド中心寄りの位置との間にバケットシリンダ48を
取り付けている。図3に示すように、通常の掘削時には
当該バケットシリンダ48を収縮状態に保持し、拡径掘
削時には図4に示すように、伸張駆動することにより掘
削バケット34を支軸44を中心として起立旋回させ、
バケット本体40によるカッタヘッド14の外周面部の
掘削を可能としているのである。
ールド掘削機10は、カッタヘッド14の外周面部分
に、通常掘削時は格納されているが拡径掘削時にはカッ
タヘッド14の外周面から起立駆動される掘削バケット
34を設けた構成となっている。この掘削バケット34
の詳細を図3〜図4に示す。掘削バケット34はカッタ
ヘッド14の円周方向に沿う形状とされ、外周壁に倣う
円弧状の面板36とその側縁に設けられたほぼ三角形状
の側板38によって断面U字状に折曲形成され、かつ先
端部に向けて深さが順次小さくなるようにしたバケット
本体40を有している。バケット本体40の基端側には
ブラケット42が延設され、このブラケット42にシー
ルド軸心と平行な支軸44を挿通してバケット本体40
がカッタヘッド14の外周面に対して起伏動作ができる
ように取り付けられている。支軸44はカッタヘッド1
4の内面側に設けられているカッタヘッドスポーク45
の先端部における側壁面に取り付けられた固定ブラケッ
ト46に取り付けられている。したがって、バケット本
体40は支軸44を回転中心としてカッタヘッド14の
外周面からバケット先端側が起立可能とされている。こ
のような掘削バケット34は拡径掘削に際して起立駆動
されるように、基端ブラケット42には前記支軸44に
隣接位置と、前記カッタヘッドスポーク45の側壁のシ
ールド中心寄りの位置との間にバケットシリンダ48を
取り付けている。図3に示すように、通常の掘削時には
当該バケットシリンダ48を収縮状態に保持し、拡径掘
削時には図4に示すように、伸張駆動することにより掘
削バケット34を支軸44を中心として起立旋回させ、
バケット本体40によるカッタヘッド14の外周面部の
掘削を可能としているのである。
【0017】ところで、上記のような掘削バケット34
は、実施例においては、図2に示すように、カッタヘッ
ド14の時計回りの回転方向に対面して起立する2個の
掘削バケット34Rとカッタヘッド14の反時計回りの
回転方向に対面して起立する2個の掘削バケット34L
とを備えて構成されている。これらは円周方向に一定間
隔をもって配置され、同一方向に起立する掘削バケット
34R(34L)をシールド中心に対して点対象となる
ように配置している。これらの掘削バケット34は各々
個別に起立駆動可能とされ、このためバケットシリンダ
48への油圧回路において、図5に示すように、油圧ポ
ンプ50からの圧油供給路の途中に各々制御バルブ52
が介装され、これらは同一向きの掘削バケット34R
(34L)が同一駆動されるように設定されている。
は、実施例においては、図2に示すように、カッタヘッ
ド14の時計回りの回転方向に対面して起立する2個の
掘削バケット34Rとカッタヘッド14の反時計回りの
回転方向に対面して起立する2個の掘削バケット34L
とを備えて構成されている。これらは円周方向に一定間
隔をもって配置され、同一方向に起立する掘削バケット
34R(34L)をシールド中心に対して点対象となる
ように配置している。これらの掘削バケット34は各々
個別に起立駆動可能とされ、このためバケットシリンダ
48への油圧回路において、図5に示すように、油圧ポ
ンプ50からの圧油供給路の途中に各々制御バルブ52
が介装され、これらは同一向きの掘削バケット34R
(34L)が同一駆動されるように設定されている。
【0018】上記各掘削バケット34は、カッタヘッド
14による通常掘削時にはカッタヘッド14の外周面か
ら張り出さないように格納され、拡径掘削時に外周面か
ら起立駆動されるが、この格納のためにカッタヘッド1
4にはバケット収容部としての開口54が形成されてい
る。これはバケット本体40における面板36の形状に
倣う矩形開口とされ、バケット34の起立時には開口5
4が当該バケット34による掘削土砂の取込み口となっ
て、シールドチャンバ26に直接土砂を導入するように
なっている。掘削バケット34はその格納時に面板36
がカッタヘッド14の外周面とが同一面となるように形
成されている。また、バケット34の格納時に図3に示
すように、バケット基端部のブラケット42とカッタヘ
ッド14の外周面との間にバケット起立動作のための余
裕空隙が形成されるが、この空隙を通常掘削時に閉塞す
るための閉塞板56を設けるようにしてもよい。これは
一端をカッタヘッド14に枢着し、他端をバケット34
の特にブラケット42の背面部に摺動連結して構成し、
バケット34の起立動作に追随して起立させるようにす
ればよい。
14による通常掘削時にはカッタヘッド14の外周面か
ら張り出さないように格納され、拡径掘削時に外周面か
ら起立駆動されるが、この格納のためにカッタヘッド1
4にはバケット収容部としての開口54が形成されてい
る。これはバケット本体40における面板36の形状に
倣う矩形開口とされ、バケット34の起立時には開口5
4が当該バケット34による掘削土砂の取込み口となっ
て、シールドチャンバ26に直接土砂を導入するように
なっている。掘削バケット34はその格納時に面板36
がカッタヘッド14の外周面とが同一面となるように形
成されている。また、バケット34の格納時に図3に示
すように、バケット基端部のブラケット42とカッタヘ
ッド14の外周面との間にバケット起立動作のための余
裕空隙が形成されるが、この空隙を通常掘削時に閉塞す
るための閉塞板56を設けるようにしてもよい。これは
一端をカッタヘッド14に枢着し、他端をバケット34
の特にブラケット42の背面部に摺動連結して構成し、
バケット34の起立動作に追随して起立させるようにす
ればよい。
【0019】上述のような掘削バケット34はその起立
動作によって拡径掘削をなすが、この拡径掘削に際して
シールド本体12を地山に対して固定させるために、フ
ロントシールド12Fとリアシールド12Rの各々には
地山に向けて出入り可能なグリッパ58が設けられてい
る。このグリッパ58の詳細を図6に示す。図示のよう
に、これはシールドスキンプレートの外表面に開口形成
されたグリッパ収容部60を有しており、この内部にシ
リンダ62を出入り可能に装着している。シリンダ62
にはピストン64が摺動可能に装着され、またこのピス
トン64に連結されたロッド66をシリンダ下端開口か
ら突出させている。シリンダ62の下端開口部にはブッ
シュ68が取り付けられ、このブッシュ68にピストン
ロッド66を貫通させている。そして、ピストンロッド
66にはピストン64とシリンダヘッドの間に圧油を供
給する送油通路70と、ピストン64およびブッシュ6
8の間に圧油を供給する送油通路72が穿設され、圧油
の供給通路70、72を切換えることにより、シリンダ
62をシールドスキンプレートから出入り駆動させるよ
うにしている。
動作によって拡径掘削をなすが、この拡径掘削に際して
シールド本体12を地山に対して固定させるために、フ
ロントシールド12Fとリアシールド12Rの各々には
地山に向けて出入り可能なグリッパ58が設けられてい
る。このグリッパ58の詳細を図6に示す。図示のよう
に、これはシールドスキンプレートの外表面に開口形成
されたグリッパ収容部60を有しており、この内部にシ
リンダ62を出入り可能に装着している。シリンダ62
にはピストン64が摺動可能に装着され、またこのピス
トン64に連結されたロッド66をシリンダ下端開口か
ら突出させている。シリンダ62の下端開口部にはブッ
シュ68が取り付けられ、このブッシュ68にピストン
ロッド66を貫通させている。そして、ピストンロッド
66にはピストン64とシリンダヘッドの間に圧油を供
給する送油通路70と、ピストン64およびブッシュ6
8の間に圧油を供給する送油通路72が穿設され、圧油
の供給通路70、72を切換えることにより、シリンダ
62をシールドスキンプレートから出入り駆動させるよ
うにしている。
【0020】このように構成された拡径シールド掘削機
による拡径掘削作業は次のように行われる。この場合、
前進拡径掘削方法と、後退拡径掘削方法とを採用するこ
とができるが、前者の場合、掘削バケット34をカッタ
ヘッド14内に格納した状態(図3)で通常掘削を行
い、バケット34の幅寸法だけ掘進させる。そして、フ
ロントシールド12Fとリアシールド12Rの各々に設
けたグリッパ58を突出操作し、グリッパ58を地山に
喰い込ませてシールド本体12を固定保持する。その
後、シールド本体12の移動を停止した状態で、カッタ
ヘッド14を回転駆動させ、バケットシリンダ48を伸
張駆動する。このバケットシリンダ48の伸張駆動によ
り掘削バケット34は支軸44を中心として起立し先端
をカッタヘッド14の外周面から持上げるため、バケッ
ト34の刃先がカッタヘッド14の外周面から起立され
た分だけ地山に喰い込むので拡径掘削が行われる。そし
てバケット34を徐々に起立させ、掘削土砂を取込みな
がら拡径掘削を行い、所定の径まで掘削する。掘削され
た土砂はバケット34によりすくわれ、バケット収容開
口54を通じてシールドチャンバ26内に取込まれ、排
土される。実施例の掘削機は、泥水シールド工法を行う
ようになっており、このためシールドチャンバ26内に
加圧泥水を供給する送泥管74と、排泥管76が設けら
れ、排泥管76を介して系外に排出されるものとなって
いる。このようにバケット幅前進、拡径掘削と繰り返し
ながら、掘進方向に拡径掘削を行うことができ、シール
ド本体12の機長の1/3程度の掘削が可能である。
による拡径掘削作業は次のように行われる。この場合、
前進拡径掘削方法と、後退拡径掘削方法とを採用するこ
とができるが、前者の場合、掘削バケット34をカッタ
ヘッド14内に格納した状態(図3)で通常掘削を行
い、バケット34の幅寸法だけ掘進させる。そして、フ
ロントシールド12Fとリアシールド12Rの各々に設
けたグリッパ58を突出操作し、グリッパ58を地山に
喰い込ませてシールド本体12を固定保持する。その
後、シールド本体12の移動を停止した状態で、カッタ
ヘッド14を回転駆動させ、バケットシリンダ48を伸
張駆動する。このバケットシリンダ48の伸張駆動によ
り掘削バケット34は支軸44を中心として起立し先端
をカッタヘッド14の外周面から持上げるため、バケッ
ト34の刃先がカッタヘッド14の外周面から起立され
た分だけ地山に喰い込むので拡径掘削が行われる。そし
てバケット34を徐々に起立させ、掘削土砂を取込みな
がら拡径掘削を行い、所定の径まで掘削する。掘削され
た土砂はバケット34によりすくわれ、バケット収容開
口54を通じてシールドチャンバ26内に取込まれ、排
土される。実施例の掘削機は、泥水シールド工法を行う
ようになっており、このためシールドチャンバ26内に
加圧泥水を供給する送泥管74と、排泥管76が設けら
れ、排泥管76を介して系外に排出されるものとなって
いる。このようにバケット幅前進、拡径掘削と繰り返し
ながら、掘進方向に拡径掘削を行うことができ、シール
ド本体12の機長の1/3程度の掘削が可能である。
【0021】一方、後退拡径掘削をなす場合には、通常
掘削をなした後、掘進先端部で前後グリッパ58を突出
させてシールド本体12を固定し、カッタヘッド14を
回転駆動しつつバケット34を徐々に起立させて拡径掘
削を行う。この拡径掘削の後、リアグリッパ58を縮
め、テールシールド内のセグメントとの連結を外し、テ
レスコピックジャッキ18を伸張することによりリアシ
ールド12Rを後退する。この後退の後、リアグリッパ
58を突出させ、リアシールド12Rを固定し、次いで
フロントグリッパ58を縮小させ、フロントシールド1
2Fをバケット34の幅だけ後退移動させる。後退させ
た後、バケット34を起立駆動して拡径掘削をなす。こ
のような作業を繰り返すことにより、任意の距離の拡径
掘削が可能となる。
掘削をなした後、掘進先端部で前後グリッパ58を突出
させてシールド本体12を固定し、カッタヘッド14を
回転駆動しつつバケット34を徐々に起立させて拡径掘
削を行う。この拡径掘削の後、リアグリッパ58を縮
め、テールシールド内のセグメントとの連結を外し、テ
レスコピックジャッキ18を伸張することによりリアシ
ールド12Rを後退する。この後退の後、リアグリッパ
58を突出させ、リアシールド12Rを固定し、次いで
フロントグリッパ58を縮小させ、フロントシールド1
2Fをバケット34の幅だけ後退移動させる。後退させ
た後、バケット34を起立駆動して拡径掘削をなす。こ
のような作業を繰り返すことにより、任意の距離の拡径
掘削が可能となる。
【0022】なお、バケット34の起立駆動により拡径
掘削を行うが、カッタヘッド14はシールド本体12の
ローリング防止のために回転方向が時計方向、あるいは
反時計方向に適宜回転方向が変更されるが、このときカ
ッタヘッド14の回転方向に対面する側の掘削バケット
34R(34L)が起立されるように制御バルブ52が
調整される。これは図示しないコントローラによってカ
ッタヘッド14の回転駆動方向に連動して切換えるよう
にしておけばよい。
掘削を行うが、カッタヘッド14はシールド本体12の
ローリング防止のために回転方向が時計方向、あるいは
反時計方向に適宜回転方向が変更されるが、このときカ
ッタヘッド14の回転方向に対面する側の掘削バケット
34R(34L)が起立されるように制御バルブ52が
調整される。これは図示しないコントローラによってカ
ッタヘッド14の回転駆動方向に連動して切換えるよう
にしておけばよい。
【0023】上述した拡径掘削を行いつつシールド掘削
機同志のドッキングを行わせる作業工程を図7に示す。
これは当初前進拡径掘削により拡径掘削をなし(同図
(1)、(2))、その後に後退して拡径部分と後退部分にコ
ンクリートを打設して先行シールド掘削機が嵌入される
円筒シェル80を構築する(同図(3))。この先行シー
ルド掘削機とドッキングされるシールド掘削機をドッキ
ング位置まで掘進させ、こんどは後退移動させながら拡
径掘削を行う(同図(4))。そして、後行シールド掘削
機が嵌入される円筒シェルを延長形成するのである(同
図(5))。このようにドッキング用シェル80を構築し
た後、シェル80の隔壁部分を破砕し、連通させること
により、地中ドッキングを好適に行わせることができる
のである。
機同志のドッキングを行わせる作業工程を図7に示す。
これは当初前進拡径掘削により拡径掘削をなし(同図
(1)、(2))、その後に後退して拡径部分と後退部分にコ
ンクリートを打設して先行シールド掘削機が嵌入される
円筒シェル80を構築する(同図(3))。この先行シー
ルド掘削機とドッキングされるシールド掘削機をドッキ
ング位置まで掘進させ、こんどは後退移動させながら拡
径掘削を行う(同図(4))。そして、後行シールド掘削
機が嵌入される円筒シェルを延長形成するのである(同
図(5))。このようにドッキング用シェル80を構築し
た後、シェル80の隔壁部分を破砕し、連通させること
により、地中ドッキングを好適に行わせることができる
のである。
【0024】このように、本実施例に係るシールド掘削
機によれば、シールド本体12の外径寸法より大きな径
のトンネル掘削が可能となり、拡径掘削時の掘削土砂を
適時シールドチャンバ内に取込みながら拡径することが
できる。しかもバケット34による掘削であるため、作
業効率が高いものとなっている。バケット34はその張
り出し量を任意に設定でき、同時に排土も容易に行わせ
ることができるものとなっている。そして、通常掘削と
拡径掘削とを分離して行わせることにより拡径時のトル
クを低減させることができ、このときの掘削幅もバケッ
ト幅に対応するためにコピーカッタ装置と異なり、確実
に拡径掘削が可能となっている。また、シールド本体1
2をテレスコピック構造としていることにより前進およ
び後退のいずれの場合も拡径掘削が可能とされる。
機によれば、シールド本体12の外径寸法より大きな径
のトンネル掘削が可能となり、拡径掘削時の掘削土砂を
適時シールドチャンバ内に取込みながら拡径することが
できる。しかもバケット34による掘削であるため、作
業効率が高いものとなっている。バケット34はその張
り出し量を任意に設定でき、同時に排土も容易に行わせ
ることができるものとなっている。そして、通常掘削と
拡径掘削とを分離して行わせることにより拡径時のトル
クを低減させることができ、このときの掘削幅もバケッ
ト幅に対応するためにコピーカッタ装置と異なり、確実
に拡径掘削が可能となっている。また、シールド本体1
2をテレスコピック構造としていることにより前進およ
び後退のいずれの場合も拡径掘削が可能とされる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カッタヘッドの外周面部に起立動作可能に掘削バケット
を収容して、拡径に際して起立駆動させるようにしたこ
とにより、オーバカット量を大きくとることができると
ともに、排土処理が容易な構造とした拡径シールド掘削
機とすることができる。この掘削バケットをカッタヘッ
ドの回転方向に対面するように交互切換え可能としてロ
ーリングの防止を図りつつ拡径掘削ができる。更に、シ
ールド本体をテレスコピック連結して伸縮可能ならし
め、各々にグリッパを設けて拡径掘削させるように構成
したことにより前進拡径掘削、後退拡径掘削のいずれも
可能となり、利用範囲の広い拡径掘削とできる効果が得
られる。
カッタヘッドの外周面部に起立動作可能に掘削バケット
を収容して、拡径に際して起立駆動させるようにしたこ
とにより、オーバカット量を大きくとることができると
ともに、排土処理が容易な構造とした拡径シールド掘削
機とすることができる。この掘削バケットをカッタヘッ
ドの回転方向に対面するように交互切換え可能としてロ
ーリングの防止を図りつつ拡径掘削ができる。更に、シ
ールド本体をテレスコピック連結して伸縮可能ならし
め、各々にグリッパを設けて拡径掘削させるように構成
したことにより前進拡径掘削、後退拡径掘削のいずれも
可能となり、利用範囲の広い拡径掘削とできる効果が得
られる。
【図1】実施例に係る拡径シールド掘削機の断面図であ
る。
る。
【図2】同シールド掘削機のカッタヘッド部分の断面図
である。
である。
【図3】掘削バケットの格納状態の断面図である。
【図4】掘削バケットの起立状態の断面図である。
【図5】掘削バケットの駆動回路の模式図である。
【図6】グリッパの断面構成図である。
【図7】拡径掘削を利用したシールドドッキング工法の
説明図である。
説明図である。
10 拡径シールド掘削機 12 シールド本体 12F フロントシールド 12R リアシールド 14 カッタヘッド 16 テレスコピック摺動嵌合部 18 テレスコピックジャッキ 20 シールドジャッキ 26 シールドチャンバ 34(34R、34L) 掘削バケット 36 面板 38 側板 40 バケット本体 44 支軸 48 バケットシリンダ 58 グリッパ
フロントページの続き (72)発明者 内田 泰三 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中土木内 (72)発明者 藤井 義文 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中土木内 (72)発明者 原 清 大阪府枚方市上野3丁目1番1号 株式会 社小松製作所製作所大阪工場内 (72)発明者 南 好人 大阪府枚方市上野3丁目1番1号 株式会 社小松製作所製作所大阪工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 シールド本体の先端部に取り付けられて
回転駆動されるカッタヘッドを有し、このカッタヘッド
に対面してシールド本体を前後に区画する隔壁を設けて
掘削土砂の取込みチャンバを形成してなるシールド掘削
機において、前記カッタヘッドの外周面部に起立動作可
能に掘削バケットを収容するとともに、当該掘削バケッ
トの起立動作によりバケット収容部を前記チャンバに開
口可能としたことを特徴とする拡径シールド掘削機。 - 【請求項2】 前記掘削バケットはカッタヘッドの回転
軸心に平行に配置された支軸により起立収容可能にカッ
タヘッド外周面部に取り付けられ、カッタヘッドの時計
回りの回転方向に対面して起立する掘削バケットと反時
計回りの回転方向に対面して起立する掘削バケットを備
えたことを特徴とする請求項1に記載の拡径シールド掘
削機。 - 【請求項3】 シールド本体の先端部に取り付けられて
回転駆動されるカッタヘッドを有し、このカッタヘッド
に対面してシールド本体を前後に区画する隔壁を設けて
掘削土砂の取込みチャンバを形成してなるシールド掘削
機において、前記シールド本体をカッタヘッドが取り付
けられるフロントシールドとその後方に配置されたリア
シールドとから構成するとともに、両者をテレスコピッ
ク構造にして伸縮駆動可能に連結し、両シールドの外面
にはそれぞれ地山側に突出するグリッパを備え、かつ前
記カッタヘッドの外周面部に起立動作可能に掘削バケッ
トを収容するとともに、当該掘削バケットの起立動作に
よりバケット収容部を前記チャンバに開口可能としたこ
とを特徴とする拡径シールド掘削機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3128492A JPH06185285A (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | 拡径シールド掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3128492A JPH06185285A (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | 拡径シールド掘削機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06185285A true JPH06185285A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=14986095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3128492A Pending JPH06185285A (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | 拡径シールド掘削機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06185285A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105858096A (zh) * | 2015-01-21 | 2016-08-17 | 上海力行工程技术发展有限公司 | 一种用于盾构机螺旋机前闸门的启闭装置 |
CN113338943A (zh) * | 2021-06-15 | 2021-09-03 | 五邑大学 | 多刀头垂直盾构系统 |
CN114682545A (zh) * | 2022-04-28 | 2022-07-01 | 李凡坤 | 一种石英砂滤料制备加工系统及制备加工工艺 |
CN115326471A (zh) * | 2022-10-14 | 2022-11-11 | 南通朗高石化设备有限公司 | 一种钻探取样装置 |
CN115584765A (zh) * | 2022-11-10 | 2023-01-10 | 莒南县美达电力实业有限公司 | 一种地下电缆铺设装置及方法 |
CN115853529A (zh) * | 2022-11-22 | 2023-03-28 | 中南大学 | 一种隧道掘进机及隧道反向扩径方法 |
CN118639588A (zh) * | 2024-08-16 | 2024-09-13 | 沂水沂清环保能源有限公司 | 一种推进式垃圾清理设备 |
-
1991
- 1991-05-01 JP JP3128492A patent/JPH06185285A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105858096A (zh) * | 2015-01-21 | 2016-08-17 | 上海力行工程技术发展有限公司 | 一种用于盾构机螺旋机前闸门的启闭装置 |
CN113338943A (zh) * | 2021-06-15 | 2021-09-03 | 五邑大学 | 多刀头垂直盾构系统 |
CN113338943B (zh) * | 2021-06-15 | 2023-08-29 | 五邑大学 | 多刀头垂直盾构系统 |
CN114682545A (zh) * | 2022-04-28 | 2022-07-01 | 李凡坤 | 一种石英砂滤料制备加工系统及制备加工工艺 |
CN114682545B (zh) * | 2022-04-28 | 2023-09-01 | 山东乾蕴石英石科技有限公司 | 一种石英砂滤料制备加工系统及制备加工工艺 |
CN115326471A (zh) * | 2022-10-14 | 2022-11-11 | 南通朗高石化设备有限公司 | 一种钻探取样装置 |
CN115584765A (zh) * | 2022-11-10 | 2023-01-10 | 莒南县美达电力实业有限公司 | 一种地下电缆铺设装置及方法 |
CN115584765B (zh) * | 2022-11-10 | 2024-04-30 | 莒南县美达电力实业有限公司 | 一种地下电缆铺设装置及方法 |
CN115853529A (zh) * | 2022-11-22 | 2023-03-28 | 中南大学 | 一种隧道掘进机及隧道反向扩径方法 |
CN118639588A (zh) * | 2024-08-16 | 2024-09-13 | 沂水沂清环保能源有限公司 | 一种推进式垃圾清理设备 |
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