JPH06184848A - 仮撚装置 - Google Patents

仮撚装置

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JPH06184848A
JPH06184848A JP32674592A JP32674592A JPH06184848A JP H06184848 A JPH06184848 A JP H06184848A JP 32674592 A JP32674592 A JP 32674592A JP 32674592 A JP32674592 A JP 32674592A JP H06184848 A JPH06184848 A JP H06184848A
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JP
Japan
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yarn
belt
untwisting tension
belts
sensor
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Shoichi Tone
昭一 刀祢
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 仮撚糸の品質を向上できる仮撚装置を提供す
る。 【構成】 交差したベルト13,14間で糸Yを挾んで
撚と送りを与えるニップツイスター7と、そのニップツ
イスタ7を駆動する駆動装置20と、上記ベルト13,
14より下流の糸の解撚張力Tを検出するセンサ30
と、該センサ30の検出信号により解撚張力Tを一定に
すべく駆動装置30を制御してベルトの速度を調整する
制御装置31とを備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交差したベルト間で糸
を挾んで撚と送りを与えるニップツイスタを備えた仮撚
装置に係り、特に糸の解撚張力を簡単な構成で制御して
糸の品質向上を図るようにした仮撚装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の仮撚装置が用いられる延伸仮撚
機の構成を図3により説明する。この延伸仮撚機は紙面
垂直方向に多数(210 錘)並設された仮撚ユニット1か
ら構成され、各仮撚ユニット1はクリールスタンド2に
支持された給糸パッケージ3から糸(フィラメント糸)
Yを引出す第1フィードローラ4を備えている。この第
1フィードローラ4から一次ヒータ5、バルーン制御プ
レート6を順に経た糸Yは、ニップツイスタ7により仮
撚が施される。仮撚の施された糸Yは、第2フィードロ
ーラ8、二次ヒータ9、第3フィードローラ10を順に
経て巻取装置11により巻取パッケージ12に巻取ら
れ、仮撚加工が完了する。
【0003】ニップツイスタ7は交差した一対のベルト
13,14を備えており、両ベルト13,14間で糸Y
を挾んで撚と送りを与えるようになっている。このニッ
プツイスタ7で形成される撚は第1フィードローラ4ま
で伝播し、一次ヒータ5で熱固定される。すなわち、ニ
ップツイスタ7より上流側が加撚側であり、下流側が解
撚側となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ニップツイスタ7においては、解撚側の張力が糸の品質
ないし物性(展縮性や染色性等)に重要な影響を与える
ことから、解撚張力をある一定の値に維持する必要があ
る。特に糸Yは部分延伸糸が使用され、第1フィードロ
ーラ4と第2フィードローラ8で所定の比率に延伸され
かつ撚が掛けられるため、解撚側の張力変化は品質に大
きな影響を与える。
【0005】そこで、本発明の目的は、仮撚糸の品質を
向上できる仮撚装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、交差したベルト間で糸を挾んで撚と送りを
与えるニップツイスタと、そのニップツイスタを駆動す
る駆動装置と、上記ベルトより下流の糸の解撚張力を検
出するセンサと、該センサの検出信号により解撚張力を
一定にすべく駆動装置を制御してベルトの速度を調整す
る制御装置とを備えたものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、制御装置はセンサにより検
出される解撚張力が例えば設定値よりも上回った場合に
は、駆動装置にてベルトの速度を速めることで、解撚張
力を下げ、逆に下回った場合にはベルトの速度を遅くす
ることで解撚張力を上げ、これにより、解撚張力を一定
の値(設定値)に維持して品質を安定させるようにした
ものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0009】図1において、7は延伸仮撚機に用いられ
るニップツイスタで、糸Yを挾んで撚と送りを与える交
差した一対の無端状のベルト13,14を備えている。
各ベルト13,14は、フレーム(図示せず)に支持さ
れた駆動プーリ15,16と従動プーリ17,18間に
巻掛けられている。一方のベルト13の駆動プーリ15
の駆動軸19はモータである駆動装置20に連結され、
他方のベルト14の駆動プーリ16の従動軸21は駆動
軸19と連動して駆動されるようにされ、ベルト13,
14が図示の矢印方向に移動するようにされる。すなわ
ち駆動軸19と従動軸21には、歯付きプーリ22,2
3が取り付けられ、その両プーリ22,23にタイミン
グベルト24が略90度に屈曲しかつたすき掛けされて
設けられ、駆動軸19が図示の矢印方向の回転を、プー
リ22,23及びタイミングベルト24を介して従動軸
21が図示の矢印方向に回転するように伝達する。この
タイミングベルト24の往路と復路側には、ベルトをね
じれを生じさせながら屈曲させて案内するアイドラ2
5,26が設けられる。
【0010】このベルト13,14は、駆動装置20に
連結された駆動側のベルト13が固定で、従動側のベル
ト14が、従動軸21を支点に従動プーリ18が揺動自
在とされ、駆動側のベルト11に対する接圧が調節でき
るようになっている。
【0011】ベルト13,14よりも下流の糸道には糸
Yの解撚張力Tを検出するセンサ30が設けられ、その
検出信号が制御装置31に入力されるようになってい
る。この制御装置31は、出力周波数可変のインバータ
から構成され、駆動装置20の回転を可変速駆動できる
ようになっている。
【0012】制御装置31は、センサー30の検出値に
応じて解撚張力Tが設定値(目標値)になるように、駆
動装置20の回転を制御して、ベルト13,14のベル
ト速度を制御するようになっている。
【0013】次に本実施例の作用を説明する。
【0014】先ず、解撚張力Tとベルト13,14のベ
ルト速度は図2に示すように略比例関係にあり、この図
2を基に目標値に対する設定ベルト速度VS を決めてお
く。制御装置31は、図2に示すように解撚張力が目標
値となるようベルト13,14を、設定ベルト速度VS
で駆動すべく駆動装置20の回転数を制御する。この
際、糸Yの延伸率やヒータなどの温度等の原因で解撚張
力が変化する。この解撚張力Tの変動はセンサ30で検
出され、設定値より解撚張力が高ければ、制御装置31
は図2のマップに従いベルト速度を上げるべく駆動装置
20の回転数を上げ、また逆に解撚張力が低ければベル
ト速度を下げるべく駆動装置20の回転数を下げる。
【0015】すなわち、解撚張力が設定値より高い場
合、ベルト速度を上げると、その分、糸Yの送り速度を
速くでき、従って解撚張力を低くすることができる。ま
た逆に解撚張力が低い場合には、ベルトの速度を下げる
ことで糸Yの送り速度が遅くなり解撚張力を下げること
が可能となる。
【0016】従って、センサ30での検出値が一定とな
るようにベルト速度を調整することで品質の一定した巻
取パッケージが得られる。
【0017】実際には、解撚張力は、ベルト速度を自在
に変化することで自由に変化できるため、装置が異常で
あつても解撚張力を一定にすることができる。従って図
2に示すように、設定値に対して解撚張力Tの上限値と
下限値とを設定しておき、かつこれに対応してベルト速
度の上限値VU と下限値VD とを設定しておき、センサ
30で検出される解撚張力が上限値に達し、かつベルト
速度が上限値VUに達している場合及び解撚張力が下限
値に達し、かつベルト速度が下限値VD に達している場
合には、制御装置31は異常と判定して仮撚装置を停止
するなどを行う。
【0018】尚上述の実施例においては、ベルトの速度
をインバータで略連続して変える例で説明したが、駆動
装置であるモータ巻線のタップ切り替えで回転数を段階
的に変えるように制御するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、解撚張力
を検出し、その検出値が設定値となるようにニップツイ
スタのベルト速度を制御することで、仮撚糸品質の品質
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る仮撚装置の一実施例を示す構成図
である。
【図2】解撚張力とベルト速度の関係を示す図である。
【図3】仮撚装置が用いられる延伸仮撚機の概略構成を
示す図である。
【符号の説明】
7 ニップツイスタ 13,14 ベルト 20 駆動装置 30 センサー 31 制御装置 T 解撚張力 Y 糸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差したベルト間で糸を挾んで撚と送り
    を与えるニップツイスタと、そのニップツイスタを駆動
    する駆動装置と、上記ベルトより下流の糸の解撚張力を
    検出するセンサと、該センサの検出信号により解撚張力
    を一定にすべく駆動装置を制御してベルトの速度を調整
    する制御装置とを備えたことを特徴とする仮撚装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5966918A (en) * 1997-03-07 1999-10-19 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Yarn false twisting device
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US6134871A (en) * 1997-12-25 2000-10-24 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Individual-spindle-drive type textile machine
US6866603B2 (en) * 2002-12-17 2005-03-15 The Goodyear Tire & Rubber Company Counter-rotational drive belt system and method
CN108396421A (zh) * 2017-02-08 2018-08-14 日本Tmt机械株式会社 假捻加工机

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