JPH061843U - 直動形ガイド装置 - Google Patents

直動形ガイド装置

Info

Publication number
JPH061843U
JPH061843U JP3958692U JP3958692U JPH061843U JP H061843 U JPH061843 U JP H061843U JP 3958692 U JP3958692 U JP 3958692U JP 3958692 U JP3958692 U JP 3958692U JP H061843 U JPH061843 U JP H061843U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
path
ball circulation
groove
guide
moving block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3958692U
Other languages
English (en)
Inventor
久喜 成宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP3958692U priority Critical patent/JPH061843U/ja
Publication of JPH061843U publication Critical patent/JPH061843U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 下段のボール循環路にも十分な量の潤滑油を
供給する。 【構成】 ガイドレールに沿って移動する移動体を、上
下2段の環状ボール循環路を有する移動ブロックと、ボ
ール循環路に封入した複数のボールとで構成する。移動
ブロックを、両端のエンドキャップ部分8と、残りの中
間部分9とで形成する。ボール循環路は、往路、復路、
および往路の端と復路の端を連結する反転路からなる。
反転路を、中間部分9の両端部に一体に形成したガイド
部材36を両端のエンドキャップ部分8にはめることによ
り形成する。ガイド部材36の前後方向内向きの面に、グ
リース供給みぞ38を形成する。みぞ38の一端をエンドキ
ャップ部分8に貫通状に形成されたグリースニップル取
付け穴32に、他端を下段のボール循環路にそれぞれ連通
させる。穴32から供給されたグリースは、ガイド部材36
の潤滑油供給みぞ38を通って、直接下段のボール循環路
に入る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、直動形ガイド装置、さらに詳しくは、直線状のガイドレールと、 ガイドレールに沿って移動する移動体とからなる直動形ガイド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の直動形ガイド装置においては、移動体は、両側の脚状部分にそれぞれ 環状のボール循環路を有しており、かつガイドレールに跨がる横断面略逆U形の 移動ブロックと、移動ブロックの各ボール循環路を循環してガイドレールとの間 を転動する複数のボールとからなり、移動ブロックは、両端のエンドキャップ部 分と、残りの中間部分とからなる。ボール循環路は、移動ブロックの中間部分の 両側の脚状部分のガイドレール側に保持器を用いてガイドレールに面するように 形成されたみぞ状の往路と、これらの脚状部分の往路の外側に形成された穴状の 復路と、移動ブロックの中間部分の両端部に一体に形成されたガイド部材を両端 のエンドキャップ部分にはめることにより形成されて往路の端と復路の端を連結 する反転路とからなる。
【0003】 ところで、このような直動形ガイド装置においては、各ボール循環路にたとえ ばグリースからなる潤滑油を供給する必要がある。
【0004】 そして、従来は、移動ブロックのエンドキャップ部分に前後方向に伸びるグリ ースニップル取付け穴が貫通状に形成され、さらにエンドキャップ部分の前後方 向の内側の面に、一端がグリースニップル取付け穴に連通するとともに他端が上 段のボール循環路の反転路に連通するグリース供給みぞが形成され、移動ブロッ クの中間部分における前後方向の外側の面に、両ボール循環路の反転路どうしを 連通させる連通みぞが形成されており、グリースニップル取付穴に取付けられた グリースニップルから注入されたグリースが、グリースニップル取付け穴および グリース供給みぞを通って上段のボール循環路に供給され、さらに連通みぞを通 って下段のボール循環路に供給されるようになっている(特開平4−15355 4号参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の直動形ガイド装置では、上段のボール循環路に供給され たグリースを、さらに下段のボール循環路に供給するための圧力が不足し、下段 のボール循環路へ十分な量のグリースを供給することができないという問題があ る。
【0006】 この考案の目的は、上記問題を解決した直動形ガイド装置を提供することにあ る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案による直動形ガイド装置は、 直線状のガイドレールおよびガイドレールに沿って移動する移動体により構成 され、移動体が、上下2段の環状のボール循環路を有する移動ブロックと、移動 ブロックの各ボール循環路を循環してガイドレールとの間を転動する複数のボー ルとからなり、移動ブロックが、両端のエンドキャップ部分と、残りの中間部分 とで形成され、各ボール循環路が、移動ブロックの中間部分のガイドレール側に 保持器を用いてガイドレールに面するように形成されたみぞ状の往路と、これら の往路の外側に形成された穴状の復路と、移動ブロックの中間部分の両端部に一 体に形成されたガイド部材を両端のエンドキャップ部分にはめることにより形成 されて往路の端と復路の端を連結する反転路とからなる直動形ガイド装置におい て、 移動ブロックのいずれか一方のガイド部材における前後方向の内側を向いた面 に、一端がエンドキャップ部分に貫通状に形成された潤滑油供給穴に連通すると ともに他端が下段のボール循環路に連通した潤滑油供給みぞが形成されているこ とを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
移動ブロックのいずれか一方のガイド部材における前後方向の内側を向いた面 に、一端がエンドキャップ部分に貫通状に形成された潤滑油供給穴にに連通する とともに他端が下段のボール循環路に連通した潤滑油供給みぞが形成されている と、潤滑油供給穴から供給された潤滑油はガイド部材の潤滑油供給みぞを通って 、上段のボール循環路を通ることなく、直接下段のボール循環路に供給される。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の1実施例を、図面を参照して説明する。
【0010】 図1〜図3は組立状態の直動形ガイド装置を示し、図4〜図7はその各部の詳 細を示す。
【0011】 図1〜図3において、直動形ガイド装置は、直線状のガイドレール(A) と、こ れに跨って移動する移動体(B) とからなる。
【0012】 ガイドレール(A) には、横断面略正方形で4隅部が1つの円筒面の一部をなす 丸形レールが使用されている。レール(A) の左右両側面に、前後方向にのびる浅 いみぞ(1) が形成されており、両側のみぞ(1) の上下に、円弧みぞ状のボールガ イド面(2)(3)が形成されている。
【0013】 移動体(B) は、レール(A) の上部に跨る横断面略逆U形の移動ブロック(4) と 、移動ブロック(4) に形成された環状のボール循環路(5)(6)を循環してレール(A ) のガイド面(2)(3)との間を転動する複数のボール(7) とからなる。
【0014】 組立状態の移動ブロック(4) は、前後両端のエンドキャップ部分(8) と、残り の中間部分(9) とからなり、さらに、これら各部分(8)(9)は、左右両側の脚部( 脚状部分)(10)(11)と、左右の脚部(10)(11)の上端同志を連結する連結部(12)(1 3)とからなる。移動ブロック(4) の隅部は、丸形ガイドレール(A) に合わせて、 曲面状に形成されている。
【0015】 ボール循環路(5)(6)は、次に詳細に説明するように、移動ブロック(4) の両側 の脚部(10)(11)に上下2段に形成されている。移動ブロック(4) の中間部分(9) の両側の脚部(11)のレール(A) 側すなわち左右方向内側に、レール(A) のガイド 面(2)(3)に面する上下2段の円弧状のみぞ(14)(15)が形成され、上下のみぞ(14) (15)の間に保持器(16)が設けられている。そして、上側のみぞ(14)と保持器(16) の上部とで上段の往路(17)が、下側のみぞ(15)と保持器(16)の下部とで下段の往 路(18)が形成されている。また、中間部分(9) の両側の脚部(11)の往路(17)(18) より外側の部分に、上下2段の穴状の復路(19)(20)が形成されている。中間部分 (9) の両端とエンドキャップ部分(8) の両側の脚部(10)の間に上段の往路(17)の 端と上段の復路(19)の端とを連結する半円状の上段の反転路(21)が形成され、往 路(17)、復路(19)およびこれらの両端の反転路(21)により上段の循環路(5) が形 成されている。同様に、中間部分(9) の両端とエンドキャップ部分(8) の両側の 脚部(10)の間に下段の往路(18)の端と下段の復路(20)の端とを連結する半円状の 下段の反転路(22)が形成され、往路(18)、復路(20)およびこれらの両端の反転路 (22)により下段の循環路(6) が形成されている。
【0016】 各ボール循環路(5)(6)内にボール(7) が封入され、上段の循環路(5) の往路(1 7)の部分にあるボール(7) がレール(A) の両側の上部のガイド面(2) に接触し、 下段の循環路(6) の往路(18)の部分にあるボール(7) がレール(A) の両側の下部 のガイド面(3) に接触している。
【0017】 移動ブロック(4) が前後に移動すると、次のように、ボール(7) はレール(A) のガイド面(2)(3)上を転動しながらそれぞれのボール循環路(5)(6)を循環する。 すなわち、移動ブロック(4) の移動により、循環路(5)(6)の往路(17)(18)にある ボール(7) がレール(A) のガイド面(2)(3)上を転動して、往路(17)(18)の後方に 移動する。このため、往路(17)(18)にあったボール(7) は順に反転路(21)(22)に 入り、反転路(21)(22)にあったボール(7) は順に復路(19)(20)に入り、復路(19) (20)にあったボール(7) は順に往路(17)(18)に入る。
【0018】 図5に示すように、移動ブロック(4) は、2つのエンドキャップ部分(8) 、中 央本体部分(24)および2つのケージ部材(25)を組合わせることによって構成され ている。
【0019】 図5〜図7に示すように、エンドキャップ部分(8) の両側の脚部(10)の前後方 向内向きの面に、左右幅全体にわたるみぞ(26)が形成され、このみぞ(26)の下に 前後方向内向きに突出した突条(27)が形成されている。なお、みぞ(26)の上下の 側壁面は、左右方向内側に向かって少し開いた傾斜面となっている。みぞ(26)の 底面の上下に浅い円弧状の凹所(28)(29)が形成されている。突条(27)の前後方向 内向きの面の左右方向中間部に、半円形みぞ状の切欠き(31)が形成されている。 また、エンドキャップ部分(8) の両側の脚部(10)の前後方向内向きの面における みぞ(26)よりも上方の部分に、下端がみぞ(26)にのぞむ半円形みぞ状の凹所(30) が形成されている。エンドキャップ部分(8) の連結部(12)の左右の中央部には、 これを前後方向に貫通したグリースニップル取付穴(潤滑油供給穴)(32)が形成 されており、この取付穴(32)の前後方向外端部に図示しないグリースニップルが 取付けられるようになっている。エンドキャップ部分(8) の前後方向内向きの面 には、一端がグリースニップル取付穴(32)に連通するとともに、他端が左右両み ぞ(26)に連通したグリース供給みぞ(33)が形成されている。また、エンドキャッ プ部分(8) の前後方向内向きの面には、一端がグリース供給みぞ(33)に連通する とともに他端が凹所(30)に連通したグリース供給みぞ(34)が形成されている。さ らに、グリース供給みぞ(33)よりも外側において、エンドキャップ部分(8) のの 前後方向内向きの面には、左右のみぞ(26)どうしを連通させる連通みぞ(35)が形 成されている。
【0020】 ケージ部材(25)は、移動ブロック(4) の中間部分(9) の左右両側の脚部(11)の うち下部を構成する水平板状部(11a) と、保持器(16)と、前後両端の半円柱状ガ イド部材(36)とが一体に形成されたものである。水平板状部(11a) の左右方向内 側の縁の前後両端に柱状部(11b) が一体に形成されている。保持器(16)は垂直板 状をなし、その前後両端が連結部(37)により柱状部(11b) に一体に連結されて、 水平板状部(11a) の左右方向内側の縁の上方に位置している。ガイド部材(36)は 水平板状部(11a) の前後両端に一体に形成されて上向きにのびており、その上下 方向中間部は連結部(37)に一体に連結されている。また、ガイド部材(36)の下部 は水平板状部(11a) より前後方向外側に突出している。ガイド部材(36)の前後方 向外側は円筒面(36a) 、前後方向内側の対向面は平坦面(36b) となっている。両 ガイド部材(36)の平坦面(36b) に、それぞれ上下方向に伸びるグリース供給みぞ (潤滑油供給みぞ)(38)が全長にわたって形成されている。なお、グリース供給 みぞ(38)は、両方のガイド部材(36)に形成しておく必要はなく、いずれか一方の ガイド部材(36)に形成されておればよい。ガイド部材(36)の平坦面(36b) は、柱 状部(11b) および連結部(37)の前後方向内側の平坦面と面一になっている。連結 部(37)の前後方向外側の平坦面はガイド部材(36)の円筒面(36a) より外側に位置 して、柱状部(11b) の前後方向外側の平坦面と面一になっており、この面に上下 にのびる連通みぞ(39)が形成されている。連通みぞ(39)の上端は連結部(37)の上 面に、下端は同下面にそれぞれ開口している。なお、連通みぞ(39)は、両方の連 結部(37)に形成しておく必要はなく、いずれか一方の連結部(37)に形成されてお ればよい。
【0021】 水平板状部(11a) の左右方向内側の縁と保持器(16)の下縁との間には、所定の 間隔があけられている。水平板状部(11a) の左右方向の内外両側の縁に、それぞ れボールガイド面(40)(41)が形成されている。また、水平板状部(11a) の上面に おける両ボールガイド面(40)(41)間の部分の前後両端部に、両ボールガイド面(4 0)(41)を連通させる切欠き(42)が形成されている。また、切欠き(42)はグリース 供給みぞ(38)の下端とも連通している。保持器(16)の上下両縁にも、それぞれボ ールガイド面(43)(44)が形成されている。さらに、連結部(37)の上下両面にもボ ールガイド面が形成されている。
【0022】 中央本体部分(24)は、中間部分(9) の両側の脚部(11)からケージ部材(25)の部 分を除いたコア部分(11c) と、連結部(13)とが一体に形成されたものであり、そ の長さはケージ部材(25)の前後のガイド部材(36)の平坦面(36b) の相互間隔より わずかに小さい。コア部分(11c) の左右方向内側の面の上部に、上段の往路(17) を形成するみぞ(14)が形成され、同下部に、下段の往路(18)を形成するみぞ(15) が形成されている。コア部分(11c) の上段のみぞ(14)の左右方向外側の少し下寄 りの部分に、上段の復路(19)を形成する貫通穴(45)が形成され、下段のみぞ(15) の左右方向外側の少し上寄りの部分に、下段の復路(20)を形成するために側部と 下部が開口したみぞ(46)が形成されている。
【0023】 本体部分(24)とケージ部材(25)は、本体部分(24)のコア部分(11c) がケージ部 材(25)の水平板状部(11a) 、保持器(16)ならびに前後のガイド部材(36)および連 結部(37)で囲まれた空間にはまるように組付けられる。これにより、コア部分(1 1c) の下面がガイド部材(36)の間の水平板状部(11a) の上面に接触し、コア部分 (11c) の前後両端面が、前後のガイド部材(36)の平坦面(36b) 、連結部(37)の前 後方向内側の平坦面および柱状部(11b) の前後方向内側の平坦面に接触する。そ して、コア部分(11c) の下側のみぞ(46)と、水平板状部(11a) の外側のボールガ イド面(41)とによって下段の復路(20)が形成される。さらに、コア部分(11c) の 左右方向内側の面が保持器(16)に接触する。そして、コア部分(11c) の上側のみ ぞ(14)と、保持器(16)の上縁のボールガイド面(43)とによって上段の往路(17)が 形成され、コア部分(11c) の下側のみぞ(15)と、水平板状部(11a) の内側のボー ルガイド面(40)と、保持器(16)の下縁のボールガイド面(44)とによって下段の往 路(18)が形成される。
【0024】 このような状態で、次のように、本体部分(24)とケージ部材(25)の両端部にエ ンドキャップ部分(8) が取付けられる。すなわち、ケージ部材(25)の保持器(16) 、柱状部(11b) および連結部(37)をエンドキャップ部分(8) のみぞ(26)にはめて 、柱状部(11b) と連結部(37)の前後方向外側の平坦面(34a) をエンドキャップ部 分(8) のみぞ(26)の底に接触させる。これにより、エンドキャップ部分(8) の連 結部(12)の端面が本体部分(24)の端面に接触するので、図示しないボルトなどに よりエンドキャップ部分(8) と中央本体部分(24)とを固定する。このとき、ケー ジ部材(25)の両端部がエンドキャップ部分(8) のみぞ(26)にはまることにより、 ケージ部材(25)が位置決めされ、本体部分(24)の両端にエンドキャップ部分(8) を固定するだけで、ケージ部材(25)も固定される。このようにしてエンドキャッ プ部分(8) を取付けると、ケージ部材(25)のガイド部材(36)の下部がエンドキャ ップ部分(8) の突条(27)の切欠き(31)にはまるとともに、上部がエンドキャップ 部分(8) の凹所(30)にはまる。ガイド部材(36)の上端と凹所(30)の上端との間に は隙間が存在している。そして、ガイド部材(36)の上部と、エンドキャップ部分 (8) の上側の凹所(28)とで上段の反転路(21)が形成され、これが上段の往路(17) および復路(19)と連通して、上段のボール循環路(5) が形成される。また、ガイ ド部材(36)の下部と、エンドキャップ部分(8) の下側の凹所(29)とで下段の反転 路(22)が形成され、これが下段の往路(18)および復路(20)と連通して、下段のボ ール循環路(6) が形成される。
【0025】 組立状態において、連結部(37)の前後方向外側の平坦面に形成された連通みぞ (39)により、上段のボール循環路(5) の両側の反転路(21)と、下段のボール循環 路(6) の両側の反転路(22)とがそれぞれ相互に連通させられ、上段のボール循環 路(5) に供給されたグリースが、みぞ(39)を通って下段のボール循環路(6) に供 給されるようになっている。また、グリース供給みぞ(34)と、ガイド部材(36)の 平坦面(36b) のグリース供給みぞ(38)と、切欠き(42)とにより、下段の往路(18) および復路(20)がグリース供給みぞ(33)に連通させられている。すなわち、グリ ースニップル取付穴(32)に取付けられたグリースニップルから注入されたグリー スは、グリース供給みぞ(33)を通って上段の反転路(21)に入り、上段のボール循 環路(5) に供給される。また、上段の反転路(21)に入ったグリースは、連結部(3 7)の平坦面(34a) に形成されたみぞ(38)を通って下段の反転路(22)に入り、下段 のボール循環路(6) に供給されるようになっているが、上段の反転路(21)に供給 されたグリースを、さらに下段の反転路(22)に供給するための圧力が不足し、み ぞ(39)を通して下段のボール循環路(6) へ十分な量のグリースを供給することが できない。しかしながら、グリース供給みぞ(33)内のグリースは、グリース供給 みぞ(34)から凹所(30)を経てグリース供給みぞ(38)内に入り、さらに切欠き(42) を経て下段の往路(18)および復路(20)に入り、下段のボール循環路(6) に供給さ れる。したがって、下段のボール循環路(6) にも十分な量のグリースが供給され る。
【0026】 また、グリース供給みぞ(33)(34)から溢れ出たグリースは、その外側に形成さ れている連通みぞ(35)に入り、みぞ(35)を通って上段のボール反転路(21)に送ら れる。したがって、グリースの外部への漏れが防止される。
【0027】
【考案の効果】
この考案の直動形ガイド装置によれば、上述のように、潤滑油供給穴から供給 された潤滑油はガイド部材の潤滑油供給みぞを通って、上段のボール循環路を通 ることなく、直接下段のボール循環路に供給されるので、下段のボール循環路に も十分な量の潤滑油を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による直動形ガイド装置の全体構成を
示す組立状態の斜視図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】移動ブロックの分解斜視図である。
【図6】エンドキャップ部分を示す前後方向内向きから
見た図である。
【図7】図5のVII −VII 線拡大断面図である。
【符号の説明】
4 移動ブロック 5 ボール循環路 6 ボール循環路 7 ボール 8 エンドキャップ部分 9 中間部分 16 保持器 17 往路 18 往路 19 復路 20 復路 21 反転路 22 反転路 32 グリースニップル取付け穴(潤滑油供
給穴) 36 ガイド部材 38 グリース供給溝 A ガイドレール B 移動体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状のガイドレールおよびガイドレー
    ルに沿って移動する移動体により構成され、移動体が、
    上下2段の環状のボール循環路を有する移動ブロック
    と、移動ブロックの各ボール循環路を循環してガイドレ
    ールとの間を転動する複数のボールとからなり、移動ブ
    ロックが、両端のエンドキャップ部分と、残りの中間部
    分とで形成され、各ボール循環路が、移動ブロックの中
    間部分のガイドレール側に保持器を用いてガイドレール
    に面するように形成されたみぞ状の往路と、これらの往
    路の外側に形成された穴状の復路と、移動ブロックの中
    間部分の両端部に一体に形成されたガイド部材を両端の
    エンドキャップ部分にはめることにより形成されて往路
    の端と復路の端を連結する反転路とからなる直動形ガイ
    ド装置において、 移動ブロックのいずれか一方のガイド部材における前後
    方向の内側を向いた面に、一端がエンドキャップ部分に
    貫通状に形成された潤滑油供給穴に連通するとともに他
    端が下段のボール循環路に連通した潤滑油供給みぞが形
    成されていることを特徴とする直動形ガイド装置。
JP3958692U 1992-06-10 1992-06-10 直動形ガイド装置 Withdrawn JPH061843U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3958692U JPH061843U (ja) 1992-06-10 1992-06-10 直動形ガイド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3958692U JPH061843U (ja) 1992-06-10 1992-06-10 直動形ガイド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH061843U true JPH061843U (ja) 1994-01-14

Family

ID=12557208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3958692U Withdrawn JPH061843U (ja) 1992-06-10 1992-06-10 直動形ガイド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH061843U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2603518B2 (ja) 直線運動用ボールベアリング
US4988215A (en) Linear guide apparatus using a combination of balls and rollers
EP0427238A1 (en) Linear guide device
JPH0571443U (ja) 直動形ガイド装置
JPH042809B2 (ja)
JP3516209B2 (ja) 直動転がり案内ユニット
JPH061843U (ja) 直動形ガイド装置
JPH061842U (ja) 直動形ガイド装置
JP2846050B2 (ja) 直線摺動用ベアリング
US5137371A (en) Linear guide table system
JPH06147222A (ja) 直動形ガイド装置
JP2775125B2 (ja) 直動形ガイド装置
JPH0446217A (ja) 直動形ガイド装置
JPS62110349U (ja)
JPH0518492Y2 (ja)
JPH0473421A (ja) 直動形ガイド装置
JP3888702B2 (ja) 直動転がり案内軸受の潤滑構造
JPH0571442U (ja) 直動形ガイド装置
JP2767472B2 (ja) 直動形ガイド装置
US7296930B2 (en) Rolling guide device and manufacturing method thereof, and driving device including the rolling guide device
JPH074332Y2 (ja) リニアガイド装置
JPH03113117A (ja) 直動形ガイド装置
US5251983A (en) Linear motion rolling guide unit
JPH0754659Y2 (ja) ローラタイプリニアガイド装置
JPH0356648Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961003