JPH061843B2 - 誘電体フイルタ - Google Patents

誘電体フイルタ

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JPH061843B2
JPH061843B2 JP25445286A JP25445286A JPH061843B2 JP H061843 B2 JPH061843 B2 JP H061843B2 JP 25445286 A JP25445286 A JP 25445286A JP 25445286 A JP25445286 A JP 25445286A JP H061843 B2 JPH061843 B2 JP H061843B2
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忠弘 寄田
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複数の誘電体共振器を隣合うもの同士結合し
た構成の誘電体フィルタに関し、殊に減衰域に極をもつ
バンドパスタイプの誘電体フィルタの提案に関する。
従来の技術 バンドパスフィルタにおいて、ユーザーサイドからは、
中心周波数から所定周波数離れたところの周波数での減
衰量が所定以上あるといつた条件でフィルタの注文を受
けることがある。この場合、複数の共振器を隣接するも
の同士結合した構成の誘電体フィルタにおいて上記要求
を満たすには、共振器の段数を増やすもの一法である
が、共振器の段数を増やすことなく上記要求を満たす方
法として、誘電体フィルタによって等価的に構成される
フィルタ回路の一部の共振器又は/及び共振器同士を結
合する結合手段に並列にリアクタンスを含む伝送回路を
接続する方法がある。この方法によれば、元々のフィル
タ回路を通過する信号の位相と並列接続された伝送回路
を通る信号の位相とが180°ずれる周波数成分が減衰
する結果、フィルタ特性の減衰域に極が発生して(以
下、これを有極化という。)、ユーザーの要求するフィ
ルタ特性を容易に得ることができる。この有極化技術は
本出願人が特願昭60−218753号、同60−29
8149号、同61−87821号、同61−2087
59号、同61−208760号及び同61−2087
61号において既に提案している。これらの提案によれ
ば、有極化は、誘電体ブロックを用いた誘電体フィルタ
にあっては一つ以上の誘電体共振器をとばしてその前後
に存する共振器に並列にリアクタンスを含む伝送回路を
接続することによっても実現するし、共振器に添えて設
けられる孔(即ち、結合孔)の2つ以上を伝送回路で接
続することによっても実現するし、誘電体共振器と結合
孔とを伝送回路で接続することによっても実現し、更に
はこれら共振器、結合孔と入出力端子間を伝送回路で接
続することによっても実現する。また、誘電体ブロック
を用いないで、誘電体共振器を複数結合した誘電体フィ
ルタにおいても、同様な手法により有極化が実現する。
発明が解決しようとする問題点 ところで、有極化を実現するための伝送回路として、従
来は第13図に示すように誘電体共振器の中心孔3に突
出部20を突き刺した基板21に電極膜22を形成した
り、或いは、第10図に示すように誘電体ブロック1の
開放端面1aに電極膜23を形成し、共振器の内導体4
とリアクタンス結合した構成を採用している。しかる
に、第13図に示す伝送回路では、基板21が誘電体ブ
ロックの開放端面上に起立して設けられるので、カット
オフ空間のデットスペースが大きいという問題がある
し、一方、第10図に示す伝送回路ではフィルタの製作
に手間がかかり、コスト高となるといった問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑み、カットオフ空間の
デットスペースを少なく、構造簡単で製作容易に有極化
が実現できる誘電体フィルタを提供することを目的とし
ている。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明は4つ以上の誘電体共
振器を隣合うもの同士結合すると共に、初段及び最終段
の共振器を除く少なくとも2つの共振器に並列にリアク
タンスを含む伝送回路を接続してなる誘電体フィルタに
おいて、前記伝送回路が、共振器の開放端面側の中心孔
にそれぞれ圧入される誘電体ブッシングと、該誘電体ブ
ッシングに挿入される金属ピンと、金属ピン同士を接続
する電極膜の形成された基板とで、構成されていること
を特徴としている。
そして、前記誘電体ブッシングは一つの誘電体共振器を
とばしてその前後に存する誘電体共振器の中心孔に圧入
されている場合であってもよい。
本発明の作用は実施例の中で説明する。
実施例 第1図は本発明の一実施例として、誘電体共振ブロック
で構成した誘電体フィルタを示し、1は酸化チタン系セ
ラミック誘電体等からなる誘電体ブロックで、該ブロッ
ク1の四側面には金属膜からなる外導体2が形成され、
誘電体ブロック1の中には適当間隔おきに貫通孔3…が
形成されている。この貫通孔3…の内面には金属膜から
なる内導体4が形成され、誘電体ブロック1底面に形成
した導電膜(不図示)によつて前記外導体2と短絡され
ている(以下、この誘電体ブロック底面を短絡端面とい
う。)。一方、誘電体ブロック1の上面1aは導電膜が
形成されない開放端面とされている。
前記各内導体4…、外導体2及びその間に存する誘電体
ブロック1によつて誘電体共振器A1,A2…(以下、
単に共振器という。)が構成されている。共振器A1,
A2…の間には共振器に添えて設けた孔の一例として、
共振器間で所定の結合を得るための結合孔6…が形成さ
れ、隣合う共振器A1,A2…が電磁的に結合されてい
る。このような構造の誘電体フィルタは公知である。
誘電体共振器のうち初段のものA1は入力端子7と、最
終段のものA6は出力端子8を介して外部回路(図外)
と結合されている。入力端子及び出力端子8(以下、両
者を外部接続端子という。)は、夫々第3図に示すよう
に初段又は最終段の共振器A1,A6の中心孔3に圧入
される誘電体ブッシング(以下、樹脂ピンという。)9
とこの樹脂ピン9の略々中央に挿入された金属ピン10
とで構成されている。
前記誘電体共振器A1〜A6のうち例えばA2とA5の
中心孔3には外部接続端子7,8と同様な構成の樹脂ピ
ン11と金属ピン12とからなる接続端子13,14が
設けられている。両接続端子13,14の金属ピン12
は第2図に示すようにテフロングラス等の誘電体基板1
5に挿通し、電極膜16の両端に半田付けすることによ
り互いに電気的に接続されている。これら2つの接続端
子の金属ピン12及び基板15上の電極膜16によって
伝送回路が構成されている。第4図は上記構成の等価回
路を示している。図中、Kは結合手段、上記実施例の場
合は結合孔、Lは伝送回路、Cは伝送回路Lの含むリア
クタンスである。上記実施例の場合、このリアクタンス
Cは容量性であり、誘電体共振器A2,A5の内導体4
と金属ピン12の間で形成される。
この等価回路をもつフィルタの周波数特性は図示しない
が、減衰域に極を生じる。上下の減衰域の両方に極を生
じるか或いはいずれか一方に極を生じるか及び極を生じ
る周波数は伝送回路によってとばされる共振器の数、リ
アクタンスの大きさ、種類(容量性が誘電性か)等によ
って適宜に調整できる。
尚、基板15は第1,2,3図に示すように、誘電体ブ
ロックの全長と略々同じ長さをもったものを使用するこ
とにより、この基板15に外部接続端子7,8の金属ピ
ン10を固定している。図中、h1,h2は外部接続端
子7,8の金属ピン10を挿入する孔(スルーホー
ル)、h3,h4は接続端子13,14の金属ピン12
を挿通する孔(スルーホール)である。又、第1図中、
18は誘電体ブロック1の開放端面をまたぐように設け
られるカバー体である。
上記実施例では伝送回路によって2つの共振器A2,A
5を接続しているが、3個ないしはそれ以上の共振器を
伝送回路で接続することもできる。或いは伝送回路を2
つ以上設けることもできる。この場合において、2つの
伝送回路が第5図にL1,L2で示すように互いに交叉
する場合には、基板15上に電極膜を第6図に16a,
16bで示すように形成すればよい。図中、各電極膜1
6a,16bの両端の孔h3,h4…は接続端子の金属
ピンが挿入される孔である。
第7図は本発明の他の一実施例として2つの結合孔6を
樹脂ピン11、金属ピン12、基板15に形成した電極
膜16からなる伝送回路で接続した例を示している。樹
脂ピン11は結合孔6に圧入できるよう結合孔6と相似
形に形成するのが望ましい。伝送回路の両端が接続され
る結合孔6は誘電体ブロック上に存する結合孔のうちか
ら任意に選べるし、また、伝送回路によって接続する結
合孔も3個ないしはそれ以上設けることもできる。更
に、結合孔に接続される伝送回路も第5図の場合と同様
に2個以上設けることもできる。
第8図は第7図の誘電体フィルタの等価回路を示してい
る。図中“⌒”は結合孔6による結合を意味している。
この等価回路をもつフィルタの周波数特性は図示しない
が、有極化が実現することはいうまでもない。
発明の効果 以上のように本発明によれば、誘電体共振器を用いた誘
電体フィルタにあって、有極化によってユーザーの要求
する周波数特性のバンドパスフィルタを得ることができ
ると共に、有極化のための伝送回路が電極膜を形成した
基板と少なくとも2つの誘電体ブッシング及び同数の金
属ピンで構成でき、構造簡単で容易に製作できる。更
に、本発明は内導体開放端側に誘電体ブッシングを設け
る方式であるので、伝送回路の配設スペースとしていわ
ゆる開放端側のカットオフ空間を利用できる。よって誘
電体フィルタ全体を一層コンパクトに構成できるといっ
た多大な効果がある。
尚、本発明は、アンテナ用共振器や分波器といった2個
以上のバンドパスフィルタを組合わせた装置において、
その少なくとも一方のフィルタ部分に適用できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての誘電体フィルタを示
す斜視図、第2図は第1図の構成に用いられる基板表面
の導電パターンを示す図、第3図は第1図の一部分の断
面を示す図、第4図は第1図の誘電体フィルタの等価回
路図、第5図は2つの伝送回路が存在する誘電体フィル
タの等価回路図、第6図は2つの伝送回路を構成する場
合の基板上の導電パターンを示す図、第7図は本発明の
他の一実施例を示す誘電体フィルタの断面図、第8図は
第7図のフィルタの等価回路図、第9図及び第10図は
本出願人が先に提案した誘電体フィルタを示す図であ
る。 A1〜A6…誘電体共振器、3…中心孔、6…結合孔
(共振器に添えて設けた孔)、7,8…外部接続端子、
L,L1,L2…伝送回路、C…リアクタンス。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4つ以上の誘電体共振器を隣合うもの同士
    結合すると共に、初段及び最終段の共振器を除く少なく
    とも2つの共振器に並列にリアクタンスを含む伝送回路
    を接続してなる誘電体フィルタにおいて、 前記伝送回路が、共振器の開放端面側の中心孔にそれぞ
    れ圧入される誘電体ブッシングと、該誘電体ブッシング
    に挿入される金属ピンと、金属ピン同士を接続する電極
    膜の形成された基板とで、構成されていることを特徴と
    する誘電体フィルタ。
  2. 【請求項2】前記誘電体ブッシングが一つの誘電体共振
    器をとばしてその前後に存する誘電体共振器の中心孔に
    圧入されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項に記載の誘電体フィルタ。
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JPH01277001A (ja) * 1988-04-28 1989-11-07 Taiyo Yuden Co Ltd 誘電体フイルタ
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