JPH0618363B2 - 水中音響バ−スト通信方式 - Google Patents

水中音響バ−スト通信方式

Info

Publication number
JPH0618363B2
JPH0618363B2 JP61001457A JP145786A JPH0618363B2 JP H0618363 B2 JPH0618363 B2 JP H0618363B2 JP 61001457 A JP61001457 A JP 61001457A JP 145786 A JP145786 A JP 145786A JP H0618363 B2 JPH0618363 B2 JP H0618363B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
burst
signal
time slot
slot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61001457A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62159932A (ja
Inventor
彰夫 賀谷
正夫 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP61001457A priority Critical patent/JPH0618363B2/ja
Publication of JPS62159932A publication Critical patent/JPS62159932A/ja
Publication of JPH0618363B2 publication Critical patent/JPH0618363B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0054Detection of the synchronisation error by features other than the received signal transition
    • H04L7/007Detection of the synchronisation error by features other than the received signal transition detection of error based on maximum signal power, e.g. peak value, maximizing autocorrelation

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、海洋中を伝搬路とし、音波を伝送媒体として
デジタル変調した情報を伝送する水中音響バースト通信
方式に関するものである。
(従来の技術) 一般にディジタル通信では、「0」と「1」の系列であ
るディジタル情報の2ビット以上の符号を振幅、周波
数、位相などに対応させ、符号に応じて振幅、周波数、
位相などを一定時間(タイムスロット)毎に変化させ
て、それにより搬送波を変調して伝送している。このよ
うなディジタル通信を、海洋中を伝搬路とし、音波を伝
送媒体として行う場合、海面・海底等の境界からの反射
波が直接伝搬する信号を妨害する、いわゆる、マルチパ
ス干渉が生ずることがある。マルチパス干渉の影響を受
けない通信方式として、信号の送出を断続的に行い、信
号の送出と休止を交互に繰り返すバースト通信方式があ
る。受信器に到達する直接伝搬信号と反射波とは、伝搬
経路長の差に相当する時間差が生ずるので、直接伝搬信
号と反射波とが時間軸上で分離するように、信号の送出
時間と休止時間を選択することにより、マルチパス干渉
を受けない直接伝搬信号の受信が可能となる。浅海域で
は、マルチパス干渉波が長時間に渡り受信されるので、
信号の送出時間を短く、休止時間を長くとることでマル
チパス干渉の影響が除去できる。
デジタル情報をバースト通信する場合、受信器では、タ
イムスロットの周期と等しい時間間隔で、かつ理想的に
はアイの開口が最大となるタイムスロットの中心で、受
信信号をサンプリングするために、タイムスロット同期
信号が必要となる。一般に、デジタル通信システムにお
けるタイムスロット同期の方法は、 送信側と受信側の双方で、高精度の時計をもつ。
情報とは別に、同期信号を同時に送信する。
受信信号から同期信号を作成する。
が考えられている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の方法で、 の方法は、信号の伝搬時間が常に一定であることが
条件で、水中のような伝搬媒質の変動が激しい場合や、
送信側と受信側の双方または一方が移動しながら通信を
行う場合には使えない。
の方法は、同期信号用の伝送帯域が必要となり、使
用する周波数が制限されている場合、情報の伝送帯域が
狭くなり、情報の伝送速度が遅くなる。
の方法として、自己同期コードの利用等の技術が、
一般に連続通信で用いられているが、同期がとれるまで
に相当な時間を必要とし、信号の送出期間を短くできな
い。また雑音等の影響で自己同期コードに符号誤りが生
ずると、正確な同期が得られない。
という問題がある。
本発明は、以上に述べた 1) 伝搬媒質の状態の変動や送信器と受信器の相対位置
が変化すると同期がとれない。
2) 使用する周波数が制限されている場合、情報の伝送
速度が遅くなる。
3) 信号の送出時間が長くなる。
の問題点を除去し、伝搬媒質の状態や送信器と受信器の
相対位置の変化に影響されず、限られた時間と周波数帯
域内で効率よく情報の伝送が可能な優れた水中音響バー
スト通信方式を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、デジタル情報が音波を伝送媒体としてバース
ト伝送された信号を復調し、デジタル情報を復元する水
中音響通信器において、受信レベルが所定のレベル以上
となったとき、その時点から1バーストに相当する時間
にわたり、復調した信号をサンプリングして記憶装置に
記憶し、最初に記憶したデータの時刻を基準として、記
憶したデータを1タイムスロットに相当する時間単位で
順次前記記憶装置から読み出して1バースト内のタイム
スロット毎にそのタイムスロット内でサンプル値の絶対
値が最大となる確率の高い時刻を算出し、1バースト内
の各タイムスロット毎のサンプル値の絶対値が最大とな
る確率の高い時刻群と1タイムスロットの時間長から各
タイムスロット毎のアイの開口が最大となる確率の最も
高い時刻を算出し、算出したアイの開口が最大となる確
率が最も高い時刻に最も近い時刻のサンプル値を記憶装
置から復調信号として複号器に出力する水中音響バース
ト通信方式である。
(作用) 本発明は復調信号からタイムスロット同期信号を生成
し、該タイムスロット同期信号により前記復調信号のア
イの開口の最大点における信号レベルを得るものであ
る。すなわち受信した1バースト波の復調信号を波形整
形した後、サンプリングして記憶装置に記憶する。1バ
ーストに渡る受信信号のエンベロープがタイムスロット
毎にピークを持ち、理想的な条件ではエンベロープのピ
ークとなる時刻でアイの開口が最も大きくなることに着
目し、まず、該記憶装置に記憶したサンプル値を用いて
1バーストに渡るエンベロープのサンプル値を求め、タ
イムスロット毎にエンベロープのサンプル値から補間に
よりエンベロープのピークとなる時刻を求めていく。次
に、該ピーク時刻データから、既知であるタイムスロッ
ト幅Tを勾配とする1次回帰式をタイムスロット番号と
ピーク時刻との間で求め、該回帰式をもとに各タイムス
ロットのサンプリング時刻を算出する。さらに、記憶装
置に記憶されている復調信号のサンプル値を補間して該
サンプリング時刻における復調信号レベルを求め、復調
器に送出するものである。
(実施例) 以下では、位相変調信号をデジタル変調信号の一例とし
て、本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の実施例を示す機能ブロック図であり、
1は受信信号の入力端子、2は直交復調器、3,4は低
域フィルタ、5,6,10はサンプラー、7,8,11
は記憶装置、9はエンベロープ算出器、12はバースト
検出器、13,18はカウンタ、14はサンプリング時
刻推定器、15,16は補間器、17は位相推定器、1
9は復号器、20は出力端子である。
以下の説明で、1タイムスロットの時間長をT、1バー
スト中のタイムスロット総数をK、1バーストの時間長
をT(T=T×K)、サンプラーのサンプリング時
間刻みをΔt、記憶装置7,8,11の容量をN、とお
く。
まず、入力端子1に入力された位相変調信号は、直交復
調器2に入り、互いに直交関係にある2つのベース・バ
ンド信号s(t)とs(t)に変換され、さらに、低域フ
ィルタ3,4に入り、波形整形されてx(t)とx(t)
が出力される。低域フィルタ3,4は波形整形フィルタ
であり、出力信号のスペクトルが、いわゆる余弦二乗特
性となるような伝達関数を有する低域フィルタである。
低域フィルタ3,4で波形整形された2つのベース・バ
ンド信号x(t)とx(t)は、サンプラー5,6と、エ
ンベロープ算出器9に対して出力される。
サンプラー5,6は、ベース・バンド信号x(t)とx
(t)とを時間間隔Δtでサンプリングし、ベース・バ
ンド信号のサンプル値x(n)とx(t)を記憶装置7,
8に出力する。記憶装置7,8は、1バースト分の信号
を十分に記憶できる容量Nを有し、古いデータを順次シ
フトして新しいデータを書き込んでいくように動作し、
書込み中止信号によって書込みを中止する。
エンベロープ算出器9では、ベース・バンド信号の同相
成分x(t)を実数部、直交成分x(t)を虚数成分とす
る複素信号の包絡線(エンベロープ)z(t)が、 z(t)=〔xI 2(t)+xQ 2(t)〕1/2 …(1) で与えられるので、(1)式を用いてエンベロープ(t)を計
算する。エンベロープz(t)は、サンプラー10により
時間間隔Δtでサンプリングされ、記憶装置11で記憶
される。記憶装置11は、上記の記憶装置7,8と同様
に、容量Nを有し、古いデータを順次シフトして新しい
データを書き込み、書込み中止信号によって書込みを中
止する。
一方、エンベロープz(t)はバースト検出器12にも出
力され、バースト検出器12では、z(t)のレベルを常
時モニターしており、z(t)のレベルが所定のレベルを
越えると、バースト検出信号Tを出力する。カウンタ
13はバースト検出信号Tを受け取ると、初期値
“1”から時間Δt毎にカウント・アップしていき、一
定数NDLYに達すると、記憶装置7,8,11に対し
て、書込み中止信号TDLYを出力する。すなわち、カ
ウンタ13はバーストを検出した時刻から時間tDLY
=Δt×NDLY遅延した時刻に書込み中止信号T
DLYを出力する。遅延時間tDLYは、記憶装置7,
8,11の記憶時間(Δt×N)より短く、1バースト
の時間長Tより長くなるように設定されている。
以上により、バーストが検出されると、受信したバース
ト信号の前後に余裕をもって、1バーストの時間長T
より長い時間に渡り、ベース・バンド信号x(t),x
(t)およびエンベロープz(t)のサンプル値が、記憶装
置7,8,11にそれぞれ記憶される。第2図は以上の
動作を説明する各部の波形で、a,bは、ベース・バン
ド信号x(t)、x(t)、cはエンベロープz(t)、d
はバースト検出器12からの出力されるバースト検出信
号T、eはカウンタ13から出力されるバースト検出
時刻からtDLY遅延した記憶装置7,8,11の書込
み中止信号TDLYである。記憶装置7,8,11は、
それぞれ、第2図上部に示した の区間内のベース・バンド信号x(t)、x(t)のサン
プル値X(n)、X(n)〔n=1,2,…,N〕および
エンベロープz(t)のサンプル値Z(n)〔n=1,2,
…,N〕を記憶することになる。
次にタイムスロット毎に、アイの開口が最大となる確率
の高い時刻を検出するサンプリング時刻推定器14につ
いて説明する。該サンプリング時刻推定の原理は、ま
ず、1バーストの各タイムスロット毎に復調信号のピー
クを検出し、その時刻t(k)(k=1,2,3,…
k)をピーク時刻(タイムスロット毎のサンプリングタ
イミング)の標本値とする。次に、ピーク時刻の標本値
から、横軸(x軸)にタイムスロット番号k(=1,
2,3,…k)、縦軸(y軸)にタイムスロットの中心
時刻の推定値 を取った座標系において、二乗誤差が最小となる1次回
帰直線を求め、この1次回帰直線により、タイムスロッ
ト毎にサンプリング時刻の推定値 (k=1,2,3,…k)を求めるものである。これに
より、バースト内で誤差が最小のタイムスロット毎のサ
ンプリングタイミングが求まる。第3図はサンプリング
時刻推定器14の機能を説明するための機能ブロック図
で、21は最大点検出器、22はカウンタ、23は最大
点補間器、24は記憶装置、25はサンプリング時刻算
出器である。
最大点検出器21は、記憶装置11に記憶されているエ
ンベロープのサンプル値Z(n)〔n=1,2,…,N〕
を指定されたアドレスJから1タイムスロット長に相
当するM〔M=T/Δt〕個のデータを読み、この区間
内で、エンベロープのサンプル値が最大となるアドレス
Iを探す。カウンタ22の値が初期値“1”のとき、す
なわち、第1番目のタイムスロット内の最大点のアドレ
スI(I)を検出する場合、第1番目のタイムスロットの
開始点J(I)は、記憶装置11ではデータ書き込みが
バーストを検出してからLサンプルで停止するように動
作するので、記憶装置の容量をNサンプルとすると、J
(I)=(N−L)となる。タイムスロッ幅はM個のサ
ンプルであるので、記憶装置11のアドレスJ(I)か
らJ(I)+Mのエンベロープサンプル値を第1番目の
タイムスロットのデータとして読み込む。次に、第1番
目のタイムスロットのサンプル値の中から最大値を探
し、そのアドレスI(I)を求める。さらに、ピーク値の
アドレスI(I)を中心に数個(本実施例では5個)のエ
ンベロープのサンプル値を最大点補間器23に送出す
る。ここで求めたサンプル値のピーク時刻は、サンプル
間隔Δtとすると、±Δt/2の曖昧さをもっており、
次の最大点補間器23において、補間処理によりさらに
精度の良いピーク時刻が求められる。カウンタ22の値
が“k”のとき、すなわち、第k番目のスロット内の最
大値を検出するとき、アドレスJは、第(k−1)番
目のフレーム内の最大点のアドレスI(k-1)から1/2
タイムスロット長だけ遅延した点、すなわち、J(k)
=I(k-1)+M/2が指定される。カウンタ22の値が
“k”のときを例にすると、第k番目のフレーム内の最
大点のアドレスI(k)は次式で算出される。
I(k)=Max{Z(z)}|n=I(k) …(2) ただし、J(k)≦n≦J(k)+M, k=1,2,…,K〔Kは1バースト中の スロット総数。〕 で算出される。第4図は最大点検出器21の動作をさら
に詳細に説明するための図で、fはカウンタ22の値が
“k”のときのエンベロープのサンプル値Z(n)を実線
で描いたものである。gはデータの読み込み開始のアド
レスJ(k)の位置を記号↑で示したもので、hは最大
点検出器21で検出された各スロットの最大値のアドレ
スI(k)を記号↑で示したものである。
最大点補間器23は記憶装置11の先頭アドレスを時刻
の基準として、補間処理によりエンベロープのピーク時
刻を求める。第1番目のタイムスロットの場合、最大点
検出器21から受け取ったアドレスI(I)を中心に数個
のエンベロープのサンプル値Z(n′)[n′=…,I
(I)−1,I(I),I(I)+1,…]は明細書第5図に示
すような二次曲線(放物線)に近似できるので、最大点
補間器23は、最小二乗法によりサンプル値Z(t′)
(t′=Δt×n′)を近似する二次曲線を求める。こ
の二次曲線を最大とする時刻t(I)が第1番目のタイ
ムスロットのサンプリング時刻の補間値t(I)であ
る。最大点補間器23はサンプリング時刻の補間値t
(I)を記憶装置24に送出するとともに、カウンタ22
の値を1加算する。以上の操作は、カウンタ22の値が
1バーストのスロット総数Kに等しくなるまで繰り返さ
れる。以上の操作によって、記憶装置24のアドレス1
からアドレスKに、第1スロットから第Kスロットの最
大値の補間値t(k)〔k=1,2,…,K〕の値が記
憶される。
サンプリング時刻算出器25は、全ての最大点の補間値
(k)〔k=1,2,…,K〕を記憶装置24から読
み込み、第6図のように最小二乗法により、次式で与え
られる直線のy軸の切片の値 を推定する。
ここで、kはスロットの番号、直線の勾配Tは既知であ
る1スロットの時間長、y軸の切片 は仮想の第0スロット目の中心の時刻の推定値である。
(3)式を用いて、推定した と1スロットの時間長Tとから、サンプリング時刻算出
器25は、スロットの最大点の推定値、すなわちアイの
開口が最大となる確率の最も高いサンプリング時刻の推
定値 〔k=1,2,…,K〕を順次、算出し、第1図の補間
器15,16に出力する。
第1図の補間器15,16は、記憶装置7,8に記憶さ
れているベース・バンド信号のサンプル値を補間して、
サンプリング時刻推定器14で推定したアイの開口が最
大となる確率の最も高いサンプリング時刻におけるベー
ス・バンド信号のレベルを、各スロットについて順次算
出する。説明を簡単にするために、第k′スロットでの
処理を例にすると、サンプリング時刻推定器14で推定
したアイの開口が最大となる確率の最も高いサンプリン
グ時刻推定値 に最も近い時刻に相当するアドレスnk′は、 与えられる。nk′の前後m個のデータから時刻 を補間するには、次の補間公式を用いると算出できる。
ここで、 m=nk′−m m=nk′+m …(7) 補間器15,16は、(4)〜(7)式を用いて、アイの開口
が最大となる確率の最も高いサンプリング時刻 〔k=1,2,…,K〕におけるベース・バンド信号の
同相成分の補間値 と直交成分の補間値 〔k=1,2,…,K〕を、順次位相推定器17に出力
する。位相推定器17では、ベース・バンド信号の同相
成分 と直交成分 から、スロット毎に位相φ(k)を推定し、1スロット推
定する毎にカウンタ18を1加算していくとともに、復
号器19に位相φ(k)を出力する。復号器19では、位
相φ(k)に対応した2進符号を出力する。
カウンタ18は、初期値が“1”であり、サン 算されていき、カウンタの値が1バースト中のスロット
総数Kに達すると、記憶装置7,8,11に対して、書
込み開始信号TRSTを出力する。記憶装置7,8,1
1は書込み開始信号TRSTにより、書込みを開始し、
再びバースト信号の検出に備える。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明によれば、直交復調した
信号をサンプリングし、1バーストに相当する時間に渡
り記憶し、まず、タイムスロット毎にデータの絶対値が
最大、すなわち、アイの開口が最大となる確率の最も高
い時刻を推定し、次に、その時刻における信号のレベル
を補間によって求めるようにしたので、 1) タイムスロット同期のための同期コードを送信する
必要がなく、従って、同期コードを送信する通信方式に
比べて、時間効率がよくなる。
2) 数タイムスロットからなる極短いバースト信号で
も、サンプリング時刻をアイの開口が最も大きくなるエ
ンベロープのピーク時刻に基づいて設定するとともにタ
イムスロット毎に求めたエンベロープのピーク時刻の全
てを用いて統計的手法により設定しているので、雑音の
影響を受けにくく、アイの開口が最大となる確率の最も
高い時刻での復調信号のレベルが求めることが可能であ
る。
などの効果が期待できる。
また、本発明の方法は、 3) ベース・バンド信号に対して、処理を行うのである
から、復調方式を選ぶことにより、位相変調方式以外の
変調方式にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のブロック図、第2図は第1図
の各部波形図、第3図はサンプリング時刻推定器のブロ
ック図、第4図は最大点検出器の動作説明図、第5図は
サンプリング時刻算出器の動作説明図I、第6図はサン
プリング時刻算出器の動作説明図IIである。 2……直交復調器、3,4……低域フィルタ、5,6,
10,13,18……カウンタ、7,8,11……記憶
装置、9……エンベロープ算出器、12……バースト検
出器、14……サンプリング時刻推定器、15,16…
…補間器、17……位相推定器、19……復号器、21
……最大点検出器、22……カウンタ、23……最大点
補間器、24……記憶装置、25……サンプリング時刻
算出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル情報が音波を伝送媒体としてバー
    スト伝送された信号を復調し、デジタル情報を復元する
    水中音響通信受信器において、 (a) 受信レベルが所定のレベル以上となったとき、その
    時点から1バーストに相当する時間にわたり、復調した
    信号をサンプリングして記憶装置に記憶し、 (b) 最初に記憶したデータの時刻を基準として、記憶し
    たデータを1タイムスロットに相当する時間単位で順次
    前記記憶装置から読み出して1バースト内のタイムスロ
    ット毎にそのタイムスロット内でサンプル値の絶対値が
    最大となる確率の高い時刻を算出し、 (c) 1バースト内の各タイムスロット毎のサンプル値の
    絶対値が最大となる確率の高い時刻群と1タイムスロッ
    トの時間長から各タイムスロット毎のアイの開口が最大
    となる確率の最も高い時刻を算出し、 (d) 算出したアイの開口が最大となる確率が最も高い時
    刻に最も近い時刻のサンプル値を記憶装置から復調信号
    として復号器に出力することを特徴とする水中音響バー
    スト通信方式。
JP61001457A 1986-01-09 1986-01-09 水中音響バ−スト通信方式 Expired - Lifetime JPH0618363B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61001457A JPH0618363B2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09 水中音響バ−スト通信方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61001457A JPH0618363B2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09 水中音響バ−スト通信方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62159932A JPS62159932A (ja) 1987-07-15
JPH0618363B2 true JPH0618363B2 (ja) 1994-03-09

Family

ID=11501980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61001457A Expired - Lifetime JPH0618363B2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09 水中音響バ−スト通信方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0618363B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2415113B (en) * 2004-06-12 2006-10-18 Sonardyne Internat Ltd Robust underwater communication system

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62159932A (ja) 1987-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2526931B2 (ja) Psk信号復調装置
US5272446A (en) Digitally implemented fast frequency estimator/demodulator for low bit rate maritime and mobile data communications without the use of an acquisition preamble
US7379519B2 (en) Preamble aided synchronization
US4856030A (en) Apparatus and methods of locking a receiving modem to a transmitting modem employing a burst signal
KR100461209B1 (ko) 디지털오디오방송용송신시스템
JP2002198860A (ja) 高速データ伝送無線ローカル・エリア・ネットワーク
EP0148198A1 (en) DATA DETECTOR USING PROBABILISTIC INFORMATION IN RECEIVED SIGNALS.
JPH061908B2 (ja) 伝送路歪補償方式
EP0682433B1 (en) Method and apparatus for symbol clock phase recovery
US5930267A (en) Frame synchronization for asynchronous transmission
KR20010041149A (ko) 주파수 동기 신호를 검출하기 위한 방법 및 장치
US20080025431A1 (en) Transmitting apparatus and method, receiving apparatus and method
US6603819B1 (en) Radio symbol synchronization and doppler estimation techniques
EP3667354B1 (en) Systems and methods for angle of arrival estimation
US7130360B2 (en) Apparatus and method for receiving digital signal
JPH0618363B2 (ja) 水中音響バ−スト通信方式
AU624454B2 (en) Method of determination of signal reception time by means of correlation technique
EP0614582A1 (en) Digital demodulator for preamble-less burst communications
JP2004504740A5 (ja)
JP2002232389A (ja) Ofdm受信装置
JP3449281B2 (ja) マルチキャリア受信装置用同期回路及びマルチキャリア受信装置
EP0785647A1 (en) Method and apparatus for the synchronization of an FSK modulated signal in a receiver
JPH06177786A (ja) インパルス性雑音除去装置
JP3107995B2 (ja) 同期装置
JP3447883B2 (ja) 同期装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term