JPH06183589A - 自動給紙装置 - Google Patents

自動給紙装置

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JPH06183589A
JPH06183589A JP4355722A JP35572292A JPH06183589A JP H06183589 A JPH06183589 A JP H06183589A JP 4355722 A JP4355722 A JP 4355722A JP 35572292 A JP35572292 A JP 35572292A JP H06183589 A JPH06183589 A JP H06183589A
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sheet
guide
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nip
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Eisuke Hori
英介 堀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動給紙装置において、繰り出しシートをピ
ックアップローラと分離ローラ対間で搬送ミスを起こす
ことなくスムーズに送る。 【構成】 ピックアップローラ20には、その軸方向中
間位置に円周溝20aを形成する。他方、ガイド板12
には、突起を円周溝20a内から分離ローラ対21のニ
ップ21a部分までのばして設けてガイド25を形成す
る。そして、給紙時、ピックアップローラ20の回転に
よりストッパ24で繰り出し量を規制しながら積載原稿
11を繰り出し、その繰り出しシート11aガイド25
により案内してニップ21a間へと導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリンタ・複写機・
ファクシミリ・スキャナ等に適用し得る。詳しくは、そ
のようなプリンタ等において、給紙用の積載シートを一
枚ずつ分離して送り出す自動給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動給紙装置の中には、
たとえば図9に示すように、ガイド板1上に積載したシ
ートSの下方からピックアップローラ2を押し当て、そ
のピックアップローラ2の回転によりストッパ3で繰り
出し量を規制しながらシートSを繰り出し、ガイド板1
で案内して分離ローラ対4のニップ部分5へと導き、一
枚ずつ分離して送り出すものがあった。
【0003】ところで、そのような自動給紙装置では、
ピックアップローラ2と積載シートSとの接触面積を広
くして摩擦により確実に該シートSを繰り出すことがで
きるように、その繰出し時、ピックアップローラ2の上
側を窓穴を通してガイド板1から突き出して積載シート
Sに押し当てていた。また、分離ローラ対4の下方ロー
ラも上側をガイド板1から同様に突き出して設けてい
た。しかし、そのようにガイド板1からローラが突き出
ていると、たとえば図10に示すごとく、繰り出しシー
トS1が分離ローラ対4に衝突したり引っかかったりし
て搬送ミスを起こしていた。
【0004】そこで、従来の他の自動給紙装置の中に
は、たとえば図11に示すように、ピックアップローラ
2の軸方向両側にそれぞれ突状ガイド6・6を設けたも
のがある。そして、それら突状ガイド6・6を、それぞ
れピックアップローラ2から分離ローラ対4のニップ部
分5までのばして設ける。しかして、ピックアップロー
ラ2と分離ローラ対4間のシート搬送路をほぼフラット
にして搬送ミスの発生を防止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では、
そのようにピックアップローラ2の軸方向両側に突状ガ
イド6・6を設けることから、積載シートSを繰り出し
たとき、その繰り出しシートS1の幅方向両側がそれぞ
れ突状ガイド6・6上にのってそれと接触し、そのとき
の摩擦抵抗が原因で該シートS1の搬送ミスを起こし易
いという問題があった。
【0006】そこで、この発明の目的は、上述のような
自動給紙装置において、繰り出しシートを、ピックアッ
プローラと分離ローラ対間で搬送ミスなくスムーズに送
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明は、
たとえば以下の図示実施例に示すとおり、積載原稿11
のような積載シートの下方からピックアップローラ20
を押し当て、そのピックアップローラ20の回転により
ストッパ24で繰り出し量を規制しながらシートを繰り
出し、ガイド板12で案内して分離ローラ対21のニッ
プ21a間に導き、一枚ずつ分離して送り出す自動給紙
装置15において、前記ピックアップローラ20の軸方
向中間位置に円周溝20aを形成し、その円周溝20a
内から前記分離ローラ対21のニップ21a部分までの
び前記繰り出しシートを案内するガイド25を設けてな
る、ことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すとおり、請求項1に記載の自動給紙装
置15において、前記ガイド25を、前記ピックアップ
ローラ20からシート繰り出し方向A手前に向けてのば
して設けてなる、ことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すとおり、請求項1に記載の自動給紙装
置15において、前記ガイド25を、前記ガイド板12
に設ける突起で形成してなる、ことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すとおり、請求項1に記載の自動給紙装
置15において、前記ガイド25を、前記ピックアップ
ローラ20と前記分離ローラ対21の一方たとえばフィ
ードローラ22とのそれぞれローラ軸間に掛け渡すベル
トで形成してなる、ことを特徴とする。
【0011】
【作用】そして、この発明では、給紙時、ピックアップ
ローラ20の回転によりストッパ24で繰り出し量を規
制しながらシートを繰り出し、その繰り出しシートを、
ガイド25により案内して分離ローラ対21のニップ2
1a部分へと導き、一枚ずつ分離して送り出す。
【0012】請求項2に記載のものでは、繰り出し時、
繰り出しシートを、ピックアップローラ20のシート繰
り出し方向A手前からガイド25により滑らかに案内し
て分離ローラ対21のニップ21a部分へと導く。
【0013】請求項4に記載のものでは、給紙時、ピッ
クアップローラ20および分離ローラ対21とともにベ
ルトからなるガイド25を回動し、該ガイド25で搬送
しながら繰り出しシートを案内して分離ローラ対21の
ニップ21a部分へと導く。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
につき説明する。図3は、この発明の自動給紙装置を備
えるスキャナで、その内部機構の全体構成概略図であ
る。
【0015】図中符号10で示すものは、スキャナの装
置本体である。装置本体10は、下構造体10aと、そ
の下構造体10aに対し開閉自在な上構造体10bとか
らなる。下構造体10a上には、原稿(シート)11を
積載するガイド板12を設ける。下構造体10aと上構
造体10b間には、ガイド板12から図中矢印Aで示す
シート繰り出し方向に搬送路10cを形成する。そし
て、その搬送路10cに図中右側から順に、点線で囲ん
で示すこの発明の自動給紙装置15、搬送ロ−ラ対1
6、コンタクトガラス13、排紙ロ−ラ対18を順に並
べて配置するとともに、その排紙ローラ対18の下側か
ら外向きに排紙トレイ19を設ける。また、コンタクト
ガラス13の下側には、読取部17を設けてなる。
【0016】しかして、積載原稿11を、自動給紙装置
15によりA方向に繰り出して下から順次一枚ずつ送り
出し、搬送ローラ対16で搬送し、その搬送途中で読取
部17により原稿11の原稿面をコンタクトガラス13
を透して読み取り、その読取り後、排紙ローラ対18で
排紙トレイ19上に排出する。
【0017】ところで、この発明の自動給紙装置15
は、図2に示すように、シート繰り出し方向Aの手前に
ピックアップロ−ラ20を配置し、そのシート繰り出し
方向Aの前方に分離ローラ対21を配置する。ピックア
ップロ−ラ20は、図1に示すように、軸方向中間位置
に円周溝20aを形成する。そして、適宜手段によりガ
イド板12の窓孔を通して上側を出没自在に下構造体1
0aに設けてなる。分離ローラ対21は、図2に示すよ
うに、ガイド板12から窓孔を通して上側を突き出して
下構造体10aに設けたフィードローラ22と、上構造
体10bに設けてそのフィードローラ22に押し当てた
フリクションローラ23とからなる。また、ピックアッ
プロ−ラ20寄りの上方には、ストッパ24をガイド板
12に向け垂直に設ける。
【0018】さらに、この自動給紙装置15では、ガイ
ド板12に、ピックアップローラ20と分離ローラ対2
1間で一部を切り起こして突起を設け、その突起でガイ
ド25を形成する。そのガイド25は、図1および図2
に示すように、ピックアップローラ20の円周溝20a
内からストッパ24の先端24aの下を通って分離ロー
ラ対21のニップ21a部分までのばして設ける。そし
て、ピックアップローラ20から分離ローラ対21のニ
ップ21a部分間にほぼ水平でフラットな搬送路26を
形成してなる。
【0019】さて、この発明の自動給紙装置15では、
給紙時に、図3に示すごとく、ガイド板12上に原稿1
1を積載し、図2に示すように、その積載原稿11の先
端側をストッパ24の原稿突当面24bに突き当ててセ
ットする。そして、ピックアップローラ20の上側をガ
イド板12から突き出して積載原稿11にその下方から
押し当てる。しかして、図示しない駆動源から駆動力を
伝達してピックアップローラ20および分離ローラ対2
1を回転する。そうして、ピックアップローラ20の回
転によりストッパ24で繰り出し量を規制しながら原稿
11をA方向に繰り出す。そして、その繰り出し原稿1
1aを、ガイド25で案内して波打つことなく直線的に
搬送路26を通して分離ローラ対21のニップ21aへ
と導く。しかして、そのニップ21a部分に通して分離
ローラ対21で一枚ずつ分離して送り出す。
【0020】ところで、上述した図示実施例では、ピッ
クアップローラ20の円周溝20aにガイド25を1つ
設けて繰り出し原稿を案内する構成とした。しかし、た
とえば図4に示すごとく、ピックアップローラ20に円
周溝20aを2つ形成し、それに対応する2つのガイド
25・25を各々円周溝20a内から前記分離ローラ対
21のニップ21a部分までをのばして設けてもよい。
【0021】また、この発明では、たとえば図5に示す
ように、ガイド25を、ピックアップローラ20側から
分離ローラ対21側に向け徐々に高く傾斜して設け、そ
の分離ローラ対21側をニップ21a部分と同じ高さ位
置にする構成とすることもできる。そして、ピックアッ
プローラ20で繰り出した原稿11aを、該ガイド25
で案内してニップ部分21aへとより正確に進入するよ
うに導くようにする。
【0022】ところで、この発明では、たとえば図6に
示すように、積載原稿11のセット時、積載原稿11に
その下方からピックアップローラ20が押し当たったと
き、積載原稿11の先端側が押し曲がった状態でセット
されることがある。そして、そのような状態の積載原稿
11を繰り出したとき、その繰り出し原稿11aがスト
ッパ24に引っかかったりして搬送ミスを起こす場合が
ある。
【0023】そこで、この発明では、たとえば図7に示
すごとく、ガイド25を、ピックアップローラ20から
シート繰り出し方向A前方に向けてのばして設けるとと
もに、反対のシート繰り出し方向A手前側にものばして
設ける構成としてもよい。そして、該ガイド25により
積載原稿11をその先端側を必要以上に上向きにしない
でセットする。しかして、その積載原稿11を繰り出す
とき、その繰り出し原稿11aがストッパ24に引っか
かったりすることを防止する。
【0024】さて、上述した図示実施例では、ガイド2
5を、ガイド板12に設ける突起で形成した。しかし、
この発明は、ガイド25を、ガイド板12上に独立の突
状部材を取り付けて形成することもできる。その場合、
たとえば図8に示す実施例のごとく、ガイド25をエン
ドレスのベルトで形成することもできる。
【0025】すなわち、ピックアップローラ20および
フィードローラ22の各軸方向中間位置にそれぞれ円周
溝20a・22aを設け、その円周溝20a・22a間
に、ベルト状のガイド25を掛け渡す。そして、ピック
アップローラ20およびフィードローラ22間に比較的
小径なガイドローラ30を回転自在に設け、そのガイド
ローラ30を該ベルト状のガイド25に内側から押し当
ててそのガイド25を張り渡してなる。
【0026】しかして、この他の図示実施例では、積載
原稿11のセット後、ピックアップローラ20および分
離ローラ対21を回転するとともに、ベルト状のガイド
25を回動する。そして、ピックアップローラ20の回
転により積載原稿11をストッパ24で繰り出し量を規
制しながら繰り出す。そうして、その繰り出し原稿11
aを、ベルト状のガイド25で搬送しながら案内して分
離ローラ対21のニップ部分21aへと導く。
【0027】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、自動給
紙装置において、ピックアップローラの軸方向中間位置
に円周溝を形成し、その円周溝内からガイドを設けるこ
とから、シートを繰り出したとき、その繰り出しシート
を、その搬送を妨げることなく、ガイドにより案内して
分離ローラ対のニップ部分へとスムーズに搬送すること
ができる。また、このガイドを、ピックアップローラの
円周溝内から分離ローラ対のニップ部分までのばして設
けることから、繰り出しシートが分離ローラ対に衝突し
たり引っかかったりして搬送ミスを起こすことを防止す
ることができる。
【0028】請求項2に記載のものによれば、そのガイ
ドを、ピックアップローラからシート繰り出し方向手前
に向けてのばして積載シートの先端側が必要以上に上向
きになることを防止し、これにより、その積載シートを
繰り出したとき、繰り出し量を規制するストッパに繰り
出しシートが引っかかったりして搬送ミスを起こすこと
を防止することができる。
【0029】請求項3に記載のものによれば、そのガイ
ドをガイド板に設ける突起で一体に形成するから、それ
だけ部品点数を削減することができる。
【0030】請求項4に記載のものによれば、そのガイ
ドをベルトで形成し、該ベルト状のガイドで繰り出しシ
ートを搬送することにより、シート搬送性をより一層向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である自動給紙装置の要部
をシート繰り出し方向手前から見た概略構成図である。
【図2】その自動給紙装置をシート繰り出し方向と直角
な方向から見た概略構成図である。
【図3】その自動給紙装置を備えるスキャナの全体概略
構成図である。
【図4】この発明の他の実施例である自動給紙装置の要
部をシート繰り出し方向手前から見た概略構成図であ
る。
【図5】この発明のさらなる他の実施例である自動給紙
装置をシート繰り出し方向と直角な方向から見た概略構
成図である。
【図6】その他の実施例における自動給紙装置の繰り出
し原稿の引っかかり状態をシート繰り出し方向と直角な
方向から見て示す状態説明図である。
【図7】この発明の別の実施例である自動給紙装置をシ
ート繰り出し方向と直角な方向から見た概略構成図であ
る。
【図8】この発明のさらなる別の実施例である自動給紙
装置をシート繰り出し方向と直角な方向から見た概略構
成図である。
【図9】従来の自動給紙装置をシート繰り出し方向と直
角な方向から見た概略構成図である。
【図10】その自動給紙装置における繰り出し原稿の搬
送状態をシート繰り出し方向と直角な方向から見て示す
状態説明図である。
【図11】従来の他の自動給紙装置をシート繰り出し方
向手前から見た概略構成図である。
【符号の説明】
11 原稿(シート) 12 ガイド板 15 自動給紙装置 20 ピックアップロ−ラ 20a 円周溝 21 分離ロ−ラ対 21a ニップ 22 フィードローラ(分離ローラ対の一方) 24 ストッパ A シート繰り出し方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載シートの下方からピックアップロー
    ラを押し当て、そのピックアップローラの回転によりス
    トッパで繰り出し量を規制しながらシートを繰り出し、
    ガイド板で案内して分離ローラ対のニップ間に導き、一
    枚ずつ分離して送り出す自動給紙装置において、前記ピ
    ックアップローラの軸方向中間位置に円周溝を形成し、
    その円周溝内から前記分離ローラ対のニップ部分までの
    び前記繰り出しシートを案内するガイドを設けてなる、
    自動給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドを、前記ピックアップローラ
    からシート繰り出し方向手前に向けてのばして設けてな
    る、請求項1に記載の自動給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドを、前記ガイド板に設ける突
    起で形成してなる、請求項1に記載の自動給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドを、前記ピックアップローラ
    と前記分離ローラ対の一方とのそれぞれローラ軸間に掛
    け渡すベルトで形成してなる、請求項1に記載の自動給
    紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009018892A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Seiko Epson Corp 媒体送り出し装置および媒体処理装置
US12077402B2 (en) 2020-11-05 2024-09-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009018892A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Seiko Epson Corp 媒体送り出し装置および媒体処理装置
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