JPH06182742A - 紋様タイル及びその製造方法 - Google Patents

紋様タイル及びその製造方法

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JPH06182742A
JPH06182742A JP24633192A JP24633192A JPH06182742A JP H06182742 A JPH06182742 A JP H06182742A JP 24633192 A JP24633192 A JP 24633192A JP 24633192 A JP24633192 A JP 24633192A JP H06182742 A JPH06182742 A JP H06182742A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 境界部に隙間を発生させることなく、任意の
紋様を簡単な工程で鮮明に形成するとともに、床、道路
等に長期間使用することにより磨耗しても紋様が薄れた
りするのを防止し、水に濡れても滑りにくくする。 【構成】 所定含水率の着色した坏土2を板状に成形し
た白色系板材4a及び黒色系板材4bを接合面に接着剤
を塗布して積層した後、一定巾で積層方向に切断してブ
ロック体6を形成し、更に、このブロック体6を切断面
を上にプレス成形皿7内に配設して押圧成形した後、乾
燥、焼成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室、洗面所などの
床、歩道、公園等にし、長期の強度の磨耗に対しても初
期の鮮明な紋様を保持する無釉薬の紋様入りタイル及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無釉薬タイルにおいて紋様を得る
方法として、タイルの表面に筋または凹、凸を形成す
る、或いは、タイル素地に岩石粉、着色タイル粉を分散
させて斑点紋様を得るなどの方法があるが、これらはい
ずれも装飾的には物足りないものである。また、紋様を
つける方法として、生素地または素焼タイルの表面に印
刷或いは手書きによる焼付紋様を施したタイルがある
が、これらの紋様の厚さは、0.1〜0.3mm程度で
あるので、床タイルなどの場合には、磨耗によってはげ
たり、水に濡れた場合は、滑り易くなって危険であるた
め、使用分野が限定さられている。
【0003】そこで、これらの欠点を解決するべく、特
公昭50−20962号公報には、タイルの表面に多色
の粉末紋様を3mmの厚さで埋込む多色タイルの製造方
法の技術が開示されており、更に、これを改良、発展さ
せた方法として、特公平2−42323号公報に、象嵌
状装飾面を備えた窯業品の製造方法、特開平2−239
905号公報及び特開平2−241703号公報には、
象嵌タイルの製造方法の技術が開示されている。これら
の象嵌法は、予め用意した紋様を素地に埋込んで焼結す
るため、3mm程度の厚さの多様な紋様を有する無釉薬
タイルを得ることができる。
【0004】なお、不定形斑紋様を備えた素地の製造方
法として、特公平2−8883号公報では、素材塊に着
色顔料粉をまぶしたものまたは着色素材塊に素材粉をま
ぶしたものをプレス型内に並べて押圧成形し、縁取りし
た不定形斑紋様を有するタイルの技術が開示されてい
る。しかし、これは不定形紋様に限定されており、揃っ
た紋様を得るには、着色素材塊などの並べ方を相当工夫
する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の床、歩道等に使
用される無釉薬タイルとしては、前述の如く、紋様の多
様性、厚さの点から象嵌タイルが秀れている。
【0006】しかし、象嵌法で紋様と素地の境界の精巧
なものを得るには、埋込む紋様材、ペレット、粉末の密
度、収縮度、これを受入れる素地の凹部の圧縮密度等を
管理することが重要であり、管理されていない場合には
境界に隙間が発生してしまう。そして、一般に、象嵌法
は、2回ときには3回のプレスを必要とし、製造に手間
がかかるとともに、製造コストも嵩むなどの欠点があっ
た。
【0007】そこで、本発明は、境界部に隙間を発生さ
せることなく、任意の紋様を簡単な工程で鮮明に形成で
きるとともに、床、道路等に長期間使用することにより
磨耗しても紋様が薄れたり、消失することがなく、水に
濡れても滑りにくい無釉薬の紋様タイル及びその製造方
法の提供を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
紋様タイルは、所定含水率の着色坏土を板状または棒状
に成形した複数の異色の成形基材を接合面に接着剤を塗
布して集積した後、一定巾で集積方向に切断してブロッ
ク体を形成し、更に、このブロック体を切断面を上に型
内に配設して押圧成形した後、乾燥、焼成してなるもの
である。
【0009】また、請求項2の発明にかかる紋様タイル
は、接着剤を添加した所定含水率の着色坏土を板状また
は棒状に成形し、この成形した複数の異色の成形基材を
集積した後、一定巾で集積方向に切断してブロック体を
形成し、このブロック体を切断面を上に型内に配設して
押圧成形した後、乾燥、焼成してなるものである。
【0010】更に、請求項3の発明にかかる紋様タイル
の製造方法は、原料混合粉と顔料と水とを混練して所定
含水率の着色坏土を形成する原料混練工程と、この着色
坏土を板状または棒状の成形基材に成形する基材成形工
程と、複数の異色の成形基材の接合面に接着剤を塗布す
る接着剤塗布工程と、前記接着剤を塗布した成形基材を
集積する集積工程と、集積した成形基材を一定巾で集積
方向に切断してブロック体を形成する切断工程と、前記
ブロック体を切断面を上に型内に配設して押圧成形する
押圧成形工程と、押圧成形したブロック体を乾燥、焼成
する乾燥焼成工程とからなるものである。
【0011】そして、請求項4の発明にかかる紋様タイ
ルの製造方法は、原料混合粉に顔料と水と接着剤とを混
練して所定含水率の着色坏土を形成する原料混練工程
と、この着色坏土を板状または棒状の成形基材に成形す
る基材成形工程と、前記接着剤を塗布した成形基材を集
積する集積工程と、集積した成形基材を一定巾で集積方
向に切断してブロック体を形成する切断工程と、前記ブ
ロック体を切断面を上に型内に配設して押圧成形する押
圧成形工程と、押圧成形したブロック体を乾燥、焼成す
る乾燥焼成工程とからなるものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明においては、所定含水率の着色
坏土を板状または棒状に成形した複数の異色の成形基材
を集積し、切断したブロック体を押圧成形して、乾燥、
焼成したものであるから、成形基材の接合面によって鮮
明な紋様の境界が形成される。そして、各異色の成形基
材を厚さ方向に貫通した状態で組合わせているので、タ
イルの表層部が磨耗しても紋様が消失することがない。
【0013】また、タイル表面に釉薬を使用していない
ので、その表面は粗く、水に濡れても足が滑りにくい。
【0014】更に、押圧成形したとき、ブロック体の断
面の紋様は若干押し拡げられるが、全て同一の素地原料
を使用し、同一の密度の坏土で製造することにより、ま
た、接着剤が境界面に塗布されているため、焼成におい
て亀裂等が発生せず、紋様の境界面に隙間を生じること
がない。
【0015】また、請求項2の発明においては、予め、
着色坏土に接着剤を添加しているので、特に、同一色内
において焼成による亀裂等が発生しない。
【0016】更に、請求項3の発明においては、原料混
練工程から乾燥焼成工程までの簡易な工程により、簡単
に製造することができる。
【0017】そして、請求項4の発明においては、特
に、接着剤を予め着色坏土に添加しているので、複数の
異色の成形基材の接合面に別途接着剤を塗布する工程が
不要となる。
【0018】ここにおいて、坏土は、長石、陶土、カオ
リン、粘土等、通常のタイルと同一の素材を原料とし、
これに着色用顔料と水とを加えて混錬して得られる。こ
の場合の坏土の含水率は、ブロック体を型内に配設して
押圧成形したとき、ブロック体が拡張しても壊れること
がなく、型内の隅々まで充填される程度に流動できるこ
とを必要とし、経験的に20±5%が最良である。
【0019】また、着色に用いる顔料としては、クロマ
イト、黄土などの天然顔料の他、酸化クロム、酸化鉄、
Mn−Alピンクなどの練込用顔料を使用することがで
き、その添加量は通常1〜2%である。
【0020】そして、成形基材相互を接合する接着剤と
しては、例えば、メチルセルロース、CMC(カルボキ
シメチルセルロースナトリウム)、エチルセルロース、
ベンジルセルロース等のセルロースエーテルまたは合成
樹脂を用いることができる。なお、プレス成形後の乾
燥、焼成は、一般の無釉薬タイルの製造条件に準じて行
なわれる。
【0021】
【実施例】
〈第一実施例〉まず、本発明の第一実施例を、タイルの
紋様を縞模様とした場合を例として説明する。
【0022】図1は本発明の第一実施例の紋様タイルを
示す正面図である。
【0023】図において、1は縞模様を有するタイルで
あり、例えば、白色系統部1aと黒色系統部1bとによ
って紋様が形成されている。そして、白色系統部1a及
び黒色系統部1bはそれぞれ厚さ方向に同一の断面積で
貫通しており、したがって、表面と平行するどの面でス
ライスしても、常に、表面と同一の紋様が表出する。
【0024】次に、このタイルの製造について説明す
る。
【0025】図2は本発明の第一実施例による紋様タイ
ルの製造工程を示す工程図、図3は図2の基材成形工程
における成形状態を示す概略図、図4は図2の基材成形
工程における成形基材を示す斜視図、図5は図2の積層
工程における積層体を示す斜視図、図6は図2の押圧成
形工程における押圧状態を示す斜視図である。
【0026】タイル1を製造するには、まず、原料混練
工程Aで、長石50%、陶石20%、カオリン10%、
粘土20%の配合の原料混合粉と、この生地組成の原料
混合粉に更にクロマイト顔料粉2%を加えた着色原料混
合粉との2種類を用意し、これに20%の水を加えて混
錬機で十分に混錬し、坏土2を作成した。なお、生地組
成の原料混合粉は焼成後には、白色系統色となり、ま
た、クロマイト顔料粉を更に加えた着色原料混合粉は黒
色系統色となる。
【0027】次に、原料混練工程Aで混練した各坏土2
を基材成形工程Bにおいて、図3に示す2段式ロール機
3を使用して成形し、図3に示す、縦200mm、横5
00mm、厚さ8mmの長方形の板材4を成形した。
【0028】そして、接着剤塗布工程Cで、前記板材4
の接合面に接着剤をスプレー、刷毛塗り等の公知の手段
によって塗布した。ここで、接着剤としては、メチルセ
ルロースまたはCMC等のセルロースエーテル、合成樹
脂を用いることができる。更に、積層工程Dで、白色系
板材4a及び黒色系板材4bを黒、白、黒、白、黒の如
く交互に5層に積層し、層間に隙間がないよう、全体を
軽く押付けて、積層体5を形成した。この積層体5の高
さは約40mmとなる。
【0029】予圧を終えたら、切断工程Eで、5層の板
材4からなる積層体5を横方向に40mmの幅で垂直に
ピアノ線で切断目を入れて切断し、更に、縦方向に15
mmの幅で垂直に切断してブロック体6を形成した。こ
のブロック体6の大きさは約40×40×15mmとな
る。図5における二点鎖線は、積層体5の切断目と単位
のブロック体6の切取りを示すものである。
【0030】次に、押圧成形工程Fで、図6に示すよう
に、85mm角のプレス成形皿7内に切断したブロック
体6を切断面を上にして、正方形の5層の縞模様が交錯
するように4個並べ、プレス機内に装入して50kg/
cm2 の圧力で加圧し、ブロック押圧体を得た。
【0031】その後、押圧成形した縞模様が4個交錯す
る前記ブロック押圧体を200℃で乾燥し、次いで、1
200℃で30時間焼成して、図1に示した白、黒2色
5層の縞模様を持つ75mm角の無釉薬のタイル1を得
た。なお、焼成によって、85mm角の大きさのブロッ
ク押圧体は約75mm角に収縮した。
【0032】ところで、この実施例においては、ブロッ
ク体6の大きさは、40mm角としているが、20mm
角、80mm角等任意の大きさに設定できる。この場
合、板材4の層数及び厚さ等は仕上げタイルの大きさに
応じて適宜選定することが必要である。例えば、垂直方
向の切断の厚さは、通常、仕上げタイルの厚さの2倍程
度が必要であり、75mm角のタイルでは15mm、1
50mm角のタイルでは20mm、300mm角のタイ
ルでは30mm程度が必要である。ここで、坏土から得
られる板材4の厚さは使用するロール機の仕様によって
任意に設定することができる。
【0033】このように、上記実施例の紋様タイルは、
所定含水率の着色した坏土2を板状に成形した複数の異
色の成形基材である白色系板材4a及び黒色系板材4b
を接合面に接着剤を塗布して積層した後、一定巾で積層
方向に切断してブロック体6を形成し、更に、このブロ
ック体6を切断面を上にプレス成形皿7内に配設して押
圧成形した後、乾燥、焼成してなるものである。
【0034】したがって、上記実施例によれば、厚さ方
向に貫通する白色系板材4a及び黒色系板材4bの接合
面によって鮮明な紋様の境界が形成され、タイルの表層
部が磨耗しても紋様が薄くなったり、消失することがな
い。
【0035】また、タイル表面に釉薬を使用していない
ので、その表面は粗く、浴室、歩道等において水に濡れ
ていても滑りにくく、安全である。
【0036】なお、押圧成形したとき、ブロック体6の
断面模様は若干押し拡げられるが、全て同一の素地原料
を使用し、同一の密度の坏土2で製造することにより、
また、接着剤が境界面に塗布されているため、焼成にお
いて亀裂等が発生せず、隙間を生じることがない。
【0037】また、本発明にかかる紋様タイルの製造方
法は、原料混合粉と顔料と水とを混練して所定含水率の
着色した坏土2を形成する原料混練工程Aと、この着色
された坏土2を成形基材である白色系板材4a及び黒色
系板材4bに成形する基材成形工程Bと、白色系板材4
a及び黒色系板材4bの接合面に接着剤を塗布する接着
剤塗布工程Cと、前記接着剤を塗布した白色系板材4a
及び黒色系板材4bを積層する集積工程としての積層工
程Dと、積層した積層体5を一定巾で積層方向に切断し
てブロック体6を形成する切断工程Eと、前記ブロック
体6を切断面を上にプレス成形皿7内に配設して押圧成
形する押圧成形工程Fと、押圧成形したブロック体6を
乾燥、焼成する乾燥焼成工程Gとからなるものである。
【0038】したがって、原料混練工程Aから乾燥焼成
工程Gまでの簡易な工程によって簡単に紋様タイルを製
造することができる。
【0039】本実施例は請求項1、請求項3、請求項
7、請求項8の態様に相当するものである。
【0040】〈第二実施例〉次に、本発明の第二実施例
を、タイルの紋様を渦巻模様とした場合を例として説明
する。
【0041】図7は本発明の第二実施例の紋様タイルを
示す正面図である。
【0042】図において、11は渦巻模様を有するタイ
ルであり、例えば、褐色系統部11aと黄色系統部11
bとによって紋様が形成されている。そして、第一実施
例と同様に、褐色系統部11a及び黄色系統部11bは
それぞれ厚さ方向に同一の断面積で貫通しており、した
がって、表面と平行するどの面でスライスしても、常
に、表面と同一の渦巻模様が表出する。
【0043】次に、このタイルの製造について説明す
る。
【0044】図8は本発明の第二実施例によるタイルの
製造工程を示す工程図、図9は図8の巻取り工程におけ
る巻取り状態を示す斜視図、図10は図8の切断工程に
おいて切断したブロック体を示す斜視図、図11は図1
0のブロック体の切断面を示す正面図である。
【0045】タイル11を製造するには、まず、原料混
練工程Aで、第一実施例と同一の、長石50%、陶石2
0%、カオリン10%、粘土20%の配合割合からなる
原料混合粉に、一方は、酸化鉄2%を、他方は黄土2%
をそれぞれ加えた2種類の着色原料混合粉を用意し、そ
れぞれに水を加えて混錬し、含水率25%に調節した坏
土を得た。酸化鉄を加えた原料混合粉は焼成後には、褐
色系統色となり、また、黄土を加えた原料混合粉は黄色
系統色となる。
【0046】次に、基材成形工程Bで、2段式ロール機
を用いて、それぞれの坏土を成形し、縦200mm、横
500mm、厚さ3mmの長方形の褐色系板材12aと
黄色系板材12bを得た。
【0047】更に、接着剤塗布工程Cで、前記各板材の
接合面に接着剤を塗布した後、積層工程D1で、褐色系
板材12aを下に、黄色系板材12bを上にして重合
し、層間に隙間がないよう、全体を軽く押し付けて、積
層体12を形成した。そして、巻取り工程D2で、2層
の積層体12の横方向の端部を軸にしてロール機でロー
ル状に巻き上げ、直径40mm、長さ500mmの円棒
を作成した。
【0048】次いで、切断工程Eで、この円棒を20m
m幅で順次輪切りにし、円柱状のブロック体13を形成
した。このようにして得られたブロック体13の断面に
は図11に示すような渦巻模様が形成されている。
【0049】これ以後、第一実施例と同様に、まず、押
圧成形工程Fで、完成状態で150mm角のタイルとな
る170mm角のプレス成形皿に渦巻模様の断面を上に
して円柱状のブロック体13を一列当り4個で4列とし
て計16個並べ、75kg/cm2 の圧力でプレス成形
した。そして、得られた16個のブロック体13からな
るブロック押圧体を150〜200℃で乾燥し、120
0℃で30時間焼成して、図7に示した2色の渦巻模様
を有する150mm角のタイル11を得た。
【0050】このように、上記第二実施例の紋様タイル
は、所定含水率の着色坏土を板状に成形した褐色系板材
12a及び黄色系板材12bを接合面に接着剤を塗布し
て集積し、巻取った後、一定巾で集積方向に切断してブ
ロック体13を形成し、更に、このブロック体13を切
断面を上にプレス成形皿内に配設して押圧成形した後、
乾燥、焼成してなるものである。
【0051】また、本発明にかかる紋様タイルの製造方
法は、原料混合粉と顔料と水とを混練して所定含水率の
着色した坏土を形成する原料混練工程Aと、この着色し
た坏土を板状の成形基材である褐色系板材12a及び黄
色系板材12bに成形する基材成形工程Bと、これらの
複数の板材の接合面に接着剤を塗布する接着剤塗布工程
Cと、前記接着剤を塗布した板材を積層して積層体12
を形成する集積工程としての積層工程D1と、積層した
積層体12を巻取り加工する変形工程としての巻取り工
程D2と、巻取り後の板材を一定巾で切断してブロック
体13を形成する切断工程Eと、前記ブロック体13を
切断面を上にプレス成形皿内に配設して押圧成形する押
圧成形工程Fと、押圧成形したブロック体13を乾燥、
焼成する乾燥焼成工程Gとからなるものである。
【0052】したがって、第一実施例と同様の効果を期
待することができ、特に、第二実施例では、積層工程D
1で2層に積層した後、巻取り工程D2で巻取り加工を
行なっているので、渦巻模様など多様な紋様を得ること
ができる。
【0053】なお、第二実施例は請求項1、請求項5、
請求項7、請求項8の態様に相当する。
【0054】〈第三実施例〉次に、以下の各実施例にお
いては、丸棒、角棒などの棒部材を組合わせて得られる
紋様タイルについて説明する。
【0055】まず、第三実施例では、2色の丸棒を用い
て得られる紋様タイルを示す。
【0056】図12は本発明の第三実施例の紋様タイル
を示す正面図、図13は本発明の第三実施例による紋様
タイルの製造途中の丸棒を示す斜視図、図14は本発明
の第三実施例による紋様タイルの製造途中の丸棒を集積
した状態を示す斜視図である。
【0057】図において、21は市松模様を有するタイ
ルであり、例えば、白色系統部21aと黒色系統部21
bとによって紋様が形成されている。
【0058】上記模様のタイルの製造においては、ま
ず、第一実施例と同様にして、白、黒に着色した含水率
20%の2種類の着色坏土を調整した。
【0059】次に、これらを公知の押出成形機で丸型の
ノズルを用い、径9mm、長さ500mmの白色系丸棒
22a及び黒色系丸棒22bを数多く成形した。そし
て、これらの丸棒の接合面に接着剤を塗布した後、前後
の開口面が40×50mm、両側壁が50×600m
m、底面が40×600mmで、ステンレスによってコ
字状に形成された枠材23と、この枠材23の底面上に
前後方向に移動可能に組込まれている幅38mm、長さ
550mm、厚さ5mmの滑り板24とからなる保持部
材25の内部に、前記2種類の丸棒を端面を揃えて4
列、4段の角型に集積した。なお、この工程は集積工程
となるものである。
【0060】次いで、集積した丸棒を滑り板24ととも
に前方に送り出し、丸棒の束を15mmの厚さに垂直に
輪切りにして、ブロック体を得た。このブロック体を断
面を上にして4個並べ、プレス成形した。このプレス成
形による紋様は、坏土が適度の含水率に調整されている
ために容易に変形し、当初丸型であったのが、互いに四
方に押し拡げられて角型に変形して、図12に示すよう
な、丸棒相互の隙間が充填された市松紋様となった。
【0061】なお、この実施例では、一辺に径9mmの
丸棒を4本配置しているが、同一の40mmの保持部材
に例えば5本規則正しく配置するとすれば、丸棒の径は
7.5mmとなる。
【0062】〈第四実施例〉次に、第四実施例では、3
色の丸棒を用いて得られる環状模様の紋様タイルを示
す。
【0063】図15は本発明の第四実施例の紋様タイル
を示す正面図、図16は本発明の第四実施例による紋様
タイルの製造途中の細棒を集積した状態を示す斜視図で
ある。
【0064】図において、31は環状模様を有するタイ
ルであり、例えば、茶色系統部31a、白色系統部31
b、内側黒色系統部31c及び外側黒色系統部31dに
よって紋様が形成されている。
【0065】上記模様のタイルの製造においては、ま
ず、第一実施例と同様にして、茶、白、黒に着色した含
水率20%の3種類の着色坏土を調整した。
【0066】次に、これらを公知の押出成形機で丸型の
ノズルを用い、径3mm、長さ500mmの茶色系細棒
32a、白色系細棒32b及び黒色系細棒32cを数多
く成形した。そして、これらの細棒の接合面に接着剤を
塗布した後、黒色系細棒32cを中心に茶色系細棒32
a及び白色系細棒32bを3本ずつ束ね、これを幅30
mm、長さ500mm、厚さ2mmの黒色系板材を巻回
してなる黒色系円管32dで包み、径13mmの丸棒状
の単位集積体32とした。なお、この工程は集積工程と
なるものである。
【0067】次に、この丸棒状の単位集積体32を、第
三実施例の図14と同様の保持部材25を使用して、3
列の3段に集積し、集積体を形成した後、第三実施例と
同様にして、15mmの厚さに輪切りにしてブロック体
を作り、プレス成形皿内に複数個並べてプレス成形し、
乾燥、焼成した。これによって得られたタイルの紋様は
黒地に角型の環状模様が規則正しく並んだものである。
【0068】〈第五実施例〉更に、第五実施例では、2
色の三角棒を用いて得られる菱形模様の紋様タイルを示
す。
【0069】図17は本発明の第五実施例の紋様タイル
を示す正面図、図18は本発明の第五実施例による紋様
タイルの製造途中の三角棒を示す斜視図である。
【0070】図において、41は菱形模様を有するタイ
ルであり、例えば、茶色系統部41aと白色系統部41
bとによって紋様が形成されている。
【0071】上記模様のタイルの製造においては、ま
ず、茶及び白に着色した含水率20%の2種類の着色坏
土を調整した。
【0072】次に、これらを公知の押出成形機を用い、
断面の一辺の長さが40mm、高さが20mmの2色の
二等辺三角形の三角棒42を成形した。そして、これら
の三角棒42の接合面に接着剤を塗布した後、同色が対
象となるよう頂点を接して束ね、これを垂直方向に15
mmの幅に切断してブロック体を得た。次いで、複数個
のブロック体を断面を上にして85mm角のプレス成型
皿に並べ、プレス成形して乾燥、焼成した。これによっ
て、2色の菱形が規則正しく並ぶ75mm角のタイルが
得られた。
【0073】なお、これらの第三実施例から第五実施例
は請求項1、請求項3、請求項7、請求項8の態様に相
当する。
【0074】このようにして得られる紋様タイルは、例
えば、浴室、洗面所などの建材用タイルとして、或い
は、歩道、公園などの土木用タイルとして使用できるこ
とはもちろん、家庭用の灰皿、コップの受け皿、茶筒、
水盤等の他、ペンダント等のアクセサリーなどとしても
使用でき、巾広い用途がある。特に、表層部が磨耗して
も紋様が薄れたり、消失することがない特長を生かし
て、浴室、洗面所などの建材用タイル、歩道、公園など
の土木用タイルにおいて顕著な効果を奏する。また、厚
さ方向に各色調の紋様が貫通し、細かい紋様としたばあ
いには厚み部分にもスペクトル状の模様が形成されるの
で、家具調度品などとして質量感あふれるタイルを提供
することができる。
【0075】ところで、上記各実施例では、接着剤を着
色坏土を板状または棒状に成形した後に、その異色の成
形基材の接合面に塗布しているが、本発明を実施する場
合には、これに限定されるものではなく、予め、接着剤
を着色坏土に添加しておくこともできる。この場合は、
特に、同一色内において焼成による亀裂等の発生を防止
することができるとともに、複数の異色の成形基材の接
合面に別途接着剤を塗布する工程が不要となり、一層簡
単に製造することができる。このときは、請求項2、請
求項4、請求項6乃至請求項8の態様に相当するものと
なる。
【0076】また、上記各実施例では、板状または棒状
に成形した成形基材を集積して一定巾に切断し、ブロッ
ク体を形成しているが、これに限定されるものではな
く、例えば、棒状の成形基材を集積した後、更に、外周
部分を把持して円周方向に捻りを加えることもできる。
この場合には、タイルの表面と平行する任意の断面毎に
異なった紋様が表出し、多彩な変化を楽しむことができ
る。このときの捻り加工は請求項3における変形工程に
相当するものとなる。
【0077】更に、上記各実施例の紋様は、実施例に掲
げた色調に限定されるものではなく、各種の多彩な色調
を用いることが可能である。そして、タイルの大きさも
任意に設定することが可能である。更に、各ブロック体
をプレス成形皿内に配設する個数も1個、2個、4個、
16個など適当数を選定できる。
【0078】加えて、上記各実施例の接着剤は、メチル
セルロース、CMC等のセルロースエーテル、合成樹脂
を使用しているが、本発明を実施する場合には、これに
限定されるものではなく、焼成による成形基材相互の剥
れを防止できるものであればよい。
【0079】そして、上記各実施例においては、丸棒、
角棒、その他の型の棒部材は押出成形機によって成形し
ているが、使用する機械、手段はこれに限定されるもの
ではない。
【0080】なお、本発明を実施する場合に使用する接
着剤は、合成樹脂等の有機系の接着剤に限らず、当然、
無機系の接着剤が使用できる。無機系の接着剤の方が特
性的には有利であるが高価である。価格的には有機系の
接着剤の方が有利である。
【0081】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の紋様タ
イルは、所定含水率の着色坏土を板状または棒状に成形
した複数の異色の成形基材を接合面に接着剤を塗布して
集積した後、一定巾で集積方向に切断してブロック体を
形成し、このブロック体を切断面を上に型内に配設して
押圧成形した後、乾燥、焼成してなるものである。した
がって、複数の異色の成形基材を集積した後、一定巾で
切断して型内に配設し、押圧成形、乾燥、焼成している
から、鮮明な紋様の境界が形成されるとともに、各異色
の成形基材を厚さ方向に貫通した状態で組合わせている
ので、タイルの表層部が磨耗しても紋様が消失したりす
ることがない。また、タイル表面に釉薬を使用していな
いので、その表面は粗く、水に濡れても足が滑りにく
い。更に、各成形基材の接合面に接着剤を塗布している
ことによって、焼成において亀裂等が発生せず、隙間を
生じることがない。
【0082】また、請求項2の発明の紋様タイルは、接
着剤を添加した所定含水率の着色坏土を板状または棒状
に成形し、この成形した複数の異色の成形基材を集積し
た後、一定巾で集積方向に切断してブロック体を形成
し、このブロック体を切断面を上に型内に配設して押圧
成形した後、乾燥、焼成してなるものである。したがっ
て、予め、着色坏土に接着剤を添加しているので、特
に、同一色内において焼成による亀裂等が発生するのを
防止することができる。
【0083】更に、請求項3の発明の紋様タイルの製造
方法は、原料混合粉と顔料と水とを混練して所定含水率
の着色した坏土を形成する原料混練工程と、この着色坏
土を板状または棒状の成形基材に成形する基材成形工程
と、複数の異色の成形基材の接合面に接着剤を塗布する
接着剤塗布工程と、前記接着剤を塗布した成形基材を集
積する集積工程と、集積した成形基材を一定巾で集積方
向に切断してブロック体を形成する切断工程と、前記ブ
ロック体を切断面を上に型内に配設して押圧成形する押
圧成形工程と、押圧成形したブロック体を乾燥、焼成す
る乾燥焼成工程とからなるものである。したがって、原
料混練工程から乾燥焼成工程までの簡易な工程によっ
て、簡単に製造することができる。
【0084】そして、請求項4の発明の紋様タイルの製
造方法は、原料混合粉に顔料と水と接着剤とを混練して
所定含水率の着色坏土を形成する原料混練工程と、この
着色坏土を板状または棒状の成形基材に成形する基材成
形工程と、前記接着剤を塗布した成形基材を集積する集
積工程と、集積した成形基材を一定巾で集積方向に切断
してブロック体を形成する切断工程と、前記ブロック体
を切断面を上に型内に配設して押圧成形する押圧成形工
程と、押圧成形したブロック体を乾燥、焼成する乾燥焼
成工程とからなるものである。したがって、特に、接着
剤を予め着色坏土に添加しているので、複数の異色の成
形基材の接合面に別途接着剤を塗布する工程が不要とな
り、一層簡単に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例の紋様タイルを示す
正面図である。
【図2】図2は本発明の第一実施例による紋様タイルの
製造工程を示す工程図である。
【図3】図3は図2の基材成形工程における成形状態を
示す概略図である。
【図4】図4は図2の基材成形工程における成形基材を
示す斜視図である。
【図5】図5は図2の積層工程における積層体を示す斜
視図である。
【図6】図6は図2の押圧成形工程における押圧状態を
示す斜視図である。
【図7】図7は本発明の第二実施例の紋様タイルを示す
正面図である。
【図8】図8は本発明の第二実施例によるタイルの製造
工程を示す工程図である。
【図9】図9は図8の巻取り工程における巻取り状態を
示す斜視図である。
【図10】図10は図8の切断工程において切断したブ
ロック体を示す斜視図である。
【図11】図11は図10のブロック体の切断面を示す
正面図である。
【図12】図12は本発明の第三実施例の紋様タイルを
示す正面図である。
【図13】図13は本発明の第三実施例による紋様タイ
ルの製造途中の丸棒を示す斜視図である。
【図14】図14は本発明の第三実施例による紋様タイ
ルの製造途中の丸棒を集積した状態を示す斜視図であ
る。
【図15】図15は本発明の第四実施例の紋様タイルを
示す正面図である。
【図16】図16は本発明の第四実施例による紋様タイ
ルの製造途中の細棒を集積した状態を示す斜視図であ
る。
【図17】図17は本発明の第五実施例の紋様タイルを
示す正面図である。
【図18】図18は本発明の第五実施例による紋様タイ
ルの製造途中の三角棒を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41 タイル 2 坏土 4 板材 5,12 積層体 6,13 ブロック体 7 プレス成形皿 22a 白色系丸棒 22b 黒色系丸棒 32 単位集積体 42 三角棒 A 原料混練工程 B 基材成形工程 C 接着剤塗布工程 D,D1 積層工程 D2 巻取り工程 E 切断工程 F 押圧成形工程 G 乾燥焼成工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E01C 5/04 7322−2D E04F 15/08 7805−2E

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定含水率の着色坏土を板状または棒状
    に成形した複数の異色の成形基材を接合面に接着剤を塗
    布して集積した後、一定巾で集積方向に切断してブロッ
    ク体を形成し、このブロック体を切断面を上に型内に配
    設して押圧成形した後、乾燥、焼成してなることを特徴
    とする紋様タイル。
  2. 【請求項2】 接着剤を添加した所定含水率の着色坏土
    を板状または棒状に成形し、この成形した複数の異色の
    成形基材を集積した後、一定巾で集積方向に切断してブ
    ロック体を形成し、このブロック体を切断面を上に型内
    に配設して押圧成形した後、乾燥、焼成してなることを
    特徴とする紋様タイル。
  3. 【請求項3】 原料混合粉と顔料と水とを混練して所定
    含水率の着色坏土を形成する原料混練工程と、 前記着色坏土を板状または棒状の成形基材に成形する基
    材成形工程と、 複数の異色の成形基材の接合面に接着剤を塗布する接着
    剤塗布工程と、 前記接着剤を塗布した成形基材を集積する集積工程と、 集積した成形基材を一定巾で集積方向に切断してブロッ
    ク体を形成する切断工程と、 前記ブロック体を切断面を上に型内に配設して押圧成形
    する押圧成形工程と、 押圧成形したブロック押圧体を乾燥、焼成する乾燥焼成
    工程とを具備することを特徴とする紋様タイルの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 原料混合粉に顔料と水と接着剤とを混練
    して所定含水率の着色坏土を形成する原料混練工程と、 前記着色坏土を板状または棒状の成形基材に成形する基
    材成形工程と、 前記接着剤を塗布した成形基材を集積する集積工程と、 集積した成形基材を一定巾で集積方向に切断してブロッ
    ク体を形成する切断工程と、 前記ブロック体を切断面を上に型内に配設して押圧成形
    する押圧成形工程と、 押圧成形したブロック押圧体を乾燥、焼成する乾燥焼成
    工程とを具備することを特徴とする紋様タイルの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 原料混合粉と顔料と水とを混練して所定
    含水率の着色坏土を形成する原料混練工程と、 前記着色坏土を板状または棒状の成形基材に成形する基
    材成形工程と、 複数の異色の成形基材の接合面に接着剤を塗布する接着
    剤塗布工程と、 前記接着剤を塗布した成形基材を集積する集積工程と、 集積した成形基材を巻取りまたは捻り加工する変形工程
    と、 変形後の成形基材を一定巾で集積方向に切断してブロッ
    ク体を形成する切断工程と、 前記ブロック体を切断面を上に型内に配設して押圧成形
    する押圧成形工程と、 押圧成形したブロック押圧体を乾燥、焼成する乾燥焼成
    工程とを具備することを特徴とする紋様タイルの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 原料混合粉に顔料と水と接着剤とを混練
    して所定含水率の着色坏土を形成する原料混練工程と、 前記着色坏土を板状または棒状の成形基材に成形する基
    材成形工程と、 前記接着剤を塗布した成形基材を集積する集積工程と、 集積した成形基材を巻取りまたは捻り加工する変形工程
    と、 変形後の成形基材を一定巾で集積方向に切断してブロッ
    ク体を形成する切断工程と、 前記ブロック体を切断面を上に型内に配設して押圧成形
    する押圧成形工程と、 押圧成形したブロック押圧体を乾燥、焼成する乾燥焼成
    工程とを具備することを特徴とする紋様タイルの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記接着剤は、メチルセルロース、カル
    ボキシメチルセルロースナトリウムまたは合成樹脂であ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紋
    様タイル。
  8. 【請求項8】 前記接着剤は、メチルセルロース、カル
    ボキシメチルセルロースナトリウムまたは合成樹脂であ
    ることを特徴とする請求項3乃至請求項6に記載の紋様
    タイルの製造方法。
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