JP3203959U - 化粧ブロック部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】既存の施工性を損なうことなく各種デザイン性に富んだ化粧ブロック部材を提供する。【解決手段】 化粧ブロック部材10は、装飾が施される製造済みの陶器装飾板12と、全体を既存の規格に定められるコンクリートブロックになるようにする製造過程において陶器装飾板が密着結合されるブロック部14を備える。即ち、化粧ブロック部材10の寸法が既存の規格に定められるコンクリートブロックと同一寸法になるように設定される。従って、既存の施工性を何ら変更すなわち損なうことなく各種デザイン性に富んだ化粧ブロック部材10を提供し得るので、近年において幅広く多様なデザイン等が施される化粧ブロック部材10を望む多くのユーザのニーズを満足させることができる。【選択図】図1
Description
本考案は、例えば塀などを構築する構築物に使用される化粧ブロック部材に関する。
特許文献1には、素材コンクリートブロックの側方表面上に、下地調整塗材、密着塗材、装飾塗材及び被覆塗材が塗装されて形成された化粧塗装層及びこの化粧塗装層の上側に剥離可能に貼着された被覆材層から構成される化粧コンクリートブロックが開示されている(要約「解決手段」の欄参照)。即ち、特許文献1は、運搬時における化粧塗装層の損傷を防ぐことができて、しかもブロック塀構築現地にて容易に短時間で化粧ブロック塀を構築することができる化粧コンクリートブロックである(「発明の効果」の欄参照)。
また、特許文献2には、壁面とは別体で成型した化粧ブロック部材を用意し、この化粧ブロック部材を後付けにより壁面に取り付けることで、壁面に嵩高の凸部を逆勾配で形成するような場合でも、これを簡単に形成することができ、又、種々のパターンでデザインを施すことができるようにした擁壁用ブロックのデザインが開示されている(要約「課題」の欄参照)。即ち、特許文献2は、化粧ブロック部材として、汚損抑制ブロック部材と、地肌ブロック部材と、塗装ブロック部材と、着色ブロック部材と、ハツリブロック部材と、研摩ブロック部材のいずれか1種類又は2種類以上が用いられている(要約「解決手段」の欄参照)。上述した各特許文献1及び2の化粧ブロックは、種々のデザイン性を考慮するものである。
ところで、各特許文献1及び2には、色彩などの装飾すなわち化粧が施されるブロックが種々に開示されているが、近年において幅広く多様なデザイン等が施される化粧ブロック部材を望むユーザが増大している。
本考案の目的は、既存の施工性を損なうことなく各種デザイン性に富んだ化粧ブロック部材を提供する。
本考案の化粧ブロック部材は、装飾が施される製造済みの陶器装飾板と、全体(すなわち化粧ブロック部材)を既存の規格に定められるコンクリートブロックになるようにする製造過程において上記陶器装飾板が密着結合されるブロック部と、で構成する。ここで、既存の規格に定められるコンクリートブロックは、工業製品として規格化されており、全国ネットで大規模に市販普及され簡単に入手し得る。具体的には、例えばA種・B種・C種を含む基本型・横型・隅型・横隅型などがある。
そして、本考案の化粧ブロック部材は、その製造過程におけるブロック部の寸法が、陶器装飾板を含む寸法すなわち化粧ブロック部材全体として、既存の規格に定められるコンクリートブロックの寸法となるよう設定されている。即ち、ここでの「全体」とは、ブロック部および陶器装飾板を含む化粧ブロック部材の全体を意味する。また本考案は、上述した化粧ブロック部材において、上記陶器装飾板の上記ブロック部に対向する面に、上記コンクリートが引掛るような引掛部を設けるようにしても良い。
更に本考案は、上述した各化粧ブロック部材において、上記陶器装飾板の厚み変更に対応して上記ブロック部の厚みを上記既存規格に定めるように変更させても良い。即ち、本考案の化粧ブロック部材は、例えば陶器装飾板の厚みを増減するなどの変更に対応して、ブロック部の厚みも増減するなど変更することにより、上述するようなコンクリートブロックの既存規格に沿った形状(厚みなど)とする。また最終的には、本考案の化粧ブロック部材は、装飾が施される陶器装飾板を、コンクリートブロックの既存規格に定められる形状とするようにしても良い。
本考案においては、化粧ブロック部材を上述するような陶器装飾板およびブロック部で構成するので、化粧ブロック部材の寸法が既存の規格に定められるコンクリートブロックと同一寸法になるように設定される。即ち、本考案によれば、既存の施工性を何ら変更すなわち損なうことなく各種デザイン性に富んだ化粧ブロック部材を提供するので、近年において幅広く多様なデザイン等が施される化粧ブロック部材を望む多くのユーザのニーズを満足させることができる。
また、本考案の化粧ブロック部材は、例えば装飾が予め施される製造済みの陶器装飾板とすることができるので、従来の化粧面のよう単に塗料をコンクリートブロックの表面に噴霧など行うのとは異なり、陶器装飾板に予め種々多様な幅広い装飾(「化粧」と同義)を施し得、従来とは異なる新たな需要を喚起し得る。
以下、本考案を実施するための形態について、具体化した一実施例を説明する。
以下、図1及び図2に基づいて、本考案の一実施例である化粧ブロック部材について説明する。図1に示すように、本実施例の化粧ブロック部材10は、装飾(「化粧」と同義)が施される製造済みの陶器装飾板12と、全体(すなわち化粧ブロック部材10)を既存の規格に定められるコンクリートブロックCB(図3参照)になるようにする製造過程において陶器装飾板12を密着結合されるブロック部14と、で構成されている。
ここで、図3に示すように、既存の規格に定められるコンクリートブロックCBは、工業製品として規格化されており、全国ネットで大規模に市販普及され簡単に入手し得る。具体的には、例えばA種・B種・C種を含む基本型・横型・隅型・横隅型などがあり、基本型A種は横39cm(図3に示すL1)縦19cm(L2)幅(厚みL3と同義)10cmとして規格化されている。なお、上記ブロックの幅L3は、基本型として12cm・15cm・19cmとなっている。
(陶器装飾板12に関する構成)
図1及び図2に示すように、陶器装飾板(以下、単に「陶器板」ともいう)12は、図示しない口金などを経る粘土などの素材で任意の形状たとえば略矩形の平板に形成され、その製造過程(焼成などの工程をも含む)において釉薬や顔料などを添加することにより任意に色・模様などが描かれる。即ち、陶器板12には、種々の外形状のデザインが土錬機やプレスなどで再現し得るので、その表面12A側に種々の装飾(化粧)が表れる。
図1及び図2に示すように、陶器装飾板(以下、単に「陶器板」ともいう)12は、図示しない口金などを経る粘土などの素材で任意の形状たとえば略矩形の平板に形成され、その製造過程(焼成などの工程をも含む)において釉薬や顔料などを添加することにより任意に色・模様などが描かれる。即ち、陶器板12には、種々の外形状のデザインが土錬機やプレスなどで再現し得るので、その表面12A側に種々の装飾(化粧)が表れる。
そして、陶器板12は、予め任意の厚さTAになるように設定されている。また、陶器板12には、その表側の面すなわち装飾面(「化粧面」と同義)12A側に、図2に示すような突部13
Aが設けられている。この突部13Aは、任意の形状たとえば凸形状となっており、又は所定間隔をもって複数本(図2の例では3本)の帯状となっている。また、任意の色に彩色された化粧面12Aには、突部13A間に図示しない図柄などの装飾が施されている。
Aが設けられている。この突部13Aは、任意の形状たとえば凸形状となっており、又は所定間隔をもって複数本(図2の例では3本)の帯状となっている。また、任意の色に彩色された化粧面12Aには、突部13A間に図示しない図柄などの装飾が施されている。
一方、陶器板12には、その裏面12B即ちブロック部14(図2では2点鎖線で示す)に対向する面に、図2に示すような溝または突起状の引掛部13Bが設けられている。この引掛部13Bは、溝または突起など任意の形状たとえば凹凸形状となっており、又は複数の帯状などとなっている。そのため、本実施例では、陶器板12の引掛部13B間に、上述した半流動コンクリートが入り込み、強固(即ち引っ掛かるよう)に密着結合する。
即ち、本実施例によれば、半流動コンクリートが引掛るような引掛部13Bを設けることにより、半流動コンクリートと接する(即ち、入る込む)面積が広くなるので、陶器板12がコンクリート部14に対して結合力が強くなり更に密着結合し得る。なお、本考案においては、例えば裏面12B(図2参照)側を単に粗くザラザラに仕上げたのみの陶器板12でも、半流動コンクリートにて密着結合するので、単に固い面同士を成形後に貼付などの処理をする場合に比べて剥離などが防止される。
(ブロック部14に関する構成)
図1に示すように、ブロック部14は、その陶器板12に対向する面が薄肉形状となっているを除き、図3に示すコンクリートブロックCBと同様な形状となっている。即ち、陶器板12がブロック部14に密着結合する寸法すなわち化粧ブロック部材10の寸法は、図3に示すように、既存の規格に定められるコンクリートブロックCBと同一寸法になるように設定する。
図1に示すように、ブロック部14は、その陶器板12に対向する面が薄肉形状となっているを除き、図3に示すコンクリートブロックCBと同様な形状となっている。即ち、陶器板12がブロック部14に密着結合する寸法すなわち化粧ブロック部材10の寸法は、図3に示すように、既存の規格に定められるコンクリートブロックCBと同一寸法になるように設定する。
具体的には、陶器板12の厚みTA(図2参照)の変更に対応してブロック部14の厚みTB(図1参照)が、上記規格(すなわち図3に示す厚みL3と化粧ブロック部材10の厚みTA+TBが同一)になるよう上述した金型Wを予め設定している。そして、ブロック部14は、コンクリートブロックCBと同様に、コンクリートで成型される。
(本実施例の作用など)
先ず、本実施例では、陶器板12を釉薬などを添加した粘土などの素材で、図2に示すような略矩形の平板に成型する。次に、このように装飾が施された製造(焼成などの処理)済みの陶器板12を、予め例えば図示しない金型に、嵌め込む。そして、この金型(図示省略)に、いわゆる半流動のコンクリートを注入し、陶器板12が密着結合されるブロック部14を成形することにより化粧ブロック部材10が製造される。
先ず、本実施例では、陶器板12を釉薬などを添加した粘土などの素材で、図2に示すような略矩形の平板に成型する。次に、このように装飾が施された製造(焼成などの処理)済みの陶器板12を、予め例えば図示しない金型に、嵌め込む。そして、この金型(図示省略)に、いわゆる半流動のコンクリートを注入し、陶器板12が密着結合されるブロック部14を成形することにより化粧ブロック部材10が製造される。
そして、これらの化粧ブロック部材10を用いて塀など構築する構築物に使用する場合、任意な列として縦横斜めにと配列すれば、独自の審美性を発揮する塀などを構築し得る。本実施例によれば、化粧ブロック部材10は既存の施工性を何ら変更すなわち損なうことなく各種デザイン性に富んでいるので、近年において幅広く多様なデザイン等が施される化粧ブロック部材を望む多くのユーザのニーズを満足させることができる。
また、本実施例によれば、化粧ブロック部材10は例えば装飾が予め施される製造済みの陶器装飾板12とすることができるので、従来の化粧面のよう単に塗料をコンクリートブロックの表面に噴霧など行うのとは異なり、陶器装飾板12に予め種々多様な幅広い装飾(「化粧」と同義)を施し得、従来とは異なる新たな需要を喚起し得る。
本考案では、装飾が施される図1に示す陶器板12を、図3に示すようなコンクリートブロックCBの既存規格に定められる形状としても良い。この場合、上述したようなブロック部14の部分をなくし、全て陶器板で形成される(図3では符号CBの他に(10)として示す)。また、化粧ブロック部材10の製造としては、例えば半流動コンクリートを金型へ注入した後に陶器板12を嵌め込む等としても良い。
即ち、本考案は、ブロック部14の製造過程時に陶器板12を密着結合し得れば如何なる手段であろうとも、同様に適用できる。また、本考案では、陶器板12の装飾面12Aなどに撥水剤などを塗布すれば、耐水性が向上する。
10…化粧ブロック部材、12…陶器装飾板、12A…装飾面(化粧面)、13B…引掛部、14…ブロック部、TA+TB…化粧ブロック部材の幅(厚み)、CB…コンクリートブロック、L3…コンクリートブロックの幅(厚み)
Claims (4)
- 装飾が施される製造済みの陶器装飾板と、全体を既存の規格に定められるコンクリートブロックになるようにする製造過程において上記陶器装飾板が密着結合されるブロック部と、で構成する化粧ブロック部材。
- 請求項1に記載の化粧ブロック部材において、上記陶器装飾板の上記ブロック部に対向する面に、上記コンクリートが引掛るような引掛部を設ける化粧ブロック部材。
- 請求項1または請求項2に記載の化粧ブロック部材において、上記陶器装飾板の厚み変更に対応して上記ブロック部の厚みを上記既存規格に定めるように変更する化粧ブロック部材。
- 装飾が施される陶器装飾板を、コンクリートブロックの既存規格に定められる形状とする化粧ブロック部材。
Priority Applications (1)
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JP2016000707U JP3203959U (ja) | 2016-02-16 | 2016-02-16 | 化粧ブロック部材 |
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JP2016000707U JP3203959U (ja) | 2016-02-16 | 2016-02-16 | 化粧ブロック部材 |
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2016
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