JPH06182511A - 連続鋳造の電磁攪拌制御方法および装置 - Google Patents

連続鋳造の電磁攪拌制御方法および装置

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JPH06182511A
JPH06182511A JP35372492A JP35372492A JPH06182511A JP H06182511 A JPH06182511 A JP H06182511A JP 35372492 A JP35372492 A JP 35372492A JP 35372492 A JP35372492 A JP 35372492A JP H06182511 A JPH06182511 A JP H06182511A
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JP
Japan
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electromagnetic stirring
mold
slab
casting
continuous casting
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JP35372492A
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Inventor
Shigenao Anzai
栄尚 安斎
Hirofumi Maede
弘文 前出
Mitsuru Nikaido
満 二階堂
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、鋼の連続鋳造を行う場合に鋳型温
度情報を監視し、鋳片凹みを把握し、無欠陥鋳片を製造
する電磁攪拌制御方法および装置を提供する。 【構成】 鋼の連続鋳造鋳型に温度測定手段を複数設
け、鋳型温度変化の周波数スペクトルを求める鋳型温度
監視装置と電磁攪拌装置を接続して構成し、更に周波数
のスペクトル強度から求まる周期が20秒以下の周波数
成分が含まれる場合、20〜60秒以下の場合、それ以
外の3通りに区別し、20秒以下を含む場合に電磁攪拌
推力を増加させ、20〜60秒を持つ場合電磁攪拌推力
を減少させ、それ以外は電磁攪拌推力を変更しないこと
によって、鋳片凹みを防止する電磁攪拌制御方法であ
る。 【効果】 高生産性とともに欠陥のない良質の鋳片の製
造が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭素鋼など鉄鋼材料の
連続鋳造時に発生する鋳片の凹み、ブレークアウトを防
止する制御方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼の連続鋳造は、一般に上下が開放され
た水冷鋳型内に溶鋼を連続的に注入し、この注入量を制
御して所定の速度で引抜き行われる。
【0003】鋼の連続鋳造では、鋳型内にSiO2 ,C
aO,Al2 3 などの酸化物を主体とした成分からな
るパウダーを添加して、鋳型と鋳片間に流入させて潤滑
を図ることが行われる。
【0004】パウダーは凝固殻を均一に成長させる点で
必要であるが、例えば炭素鋼で0.08〜0.18重量
%Cの中炭素鋼は、凝固中および凝固後δ相からγ相に
変態するために格子構造の差に起因した凝固殻の変形が
起りやすく、凹みやときには割れを伴ない、品質欠陥ば
かりでなく操業障害を招くことが知られている。
【0005】本発明者らは、特に中炭素鋼で鋳片凹みが
発生しやすく、凹み部は鋳片割れを伴い易いことを見出
した。割れは表面に露出するばかりでなく、皮下1〜2
mmの浅い位置に存在するものもある。
【0006】これらの皮下の割れは、鋳片観察では発見
することができず、圧延工程で製品割れとして顕在化す
る。従って中炭素鋼の製品歩留りは劣悪な状態となるた
め、圧延前の重手入れを行うことも少なくなかった。こ
うした背景から、鋳造中の鋳片凹みを把握し、鋳造中に
凹みを防止することが望まれていた。
【0007】本発明者らは、鋳型内凝固現象の解明に努
め、鋳造プロセスで適用可能で確実に鋳片の凹みを防止
する電磁攪拌によるオンライン制御方法およびその装置
を構築するに至った。
【0008】中炭素鋼の表面欠陥に関する報告として、
日本鉄鋼協会講演論文集『材料とプロセス』Vol.
4,No.4(1991)P1256〜1257の資料
が例示できる。この開示は、中炭素鋼鋳片に見られる表
面凹みが、操業条件とりわけ鋳型内電磁攪拌に強く影響
される例を示した。
【0009】本発明者らも全く同様の知見を得ており、
中炭素鋼特有の現象であることは容易に認識するところ
である。
【0010】鋳型内電磁攪拌の強度と鋳片凹みの関係の
特徴は、同一鋳造速度条件下において電磁攪拌推力が低
い領域では凹みが鋳造方向に対して横方向に発生するこ
と、また電磁攪拌推力が大きい領域では凹みが鋳造方向
に対して縦方向に発生することである。
【0011】更に本発明者らは、強電磁攪拌推力領域の
操業条件では縦の凹みが鋳造方向で長い領域に渡って発
生するため、凝固シェルが縦に破断するいわゆる縦割れ
性ブレークアウトに至り易く、高速鋳造ほど顕著になる
ことを経験した。
【0012】一方電磁攪拌を付与しない条件では、凝固
シェルの発達が不安定になるため同様に割れを伴いブレ
ークアウトに至ることを経験した。従って、適正な電磁
攪拌条件が存在することが判明し、中炭素鋼のように鋳
造性が悪い鋼種であっても、健全な鋳片製造と高速鋳造
を両立することは、極めて重要な開発課題である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように中炭素鋼
は、鋳造性が極めて劣ることは当該業者の承知するとこ
ろであるが、前述の公知文献は中炭素鋼の鋳造時の特徴
を示したに過ぎず、鋳片の凹みを防止する具体的手段を
開示するものではなく、況んや鋳造中の鋳片凹み状態に
応じて操業条件を鋳造中に変更することを示したもので
はない。
【0014】一方鋳片の凹みを予測する手段として、特
公平3−77944号公報を例示できる。この開示は、
鋳型内に温度測定手段を設け、温度変化量(正常時の2
0℃以上30℃未満下降)とその後の温度上昇速度(変
化速度が2℃/秒)をしきい値として異常を判定するも
のである。ここで正常時の値としては、直近の時系列平
均や操業条件から規定した値などが用いられる。
【0015】これは、鋳片表面が鋳型内のδ/γ変態に
起因して歪み凹みが発生した場合には、鋳型との接触が
低下するため結果として鋳型銅板温度が低下し、凹みが
減少した場合には、鋳型銅板温度が上昇する現象を利用
したものであり、鋳造引抜きによって温度変動が下方に
移動する現象を合せて考慮したものである。
【0016】このシステムは巧みに構築されたものであ
るが、鋳型温度や温度変動速度は連続鋳造機の仕様,鋳
造速度,鋳型の材質,温度測定手段の取り付け状況など
に依存するものである。
【0017】従って当該方法を採用するには、連続鋳造
機の特性に合った条件を設定しなければならないので技
術的汎用性に乏しく、また温度の絶対値を用いるシステ
ムは測定精度が結果を左右し信頼性に欠ける。
【0018】更にこの開示は、連続鋳造時の温度をデー
タ処理し凹みを予測するもので、鋳造中積極的に凹みを
防止する操業に結びつける方法を開示したものではな
い。
【0019】もう1つの事実として、本発明者らは鋳片
の凹み状態が、パウダーの鋳造中の成分変化に影響され
ることを見出した。連鋳パウダーは湯面に投入して使用
するが、溶融,鋳型潤滑によって消費される。鋳型内の
パウダー溶融プール厚みは、通常5〜15mmである
が、パウダープール内の成分を鋳造時間と共に調査した
結果、特にAl2 3 が3〜10重量%程度濃化し、他
の主要成分も数%ではあるものの変化した。
【0020】かかる状態においては、パウダーの溶融温
度,凝固温度,粘度などの物性値が変化して初期の状態
を維持することができず、鋳造中のパウダーの物性変化
によって鋳型内での潤滑,抜熱状態が変化し、結果的に
鋳片の凹み状態が変化する。
【0021】即ちパウダー,電磁攪拌,鋳造速度を適正
な範囲に設定しようとしても、鋳造中不可避的に変化す
ることによって鋳片凹みは大きなばらつきを持つのであ
る。従って鋳造中の鋳片凹み状態に対応して、操業条件
を変更することが極めて重要な意味を持つのである。
【0022】本発明は、容易に鋳型内鋳片の凹み状態を
判定可能でかつオンラインアクションによって凹みを防
止する具体的手段を開示するものであり、当然ながら温
度測定手段の種類,精度,取付け誤差などに起因した外
乱の影響の全くない装置と、この装置を活用して工業的
規模で無欠陥鋳片を製造可能とする連続鋳造の電磁攪拌
制御方法およびその装置を提供するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題点に関して実験的検討を重ね以下の結論を得た。即
ち、本発明の要旨は以下の通りである。
【0024】本発明の方法は、炭素鋼および合金鋼の連
続鋳造の電磁攪拌制御方法において、鋳型の湯面位置よ
り下方の鋳型壁の少なくとも1ケ所以上の温度および/
または熱流束を測定し、該温度および/または熱流束の
経時変化の周波数スペクトルを求めて、該スペクトル情
報により鋳型内電磁攪拌力を制御することを特徴とする
連続鋳造の電磁攪拌制御方法である。
【0025】前記電磁攪拌制御方法において、温度情報
の周波数スペクトル解析から求まる周期が20秒以下で
ある周波数成分が含まれる場合は鋳型電磁攪拌の攪拌力
を増加させ、20秒を越え60秒以下の周波数スペクト
ルが含まれる場合は、電磁攪拌力を減少せしめるよう電
磁攪拌装置を制御するものである。
【0026】また前記それぞれの電磁攪拌制御方法にお
いて、電磁攪拌電流を増減する場合、1回当りの電磁攪
拌電流変化を変更直前の電流値に対して±2〜±10%
の範囲で行うものである。
【0027】本発明の装置は、連続鋳造の電磁攪拌制御
装置において、連続鋳造鋳型の湯面位置より下方の鋳型
壁の少なくとも1ケ所以上に設けられた熱電対および/
または熱流束測定手段と、該手段により測定された温度
および/または熱流束の経時変化の周波数スペクトルを
求める手段と、前記求められた周波数スペクトルの周期
を判定する手段と、前記判定された周期により鋳型内電
磁攪拌装置の投入電力を制御する手段とを具備したこと
を特徴とする連続鋳造の電磁攪拌制御装置である。
【0028】
【作用】以下本発明を、図面を用いて詳細に説明する。
【0029】図1は、鋳型温度測定手段と鋳型内温度の
周波数スペクトル解析を用いた鋳型監視装置と電磁攪拌
制御手段とを接続した装置構成の説明図であり、鋳片品
質判定,鋳型内電磁攪拌制御,鋳造速度制御,鋳片凹み
判断表示装置および鋳片手入れ指示,手入れ実績監視の
系統図を示す。
【0030】図2は、鋳型温度情報の周波数スペクトル
解析を用いた鋳型内鋳片の凹み判定方法,電磁攪拌制御
判定方法,鋳造速度の変更指示のフローチャートを示す
説明図である。
【0031】図3,4,5は、鋳片の表面状態(縦凹
み,横凹み)と鋳型温度情報の周波数スペクトル解析結
果の関係を示す説明図である。
【0032】図6は、鋳造中の鋳片凹みの発生状況の経
時変化と電磁攪拌電流値を凹み予測によって鋳造中変更
させた場合の改善効果を示す説明図である。
【0033】まず図1を用いて電磁攪拌制御装置の構成
を説明する。1は溶鋼保持容器,2は注入ノズル,3は
注入量制御手段,4は連続鋳造鋳型,5は溶鋼,6はパ
ウダー,7は凝固殻,8は温度測定手段,9は鋳片,1
0は鋳型内電磁攪拌手段,11は鋳片ガイドロール,1
2は鋳片引抜き手段,13はスペクトル分析手段,14
は鋳造速度制御手段,15は電磁攪拌力制御手段,16
は鋳造長さ測定手段,17は鋳片搬送ロール,18は鋳
片切断機、19は切断後の鋳片,20は鋳片手入れ手
段,21は鋳片凹み判定手段,22は統轄鋳片品質管理
手段である。なお、情報の流れを図中のフローで示し
た。
【0034】溶鋼5は溶鋼保持容器1に保持され、注入
ノズル2,注入量制御手段3を介して連続鋳造鋳型4内
に注入される。鋳型内で溶鋼5は凝固が進行して凝固殻
7を形成するが、パウダー6によって再酸化が防止さ
れ、かつ潤滑が十分に行われて鋳込まれる。
【0035】また溶鋼5は、鋳型内電磁攪拌手段10に
よって攪拌流動下で凝固を開始して凝固殻7を形成す
る。この際例えば中炭素鋼は、δ/γ変態を起こして凝
固殻が凹みを生じる。鋳片9は、鋳片ガイドロール11
によって支えられつつ引抜き手段12によって引き抜か
れる。引抜き速度は、鋳造速度制御手段14によって自
由に変更可能である。
【0036】鋳片9は、途中の冷却によって収縮するた
め鋳造長さ測定手段16によって計測されている。鋳片
9がやがて切断機18に到達すると、所望の長さに切断
され鋳片19となる。この段階で統轄鋳片品質管理手段
22は、鋳片別に品質情報を管理する。
【0037】一方鋳型4内で、凹みが凝固殻7に起った
場合には、凝固殻7と鋳型4の接触状態が変化するた
め、温度測定手段8の温度情報は時間と共に変化する。
従って温度測定手段8の温度情報の取り込みを一定周期
(後述するサンプリング周期)で行い、その情報を逐次
スペクトル分析手段13に取り込み、更に鋳片凹み判定
手段21に伝送し、周波数スペクトル解析結果により電
磁攪拌力の増減,現状維持を判断し、電磁攪拌力制御手
段15に命令する。
【0038】電磁攪拌の制御は図2のフローに従って行
われる。
【0039】鋳片凹み判定手段21は、特定の周波数
(周期)成分の有無を判断して、電磁攪拌の条件変更と
鋳片凹みの判断を同時に行って、電磁攪拌力制御手段1
5の電流値変更と上位の統轄鋳片品質管理手段22への
凹み情報伝送を行う。
【0040】鋳型内電磁攪拌手段10は、移動磁界を用
いて溶鋼を攪拌することができる。攪拌強度(攪拌流
速)は、電磁攪拌手段10の印加電流を増減することで
変更可能である。すなわち電磁攪拌手段の誘起する移動
磁界強度が、電流によって変更可能であることによる。
【0041】また攪拌は、電流による制御であることか
ら、その応答性は極めて良好で変更後即座に攪拌流速が
変化する。
【0042】次に、システム構成例について説明する。
これは例えば、統轄鋳片品質管理手段22(上位コンピ
ュータ),鋳片凹み判定手段21(中位コンピュータ)
および鋳造長さ測定手段16(下位コンピュータ)を接
続して構成する。
【0043】鋳造長さ測定手段16(下位コンピュー
タ)は、鋳片長さ計測手段であるメジャーロールとパル
スカウンタなどにより、鋳片の鋳造長を逐次測定し温度
降下による収縮などの影響を排除した正確な鋳造長さ情
報を、中位コンピュータである鋳片凹み判定手段21に
伝送する。
【0044】一方鋳片凹み判定手段21は、スペクトル
解析結果から鋳片の凹み状態を判断して、凹みが縦の場
合電磁攪拌電流を減少させる命令を、また横凹みの場合
は増加させる命令を電磁攪拌力制御手段15に下し、同
時に上位の統轄鋳片品質管理手段22に凹み判断結果
や、電磁攪拌電流値など操業情報を伝送する。
【0045】統轄鋳片品質管理手段22は、鋳片の切断
完了毎に鋳片実績管理を行なう。以上の方法により、シ
ステム構築する。もちろんこれらの機能を1つのコンピ
ュータで行うことでも問題がないが、信頼性,保守,機
能増強,拡張性の点で機能分割した形式を採ることが望
ましい。
【0046】図2は、鋳型温度情報の周波数スペクトル
解析と、鋳片凹み判定,電磁攪拌,鋳造速度の指示のフ
ローチャートを示す説明図である。
【0047】鋳片凹み判定手段21では、周波数スペク
トル解析と凹み発生の累積時間,すなわち鋳造長さを情
報として用いる。またスペクトル解析により含まれるス
ペクトルの周期(周波数)が、20秒以下(0.05H
z以上)が存在すれば横凹みと判断し、電磁攪拌電流を
増す指令を、それ以外は更に長周期のスペクトル有無を
チェックし、20秒を越え60秒以下(0.016Hz
以上0.05Hz未満)の場合縦凹みと判断し、電磁攪
拌電流を減じる指令を下す。それ以外は凹みなしとし
て、現状の状態を維持させる。
【0048】更に品質情報として、鋳片長さを勘案し凹
み位置を特定しつつ、鋳片の切断時に凹み判定結果(例
えば、縦凹み:1、横凹み:2、なし:0などの品質情
報)と凹み発生位置などの情報を鋳片毎にファイルす
る。同時に上位の統轄鋳片品質管理手段22に伝送し、
必要に応じて鋳片手入れの指示などを行わせる。これに
より表面疵の全くない鋳片を製造,保証する。
【0049】次に温度測定手段8について述べる。
【0050】温度測定手段8には、銅−コンスタンタン
熱電対,クロメル−アロメル熱電対など汎用の熱電対を
用いることができる。更に熱流速計でもなんら問題がな
く、銅−コンスタンタン−銅で構成すれば良い。
【0051】熱電対など温度測定手段8の径は、5mm
φ以下程度で十分であるが、1.6mmφ程度が一般に
販売されており、望ましいと言える。
【0052】次に温度測定手段8の設置方法について述
べる。
【0053】温度測定手段8を湯面位置より鋳型下端方
向に設ける理由は、鋳型内で溶鋼湯面を一定位置に保持
して鋳造するのが一般的で、通常鋳型上端から100m
m程度下がった位置を設定する。かかる条件下で鋳造を
行った場合、鋳型冷却により凝固殻が生成すると湯面下
約200〜400mm程度の範囲までは良好な接触を示
すので、湯面より下方である必要がある。
【0054】なお鋳型長さは、鋳型摺動抵抗と凝固殻の
強度バランスから長くとも1〜1.5mであることか
ら、高々1.5mの範囲内である。
【0055】望ましくは、接触状態が良好な湯面下40
0mm以内に温度測定手段8を設けるのが良い。その理
由は、400mm以降は凝固収縮により鋳片が鋳型から
離脱する傾向となり、温度情報の信頼性が薄くなること
による。もちろんこれは鋳型内凝固厚と鋳造速度,鋳型
冷却能で決まる値であり、若干の変化はある。
【0056】更に望ましい実施態様として、温度測定手
段8を湯面から30mm以上200mmの範囲に少なく
とも1つ設けることである。その理由は、湯面から20
0mm程度は鋳型と鋳片の接触が極めて良好で、鋳型温
度を測定することによって鋳片の接触状態を精度良く測
定できることによる。
【0057】また湯面から30mm以上が望ましい理由
は、溶鋼湯面は鋳造中一定位置を完全に維持できるもの
ではなく、通常±2〜10mm程度変動している。この
ような状態では、湯面近傍の鋳型温度変動が大きく、鋳
片との接触状態の良否と湯面位置の影響を分離すること
が困難であるためである。
【0058】本発明の主目的は、鋳片の凹みを判断し電
磁攪拌を制御することであるから、湯面変動の影響の少
ない位置,即ち湯面から30mm以上を設置範囲として
採用することが望ましい。
【0059】温度測定手段8の設置数について述べる。
温度測定手段8は、少なくとも1つ前記範囲内に設ける
ことで実施可能であるが、特に限定するものではないも
のの断線,劣化などを考慮すれば複数個設けることが得
策である。
【0060】次に鋳造サイズが異なる場合について、ス
ラブ,ブルーム連続鋳造などの場合について説明する。
【0061】スラブ連鋳機や大断面ブルーム連鋳機な
ど、鋳型との接触面積が大きい場合には、温度測定手段
8は各面に少なくとも1つ以上設けることで、凹みが発
生した面を特定することができる。また実施例のように
正方形断面に近く周方向の差があまりない小断面鋳型の
場合には、1つの面で代表させることも可能である。
【0062】更に、温度測定手段8を鋳型面内に複数個
設け情報量を増やしたい場合は、格子状配置,千鳥配置
など任意の設置でなんら問題がない。設置間隔は、凹み
位置を特定する精度を考慮して設置すればよく、横方向
の間隔は短い間隔であることに越したことはないが、1
00〜200mmに最低1個の間隔で設置すれば実用に
耐える。
【0063】鋳型温度情報をサンプリングしデータ解析
を行うには、サンプリング周期が重要である。サンプリ
ング周期は目標とする凹み推定精度で決定すれば良く、
目標精度を与えれば理論的に決定可能である。
【0064】例えば鋳造速度2m/minで操業する状
態において、鋳造長手方向10cmの精度を保証したけ
れば、除算を行ってその周期は3秒(0.33Hz)が
求まる。サンプリング定理から、0.66Hz以上の周
波数でサンプリングすればよく、例えば1Hz(1秒周
期)を採用すれば問題がない。
【0065】データサンプリングは、現在のコンピュー
タ技術ではμsec〜msecのオーダーまで可能であ
るので、上記サンプリング周期は十分に達成できるばか
りでなく、更に小さくし推定位置の精度を高めることは
容易である。即ち鋳片凹み位置の特定精度を決定すれ
ば、鋳造速度とサンプリング定理を勘案することでほぼ
自由に選択することができる。
【0066】次に鋳型内電磁攪拌の推力を変更する値
に、温度情報の変動周期20秒,60秒を採用する理由
について説明する。
【0067】本発明者らの経験では、鋳片の凹み発生頻
度と鋳造速度の関係を検討し、以下のことを見出した。
即ち凹みが発生する場合、発生間隔と鋳造速度で求まる
時間間隔(周期)が、ある特定の範囲に存在する。
【0068】鋳型温度変化のスペクトル解析と鋳片凹み
の特徴から、20秒以下の範囲では横凹み疵,20〜6
0秒の範囲では縦凹みに変化したのである。また60秒
を越える場合には、凹みがほとんど観察されなかった。
従って鋳型温度情報の変動周期を求めることで、確実に
鋳片の表面凹み状態を推定可能であるとの結論に至っ
た。その変化を予測するに有効な周期は、20秒および
60秒である。
【0069】次に鋳型内電磁攪拌の電流変化量を変更直
前の値に対して±2〜±10%に限定する理由を述べ
る。
【0070】電磁攪拌は連鋳機形式や効率にもよるが、
電流値で1500〜2000A程度が一般的であり、そ
の時に得られる溶鋼の攪拌流速は50〜80cm/秒程
度である。
【0071】即ち攪拌電流が、2〜10%では30〜2
00Aに相当し、流速も0.1〜8cm/秒程度のオー
ダーで変化する。また電磁攪拌によって溶鋼流動を与え
ることによって、凝固状態が変化するため負偏析が発生
することが一般に知られている。こうした状況から急激
に攪拌を変化させることは偏析状態を悪化させる要因と
もなり8cm/秒程度以下で変更することが有効である
ことを見出した。
【0072】また鋳片の欠陥状況から判断すると、2%
未満では変化量が少ないため凹み改善までの鋳造長さが
長くなり、10%を越えると偏析が長手方向で異なって
しまう。また特に限定するものではないが、±5%程度
の増減が実用上望ましい。
【0073】
【実施例】以下実施例により、本発明を具体的に説明す
る。実施例では本発明の効果を明確にするために、最も
欠陥の出易い中炭素鋼の場合の結果を用いて説明する。
【0074】鋳造に用いた炭素鋼の主要成分およ連続鋳
造パウダー成分は、表1,2に示す通りである。
【0075】
【表1】
【0076】
【表2】
【0077】鋳造条件を以下に示す。
【0078】連続鋳造は、鋳片断面サイズが162mm
×162mmで6ストランドの連続鋳造機を用いて行っ
た。
【0079】鋳造速度は、全てのストランドともに1.
8m/min〜3.0m/minの範囲である。
【0080】鋳型内電磁攪拌は、全てのストランドに設
け、電流値は0〜1500Aまで連続可変である。
【0081】温度測定手段には、1.6mmφの銅−コ
ンスタンタン熱電対の通常の熱電対を用いた。
【0082】熱電対は、連続鋳造鋳型銅板に埋設して設
置し、鋳造中の温度情報を測定することができる。鋳型
はチューブラ鋳型と称する162角の鋳片用筒型銅板で
構成し、銅板厚は10mm,長さ900mmである。
【0083】このチューブラ鋳型の外側に水冷箱を設
け、銅板を強制的に冷却して鋳造に用いる。なお溶鋼や
鋳片と接触する鋳型内面はNiメッキを施し、鋳型Cu
に起因した鋳片表面割れを防止する構造とした。
【0084】熱電対の高さ方向には鋳型上面より110
mmから下方に向かって35mm間隔で15本を銅板内
の水冷側皮下3mm(溶鋼側より7mm)に溶接施工し
て使用した。
【0085】鋳造中の湯面位置は、80±3mmに保持
して鋳造した。従って最上段熱電対は湯面より30mm
に位置する。
【0086】温度測定手段即ち上記熱電対の出力をリニ
アライズ後、マイクロコンピュータによる取り込みを行
って周波数スペクトル解析を行った。
【0087】周波数スペクトル解析は、高速フーリエ変
換法と最大エントロピー法など、スペクトル解析で通常
行われる手段を用いることが可能で、本実施例では、サ
ンプリングデータ数が少なくとも、スペクトル推定精度
が良好な最大エントロピー法を用いた。
【0088】実施例は、周波数スペクトルを求め鋳造後
鋳片観察結果と対比し、鋳造欠陥と周波数スペクトルの
関係を評価した。
【0089】温度情報のサンプリング間隔は、0.1,
0.2,0.5,1.2,5,10,15および20秒
間隔で、鋳片の品質予測に必要なサンプリング周期を調
査した。
【0090】表3は、温度測定手段のサンプリング間隔
(周波数)と鋳片表面凹みとの対応関係を示したもので
ある。表3から、サンプリング間隔は10秒以下である
必要がある。
【0091】またサンプリング間隔が細かいほど良好な
結果を与えると考えられるが、実用的には0.5〜5秒
周期で十分であり、より高精度化を期するには0.5秒
以下とすることが望ましい。
【0092】勿論、リアルタイム方式で周波数スペクト
ル分析専用の機器が製品化されているので、これを用い
特定周波数の出現に注目することで同様のシステムを構
築可能である。
【0093】
【表3】
【0094】図3,4,5は鋳造速度2m/minの条
件で鋳造し、熱電対温度のサンプリングを2秒行った際
のデータを用いて周波数スペクトルを求め、鋳造後に解
析位置に相当する部位の鋳片の表面状態との関係を示し
たものである。図3は横凹みが発生した場合、図4は縦
凹みの場合、図5は凹みがないか極めて軽微な場合であ
る。
【0095】図3,図4より、鋳型温度変化の周波数が
高い(周期が短い)ほど鋳片横凹みが発生し、周波数が
低い(周期が長い)ほど鋳片縦凹みが発生することが判
る。更に変動周期が長い領域では、表面凹みが見られな
いことが判った。
【0096】電磁攪拌条件との関係では、図3は電流8
00Aの場合,図4は電流1250Aの場合,図5は1
130Aの場合である。この図からは、凹みを防止する
には適正な電磁攪拌電流(ここでは1130A)が存在
することが判る。
【0097】一方図6は、6ストランドの内3ストラン
ドづつ条件を変更して鋳造した場合の例で、連続鋳造中
の長手方向に凹みの状態の変化を示したものである。各
ストランドの鋳造速度は2.0m/min一定とし、鋳
造鋼種は表1,パウダーは表2に示すものを用いた。
【0098】1〜3ストランドは、電磁攪拌電流113
0A一定、4〜6ストランドは、図2のフローに従って
鋳型内電磁攪拌を鋳型温度情報の周波数スペクトル解析
で求めた判定値を用いて、電磁攪拌電流を800〜15
00Aの範囲で変更して鋳造した。
【0099】また、本実施例で用いた連続鋳造装置の電
磁攪拌は、各々のストランドに対して、鋳造速度Vと電
磁攪拌電流Iの関係は、I=290V+550(A)と
している。実施例ではV=2.0m/minであるか
ら、基本電流値は1130(A)である。従って、実施
例では1130(A)を初期条件として、鋳造を一斉に
開始した。
【0100】その後4〜6ストランドは、周波数スペク
トル解析を用いて鋳片の凹み状態に合せて電磁攪拌電流
を変更し、電流値は各変更必要時点での値から±2〜±
10%の範囲で増減させた。例えば電流値を±5%変更
する場合は、変更前後での電流値をI1 ,I2 とすると
2 =I1 ±0.0511 なる関係にある。
【0101】図6から、電磁攪拌電流を鋳片の凹みに応
じて変更することにより、鋳片凹みが減少することが判
る。従ってオンラインでの鋳片表面状態の制御を実現し
ており、鋳造全長に渡って改善可能であると言える。
【0102】鋳片の疵を評価する上で重要なのは、鋳片
が製品まで良好な品質を保証することである。周波数ス
ペクトルを用いて電磁攪拌電流を制御し、鋳片凹みを制
御することの効果を明らかとするために、鋳片の品質,
手入れ量,製品疵発生率の点から説明する。
【0103】最初に鋳片の凹みを、凹み深さと発生長さ
の積で指標化した凹み発生率を用いて示す。凹み発生率
は深さ(mm)×発生長さ率(%)×4面で定義し、鋳
片全長,全面に深さ2mmの凹みが発生した場合、凹み
発生率は2×100×4=800(%)となる関係があ
る。
【0104】電磁攪拌をオンライン変更した鋳片は、鋳
片凹みが改善され凹み発生率は0〜5%であった。これ
に対して電磁攪拌を適用しない場合、150%から大き
い場合には800%にも達した。
【0105】こうした凹みは、前述のように皮下に割れ
を伴っているため圧延前に手入れが必要である。手入れ
を溶削法によって実施したところ、溶削代は、電磁攪拌
オンライン変更材は、ほぼ無手入れ可能で深くとも約
0.5mmを部分的に手入れすることで割れが消滅し
た。これに対して通常材は、溶削代が2〜3mm必要
で、部分的には5mm以上溶削しても消滅せず、スクラ
ップとなった。
【0106】具体的には、鋳片無手入れ合格率は、従来
法のせいぜい5%に比べ、本発明法では98.5%の合
格率を示し、スクラップ比率は、従来法では鋳造量の5
〜15%に及んだのに対し、本発明法では0%であっ
た。
【0107】更に電磁攪拌オンライン変更材を圧延し、
品質を評価した結果、製品圧延後の合格率も100%
で、鋳造までに完全に良好な鋳片を製造可能であること
を確認した。
【0108】一方本発明法を長期間に亘って実施した結
果、ブレークアウトを未然に防止できる効果を合せ持つ
事実をつかんだ。ブレークアウトは、中炭素鋼の場合、
鋳片凹みが縦方向に長時間連続して発生した場合に縦凹
みが縦割れに進展し、更に拡大した時点で凝固殻が破れ
ることによる。
【0109】本発明法では、前述したように電磁攪拌の
オンライン制御で凹み防止を図るので、鋳片縦凹みによ
るブレークアウトを防止することができた。162mm
角のビレットの鋳造でのブレークアウト発生率は、中炭
素鋼で累積鋳造長(本実施例の場合、1ストランド当り
の鋳造長×6ストランド)が、従来12,000mに1
度発生していたものが250,000mに1度まで減少
し、発生頻度は約1/20になった。
【0110】また完全にブレークアウトを防止するに
は、縦凹みを検知し電磁攪拌を減少させる操作に加え、
鋳造速度を減少させることも有効であった。具体的に
は、鋳型長さ900mmで鋳造速度2m/minでは、
鋳片が鋳型内に滞留している時間は約27秒である。概
ね15秒以内に即ち滞留時間の約1/2の間に、鋳造速
度を1/2〜1/5,即ち1〜0.4m/minに減速
することで、ブレークアウトを未然に回避できた。
【0111】従って、鋳造中オンラインで確実に鋳片の
凹みを知ることができるので、高速鋳造を容易に採用す
ることができ、従来平均鋳造速度が1.95m/min
であったものが、本発明法により2.6m/minまで
増加させることが可能となった。即ち生産性では、実に
1.3倍以上の改善を達成した。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、鋳
型に設けた温度測定手段の周波数スペクトル解析を行
い、その情報に基づいて鋳造中の鋳型内電磁攪拌の電流
をオンラインで変更することで、鋳片表面凹みを確実に
防止でき、製品欠陥のない良質の鋳片の製造が可能とな
り、しかも同時に高生産性を達成出来るものである。従
って本発明の制御方法および装置により、品質保証が十
分に図れる鋳片の製造が可能となり、産業上極めて有益
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳型温度測定手段と鋳型内温度変化の周波数ス
ペクトル解析を用いた鋳型監視装置と電磁攪拌制御手段
を接続した説明図であり、鋳片品質判定,鋳型内電磁攪
拌制御,鋳造速度制御,鋳片凹み判断表示装置および鋳
片手入れ指示,手入れ実績監視システムの構成を示す全
体図である。
【図2】鋳型温度情報の周波数スペクトル解析と鋳型内
鋳片の凹み判定手段,電磁攪拌制御方法を示すフローチ
ャートである。
【図3】鋳片の表面状態と鋳型温度情報の周波数スペク
トル解析結果の関係において、横凹みが発生した場合の
説明図である。
【図4】鋳片の表面状態と鋳型温度情報の周波数スペク
トル解析結果の関係において、縦凹みの場合の説明図で
ある。
【図5】鋳片の表面状態と鋳型温度情報の周波数スペク
トル解析結果の関係において、凹みがないか極めて軽微
な場合の説明図である。
【図6】鋳造中の鋳片凹みの発生状況の経時変化と電磁
攪拌電流値を凹み予測によって鋳造中変更させた場合の
改善効果を示す説明図である。
【符号の説明】
1 溶鋼保持容器 2 注入ノズル 3 注入量制御手段 4 連続鋳造鋳型 5 溶鋼 6 パウダー 7 凝固殻 8 温度測定手段 9 鋳片 10 鋳型内電磁攪拌手段 11 鋳片ガイドロール 12 鋳片引抜き手段 13 スペクトル分析手段 14 鋳造速度制御手段 15 電磁攪拌力制御手段 16 鋳造長さ測定手段 17 鋳片搬送ロール 18 鋳片切断機 19 切断後の鋳片 20 鋳片手入れ手段 21 鋳片凹み判定手段 22 統轄鋳片品質管理手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素鋼および合金鋼の連続鋳造の電磁攪
    拌制御方法において、鋳型の湯面位置より下方の鋳型壁
    の少なくとも1ケ所以上の温度および/または熱流束を
    測定し、該温度および/または熱流束の経時変化の周波
    数スペクトルを求めて、該スペクトル情報により鋳型内
    電磁攪拌力を制御することを特徴とする連続鋳造の電磁
    攪拌制御方法。
  2. 【請求項2】 温度情報の周波数スペクトル解析から求
    まる周期が20秒以下である周波数成分が含まれる場合
    は鋳型電磁攪拌の攪拌力を増加させ、20秒を越え60
    秒以下の周波数スペクトルが含まれる場合は、電磁攪拌
    力を減少せしめるよう電磁攪拌装置を制御することを特
    徴とする請求項1記載の連続鋳造方法の電磁攪拌制御方
    法。
  3. 【請求項3】 電磁攪拌電流を増減する場合、1回当り
    の電磁攪拌電流変化を変更直前の電流値に対して±2〜
    ±10%の範囲で行うことを特徴とする請求項1または
    2記載の連続鋳造の電磁攪拌制御方法。
  4. 【請求項4】 連続鋳造の電磁攪拌制御装置において、
    連続鋳造鋳型の湯面位置より下方の鋳型壁の少なくとも
    一箇所以上に設けられた熱電対および/または熱流束測
    定手段と、該手段により測定された温度および/または
    熱流束の経時変化の周波数スペクトルを求める手段と、
    前記求められた周波数スペクトルの周期を判定する手段
    と、前記判定された周期により鋳型内電磁攪拌装置の投
    入電力を制御する手段とを具備したことを特徴とする連
    続鋳造の電磁攪拌制御装置。
JP35372492A 1992-12-15 1992-12-15 連続鋳造の電磁攪拌制御方法および装置 Pending JPH06182511A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002143997A (ja) * 2000-11-10 2002-05-21 Nippon Steel Corp 鋳型内鋳片の状態検知装置、方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2011218408A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Nippon Steel Corp 金属の連続鋳造方法

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