JPH06182147A - スプレ塔式湿式排煙脱硫装置 - Google Patents

スプレ塔式湿式排煙脱硫装置

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JPH06182147A
JPH06182147A JP4339897A JP33989792A JPH06182147A JP H06182147 A JPH06182147 A JP H06182147A JP 4339897 A JP4339897 A JP 4339897A JP 33989792 A JP33989792 A JP 33989792A JP H06182147 A JPH06182147 A JP H06182147A
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Hiroshi Masutomi
博 益冨
Shigeru Nozawa
滋 野澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高脱硫率を要求された場合でも塔高を高くせ
ずに高性能で、しかも簡素なスプレ塔方式の吸収塔を備
えた排煙脱硫装置を提供すること。 【構成】 吸収塔内でのガスと噴霧される吸収液との接
触領域を向流接触領域(ガス入口側領域)31と並流接
触領域(ガス出口側領域)32とに分け、しかもガス入
口側領域のガス通過断面積がガス出口側のガス通過断面
積より大きくするので、ガス入口側領域31ではガス流
速が速くなり、ガスと吸収液の噴霧液滴との衝突速度が
大きくなるため、SO2の吸収が促進される。また、ガ
ス出口側領域32の吸収液循環流路近傍の循環タンク3
内にメークアップ吸収液の供給ライン21を設けたこと
により、ガス出口側領域32の噴霧吸収液の液滴はフレ
ッシュな吸収剤を多量に含むため、ガス中のSO2濃度
が低くても吸収は促進される。こうして、吸収塔々高を
低くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湿式排煙脱硫装置に係わ
り、特にスプレ塔を用いた高効率吸収塔を備えた湿式排
煙脱硫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】火力発電所等より排出される燃焼ガス中
に含まれる硫黄酸化物を除去する、いわゆる排煙脱硫装
置としては、吸収剤として石灰石あるいは炭酸カルシウ
ムを使用し、副生品として石膏を回収する湿式石灰石−
石膏法が主流である。脱硫装置の主要装置である吸収塔
は、これまで種々の形式のものが開発され実用化されて
いるが、スプレ塔は最も広く採用されているものの一つ
である。
【0003】従来使用されている向流接触方式のスプレ
塔式吸収塔の構成を図4に示す。ガス入口部41より吸
収塔42へ流入した排ガスは、向流領域スプレノズル4
3より噴霧された吸収剤スラリと向流接触する。向流接
触は並流接触に比較して吸収効率が高いため、一般には
吸収塔42では向流方式が採用されている。SO2を除
去された排ガスはガス出口部45より系外へ流出する
が、排ガスに同伴される吸収剤ミストを除去するため
に、通常デミスタ46が設置されている。吸収塔42内
ではSO2の除去量に相当する吸収剤が消費されるた
め、消費量に見合った吸収剤(石灰石−石膏法では炭酸
カルシウム)がライン47から吸収塔循環タンク49へ
補給される。
【0004】通常吸収部は複数段の向流接触領域スプレ
ヘッダ50により構成されるが、除去するSO2量が大
きくなる。すなわち、所要脱硫率が高くなると、スプレ
段の数は多くする必要がある。しかし、上段のスプレは
下段のスプレに比較して排ガス中のSO2の濃度が低い
ため、吸収の推進力は小さくなり、高い脱硫率を要求さ
れる場合には多数のスプレ段数が必要であり、結果とし
て吸収塔42の塔高が高くなるという欠点があった。ま
た、デミスタ46での捕集ミストの再飛散を防止するた
め、塔内流速を一定値以下に保つ必要があり、塔断面積
が大きくなるという欠点があった。その他に、従来構造
の吸収塔42では、循環タンク49貯留の吸収剤スラリ
の沈降防止を図るため、循環タンク49の周囲に横型の
撹拌機51を複数台設けなければならず、設備簡素化の
点から改善を要望されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の向流接
触式スプレ塔42では、所要脱硫率に対してはスプレ段
数の多少で対応しており、高脱硫率を要求される場合に
は塔高が高くなること、また、デミスタ46の性能を維
持するため、塔内流速が例えば3m/s程度に制限され
ており、ガス量が大きくなった場合には塔径も大きくな
るという点が配慮されていなかった。また、循環タンク
49の撹拌機51についても複数台が必要であり、設備
簡素化に対する配慮が十分とはいえなかった。本発明の
目的は、高脱硫率を要求された場合でも塔高を高くせず
に高性能で、しかも簡素なスプレ塔方式の吸収塔を備え
た排煙脱硫装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
構成によって達成される。すなわち、吸収液を保有する
循環タンクから循環供給される吸収液をスプレヘッダの
ノズルから噴霧して、排ガス中の硫黄酸化物を除去する
吸収塔を備えた湿式排煙脱硫装置において、前記吸収塔
に吸収塔内部のガス流れ方向がガス入口側領域とガス出
口側領域とで逆向きとなるような仕切部材と、該仕切部
材で仕切られたガス入口側領域ではガスと向流接触し、
ガス出口側領域ではガスと並流接触する吸収液スプレヘ
ッダをそれぞれ設け、吸収塔内のガス入口側領域のガス
通過断面積をガス出口側領域のガス通過断面積より大き
くしたスプレ塔式湿式排煙脱硫装置である。
【0007】ここで、前記スプレ塔式湿式排煙脱硫装置
はガス入口側領域とガス出口側領域の各々の吸収液スプ
レヘッダにはそれぞれの領域に対応する位置にある循環
タンク内の吸収液が循環供給される流路が接続され、ガ
ス出口側領域に対応する吸収液循環流路近傍の循環タン
ク内にメークアップ吸収液の供給ラインを設け、吸収液
のブリードラインをガス入口側領域に対応する位置にあ
る循環タンクに設けることができる。また、仕切部材の
吸収塔のガス入口部およびガス出口部に対応する箇所に
ガス整流効果を持たせるために傾斜部を設けても良い。
また、仕切部材のガス入口部とガス出口部近傍の傾斜部
下方の空間を循環タンク内の吸収液撹拌用の撹拌機設置
スペースとして利用することができる。さらに、仕切部
材のガス入口部とガス出口部近傍の傾斜部下方の空間に
設けた撹拌機の設置床の下面洗浄装置を設けても良い。
また、ミストエリミネータを吸収塔のガス出口部のダク
トに設けても良いし、吸収塔の塔頂部に付着ミストが堆
積するのを防止するための洗浄装置を設けても良い。た
だし、吸収塔の塔頂部を傾斜させておくと、該塔頂部に
洗浄装置を設置する必要がなくなる。
【0008】
【作用】吸収塔内でのガスと噴霧される吸収液との接触
領域を向流接触領域(例えばガス入口側領域)と並流接
触領域(例えばガス出口側領域)とに分け、しかもガス
入口側領域のガス通過断面積がガス出口側領域のガス通
過断面積より大きくすると、ガス入口側領域ではガス流
速が速くなり、ガスと吸収液の噴霧液滴との衝突速度が
大きくなるため、硫黄酸化物の吸収が促進され、脱硫率
を下げないで吸収塔のサイズを小さくすることができ
る。
【0009】また、ガス出口側領域に対応する吸収液循
環流路近傍の循環タンク内にメークアップ吸収液の供給
ラインを設けることにより、ガス出口側領域の噴霧吸収
液の液滴はフレッシュな吸収剤を多量に含むため、ガス
中の硫黄酸化物濃度が低くても吸収は促進され、ガス出
口側領域での脱硫率も向上させることができ、結果的に
スプレ段数の低減、すなわち吸収塔々高を低くすること
ができる。
【0010】また、仕切部材の傾斜部によりガス整流効
果を持たせたためにガスの圧力損失を低減できるととも
に、傾斜部の下部空間に竪型の循環タンク内の吸収液撹
拌用の撹拌機を設けることができる。また、ミストエリ
ミネータをガス出口部のダクトに設けると吸収塔の塔高
を小さくすることに寄与する。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図面と共に説明する。図
1は本実施例のスプレ塔式吸収塔を示すもので、吸収塔
の互いに対向する側壁にはガス入口部1とガス出口部2
が設けられ、吸収塔下部には循環タンク3が設けられて
いる。また、吸収塔の吸収部は仕切板33によりガス入
口部1側の向流接触領域31とガス出口部2側の並流接
触領域32の二つの領域に分割され、仕切板33の上方
で向流接触領域31と並流接触領域32とは連通してい
る。また、向流接触領域31の断面積A1と並流接触領
域32の断面積A2の間にはA1<A2なる関係がある。
【0012】仕切板33の下部はガス入口部1側とガス
出口部2に向けてそれぞれ傾斜状になっており、仕切板
33の傾斜部33a、33bの下の空間には循環タンク
3内の吸収液の撹拌用の竪型の撹拌機13が設置されて
いる。また、循環タンク3内の吸収液は循環ポンプ4と
循環配管5とヘッダ6を介してスプレノズル7から前記
向流接触領域31に噴霧される。また、並流接触領域3
2にも循環ポンプ9と循環配管10とヘッダ11を介し
てスプレノズル12から循環タンク3内の吸収液が噴霧
される。循環ポンプ9のサクション近傍に吸収剤供給ラ
イン21から吸収剤が補給され、循環タンク3の向流接
触領域31側の側壁のブリードライン22から吸収液が
抜き出される。また、ガス出口部2にはミストエリミネ
ータ14が配置されている。
【0013】SO2を含むボイラ等の燃料排ガスは、ガ
ス入口部1よりまず向流接触領域31に入り、上向きに
流れ向流接触領域31のスプレノズル7から下向きに噴
霧された吸収剤スラリと向流接触し、SO2の一部が除
去され、排ガス中のSO2濃度がガス入口部1よりも低
くなった状態で、吸収塔々頂部において、並流接触領域
32に流入する。並流接触領域32では排ガスは下向き
に流れスプレノズル12から下向きに噴霧された吸収剤
スラリと並流接触する。該吸収剤スラリは循環ポンプ9
のサクション近傍の吸収剤供給ライン21から、除去さ
れるSO2の量に見合った量のフレッシュな吸収剤(石
灰石−石膏法では炭酸カルシウム等)が供給されている
ため、向流接触領域31の吸収剤スラリに比較して吸収
剤の割合が多い。従って、並流接触領域32で排ガスは
さらにSO2が除去されるとともに、該排ガスに同伴し
た向流接触領域における吸収剤スプレ液滴は自然落下す
る。また、メークアップ吸収剤供給ライン21が設けら
れた循環タンク3の側壁とは反対側の循環タンク3の側
壁に吸収液のブリードライン22を設けているので、メ
ークアップされた吸収液がむだに系外に排出されない。
吸収塔内で排ガスに同伴した吸収剤のミスト等は、塔出
口に設置したミストエリミネータ14で除去された後、
該排ガスはガス出口部2より系外へ流出する。
【0014】また、図2(a)に図1のA−A線視面図
を、図2(b)に図1のB−B線視面図をそれぞれ示
す。なお、図2(b)の2点鎖線(イ)は仕切板33の
位置を示し、実線(ロ)はそのガス入口部1側の傾斜部
33aの先端部、実線(ハ)はそのガス出口部2側の傾
斜部33bの先端部をそれぞれ示す。向流接触領域31
における吸収剤スプレ液滴と排ガス中のSO2の吸収反
応は、衝突速度が大きい程促進されるため、図2(a)
に明示されるように向流接触領域31での排ガスの通過
断面積A1は並流接触領域32での排ガスの通過断面積
2に比較して小さくしているので、向流接触領域31
での排ガス流速は並流接触領域32でのそれに対し1.
5〜5倍となる。従って、向流接触領域31から並流接
触領域32へ吸収剤のスプレ液滴が排ガスに同伴する
が、並流接触領域32は向流接触領域31に比較してガ
ス流速が遅いため、該スプレ液滴は並流接触領域32で
循環タンク3へ自然落下する。
【0015】向流接触領域31の出口、すなわち並流接
触領域32の入口における排ガス中のSO2濃度は向流
接触領域31の中心部におけるそれよりも低い。脱硫反
応の推進力はSO2濃度が高い程大きく、低くなるにつ
れて推進力も小さくなる。並流接触領域32ではSO2
濃度が低くなり推進力が低くなっているが、吸収剤スラ
リ中にフレッシュな吸収剤(炭酸カルシウム等)を多量
に含むため、向流接触領域31出口に比較し脱硫反応の
推進力は大きく、同一の脱硫性能を得るための並流接触
領域32におけるスプレ段数、すなわち吸収剤スラリの
循環量は、向流接触領域31のみの場合に比較して少な
くて済む。従って図4に示す従来技術と比較して、本実
施例では同一の脱硫性能を得るための吸収剤スラリの循
環量の総量は、向流接触領域31における吸収剤スラリ
の循環量も含め、少なくすることができる。従って総計
のスプレ段数を少なくすることができる。
【0016】さらに、本実施例では吸収塔内部を向流接
触領域31と並流接触領域32に二分しているため、従
来技術に比べ吸収塔の塔高を低くすることができる。ま
た、ミストエリミネータ14も吸収塔々頂部に設けず、
ガス出口部2に設置するため、従来技術に比べ、吸収塔
の塔高を低くすることができる。また、向流接触領域3
1の断面積は並流接触領域32の1.5〜5分の1であ
り、並流接触領域32についてもミストエリミネータ1
4がないためミスト再飛散による塔内ガス流速の制限
(通常3m/s程度)がなく、従来技術に比較し断面積
を小さくし、ガス流速を大きくすることができるため、
向流接触領域31・並流接触領域32の両方を含んだ吸
収塔の断面積は従来技術に対し、同等かそれ以下に低減
することができる。
【0017】本発明の他の実施例を図3に示す。本実施
例は吸収塔々頂部を丸ダクト型状にしたものであり、そ
の他の構成は図1の場合と同一である。この実施例の効
果は吸収塔々頂部に水平部分がないため、吸収剤ミスト
が付着停滞することはない。また、図3のA−A線視図
構造と、B−B線視図構造は図2に示すものと同様であ
る。図1には図示していないが、吸収塔の塔頂部に洗浄
装置を設けておけば、ミストエリミネータ14がガス出
口部2に設けられていても、吸収塔の塔頂部にミストが
堆積することはない。しかし、図3に示すように吸収塔
塔頂部を丸ダクト型にすると吸収塔塔頂部に水平部分が
ないため、ミストが付着堆積することがなく、塔頂部に
洗浄装置を設ける必要はない。また、撹拌機13を据え
付ける仕切板33の設置床33cの下面は循環タンク3
からの飛散吸収液によるミストが付着堆積し易いので洗
浄装置(図示せず)を設けることもできる。
【0018】なお、本発明の実施例においては並流接触
領域32における吸収剤のスプレを下向きに行った例を
示しているが、並流接触領域32における吸収剤のスプ
レの方向を下向きに限定するものではない。また、吸収
塔の視図形状は図2に示したものに限定されるものでは
ない。その他、循環タンク3内の吸収剤スラリ沈降防止
用として、竪型撹拌機の設置が可能となり設備の簡素化
を図ることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、吸収塔内での吸収液噴
霧領域を二分することで塔高を低くできるのみならず、
ガス入口側領域(向流接触領域)で吸収液の噴霧液滴と
排ガスの衝突速度が大きくとれるため、排ガス中のSO
2濃度が低い状態でも脱硫反応の推進力が大きくなり、
循環する吸収剤スラリ量あるいはスプレ段数を低減する
ことができる。また、ガス出口側領域(並流接触領域)
においてフレッシュな吸収剤を多く含む吸収液の噴霧液
滴と排ガスが接触するため、排ガス中のSO2濃度が低
い状態でも脱硫反応の推進力が大きくなり、循環する吸
収剤スラリ量あるいはスプレ段数を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるスプレ吸収塔の一実施例を示す
図である。
【図2】 図1のスプレ吸収塔の断面を見た図である。
【図3】 本発明になるスプレ吸収塔の他の実施例を示
す図である。
【図4】 従来の向流接触スプレ塔式吸収塔を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…ガス入口部、2…ガス出口部、3…循環タンク、
4、9…循環ポンプ、6、11…ヘッダ、7、12…ス
プレノズル、13…撹拌機、14…ミストエリミネー
タ、21…吸収液供給ライン、22…吸収液抜出しライ
ン、31…向流接触領域、32…並流接触領域、33…
仕切板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収液を保有する循環タンクから循環供
    給される吸収液をスプレヘッダのノズルから噴霧して、
    排ガス中の硫黄酸化物を除去する吸収塔を備えた湿式排
    煙脱硫装置において、 前記吸収塔に吸収塔内部のガス流れ方向がガス入口側領
    域とガス出口側領域とで逆向きとなるような仕切部材
    と、該仕切部材で仕切られたガス入口側領域ではガスと
    向流接触し、ガス出口側領域ではガスと並流接触する吸
    収液スプレヘッダをそれぞれ設け、吸収塔内のガス入口
    側領域のガス通過断面積をガス出口側領域のガス通過断
    面積より大きくしたことを特徴とするスプレ塔式湿式排
    煙脱硫装置。
  2. 【請求項2】 ガス入口側領域とガス出口側領域の各々
    の吸収液スプレヘッダにはそれぞれの領域に対応する位
    置にある循環タンク内の吸収液が循環供給される流路が
    接続され、ガス出口側領域に対応する吸収液循環流路近
    傍の循環タンク内にメークアップ吸収液の供給ラインを
    設けたことを特徴とする請求項1記載のスプレ塔式湿式
    排煙脱硫装置。
  3. 【請求項3】 仕切部材の吸収塔のガス入口部およびガ
    ス出口部に対応する箇所にガス整流効果を持たせるため
    に傾斜部を設けたことを特徴とする請求項1または2記
    載のスプレ塔式湿式排煙脱硫装置。
  4. 【請求項4】 ガス入口側領域とガス出口側領域の各々
    の吸収液スプレヘッダにはそれぞれの領域に対応する位
    置にある循環タンク内の吸収液が循環供給される流路が
    接続され、ガス出口側領域に対応する吸収液循環流路近
    傍の循環タンク内にメークアップ吸収液の供給ラインを
    設け、吸収液のブリードラインをガス入口側領域に対応
    する位置にある循環タンクに設けたことを特徴とする請
    求項2または3記載のスプレ塔式湿式排煙脱硫装置。
  5. 【請求項5】 仕切部材のガス入口部とガス出口部近傍
    の傾斜部下方の空間を循環タンク内の吸収液撹拌用の撹
    拌機設置スペースとして利用することを特徴とする請求
    項3〜4のいずれかに記載のスプレ塔式湿式排煙脱硫装
    置。
  6. 【請求項6】 仕切部材のガス入口部とガス出口部近傍
    の傾斜部下方の空間に設けた撹拌機の設置床の下面洗浄
    装置を設けたことを特徴とする請求項5記載のスプレ塔
    式湿式排煙脱硫装置。
  7. 【請求項7】 ミストエリミネータを吸収塔のガス出口
    部のダクトに設けたことを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載のスプレ塔式湿式排煙脱硫装置。
  8. 【請求項8】 吸収塔の塔頂部に付着ミストが堆積する
    のを防止するための洗浄装置を設けたことを特徴とする
    請求項1〜7のいずれかに記載のスプレ塔式湿式排煙脱
    硫装置。
  9. 【請求項9】 吸収塔の塔頂部を傾斜させ、該塔頂部に
    洗浄装置を設置することを省略したことを特徴とする請
    求項1〜8のいずれかに記載のスプレ塔式湿式排煙脱硫
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140138967A (ko) * 2012-11-16 2014-12-04 가부시키가이샤 신가와 와이어 본딩 장치 및 반도체 장치의 제조 방법

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KR20140138967A (ko) * 2012-11-16 2014-12-04 가부시키가이샤 신가와 와이어 본딩 장치 및 반도체 장치의 제조 방법

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