JPH06182005A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ゴルフクラブヘッドInfo
- Publication number
- JPH06182005A JPH06182005A JP4356091A JP35609192A JPH06182005A JP H06182005 A JPH06182005 A JP H06182005A JP 4356091 A JP4356091 A JP 4356091A JP 35609192 A JP35609192 A JP 35609192A JP H06182005 A JPH06182005 A JP H06182005A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- face
- head
- face surface
- golf club
- club head
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘッド重量を増大させずにフェース面積を拡
大させるとともにフェース面の補強も図り、その結果と
して飛距離を伸ばすことができるようにする。 【構成】 ヘッドのフェース面１内側の上部とクラウン
部３内側のフェース面１側の端部との間のみにリブ４を
添設してある。リブ４のフェース面１側接合部およびク
ラウン面３側接合部の幅をそれぞれ２mm以上１５mm以下
とし、リブ４の厚さを０．５mm以上５mm以下とした。
大させるとともにフェース面の補強も図り、その結果と
して飛距離を伸ばすことができるようにする。 【構成】 ヘッドのフェース面１内側の上部とクラウン
部３内側のフェース面１側の端部との間のみにリブ４を
添設してある。リブ４のフェース面１側接合部およびク
ラウン面３側接合部の幅をそれぞれ２mm以上１５mm以下
とし、リブ４の厚さを０．５mm以上５mm以下とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ソール幅がフェース
高さ以上であって、ヘッドが金属または繊維強化プラス
チックス（ＦＲＰ）等の単体あるいはこれらが結合した
外殻構造からなる、所謂ウッドクラブと呼ばれるゴルフ
クラブヘッドに関し、特にフェース面の補強を図ったゴ
ルフクラブヘッドに関する。
高さ以上であって、ヘッドが金属または繊維強化プラス
チックス（ＦＲＰ）等の単体あるいはこれらが結合した
外殻構造からなる、所謂ウッドクラブと呼ばれるゴルフ
クラブヘッドに関し、特にフェース面の補強を図ったゴ
ルフクラブヘッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来この種のゴルフクラブヘッドは、内
部が中空又は発泡材を充填しただけであるため、フェー
ス面の補強のためフェース面の内側に、クラウン部から
ソール部まで全体にわたりリブが添設されていた。
部が中空又は発泡材を充填しただけであるため、フェー
ス面の補強のためフェース面の内側に、クラウン部から
ソール部まで全体にわたりリブが添設されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ゴルフクラブヘッド
は、飛距離を伸ばすためにスウィートエリアを大きくす
ることが求められ、そのためフェース面積を拡大させる
ことが必要となる。ところが、従来構造のままフェース
面積を拡大させるとヘッドが大きくなりヘッド重量が重
くなりすぎてクラブを振り切ることが難しくなる。
は、飛距離を伸ばすためにスウィートエリアを大きくす
ることが求められ、そのためフェース面積を拡大させる
ことが必要となる。ところが、従来構造のままフェース
面積を拡大させるとヘッドが大きくなりヘッド重量が重
くなりすぎてクラブを振り切ることが難しくなる。
【０００４】そこで、この発明は、ヘッド重量を増大さ
せずにフェース面積を拡大させるとともにフェース面の
補強も図り、その結果として飛距離を伸ばすことができ
るゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
せずにフェース面積を拡大させるとともにフェース面の
補強も図り、その結果として飛距離を伸ばすことができ
るゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、ソール幅がフェース高さ以上であっ
て、ヘッドが金属または繊維強化プラスチックス（ＦＲ
Ｐ）等の単体あるいはこれらが結合した外殻構造からな
るゴルフクラブヘッドにおいて、ヘッドのフェース面内
側の上部とクラウン部内側のフェース面側の端部との間
のみにリブを添設し、前記リブのフェース面側接合部お
よびクラウン面側接合部の幅をそれぞれ２mm以上１５mm
以下とし、リブの厚さを０．５mm以上５mm以下としたも
のである。
め、この発明は、ソール幅がフェース高さ以上であっ
て、ヘッドが金属または繊維強化プラスチックス（ＦＲ
Ｐ）等の単体あるいはこれらが結合した外殻構造からな
るゴルフクラブヘッドにおいて、ヘッドのフェース面内
側の上部とクラウン部内側のフェース面側の端部との間
のみにリブを添設し、前記リブのフェース面側接合部お
よびクラウン面側接合部の幅をそれぞれ２mm以上１５mm
以下とし、リブの厚さを０．５mm以上５mm以下としたも
のである。
【０００６】
【作用】フェース面内側のリブは、ボール打撃時の衝撃
からフェース面を保護するために添設されているもので
ある。そのため、フェース面はその強度を保持するため
の最低限の補強がなされていれば良く、必要以上の補強
は単にヘッド重量を増大させることになる。ところが、
フェース面とソール部との接合部は、ソールの肉厚がク
ラウン部に比較して厚いことからこの部分のリブは余分
であり、ヘッド重量を増加させるにすぎないものであ
る。そこで、発明者はフェース面強度とリブ補強の関係
について検討した結果、ヘッドのフェース面内側の上部
のクラウン部内側のフェース面側の端部との間のみに、
接合部の幅をそれぞれ２mm以上１５mm以下とし、リブの
厚さを０．５mm以上５mm以下としたリブを添設し、フェ
ース面のソール部側のリブをなくすことにより、フェー
ス面の強度を保持しつつフェース面積を拡大してもヘッ
ド重量を増大させることのないゴルフクラブヘッドとす
ることができることを見出したものである。なお、接合
部の幅が２mm未満であったり厚さが０．５mm未満である
と強度的に不十分でありリブの役目を果たすことができ
ず、また、接合部の幅が１５mmより長かったり厚さが５
mmより厚いとリブ重量が大きくなり低重心化することが
できない。
からフェース面を保護するために添設されているもので
ある。そのため、フェース面はその強度を保持するため
の最低限の補強がなされていれば良く、必要以上の補強
は単にヘッド重量を増大させることになる。ところが、
フェース面とソール部との接合部は、ソールの肉厚がク
ラウン部に比較して厚いことからこの部分のリブは余分
であり、ヘッド重量を増加させるにすぎないものであ
る。そこで、発明者はフェース面強度とリブ補強の関係
について検討した結果、ヘッドのフェース面内側の上部
のクラウン部内側のフェース面側の端部との間のみに、
接合部の幅をそれぞれ２mm以上１５mm以下とし、リブの
厚さを０．５mm以上５mm以下としたリブを添設し、フェ
ース面のソール部側のリブをなくすことにより、フェー
ス面の強度を保持しつつフェース面積を拡大してもヘッ
ド重量を増大させることのないゴルフクラブヘッドとす
ることができることを見出したものである。なお、接合
部の幅が２mm未満であったり厚さが０．５mm未満である
と強度的に不十分でありリブの役目を果たすことができ
ず、また、接合部の幅が１５mmより長かったり厚さが５
mmより厚いとリブ重量が大きくなり低重心化することが
できない。
【０００７】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
照にして説明する。
【０００８】図１に示すゴルフクラブヘッドは、ソール
幅がフェース高さ以上であって、ヘッド全体がマグネシ
ウム合金の外殻構造からなるゴルフクラブヘッドであ
る。このヘッドのフェース面１の厚さは３．５mmであ
り、ソール部２の厚さは５mmと厚くし、低重心化してあ
る。また、強度が要求されないクラウン部３は厚さを１
mmとして軽量化を図った。そして、フェース面１の内側
の上部とクラウン部３の内側のフェース面１側の端部と
の間のみに、接合部となる２辺がそれぞれ１０mm長で厚
さが１mmの三角形状のリブ４をフェースセンターを中心
に１０mmピッチで５本入れた。なお、リブ４の形状、ピ
ッチ、数はこれに限るものではなく、リブ４の大きさと
の関係でフェース強度に問題がないように選定すれば良
い。
幅がフェース高さ以上であって、ヘッド全体がマグネシ
ウム合金の外殻構造からなるゴルフクラブヘッドであ
る。このヘッドのフェース面１の厚さは３．５mmであ
り、ソール部２の厚さは５mmと厚くし、低重心化してあ
る。また、強度が要求されないクラウン部３は厚さを１
mmとして軽量化を図った。そして、フェース面１の内側
の上部とクラウン部３の内側のフェース面１側の端部と
の間のみに、接合部となる２辺がそれぞれ１０mm長で厚
さが１mmの三角形状のリブ４をフェースセンターを中心
に１０mmピッチで５本入れた。なお、リブ４の形状、ピ
ッチ、数はこれに限るものではなく、リブ４の大きさと
の関係でフェース強度に問題がないように選定すれば良
い。
【０００９】このようにしてリブ４を小さくした結果、
クラウン部３からソール部２まで全体にわたりリブ４を
添設した場合に比べ約３０ｇの軽量化が可能になり、そ
の分の重量とヘッドの拡大およびソール部２の肉厚増に
よる重量増とを相殺させることができた。
クラウン部３からソール部２まで全体にわたりリブ４を
添設した場合に比べ約３０ｇの軽量化が可能になり、そ
の分の重量とヘッドの拡大およびソール部２の肉厚増に
よる重量増とを相殺させることができた。
【００１０】図２は、このようにしてフェース面積の拡
大および低重心化したクラブヘッドを示し、従来に比べ
フェース面積で２０％の拡大が図れ、重心Ｇも従来の重
心Ｇ′の位置から４．６mm下げることができた。ヘッド
最大幅Ｗを８５mm以上とし、ヘッド最大高さＨを４８mm
以上とした。また、ヘッド体積を２６０cc超とした。
大および低重心化したクラブヘッドを示し、従来に比べ
フェース面積で２０％の拡大が図れ、重心Ｇも従来の重
心Ｇ′の位置から４．６mm下げることができた。ヘッド
最大幅Ｗを８５mm以上とし、ヘッド最大高さＨを４８mm
以上とした。また、ヘッド体積を２６０cc超とした。
【００１１】このゴルフクラブヘッドに、５０ｍ／ｓの
速度でゴルフボールを３０００発衝突させたが、フェー
ス面に異常はなく強度的に問題のないものであった。
速度でゴルフボールを３０００発衝突させたが、フェー
ス面に異常はなく強度的に問題のないものであった。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ヘッドのフェース面内側の上部とクラウン部内側の
フェース面積の端部との間のみにリブを添設し、前記リ
ブのフェース面側接合部およびクラウン面側接合部の幅
をそれぞれ２mm以上１５mm以下とし、リブの厚さを０．
５mm以上５mm以下としたので、フェース面のソール部側
のリブをなくすことができ、ヘッド重量を増大させずに
フェース面の強度を保持しつつフェース面積の拡大を図
ることができ、飛距離を伸ばすことができる。
ば、ヘッドのフェース面内側の上部とクラウン部内側の
フェース面積の端部との間のみにリブを添設し、前記リ
ブのフェース面側接合部およびクラウン面側接合部の幅
をそれぞれ２mm以上１５mm以下とし、リブの厚さを０．
５mm以上５mm以下としたので、フェース面のソール部側
のリブをなくすことができ、ヘッド重量を増大させずに
フェース面の強度を保持しつつフェース面積の拡大を図
ることができ、飛距離を伸ばすことができる。
【図１】一部破断の斜視図。
【図２】側面図。
１ フェース面 ２ ソール部 ３ クラウン部 ４ リブ
Claims (1)
- 【請求項１】 ソール幅がフェース高さ以上であって、
ヘッドが金属または繊維強化プラスチックス（ＦＲＰ）
等の単体あるいはこれらが結合した外殻構造からなるゴ
ルフクラブヘッドにおいて、 ヘッドのフェース面内側の上部とクラウン部内側のフェ
ース面側の端部との間のみにリブを添設し、 前記リブのフェース面側接合部およびクラウン面側接合
部の幅をそれぞれ２mm以上１５mm以下とし、 リブの厚さを０．５mm以上５mm以下としたことを特徴と
するゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4356091A JP2764886B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4356091A JP2764886B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | ゴルフクラブヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06182005A true JPH06182005A (ja) | 1994-07-05 |
| JP2764886B2 JP2764886B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=18447288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4356091A Expired - Lifetime JP2764886B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2764886B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7651412B2 (en) * | 2003-09-15 | 2010-01-26 | Acushnet Company | Golf club head with progressive face stiffness |
| US20110124433A1 (en) * | 2009-11-23 | 2011-05-26 | Nike, Inc. | Golf Club with a Support Bracket |
| US8157670B2 (en) | 2009-08-06 | 2012-04-17 | Nike, Inc. | Golf club head or other ball striking device having face insert material |
| US9162115B1 (en) | 2009-10-27 | 2015-10-20 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club head |
| US9199138B2 (en) * | 2006-12-06 | 2015-12-01 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf clubs and club-heads comprising a face plate having a central recess and flanking recesses |
| US9700766B2 (en) | 2013-04-01 | 2017-07-11 | Acushnet Company | Golf club head with improved striking face |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5340380A (en) * | 1977-09-05 | 1978-04-12 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | Forming method of handle of container made from synthetic resin |
| JPH0235319U (ja) * | 1988-08-26 | 1990-03-07 |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP4356091A patent/JP2764886B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5340380A (en) * | 1977-09-05 | 1978-04-12 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | Forming method of handle of container made from synthetic resin |
| JPH0235319U (ja) * | 1988-08-26 | 1990-03-07 |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8353787B2 (en) | 2003-09-15 | 2013-01-15 | Acushnet Company | Golf club head with progressive face stiffness |
| US7651412B2 (en) * | 2003-09-15 | 2010-01-26 | Acushnet Company | Golf club head with progressive face stiffness |
| US9199138B2 (en) * | 2006-12-06 | 2015-12-01 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf clubs and club-heads comprising a face plate having a central recess and flanking recesses |
| US8480512B2 (en) | 2009-08-06 | 2013-07-09 | Nike, Inc. | Golf club head or other ball striking device having face insert material |
| US8157670B2 (en) | 2009-08-06 | 2012-04-17 | Nike, Inc. | Golf club head or other ball striking device having face insert material |
| US9162115B1 (en) | 2009-10-27 | 2015-10-20 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club head |
| US10065083B2 (en) | 2009-10-27 | 2018-09-04 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club head |
| US10632350B2 (en) | 2009-10-27 | 2020-04-28 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club head |
| US11596841B2 (en) | 2009-10-27 | 2023-03-07 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club head |
| US11951363B2 (en) | 2009-10-27 | 2024-04-09 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club head |
| US8353784B2 (en) * | 2009-11-23 | 2013-01-15 | Nike, Inc. | Golf club with a support bracket |
| US20110124433A1 (en) * | 2009-11-23 | 2011-05-26 | Nike, Inc. | Golf Club with a Support Bracket |
| US9700766B2 (en) | 2013-04-01 | 2017-07-11 | Acushnet Company | Golf club head with improved striking face |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2764886B2 (ja) | 1998-06-11 |
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