JP2001054596A - ゴルフクラブ - Google Patents

ゴルフクラブ

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JP2001054596A JP11231908A JP23190899A JP2001054596A JP 2001054596 A JP2001054596 A JP 2001054596A JP 11231908 A JP11231908 A JP 11231908A JP 23190899 A JP23190899 A JP 23190899A JP 2001054596 A JP2001054596 A JP 2001054596A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の金属殻を接合してなり内部が中空にな
ったゴルフクラブヘッドにおいて、重量の増大を抑えな
がら、ゴルファーにとって快適な打球音が得られるよう
にする。 【解決手段】 例えばヘッドの底面部および側周部を形
成する金属殻であるボディ部材17において、側周部の内
壁に肉盛溶接により打球音調整部23を突出形成する。こ
の打球音調整部23があることにより、ボールを打撃した
とき、ボディ部材17やクラウン部材18の歪みが抑えられ
る。したがって、振動およびそれによる音の発生も抑え
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブに係
わり、特に、複数の金属殻を接合して形成され内部に中
空部を有するヘッドを備えたゴルフクラブに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来から、特にウッド
ゴルフクラブなどにおいて、複数の金属殻を接合して内
部に中空部を有するヘッドを構成することが行われてい
る。これとともに、素材として軽量でありながら強度を
確保できるチタンあるいはチタン合金を用いることによ
り、近年ヘッドは画期的に大型化している。このヘッド
の大型化傾向はなおも続いており、当初の体積240〜250
cc程度のものから、現在では体積が300ccを越えるヘッ
ドも登場している。
【0003】大きなヘッドには、フェース面つまり打球
面自体が大きくなるため、フェース面において打撃され
たボールが真っ直ぐによく飛ぶ範囲も大きくなり、初心
者にとっても扱いやすい利点がある。しかしながら、ヘ
ッドの大型化は、打球音の不快感を招く結果をももたら
した。すなわち、ゴルフクラブでボールを打撃する際、
その衝撃によってヘッドは歪む。これにより、中空部を
形成する各金属殻は振動し、打球音を発する。大型のヘ
ッドの場合、従来のより小型のヘッドに比べて各金属殻
の面積が大きく、一方材厚が薄くなるため、より歪みや
すく振動も大きくなる。結果として、打球音は高く、大
きくなりすぎてしまい、ゴルファーに不快感を与えるこ
とになった。
【0004】このような打球時の音の発生を抑えるため
に、従来は、ヘッドの中空部内に発泡ウレタンなどの軽
量な充填物を注入する手段が採られていた。しかしなが
ら、例えば発泡ウレタンといえども、中空部に充填すれ
ばかなりの量になり、それだけヘッドの重量の増大を招
く。特にもとより大型のヘッドでは、中空部内に発泡ウ
レタンを充填すると、ヘッド全体の重量が過度に大きく
なり、重くて振りにくいゴルフクラブになる。
【0005】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、複数の金属殻を接合して形成され内部に
中空部を有するヘッドを備えたゴルフクラブにおいて、
ヘッドの重量の増大を抑えながら、ゴルファーにとって
快適な打球音が得られるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前記
目的を達成するために、複数の金属殻を接合して形成さ
れ内部に中空部を有するヘッドを備えたゴルフクラブに
おいて、前記各金属殻の接合部以外でヘッドの内壁に、
肉盛溶接による打球音調整部を形成したものである。
【0007】この打球音調整部によって、ボールを打撃
した際の金属殻の歪みを抑え、不快な音の発生を防ぐ。
一方、打球音調整部によるヘッドの重量の増大はわずか
なものである。
【0008】請求項2の発明は、前記目的を達成するた
めに、複数の金属殻を接合して形成され内部に中空部を
有するヘッドを備えたゴルフクラブにおいて、前記各金
属殻の接合部以外でヘッドの金属殻に、部分的な熱処理
によって硬化させることにより打球音調整部を形成した
ものである。
【0009】この打球音調整部によって、ボールを打撃
した際の金属殻の歪みを抑え、不快な音の発生を防ぐ。
一方、打球音調整部によるヘッドの重量の増大はほとん
どない。
【0010】請求項3の発明は、前記目的を達成するた
めに、複数の金属殻を接合して形成され内部に中空部を
有するヘッドを備えたゴルフクラブにおいて、ヘッドの
底面部を形成する金属殻の内壁に、ヘッドのフェース部
内壁とヘッドの側周部内壁とを繋ぐ別体の金属部材から
なる打球音調整部を設けたものである。
【0011】この打球音調整部によって、ボールを打撃
した際の金属殻の歪みを抑え、不快な音の発生を防ぐ。
一方、打球音調整部によるヘッドの重量の増大はわずか
なものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項1から3のいず
れかのゴルフクラブにおいて、ヘッドの体積は270cc以
上であるものである。
【0013】前述のように打球音が不快なものとなる問
題は、特に大型のヘッドにおいて大きいから、前記打球
音調整部による不快な音の発生の防止は、特にヘッドの
体積が270cc以上の場合に効果的である。
【0014】
【発明の実施形態】以下、本発明のゴルフクラブの実施
形態について、図面を参照しながら説明する。図1から
図3は第1実施例を示している。この第1実施例のゴル
フクラブはウッドクラブであり、ヘッド1が金属製で中
空のいわゆるメタルウッドである。そのヘッド1は、前
面がボールの打撃面をなすフェース2、後側がバック
3、下側がソール4、上側がクラウン5、左右方向一側
がトウ6、他側がヒール7をなしている。このヒール7
の上側にはネック8が形成されており、このネック8か
らホーゼル9が上方へ突出している。このホーゼル9
は、シャフト10が接続される接続部をなすものである。
また、フェース2には複数の凹溝状のスコアーライン11
が形成されている。
【0015】そして、前記ヘッド1は、チタンまたはチ
タン合金等からなる複数の金属殻を接合して構成され、
内部が中空部15になっている。すなわち、ヘッド1の外
殻部は、それぞれ板状の金属殻であるフェース部材16と
ボディ部材17とクラウン部材18からなっている。フェー
ス部材16はフェース2を形成するものであり、クラウン
部材18はクラウン5を形成するものであり、ボディ部材
17はそれ以外のバック3を含めた側周部や底面部である
ソール4を形成するものである。そして、これらフェー
ス部材16、ボディ部材17およびクラウン部材18は、溶接
などの手段により互いに接合されている。また、前記ネ
ック8およびホーゼル9は、金属製の管状のホーゼル部
材19により形成されている。このホーゼル部材19は、下
端部がボディ部材17の底面部の内壁まで延びており、こ
の内壁に先端部が溶接されている。20はボディ部材17と
フェース部材16との接合部、21はボディ部材17とクラウ
ン部材18との接合部、22はボディ部材17とホーゼル部材
19の下端部との接合部である。接合部20は、ボディ部材
17においてその前縁部に位置し、接合部21は、ボディ部
材17においてその上縁部に位置する。そして、このよう
に内部が中空部15に形成されたヘッド1の体積は270cc
以上になっている。なお、ヘッド1の分割は上述の3分
割に限るものではなく、フェース2側とバック3側とに
2分割してもよいし、4分割以上に分割するなどしても
よい。
【0016】そして、第1実施例のヘッド1では、ボデ
ィ部材17の側周部の内壁において、上下方向において中
間の高さの位置に肉盛打球音調整部23が突出形成されて
いる。この肉盛打球音調整部23は、肉盛溶接により成形
されており、ほぼ水平になっていて、トウ6側からバッ
ク3を経てヒール7側に至り、ボディ部材17のトウ−ヒ
ール方向のほぼ全体に渡っている。
【0017】つぎに、前記の構成についてその作用を説
明する。ヘッド1によりボールを打撃したとき、ボディ
部材17に肉盛打球音調整部23があるために、ヘッド1の
大型化に伴う重量の削減のためにボディ部材17の材厚が
薄くしてあったとしても、このボディ部材17の歪みが抑
えられ、ひいてはクラウン部材18の歪みも抑えられる。
ボディ部材17とフェース部材16とクラウン部材18との接
合部20,21に形成される溶接の肉盛も歪みを抑制する効
果があるが、この接合部20,21以外の位置にも肉盛打球
音調整部23が形成されているために、歪みをより抑制で
きる。しかも、肉盛打球音調整部23は、水平でボディ部
材17のトウ−ヒール方向のほぼ全体に渡っているので、
より確実に歪みを抑えられる。これにより、ボディ部材
17やクラウン部材18などの金属殻の振動も小さくなり、
打球音が低減され、不快な高くて大きい打球音の発生が
防止される。したがって、ゴルファーにとって快適な打
球音が得られる。さらに、前述のようにヘッド1が大型
化するほど打球音の不快性が問題となるので、本実施例
のように体積が270cc以上の大きいヘッドにおいて、肉
盛打球音調整部23による不快な音の発生防止は特に効果
的である。
【0018】また、肉盛打球音調整部23は局所的にのみ
存在するものなので、肉盛打球音調整部23によるヘッド
1の重量の増大はわずかなものであり、中空部15全体に
ウレタン樹脂を充填したような場合に比べ、ヘッド1全
体の重量の増大を抑えられる。したがって、スイングし
やすいゴルフクラブにできる。
【0019】図4は本発明のゴルフクラブの第2実施例
を示すもので、この第2実施例のヘッド1は、前記第1
実施例のヘッド1と基本的な構成は同じになっている。
したがって、対応する部分には同一符号を付してその説
明を省略する。本第2実施例のヘッド1は、前記第1実
施例のヘッド1と同様に、ボディ部材17に肉盛打球音調
整部23を形成したものであり、その作用効果も同様であ
る。さらに、本第2実施例のヘッド1では、ボディ部材
17の底面部の内壁に、フェース2側の端縁部からバック
3側の端縁部に至る膨出部24を形成している。
【0020】この膨出部24にも、ボールの打撃時のボデ
ィ部材17の歪みを抑制する効果がある。したがって、不
快な打球音の発生をより確実に防止できる。
【0021】つぎに、本発明のゴルフクラブの第3実施
例について、図5および図6を参照して説明する。な
お、金属殻による分割構成を含めてヘッド1の基本的構
成は、前記第1実施例と同様の構成になっているので、
対応する部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。本第3実施例のヘッド1では、ボディ部材17の底部
の内壁およびクラウン部材18に、部分的に熱処理を施し
て硬化させることによって硬化打球音調整部25,26(図
面においてはクロスハッチングにより図示)がそれぞれ
形成されている。これら硬化打球音調整部25,26は、フ
ェース2と平行ないし直交する方向性を有するほぼ井の
字形状になっている。このような部分的な熱処理には、
例えばレーザービームなどを用いることができる。
【0022】そして、ヘッド1によりボールを打撃した
とき、ボディ部材17およびクラウン部材18に硬化打球音
調整部25,26があるために、ヘッド1の大型化に伴う重
量の削減のためにボディ部材17やクラウン部材18の材厚
が薄くしてあったとしても、これらの部材17,18の歪み
が抑えられる。これにより、ボディ部材17やクラウン部
材18などの金属殻の振動も小さくなり、打球音が低減さ
れ、不快な高くて大きい打球音の発生が防止される。し
たがって、ゴルファーにとって快適な打球音が得られ
る。さらに、前述のようにヘッド1が大型化するほど打
球音の不快性が問題となるので、本実施例のように体積
が270cc以上の大きいヘッドにおいて、硬化打球音調整
部25,26による不快な音の発生防止は特に効果的であ
る。
【0023】また、硬化打球音調整部25,26はボディ部
材17やクラウン部材18自体の一部を硬化させたものなの
で、硬化打球音調整部25,26によるヘッド1の重量のは
ほとんどなく、中空部15全体にウレタン樹脂を充填した
ような場合に比べ、ヘッド1全体の重量の増大を抑えら
れる。したがって、スイングしやすいゴルフクラブにで
きる。
【0024】つぎに、本発明のゴルフクラブの第4実施
例について、図7を参照して説明する。なお、金属殻に
よる分割構成を含めてヘッド1の基本的構成は、前記第
1実施例と同様の構成になっているので、対応する部分
には同一符号を付してその説明を省略する。本第4実施
例のヘッド1では、ボディ部材17の底面部の内壁におい
て、その側周部であるバック3側の内壁とフェース部材
16の内壁とを繋ぐ平板状の金属部材からなる打球音調整
部としての打球音調整部材28を設けたものである。この
打球音調整部材28は、例えばその両端部における溶接に
よりボディ部材17の底面部に接合してある。29は打球音
調整部材28とボディ部材17との接合部である。
【0025】そして、ヘッド1によりボールを打撃した
とき、ボディ部材17の底面部に打球音調整部材28がある
ために、ヘッド1の大型化に伴う重量の削減のためにボ
ディ部材17の材厚が薄くしてあったとしても、このボデ
ィ部材17の歪みが抑えられ、ひいてはクラウン部材18の
歪みも抑えられる。しかも、打球音調整部材28は、ボデ
ィ部材17の底面部にあってバック3側の内壁とフェース
部材16の内壁とを繋いでいるため、打撃されたボールか
ら加わる力に抗し、特にヘッド1の前後方向の歪みを抑
えるように作用する。したがって、より効果的に歪みを
抑えられる。これにより、ボディ部材17やクラウン部材
18などの金属殻の振動も小さくなり、打球音が低減さ
れ、不快な高くて大きい打球音の発生が防止される。し
たがって、ゴルファーにとって快適な打球音が得られ
る。さらに、前述のようにヘッド1が大型化するほど打
球音の不快性が問題となるので、本実施例のように体積
が270cc以上の大きいヘッドにおいて、打球音調整部材2
8による不快な音の発生防止は特に効果的である。
【0026】また、打球音調整部材28は局所的にのみ存
在するものなので、打球音調整部材28によるヘッド1の
重量の増大はわずかなものであり、中空部15全体にウレ
タン樹脂を充填したような場合に比べ、ヘッド1全体の
重量の増大を抑えられる。したがって、スイングしやす
いゴルフクラブにできる。
【0027】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記第1実施例および第2実施例の肉盛打球音調整部23
は、ボディ部材17のトウ−ヒール方向のほぼ全体に渡っ
て水平に形成されたものであったが、肉盛打球音調整部
は、トウ−ヒール方向において部分的にのみ形成しても
よく、また、方向性や形状も前記第1実施例および第2
実施例のものには限らない。
【0028】また、前記第3実施例では、硬化打球音調
整部25,26をソール4部およびクラウン5部にほぼ井の
字形状に形成したが、硬化打球音調整部を形成する位置
や硬化打球音調整部の形状は、それに限るものではな
い。
【0029】また、前記第4実施例では、打球音調整部
材28を平板状のものとしたが、打球音調整部材の形状
は、それに限るものではなく、丸棒状のものなどであっ
てもよい。
【0030】また、前記各実施例では、肉盛打球音調整
部23、硬化打球音調整部25,26あるいは打球音調整部材
28を単独で設けたが、これらを適宜組合わせることも可
能である。例えば前記第1実施例の肉盛打球音調整部2
3、第2実施例の硬化打球音調整部25,26および第3実
施例の打球音調整部材28を全て組合わせることも可能で
ある。そして、このように肉盛打球音調整部23、硬化打
球音調整部25,26あるいは打球音調整部材28を適宜組合
わせれば、不快な打球音を防止する効果をより大きくで
きる。
【0031】さらに、前記実施例では、ウッドクラブを
例に採って説明したが、本発明は、アイアンクラブにも
適用できる。要は、複数の金属殻を接合して内部に中空
部を有する任意のヘッドに本発明は適用可能である。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、複数の金属殻
を接合して形成され内部に中空部を有するヘッドを備え
たゴルフクラブにおいて、前記各金属殻の接合部以外で
ヘッドの内壁に、肉盛溶接による打球音調整部を形成し
たので、ヘッドの重量の増大を抑えながら、ゴルファー
にとって快適な打球音が得られる。
【0033】請求項2の発明によれば、複数の金属殻を
接合して形成され内部に中空部を有するヘッドを備えた
ゴルフクラブにおいて、前記各金属殻の接合部以外でヘ
ッドの内壁に、部分的な熱処理によって硬化させること
により打球音調整部を形成したので、ヘッドの重量の増
大を抑えながら、ゴルファーにとって快適な打球音が得
られる。
【0034】請求項3の発明によれば、複数の金属殻を
接合して形成され内部に中空部を有するヘッドを備えた
ゴルフクラブにおいて、ヘッドの底面部を形成する金属
殻の金属殻に、ヘッドのフェース部内壁とヘッドの側周
部内壁とを繋ぐ別体の金属部材からなる打球音調整部を
設けたので、ヘッドの重量の増大を抑えながら、ゴルフ
ァーにとって快適な打球音が得られる。
【0035】以上の発明の効果は、請求項4の発明のよ
うに、ヘッドの体積が270cc以上である場合に特に効果
的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフクラブの第1実施例を示す一部
を分解した斜視図である。
【図2】同上断面図である。
【図3】同上斜視図である。
【図4】本発明のゴルフクラブの第2実施例を示す一部
を分解した斜視図である。
【図5】本発明のゴルフクラブの第3実施例を示す平面
図である。
【図6】同上底面図である。
【図7】本発明のゴルフクラブの第4実施例を示す一部
を分解した斜視図である。
【符号の説明】
1 ヘッド 2 フェース 15 中空部 16 フェース部材(金属殻) 17 ボディ部材(金属殻) 18 クラウン部材(金属殻) 23 肉盛打球音調整部(打球音調整部) 25 硬化打球音調整部(打球音調整部) 26 硬化打球音調整部(打球音調整部) 28 打球音調整部材(打球音調整部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の金属殻を接合して形成され内部に
    中空部を有するヘッドを備えたゴルフクラブにおいて、
    前記各金属殻の接合部以外でヘッドの内壁に、肉盛溶接
    による打球音調整部を形成したことを特徴とするゴルフ
    クラブ。
  2. 【請求項2】 複数の金属殻を接合して形成され内部に
    中空部を有するヘッドを備えたゴルフクラブにおいて、
    前記各金属殻の接合部以外でヘッドの金属殻に、部分的
    な熱処理によって硬化させることにより打球音調整部を
    形成したことを特徴とするゴルフクラブ。
  3. 【請求項3】 複数の金属殻を接合して形成され内部に
    中空部を有するヘッドを備えたゴルフクラブにおいて、
    ヘッドの底面部を形成する金属殻の内壁に、ヘッドのフ
    ェース部内壁とヘッドの側周部内壁とを繋ぐ別体の金属
    部材からなる打球音調整部を設けたことを特徴とするゴ
    ルフクラブ。
  4. 【請求項4】 ヘッドの体積は270cc以上であることを
    特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のゴル
    フクラブ。
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