JP3019921B2 - ゴルフクラブ - Google Patents

ゴルフクラブ

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JP3019921B2
JP3019921B2 JP8257025A JP25702596A JP3019921B2 JP 3019921 B2 JP3019921 B2 JP 3019921B2 JP 8257025 A JP8257025 A JP 8257025A JP 25702596 A JP25702596 A JP 25702596A JP 3019921 B2 JP3019921 B2 JP 3019921B2
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Endo Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブに関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ゴルフクラブはシャフ
トとクラブヘッドからなり、通常ウッド、アイアン及び
パターの3種類に分類される。アイアンはロフトの角度
(ロフト角)によって分類される。ロフト角の小さい
(例えば20度乃至30度)アイアンはロングアイアン
と称せられ、ロフト角の大きい(例えば40度乃至50
度)アイアンはショートアイアンと称せられる。通常ア
イアンはロングアイアンからショートアイアンに向かっ
て番号が付されており、例えば1番〜9番、PW(ピッ
チングウェッジ)SW(サンドウェッジ)及びLW(ロ
ブウェッジlobwedge)等がある。
【0003】アイアン形のクラブヘッドは、ゴルフボー
ルをヒットするための前面にあるフェースと後面のバッ
ク(背面)を有する。このバックは、凹状となってキャ
ビティを有している場合もあれば、平滑表面になってい
る場合もある。そしてフェースにはスイートスポットと
称せられる領域を有する。スイートスポットは、ゴルフ
ボールを打った際に最も良好な結果が得られるフェース
の領域である。
【0004】ところで、従来のアイアン形のゴルフクラ
ブヘッドの材質は、鋼が一般的であった。さらに鋼以外
に鉄特開昭63−26376号公報の第1図にベリリウ
ム銅合金(例えばBeA−25の縦弾性係数13000
kgf/mm2、比重約8.26)により形成したも
の、特開昭63−229078号公報の第1図に純鉄
(例えばカーボニル鉄の縦弾性係数20700kgf/
mm2、比重約7.87)により形成したものが開示さ
れている。
【0005】このようなものでは、ゴルフボールをヒッ
トするフェースに所定の強度が必要であり、このために
フェースを打撃強度に耐える厚みが必要であった。とこ
ろで、ヘッドにおいては例えば1番〜9番のように各番
手ごとに所定の重量を有するものであり、フェースを厚
くすることはその分フェースに重量が配分されることと
なる。この結果、例えばソール側に多くの重量を配分す
ること等ができなくなり、重量バランスを自由に設定で
きないという問題があった。
【0006】同様に従来のウッド形のゴルフクラブヘッ
ドとして、実用新案登録第3006940号公報にチタ
ンにより形成したフェース殻、側周部を一体化したソー
ル殻及び上面殻を結合してウッド形ヘッドを形成し、さ
らに側周部及び上面殻に夫々設けた半割ネックにシャフ
ト取付けパイプを固定すると共に、このシャフト取付け
パイプにシャフトを装着したものが開示されている。
【0007】このようなウッド形のゴルフクラブヘッド
においても、ゴルフボールをヒットするフェースに所定
の強度が必要であり、このためにフェースを打撃強度に
耐える厚みが必要であり、この結果、例えばソール側に
多くの重量を配分すること等ができなくなり、重量バラ
ンスを自由に設定できないという問題があった。
【0008】そこで、本発明は前記問題を解決してヘッ
ドの重量配分を自由に設定できるゴルフクラブを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、前面にフェースを設け、ー側にホーゼルを設けたヘ
ッド本体にシャフトを接続したアイアン形のゴルフクラ
ブにおいて、合金の残り成分をニッケルとしたニッケル
ベリリウム合金を鍛造して前記ヘッド本体を形成したこ
とを特徴とするゴルフクラブであり、強度の向上を図る
ことができる。
【0010】請求項2記載の本発明は、複数に分割され
た金属殻を一体に結合したヘッドにシャフトを接続した
ウッド形のゴルフクラブにおいて、前記金属殻を合金の
残り成分をニッケルとしたニッケルベリリウム合金を鍛
造した殻により形成したことを特徴とするゴルフクラブ
であり、強度の向上を図ることができる。
【0011】
【発明の実施態様】以下、本発明の第1実施例を図1乃
至図3を参照して説明する。ニッケルベリリウム合金か
らなるヘッド本体1は前面にゴルフボール(図示せず)
を打撃するためのフェース2を設けると共にこのフェー
ス2にスコアライン等と称する溝3を形成する。さらに
ヘッド本体1のー側にシャフト4を接続するための取付
け孔5Aを形成したホーゼル5を設ける。またヘッド本
体1の背面にフェース2にほぼ対向する凹部6を形成し
てキャビティを設けている。そして、ヘッド本体1のソ
ール7側の厚みAを、上縁部8側の厚みBより厚くして
(A>B)、重心位置Gを下方に配設するようにしてい
る。尚、図中9は凹部6の左右縁部を示している。
【0012】前記ヘッド本体1を形成するニッケルベリ
リウム合金の化学的成分は、ニッケル(Ni)とベリリ
ウム(Be)との合金であり、代表的なものとしてベリ
リウム(Be)1.85〜2.05重量%、チタン(T
i)0.40〜0.60重量%、残りの成分がニッケル
(Ni)であり、比重は約8.3である。そしてニッケ
ルベリリウム合金を熱間鍛造又は冷間鍛造により前記ヘ
ッド本体1を形成し、そして鍛造後に溝3を形成したり
またホーゼル5に取付け孔5Aを形成し、その後ヘッド
本体1の表面にバフ等の磨きを施すものである。尚、鍛
造後に焼きなまし、或いは焼入れを行い強度、硬度の調
節を行ってもよい。
【0013】以上のように前記実施例ではヘッド本体1
を強度が大きいニッケルベリリウム合金により形成した
ことにより、フェース2の厚みCを例えば0.5〜4.
0mm程度、好ましくは0.5〜2.0mm、さらに好
ましくは1.2mm程度に薄くすることが可能となる。
したがって、ソール7の厚みAを大きくすることがで
き、ソール7側の重量を重くすることにより、重心Gを
下方に位置することができる。このために、フェース2
と重心Gとの距離、すなわち重心深度Lを長くできスイ
ートスポットの拡大を図ることができる。また、フェー
ス2の厚みCを薄くすることにより、その薄くしたこと
による重量をソール7側のみならず、上縁部8、左右縁
部9の厚みB,D,Eや上縁部8、左右縁部9における
奥行きの厚みを厚くすることもでき、フェース2の周囲
に一層多くの重量を環状に配分することによっても、ス
イートスポットの拡大を図ることができる。しかも、ニ
ッケルベリリウム合金からなるフェース2は弾性を有す
るので、打感も優れたものとなる。
【0014】さらに、ニッケルベリリウム合金を熱間鍛
造又は冷間鍛造して前記ヘッド本体1を形成したことに
より、ヘッド本体1には鍛流線が形成されることになる
ので強度の向上を図れ、フェース2の薄肉化を確実なも
のとすることができると共に、ヘッド本体1の重量配分
を自由にすることができる。
【0015】次に本発明の第2実施例を図4乃至図7を
参照して説明する。ウッド形のゴルフクラブヘッド11
は、フェース部12、クラウンと称せられる上面部13、及
びソール部14並びに側周部15が形成されており、ネック
16にはシャフト17が接続されるようになっている。前記
ヘッド11は、分割された複数の、実施例では3分割のフ
ェース部12に対応するフェース殻21,上面部13に対応す
る上面殻22,ソール部14に対応するソール殻23並びに側
周部15に対応する側周殻24の夫々の縁部を溶接して一体
に接合して形成されるものである。前記フェース殻21,
上面殻22,ソール殻23並びに側周殻24は、夫々ニッケル
ベリリウム合金の板材等を鍛造により形成したものであ
る。そして前記フェース殻21は鍛造によりフェース部12
の形状に形成され、前記上面殻22は鍛造により上面部13
の形状に形成され、前記ソール殻23並びに側周殻24は鍛
造によりソール部14並びに側周部15の形状に形成され
る。そして、前記フェース殻21,上面殻22,ソール殻23
並びに側周殻24を一体に接合した後に熱処理を行う。
【0016】前記フェース殻21のー側にはネック16の半
分を形成する半割りネック殻25が連設されている。前記
側周殻24のー側にはネック16の半分を形成する半割りネ
ック殻26が連設されている。そして、前記半割りネック
殻25,26の縁部が溶接により前記フェース殻21等と共に
一体に接合されるものである。前記半割りネック殻25,
26により形成されるネック16にはシャフト17の取付け用
パイプ27が挿着している。この取付け用パイプ27の上部
には取付け用突起28が設けられ、この取付け用突起28は
前記上面殻22の下面に溶接等により固着している。
【0017】尚、前記取付け用パイプ27の下部には貫通
孔30が設けられており、該貫通孔30から必要に応じて前
記中空部29に発泡材(図示せず)等を注入できるように
なっている。
【0018】以上のように前記実施例ではヘッド11を強
度が大きいニッケルベリリウム合金により形成したこと
により、フェース部12の厚みFを例えば0.5〜4.0
mm程度、好ましくは0.5〜2.0mm、さらに好ま
しくは1.2mm程度に薄くすることが可能となる。し
たがって、ソール部14の厚み等を大きくすることがで
き、ソール部14側の重量を重くすることにより、重心G
を下方に位置することができる。このために、フェース
部12と重心Gとの距離、すなわち重心深度Lを長くでき
スイートスポットの拡大を図ることができる。また、フ
ェース部12の厚みを薄くすることにより、その薄くした
ことによる重量をソール部14側の厚みのみならず、ヘッ
ド11の中空部容積を大きくすることもでき、スイートス
ポットの拡大を図ることができる。しかも、ニッケルベ
リリウム合金からなるフェース12は弾性を有するので、
打感も優れたものとなる。
【0019】さらに、ニッケルベリリウム合金を熱間鍛
造又は冷間鍛造して前記フェース殻21等を形成したこと
により、フェース殻21等には鍛流線が形成されることに
なるので強度の向上を図れ、フェース12等の薄肉化を確
実なものとすることができると共に、ヘッド11の重量配
分を自由にすることができる。
【0020】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、前面にフェー
スを設け、ー側にホーゼルを設けたヘッド本体にシャフ
トを接続したアイアン形のゴルフクラブにおいて、合金
の残り成分をニッケルとしたニッケルベリリウム合金を
鍛造して前記ヘッド本体を形成したことを特徴とするゴ
ルフクラブであり、ニッケルベリリウム合金により強度
の向上を図れるのでフェースを薄くし、重量の配分を自
由に設定してスイートスポットの拡大を図ることができ
ると共に、打感も優れるアイアン形のゴルフクラブを提
供できる。しかも、鍛造により形成するので鍛流線が形
成され、強度を向上することができ、薄くしたフェース
であっても強度を確保できる。
【0022】請求項2記載の発明は、複数に分割された
金属殻を一体に結合したヘッドにシャフトを接続したウ
ッド形のゴルフクラブにおいて、前記金属殻を合金の残
り成分をニッケルとしたニッケルベリリウム合金を鍛造
した殻により形成したことを特徴とするゴルフクラブで
あり、ニッケルベリリウム合金により強度の向上を図れ
るので殻を薄くし、重量の配分を自由に設定してスイー
トスポットの拡大を図ることができると共に、打感も優
れるウッド形のゴルフクラブを提供できる。しかも、鍛
造により形成するので殻に鍛流線が形成され、強度を向
上することができ、薄くした殻であっても強度を確保で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す正面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す背面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す一部切欠き斜視図で
ある。
【図5】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す一部切欠き正面図で
ある。
【図7】本発明の第2実施例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1ヘッド本体 2フェース 4 17 シャフト 5ホーゼル 7ソール 11 ヘッド 21フェース殻 22上面殻 23ソール殻 24側周殻

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面にフェースを設け、ー側にホーゼル
    を設けたヘッド本体にシャフトを接続したアイアン形の
    ゴルフクラブにおいて、合金の残り成分をニッケルとし
    たニッケルベリリウム合金を鍛造して前記ヘッド本体を
    形成したことを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 【請求項2】複数に分割された金属殻を一体に結合した
    ヘッドにシャフトを接続したウッド形のゴルフクラブに
    おいて、前記金属殻を合金の残り成分をニッケルとした
    ニッケルベリリウム合金を鍛造した殻により形成したこ
    とを特徴とするゴルフクラブ。
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