JPH06181802A - 靴にクッション作用、足首支え、安定性および特注並のフィット感を与える反応エネルギ装置 - Google Patents

靴にクッション作用、足首支え、安定性および特注並のフィット感を与える反応エネルギ装置

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JPH06181802A
JPH06181802A JP20470493A JP20470493A JPH06181802A JP H06181802 A JPH06181802 A JP H06181802A JP 20470493 A JP20470493 A JP 20470493A JP 20470493 A JP20470493 A JP 20470493A JP H06181802 A JPH06181802 A JP H06181802A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 靴甲皮および靴底内に設けてあり、靴甲皮が
着用者の足首に支持用特注並のフィット感を与えると共
に着用者のアキレス腱にかかる圧力を減らし、アキレス
腱への傷害の可能性を減らすことができ、靴着用者の足
のより大きな面積にわたって着地衝撃力を分布させるこ
とによって靴底にクッション作用および安定性を与える
反応エネルギ装置を提供することにある。 【構成】 反応エネルギ装置は、外力に刺激に反応して
靴にクッション作用、足首支え、安定性および特注並の
フィット感を与える。この反応エネルギ装置は、靴の甲
皮部ならびに靴底のところに設けた解剖学的な形状の流
体充填ブラダーからなる。これらのブラダーは、その中
の流体が変位することによって靴着用者の足および足首
のまわりに係合し、特注並のフィット感を与える形態を
とり、足にクッション作用、足首支え、安定性および特
注並のフィット感を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
本願は、1991年9 月27日に出願され、現在審査中の特許
出願通し番号07/767,075の一部継続出願である。
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、靴の甲皮部および靴底
部に設けた、外力の刺激に反応する流体充填装置(以
下、反応エネルギ装置と呼ぶ)に関する。この反応エネ
ルギ装置は、靴にクッション作用、足首支え、安定性お
よび特注並のフィット感を与える。特に、本発明は、靴
の甲皮部および靴底に設けた解剖学的に成形した流体充
填ブラダーまたはパッドからなる反応エネルギ装置に関
する。ブラダーは、その中に含まれる流体の変位によっ
て靴着用者の足、足首のまわりに係合し、相補的な特注
並のフィット感付与形態をとり、それによって、クッシ
ョン作用、足首支え、安定性および足への特注並のフィ
ット感を与える。
【0002】
【従来技術】靴の着用者の足へ足首支えおよび安定性を
与えると共に足のまわりにクッション作用、特注並のフ
ィット感を与える靴を開発すべく、従来、種々の方法お
よび装置が提案されてきた。これは、特に、運動靴の分
野に当てはまる。
【0003】歩行時、ランニング時その他の活動時に着
地衝撃を吸収し、靴着用者の足を或る程度保護する或る
量のクッション作用を備えた靴底が多く設計されてい
る。これは多くの運動靴のかかとでたいてい明らかであ
るが、靴底のかかと部は、普通は、ランニング中に地面
と衝突する最初の靴部分である。靴底の土踏まず部にク
ッション作用も与えて、着地衝撃による力を減衰すると
共に足の土踏まずに支えを与える。しかしながら、靴底
のかかと、土踏まずにクッション作用を加えるだけで
は、いくつかの点で足を保護するには不充分であること
もわかっている。
【0004】ランニング時、着地毎に靴底に加わる初期
衝撃は、しばしば、ランナーのかかとの外側縁に沿って
生じる。靴底かかと部のクッション作用が着地衝撃力の
下で与えられる場合、衝撃力はランナーのかかとの側縁
に集中し、かかと面全体にわたって分布することはな
い。ランナーのかかとの外縁にかかる着地衝撃は、脚に
対する足の回転、すなわち、足の内側縁の下降(普通、
回内運動として知られる)を生じさせる傾向がある。
【0005】歩行、ランニングその他の活動時には、ま
た、靴底の側縁にかかる初期着地衝撃で足の回外運動す
なわち、足の内側縁の上昇が生じる可能性もある。足の
過剰な回外運動は、足および足首の種々の傷害にも関係
すると考えられている。
【0006】従来の靴の上記欠点を克服するのに必要な
ものは、動的に反応して靴底にクッション作用を与える
と共に、足の側縁または内側縁以上のより大きな面積に
わたって着地衝撃毎の力を分布させる反応エネルギ装置
である。上記の欠点を克服するのに必要なものは、ま
た、靴内で足を安定させ、ランナーの足が着地衝撃毎に
回内運動または回外運動で曲がる傾向を減らす靴底内装
置である。
【0007】多くのタイプの靴において、足首に支えを
与えるために、靴甲皮が靴着用者の足首まわりにしっか
りと閉鎖されるまたは縛られる。靴着用者にこのような
靴甲皮を快適にフィットさせる努力において、足首の領
域で靴甲皮まわりにパッドを設けられた。しかしなが
ら、多くの状況で、靴甲皮のパッドは足首の限られた運
動範囲にわたってしか足首まわりに緊密な支持フィット
感を与えることができない。パッドが靴甲皮の内側に固
定されているため、足首の曲げ運動に充分に反応するこ
とができないのである。パッドは、使用時に伸縮し、靴
着用者の足首から離れたり、そのまわりにゆるく嵌合し
たりして足首の支持程度を減らしたり、無くしたりする
傾向がある。
【0008】パッド付きの靴甲皮が常に足首と一緒に動
けず、靴甲皮の足首まわりの連続的な支持・快適フィッ
ト感を与えることができないことを克服するために、流
体充填パッドを持つ靴甲皮が開発された。流体充填パッ
ドは、靴甲皮が足首まわりに取り付けられたときに足首
の形状に一致する。足首の運動時、パッド内の流体が変
位し、甲皮の、足首がパッドに圧力を加えている領域の
パッドから流体が押し出され、押し出された流体は、運
動時に足首圧力が低下したパッド領域に流れる。足首圧
力が低下した区画内の流体の流れは、圧力がこれらの領
域で均衡するまでこれらの区画を膨張させ、それによっ
て、足首との快適な支持接触を保つ。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、流体充
填パッドを包含する多くの従来の靴甲皮は、足首の或る
種の運動中に足首の敏感な領域にパッドが圧力を加える
という欠点がある。足首の両側に連続的な支えを与える
ように設計された従来技術の流体充填パッドは、普通、
足首まわりに完全に延び、パッドの片側から反対側へ流
体が自由に流れるのを可能とする。これら従来のパッド
は、また、足首の或る種の運動中にアキレス腱の敏感な
領域に流体圧力を加える。アキレス腱に加えられる流体
圧力は、それに傷害を与える可能性がある。
【0010】靴着用者の足首に快適な支持フィット感を
与えるのに必要なものは、足首が動くにつれて動的に反
応して足首まわりに靴甲皮の連続的に変化する快適な支
持フィット感を与える反応エネルギ装置を備えた靴甲皮
である。また、反応エネルギ装置がアキレス腱に傷害を
与える可能性のある圧力をアキレス腱に与えないことが
重要である。
【0011】本発明は上記した従来技術における課題を
解決するためになされたもので、その目的とするところ
は靴甲皮および靴底内に設けてあり、靴甲皮が着用者の
足首に支持用特注並のフィット感を与えると共に着用者
のアキレス腱にかかる圧力を減らし、アキレス腱への傷
害の可能性を減らすことができ、靴着用者の足のより大
きな面積にわたって着地衝撃力を分布させることによっ
て靴底にクッション作用および安定性を与える反応エネ
ルギ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の反応
エネルギ装置は、概略的に言えば、靴甲皮部、靴底に設
けた複数の流体充填パッドまたはブラダーからなる。複
数の流体充填パッドのうちの第1対は、靴甲皮領域に設
けてある。複数の流体充填パッドのうちの別のものは、
靴着用者のかかとの下方の靴底領域に設けてある。複数
の流体充填パッドのうちの別の対は、靴着用者土踏まず
の上方、下方およびそれに隣接する靴底領域に設けてあ
る。
【0013】靴甲皮に設けた対の流体充填パッドまたは
ブラダーは、靴着用者のアキレス腱の両側に位置してい
てアキレス腱にかかる圧力を減らすかまたは回避する。
パッドは、パッド間で靴着用者のアキレス腱の領域まわ
りに延在する複数の流体導通流路によって流体連絡して
いる。これらの流路は、充分に小さい寸法となってお
り、アキレス腱の領域で隔たっており、アキレス腱に圧
力がかかるのを避けている。
【0014】靴底のかかと部に位置するパッドは、2つ
のチャンバからなる。一方のチャンバは靴底かかと部の
中央に設けてあり、第2のチャンバは一方のチャンバの
まわりにほぼ馬蹄形に延在している。一実施例では、複
数の流体導通流路は、馬蹄形かかとチャンバと中央かか
とチャンバを流体連絡して2つのチャンバ間で前後に流
れる。馬蹄形チャンバは、一実施例では、中央チャンバ
のやや上方に延在している。2つのチャンバ間の流路を
通して流体が流れることができるので、靴着用者のかか
とのより大きい面積にわたって着地衝撃を分布させ、衝
撃を減らすことができる。本発明の別の実施例におい
て、馬蹄形チャンバとかかとチャンバは、互いに流体連
絡していない。対のかかとチャンバの形態は、靴底のか
かとにまたがることによって安定性および支えを改善
し、また、靴底上の足のかかとに特注並のフィット感を
与える。
【0015】靴の土踏まず部にある対の流体充填パッド
またはブラダーのうちの一方のパッドは、靴底の土踏ま
ず部に設けてあり、対のうちの第2のパッドは、靴甲皮
の土踏まず部に設けてある。複数の流体導通流路は、靴
底土踏まずパッドと甲皮土踏まずパッドの間に延在し、
これら2つのパッド間で流体が前後に流れるのを可能と
する。靴底の土踏まず部に設けた土踏まずパッドは馬蹄
形かかとチャンバの延長部であり、靴底の土踏まず側部
に沿ってかかとチャンバから延びている。
【0016】本発明の一実施例において、1つまたはそ
れ以上の流体導通流路が、靴甲皮にある対の流体充填パ
ッドと靴底のかかと部にある馬蹄形流体チャンバとの間
に延在する。これら流体導通流路は、靴甲皮のパッドを
靴のかかと部、土踏まず部に位置するパッドと流体連絡
し、装置のすべてのパッド間での流体の流れを可能とし
ている。各パッドに入っている流体と、この流体をパッ
ド間で流路を通して流れさせることができるということ
により、パッドは着用者の足首の形状および着用者かか
と部、土踏まず部に解剖学的に一致することができる。
足首および足に合致するパッド形状により、着用者の足
首および足にクッション作用と共に特注フィットを与
え、足首に支えを与えると共に足に安定性を与える。
【0017】本発明の別の実施例では、流体導通流路
は、靴甲皮内の流体充填パッドと靴かかと部の中央流体
チャンバのみとの間に延在する。この実施例では、かか
とリムチャンバおよび土踏まずブラダーは、足首ブラダ
ーと流体連絡していない。またさらに別の実施例では、
靴甲皮内の流体充填パッドは靴底内の流体充填パッドと
流体連絡していない。
【0018】本発明のさらに別の実施例では、靴底のか
かと部に位置する対のチャンバのうちの中央チャンバ
は、靴底の内側に収容されている。馬蹄形かかとチャン
バに対する中央チャンバの側方および長手方向での位置
決めは本発明の第1実施例のそれとほぼ同じである。し
かしながら、中央かかとチャンバは、靴底の頂面に位置
する馬蹄形かかとチャンバ下方の垂直方向位置で靴底の
材料内部に収容される。この実施例では、中央かかとチ
ャンバは、残りのパッドから隔離されており、馬蹄形チ
ャンバあるいは残りの流体充填パッドと流体連絡してい
ない。種々の実施例において、中央かかとチャンバは、
解剖学的な形態またはトロイド形態のような種々の形態
で与えられ得る。
【0019】本発明のさらなる目的および特徴は、図面
を参照しての本発明の好ましい実施例に関する以下の詳
しい説明から明らかとなろう。
【0020】
【実施例】本発明の反応エネルギ装置10の一実施例が
図1〜5に示してある。この実施例において、装置10
は、右足用の運動靴12で用いられるものである。左足
用の靴で用いられる装置は、図示の右足用の靴とは鏡像
の関係になる。装置を運動靴用として図示し、説明する
が、本発明の装置は図示の運動靴以外の靴でも同様に使
用でき、運動靴で用いるという説明は、ほんの例示であ
り、限定を意味するものではない。
【0021】装置10は、可撓性のある流体密のバリヤ
材料、好ましくは、接着可能なプラスチックタイプのフ
ィルムで構成される。ポリウレタンが好ましいが、本発
明の装置を構成するのに特許請求の範囲から逸脱するこ
となく他のタイプの可撓性のある流体密のバリヤ材料を
使用できる。
【0022】図3は靴12から取り出した本発明の反応
エネルギ装置10の第1実施例を示す。図3でわかるよ
うに、装置10は、第1の内側足首流体封じ込めパッド
またはブラダー14と、第2の外側足首流体封じ込めパ
ッドまたはブラダー16と、第3のかかとブラダー18
と、第4の土踏まずブラダー22と、第4の上方土踏ま
ずブラダー24とからなる。これら5つのブラダーの各
々は、流体を封じ込める1つまたはそれ以上の内部チャ
ンバを備えていてもよい。これから説明しようとしてい
る本発明の実施例では、かかとブラダー18のみが2つ
の内部チャンバを備えている。内側足首ブラダー14、
外側足首ブラダー16、土踏まずブラダー22および上
方土踏まずブラダー24は、すべて、単一の流体充填内
部チャンバを備えたものである。5つの中空のブラダー
14、16、18、22、24は、装置10の単一ユニ
ットの構成部品として形成されており、装置は、可撓性
のある流体密バリヤ材料の一対の重なり合っている層2
6、28から作られる。第3図で最も良くわかるよう
に、重なり合った対の材料層26、28は、特殊な形態
に形成された周囲境界32を有する。これら周囲境界
は、装置の5つのブラダーのそれぞれに、足の足首、か
かと、土踏まずのそれぞれの領域に対応する解剖学的形
状の輪郭を与える。装置の頂部層26には所定の表面形
態が成形してあり、底部層28はほぼ平坦である。頂部
層26に成形した形状部は、5つのブラダーと、内外の
足首ブラダー14、16の内部体積部をかかとブラダー
18の内部体積部と連通させる一対の流体導通流路3
4、36と、かかとブラダー18の内部体積部を土踏ま
ずブラダー22、上方土踏まずブラダー24の内部体積
部と連通させる流体導通流路38とを形成する。
【0023】足首、かかと、土踏まずおよび甲皮土踏ま
ずの各ブラダーと流体導通流路の各々は、頂部材料層2
6を図に示す相対関係で底部層28に取り付けたときに
形成される。頂部材料層26に成形した形状部は、装置
の5つのブラダーの各々の可撓性のある側壁として役立
つ。これらの形状部は任意公知の方法によって頂部層に
成形することができる。図示した5つのブラダーの特定
の形状は、本装置を具体化している靴12に挿入した足
にクッション作用を与えることができると共に、靴に挿
入した足に支え、安定性および特注並のフィット感を与
えることができる。図1〜5に示したブラダーの各々は
解剖学的な形状を有するが、異なった形態であってもよ
い。たとえば、かかとブラダーが、後に説明するよう
に、トロイド形状の中央チャンバを備えるように構成し
てあってもよい。
【0024】重なり合っている頂部、底部の材料層2
6、28は、周囲フランジ32に沿って相互にシールさ
れる。この周囲フランジは、5つのブラダー14、1
6、18、22、24およびブラダー間に延在する流体
導通流路34、36、38の境界を完全に囲み、それら
を定める。装置の周囲フランジ32をシールすることに
よって、ブラダー14、16、18、22、24の内部
体積部およびこれら2つの材料層の間の流路34、3
6、38を密閉する。頂部、底部の層は、フランジ32
の領域において、接着剤、無線周波(RF)溶接または
他の同等の方法によって相互にシールされ得る。周囲フ
ランジ32のところに形成されたシールは、流体密であ
り、各ブラダーに完全に密閉された内部体積部を形成す
る。かかとブラダー18を除いてすべてのブラダーを1
つの内部チャンバを密閉するものとして説明したが、本
発明の別の実施例では、ブラダーが2つまたはそれ以上
の個別のチャンバを密閉してもよく、また、これらのチ
ャンバが互いに流体連絡していてもしていなくてもよ
い。
【0025】対の材料層26、28の、装置の周囲境界
32の内側の付加的な重なり領域も相互に取り付けられ
る。図3でわかるように、頂部、底部の層26、28
は、内外の足首ブラダー14、16の内部体積部をかか
とブラダー18の内部体積部と連通させる対の流体導通
流路34、36の間の領域42で相互に取り付けられて
いる。2つの層のシール領域42は、対の流体導通流路
34、36を分離するばかりでなく、流体導通流路3
4、36の横断面積を較正するのにも役立つ。2つの流
路34、36の横断面積の較正により、これらの流路が
内外の足首ブラダー14、16とかかとブラダー18の
間の流体の流量を制御することができる。本発明の別の
実施例において、オリフィスのような流量制御弁が流路
34、36の各々に設けてあり、足首ブラダー14、1
6とかかとブラダー18の間の流体の流量を制御するよ
うになっている。流路34、36、38の各々は、頂部
材料層の成形した形状部と、シールした周囲フランジ3
4の、流路の両側にある部分と、対の流路34、36の
間のシール層領域42とによって形成される。本発明の
装置10を靴内に組み込んだとき、流体導通流路34、
36は後に説明する保護チューブによって取り囲まれ
る。このチューブは、基本的に、流路が靴の動きによっ
て潰されるのを防ぐ。
【0026】各ブラダーには中位の粘度の流体44が満
たしてある。ブラダーに満たす流体としては種々の流体
を使用し得る。流体は、種々の粘度を有する2種類また
はそれ以上の種類の流体の組成物であってもよいし、あ
るいは、中空の球体に限らないが、流体内に浮遊する固
体あるいは気泡を含むものであってもよい。各ブラダー
は、流体と組み合わせて発泡スポンジを含んでいてもよ
い。スポンジは、ブラダーにパッド作用を加え、流体の
若干量を押しのけるので、ブラダーの重量を低減でき
る。
【0027】図3に示す内側足首ブラダー14と外側足
首ブラダー16のために、対の材料層26、28は、く
るぶしの下、後、上にブラダー14、16を広げるよう
に特殊な形態に切断した周囲境界32を有する。ブラダ
ー周縁32の形態は、靴12の甲皮に一致するようにも
選ばれるが、これは二次的な要件である。対の足首ブラ
ダー14、16の周囲境界32の形態を決定する際の一
次的要件は、足首に特注並のフィット感および支えを与
えるに充分に足首の両側まわりにブラダーを延在させる
ことである。周囲境界32を形成するに際して、1つま
たはそれ以上のタブ46を装置10の周囲境界まわりに
設けるとよい。タブ46は、靴の甲皮に装置を位置決め
し、固着するのに使用できる。あるいは、靴甲皮に装置
を位置決め、固着する他の方法を用いてもよい。内側足
首ブラダー14と外側足首ブラダー16の間には、材料
層26、28のいくつかの重なり部分48が位置し、こ
れらを相互に接着し、シールする。図3でわかるよう
に、重なり部分48の各々は、互いに分離しており、ま
た、2つの足首ブラダー14、16の間に延在する導管
52によってシール済みの周囲境界32から分離してい
る。導管52は、2つの重なり合っている材料層26、
28の部分48を導管52の両側で接着し、シールする
ときに形成される。流体ブラダー14、16の各々にお
ける中央点54、56も接着して重なり合っている材料
層26、28を相互に固着する。シールした中央点5
4、56は、流体がブラダーの内部体積部に入ったとき
に足首ブラダー14、16が過剰に膨張するのを防ぐ。
【0028】内外の足首ブラダー14、16間のシール
部分48の寸法は、これらシール部分と周囲境界32の
間に形成された流体導管52の横断面積を較正するよう
に決定される。内外の足首ブラダー14、16間に延在
する導管52の較正した横断面積は、これらブラダーの
内部体積部間を導管52を通して流れる流体の流量を制
御し、着地衝撃力が加えられるブラダー内部領域に流体
の一部を保持し、このブラダー領域において足首に対す
るクッション作用、支えを維持する。
【0029】図3を参照してわかるように、圧力が左側
の内側足首ブラダー14に加わったとき、このブラダー
内の流体は、導管52を通して右側の外側足首ブラダー
16に流れ込み、重なり合っている材料層26、28の
定める平面からこの外側足首ブラダーを膨張させること
になる。また、圧力が右側の外側足首ブラダー16に加
わると、このブラダー内の流体が導管52を通して左側
の内側足首ブラダー14に流れ、重なり合っている材料
層26、28の定める平面からこの内側足首ブラダーを
膨張させることになる。装置10に加えられた力は、内
外の足首ブラダー14、16によって囲まれた足首領域
に限られる。装置10の内外の足首ブラダー14、16
間に延在するシール領域48は、導管52内の流体の圧
力の増大により導管52が多少とも膨張するのを阻止す
る。このようにして、流体は、内外の足首ブラダー1
4、16間で前後に流動してこれらのブラダーを膨張さ
せ、足首の内外面に反応力を加えながらも、流体がブラ
ダー間を流れるときにアキレス腱に多少とも圧力が加わ
るのを防ぐことができる。
【0030】内側足首ブラダー14および外側足首ブラ
ダー16は、流体導通流路34、36を通してかかとブ
ラダー18と流体連絡している。流体が足首ブラダー1
4、16とかかとブラダー18との間を流れることので
きる流量は、2つの流路34、36の較正した横断面積
に依存する。流路34、36の横断面積は、ブラダーの
頂部層26に加えられる力によって内外の足首ブラダー
14、16の内部体積部から流体が押し出される率を制
限し、足首ブラダー14、16内に或る量の流体を保持
して使用者の足首にクッション作用、支えを与えると共
にこの足首まわりに特注並のフィット感を与える。
【0031】同様にして、流路34、36の横断面積
は、ブラダーの頂部層26に加えられる力によってかか
とブラダー18の内部体積部から流体が押し出される率
を制限し、かかとブラダー内に或る量の流体を保持して
着地衝撃により足のかかと部に加えられる力にクッショ
ン作用を与える。あるいは、オリフィスのような流量制
御弁を各流路34、36に設けてこれらの流路を通る流
体の流量を制御するようにしてもよい。制御弁の位置は
図3に破線で示してある。
【0032】かかとブラダー18には、2つの個別のチ
ャンバ、すなわち、中央チャンバ62とリムチャンバ6
4とが形成してある。中央チャンバ62は、装置を構成
している重なり合った材料層の頂部層26に形成した複
数の溝66によってリムチャンバ64から隔離されてい
る。これらの溝66は、頂部材料層26にへこみまたは
くぼみとして形成される。溝66の各々は、かかとブラ
ダー18まわりに延在する馬蹄形の列として端と端を突
き合わせて配置した設定長さを有する。溝66のくぼみ
は、かかとブラダーの内部体積部を満たす流体44を通
して頂部材料層26の下方へ下向きに延び、各溝66の
底は底部材料層28に固着される。溝の底は、接着剤、
高周波溶接その他同様の方法によって底部材料層にシー
ルすることができる。
【0033】これら複数の溝66は、かかとブラダー1
8の内部体積部内に対向した側部および対向した端部を
有する壁セグメントを構成する。これら壁セグメント
は、内部体積部を個別の領域またはチャンバに分割し、
頂部層26を底部層28から隔たった状態に固着し、装
置10内の流体44がかかとブラダー内へ流れるときに
頂部層が底部層から過剰に膨張するのを防ぐ。
【0034】かかとブラダー内部に溝66によって形成
された複数の壁セグメントは、また、かかとブラダーの
内部を通る流体の自由な流れに抵抗を与える流れ絞り装
置としても役立つ。隣り合った溝66間の開口は、かか
とブラダーの中央チャンバ62とリムチャンバ64の間
の流体の流量を制御するように較正した横断面積を有す
る。かかとブラダー18の内部の隣り合った溝66の間
のすぺえすの較正横断面積およびかかとブラダーを内外
の足首ブラダー14、16と連通する流路34、36の
較正横断面積は、かかとブラダーに加えられている力に
応答して流体44がかかとブラダーの内部体積部から追
い出される率を制御し、それによって、かかとブラダー
が着地衝撃に抗して足のかかとにクッション作用を与え
ると共に、靴のかかと部内で足のかかとを支持し、安定
させる能力を維持する。
【0035】リムチャンバ64の馬蹄形またはU字形に
より、リムチャンバが着地衝撃に応答して足の裏に安定
化力を与えることができる。たとえば、着地衝撃力が足
の土踏まず部に隣接してまたは足の内側に沿ってリムチ
ャンバ64に加えられたとき、リムチャンバの内側部は
圧縮され、かかとブラダー内の流体をリムチャンバまわ
りにその反対側へ強制的に移動させる。かかとブラダー
の隣り合った溝66の間隔が流体の自由な流れを絞るの
で、流体はより容易にリムチャンバ64まわりに衝撃力
が加えられた側からその反対側に流れる。リムチャンバ
の反対側への流体の流れは、この側での流体圧力を増大
させ、ブラダーのこの側をやや膨張させ、かかとブラダ
ーに力が加わる側から足のかかと底部の反対側に反応力
を加えることになる。これが、衝撃力の足のかかとのよ
り大きな面積にわたる再分布を生じさせ、靴内で足のか
かとを安定させる。着地衝撃がかかとブラダーの反対
側、すなわち、外側で生じた場合には、かかとブラダー
のこの側に加えられた力はこの側でかかとブラダーを圧
縮することになる。これは、順次に、かかとブラダーの
圧縮側にある流体をリムチャンバのまわりにその反対側
すなわち内側へ流し、流体の圧力が増大し、リムチャン
バのこの側を膨張させることになる。この膨張が足のか
かとの内側へ反応力を加え、足のかかとを安定させ、衝
撃力を足のかかとのより大きな面積にわたって再分布さ
せる。靴底の縁に生じた着地衝撃力を足のかかとのより
大きな面積にわたって分布させることによって、かかと
ブラダーは中心のずれた着地衝撃に抗して足のかかとを
安定させるのに役立つ。
【0036】本発明の別の実施例では、かかとブラダー
の中央チャンバ62の内部体積部に弾性パッド68が設
けられる。このかかとパッドは、弾性のある発泡スポン
ジ材料で作ると好ましい。しかしながら、パッドは、他
の同様のタイプの弾性材料で作ってもよい。パッドの目
的は、チャンバを満たす流体44によって与えられるク
ッション作用に加えて、かかとブラダーの中央チャンバ
62にクッション作用を追加することにある。中央チャ
ンバ62におけるパッド68の存在は、また、流体44
を中央チャンバから排出させ、かかとブラダーの重量を
減らすことにもなる。
【0037】土踏まずブラダーおよび上方土踏まずブラ
ダー22、24は、流体導通流路38を通してかかとブ
ラダー18と流体連絡している。土踏まずブラダー、上
方土踏まずブラダー22、24とかかとブラダー18の
間で流体44が流れる率は、流路38の較正横断面積に
依存する。この流路の横断面積は、ブラダー間を流体が
流れるのを可能とするように寸法決めされる。しかしな
がら、流路38の横断面積は、ブラダーの頂部層26に
加えられる力によって流体がかかとブラダー内部体積部
から追い出される率を制限し、かかとブラダー18内に
或る量の流体を保持し、着地衝撃により足のかかと部に
加えられる力にクッション作用を与える。
【0038】先に述べたように、土踏まずブラダー、上
方土踏まずブラダー22、24は、足の土踏まず部の形
状に一致する形状を与えられる。靴12に組み込んだと
き、土踏まずブラダー22と上方土踏まずブラダー24
は、足の土踏まずの下側と内側に沿って面接触し、足の
土踏まずを支持し、クッション作用を与えるのに加えて
足のこの領域で靴の特注並のフィット感を与える。
【0039】複数の第2の溝72が土踏まずブラダー2
2と上方土踏まずブラダー24の間に延在している。こ
れら第2の溝は、かかとブラダーの中央チャンバ62と
リムチャンバ64の間に延在する第1の溝66とほぼ同
じ要領で形成される。第2の溝72は、へこみまたはく
ぼみとして頂部材料層26に形成される。これらの溝7
2は、土踏まずブラダー、上方土踏まずブラダーの内部
体積部を満たす流体44を通して頂部層26の下方へ下
向きに延び、第1の溝と同じ要領で底部材料層28に固
着される。第2の溝72は、土踏まずブラダー22と上
方土踏まずブラダー24の間で折り線を形成する。この
折り線は、土踏まずブラダー22に隣接した、その上方
の位置で上方土踏まずブラダー24を折り曲げるのを可
能とする。これにより、靴着用者の足の土踏まずに隣接
して靴12の甲皮部に上方土踏まずブラダー24を装着
するのが可能となると共に、着用者の足の土踏まずのす
ぐ下で靴底に土踏まずブラダー22を装着することが可
能となる。
【0040】かかとブラダー18の溝66と同様に、第
2の溝72も、土踏まずブラダー、上方土踏まずブラダ
ーの内部体積部を分割する壁セグメントとして役立つ。
これら第2溝72によって形成された壁セグメントは、
土踏まずブラダー22と上方土踏まずブラダー24の間
を流れる流体の流量を絞り、制御する。溝72によって
形成された隣り合った壁セグメント間の間隔または開口
は、土踏まずブラダーと上方土踏まずブラダーの間の流
体の流れを制御するように較正される。隣り合った溝7
2間の開口の較正は、土踏まずブラダーと上方土踏まず
ブラダーの間の流体の流れを制御するように行う。隣り
合った溝72間の開口の較正は、土踏まずブラダー、上
方土踏まずブラダーの一方に加えられる力に応答してこ
の一方のブラダーから他方のブラダーに流れる流体を絞
る、または、その流量を制限する。これは、土踏まずブ
ラダーまたは上方土踏まずブラダーの内部体積部内に或
る量の流体を保持し、足の土踏まずが土踏まずブラダー
または上方土踏まずブラダーに力を加えるであろうラン
ニングその他の活動時に足の土踏まずを支えると共にそ
れにクッション作用を与える。土踏まずブラダー、上方
土踏まずブラダーの着地衝撃力を加えられた方のブラダ
ーから他方のブラダーへの流体の流れは、この他方のブ
ラダーをやや膨張させる。他方のブラダーの膨張は、足
の土踏まず部に反応力を加える。他方のブラダーによっ
て加えられた反応力は、着地衝撃力を足の土踏まずのよ
り大きな面積にわたって分布させ、それによって、足へ
の着地衝撃力を低減するのに役立つ。
【0041】図1は、本発明の装置10を、右足用の運
動靴12の甲皮82、下底84についての相対位置で示
す。右足用運動靴12の足首内側すなわち左側のみが図
1には示してある。しかしながら、内外の足首ブラダー
14、16、かかとブラダー18、土踏まずブラダー、
上方土踏まずブラダー22、24の相対位置は図1でわ
かる。図2で最も良くわかるように、かかとブラダー1
8と土踏まずブラダー、上方土踏まずブラダー22、2
4は、靴内部で靴下底84の頂面に支持されており、上
方土踏まずブラダー24の場合、靴甲皮82の内面の一
部に対して支持されている。図2に示す実施例では、か
かとブラダー18と土踏まずブラダー22の頂面を覆っ
て薄い層状のパッド86が設置してある。靴甲皮の内部
層88の一部が上方土踏まずブラダー24を覆って設け
てある。中敷き92がパッド層86と甲皮内部層88の
下縁に重なっている。装置の流体ブラダーを図2に示す
要領で薄い材料層と重ね合わせることによって、装置の
行う反応力分布効果が完全に靴着用者の足に与えられ
る。本装置は、図示した以外の方法で靴12の内側に収
容してもよい。たとえば、装置のかかとブラダーおよび
土踏まずブラダーは、靴の下底84を形成するのに用い
られた材料内に埋め込んでもよい。
【0042】足首ブラダー14、16をかかとブラダー
18と連通する流路34、36のまわりには剛性の中空
チューブ94が設けてある。このチューブ94は、図1
では、靴甲皮が靴底を結合する靴かかと部のところに示
してある。図1でわかるように、チューブ94は、軽い
湾曲を有し、流路が靴の甲皮部分から靴底に向かって曲
がるときに流路34、36の可撓性材料が押し潰される
のを防ぐようになっている。
【0043】普通の運動靴では、靴の甲皮82が着用者
の足首まわりに固着されたときに、靴甲皮の内面がくる
ぶしと係合する。くるぶしの骨の突出側部は、その上、
後、下で甲皮の内面と足首の面との間にスペースを生じ
させる。図1を参照してわかるように、装置10の内外
の流体充填足首ブラダー14、16に与えられる形態
は、くるぶしの上、後、下で靴甲皮の内面と足首表面と
の間のスペースを満たすように決める。装置10に組み
込んだ靴甲皮82が着用者の足首まわりに固着されたと
き、足首ブラダー14、16内の流体は、ブラダーに、
くるぶしの上、後、下の足首表面に一致した形態をとら
せる。こうして、本発明の装置10は、靴の着用者の足
首に靴甲皮82の特注並のフィット感を与える。流体充
填ブラダー14、16のくるぶしとの係合は足首の支え
も与える。
【0044】本発明の装置10を組み込んだ靴12が着
用者の足および足首まわりに固着した場合、歩行、ラン
ニングその他の活動時に足首が動くとき、足首は靴甲皮
82内で動く。靴甲皮82内での足首の動きは、対の足
首ブラダー14、16に対して絶えず変わる圧力を加え
る。足首が1つのブラダーを押圧してそのブラダーにか
かる圧力を高めると、そのブラダー内の流体は導管52
を通して他方のブラダーへ、そして、流路34、36を
通してかかとブラダーおよび土踏まずブラダーに押され
る。しかしながら、流路34、36の較正横断面が対の
足首ブラダー14、16とかかとブラダー、土踏まずブ
ラダー22、24の間の流体の流量を絞るため、大部分
の流体は対の土踏まずブラダー内に残る。流体が一方の
土踏まずブラダーから他方の土踏まずブラダーへ流され
ると、圧力が加わったブラダーがその厚みを減らし、流
体が流入する他方のブラダーはその厚みを増す。普通の
靴では、靴甲皮の片側に向かう足首の動きは、しばし
ば、靴甲皮の反対側を足首から分離させ、足首への支え
を減らすか無くしてしまう。本発明では、着用者の足首
が甲皮82の片側に向かって動き、甲皮のこの側に収容
されている流体ブラダーへ圧力を加えると、そのブラダ
ー内の流体は導管52を通って靴の反対側(足首が離れ
た側)にあるブラダーに流れる。これにより、この反対
側のブラダーが膨張し、足首が靴甲皮から離れるにつれ
て足首の反対側との支持接触を維持する。内外の足首ブ
ラダー14、16の中央にあるシール領域48が流体が
ブラダー間を通るときの導管52の膨張を阻止するた
め、着用者の傷害を受け易いアキレス腱に圧力が加わる
ことはほとんどない。
【0045】かかとブラダーおよび土踏まずブラダーの
反応エネルギ分布機能は、足首ブラダーに関して上に説
明したとほぼ同じ要領で行われる。着地衝撃力が装置の
かかとブラダー18に加えられたとき、かかとブラダー
内の流体は流路38を通って土踏まずブラダー22、2
4へ、そして、流路34、36を通して足首ブラダー1
4、16へ流れる。上述したように、土踏まずブラダー
と連通する流路34、36の較正横断面積は、かかとブ
ラダー18から土踏まずブラダーへの流体の流量を絞
る。かかとブラダーから土踏まずブラダーおよび甲皮土
踏まずブラダーへ供給される流体は、土踏まずブラダー
および甲皮土踏まずブラダーをそれらの静止形態からや
や膨張させる。土踏まずブラダーおよび甲皮土踏まずブ
ラダーの膨張は、足の土踏まず部のところで足の裏へ反
応エネルギを加え、足のかかとに集中する着地衝撃力を
足の土踏まず部およびかかと部にわたって分布させる。
【0046】着地衝撃が装置の土踏まずブラダー22、
24に加えられたとき、土踏まずブラダー内の流体は流
路38を通してかかとブラダー18へ押し出される。土
踏まずブラダーからかかとブラダーへ供給された流体
は、かかとブラダーをその静止形態からやや膨張させ
る。このかかとブラダーの膨張は、足のかかと部のとこ
ろで足の裏へ反応力を加え、足のかかと部に集中した着
地衝撃力を足のかかと部および土踏まずブラダーにわた
って分布させる。
【0047】本発明の装置の別の実施例10′が図6〜
8に示してある。図6〜8でわかるように、この実施例
装置10′は、先に述べた実施例とほぼ同じであるが、
ただし、先の実施例のかかとブラダー18の中央チャン
バ62が図6〜8に示す装置10′から除かれていると
いう点で異なる。装置10′の残りの構成部品は、先の
実施例と同じ参照符号にダッシュ記号を付けて示してあ
る。
【0048】図6〜8に示す実施例において、かかと中
央チャンバ62′はかかとリムチャンバ64′から分離
している。かかと中央チャンバ62′、かかとリムチャ
ンバ64′と他の流体充填ブラダーとの間には流体連絡
はない。本発明の第1実施例と同様に、かかとリムチャ
ンバ64′は靴下底84′の頂面に位置している。しか
しながら、かかと中央チャンバ62′は、第1実施例の
かかと中央チャンバとほぼ同じ横方向、長手方向位置で
下底84′内に埋め込まれているが、ただし、かかと中
央チャンバ62′はかかとリムチャンバ64′の垂直方
向下方に位置している。この実施例におけるかかと中央
チャンバ62′とかかとリムチャンバ64′の相対位置
は、図7で最も良くわかる。かかとリムチャンバ64′
の下での下底84′内へのかかと中央チャンバ62′の
位置は、かかとリムチャンバ64′が靴底上に着用者の
かかとを位置決めする能力を高め、靴着用者のかかとへ
横方向安定性を与える。下底84′内に設けたかかと中
央チャンバ62′は、第1実施例のかかと中央チャンバ
62とほぼ同じクッション作用を与える。
【0049】図9は本発明のかかとブラダー100、上
下の土踏まずブラダー102、104の別の実施例を示
している。図9に示すかかとブラダー100および土踏
まずブラダー102、104は先の実施例のものとほぼ
同じであるが、ただし、図9に示すものが対の足首ブラ
ダー(図示せず)から分離しており、かかとブラダー1
00が第1実施例のかかとブラダーの馬蹄形流体チャン
バ106からのみなるという点で異なる。第1実施例と
同様に、かかとブラダーのリムチャンバ106の馬蹄形
またはU字形により、リムチャンバが着地衝撃に応答し
て足の裏へ安定化反応力を与えることができる。
【0050】第1実施例に関して先に説明したように、
図9の土踏まずブラダー、上方土踏まずブラダー10
2、104は、流体導通流路108を通してかかとブラ
ダー100と流体連絡している。流体導通流路108
は、第1実施例の流体導通流路38と同じである。第1
実施例と同様に、土踏まずブラダー、上方土踏まずブラ
ダー102、104とかかとブラダー100との間を流
体が流れる率は流路108の較正横断面積に依存する。
また、第1実施例と同様に、土踏まずブラダー、上方土
踏まずブラダー102、104は、足の土踏まず部の形
態に一致する形態を与えられている。靴内に組み込んだ
とき、土踏まずブラダー102と上方土踏まずブラダー
104は足の土踏まずの下側、内側に沿って面接触し、
足の土踏まずを支え、クッション作用を与えるのに加え
て、この足領域における靴の特注並のフィット感を与え
る。
【0051】複数の溝112が土踏まずブラダー102
と上方土踏まずブラダー104の間に延在する。これら
の溝は、かかとブラダーの中央チャンバ62とリムチャ
ンバ64の間に延在する第1実施例の溝66ならびに土
踏まずブラダー22と上方土踏まずブラダー24の間に
延在する第1実施例の溝72とほぼ同じ要領で形成され
る。
【0052】図9の実施例のかかとブラダー100は、
図6〜8に示し、上に説明したとほ同じ中央流体充填チ
ャンバ114を使用する。図6〜8に示す実施例と同様
に、かかとブラダーのかかと中央チャンバ114は、馬
蹄形チャンバ106から分離しており、この馬蹄形チャ
ンバの下で靴底内に位置している。かかと中央チャンバ
114は、図9に破線で示してあり、それが解剖学的形
状を含む種々の形態、たとえば、本発明の第1実施例の
中央チャンバ62またはトロイド形状を持ち得ることを
示している。
【0053】図10は本発明の装置のまた別の実施例1
0″を示している。この図でわかるように、この装置1
0″は、足首ブラダーとかかとブラダー、土踏まずブラ
ダーの間を流体連絡するように第1実施例で用いられて
いるような流体導通流路34、38がまったくないこと
を除いて、図1〜5に示す第1実施例とほぼ同じであ
る。図10に示す装置10″の残りの構成部品は、図1
〜5に示す第1実施例のものと同じであり、第1実施例
と同じ参照符号に二重ダッシュ記号を付けて示してあ
る。第1実施例と同様に、図10に示す実施例は、一対
の足首ブラダー14″、16″と、かかとブラダー1
8″と、一対の土踏まずブラダー22″、24″とから
なる。第1実施例と同様に、可撓性のある流体密材料の
重なり合った頂部、底部の層が、図10の実施例の5つ
のブラダー14″、16″、18″、22″、24″を
完全に取り囲み、境界を定めている周囲フランジ32″
に沿って相互にしいるされている。本装置の周囲フラン
ジ32″のシールにより、ブラダー14″、16″、1
8″、22″、24″の内部体積部を第1実施例と同様
に2つの材料層間で密閉する。しかしながら、図10で
わかるように、周囲フランジ32″の一部は対の足首ブ
ラダー14″、16″とかかとブラダー、土踏まずブラ
ダー18″、22″、24″の間に延在し、これら2組
のブラダーを互いに隔離している。これが、図10に示
す実施例と図1〜5に示す第1実施例との唯一の差異で
ある。図10に示す実施例は、足首ブラダー14″、1
6″が第1実施例のようにかかとブラダー18″、土踏
まずブラダー22″、24″と流体連絡していないとい
う点を除いて、第1実施例とほぼ同じ要領で機能する。
【0054】図11は、単体で、あるいは、図9に示す
かかとブラダーおよび土踏まずブラダーと組み合わせて
用いることのできるさらに別の実施例120を示す。こ
の装置120は、第1の内側足首流体封じ込めパッドま
たはブラダー122と、第2の外側足首流体封じ込めパ
ッドまたはブラダー124とからなり、これらのブラダ
ーは第1実施例の足首ブラダー14、16とほぼ同じで
ある。足首ブラダー122、124は、第1実施例のも
のと同じであるから、ここでは詳しく説明しない。加え
て、図11に示す装置120は、トロイド形態を有する
かかとブラダー126を包含する。このかかとブラダー
126は、内側流体チャンバ128と外側流体チャンバ
132とからなる。図11に示す装置の3つの中空ブラ
ダー122、124、126は、装置120の単一ユニ
ットの構成部分として形成してある。この装置は、第1
実施例と同様に、可撓性のある流体密材料の一対の重な
り合った層134、136から構成されている。これら
重なり合った対の材料層134、136は、対の足首ブ
ラダー122、124に足の足首部に対応する解剖学的
な輪郭を与え、また、かかとブラダー126にトロイド
形態を与えるように特殊な形態に形成された周囲境界1
38を有する。可撓性材料の頂部、底部の層134、1
36は、これら3つのブラダー122、124、126
と、内外の足首ブラダー122、124の内部体積部を
かかとブラダー126の内部体積部と連通させる流体導
通流路142とを形成するように成形した所定の表面形
状を有する。重なり合っている頂部、底部の材料層13
4、136は、周囲フランジ138に沿って相互にシー
ルされ、3つのブラダー122、124、126とこれ
らブラダー間に延在する流体導通流路142を完全に取
り囲み、境界を定める。装置120のシールされた周囲
フランジ138は、第1実施例に関して先に述べたとほ
ぼ同じ要領で形成される。
【0055】流体導通流路142の両側にあるシールさ
れたフランジ138は、また、流路の横断面積を較正す
るのにも役立つ。流路の横断面積の較正は、内外の足首
ブラダー122、124とかかとブラダー126の間の
流体の流量を制御するのを可能にする。第1実施例と同
様に、オリフィスのような流量制御弁(図示せず)を流
体導通流路142内に設け、足首ブラダー122、12
4とかかとブラダー126の間の流体の流量を制御して
もよい。本発明の装置120を靴に組み込んだとき、流
体導通流路142は第1実施例で用いているタイプの保
護チューブで取り囲まれる。このチューブは、基本的
に、靴の使用時の動きによって流路が潰されるのを防
ぐ。
【0056】かかとブラダー126には、2つの個別の
同心のチャンバ、すなわち、内側チャンバ128と外側
チャンバ132が形成してあり、これらのチャンバはト
ロイド形態を有する。内側チャンバ128は、装置を構
成する重なり合った材料層134、136に形成した複
数の溝144によって外側チャンバ132から隔離され
ている。先に説明した実施例と同様に、溝144は材料
層のへこみとして形成されている。溝144の各々は、
円弧形態を有し、同心の内側チャンバ128と外側チャ
ンバ132の間に延在する円形態で端と端を突き合わせ
て配置された設定長さを有する。溝44のくぼみは、か
かとブラダーの内部体積部を満たしている流体(図示せ
ず)を通して材料層134、136の下方に延び、各溝
144の底が互いに固着されている。溝の底は、接着
剤、高周波溶接その他の同等の方法でシールし得る。
【0057】これらの溝144は、かかとブラダー12
6の内部体積部内に対向した側部および対向した端部を
有する壁セグメントを形成する。かかとブラダー126
の内部で溝144の各々によって形成された壁セグメン
トは、この内部体積部を個別の領域またはチャンバに分
割し、頂部、底部の層134、136を互いに隔たった
状態に維持し、装置120内の流体がかかとブラダーへ
流入したときに頂部層134が底部層から過剰に膨張す
るのを防ぐようになっている。この実施例で用いられる
流体146は、第1実施例で用いられる流体とほぼ同じ
である。
【0058】かかとブラダーの内部に溝144によって
形成される複数の壁セグメントは、かかとブラダーの内
部を通る流体の自由な流れに抵抗を与える流れ絞り装置
としても役立つ。隣り合った溝144の間の開口は、か
かとブラダーの内側チャンバ128、外側チャンバ13
2の間の流体の流量を制御するように較正した横断面積
を有する。かかとブラダー126の内部における隣り合
った溝144間のスペースの較正横断面積とかかとブラ
ダーを内外の足首ブラダー122、124と連通させる
流路142の較正横断面積は、かかとブラダーに加えら
れる力に応答してかかとブラダーの内部体積部から流体
を追い出す率を制御し、かかとブラダーが着地衝撃に抗
して足のかかとにクッション作用を与え、また、靴のか
かと部において足のかかとを支え、安定させる能力を保
つようになっている。
【0059】かかとブラダー126についての上記の説
明から明らかなように、本装置は、先に述べた実施例の
かかとブラダーと同じ要領で靴底で使用する流体充填ク
ッションとして機能する。しかしながら、かかとブラダ
ーの同心のトロイド形態は、歩行、ランニングその他の
活動時の着地衝撃に応答して足の裏に安定化反応力を与
える能力を高める。図12、13は、図11のかかとブ
ラダー126を靴の下底のかかとに組み込んだ状態を示
している。衝撃力が靴底の内側すなわち図13で見て左
側に加えられると、かかとブラダーの右側が圧縮され、
流体146を同心のトロイド状チャンバ128、132
の左側へ追い出す。これは、チャンバの左側で流体圧力
を増大させ、チャンバの左側をやや膨張させ、足の裏の
左側に反応力を加え、衝撃力を足のかかとのより大きな
面積にわたって再分布させることになる。着地衝撃が足
の外側に生じたときには、図13で見て靴底の左側に加
えられた力がチャンバ128、132の左側を圧縮させ
ることになる。これは、トロイド形状のチャンバの左側
にある流体をその右側へ流し、この右側を膨張させるこ
とになる。2つのトロイド形状のチャンバ128、13
2の右側でのこの膨張は、足の裏の右側に向かう方向へ
反応力を加え、衝撃力を足のかかとのより大きな面積に
わたって再分布させることになる。靴底の縁に生じた着
地衝撃力を足のかかとのより大きな面積にわたって分布
させることによって、図11〜13に示す実施例のかか
とブラダー126は、中心からずれた着地衝撃に抗して
足を安定させ、支持し、それによって、潜在的な足への
傷害を減らすのに役立つ。
【0060】図12、13は、また、本発明の流体ブラ
ダーを靴底に組み込む別の方法を示している。図12、
13は図9、11に示す実施例を靴に組み込んだ状態で
示しているが、先に述べた実施例のそれぞれを図9、1
1に示す実施例について説明したと同じ要領で靴に組み
込めることは了解されたい。図12、13に示す実施例
において、靴底は、外底150、下底152、中底挿入
体154および中敷き156からなる。図12、13に
は、靴の甲皮材料の内外層160、162も示してあ
る。下底152の頂面には、複数の空所164が形成し
てあり、これは図11の装置のかかとブラダー126の
底と流体導通流路142を受け入れる形態を有する。先
の実施例と同様に、剛性の中空チューブ166が足首ブ
ラダーをかかとブラダーと連通させる流路142のまわ
りに設けてある。チューブ166は、図12では、靴甲
皮が靴底と結合するかかと部のところに示してある。チ
ューブは、流路が靴の甲皮部から靴底へ湾曲するときに
流路142の可撓性材料が潰れるのを防ぐように軽く湾
曲している。チューブ166および流路142は、下底
152から靴甲皮の内外層160、162の間に位置す
る流体充填足首ブラダー122、124まで上向きに延
びている。足首ブラダーは、第1実施例に関して説明し
たと同じ要領で靴甲皮に固着してある。
【0061】中底挿入体154は空所を成形した底面を
有する。これらの空所は、かかとブラダー126および
流体導通流路142の形態に一致する形態を与えられて
いる。中底挿入体の空所168のこの形態により、下底
152、かかとブラダー126および靴に組み込んだ際
に下底上に位置する流路144上に挿入体を容易に位置
させることができる。下底152および中底挿入体15
4の表面に空所を設けることによって、靴内へのブラダ
ーの組み込みが容易になる。
【0062】かかとブラダー126および足首ブラダー
122、124を靴底、甲皮にそれぞれ組み込んだ場
合、図9に示す実施例のかかとブラダー100および土
踏まずブラダー102、104が次に靴内に置かれる。
図12、13でわかるように、図9の実施例におけるか
かとブラダー100および土踏まずブラダー102、1
04は、中底挿入体154の頂面に置かれ、図11の実
施例のかかとブラダー126が図9の実施例の馬蹄形チ
ャンバ106とかかとブラダー100の間の中央開放領
域の直下で靴底内に置かれる。図9の実施例の装置は、
先に述べた実施例とまったく同じ要領で図12、13に
示す靴底の頂面に設置してもよい。図9の実施例の装置
が中底挿入体154の頂面に置かれたならば、中底挿入
体154がかかとブラダー100、土踏まずブラダー1
02、104を覆って靴内に置かれ、靴内への流体ブラ
ダーの組み込みが完了する。
【0063】本発明をいくつかの特殊な実施例について
説明してきたが、特許請求の範囲から逸脱することなく
種々の修正、変更をなし得ることは了解されたい。
【0064】
【発明の効果】上記説明から明らかなとおり、本発明に
よれば、1つまたはそれ以上の流体導通流路が、靴甲皮
にある対の流体充填パッドと靴底のかかと部にある馬蹄
形流体チャンバとの間に延在する。これら流体導通流路
は、靴甲皮のパッドを靴のかかと部、土踏まず部に位置
するパッドと流体連絡し、装置のすべてのパッド間での
流体の流れを可能としているので、各パッドに入ってい
る流体と、この流体をパッド間で流路を通して流れさせ
ることができるということにより、パッドは着用者の足
首の形状および着用者かかと部、土踏まず部に解剖学的
に一致することができる。足首および足に合致するパッ
ド形状により、着用者の足首および足にクッション作用
と共に特注フィットを与え、足首に支えを与えると共に
足に安定性を与える。
【0065】また、馬蹄形のチャンバとかかとチャンバ
とが互いに流通連絡していない構造においては、対のか
かとチャンバの形態となって、靴底のかかとにまたがる
ことによって安定性および足首の支えを改善し、その
上、靴底上の足のかかとに特注並みのフィット感を与え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反応エネルギ装置を組み込んだ運動靴
の側面図であり、靴の甲皮部と靴底のところに装置の第
1実施例の相対位置を仮想線で示す図である。
【図2】本発明の装置の、図1の2−2線に沿った部分
正面断面図である。
【図3】本発明の反応エネルギ装置を靴から取り出して
示す平面図である。
【図4】本発明の装置の、図3の4−4線に沿った部分
断面図である。
【図5】本発明の装置の、図3の5−5線に沿った断面
図である。
【図6】本発明の反応エネルギ装置の第2実施例を組み
込んだ運動靴の部分立面図であり、靴の甲皮部および靴
底での装置の相対位置を仮想線で示す図である。
【図7】本発明の装置の図6の7−7線に沿った部分断
面図である。
【図8】本発明の反応エネルギ装置の第2実施例を靴か
ら取り出した状態で示す部分平面図である。
【図9】かかどパッドの馬蹄形チャンバが土踏まずパッ
ドと共に靴甲皮の足首部の流体パッドおよびかかとパッ
ドの中央チャンバから分離している本発明の別の実施例
を示す図である。
【図10】かかとパッドおよび足首パッドが靴甲皮の土
踏まず部に位置した流体パッドから分離している本発明
の別の実施例を示す図である。
【図11】靴甲皮の足首部内の流体パッドがトロイド形
態を有するかかとパッドの中央チャンバと流体連絡して
いる本発明の別の実施例を示す図である。
【図12】靴下底および靴甲皮の足首部に設置された流
体パッドに対するかかとパッドの馬蹄形チャンバおよび
中央チャンバの相対位置を示す断面部分立面図である。
【図13】図12の13−13線に沿った断面部分立面
図である。
【符号の説明】
10、120 反応エネルギ装置 12 運動靴 14 内側足首ブラダー 16 外側足首ブラダー 18、126 かかとブラダー 22、102、104 土踏まずブラダー 24、100 上方土踏まずブラダー 26、28 材料層 32 周囲境界 34、36、38、108、142 流体導通流路 44 粘性流体 46 タブ 48 重なり領域 52 導管 54、56 中央点 62 中央チャンバ 64 リムチャンバ 66、72、112、144 溝 68 弾性パッド 82 甲皮 84 下底 86 パッド層 88 甲皮内部層 94 チューブ 106 馬蹄形流体チャンバ 114 かかと中央チャンバ 122、124 足首ブラダー 126 かかとブラダー 128 内側チャンバ 132 外側チャンバ 134、136 重なり層 138 周囲境界 146 流体 150 外底 152 下底 154 中底挿入体 156 中敷き 160 内層 162 外層 164 空所
フロントページの続き (72)発明者 バーニー アレン アメリカ合衆国 マサチューセッツ 01778 ウェイランド ウッドランド ロ ード 15 (72)発明者 ルイ パラチョ アメリカ合衆国 マサチューセッツ 01980 ピーボディ アンソニー ロード 14 (72)発明者 エリック エス スワーツ アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02148 マルデン ファースト フロア ウェブスター ストリート 218 (72)発明者 ダグラス イー クラーク アメリカ合衆国 マサチューセッツ 01913 アムズバリー グレン デヴィン 42 (72)発明者 イアン バーゲス アメリカ合衆国 カリフォルニア 92704 サンタアンナ サウス ベア ストリー ト ナンバー46エイチ 3301 (72)発明者 マーク フォールコナー アメリカ合衆国 カリフォルニア 92663 ニューポート パリス レーン ナンバ ー211 200 (72)発明者 ティム ボーマン アメリカ合衆国 カリフォルニア 92626 コスタメサ パイン クリーク ロード ディー429 2855

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴にクッション作用、支えおよび特注並
    のフィット感を与える反応エネルギ装置であって、靴甲
    皮上に流体を封じ込める第1手段と、靴底上に流体を封
    じ込める第2手段と、これら第1、第2の封じ込め手段
    を満たす流体と、第1、第2の封じ込め手段を流体連絡
    する連通手段とを包含し、この連通手段が、流体が第1
    封じ込め手段から第2封じ込め手段へ流れるのを可能と
    すると共に第2封じ込め手段から第1封じ込め手段へ流
    れるのも可能としていることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の装置において、連通
    手段が第1封じ込め手段と第2封じ込め手段の間に延在
    する少なくとも1つの導管を包含し、この導管が靴甲皮
    の一部と靴底の一部を貫いて延びていることを特徴とす
    る装置。
  3. 【請求項3】 請求項第2項記載の装置において、導管
    が中空のスリーブを貫いて延びており、このスリーブが
    全体的に傾斜した形態を有し、靴甲皮の一部および靴底
    の一部を貫いて延びており、また、スリーブが導管を覆
    う保護カバーを形成し、導管が潰れるのを防いでいるこ
    とを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項第1項記載の装置において、第1
    封じ込め手段が靴甲皮上に設けた複数の第1の別体の流
    体充填パッドを包含し、第2封じ込め手段が靴底上に設
    けた複数の第2の別体の流体充填パッドを包含し、連通
    手段が靴甲皮上の第1流体充填パッドのうちの少なくと
    も1つと靴底上の第2流体充填パッドのうちの少なくと
    も1つとの間を流体連絡することを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項第4項記載の装置において、第1
    流体充填パッドが靴甲皮の足首部の左側に設けた左パッ
    ドと、靴甲皮の足首部の右側に設けた別体の右パッドと
    を包含し、連通手段がこれら左右のパッドと前記第2流
    体充填パッドとを流体連絡することを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項第4項記載の装置において、第2
    流体充填パッドが靴底のかかと部に設けたかかとパッド
    と、靴底の土踏まず部に設けた別体の土踏まずパッドと
    を包含することを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項第6項記載の装置において、連通
    手段が第1流体充填パッドとかかとパッドおよび土踏ま
    ずパッドとの間を流体連絡することを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項第6項記載の装置において、連通
    手段が第1流体充填パッドと土踏まずパッドとを流体連
    絡し、かかとパッドが靴底のかかと部で隔離されてお
    り、土踏まずパッドまたは連通手段と連絡していないこ
    とを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項第8項記載の装置において、土踏
    まずパッドが靴底の頂面に設けてあり、かかとパッドが
    靴底の内側に設けてあることを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項第6項記載の装置において、第
    2流体充填パッドが土踏まずパッドと別体となっていて
    土踏まずパッドと流体連絡している甲皮土踏まずパッド
    を包含し、甲皮土踏まずパッドが靴底の土踏まず部に隣
    接して靴甲皮の土踏まず部上に設けてあることを特徴と
    する装置。
  11. 【請求項11】 請求項第10項記載の装置において、
    複数の流路が土踏まずパッドと甲皮土踏まずパッドとの
    間に延在しており、土踏まずパッドと甲皮土踏まずパッ
    ドとの間を流体連絡しており、これらの流路が土踏まず
    パッドと甲皮土踏まずパッドの間の流体の流量を調節す
    るようになっていることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項第4項記載の装置において、第
    2流体充填パッドが靴底のかかと部に設けたかかとパッ
    ドと、靴底のかかと部に設けたかかとリムパッドとを包
    含し、このリムパッドがかかとパッドから分離してお
    り、かかとパッドの片側からかかとパッドの反対側まで
    かかとパッドまわりに延びており、さらに、靴底の土踏
    まず部に設けた土踏まずパッドを包含し、この土踏まず
    パッドがかかとパッドから分離していることを特徴とす
    る装置。
  13. 【請求項13】 請求項第12項記載の装置において、
    土踏まずパッドがリムパッドの延長部であり、リムパッ
    ドと流体連絡しており、靴底の土踏まず部に隣接して靴
    甲皮の上方土踏まず部上に別体の甲皮土踏まずパッドが
    設けてあることを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項第13項記載の装置において、
    複数の流路が甲皮土踏まずパッドと土踏まずパッドの間
    に延在しており、甲皮土踏まずパッドと土踏まずパッド
    との間を流体連絡しており、これらの流路が甲皮土踏ま
    ずパッドと土踏まずパッドとの間の流体の流量を調節す
    るようになっていることを特徴とする装置。
  15. 【請求項15】 請求項第13項記載の装置において、
    かかとパッドがリムパッドから分離しており、土踏まず
    パッドがリムパッドと流体連絡していないことを特徴と
    する装置。
  16. 【請求項16】 請求項第13項記載の装置において、
    連通手段がかかとパッドと靴甲皮上の第1流体充填パッ
    ドとの流体連絡をなすことを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】 請求項第13項記載の装置において、
    連通手段がかかとリムパッド、土踏まずパッドおよび靴
    甲皮上の第1流体充填パッドの間を流体連絡することを
    特徴とする装置。
  18. 【請求項18】 クッション作用、足首支え、安定性お
    よび特注並のフィット感を靴に与える反応エネルギ装置
    であって、靴甲皮の足首部に設けた少なくとも1つの中
    空の足首パッドであり、内部体積部を取り囲む少なくと
    も1つの可撓性のある側壁を有する足首パッドと、靴底
    のかかと部に設けた少なくとも1つの中空のかかとパッ
    ドであり、内部体積部を取り囲む少なくとも1つの可撓
    性のある側壁を有するかかとパッドと、足首パッドから
    靴甲皮および靴底を通ってかかとパッドまで延び、足首
    パッドとかかとパッドの間を流体連絡する少なくとも1
    つの流体導通導管と、足首パッドおよびかかとパッドの
    内部体積部を満たしている流体とを包含し、足首パッ
    ド、かかとパッドのうちの一方の内部体積部に入ってい
    る流体の一部が、足首パッド、かかとパッドのうちの一
    方の側壁の撓みに応答して足首パッド、かかとパッドの
    うちの他方の内部体積部に導管を通して流されるように
    なっていることを特徴とする装置。
  19. 【請求項19】 請求項第18項記載の装置において、
    前記1つのかかとパッドとは別に第2の中空のかかとパ
    ッドが靴底のかかと部に設けてあり、この第2かかとパ
    ッドがその内部体積部を取り囲む少なくとも1つの可撓
    性のある側壁を有し、第2かかとパッドの内部体積部に
    流体が満たしてあり、前記1つのかかとパッドが靴底の
    頂面にあり、第2かかとパッドが前記1つのかかとパッ
    ドの下方で靴底の内部に収容されていることを特徴とす
    る装置。
  20. 【請求項20】 請求項第18項記載の装置において、
    かかとパッドが中心部と別体のリム部とを有し、中心部
    が靴底のかかと部の中心にあり、リム部が中心部、靴甲
    皮の右側、靴甲皮の背部および靴甲皮の左側の間で中心
    部のまわりに延在していることを特徴とする装置。
  21. 【請求項21】 請求項第20項記載の装置において、
    少なくとも1つの流体導通流路が中心部とリム部の間に
    延在しており、この流路が中心部とリム部の間を流体連
    絡していることを特徴とする装置。
  22. 【請求項22】 請求項第18項記載の装置において、
    中空の土踏まずパッドが靴底の土踏まず部に設けてあ
    り、土踏まずパッドがその内部体積部を取り囲む少なく
    とも1つの可撓性のある側壁を有し、土踏まずパッドの
    内部体積部に流体が満たしてあり、かかとパッドの内部
    体積部と流体連絡していることを特徴とする装置。
  23. 【請求項23】 請求項第18項記載の装置において、
    中空の甲皮土踏まずパッドが靴甲皮の甲皮土踏まず部に
    設けてあり、この甲皮土踏まずパッドがその内部体積部
    を取り囲む少なくとも1つの可撓性のある側壁を有し、
    この甲皮土踏まずパッドの内部体積部に流体が満たして
    あり、かかとパッドの内部体積部と流体連絡しているこ
    とを特徴とする装置。
  24. 【請求項24】 請求項第23項記載の装置において、
    中空の土踏まずパッドが靴甲皮の足背部にある甲皮土踏
    まずパッドに隣接して靴底の土踏まず部に設けてあり、
    土踏まずパッドがその内部体積部を取り囲む少なくとも
    1つの可撓性のある側壁を有し、土踏まずパッドの内部
    体積部に流体が満たしてあり、かかとパッドの内部体積
    部と流体連絡していることを特徴とする装置。
  25. 【請求項25】 請求項第24項記載の装置において、
    少なくとも1つの流体導通導管が土踏まずパッドと甲皮
    土踏まずパッドの間に延びており、この流路が土踏まず
    パッドと甲皮土踏まずパッドの間を流体連絡をしている
    ことを特徴とする装置。
  26. 【請求項26】 かかと部および土踏まず部を備える靴
    底と、足首部および上方土踏まず部を有する取り付けた
    靴甲皮とを有する靴のための反応エネルギ装置であっ
    て、靴甲皮の足首部で流体を封じ込める第1手段と、靴
    底のかかと部および土踏まず部で流体を封じ込める第2
    手段と、靴甲皮の上方土踏まず部で流体を封じ込める第
    3手段とを包含することを特徴とする装置。
  27. 【請求項27】 請求項第26項記載の装置において、
    流体連通手段が第1、第2、第3の流体封じ込め手段を
    互いに流体連絡することを特徴とする装置。
  28. 【請求項28】 請求項第27項記載の装置において、
    第1流体封じ込め手段が靴甲皮の足首部に少なくとも1
    つの流体充填足首パッドを包含し、第2封じ込め手段が
    靴底のかかと部にある少なくとも1つの流体充填かかと
    パッドと、靴底の土踏まず部にある少なくとも1つの流
    体充填土踏まずパッドとを包含し、第3封じ込め手段が
    靴甲皮の上方土踏まず部にある少なくとも1つの流体充
    填甲皮土踏まずパッドを包含し、流体連通手段が足首パ
    ッド、かかとパッド、土踏まずパッドおよび甲皮土踏ま
    ずパッドを流体連絡していることを特徴とする装置。
  29. 【請求項29】 請求項第28項記載の装置において、
    流体連通手段が足首パッドとかかとパッドの間に延在す
    る少なくとも1つの流体導通導管と、甲皮土踏まずパッ
    ドと土踏まずパッドの間に延在する少なくとも1つの流
    体導通流路とを包含することを特徴とする装置。
  30. 【請求項30】 請求項第28項記載の装置において、
    土踏まずパッドが靴底のかかと部から靴底の土踏まず部
    まで延びるかかとパッドの延長部であることを特徴とす
    る装置。
  31. 【請求項31】 請求項第28項記載の装置において、
    第2封じ込め手段が靴底のかかと部にある第2流体充填
    かかとパッドを包含し、第2かかとパッドが第1かかと
    パッドから分離しており、第1かかとパッドが靴底の頂
    面に設けてあり、第2かかとパッドが第1かかとパッド
    の下方で靴底の内側に収容されていることを特徴とする
    装置。
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