JPH06181506A - スキャナおよびスキャニング方法 - Google Patents

スキャナおよびスキャニング方法

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Publication number
JPH06181506A
JPH06181506A JP35296292A JP35296292A JPH06181506A JP H06181506 A JPH06181506 A JP H06181506A JP 35296292 A JP35296292 A JP 35296292A JP 35296292 A JP35296292 A JP 35296292A JP H06181506 A JPH06181506 A JP H06181506A
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JP
Japan
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time
light
led
scan
leds
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Pending
Application number
JP35296292A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Ueda
壮一 上田
Hidehisa Dobashi
秀久 土橋
Toru Ochiai
透 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Priority to EP93309979A priority patent/EP0606736A3/en
Publication of JPH06181506A publication Critical patent/JPH06181506A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 露光量を正確に微細に制御し、スキャンを短
時間で実行させるとともに、発熱を抑制する。 【構成】 LED駆動回路2により、R,G,Bの光を
発生するLED1R,1G,1Bを、それぞれ順次所定
の時間点灯させ、その光を原稿4を介してCCD6に入
射させ、CCD6に各光に対応する電荷を蓄積させる。
そして、CCD6に蓄積した電荷をA/D変換器8でA
/D変換し、FIFOメモリ9を介してメモリ13に記
憶させる。このデータは、必要に応じてメモリ13から
読み出され、SCSIインタフェース14を介してホス
トコンピュータ15に転送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカメラのフィル
ムを原稿として、その画像をスキャンする場合に用いて
好適なスキャナおよびスキャニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスキャナにおいては、原稿をスキ
ャンするとき、常時点灯しているランプの前に3原色の
色のうちの1つの色のフィルタを配置し、ランプの光
を、このフィルタを介して原稿に照射する。そして、そ
の原稿を経た光をCCDなどの受光素子で受光し、その
データをA/D変換して取り込む。同様の動作を、異な
る色のフィルタに交換して実行する。3原色の各フィル
タについて同様の動作を実行することにより、3原色の
データを得ることができる。
【0003】また、各色のスキャン時において、CCD
より出力されるアナログ信号のレベルを段階的に調整す
るとともに、CCDの蓄積時間(露光時間)を制御する
ことにより、露光量を調整している。アナログ信号のレ
ベルを段階的に調整することにより、露光量が粗調整さ
れ、CCDの蓄積時間を制御することにより、露光量が
微調整される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のスキャナにおい
ては、このように、CCDの蓄積時間を調整して露光量
を微調整するようにしている。その結果、CCDの出力
をA/D変換してメモリに取り込むのに要する時間より
短い時間に、CCDの蓄積時間を設定することができ
ず、その結果、露出がオーバーとなる場合があった。
【0005】これを解決するには、例えばランプとし
て、より暗いものを用いたり、あるいは、絞りを設ける
ようにすることが考えられる。しかしながら、そのよう
にすると、ランプの明るさのばらつき、あるいはフィル
タの濃さのばらつきなどに起因して、原稿に照射される
明るさが変化するため、その都度調整を行わなければな
らず、調整に時間がかかり、不便であった。
【0006】また、3原色の各色のデータを得るため
に、フィルタを交換する必要があるところから、フィル
タを物理的に交換するのに時間がかかり、迅速なスキャ
ンを行うことができない課題があった。
【0007】さらにまた、ランプが常時点灯されている
ため、その発熱に起因して、装置の温度が上昇し、これ
を冷却するための機構を設ける必要があった。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、露光量を細かく調整可能とすることで適正
露出が得られるようにするとともに、迅速にスキャンを
行うことができ、さらに装置の発熱を抑制することがで
きるようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のスキャ
ナは、例えばR,G,Bの3原色の光を独立に発生する
LED1R,1G,1Bと、LED1R,1G,1Bを
それぞれ独立に駆動するLED駆動回路2と、LED駆
動回路2を制御する制御手段としてのCPU11とを備
えることを特徴とする。
【0010】LED駆動回路2は、定電流回路を含ませ
ることが可能である。また、LED1R,1G,1Bに
より発生された光を受光し、受光光量に対応する信号を
出力する光電変換素子としてのCCD6と、CCD6の
出力をA/D変換するA/D変換手段としてのA/D変
換器8と、A/D変換器8の出力する信号を記憶する記
憶手段としてのメモリ13と、A/D変換器8とメモリ
13との間に、A/D変換器8の出力するデータを一時
的に記憶するFIFOメモリ9をさらに設けることがで
きる。
【0011】請求項4に記載のスキャニング方法は、L
ED1R,1G,1Bより発生された光を原稿4に照射
するとともに、原稿4を経た光を光電変換素子としての
CCD6で光電変換する第1のスキャンをし、第1のス
キャンにより得られるデータから露出量を演算し、LE
D1R,1G,1Bより発生された光を原稿4に照射す
るとともに、原稿4を経た光をCCD6で光電変換する
第2のスキャンをし、第2のスキャン時における露出
を、第1のスキャンにより得られるデータを演算して求
めた露出量に対応して制御することを特徴とする。
【0012】第2のスキャン時における露出の制御は、
CCD6の動作時間を設定する第1のタイマと、LED
1R,1G,1Bの点灯時間を設定する第2のタイマと
を用いて行うことができる。また、LEDとして、3原
色の光を独立に発生する3個のLED1R,1G,1B
を用いた場合、第1および第2のスキャン時において、
最初に赤色の光を発生するLED1Rを点灯させること
ができる。
【0013】
【作用】請求項1に記載のスキャナにおいては、R,
G,Bの3原色の光を独立に発生するLED1R,1
G,1Bが、LED駆動回路2により順次駆動される。
従って、露光量の微細な制御と、迅速なスキャンが可能
となり、また、装置の発熱を抑制することができる。
【0014】請求項4に記載のスキャニング方法におい
ては、第1のスキャンにより得られるデータから露出量
が演算され、この演算結果に基づいて、第2のスキャン
時における露出が制御される。従って、正確な露出の制
御が可能となる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明のスキャナの一実施例の構成
を示すブロック図である。照明用LEDブロック1は、
R,G,Bの3原色の光を独立に発生するLED1R,
1G,1Bを有している。LED駆動回路2は、このL
ED1R,1G,1Bを独立に駆動するようになされて
いる。
【0016】例えば35mmのフィルムなどよりなる原
稿4は、キャリッジ3に配置される。このキャリッジ3
が所定の位置に配置され、LED1R,1G,1Bのい
ずれかが点灯したとき、その光が照射され、原稿4を透
過した光がCCD6により検出されるようになされてい
る。キャリッジ駆動回路5は、キャリッジ3をステッピ
ングモータ(図示せず)などを介して駆動し、キャリッ
ジ3(従って、原稿4)を所定の位置に移動、配置する
ようになされている。
【0017】CCD駆動回路7は、CCD6を駆動し、
原稿4からの光を光電変換して得られるデータをCCD
6から出力させ、A/D変換器8に供給するようになさ
れている。A/D変換器8は、入力されたアナログ信号
をA/D変換して、FIFOメモリ9に供給するように
なされている。FIFOメモリ9は、A/D変換器8よ
り供給されたデータを一時的に記憶する。CPU11
は、所定のタイミングでFIFOメモリ9を制御し、そ
こに記憶されているデータを読み出し、メモリ(RA
M)13に転送し、記憶させる。また、CPU11は、
メモリ13に記憶されたデータを読み出し、SCSIイ
ンタフェース14を介して、ホストコンピュータ15に
転送させるようになされている。
【0018】ホストコンピュータ15は、CPU11に
対して所定の指令を入力するとき、使用者により操作さ
れるようになされている。また、CPU11には、キー
12を操作して、所定のデータ、指令を入力することが
できるようになされている。入出力(I/O)インタフ
ェース10は、CPU11からの制御に対応する信号
を、LED駆動回路2、キャリッジ駆動回路5、および
CCD駆動回路7に出力するようになされている。
【0019】次に、図2のフローチャートを参照して、
その動作について説明する。キー12の所定のものを操
作して、電源をオンさせると、CPU11は、図2のフ
ローチャートに示す処理を開始する。最初にステップS
1において、CPU11は、インタフェース10を介し
てキャリッジ駆動回路5を制御し、キャリッジ3を所定
の位置(ホワイトバランス調整位置)に移動させる。こ
のとき、キャリッジ3にはまだ原稿4は載置されていな
い。
【0020】次にステップS2に進み、CPU11は、
R,G,Bの各色の光を照射したときのそれぞれのCC
D6に対する蓄積時間(露光時間)と、R,G,Bの各
色の光を発生するLED1R,1G,1Bの点灯時間の
初期値を設定する。そして、ホワイトバランス調整のた
めのスキャンを実行する。
【0021】即ち、CPU11は、最初にLED1Rを
点灯させ、その出射する赤色の光を、キャリッジ3を介
してCCD6に入射させる。そしてCCD駆動回路7を
制御し、このときCCD6に入射される光をCCD6に
光電変換させ、その入射光量に対応するアナログ信号を
出力させる。A/D変換器8は、このアナログ信号をA
/D変換し、FIFOメモリ9に一旦記憶させる。CP
U11は、FIFOメモリ9に記憶されたデータを所定
のタイミングで読み出し、メモリ13に転送し、記憶さ
せる。
【0022】次に、LED1GとLED1Bを順次点灯
させ、同様の処理を実行する。これにより、メモリ13
には、R,G,Bの3原色の光を独立にキャリッジ3に
照射したときのデータが記憶されることになる。CPU
11は、このメモリ13に記憶されたデータを演算し、
ホワイトバランスが合致しているか否かをステップS3
において判定する。ホワイトバランスが合致していない
と判定された場合においては、ステップS4に進み、
R,G,Bの蓄積時間および点灯時間を、ステップS2
で設定した初期値と異なる値に変更する。以上の処理を
ホワイトバランスが調整されるまで繰り返す。
【0023】ステップS3において、ホワイトバランス
の調整が終了したと判定された場合においては、ステッ
プS5に進み、使用者にキャリッジ3上に原稿4をセッ
トさせる。キャリッジ3上に原稿4がセットされたと
き、CPU11はステップS6に進み、プリスキャンを
実行し、そのとき得られるデータからヒストグラムを作
成する。
【0024】即ち、CPU11は、キャリッジ駆動回路
5を介してキャリッジ3を駆動し、キャリッジ3を所定
の位置に配置させる。そして、LED駆動回路2を制御
して、LED1Rを所定の時間点灯させる。また、CC
D6にLED1Rより出射された光が照射された原稿4
の画像を所定の時間蓄積させる。この点灯時間と蓄積時
間は、ステップS4において調整された値となってい
る。
【0025】CCD6より読み出された信号は、A/D
変換器8、FIFOメモリ9を介してメモリ13に記憶
される。
【0026】同様の処理が、LED1GとLED1Bを
順次点灯して実行される。そして、CPU11は、メモ
リ13に記憶されたデータから、原稿4に対応する明る
さのヒストグラムを作成する。
【0027】次にステップS7に進み、ステップS6で
作成したヒストグラムから、R,G,Bの蓄積時間およ
び点灯時間の最適値を演算する。
【0028】次にステップS8に進み、本スキャンを実
行する。即ち、このとき、LED1R,1G,1Bの点
灯時間と、これらを点灯しているときのCCD6の蓄積
時間が、ステップS7により求めた値に設定されてい
る。これにより、適正な露出で原稿4が読み取られるこ
とになる。CCD6により読み取られた信号は、上述し
た場合と同様にして、A/D変換器8、FIFOメモリ
9を介してメモリ13に記憶される。CPU11は、こ
のようにして、本スキャンにより読み取ったデータを、
必要に応じてSCSIインタフェース14を介してホス
トコンピュータ15に転送する。
【0029】そしてステップS9に進み、ホストコンピ
ュータ15の指令があり、スキャン動作の中止が指令さ
れていなければ、ステップS5に戻り、それ以降の処理
が繰返し実行される。
【0030】次に、図3および図4のフローチャート
と、図5のタイミングチャートを参照して、図2のステ
ップS8における本スキャンの1ライン分のデータを取
り込む処理について、さらに詳述する。
【0031】最初にステップS21において、CPU1
1が内蔵するタイマ0に、CCD6に対するRの蓄積時
間T1が設定される。また、タイマ0の次の周期の動作
時間を設定するリロードレジスタ0(これもCPU11
に内蔵されている)に、Rの蓄積時間T1が設定され
る。同様に、CPU11に内蔵されるタイマ1には、L
ED1Rの点灯時間を規定する時間として、時間T4
設定される。また、このタイマ1の次の周期における動
作時間を規定するリロードレジスタ1(これもCPU1
1に内蔵されている)に、時間T5が設定される。この
実施例の場合、時間T5は、タイマ0とリロードレジス
タ0に設定された時間T1と同じ値に設定される。この
ように、T1=T5とすると、図5に示すように、LED
1Rの実際の点灯時間をタイマ1に設定した時間T4
することができる。その詳細については後述する。
【0032】次にステップS22に進み、タイマ0とタ
イマ1を同時にスタートさせる。図5のタイミングチャ
ートは、このとき以降の状態を示している。次にステッ
プS23に進み、タイマ1が0になったか否かが判定さ
れる。即ち、この実施例においては、タイマ0と1は、
設定された時間を順次デクリメントして、設定した時間
が経過したとき、その値が0になるようになされてい
る。
【0033】ステップS23において、タイマ1が0に
なったと判定されたとき(時間T4が経過したとき)、
ステップS24に進み、リロードレジスタ1の値(この
値は、ステップS21において時間T5と設定されてい
る)をタイマ1にセットする。これにより、タイマ1
は、今度はT5の時間が経過するまで、計時動作を実行
する。
【0034】また、このとき、CPU11は、LED駆
動回路2を介してLED1R,1G,1Bを消灯させ
る。但し、この場合においては、まだいずれのLEDも
点灯されていない。従って、ステップS21におけるリ
ロードレジスタ1の設定値をT4+T5として、予め設定
しておけば、このLEDを消灯するための最初のレジス
タ設定の動作が不要となる。
【0035】次にステップS25に進み、タイマ0が計
時動作開始後、時間T1を計時したか否かが判定され
る。タイマスタート後、時間T1が経過したとき、ステ
ップS26に進み、リロードレジスタ0の値(この値
は、ステップS21において時間T1に設定されてい
る)がタイマ0にセットされる。これにより、タイマ0
は、次の時間T1を計時する動作を直ちに開始する。
【0036】また、このときCCD駆動回路7よりCC
D6に対して、転送パルスP1(図5)が供給される。
これにより、CCD6に今まで蓄積されていた電荷が、
内蔵するレジスタにシフトされる。但し、この電荷は、
まだ実質的に原稿4を読み取ったデータではないので、
捨て去られる。
【0037】さらに、このとき、LED駆動回路2を介
してLED1Rが駆動され、赤色の光が発生される。こ
の光は、原稿4とキャリッジ3を介してCCD6に入射
され、このときから赤色の光に対する電荷の蓄積が開始
される。
【0038】次にステップS27に進み、リロードレジ
スタ0の値として、次の緑色の光(G)に対する蓄積時
間を規定する時間T2が設定される。また、このとき、
リロードレジスタ1に対して、緑色の光の点灯時間を規
定する時間T6が次式により演算され、設定される。次
式により時間T6が求められるのは、図5より明らかで
ある。 T6=T1−T4+T2
【0039】次にステップS28に進み、タイマ1が時
間T5を計時したか否かが判定され、時間T5が計時され
たと判定された場合においては、ステップS29に進
み、LED駆動回路2を介して消灯パルスP6が出力さ
れ、LED1Rが消灯される。結局、LED1は転送パ
ルスP1が出力されたタイミングの後、消灯パルスP6
出力されるまでの時間T4だけ点灯されていたことにな
る(図5)。
【0040】また、このとき、リロードレジスタ1の値
(この値は、ステップS27において時間T6に設定さ
れている)がタイマ1にセットされ、タイマ1は直ちに
時間T6の計時動作を開始する。
【0041】次に、ステップS30に進み、タイマ0が
時間T1を計時したか否か判定され、時間T1を計時した
と判定された場合においては、ステップS31に進み、
転送パルスP2が、CCD駆動回路7からCCD6に出
力される。これにより、時間T4だけLED1Rを点灯
することにより、CCD6に蓄積した電荷が、内蔵する
レジスタに転送される。そして、このレジスタよりさら
にA/D変換器8に時間T0の時間をかけて転送され
る。A/D変換器8は、この信号をA/D変換し、FI
FOメモリ9に、一旦記憶させる。CPU11は、FI
FOメモリ9に書き込まれたデータを、所定のタイミン
グで読み出し、メモリ13に転送し、記憶させる。
【0042】また、転送パルスP2が発生されるとき、
同時にリロードレジスタ0の値(この値は、ステップS
27において時間T2に設定されている)がタイマ0に
セットされる。これにより、タイマ0は、このときから
時間T2の計時動作を開始する。またこのとき、LED
1Gが駆動され、緑色の光が発生され、原稿4とキャリ
ッジ3を介してCCD6に入射される。従って、CCD
6に対して、緑色の光に対する電荷の蓄積が開始され
る。
【0043】次にステップS32に進み、リロードレジ
スタ0の値が、Bの蓄積時間を規定する時間T3に設定
される。また、リロードレジスタ1の値が次式により演
算される時間T7(青色の光の点灯時間を規定する時
間)に設定される。 T7=T2(Gの蓄積時間)−T2(Gの点灯時間)+T7
(Bの点灯時間)
【0044】次にステップS33に進み、タイマ1がス
テップS29で設定した時間T6を計時したか否かが判
定される。時間T6を計時したと判定された場合におい
ては、ステップS34に進み、消灯パルスP7が発生さ
れ、LED1Gが消灯される。また、リロードレジスタ
1の値(この値は、ステップS32において時間T7
設定されている)がタイマ1にセットされ、タイマ1は
直ちに時間T7の計時動作を開始する。
【0045】次にステップS35に進み、タイマ0が時
間T2を計時したか否か判定され、時間T2を計時したと
判定された場合においては、ステップS36に進み、転
送パルスP3を発生する。これにより、LED1Gを点
灯して、CCD6に蓄積された電荷がシフトレジスタに
転送され、さらにA/D変換器8に供給されて、時間T
0の間にA/D変換され、FIFOメモリ9に転送、記
憶される。このデータは、CPU11により所定のタイ
ミングでメモリ13に転送され、記憶される。
【0046】また、このとき、リロードレジスタ0の値
(この値は、ステップS32において時間T3に設定さ
れている)をタイマ0にセットする。これにより、タイ
マ0が直ちに時間T3の計時動作を開始する。さらにこ
のとき、LED1Bが点灯され、青色の光が原稿4とキ
ャリッジ3を介してCCD6に入射され、青色の光に対
する電荷の蓄積が開始される。そしてステップS37に
進み、リロードレジスタ0と1に対して、それぞれ最大
の時間が設定される。ここで、最大の時間が設定される
のは、後述する青色のデータのA/D変換動作中に、次
の転送パルスが発生されて、青色データのA/D変換動
作が不能になることを防止するものである。
【0047】次にステップS38に進み、タイマ1が時
間T7を計時したか否か判定され、時間T7を計時したと
判定された場合においては、ステップS39に進み、リ
ロードレジスタ1の値(この値は、ステップS37にお
いて最大の時間に設定されている)がタイマ1にセット
される。これにより、タイマ1は最大の時間の計時動作
を開始する。またこのとき、消灯パルスP8が発生さ
れ、LED1Bが消灯される。
【0048】次にステップS40において、タイマ0が
時間T3を計時したと判定された場合においては、さら
にステップS41に進み、リロードレジスタ0の値(こ
の値は、ステップS37において最大の値に設定されて
いる)がタイマ0にセットされ、タイマ0は最大の時間
の計時動作を開始する。またこのとき、転送パルスP4
が発生され、LED1Bを時間T7の間点灯して蓄積し
た青色の光に対する画像信号がCCD6においてシフト
レジスタに転送され、さらにA/D変換器8に供給され
て時間T0の間にA/D変換される。A/D変換器8に
よりA/D変換されたデータは、FIFOメモリ9に転
送され、記憶される。上述した場合と同様に、CPU1
1は、このFIFOメモリ9に書き込まれたデータを所
定のタイミングで読み出し、メモリ13に転送し、記憶
させる。
【0049】次にステップS42に進み、タイマ0と1
が停止される。
【0050】以上の動作により、1ライン分の画像の3
原色のデータが得られたことになる。そこで、次にCP
U11は、キャリッジ駆動回路5を駆動し、キャリッジ
3を(従って、原稿4を)1ライン分移動させる。そし
て、同様の処理が実行される。
【0051】このような各ライン毎の処理が、原稿4の
すべてのラインについて行われ、原稿4の全体のR,
G,Bのデータを得ることができる。
【0052】図6は、本発明のスキャナの第2の実施例
の構成を示しており、図1における場合と対応する部分
には同一の符号を付してある。この実施例においては、
図1のFIFOメモリ9が省略されている。その他の構
成は、図1における場合と同様である。
【0053】この図6に示す実施例の場合、CPU11
が、A/D変換器8が出力するデータをメモリ13に転
送し、記憶させている期間に、CPU11が他の動作を
実行することができなくなっている。このため、この実
施例においては、CCD6の最小蓄積時間がA/D変換
器8のA/D変換動作により規定される。即ち、A/D
変換器8がA/D変換動作を実行し、そのデータをメモ
リ13に転送し、記憶させている期間中に、LEDを消
灯させることができないので、このA/D変換動作に必
要な時間より短い時間に、CCD6の蓄積時間を設定す
る(LEDをその期間中に消灯する)ことが不可能とな
る。
【0054】LEDは、R,G,B、それぞれの色の光
を発生するものが実現されているが、現時点において
は、GまたはBの光を発生するLEDは、Rの光を発生
するLEDに較べて効率が悪く、Rの光ほど強いGまた
はBの光を得ることができない。換言すれば、Gまたは
Bの光を照射して、所定の露光量を得るには、その照射
時間をRの場合に較べて長くしなければならない。即
ち、Rの光で露光する場合には、その露光時間は比較的
短くて済む。
【0055】このRの光で露光するタイミングを、図7
における時間T2またはT3で行うようにすると、強い光
のため、比較的短い点灯時間で所定量の露光量が得られ
たとしても、まだ、その前の時間T1またはT2における
露光により得たデータをA/D変換する動作が完了しな
い間は、CPU11がLED1Rを消灯する動作を実行
することができない。即ち、LEDを点灯した後、短い
時間が経過したタイミングでLEDを消灯する動作を実
行することができるのは、A/D変換動作を伴わない、
最初の時間T1だけである。そこで、図1に示した実施
例の場合においては、これらの時間T1,T2,T3にお
いて、R,G,BのいずれのLEDを点灯させることも
可能であるが、図6の実施例の場合、図7のタイミング
チャートに示すように、最初の時間T1において、最も
効率のよい赤色のLED1R(他の色の発光効率がよい
場合は、その色のLED)を駆動するようにするのであ
る。
【0056】図7のタイミングチャートにおいては、消
灯パルスP8 が、図5における場合のように、Gデータ
のA/D変換動作中に発生することができないため、図
5における場合より、時間T7 が長くなっている。そし
て、この実施例の場合、タイマがストップされるのが、
BデータのA/D変換動作が完了した後とされている。
【0057】以上の実施例においては、タイマ0とタイ
マ1を交互に用いることにより、露光量を制御するよう
にしたが、例えば、ソフトウェア実行中の割込み処理に
より露光量を制御するようにすることも理論的には可能
である。しかしながら、そのようにすると、割込みをか
けたとき、直ちにそれを実行することができるとは限ら
ず、正確な露光量の制御が困難となる。このため、実施
例のように、2つのタイマを用いてソフトウェア実行停
止状態からの割込み処理により露光量を正確に制御する
ようにするのが好ましい。
【0058】また、LED駆動回路2においては、定電
流回路を設け、これにより、LED1R,1G,1Bを
それぞれ駆動するようにすることができる。このように
することにより、各LEDより発生される光の強さを安
定させることができる。
【0059】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載のスキャナに
よれば、3原色の光を発生するLEDを順次駆動するよ
うにしたので、そのオンオフを制御することにより、露
光量を正確に微細に調整することが可能になる。また、
フィルタを交換する必要がなくなるため、スキャン動作
を短時間の間に行うことが可能となる。さらにまた、発
熱が少ないために、放熱のための機構が不要となる。
【0060】請求項2に記載のスキャナによれば、定電
流回路によりLEDを駆動するようにしたので、安定し
た光を発生することが可能になる。
【0061】さらに、請求項3に記載のスキャナによれ
ば、A/D変換器とメモリとの間にFIFOメモリを配
置するようにしたので、A/D変換動作に影響されず
に、LEDを点灯または消灯させることが可能となる。
その結果、より微細な露光量の制御が可能となる。
【0062】請求項4に記載のスキャニング方法によれ
ば、第2のスキャン時の前に第1のスキャンを行い、露
出量を演算するようにしたので、適正な露出量でスキャ
ニングを行うことが可能になる。
【0063】請求項5に記載のスキャニング方法によれ
ば、2つのタイマを交互に用いるようにしたので、より
微細な露光量の制御が可能となる。
【0064】請求項6に記載のスキャニング方法によれ
ば、3原色の光を発生するLEDのうち、赤色の光を発
生するLEDを最初に用いるようにしたので、他の色の
光を発生するLEDを最初に点灯させる場合に較べて、
より微細な露光量の制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスキャナの一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図3】図2のステップS8における本スキャンの1ラ
イン分の処理動作を説明するフローチャートである。
【図4】図3に続くフローチャートである。
【図5】図3および図4に示す処理を実行するときの動
作を説明するタイミングチャートである。
【図6】本発明のスキャナの第2の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図7】図6の実施例の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1 照明用LEDブロック 1R,1G,1B LED 2 LED駆動回路 3 キャリッジ 4 原稿 5 キャリッジ駆動回路 6 CCD 7 CCD駆動回路 8 A/D変換器 9 FIFOメモリ 10 I/Oインタフェース 11 CPU 12 キー 13 メモリ(RAM) 14 SCSIインタフェース 15 ホストコンピュータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる3色の光を独立に発生する複数の
    LEDと、 前記複数のLEDをそれぞれ色毎独立に駆動する駆動手
    段と、 前記駆動手段を制御する制御手段とを備えることを特徴
    とするスキャナ。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、定電流回路を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載のスキャナ。
  3. 【請求項3】 前記LEDにより発生された光を受光
    し、受光光量に対応する信号を出力する光電変換素子
    と、 前記光電変換素子の出力をA/D変換するA/D変換手
    段と、 前記A/D変換手段の出力する信号を記憶する記憶手段
    と、 前記A/D変換手段と前記記憶手段の間に、前記A/D
    変換手段の出力する信号を一時的に記憶するFIFOメ
    モリとをさらに有することを特徴とする請求項1または
    2に記載のスキャナ。
  4. 【請求項4】 LEDより発生された光を原稿に照射す
    るとともに、前記原稿を経た光を光電変換素子で光電変
    換する第1のスキャンをし、 前記第1のスキャンにより得られるデータから露出量を
    演算し、 前記LEDより発生された光を前記原稿に照射するとと
    もに、前記原稿を経た光を前記光電変換素子で光電変換
    する第2のスキャンをし、 前記第2のスキャン時における露出を、前記第1のスキ
    ャンにより得られるデータを演算して求めた露出量に対
    応して制御することを特徴とするスキャニング方法。
  5. 【請求項5】 前記第2のスキャン時における露出の制
    御を、 前記光電変換素子の動作時間を設定する第1のタイマ
    と、 前記LEDの点灯時間を設定する第2のタイマとを用い
    て行なうことを特徴とする請求項4に記載のスキャニン
    グ方法。
  6. 【請求項6】 前記LEDとして、3原色の光を独立に
    発生する3個のLEDを用い、 前記第1および第2のスキャン時において、最初に発光
    効率の高い色の光を発生する前記LEDを点灯させるこ
    とを特徴とする請求項4または5に記載のスキャニング
    方法。
JP35296292A 1992-12-11 1992-12-11 スキャナおよびスキャニング方法 Pending JPH06181506A (ja)

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EP93309979A EP0606736A3 (en) 1992-12-11 1993-12-10 A multi-LED color scanning device and associated color image scanning method.
US08/391,084 US5625470A (en) 1992-12-11 1995-02-21 Color image scanner having multiple LEDS and color image scanning method thereof

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100467399B1 (ko) * 1997-09-22 2005-04-06 산요덴키가부시키가이샤 자기 조명형 스캐너 장치
US7071979B1 (en) 1996-06-28 2006-07-04 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing apparatus and method
CN105240075A (zh) * 2015-10-30 2016-01-13 重庆奇甫机械有限责任公司 具有循环螺旋冲钠腔的气门

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