JP2003066519A - カメラ装置及びカメラ装置における発光制御方法 - Google Patents
カメラ装置及びカメラ装置における発光制御方法Info
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- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
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Abstract
ルター効果)を撮影画像に付与することのできるカメラ
装置を提供する。 【解決手段】 カメラ本体2はその正面側にレンズ3及
びLED群5を有する。このLED群5は、赤色LED
51R〜55R、緑色LED51G〜55G、及び青色
LED51B〜55Bで構成され、MPUの制御によ
り、個々に点灯及び消灯が可能であるのみならず、個々
に発光量も可変である。したがって、LED群5は、赤
色LED51R〜55R、緑色LED51G〜55G、
青色LED51B〜55Bの点灯、消灯及び発光量によ
り、あらゆる色の発光及び同一色であっても濃度が異な
る色の発光が可能である。よって、所望の色を被写体に
照射して撮影を行うことができ、複数のフィルターを携
帯したり、フィルター交換作業を要することなく、容易
に特殊効果を撮影画像に付与することができる。
Description
からの光を被写体に照射して撮影を行うカメラ装置及び
カメラ装置における発光制御方法に関する。
カメラ装置においては、暗所での撮影時や逆光での撮影
時に適正な撮影を可能とするために、ストロボで代表さ
れる閃光装置が設けられている。この閃光装置の多くは
放電管を利用している。また、レンズの前面に各種フィ
ルターを選択的に装着して撮影することも行われてい
る。各種フィルターを選択的に用いることにより、撮影
画像を実際の目で見た画像とは雰囲気が異なるものとし
たり画像に色を付加する等、使用したフィルターに対応
する特殊効果(フィルター効果)を撮影画像に付与する
ことができる。
は、その閃光のためにコンデンサに電力をチャージする
必要がある。したがって、コンデンサに電力をチャージ
している間は発光できないという制約があり、シャッタ
ーチャンスを失ってしまう場合がある。
て所望の特殊効果を得るには、使用するであろう複数の
フィルターを常に携帯する必要があり、煩雑となってし
まう。さらに、現在レンズ前面に装着されているフィル
ターを他のフィルターに交換する交換作業を要すること
から、この点においても煩雑であるとともに、交換作業
時間を要することによりシャッターチャンスを失ってし
まう場合もあった。
れたものであり、制約や煩雑性を伴うことなく特殊効果
(フィルター効果)を撮影画像に付与することのできる
カメラ装置を提供することを目的とする。
にあっては、カメラ本体に配置され赤(R)、緑
(G)、青(B)の発色光を被写体に照射する複数の発
光ダイオードからなる発光手段と、これら複数の発光ダ
イオードの少なくとも一つの発光量を可変的に設定する
設定手段と、この設定手段により設定された発光量に従
って、撮影時における前記複数の発光ダイオードの発光
量を制御する制御手段とを備える。
ドからなる発光手段を撮影時の閃光装置として用いるも
のである。したがって、閃光装置としてストロボを用い
た場合のように、コンデンサに電力をチャージしている
間は発光できないという制約がなく、シャッターチャン
スを失ってしまうこともない。
する複数の発光ダイオードの少なくとも一つの発光量を
可変的に設定して、撮影時における複数の発光ダイオー
ドの発光量を制御すれば、複数の発光ダイオードからな
る発光手段からの発光色が変化する。したがって、所望
の色を被写体に照射して撮影を行うことができ、複数の
フィルターを携帯したり、レンズ前面に装着されている
フィルターを他のフィルターに交換する交換作業を要す
ることなく、撮影者が所望する特殊効果を撮影画像に付
与することができる。
記設定手段は、操作入力に応じて前記複数の発光ダイオ
ードの発光量を設定する。したがって、撮影者は操作入
力により、発光手段から被写体に照射される光の色を任
意に変化させることができ、これにより撮影者が所望す
る特殊効果が撮影画像に付与される。
記操作入力により設定される発光量で、操作入力時にも
前記発光ダイオードを発光させる。したがって撮影者
は、複数の発光ダイオードからの発光により生成される
発光色を目で確認しつつ、所望の発光色設定することが
可能となる。
記操作入力は、表示手段に表示される色サンプルを選択
する選択入力であり、前記設定手段は、選択入力された
前記色サンプルに応じて、当該色サンプルが示す色を発
光させるための複数の発光ダイオードの発光量を設定す
る。したがって、表示手段に表示される色サンプルを選
択する簡単な操作により、発光手段から選択した色サン
プルが示す色の光を発光手段から被写体に照射させ得
る。
記設定手段は、撮影モードに応じて前記複数の発光ダイ
オードの発光量を設定する。したがって、「人物撮影モ
ード」や「マクロ撮影モード」等の撮影モードが設定さ
れた場合には、これら撮影モードに適した複数の発光ダ
イオードの発光量が設定されて、撮影時における発光量
を制御されて、通常の撮影とは異なる雰囲気の画像を容
易に撮影することができる。
記設定手段は、前記カメラ本体に設けられている撮像手
段により取り込まれる画像成分を分析して、その分析結
果に基づき前記複数の発光ダイオードの最適な発光量を
設定する。よって、撮影モードに関係なくどのような撮
影モードの時であっても、容易に見栄えのよい画像を撮
影することができる。
記設定手段は、前記カメラ本体に設けられている撮像手
段により予め撮像された画像の色に基づき、当該色を発
光させるための複数の発光ダイオードの発光量を設定す
る。したがって、入力操作による設定では困難な中間色
発光も自動設定することができる。
メラ本体に配置され赤、緑、青の発色光を被写体に照射
する複数の発光ダイオードからなる発光手段を制御する
発光制御方法であって、これら複数の発光ダイオードの
少なくとも一つの発光量を可変的に設定する設定ステッ
プと、この設定ステップで設定された発光量に従って、
撮影時における前記複数の発光ダイオードの発光量を制
御する制御ステップとを含む。したがって、この請求項
8記載の発明によれば、記載したステップでMPU等に
処理を実行させることにより、請求項1に記載した発明
と同様の効果を得ることが可能となる。
って説明する。図1〜3は、本実施の形態にかかる電子
スチルカメラ1の外観を示す図であって、図1は正面
図、図2は平面図、図3は背面図である。
カメラ本体2の正面側にレンズ3、調光センサ4、及び
LED(Light Emitting Diode)群5を有する。このLE
D群5は、発光色が赤である赤色LED51R〜55
R、発光色が緑である緑色LED51G〜55G、及び
発光色が青である青色LED51B〜55Bで構成さ
れ、各々5個ずつ水平方向に配列されている。これら赤
色LED51R〜55R、緑色LED51G〜55G、
青色LED51B〜55Bは、後述するMPU19の制
御により、個々に点灯及び消灯が可能であるのみなら
ず、個々に発光量も可変である。したがって、LED群
5は、赤色LED51R〜55R、緑色LED51G〜
55G、青色LED51B〜55Bの点灯、消灯及び発
光量(以下、点灯、消灯及び発光量を総称して単に発光
量という。)により、あらゆる色の発光及び同一色であ
っても濃度が異なる色の発光が可能である。
は、撮影ダイアル6、電源/ファンクションスイッチ
7、シャッターキー8、コントロールパネル9、及び複
数の機能キー10が設けられている。撮影ダイアル6
は、「人物撮影モード」「マクロ撮影モード」等の撮影
モードを設定するためのダイアルである。また、図3に
示すように背面には、メニューキー11、カーソルキー
12、セットキー13、液晶モニター・スイッチ14、
光学ファインダ15、及びTFT液晶モニター16が設
けられている。
の概略を示すブロック構成図である。電子スチルカメラ
1は、撮像手段であるCCD17により撮像した画像を
JPEG形式に変換する等の画像処理機能を備えたMP
U19を中心に構成されている。CCD17の受光面に
は、前記レンズ3、フォーカスレンズ20、絞り21を
通過して被写体の光学像が結像される。フォーカスレン
ズ20はAFモータ等からなる駆動機構22に保持され
ており、MPU19からの制御信号によりAFドライバ
ー23が出力する駆動信号が駆動機構22に供給される
ことにより光軸上を前後に移動する合焦動作を行う。絞
り21は、MPU19からの制御信号に基づき絞り駆動
部24が発生する駆動信号により駆動し、CCD17に
入射する被写体像の光量を調整する。
発生するTG(Timing Generator)25が接続されてお
り、TG25が発生したタイミング信号に基づきVドラ
イバー26(垂直方向ドライバー)がCCD17を駆動
し、それに伴いCCD17により被写体像の輝度に応じ
たアナログの撮像信号が出力されユニット回路18へ送
られる。ユニット回路18は、CCD17から出力され
た撮像信号を保持するCDSと、CDSから撮像信号を
供給されるアナログアンプであるゲイン調整アンプ(A
GC)と、ゲイン調整アンプに増幅され調整された撮像
信号を画像データに変換するA/D変換器(AD)とか
らなり、CCD17の出力信号は、ここで黒レベルを合
わせてサンプリングされデジタル信号としてMPU19
に送られる。送られたデジタル信号(撮像信号)はDR
AM27に一時保存されるとともに、MPU19によっ
て各種の画像処理が施された後、最終的には圧縮された
映像信号としてフラッシュメモリ(FLASH)28に
保存される。保存された映像信号は、必要に応じてMP
U19に読み出され、伸長処理、輝度信号及び色信号の
付加等の処理を経てデジタルビデオ信号やアナログビデ
オ信号に生成される。
電源回路30、図1〜3に示した各種のキーやスイッチ
を含む操作キー部31、前記TFT液晶モニター16、
前記LED群5が接続されている。MROM29は、後
述するフローチャートに示すMPU19の動作プログラ
ムが記録されたプログラムROMである。また、MRO
M29には撮影時の適正な露出値(EV)に対応する絞
り値(F)とシャッタースピードとの組み合わせを示す
プログラム線図を構成するプログラムAEデータが格納
されている。
(E)に示すように、「白」「赤」「緑」「黄」「橙」
・・・等の色のサンプルと、当該色の光を発生させるた
めの赤色LED51R〜55R、緑色LED51G〜5
5G、青色LED51B〜55Bの発光量とが対応して
記憶されている。さらに、MROM29には、前記撮影
ダイアル6の操作により「人物撮影モード」が設定され
た場合に、人物を見栄えよく撮影できる赤色LED51
R〜55R、緑色LED51G〜55G、青色LED5
1B〜55Bの発光量と、「マクロ撮影モード」が設定
された場合に、接写の被写体を見栄えよく撮影できる赤
色LED51R〜55R、緑色LED51G〜55G、
青色LED51B〜55Bの発光量とが記憶されてい
る。
グメモリとして前記動作プログラムに従い動作すること
により本発明の設定手段及び制御手段として機能する。
また、前記プログラム線図に従って前記CCD17の電
荷蓄積時間や、前記絞り21の開放度、前記ユニット回
路18のゲイン調整アンプ(AGC)のゲイン設定等を
行う。MPU19が設定した電荷蓄積時間はシャッター
パルスとして、TG25を介してVドライバー26に供
給され、これに従いVドライバー26がCCD17を駆
動することにより電荷蓄積時間すなわち露光時間が制御
される。つまりCCD17は電子シャッターとして機能
する。また、MROM29に格納された動作プログラム
には、オートフォーカス制御に関するプログラムが含ま
れており、かかるプログラムに基づきMPU19は、前
記フォーカスレンズ20を駆動させピント合わせ(オー
トフォーカス)を行う。
おいては逐次撮像された画像をスルー画像として表示
し、再生モードにおいては前記フラッシュメモリ28に
記録された画像データから生成されたアナログビデオ信
号に基づく映像を表示する。LED群5は、シャッター
キー8の操作時(撮影時)に必要に応じて駆動され補助
光を発する。
いるプログラムデータ等は、その記録内容の保持が可能
であれば、別途固定的に設けたもの、若しくは脱着自在
に装着可能なICカード等の他の記録媒体に記録される
構成にしてもよく、更に、前記プログラムデータ等をパ
ソコン等の他の機器から供給可能な構成としてもよい。
ラ1の動作について説明する。ユーザがメニューキー1
1を操作すると、図5(A)に示す「通常発光」「発光
設定」・・・等のメニューがTFT液晶モニター16に
表示される。ここで「通常発光」は、撮影時にLED群
5を構成する全てのLEDを発光させて通常のフラッシ
ュとして用いる場合の設定であり、「発光設定」は後述
するようにLED群5を構成するLEDの発光量制御に
より、フィルターを用いた場合と同様の特殊効果を撮影
画像に付与するための設定である。
ーザがカーソルキー12を操作して「発光設定」上にカ
ーソルを移動させて、セットキー13を操作すると、
「発光設定」が選択されたこととなる。すると、図5
(B)に示す「マニュアル」「撮影シーン」「撮影画
像」「予備撮影」からなる次の発光モードのメニュー画
面がTFT液晶モニター16に表示される。
に格納されているプログラムに従って図6のフローチャ
ートに示す手順で処理を実行する。すなわち、図5
(B)に示した「マニュアル」「撮影シーン」「撮影画
像」「予備撮影」のいずれかがユーザに選択(設定)さ
れたかを判断する(ステップS1)。そして、前述と同
様のカーソルキー12とセットキー13の操作により、
「マニュアル」が選択された場合にはマニュアルモード
処理を実行し(ステップS2)、「撮影シーン」が選択
された場合には撮影シーン対応モード処理を実行する
(ステップS3)。また、「撮影画像」が選択された場
合には撮影画像対応モード処理を実行し(ステップS
4)、「予備撮影」が選択された場合には予備撮影モー
ド処理を実行する(ステップS5)。
ステップS2のマニュアルモード処理が選択されると、
図7に示すフローチャートに従ってマニュアルモード処
理が実行される。まず、図5(C)に示す「発光ON」
と「発光OFF」とからなる次のメニュー画面がTFT
液晶モニター16に表示され、この表示状態で、ユーザ
はカーソルキー12とセットキー13の操作により、
「発光ON」又は「発光OFF」を選択する(ステップ
S21)。
(D)に示すようにTFT液晶モニター16には、RE
D(赤)、GREEN(緑)、BLUE(青)毎にメー
ターを表示させ、このメータ表示させた発光量でLED
群5を構成する赤色LED51R〜55R、緑色LED
51G〜55G、青色LED51B〜55Bを発光させ
て、RGB各LEDの発光量を決定する(ステップS2
2)。
FT液晶モニター16にRED(赤)、GREEN
(緑)、BLUE(青)毎のメーターが表示されている
状態で、カーソルキー12を操作すると、これに伴って
各メーターの点灯数が変化し、かつ、これに同期して赤
色LED51R〜55R、緑色LED51G〜55G、
青色LED51B〜55Bの発光量が変化する。したが
って、ユーザはカーソルキー12を操作し、赤色LED
51R〜55R、緑色LED51G〜55G、青色LE
D51B〜55Bの発光量を変化させて、メーターを参
照しつつ実際に被写体に当たる光の色を観察する。無
論、発光させるのはRGBのうち一つだけでもよいし、
三色を任意に組み合わせることもできる。そして、所望
の色の光が被写体に当たった時点で、セットキー13を
操作すると、ステップS22での処理によりRGBの発
光量が決定される。
5(D)に示したような、RED(赤)、GREEN
(緑)、BLUE(青)毎のメーターだけを表示しても
良いが、撮像されたスルー画像の上に重ねて表示するよ
うにしても良い。重ねた表示例としては、スルー画像の
全面に重ねて表示しても、スルー画像の右端等に小さく
サブ画面のように重ねてもかまわない。ユーザが光に当
たっている被写体をスルー画像でも確認することがで
き、各LEDの設定が更にやりやすくなる。
ると、撮影処理が実行されて(ステップS24)、前述
のステップS22で決定されたRGBの発光量に従って
赤色LED51R〜55R、緑色LED51G〜55
G、青色LED51B〜55Bを発光させて、撮像した
画像をフラッシュメモリ28に保存する。
「発光する」が選択されてなかった場合には、色のサン
プルメニューからRGBの発光量を決定する(ステップ
S23)。すなわち、「発光する」が設定されていない
場合には、TFT液晶モニター16には、図5(E)に
示すように、「白」「赤」「緑」「黄」「橙」・・・等
の色のサンプルが表示される。この表示状態で、カーソ
ルキー12を操作してカーソルを所望のサンプル上に移
動させてセットキー13を操作により、サンプルメニュ
ーからの色の決定がなされる。したがって、この場合に
はLED群5の点灯及びこれに伴う電力消費がないこと
から、予め所望の発光色が決定されているならば、「発
光する」を選択しない方が好ましい。
光を発生させるための赤色LED51R〜55R、緑色
LED51G〜55G、青色LED51B〜55Bの発
光量との関係は、前述のようにMROM29に記憶され
ている。したがって、ステップS23の処理が終了した
後、シャッターキー8が操作されて撮影処理が実行され
ると(ステップS24)、決定された色のサンプルに対
応する発光量で赤色LED51R〜55R、緑色LED
51G〜55G、青色LED51B〜55Bが発光して
いる状態で、撮像した画像をフラッシュメモリ28に保
存する。
によれば、ユーザがLEDの発光量を任意に設定して、
所望の色を被写体に投光して撮影を行うことができる。
よって、従来にように、複数のフィルターを携帯した
り、レンズ前面に装着されているフィルターを他のフィ
ルターに交換する交換作業を要することなく、容易に撮
影者が所望する特殊効果を撮影画像に付与することがで
きる。
S3)が選択されると、図8に示すフローチャートに従
って撮影シーン対応モード処理が実行される。まず、ユ
ーザの前記撮影ダイアル6の操作により「人物撮影モー
ド」が設定されているか否かを判断する(ステップS3
1)。「人物撮影モード」が設定されていた場合には、
前述のようにMROM29に記憶されている、「人物撮
影モード」が設定されていた場合に、人物を見栄えよく
撮影できる赤色LED51R〜55R、緑色LED51
G〜55G、青色LED51B〜55Bの発光量を読み
出して設定する(ステップS32)。そして、シャッタ
ーキー8が操作されて撮影処理が実行されると(ステッ
プS35)、設定された発光量で赤色LED51R〜5
5R、緑色LED51G〜55G、青色LED51B〜
55Bが発光している状態で、撮像した画像をフラッシ
ュメモリ28に保存する。
ない場合には「マクロ撮影モード」が設定されているか
否かを判断する(ステップS33)。「マクロ撮影モー
ド」が設定されていた場合には、前述と同様にMROM
29に記憶されている、「マクロ撮影モード」が設定さ
れていた場合に、接写の被写体を見栄えよく撮影できる
赤色LED51R〜55R、緑色LED51G〜55
G、青色LED51B〜55Bの発光量を読み出して設
定する(ステップS34)。ここで、「マクロ撮影モー
ド」時には、接写によりカメラ本体2が被写体に近づい
て影になり易いことを考慮して、RGBの発光量が設定
されている。そして、シャッターキー8が操作されて撮
影処理が実行されると(ステップS35)、設定された
発光量で赤色LED51R〜55R、緑色LED51G
〜55G、青色LED51B〜55Bが発光している状
態で、撮像した画像をフラッシュメモリ28に保存す
る。
よれば、「人物撮影モード」及び「マクロ撮影モード」
において、各モードに適したLEDの発光が行われて、
見栄えのよい撮影を行うことができる。また、フィルタ
ー効果に関する知識がないユーザであっても、通常の撮
影とは異なる雰囲気の画像を容易に撮影することができ
る。
応モード処理では、予めMROM29に記憶されている
各撮影モードに対応するRGBの発光量を読み出して、
LED群5を発光させるようにしたが、後述する撮影画
像対応モードの機能を組み合わせて、被写体画像を検出
してRGBの発光量を設定するようにしてもよい。これ
により、「人物撮影モード」において当該人物の皮膚の
色(色白、色黒)に応じた適切なRGB発光や、逆光を
考慮したRGB発光が可能となる。また、マクロ撮影も
同様に被写体が例えば花の場合、色も様々であるので、
被写体を検出してから、被写体画像を検出してRGBの
発光量を設定するようにしてもよい。
が選択されると、図9に示すフローチャートに従って撮
影画像対応モード処理が実行される。まず、CCD17
からの画像を分析する(ステップS41)。ここで、画
像の分析とは、画像全体の色の割合、例えば全体的に黄
色い、青い等の判断であり、この分析結果により画像に
合うRGBの発光量を決定する(ステップS42)。そ
して、シャッターキー8が操作されて撮影処理が実行さ
れると(ステップS43)、設定された発光量で赤色L
ED51R〜55R、緑色LED51G〜55G、青色
LED51B〜55Bが発光している状態で、撮像した
画像をフラッシュメモリ28に保存する。
れば、被写体が真っ赤な花であるとそれに見合うような
RGB発光がなされ、夕焼けなどの光で全体的に橙色が
かった状況である場合には、違和感のない同系色の発光
がなされる等のRGB発光がなされる。よって、前述し
た撮影シーン対応モードと同様にユーザは特に意識する
ことなく、しかも撮影モードに関係なくどのような撮影
モードの時であっても、容易に見栄えのよい画像を撮影
することができる。
択されると、図10に示すフローチャートに従って予備
撮影モード処理が実行される。先ず一回目の撮影を行っ
て設定したい色の被写体を撮影する(ステップS5
1)。つまり、ある色の壁があり、この壁に色と同じ色
をLED群5により発光させたい場合には、LED群5
をOFFにした状態で当該壁を撮影する。次に、撮影し
た画像から発光色を設定する(ステップS52)。つま
り、前記壁が橙色であれば、LED群5の発光により橙
色が照射されるように、赤色LED51R〜55R、緑
色LED51G〜55G、青色LED51B〜55Bの
発光量を設定する。
レンズ3を向けてシャッターキー8を操作すると、前述
のステップS52で設定された発光量で赤色LED51
R〜55R、緑色LED51G〜55G、青色LED5
1B〜55Bが発光動作して、二回目の撮影、発光がな
される(ステップS53)。次いで、撮影処理が実行さ
れて(ステップS54)、赤色LED51R〜55R、
緑色LED51G〜55G、青色LED51B〜55B
が発光している状態で、撮像した画像をフラッシュメモ
リ28に保存する。
ば、周囲に存在する壁等の物体の色に近似する色の発光
を行うことができ、例えば、ステップS51の一回目の
撮影で蛍光灯を撮影することにより、ステップS53で
は蛍光灯の発光色と同一色あるいは近似色をLED群5
から発光させることができる。よって、屋外で撮影して
も、蛍光灯のある室内で撮影したかの如く表現された画
像を撮影することができる。また、マニュアルモードで
の設定では困難な中間色発光も自動設定することがで
き、容易に微妙な色の発光設定が可能となる。
した後の次の撮影は、図5(A)〜(B)に示すメニュ
ー画面で変更をしない限り前回と同じ設定で撮影が行わ
れる。
D51R〜55R、緑色LED51G〜55G、青色L
ED51B〜55Bを5個ずつ水平方向に直線的に配置
するようにしたが、LED群5を構成するLEDの配置
形態や個数はこれに限ることなく、撮影時に必要な光量
が得られれば、他の配置形態及び個数であってもよく、
また、赤、青、緑のLEDは同数である必要もない。
ダイオードからなる発光手段を撮影時の閃光装置として
用いるようにしたことから、発光できないという制約が
なく、シャッターチャンスを失ってしまう不都合を解消
することができる。また、所望の色を被写体に照射して
撮影を行うことができることから、複数のフィルターを
携帯したり、フィルター交換作業を要することなく、容
易に特殊効果を撮影画像に付与することができる。
定するための操作入力時にも発光を行うようにしたこと
から、複数の発光ダイオードからの発光により生成され
る発光色を目で確認しつつ設定を行うことができ、容易
かつ正確に所望の発光色設定が可能となる。
該色サンプルが示す色を発光させるための複数の発光ダ
イオードの発光量を設定するようにしたことから、色サ
ンプルを選択する簡単な操作により、選択した色サンプ
ルが示す色の光を被写体に照射して撮影を行うことがで
きる。
オードの発光量を設定するようにしたことから、フィル
ター効果に関する知識がない撮影者であっても、通常の
撮影とは異なる雰囲気の画像を容易に撮影することがで
きる。
を分析して、その分析結果に基づき複数の発光ダイオー
ドの最適な発光量を設定するようにしたことから、撮影
者は特に意識することなく、しかも撮影モードに関係な
くどのような撮影モードの時であっても、容易に見栄え
のよい画像を撮影することができる。
当該色を発光させるための複数の発光ダイオードの発光
量を設定するようにしたことから、入力操作による設定
では困難な中間色発光も自動設定することができ、容易
に微妙な色の発光設定が可能となる。
の正面図である。
図である。
ネラルフローチャートである。
ートである。
チャートである。
ャートである。
ートである。
Claims (8)
- 【請求項1】 カメラ本体に配置され赤、緑、青の発色
光を被写体に照射する複数の発光ダイオードからなる発
光手段と、 これら複数の発光ダイオードの少なくとも一つの発光量
を可変的に設定する設定手段と、 この設定手段により設定された発光量に従って、撮影時
における前記複数の発光ダイオードの発光量を制御する
制御手段とを備えることを特徴とするカメラ装置。 - 【請求項2】 前記設定手段は、操作入力に応じて前記
複数の発光ダイオードの発光量を設定することを特徴と
する請求項1記載のカメラ装置。 - 【請求項3】 前記操作入力により設定される発光量
で、操作入力時にも前記発光ダイオードを発光させるこ
とを特徴とする請求項2記載のカメラ装置。 - 【請求項4】 前記操作入力は、表示手段に表示される
色サンプルを選択する選択入力であり、 前記設定手段は、選択入力された前記色サンプルに応じ
て、当該色サンプルが示す色を発光させるための複数の
発光ダイオードの発光量を設定することを特徴とする請
求項2記載のカメラ装置。 - 【請求項5】 前記設定手段は、撮影モードに応じて前
記複数の発光ダイオードの発光量を設定すること特徴と
する請求項1記載のカメラ装置。 - 【請求項6】 前記設定手段は、前記カメラ本体に設け
られている撮像手段により取り込まれる画像成分を分析
して、その分析結果に基づき前記複数の発光ダイオード
の最適な発光量を設定することを特徴とする請求項1記
載のカメラ装置。 - 【請求項7】 前記設定手段は、前記カメラ本体に設け
られている撮像手段により予め撮像された画像の色に基
づき、当該色を発光させるための複数の発光ダイオード
の発光量を設定することを特徴とする請求項1記載のカ
メラ装置。 - 【請求項8】 カメラ本体に配置され赤、緑、青の発色
光を被写体に照射する複数の発光ダイオードからなる発
光手段を制御する発光制御方法であって、 これら複数の発光ダイオードの少なくとも一つの発光量
を可変的に設定する設定ステップと、 この設定ステップで設定された発光量に従って、撮影時
における前記複数の発光ダイオードの発光量を制御する
制御ステップとを含むことを特徴とするカメラ装置にお
ける発光制御方法。
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