JPH0618126Y2 - 管路の分岐部の閉塞栓 - Google Patents

管路の分岐部の閉塞栓

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JPH0618126Y2
JPH0618126Y2 JP1987103649U JP10364987U JPH0618126Y2 JP H0618126 Y2 JPH0618126 Y2 JP H0618126Y2 JP 1987103649 U JP1987103649 U JP 1987103649U JP 10364987 U JP10364987 U JP 10364987U JP H0618126 Y2 JPH0618126 Y2 JP H0618126Y2
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JP
Japan
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branch
pipe
branch pipe
plug
pipeline
Prior art date
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JP1987103649U
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JPH0165492U (ja
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慎二 下川
勝男 北
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Ashimori Industry Co Ltd
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Ashimori Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はガス導管や水道管、下水道管等の管路における
分岐部を、内側から閉塞するための栓に関するものであ
る。
従来の技術 前述のような各種の管路に内張りする場合、その管路の
内面に内張り材を張付けて内張りすることが行われてい
る。このように管路に内張りする場合、管路に分岐管が
ついていると、内張り材が分岐部を閉塞してしまうこと
になるため、その分岐部をあとから穿孔して分岐管を本
管に通ぜしめる必要がある。
しかしながら管路内面に内張り材を張付ける場合、接着
剤が分岐管内に流入して、そこで固化する。すると分岐
管内に厚い接着剤層が形成されてしまい、その接着剤層
を貫通して穿孔することは極めて困難である。
そこで特開昭62−16127号公報には、分岐管の分
岐部に内側から弾性パッドを貼付けて閉塞し、その内側
に内張りすることにより分岐管内に接着剤が流入するの
を防止することが記載されている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながらこの弾性パッドは、分岐部に接着するもの
であるため、正確に分岐部を閉塞することが困難であ
る。弾性パッドを貼付ける位置が僅かでもずれると分岐
管内に接着剤が流入し、またずれた弾性パッドの位置を
修正することもできない。
しかも装置に弾性パッドを保持して分岐部にまで搬送す
るのであるが、弾性パッドを一個ずつしか保持すること
ができず、一回の操作で分岐部一つずつしか閉塞するこ
とができず、操作性が悪いものである。
本考案はかかる事情に鑑みなされたもんであって、管路
に内張り材を張付けて内張りするに先立って、その管路
の分岐部を予め閉塞し、分岐管内に接着剤が流入するの
を防止するための栓を提供するものであって、分岐部を
確実に閉塞することができると共に、搬送装置に複数の
栓を搭載して搬送することが可能であり、一回の操作で
複数の分岐部を次々と閉塞することのできる栓を提供す
ることを目的とするものである。
問題点を解決する手段 而して本考案は、管路の分岐部を内側から閉塞するプラ
スチック製の栓であって、分岐管の内径よりやゝ大きい
直径を有する円盤の片面に、複数の短冊状のリブを三角
形乃至多角形状に組合わせてなる突片を突設し、該突片
における前記三角形乃至多角形の頂部に、先細りのテー
パーを有し且つ分岐管の内面に摩擦係止する圧接部材
を、径方向に突設したことを特徴とするものである。
第1図は本考案の栓1の実施例を示すものであって、プ
ラスチックで成型されている。この栓1は、管路の分岐
管の内径よりやゝ大きい直径の円盤2を有し、その周囲
に切欠き3が形成されている。なおこの切欠き3は、後
述する閉塞装置に適用するために形成されたものであっ
て、本考案の分岐部を閉塞する栓としての機能上は、必
ずしも必要なものではない。
また前記円盤2の上面には、分岐管の内面に嵌合し得る
突片4が植設されている。而してこの突片4は、三枚の
短冊状のリブ5を略三角形状に組合わせて形成してお
り、その各リブ5の一端が前記三角形の頂点から突出し
て、先細りのテーパー状の圧接部材6を形成し、これを
分岐部の内面に摩擦係止する圧接部材としている。
なお前記突片4は、先の説明では三枚のリブ5を三角形
状に組合わせて形成し、その先端に圧接部材6を形成し
ているが、リブ5の数は三枚に限られるものではなく、
四枚以上のリブ5を多角形状に組合わせたものとし、当
該多角形における頂点に、前記圧接部材6を突設したも
のとすることもできる。
作用 第3図は本考案の一実施例の栓1を管路の分岐部に装着
して、当該分岐部を閉塞するための装置を示すものであ
る。7は管路であって、8はその管路7から分岐した分
岐管である。9は走行体であって、管路7内に挿入さ
れ、本体10に装着された橇11により管路7内を移動
することができるようなっており、後部に結合されたロ
ッド12又はワイヤー等によって移動せしめられるよう
になっている。
走行体9の本体10の前部には、当該本体10に対して
軸方向に回動可能の回動体13が設けられており、該回
動体13にはテレビカメラ14が装着されている。
さらにその回動体13の前部には、回動体13に対して
図中上下方向即ち管路の半径方向に移動可能の可動部材
15が取付けられている。そして走行体9の移動、本体
10に対する回動体13の回動、及び可動部材15の回
動体13に対する移動は、テレビカメラ14による影像
を見ながら、外部においてリモートコントロールするこ
とができるようになっている。
而して前記可動部材15には、本考案の栓1を分岐管8
の分岐部に装着するための閉塞装置16が取付けられて
いる。
この閉塞装置16を第2図に示すと、17は基台であっ
て、前記可動部材15に対して固定的に取付けられてい
る。また18は摺動部材であって、上板19と摺動杆2
0とよりなり、該摺動杆20が前記基台17に対して図
中上下に摺動自在に支持されている。そしてこの摺動部
材18はばね手段21により、基台17に対して常時上
方に付勢されている。
22は前記上板19の上面に設けられた押上げ体であっ
て、前記上板19を貫通して配設された支柱23によ
り、前記基台17に対して固定的に支持されている。こ
れにより前記摺動部材18は、ばね手段21により上方
に偏倚せしめられ、上板19の上面が押上げ体22に押
付けられた状態で保持されている。
また前記摺動部材18の上部には、栓収納部材24が形
成されている。図面においては、栓収納部材24は押上
げ体22の周囲に配設された数本の支柱25であって、
この支柱25の間に本考案の栓1を数個重ねて収納し、
保持するようになっている。そして前記押上げ体22
が、この栓収納部材24の底部を構成している。
前記支柱25には、その上半部にスリット26が形成さ
れており、該スリット26に線ばね27が嵌合されてい
て、該線ばね27の一部が内方に突出し、支柱25間に
収納された栓1を保持するようになっている。なお栓1
を収納するとき、前記切欠き3は支柱25に嵌合する。
而して閉塞装置16は、平常時においては第2図に示す
ように摺動部材18は基台17に対して上動しており、
上板19はばね手段21の弾力により押上げ体22の下
面に当接せしめられている。従って支柱25は押上げ体
22の上方に最大限に突出しており、栓収納部材24の
容積は大きく、当該栓収納部材24内に本考案の栓1を
数個収納している。
閉塞装置16の栓収納部材24に数個の栓1を収納した
状態で走行体9を管路7内に挿入し、ロッド12等で操
作して管路7内を移動させる。その間テレビカメラ14
で管路7内を撮影し、分岐管8を探す。
テレビカメラ14で撮影した映像を見ながら走行体9の
位置を調節し、さらに必要に応じて回動体13を回動さ
せて、閉塞装置16を分岐管8の内方に位置せしめる。
ここで走行体9の可動部材15を図中上方に移動させる
と、該可動部材15に固定された基台17が上動し、こ
れに伴って摺動部材18も上動する。
そして先ず支柱25の先端が分岐管8の先端面に当接す
る。ここでさらに可動部材15を上動させると、基台1
7は上動するが、摺動部材18は支柱25の先端が分岐
管8で押えられるために上動することができない。従っ
て基台17がばね手段21を圧縮しつつ、摺動部材18
に対して上動し、該基台17に支持された押上げ体22
が、上板19から離れて上動する。そして該押上げ体2
2に載置された栓1群を、支柱25に沿って押上げる。
栓1は支柱25に装着された線ばね27を押し拡げなが
ら上動し、最上端の栓1の突片4が分岐管8の先端内面
に嵌合し、リブ5の端末に形成された圧接部材6が分岐
管8内面に係止して保持される。
このとき本考案の栓1においては、圧接部材6における
テーパーの作用により自動的に分岐管8の中心に位置す
ると共に、圧接部材6の弾力により分岐管8の内面に圧
接して摩擦係止する。
これにより円盤2が分岐管8の開口部を閉塞し、この状
態で栓1は保持される。
次に可動部材15を下動させると、摺動部材19はばね
手段21の弾力により支柱25の先端が分岐管8の端末
に圧接された状態のままで基台17のみが下動し、これ
に伴って押上げ体22も下動する。そして押上げ体22
が上板19の上面に当接すると、引続いて摺動部材18
も下動し、第1図の状態に復帰する。
このとき、先に栓収納部材24内に収納されていた栓1
群のうち、最上端の栓1は分岐管8の端末に保持された
ままで放置され、残りの栓1は栓収納部材24内に収納
され、摺動部材18と共に下動する。
以下前述と同様に走行体9を移動させ、他の分岐部にお
いて同様の操作を繰返し、各分岐管8に栓1を一つずつ
嵌合して閉塞する。従って一度走行体9を管路7内に挿
入することにより、栓収納部材24に収納した栓1の数
に相当する分岐部を、閉塞することができる。
管路7の全ての分岐管8を閉塞したならば、公知の適宜
の方法で管路7内面に内張り材を張付けて内張りする。
そして前記走行体9に閉塞装置17に代えて適宜の穿孔
装置を取付けて、内張りされた管路7内に挿入し、栓1
と共に内張り材に内側から穿孔することにより、分岐管
8を管路7に通ぜしめる。管路の分岐部の穿孔装置とし
ては、ドリル状のもの、打撃により穿孔するもの、熱こ
てで焼き切るものなど、各種の構造のものが提案されて
いるので、適宜のものを選択して使用すればよい。例え
ば分岐部の内張り材を熱こてで焼切って穿孔するのであ
れば、融点の低いEVA樹脂等を選択することにより、
容易に穿孔できると共に、内張り材の孔の周囲をシール
することができるので好ましい。
考案の効果 本考案によれば、管路7の分岐部にその内側から栓1を
単純に押し当てることにより、極めて簡単に栓1を分岐
管8に嵌合して、管路7の分岐部を閉塞することがで
き、また嵌合した後は不用意に脱落することがない。
それ故、管路7に内張り材を張付けて内張りする際に、
管路7の分岐部が栓1で閉塞されているので、内張り材
を接着するための接着剤が分岐管8内に流入することが
なく、分岐管8内に穿孔の障害となる厚い接着剤層が形
成されるようなことがない。また内張り作業の際には、
分岐部には内側から外側に向う力のみが加わるので、内
張り時に栓1が脱落することもなく、接着剤の流入は確
実に阻止される。しかも圧接部材6が分岐管8に嵌合し
て閉塞するので、栓1は常に分岐部を正確に閉塞し、そ
の位置が狂った場合には嵌合できないので位置を修正す
ることにより、正しく嵌合することができる。
従って、後の工程でその分岐部の内張り材を穿孔する際
には、薄い内張り材と栓1のみを穿孔すれば足りるの
で、短時間で容易に穿孔することができる。
また本発明によれば、円盤2の片面に突片4が突設され
ており、該突片4が数個のリブ5を組合わせて三角形状
又は多角形状に形成しており、その頂点に圧接部材6が
突出していて、当該圧接部材6が分岐管8の内面に摩擦
係止するので、栓1の位置に多少の誤差があっても突片
4を分岐管8に嵌合することが可能であり、また分岐管
8の内径に多少の変動があったり、スケール等が付着し
ていても確実に係止することができる。またリブ5の組
合わせにより圧接部材6が相当程度の剛性を有し、その
弾力により摩擦係止するので、栓1は確実に分岐管8に
保持され、不用意に脱落するようなことはない。
また円盤2の片面に複数のリブ5を三角形又は多角形状
に組合わせた形状の突片4を突設しているので、内張り
材と共に栓1に穿孔する際に突片4のみが円盤2から分
離するようなことがなく、確実に穿孔して分岐管を管路
に通ぜしめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の栓の斜視図である。第2図は
本考案の栓を管路の分岐部に装着するための装置の中央
縦断面図であり、第3図は本考案の前記栓を装着する装
置を取付けた走行体の側面図である。 1……栓、2……分岐管 4……突片、5……リブ 6……圧接部材、7……管路 8……分岐管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管路(7)の分岐部を内側から閉塞するプ
    ラスチック製の栓(1)であって、分岐管(8)の内径
    よりやゝ大きい直径を有する円盤(2)の片面に、複数
    の短冊状のリブ(5)を三角形乃至多角形状に組合わせ
    てなる突片(4)を突設し、該突片(4)における前記
    三角形乃至多角形の頂部に、先細りのテーパーを有し且
    つ分岐管(8)の内面に摩擦係止する圧接部材(6)
    を、径方向に突設したことを特徴とする、管路の分岐部
    の閉塞栓
JP1987103649U 1987-07-06 1987-07-06 管路の分岐部の閉塞栓 Expired - Lifetime JPH0618126Y2 (ja)

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JP1987103649U JPH0618126Y2 (ja) 1987-07-06 1987-07-06 管路の分岐部の閉塞栓

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JPH0165492U JPH0165492U (ja) 1989-04-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5798818B2 (ja) * 2011-07-05 2015-10-21 積水化学工業株式会社 管壁穴部の被覆方法、加圧加熱治具、及び管体の接続方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59123792U (ja) * 1983-02-08 1984-08-20 株式会社カクユ− パイプ材の端部閉塞具
JPH0713673Y2 (ja) * 1988-07-18 1995-04-05 幸男 宮田 洗濯物の乾燥装置

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JPH0165492U (ja) 1989-04-26

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