JP5798818B2 - 管壁穴部の被覆方法、加圧加熱治具、及び管体の接続方法 - Google Patents
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図1に実施形態1に係る本発明被覆方法を示す。本実施形態は、ポリオレフィン系の熱可塑性樹脂(ポリエチレン)からなる水道管(特許請求の範囲における「管体」に相当。以下、「管体100」と称する。)の管頂部分に生じたひび割れなどの損傷部分(特許請求の範囲における「穴部」に相当。以下、「穴部101」と称する。)を本発明被覆方法にて被覆し、もって管体100を補修するものである。
図5に実施形態2に係る本発明被覆方法を示す。本実施形態は、既設管200の管路に沿って敷設された、更生管300の管頂部分に意図的に設けられた円形の貫通孔301を本発明被覆方法にて被覆し、もって更生管300を補修するものである。
図17に実施形態3に係る本発明接続方法を示す。本実施形態は、熱可塑性樹脂(ポリプロピレン)からなる帯状部材310が螺旋状に付加形成された更生管300を既設管200の管路内に敷設する際に、必要に応じて開口端同士を対峙させた状態で隣接させた更生管300の間に生じた継ぎ目302を被覆すると共に隣接する更生管300同士を接続するものである(図17(a)参照)。なお、更生管300を構成する帯状部材310は、前記実施形態2において説明したものと同様である。
11 被覆部材本体
12 一面
13 他面
14 厚肉部
15 ガイドリブ
2 加圧加熱治具
21 ジャッキ
22 ロッド
23 電熱ヒータ
24 金属プレート
25 係止部
26 スペーサ部材
261 底板部
262 側板部
263 架橋部材
27 加熱部材
271 基板
2711 切り欠き
272 金属プレート
2721 プレートヒータ
2722 金属プレート本体
273 支持部材
2731 上部支持部材
2732 下部支持部材
2733 円盤部
2734 芯棒部
2735 切り欠き
2736 長穴
2737 係止穴
274 バネ
275 ボルト
100 管体
101 穴部
200 既設管
300 更生管
301 貫通孔
302 継ぎ目
310 帯状部材
311 基板
312 補強リブ
313 雄型嵌合部
314 雌型嵌合部
315 接合凹部
320 コネクタ
321 接合凸部
330 補強金具
400 裏込め材
401 凹穴
Claims (9)
- 熱可塑性樹脂からなる管体の管壁に生じた穴部を被覆する管壁穴部の被覆方法であって、
前記管体は、既設管を更生するために既設管の管路内に敷設された更生管であり、
前記穴部は、前記既設管の内壁と前記更生管の外壁との間に存する間隙に裏込め材を充填する際に、前記更生管の浮上を防止するために管壁に設けられた貫通孔であり、
前記管体における前記穴部が生じている部分に対し、熱可塑性樹脂からなる板状の被覆部材の一面を、前記管体の内壁面側からあてがうことによって、前記被覆部材にて前記穴部を覆い、
前記被覆部材を、前記管体の内壁面に向かって他面側から加圧すると共に前記被覆部材の融点以上の温度で加熱することによって、
前記被覆部材を、前記穴部を覆った状態で、前記管体の内壁面に溶着することを特徴とする管壁穴部の被覆方法。 - 請求項1に記載の管壁穴部の被覆方法において、
前記被覆部材として、板状の被覆部材本体の一面に、円形の穴部に嵌挿し得る外径を有する円柱状又は円筒状のガイドリブが設けられてなるものを用い、
前記穴部に前記ガイドリブを嵌挿させた状態で、前記被覆部材本体の一面を、前記管体の内壁面側からあてがう管壁穴部の被覆方法。 - 熱可塑性樹脂からなる管体の管壁に生じた穴部を被覆する管壁穴部の被覆方法であって、
前記管体における前記穴部が生じている部分に対し、熱可塑性樹脂からなる板状の被覆部材の一面を、前記管体の内壁面側からあてがうことによって、前記被覆部材にて前記穴部を覆い、
前記被覆部材は、板状の被覆部材本体の周縁部において、厚みを増加させた厚肉部が設けられており、
前記穴部を覆った状態の被覆部材を、前記管体の内壁面に向かって他面側から加圧すると共に前記被覆部材の融点以上の温度で加熱することによって、前記管体の内壁面に溶着することを特徴とする管壁穴部の被覆方法。 - 熱可塑性樹脂からなる管体の管壁に生じた穴部を被覆する管壁穴部の被覆方法であって、
前記管体における前記穴部が生じている部分に対し、熱可塑性樹脂からなる板状の被覆部材の一面を、前記管体の内壁面側からあてがうことによって、前記被覆部材にて前記穴部を覆い、
金属プレートを備えた加圧加熱治具を用い、前記金属プレートを前記被覆部材の他面側から圧接させると共に加熱し、
前記穴部を覆った状態の被覆部材を、前記管体の内壁面に向かって他面側から加圧すると共に前記被覆部材の融点以上の温度で加熱して、前記管体の内壁面に溶着することを特徴とする管壁穴部の被覆方法。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の管壁穴部の被覆方法において用いられる加圧加熱治具であって、
底板部と前記底板部の周縁から立ち上げられた複数の側板部とを有するスペーサ部材と、
断熱材からなる基板の一面側に電熱によって加熱される金属プレートが備えられると共に、前記基板の他面側に、弾性的に伸縮可能となされた支持部材の一端が固定された加熱部材と、
を具備してなり、
前記スペーサ部材における前記底板部に前記支持部材の他端側が固定された状態、且つ、前記複数の側板部が前記金属プレートの周縁に配置された状態にて、前記スペーサ部材に前記加熱部材が固定されてなり、
加熱された前記金属プレートが前記被覆部材の他面に圧接されると共に前記複数の側板部の端部が前記管体の内壁面に当接された際に、前記被覆部材から受ける反力にて前記金属プレートが前記底板部に向かって後退されるものであることを特徴とする加圧加熱治具。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の管壁穴部の被覆方法において用いられる加圧加熱治具であって、
底板部と前記底板部の周縁から立ち上げられた複数の側板部とを有するスペーサ部材と、
断熱材からなる基板の一面側に電熱によって加熱される金属プレートが備えられると共に、前記基板の他面側に支持部材の一端が固定された加熱部材と、
を具備してなり、
前記スペーサ部材における前記底板部に前記支持部材の他端側が固定された状態、且つ、前記複数の側板部が前記金属プレートの周縁に配置された状態にて、前記スペーサ部材に前記加熱部材が固定されてなり、
前記複数の側板部の各端部が、前記被覆部材の厚さ分以下に設定された突出幅にて、前記金属プレートの表面の位置より突出されてなることを特徴とする加圧加熱治具。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の管壁穴部の被覆方法において用いられる加圧加熱治具であって、
底板部と前記底板部の周縁から立ち上げられた複数の側板部とを有するスペーサ部材と、
断熱材からなる基板の一面側に電熱によって加熱される金属プレートが備えられた加熱部材と、
を具備してなり、
前記スペーサ部材における前記底板部に前記加熱部材における基板の他面が固定された状態、且つ、前記複数の側板部が前記金属プレートの周縁に配置された状態にて、前記スペーサ部材に前記加熱部材が固定されてなり、
前記複数の側板部の各端部が、前記被覆部材の厚さ分以下に設定された突出幅にて、前記金属プレートの表面の位置より突出されてなることを特徴とする加圧加熱治具。 - 開口端同士を対峙させた状態で隣接させた、熱可塑性樹脂からなる管体間の継ぎ目を被覆すると共に隣接する管体同士を接続する管体の接続方法であって、
前記継ぎ目が生じている部分に対し、熱可塑性樹脂からなる長尺帯板状の被覆部材の一面を、前記管体の内壁面側からあてがうことによって、前記被覆部材にて前記継ぎ目を覆い、
前記被覆部材として、長尺帯状の被覆部材本体の長さ方向に沿う両側縁部において厚みを増加させた厚肉部が設けられてなるものを用い、
前記被覆部材を、前記管体の内壁面に向かって他面側から加圧すると共に前記被覆部材の融点以上の温度で加熱することによって、
前記被覆部材を、前記継ぎ目を覆った状態で、前記管体の内壁面に溶着することを特徴とする管体の接続方法。 - 請求項8に記載の管体の接続方法において、
前記被覆部材として、長尺帯状の被覆部材本体の一面の長さ方向に沿って一ないし複数条のガイドリブが設けられてなるものを用い、
前記継ぎ目に沿って前記ガイドリブを挿入させた状態で、前記被覆部材の一面を、前記管体の内壁面側からあてがう管体の接続方法。
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