JPH0140586Y2 - - Google Patents

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JPH0140586Y2
JPH0140586Y2 JP18592784U JP18592784U JPH0140586Y2 JP H0140586 Y2 JPH0140586 Y2 JP H0140586Y2 JP 18592784 U JP18592784 U JP 18592784U JP 18592784 U JP18592784 U JP 18592784U JP H0140586 Y2 JPH0140586 Y2 JP H0140586Y2
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cylindrical body
pipe
collar
rod
locking pawl
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は筒状体へのカラー挿入装置、特に多
数の金属細線を編んで筒状体としたメツシユ筒状
体の内部の所定位置にカラーを挿入する装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
自動車の排気ガスシステムのフレキシブルチユ
ーブ内に挿入して使用されるメツシユ筒状体は多
数の金属細線を編んで可撓性に富む筒状に形成さ
れたものである。第6図はメツシユ筒状体の斜視
図、第7図はその断面図である。
図面においてメツシユ筒状体1は、ステンレス
鋼線等の金属細線2を複数本板状に並べた状態で
メツシユ状に編んで筒状に形成した本体3の一端
に、大径突出部4を有する内カラー5および外カ
ラー6を装着して本体3の端部を挟むとともに、
他端に内カラー7を挿入し、それぞれ溶接点8を
スポツト溶接等により固着して製造される。内カ
ラー7はメツシユ筒状体1の端末のほぐれを防止
し、真円形状に保持するために固着される。この
ようなメツシユ筒状体1は自動車の排気ガスシス
テムのフレキシブルチユーブ内に挿入され、矢印
A,B方向に排気ガスを流すように使用される。
従来、メツシユ筒状体1への内カラー7の挿入
は、他端の内外カラー5,6の固着後、人手によ
り行われていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕 メツシユ筒状体1においては、内カラー7は他
端の内カラー5の先端から一定距離lを保持する
ように挿入されなければならないが、従来は人手
によつて挿入していたため、本体3の変形や目測
の誤まり等により、内カラー7を所定位置に取付
けることができず、距離lを一定に設定すること
が難しいという問題点があつた。
この考案は上記問題点を解決するためのもの
で、簡単な構造および操作により、筒状体の内部
の所定位置にカラーを挿入することができる筒状
体へのカラー挿入装置を提供することを目的とし
ている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、筒状体の一端部をクランプするク
ランプと、クランプされた筒状体の一端部から他
端部へ挿入される移動可能なパイプと、このパイ
プの先端部に放射状に設けられたピンサポート
と、前記パイプの外側に開閉する開閉部およびパ
イプの内側に突出する係合部をほぼL字状に有し
かつピンにより前記ピンサポートに回転可能に取
付けられた係止爪と、前記パイプに前進後退可能
に挿入されかつ前記係止爪の係合部と係合するロ
ツドと、このロツドを挿通した状態で前記パイプ
を支持して筒状体内に挿入するようにスライド可
能なスライド支持装置とを備えた筒状体へのカラ
ー挿入装置である。
〔作用〕
本考案の筒状体へのカラー挿入装置において
は、筒状体の他端から内側の適当な位置にカラー
を挿入した状態でクランプにより筒状体の一端部
をクランプし、クランプした一端部からパイプを
筒状体内に挿入して、ロツドを前進(または後
退)させ、係止爪を回転させてパイプの外側に開
く。この状態でスライド支持装置をスライドさせ
てパイプを筒状体内に所定位置まで挿入すると、
パイプの先端部で開いた係止爪はカラーを押して
所定位置に移動させる。この状態でカラーをスポ
ツト溶接等により固着すると、カラーは所定位置
に固着される。
またロツドを後退(または前進)させると、係
止爪は前記と逆方向に回転して閉じ、この状態で
スライド支持装置を逆方向にスライドさせると、
パイプは筒状体内を後退する。こうして筒状体を
クランプから外すと、筒状体内の所定位置にカラ
ーを固着した状態で筒状体を取外すことができ
る。カラーの固着は筒状体の取外し後に行つても
よい。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。第1図はこの考案の一実施例を示す断面
図、第2図はその一部の拡大図、第3図はその側
面図、第4図は動作状態を示す第2図に対応する
拡大図、第5図は挿着するメツシユ筒状体の断面
図であり、第6図およよび第7図と同一符号は同
一または相当部分を示す。
図面において、11はベースプレートであつ
て、上クランプ12aおよび下クランプ(クラン
プ受)12bからなるクランプ12が一端に固定
されている。クランプ12は上クランプ12aが
回転可能とされ、メツシユ筒状体1の一端部を挟
んで保持できる構造となつている。クランプ12
でメツシユ筒状体1をクランプした状態で、メツ
シユ筒状体1の中央部から他端部を載置できるよ
うに保持台13が配置されている。
ベースプレート11上にはスライドプレート1
4がクランプ12に向つてスライド可能に設けら
れ、メイン流体圧シリンダ15によつて往復動可
能とされている。スライドプレート14に対向し
てその移動範囲を限定するストツパ16がクラン
プ12に調節可能に取付けられている。
スライドプレート14には、クランプされたメ
ツシユ筒状体1の一端部から他端部へ挿入できる
ように、パイプ17が移動可能に取付けられてい
る。パイプ17内には前進、後退できるようにロ
ツド18が挿通しており、その基部はスライドプ
レート14に取付けられたサブ流体圧シリンダ1
9に連結して移動可能とされている。
パイプ17の先端部には放射状に4対のピンサ
ポート20が形成され、それぞれピン21により
ほぼL字状の係止爪22が回転可能に取付けられ
ている。係止爪22は回転によりパイプ17の外
側に開きまたは閉じる開閉部22aとパイプ17
の内側に突出する係合部22bとをほぼL字状に
有し、L字状中間部においてピン21により回転
可能に取付けられている。ロツド18の先端には
大径の頭部23aを有するヘツド23がねじ付け
られており、ロツド18の先端との間に形成され
る係合凹部24に係止爪22の係合部22bが係
合している。
以上のように構成された装置によりメツシユ筒
状体1に内カラー7を挿入するには、まず、第5
図に示すように、メツシユ筒状体1の一端に内カ
ラー5および外カラー6を装着し、本体3の端部
を挟んだ状態で溶接点8をスポツト溶接して固着
した後、メツシユ筒状体1の他端の開口から内カ
ラー7を若干内側の適当な位置に挿入する。
次いで第1図に示すように、パイプ17がクラ
ンプ12を通して若干突出している状態で、パイ
プ17をメツシユ筒状体1内に挿入するようにメ
ツシユ筒状体1を装着し、その一端部の内カラー
5の大径突出部4を上下クランプ12a,12b
間に挟んでクランプする。このときメツシユ筒状
体1の中央部および他端部は保持台13上に載置
する。
この状態でサブ流体圧シリンダ19を作動させ
てロツド18を前進させると、第2図の状態から
第4図に示すように、ロツド18の先端が係止爪
22の係合部22bを裏側から押し上げ、これに
より係止爪22がピン21を軸として回転し、開
閉部22aがパイプ17の外側に半径方向に開
く。
この状態でメイン流体圧シリンダ15を作動さ
せて、スライドプレート14をクランプ12側に
スライドさせると、スライドプレート14に固定
されたパイプ17およびロツド18もこれに同期
して移動するので、開いた係止爪22の開閉部2
2aの先端が内カラー7に当接して、メツシユ筒
状体1内で内カラー7を移動させる。スライドプ
レート14は所定の停止位置に調節されたストツ
パ16に衝突して停止し、これにより内カラー7
は所定位置すなわち先端から距離lの位置に挿入
される。
この状態で溶接点8をスポツト溶接等により固
着して、内カラー7を固定することができるが、
仮固定した状態でメツシユ筒状体1を取外した
後、スポツト溶接等による固定を行うこともでき
る。
メツシユ筒状体1を取外すには、サブ流体圧シ
リンダ19を逆方向に作動させてロツド18を後
退させると、ヘツド23の頭部23aの裏側が係
止爪22の開閉部22aを押し戻して、第2図の
位置に復元する。この状態でメイン流体圧シリン
ダ15を逆方向に作動させて、スライドプレート
14を後退させると、パイプ17およびロツド1
8はメツシユ筒状体1内を後退する。この状態で
上クランプ12aを回転させてクランプを解除す
ると、所定位置に内カラー7を位置させた状態で
メツシユ筒状体1を取外すことができる。
なお、以上の実施例ではロツド18の前進によ
り係止爪22が開き、後退により閉じるようにし
たが、逆でもよい。またスライドプレート14お
よびロツド18の前進、後退を流体圧シリンダで
行うようにしたが、他の駆動手段によつてもよ
く、場合によつては人手によることも可能であ
る。さらに対象となる筒状体としてはメツシユ筒
状体に限らず、一般の筒状体であつてもよい。
〔考案の効果〕
この考案によれば、パイプ内に挿通したロツド
により係止爪を開閉可能とし、スライド支持装置
によりパイプを筒状体内へ挿入するようにしたの
で、係止爪を開いた状態でパイプを所定位置まで
スライドさせることにより、カラーを筒状体の所
定位置に挿入することができ、簡単な装置と操作
により正確にカラーの挿入を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図はその一部の拡大図、第3図はその側面図、
第4図は動作状態を示す第2図に対応する拡大
図、第5図は挿着するメツシユ筒状体の断面図、
第6図はメツシユ筒状体の斜視図、第7図はその
断面図であり、各図中、同一符号は同一または相
当部分を示す。 1……メツシユ筒状体、2……金属細線、3…
…本体、5,7……内カラー、6……外カラー、
11……ベースプレート、12……クランプ、1
3……保持台、14……スライドプレート、15
……メイン流体圧シリンダ、16……ストツパ、
17……パイプ、18……ロツド、19……サブ
流体圧シリンダ、22……係止爪、22a……開
閉部、22b……係合部、23……ヘツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 筒状体の一端部をクランプするクランプと、
    クランプされた筒状体の一端部から他端部へ挿
    入される移動可能なパイプと、このパイプの先
    端部に放射状に設けられたピンサポートと、前
    記パイプの外側に開閉する開閉部およびパイプ
    の内側に突出する係合部をほぼL字状に有しか
    つピンにより前記ピンサポートに回転可能に取
    付けられた係止爪と、前記パイプに前進後退可
    能に挿入されかつ前記係止爪の係合部と係合す
    るロツドと、このロツドを挿通した状態で前記
    パイプを支持して筒状体内に挿入するようにス
    ライド可能なスライド支持装置とを備えた筒状
    体へのカラー挿入装置。 (2) ロツドは大径の頭部を有するヘツドを先端部
    に取付けて係止爪との係合凹部を形成したもの
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載の筒
    状体へのカラー挿入装置。 (3) ロツドおよびスライド支持装置は流体圧シリ
    ンダにより移動可能とされた実用新案登録請求
    の範囲第1項または第2項記載の筒状体へのカ
    ラー挿入装置。
JP18592784U 1984-12-07 1984-12-07 Expired JPH0140586Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2531644Y2 (ja) * 1989-08-26 1997-04-09 三恵工業株式会社 車輌用排気系フランジ継手
JP2552806Y2 (ja) * 1991-03-29 1997-10-29 日産ディーゼル工業株式会社 自動車用排気管
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