JPH06181247A - 集積回路試験方法及び集積回路試験装置 - Google Patents
集積回路試験方法及び集積回路試験装置Info
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- JPH06181247A JPH06181247A JP4334211A JP33421192A JPH06181247A JP H06181247 A JPH06181247 A JP H06181247A JP 4334211 A JP4334211 A JP 4334211A JP 33421192 A JP33421192 A JP 33421192A JP H06181247 A JPH06181247 A JP H06181247A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 集積回路製造上生じてしまった欠陥を有して
しまっている不良品であるか否かを能率良く判定する。 【構成】 試験対象のMOS集積回路30が、逆電圧の
印加されているその内部のPN接合部にリーク電流が流
れてしまっている不良品であるか否かを判定することに
よって、集積回路製造上生じてしまった欠陥を判定す
る。前記MOS集積回路30には、試験電源回路14に
よって、前記PN接合部の順方向電流が流れる電圧以下
の電源電圧VDDを印加する。このときの電源電流I
DDは、前記リーク電流の有無により大きく依存してい
る。従って、該電源電流IDDの大小から不良品であるか
否かの判定を行う。
しまっている不良品であるか否かを能率良く判定する。 【構成】 試験対象のMOS集積回路30が、逆電圧の
印加されているその内部のPN接合部にリーク電流が流
れてしまっている不良品であるか否かを判定することに
よって、集積回路製造上生じてしまった欠陥を判定す
る。前記MOS集積回路30には、試験電源回路14に
よって、前記PN接合部の順方向電流が流れる電圧以下
の電源電圧VDDを印加する。このときの電源電流I
DDは、前記リーク電流の有無により大きく依存してい
る。従って、該電源電流IDDの大小から不良品であるか
否かの判定を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試験対象のMOS(me
tal oxide semiconductor )集積回路が、逆電圧の印加
されているPN接合部にリーク電流が流れてしまう不良
品か否かを判定するMOS集積回路の集積回路試験方法
に係り、あるいは、このような集積回路試験方法を自動
的に行うことができる集積回路試験装置に係り、特に、
試験対象のMOS集積回路が、集積回路製造上生じてし
まった欠陥等(表面汚染等の不良を含む)を有してしま
っている不良品であるか否かを判定することができる、
集積回路試験方法及び集積回路試験装置に関する。
tal oxide semiconductor )集積回路が、逆電圧の印加
されているPN接合部にリーク電流が流れてしまう不良
品か否かを判定するMOS集積回路の集積回路試験方法
に係り、あるいは、このような集積回路試験方法を自動
的に行うことができる集積回路試験装置に係り、特に、
試験対象のMOS集積回路が、集積回路製造上生じてし
まった欠陥等(表面汚染等の不良を含む)を有してしま
っている不良品であるか否かを判定することができる、
集積回路試験方法及び集積回路試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI(large scale integrated circu
it)の設計技術や製造技術など、様々なデジタル技術の
進歩には目覚ましいものがある。例えば、近年において
は、非常に高性能なCPU(central processing unit
)がワンチップ化されている。又、集積回路の集積度
の増加にも目覚ましいものがあり、様々な面でデジタル
技術が急速に進歩している。
it)の設計技術や製造技術など、様々なデジタル技術の
進歩には目覚ましいものがある。例えば、近年において
は、非常に高性能なCPU(central processing unit
)がワンチップ化されている。又、集積回路の集積度
の増加にも目覚ましいものがあり、様々な面でデジタル
技術が急速に進歩している。
【0003】一方、電子機器の集積回路化は、電子機器
全体の大きさを小型化することができるだけでなく、電
子機器の信頼性の向上や消費電力の低減などの多くの利
点を有している。又、近年では、従来アナログ回路にて
構成された電子機器のデジタル回路化が進んでいる。
全体の大きさを小型化することができるだけでなく、電
子機器の信頼性の向上や消費電力の低減などの多くの利
点を有している。又、近年では、従来アナログ回路にて
構成された電子機器のデジタル回路化が進んでいる。
【0004】前述のように集積回路の集積度が向上する
に連れ、又、様々な形態の電子機器が集積回路化される
に連れ、製造される集積回路をいかに能率良く試験する
かが大きな課題となっている。これは、製造上何等かの
不良部分を生じてしまったとしても、製造中、あるいは
製造後における種々の試験を行うことによって、製品品
質を確保するというものである。
に連れ、又、様々な形態の電子機器が集積回路化される
に連れ、製造される集積回路をいかに能率良く試験する
かが大きな課題となっている。これは、製造上何等かの
不良部分を生じてしまったとしても、製造中、あるいは
製造後における種々の試験を行うことによって、製品品
質を確保するというものである。
【0005】集積回路製造上生じてしまった欠陥を有し
てしまっている不良品であるか否かを判定する集積回路
試験方法としては、所定のテストパターンを試験対象の
集積回路の入力へと順次入力し、これに対する応答とし
て該集積回路の出力から逐次出力される信号と、期待信
号とを比較することによって、該集積回路が不良品であ
るか否かを判定するというものがある。又、このような
テストパターンを用いた集積回路試験方法では、試験対
象である集積回路の内部回路を分割して試験することも
あり、又、試験対象である集積回路に作り込まれた自己
診断機能が用いられることもある。自己診断機能を用い
た代表的な集積回路試験方法としては、いわゆるスキャ
ン方式(LSSD、level sensitive scan design )と
呼ばれるものがある。この集積回路試験方法は、テスト
モードのときに集積回路内のフリップフロップを数珠繋
ぎにしてシフトレジスタとして動作させ、該集積回路の
所定の外部端子として設けられたシフト入力端子及びシ
フト出力端子を用いて、これら数珠繋ぎとなったフリッ
プフロップ全てを該集積回路外部からアクセスするとい
うものである。
てしまっている不良品であるか否かを判定する集積回路
試験方法としては、所定のテストパターンを試験対象の
集積回路の入力へと順次入力し、これに対する応答とし
て該集積回路の出力から逐次出力される信号と、期待信
号とを比較することによって、該集積回路が不良品であ
るか否かを判定するというものがある。又、このような
テストパターンを用いた集積回路試験方法では、試験対
象である集積回路の内部回路を分割して試験することも
あり、又、試験対象である集積回路に作り込まれた自己
診断機能が用いられることもある。自己診断機能を用い
た代表的な集積回路試験方法としては、いわゆるスキャ
ン方式(LSSD、level sensitive scan design )と
呼ばれるものがある。この集積回路試験方法は、テスト
モードのときに集積回路内のフリップフロップを数珠繋
ぎにしてシフトレジスタとして動作させ、該集積回路の
所定の外部端子として設けられたシフト入力端子及びシ
フト出力端子を用いて、これら数珠繋ぎとなったフリッ
プフロップ全てを該集積回路外部からアクセスするとい
うものである。
【0006】一方、集積回路試験方法として、試験対象
のMOS集積回路中で、逆電圧の印加されているPN接
合部にリーク電流が流れてしまっている不良品を判定す
るというものがある。
のMOS集積回路中で、逆電圧の印加されているPN接
合部にリーク電流が流れてしまっている不良品を判定す
るというものがある。
【0007】図10は、MOS集積回路中に組み込まれ
る一般的なインバータゲートの回路図である。
る一般的なインバータゲートの回路図である。
【0008】この図10に示されるインバータゲート
は、入力INに入力された論理を反転させて、出力OU
Tから出力するというものである。該インバータゲート
は、PチャネルMOSトランジスタTPとNチャネルM
OSトランジスタTNとにより構成されている。前記P
チャネルMOSトランジスタTPは、そのソースが電源
VDDに接続され、そのドレインは出力OUT及び前記N
チャネルMOSトランジスタTNのドレインに接続され
ている。一方、前記NチャネルMOSトランジスタTN
は、そのドレインが前記PチャネルMOSトランジスタ
TPのドレイン及び前記出力OUTに接続されており、
そのソースはグランドVSSに接続されている。又、前記
PチャネルMOSトランジスタTPのゲートと前記Nチ
ャネルMOSトランジスタTNのゲートとは、いずれも
前記入力INに接続されている。
は、入力INに入力された論理を反転させて、出力OU
Tから出力するというものである。該インバータゲート
は、PチャネルMOSトランジスタTPとNチャネルM
OSトランジスタTNとにより構成されている。前記P
チャネルMOSトランジスタTPは、そのソースが電源
VDDに接続され、そのドレインは出力OUT及び前記N
チャネルMOSトランジスタTNのドレインに接続され
ている。一方、前記NチャネルMOSトランジスタTN
は、そのドレインが前記PチャネルMOSトランジスタ
TPのドレイン及び前記出力OUTに接続されており、
そのソースはグランドVSSに接続されている。又、前記
PチャネルMOSトランジスタTPのゲートと前記Nチ
ャネルMOSトランジスタTNのゲートとは、いずれも
前記入力INに接続されている。
【0009】図11は、一般的なインバータの集積回路
断面図である。
断面図である。
【0010】この図11においては、前記図10に示さ
れた一般的なインバータゲートの集積回路断面図が示さ
れている。該断面図に示される如く、前記図10の前記
PチャネルMOSトランジスタTPがN基板40上に形
成され、前記図10の前記NチャネルMOSトランジス
タTNが前記N基板40に設けられたPウェル41上に
形成されている。
れた一般的なインバータゲートの集積回路断面図が示さ
れている。該断面図に示される如く、前記図10の前記
PチャネルMOSトランジスタTPがN基板40上に形
成され、前記図10の前記NチャネルMOSトランジス
タTNが前記N基板40に設けられたPウェル41上に
形成されている。
【0011】この図11において、符号42g は前記P
チャネルMOSトランジスタTPのゲートであり、符号
42a は該PチャネルMOSトランジスタTPのソース
であり、符号42b は該PチャネルMOSトランジスタ
TPのドレインである。一方、符号43g は前記Nチャ
ネルMOSトランジスタTNのゲートであり、符号43
a は該NチャネルMOSトランジスタTNのドレインで
あり、符号43b は該NチャネルMOSトランジスタT
Nのソースである。
チャネルMOSトランジスタTPのゲートであり、符号
42a は該PチャネルMOSトランジスタTPのソース
であり、符号42b は該PチャネルMOSトランジスタ
TPのドレインである。一方、符号43g は前記Nチャ
ネルMOSトランジスタTNのゲートであり、符号43
a は該NチャネルMOSトランジスタTNのドレインで
あり、符号43b は該NチャネルMOSトランジスタT
Nのソースである。
【0012】前記入力INがH状態となると、前記Pチ
ャネルMOSトランジスタTPはオフとなり、前記Nチ
ャネルMOSトランジスタTNはオンとなる。一方、該
入力INがL状態となると、前記PチャネルMOSトラ
ンジスタTPはオンとなり、前記NチャネルMOSトラ
ンジスタTNはオフとなる。このように、該入力INが
H状態のときにもL状態のときにも、これらPチャネル
MOSトランジスタTP及びNチャネルMOSトランジ
スタTNとが、共にオンとなることはない。
ャネルMOSトランジスタTPはオフとなり、前記Nチ
ャネルMOSトランジスタTNはオンとなる。一方、該
入力INがL状態となると、前記PチャネルMOSトラ
ンジスタTPはオンとなり、前記NチャネルMOSトラ
ンジスタTNはオフとなる。このように、該入力INが
H状態のときにもL状態のときにも、これらPチャネル
MOSトランジスタTP及びNチャネルMOSトランジ
スタTNとが、共にオンとなることはない。
【0013】しかしながら、集積回路製造上生じてしま
った欠陥によっては、これらPチャネルMOSトランジ
スタTPあるいはNチャネルMOSトランジスタTNの
いずれかがオンのときに、他方もオンあるいは僅かにオ
ンとなってしまうものがある。例えば、前記ソース領域
42a や43b 、あるいは、前記ドレイン領域42bや
43a の近傍などに、予期せぬ不純物の混入があると、
これらの領域42a 、42b 、43a 、43b におい
て、リーク電流が生じてしまう。
った欠陥によっては、これらPチャネルMOSトランジ
スタTPあるいはNチャネルMOSトランジスタTNの
いずれかがオンのときに、他方もオンあるいは僅かにオ
ンとなってしまうものがある。例えば、前記ソース領域
42a や43b 、あるいは、前記ドレイン領域42bや
43a の近傍などに、予期せぬ不純物の混入があると、
これらの領域42a 、42b 、43a 、43b におい
て、リーク電流が生じてしまう。
【0014】このようなリーク電流が生じてしまうと、
消費電力が増大してしまうという問題や、その出力OU
Tの論理が不安定になってしまうという問題がある。
又、このようなリーク電流が生じてしまうと、リーク電
流による温度上昇などで、その特性劣化が早くなってし
まうという問題がある。例えば、このようなリーク電流
が発生してしまっているMOS集積回路は、加速寿命試
験において問題が生じてしまうことが知られている。
消費電力が増大してしまうという問題や、その出力OU
Tの論理が不安定になってしまうという問題がある。
又、このようなリーク電流が生じてしまうと、リーク電
流による温度上昇などで、その特性劣化が早くなってし
まうという問題がある。例えば、このようなリーク電流
が発生してしまっているMOS集積回路は、加速寿命試
験において問題が生じてしまうことが知られている。
【0015】従来、前述のような逆電圧が印加されてい
るPN接合部に流れてしまうリーク電流(以降、単にリ
ーク電流と称する)の判定は、例えばカーブトレーサと
称する測定装置を用い、表示される電源電圧−電源電流
の特性のグラフを目視することによって、人手により判
定している。
るPN接合部に流れてしまうリーク電流(以降、単にリ
ーク電流と称する)の判定は、例えばカーブトレーサと
称する測定装置を用い、表示される電源電圧−電源電流
の特性のグラフを目視することによって、人手により判
定している。
【0016】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、このよ
うなカーブトレーサを用いた人手による集積回路試験方
法は、能率の悪いものであった。又、前記カーブトレー
サに表示される電源電圧−電源電流特性によってMOS
集積回路の不良品と良品とを判定することは非常に微妙
な判定であって、十分な試験精度を得ることは困難であ
った。
うなカーブトレーサを用いた人手による集積回路試験方
法は、能率の悪いものであった。又、前記カーブトレー
サに表示される電源電圧−電源電流特性によってMOS
集積回路の不良品と良品とを判定することは非常に微妙
な判定であって、十分な試験精度を得ることは困難であ
った。
【0017】例えば、多入力のLSIでは静止電源電流
(待機状態の電源電流)を測定するために、各入力端子
に、所定個所の論理状態が所望のものとなる、対応する
論理状態を入力しておかなければならない。
(待機状態の電源電流)を測定するために、各入力端子
に、所定個所の論理状態が所望のものとなる、対応する
論理状態を入力しておかなければならない。
【0018】例えば、図12の入力IN1には、“L”
レベルを加えると、電源電流が流れる。又、図13の入
力IN2には、“H”レベルを加えると、電源電流が流
れる。これら図11及び図12に示される場合は、前記
入力IN1に“H”、前記入力IN2に“L”レベルを
加える必要がある。即ち、各入力に対して、所定のテス
トパターンを入力する必要がある。
レベルを加えると、電源電流が流れる。又、図13の入
力IN2には、“H”レベルを加えると、電源電流が流
れる。これら図11及び図12に示される場合は、前記
入力IN1に“H”、前記入力IN2に“L”レベルを
加える必要がある。即ち、各入力に対して、所定のテス
トパターンを入力する必要がある。
【0019】又、前記リーク電流の従来の測定方法(電
源に通常の電圧を加えた測定)では、微小なものについ
ては検出が困難であった。これは、デバイスの回路動作
を確認する関係上、回路動作による電源電流自体や電源
電流の変動に埋もれてしまうためである。又、微小な欠
陥のリーク(接合リーク)電流は、回路動作上の種々の
リークに埋もれて検出ができなかった。
源に通常の電圧を加えた測定)では、微小なものについ
ては検出が困難であった。これは、デバイスの回路動作
を確認する関係上、回路動作による電源電流自体や電源
電流の変動に埋もれてしまうためである。又、微小な欠
陥のリーク(接合リーク)電流は、回路動作上の種々の
リークに埋もれて検出ができなかった。
【0020】なお、前述のテストパターンを用いた集積
回路試験方法は、所定のテストパターンを試験対象の集
積回路の入力に順次入力するというものであるという性
質上、非常に試験時間を要するものであった。又、単に
前記リーク電流が生じてしまっていても、論理演算上の
誤りがその試験時に発生しなければ、不良品として判定
することはできなかった。
回路試験方法は、所定のテストパターンを試験対象の集
積回路の入力に順次入力するというものであるという性
質上、非常に試験時間を要するものであった。又、単に
前記リーク電流が生じてしまっていても、論理演算上の
誤りがその試験時に発生しなければ、不良品として判定
することはできなかった。
【0021】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、試験対象のMOS集積回路が、集積
回路製造上生じてしまった欠陥を有してしまっている不
良品であるか否かを能率良く判定することができる、集
積回路試験方法及び集積回路試験装置を提供することを
目的とする。
くなされたもので、試験対象のMOS集積回路が、集積
回路製造上生じてしまった欠陥を有してしまっている不
良品であるか否かを能率良く判定することができる、集
積回路試験方法及び集積回路試験装置を提供することを
目的とする。
【0022】
【課題を達成するための手段】本願の第1発明の集積回
路試験方法は、試験対象のMOS集積回路が、逆電圧の
印加されているPN接合部にリーク電流が流れてしまう
不良品か否かを判定するMOS集積回路の集積回路試験
方法において、試験対象のMOS集積回路へと、PN接
合部の順方向電流が流れる電圧以下の電源電圧を印加
し、このときの電源電流の大小から、該MOS集積回路
が不良品であるか否かを判定することにより、前記課題
を達成したものである。
路試験方法は、試験対象のMOS集積回路が、逆電圧の
印加されているPN接合部にリーク電流が流れてしまう
不良品か否かを判定するMOS集積回路の集積回路試験
方法において、試験対象のMOS集積回路へと、PN接
合部の順方向電流が流れる電圧以下の電源電圧を印加
し、このときの電源電流の大小から、該MOS集積回路
が不良品であるか否かを判定することにより、前記課題
を達成したものである。
【0023】又、前記第1発明の集積回路試験方法にお
いて、前記MOS集積回路が不良品であるか否かの、前
記電源電流の大小からの判定が、前記電源電圧に対する
前記電源電流の変化率の大小からの判定であることによ
り、前記課題を達成すると共に、その試験精度をより向
上させたものである。
いて、前記MOS集積回路が不良品であるか否かの、前
記電源電流の大小からの判定が、前記電源電圧に対する
前記電源電流の変化率の大小からの判定であることによ
り、前記課題を達成すると共に、その試験精度をより向
上させたものである。
【0024】又、本願の第2発明の集積回路試験装置
は、逆電圧が印加されているPN接合部に流れているリ
ーク電流の大小判定から、該リーク電流によって電源電
流が多くなっている不良品のMOS集積回路を判定する
ための電源電流閾値を記憶する閾値発生器と、試験時
に、試験対象のMOS集積回路へと、PN接合部の順方
向電流が流れる電圧以下の電源電圧を印加する試験電源
回路と、該試験電源回路にて印加される前記電源電圧に
よって流れる前記電源電流を測定する電源電流測定器
と、該電源電流の測定値と前記電源電流閾値とを比較す
る比較器とを備えたことにより、前記課題を達成したも
のである。
は、逆電圧が印加されているPN接合部に流れているリ
ーク電流の大小判定から、該リーク電流によって電源電
流が多くなっている不良品のMOS集積回路を判定する
ための電源電流閾値を記憶する閾値発生器と、試験時
に、試験対象のMOS集積回路へと、PN接合部の順方
向電流が流れる電圧以下の電源電圧を印加する試験電源
回路と、該試験電源回路にて印加される前記電源電圧に
よって流れる前記電源電流を測定する電源電流測定器
と、該電源電流の測定値と前記電源電流閾値とを比較す
る比較器とを備えたことにより、前記課題を達成したも
のである。
【0025】
【作用】前記第1発明及び前記第2発明は、いずれも、
前述のPN接合部リーク電流不良を検査する集積回路試
験方法が、前述のような試験精度の問題を解消すること
によって、集積回路の製造上の欠陥を有する不良品を能
率良く判定できることに着目して成されたものである。
従って、前記第1発明及び前記第2発明は、いずれも、
このようなPN接合部リーク電流不良を検査する集積回
路試験の試験精度低下の原因を見出すと共に、これに対
する対策を考慮することによって成されたものである。
前述のPN接合部リーク電流不良を検査する集積回路試
験方法が、前述のような試験精度の問題を解消すること
によって、集積回路の製造上の欠陥を有する不良品を能
率良く判定できることに着目して成されたものである。
従って、前記第1発明及び前記第2発明は、いずれも、
このようなPN接合部リーク電流不良を検査する集積回
路試験の試験精度低下の原因を見出すと共に、これに対
する対策を考慮することによって成されたものである。
【0026】図1は、MOS集積回路中の一般的なイン
バータゲートの電源電圧−電源電流特性を示すグラフで
ある。
バータゲートの電源電圧−電源電流特性を示すグラフで
ある。
【0027】この図1のグラフにおいては、前記図6や
前記図7に示した前述のインバータゲートの、電源電圧
−電源電流特性の一例が示されている。この図1に示さ
れるグラフは、前記カーブトレーサにて表示されるもの
とほぼ同等である。但し、該カーブトレーサでは、この
ような電源電圧−電源電流特性の細部を目視にて認識す
ることは極めて困難である。
前記図7に示した前述のインバータゲートの、電源電圧
−電源電流特性の一例が示されている。この図1に示さ
れるグラフは、前記カーブトレーサにて表示されるもの
とほぼ同等である。但し、該カーブトレーサでは、この
ような電源電圧−電源電流特性の細部を目視にて認識す
ることは極めて困難である。
【0028】この図1においては、実線A1にて良品の
前記インバータゲートの電源電圧−電源電流特性が示さ
れている。インバータ回路の場合には、PN接合は逆バ
イアス電圧あるいは同電位になるようになっているた
め、正常時には電流は流れない。MOS集積回路の多く
は、このような特性であるため、電源にその規格の電圧
を加えても、電流は流れない。
前記インバータゲートの電源電圧−電源電流特性が示さ
れている。インバータ回路の場合には、PN接合は逆バ
イアス電圧あるいは同電位になるようになっているた
め、正常時には電流は流れない。MOS集積回路の多く
は、このような特性であるため、電源にその規格の電圧
を加えても、電流は流れない。
【0029】一方、破線A2にて、前記PN接合部リー
ク電流不良の生じてしまったインバータゲートの電源電
圧−電源電流特性が示されている。該破線A2の如く、
PN接合に欠陥があるとリーク電流が発生する。又、電
源に負の電圧を加えると、正常なものはPN接合の順方
向電流がVF (順方向バイアス電圧)以上になると流れ
る。しかし、不良品(ジャンクションや、接続部分に欠
陥があるもの)は、OV近傍から電流が流れる。
ク電流不良の生じてしまったインバータゲートの電源電
圧−電源電流特性が示されている。該破線A2の如く、
PN接合に欠陥があるとリーク電流が発生する。又、電
源に負の電圧を加えると、正常なものはPN接合の順方
向電流がVF (順方向バイアス電圧)以上になると流れ
る。しかし、不良品(ジャンクションや、接続部分に欠
陥があるもの)は、OV近傍から電流が流れる。
【0030】なお、当該インバータゲートに用いられて
いる前記PチャネルMOSトランジスタTPの閾値電圧
Vt 及び前記NチャネルMOSトランジスタTNの閾値
電圧Vt は、いずれも約0.6Vである。
いる前記PチャネルMOSトランジスタTPの閾値電圧
Vt 及び前記NチャネルMOSトランジスタTNの閾値
電圧Vt は、いずれも約0.6Vである。
【0031】このような電源電圧−電源電流特性におい
て、そのインバータゲートに用いられる前記Pチャネル
MOSトランジスタの前記閾値電圧Vt や前記Nチャネ
ルMOSトランジスタTNの前記閾値電圧Vt 以下の電
源電圧VDDを印加したとき、前記PN接合部リーク電流
不良を有するものの電源電流IDDと、良品の電源電流I
DDとの格差がより顕著であることに着目して、前記第1
発明及び前記第2発明は成されたものである。
て、そのインバータゲートに用いられる前記Pチャネル
MOSトランジスタの前記閾値電圧Vt や前記Nチャネ
ルMOSトランジスタTNの前記閾値電圧Vt 以下の電
源電圧VDDを印加したとき、前記PN接合部リーク電流
不良を有するものの電源電流IDDと、良品の電源電流I
DDとの格差がより顕著であることに着目して、前記第1
発明及び前記第2発明は成されたものである。
【0032】図2は、一般的なNチャネルMOSトラン
ジスタをMOSダイオードとして動作させたものを示す
線図である。
ジスタをMOSダイオードとして動作させたものを示す
線図である。
【0033】この図2の左の回路図においては、Nチャ
ネルMOSトランジスタTNのドレインは電源VDDに接
続され、そのソースはグランドVSSに接続されている。
又、該NチャネルMOSトランジスタTNのゲートは電
源VDDに接続されており、該NチャネルMOSトランジ
スタTNはMOSダイオードとして動作されている。該
NチャネルMOSトランジスタのその閾値電圧Vt は
1.0Vとなっている。
ネルMOSトランジスタTNのドレインは電源VDDに接
続され、そのソースはグランドVSSに接続されている。
又、該NチャネルMOSトランジスタTNのゲートは電
源VDDに接続されており、該NチャネルMOSトランジ
スタTNはMOSダイオードとして動作されている。該
NチャネルMOSトランジスタのその閾値電圧Vt は
1.0Vとなっている。
【0034】この図2の右側に示されるグラフでは、前
記NチャネルMOSトランジスタのドレイン・ソース間
電圧即ち電源電圧VDDと、ドレイン・ソース間電流即ち
電源電流IDDとの特性が示されている。前記Nチャネル
MOSトランジスタTNはMOSダイオードとして動作
されているので、このグラフは、該MOSダイオードの
PN接合部に係る順方向電圧−順方向電流特性のグラフ
ともなっている。このグラフから明らかな通り、前記電
源電圧VDDが該MOSダイオードに対して順方向の電圧
であっても、その電圧が前記閾値電圧Vt (=1.0
V)以下の場合には、前記電源電流IDD(この場合は順
方向電流)は零となっている。
記NチャネルMOSトランジスタのドレイン・ソース間
電圧即ち電源電圧VDDと、ドレイン・ソース間電流即ち
電源電流IDDとの特性が示されている。前記Nチャネル
MOSトランジスタTNはMOSダイオードとして動作
されているので、このグラフは、該MOSダイオードの
PN接合部に係る順方向電圧−順方向電流特性のグラフ
ともなっている。このグラフから明らかな通り、前記電
源電圧VDDが該MOSダイオードに対して順方向の電圧
であっても、その電圧が前記閾値電圧Vt (=1.0
V)以下の場合には、前記電源電流IDD(この場合は順
方向電流)は零となっている。
【0035】このように、順方向電流が零となると、前
述のようなPN接合部のリーク電流を見出すことは容易
になる。従って、前記第1発明及び前記第2発明では、
いずれも、PN接合部のリーク電流不良を検査する際、
その試験対象のMOS集積回路へと印加される電源電圧
は、該MOS集積回路のPN接合部の順方向電流が流れ
る電圧以下とするようにしている。
述のようなPN接合部のリーク電流を見出すことは容易
になる。従って、前記第1発明及び前記第2発明では、
いずれも、PN接合部のリーク電流不良を検査する際、
その試験対象のMOS集積回路へと印加される電源電圧
は、該MOS集積回路のPN接合部の順方向電流が流れ
る電圧以下とするようにしている。
【0036】図3は、前記第1発明及び前記第2発明の
試験対象のMOS集積回路のインバータゲートの動作を
示す回路図である。
試験対象のMOS集積回路のインバータゲートの動作を
示す回路図である。
【0037】この図3においては、前記図6や前記図7
で示されたものと同じMOS集積回路内の試験対象のイ
ンバータゲートが示されている。この図3においては、
前記図1に示された前記インバータゲートに印加される
電源電圧(以降、電源電圧V DDとも称する)は、電源V
DDとグランドVSSとの間に印加されている。この図3で
は、該電源電圧VDDは、前記PチャネルMOSトランジ
スタTPの閾値電圧Vt の大きさや、前記NチャネルM
OSトランジスタTNの閾値電圧Vt の大きさよりも低
くなっている。又、入力INはグランドVSSに接続され
ている。
で示されたものと同じMOS集積回路内の試験対象のイ
ンバータゲートが示されている。この図3においては、
前記図1に示された前記インバータゲートに印加される
電源電圧(以降、電源電圧V DDとも称する)は、電源V
DDとグランドVSSとの間に印加されている。この図3で
は、該電源電圧VDDは、前記PチャネルMOSトランジ
スタTPの閾値電圧Vt の大きさや、前記NチャネルM
OSトランジスタTNの閾値電圧Vt の大きさよりも低
くなっている。又、入力INはグランドVSSに接続され
ている。
【0038】このように、前記入力INが前記グランド
VSSに接続されているので、当該インバータゲートは、
本来、その出力OUTの論理がH状態となる。又、前記
PチャネルMOSトランジスタTPはオンとなり、前記
NチャネルMOSトランジスタTNはオフとなる。しか
しながら、この図3に示されるように、印加されている
前記電源電圧VDDが前記閾値電圧Vt 以下とされている
ため、前記PチャネルMOSトランジスタTP及び前記
NチャネルMOSトランジスタTNは、それぞれのソー
ス・ドレイン間がいずれもオフとなっている。
VSSに接続されているので、当該インバータゲートは、
本来、その出力OUTの論理がH状態となる。又、前記
PチャネルMOSトランジスタTPはオンとなり、前記
NチャネルMOSトランジスタTNはオフとなる。しか
しながら、この図3に示されるように、印加されている
前記電源電圧VDDが前記閾値電圧Vt 以下とされている
ため、前記PチャネルMOSトランジスタTP及び前記
NチャネルMOSトランジスタTNは、それぞれのソー
ス・ドレイン間がいずれもオフとなっている。
【0039】又、この図3に示されるように接続された
インバータゲートにおいては、これが前述のようなPN
接合部のリーク電流がない良品の場合には、電源電流I
DDはほぼ零となる。しかしながら、前述のようなPN接
合部のリーク電流がある場合には、前記電源電流I
DDは、ほぼ該リーク電流のみの電流となる。従って、前
記電源電圧VDDを前記閾値電圧Vt 以下とすることで、
このようなリーク電流の有無をより容易に判定すること
ができる。
インバータゲートにおいては、これが前述のようなPN
接合部のリーク電流がない良品の場合には、電源電流I
DDはほぼ零となる。しかしながら、前述のようなPN接
合部のリーク電流がある場合には、前記電源電流I
DDは、ほぼ該リーク電流のみの電流となる。従って、前
記電源電圧VDDを前記閾値電圧Vt 以下とすることで、
このようなリーク電流の有無をより容易に判定すること
ができる。
【0040】以上説明した通り、前記第1発明及び前記
第2発明によれば、試験対象のMOS集積回路に、PN
接合部の順方向電流が流れる電圧以下の電源電圧VDDを
印加することによって、このときの電源電流の大小判定
から、該MOS集積回路が不良品であるか否かをより精
度良く判定することが可能である。又、このような判定
は、所定の集積回路試験装置にて、前記PN接合部リー
ク電流不良を判定するための電源電流の所定の閾値と比
較することによって、自動的にも判定することができ
る。従って、このような集積回路試験装置によれば、従
来カーブトレーサを用いて人手によって行っていた集積
回路試験に比べ、その試験結果のばらつきを低減するこ
とが可能である。
第2発明によれば、試験対象のMOS集積回路に、PN
接合部の順方向電流が流れる電圧以下の電源電圧VDDを
印加することによって、このときの電源電流の大小判定
から、該MOS集積回路が不良品であるか否かをより精
度良く判定することが可能である。又、このような判定
は、所定の集積回路試験装置にて、前記PN接合部リー
ク電流不良を判定するための電源電流の所定の閾値と比
較することによって、自動的にも判定することができ
る。従って、このような集積回路試験装置によれば、従
来カーブトレーサを用いて人手によって行っていた集積
回路試験に比べ、その試験結果のばらつきを低減するこ
とが可能である。
【0041】なお、前記第1発明及び前記第2発明にお
いて、前記MOS集積回路が不良品であるか否かの、前
記電源電流の大小からの判定を具体的に限定するもので
はない。例えば、該電源電流の大小からの判定が、後述
する第2実施例の如く、前記電源電圧に対する前記電源
電流の変化率の大小からの判定であっても良い。
いて、前記MOS集積回路が不良品であるか否かの、前
記電源電流の大小からの判定を具体的に限定するもので
はない。例えば、該電源電流の大小からの判定が、後述
する第2実施例の如く、前記電源電圧に対する前記電源
電流の変化率の大小からの判定であっても良い。
【0042】例えば、前記図1に示される前記電源電圧
VDD−電源電流IDD特性では、その試験対象のMOS集
積回路に印加される前記電源電圧VDDが、そのPN接合
部の順方向電流が流れる電圧(その閾値電圧Vt )以下
の場合、実線A1で示される前記電源電圧VDDに対する
前記電源電流IDDの変化率に比べ、破線A2で示される
不良品の前記電源電圧VDDに対する前記電源電流IDDの
変化率は大きくなっている。従って、このような変化率
の大小からの判定も有効であることが分かる。場合によ
っては、単純な電源電流の大小からの判定よりも、より
精度良く不良品であるか否かを判定することが可能であ
る。
VDD−電源電流IDD特性では、その試験対象のMOS集
積回路に印加される前記電源電圧VDDが、そのPN接合
部の順方向電流が流れる電圧(その閾値電圧Vt )以下
の場合、実線A1で示される前記電源電圧VDDに対する
前記電源電流IDDの変化率に比べ、破線A2で示される
不良品の前記電源電圧VDDに対する前記電源電流IDDの
変化率は大きくなっている。従って、このような変化率
の大小からの判定も有効であることが分かる。場合によ
っては、単純な電源電流の大小からの判定よりも、より
精度良く不良品であるか否かを判定することが可能であ
る。
【0043】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
明する。
【0044】図4は、前記第1発明及び前記第2発明が
適用された第1実施例の集積回路試験装置及び第2実施
例の集積回路試験装置の構成を示すブロック図である。
適用された第1実施例の集積回路試験装置及び第2実施
例の集積回路試験装置の構成を示すブロック図である。
【0045】この図4において、集積回路試験装置10
は、試験対象のMOS集積回路30の前述のようなPN
接合部リーク電流不良を検査するものである。該集積回
路試験装置10は、試験電源回路14と、電源電圧測定
器16と、電源電流測定器18と、制御装置20とを備
えている。
は、試験対象のMOS集積回路30の前述のようなPN
接合部リーク電流不良を検査するものである。該集積回
路試験装置10は、試験電源回路14と、電源電圧測定
器16と、電源電流測定器18と、制御装置20とを備
えている。
【0046】前記MOS集積回路30の電源端子VDD及
びグランド端子VSSには、端子T1及びT2に接続され
る前記電源電流測定器18を直列接続としながら、端子
T5及びT6から前記試験電源回路14で発生された電
源電圧VDDが印加されている。又、該電源電圧VDDの電
圧値は、端子T3及びT4に接続されている前記電源電
圧測定器16にて測定される。前記電源電流測定器18
で測定された前記電源電流IDDの電流値、及び、前記電
源電圧測定器16で測定された前記電源電圧V DDの電圧
値は、いずれも前記制御装置20に入力されている。
びグランド端子VSSには、端子T1及びT2に接続され
る前記電源電流測定器18を直列接続としながら、端子
T5及びT6から前記試験電源回路14で発生された電
源電圧VDDが印加されている。又、該電源電圧VDDの電
圧値は、端子T3及びT4に接続されている前記電源電
圧測定器16にて測定される。前記電源電流測定器18
で測定された前記電源電流IDDの電流値、及び、前記電
源電圧測定器16で測定された前記電源電圧V DDの電圧
値は、いずれも前記制御装置20に入力されている。
【0047】前記制御装置20は、まず、前記電源電圧
測定器16で測定される前記電源電圧VDDの値を参照し
ながら、前記試験電源回路14で発生される電源電圧を
制御しながら、前記MOS集積回路30の前記電源端子
VDD及び前記グランド端子V SSへと、該MOS集積回路
30中のPN接合部の順方向電流が流れる電圧以下の電
圧値の電源電圧VDDを印加する。前記MOS集積回路3
0の電源電圧−電源電流特性が、例えば前記図1のグラ
フに示されるような特性の場合、該電源電圧V DDは、少
なくとも約0.6Vの前記閾値電圧Vt 以下の電圧であ
る。
測定器16で測定される前記電源電圧VDDの値を参照し
ながら、前記試験電源回路14で発生される電源電圧を
制御しながら、前記MOS集積回路30の前記電源端子
VDD及び前記グランド端子V SSへと、該MOS集積回路
30中のPN接合部の順方向電流が流れる電圧以下の電
圧値の電源電圧VDDを印加する。前記MOS集積回路3
0の電源電圧−電源電流特性が、例えば前記図1のグラ
フに示されるような特性の場合、該電源電圧V DDは、少
なくとも約0.6Vの前記閾値電圧Vt 以下の電圧であ
る。
【0048】又、該制御装置20は、前記電源電流測定
器18にて測定された前記電源電流IDDの値と、当該制
御装置20中に記憶されている所定の電源電流閾値とを
比較することによって、前述のようなPN接合部リーク
電流不良を検査する。該電源電流閾値は、逆電圧が印加
されている前記MOS集積回路30中のPN接合部に流
れているリーク電流の大小判定から、該リーク電流によ
ってその電源電流IDDが多くなっている不良品を判定す
るためのものである。
器18にて測定された前記電源電流IDDの値と、当該制
御装置20中に記憶されている所定の電源電流閾値とを
比較することによって、前述のようなPN接合部リーク
電流不良を検査する。該電源電流閾値は、逆電圧が印加
されている前記MOS集積回路30中のPN接合部に流
れているリーク電流の大小判定から、該リーク電流によ
ってその電源電流IDDが多くなっている不良品を判定す
るためのものである。
【0049】まず、前記第1実施例の集積回路試験装置
は、前記図4に示されるような前記集積回路試験装置1
0において、次に述べるような試験を行う。
は、前記図4に示されるような前記集積回路試験装置1
0において、次に述べるような試験を行う。
【0050】即ち、前記第1実施例においては、前記制
御装置20には、前述のようなPN接合部のリーク電流
不良がないことが明らかとなっている良品の前記MOS
集積回路30に、0.3Vの前記電源電圧VDDを印加し
たときの前記電源電流IDDが記憶されている(以降、電
源電流閾値IDDTHと称する)。又、本第1実施例の前記
制御装置20は、前記MOS集積回路30の実際の試験
時には、試験対象の該MOS集積回路30のその電源端
子VDDとそのグランド端子VSSとの間に、前記良品と同
じ0.3Vの電源電圧VDDを印加する。又、該制御装置
20は、このときの前記電源電流IDDを前記電源電流閾
値IDDTHと比較することによって、試験中の前記MOS
集積回路30に前述のようなPN接合部リーク電流不良
があるか否かを判定する。
御装置20には、前述のようなPN接合部のリーク電流
不良がないことが明らかとなっている良品の前記MOS
集積回路30に、0.3Vの前記電源電圧VDDを印加し
たときの前記電源電流IDDが記憶されている(以降、電
源電流閾値IDDTHと称する)。又、本第1実施例の前記
制御装置20は、前記MOS集積回路30の実際の試験
時には、試験対象の該MOS集積回路30のその電源端
子VDDとそのグランド端子VSSとの間に、前記良品と同
じ0.3Vの電源電圧VDDを印加する。又、該制御装置
20は、このときの前記電源電流IDDを前記電源電流閾
値IDDTHと比較することによって、試験中の前記MOS
集積回路30に前述のようなPN接合部リーク電流不良
があるか否かを判定する。
【0051】図5〜図8に、本第1実施例における前記
MOS集積回路30周囲の接続の、第1具体例〜第4具
体例を示す。これら第1具体例〜第4具体例のいずれに
おいても、その出力01〜04ピンは、全てオープンと
なっている。
MOS集積回路30周囲の接続の、第1具体例〜第4具
体例を示す。これら第1具体例〜第4具体例のいずれに
おいても、その出力01〜04ピンは、全てオープンと
なっている。
【0052】まず、前記図5に示される前記第1具体例
では、前記MOS集積回路30の電源VDDピンとグラン
ドVSSピンとの間に、0.3Vの電圧(前記電源VDDピ
ン側がプラス)の電源電圧が印加されている。又、前記
MOS集積回路30の入力I1〜I4ピンは、そのグラ
ンドVSSピンに接続されている。即ち、前記電源VDDピ
ンは、前記図4の前記端子T1に接続されている。前記
グランドVSSピンは、前記端子T6に接続されている。
前記入力I1〜I4ピンは、前記端子T6に接続されて
いる。
では、前記MOS集積回路30の電源VDDピンとグラン
ドVSSピンとの間に、0.3Vの電圧(前記電源VDDピ
ン側がプラス)の電源電圧が印加されている。又、前記
MOS集積回路30の入力I1〜I4ピンは、そのグラ
ンドVSSピンに接続されている。即ち、前記電源VDDピ
ンは、前記図4の前記端子T1に接続されている。前記
グランドVSSピンは、前記端子T6に接続されている。
前記入力I1〜I4ピンは、前記端子T6に接続されて
いる。
【0053】次に、前記図6に示される前記第2具体例
では、前記MOS集積回路30の電源VDDピンとグラン
ドVSSピンとの間に、0.3Vの電圧(前記電源VDDピ
ン側がプラス)の電源電圧が印加されている。又、前記
MOS集積回路30の入力I1〜I4ピンは、その電源
VDDピンに接続されている。即ち、前記電源VDDピン
は、前記図4の前記端子T1に接続されている。前記グ
ランドVSSピンは、前記端子T6に接続されている。前
記入力I1〜I4ピンは、前記端子T1に接続されてい
る。
では、前記MOS集積回路30の電源VDDピンとグラン
ドVSSピンとの間に、0.3Vの電圧(前記電源VDDピ
ン側がプラス)の電源電圧が印加されている。又、前記
MOS集積回路30の入力I1〜I4ピンは、その電源
VDDピンに接続されている。即ち、前記電源VDDピン
は、前記図4の前記端子T1に接続されている。前記グ
ランドVSSピンは、前記端子T6に接続されている。前
記入力I1〜I4ピンは、前記端子T1に接続されてい
る。
【0054】次に、前記図7に示される前記第3具体例
では、前記MOS集積回路30の電源VDDピンとグラン
ドVSSピンとの間に、−0.3Vの電圧(前記電源VDD
ピン側がマイナス)の電源電圧が印加されている。又、
前記MOS集積回路30の入力I1〜I4ピンは、その
グランドVSSピンに接続されている。即ち、前記電源V
DDピンは、前記図4の前記端子T1に接続されている。
前記グランドVSSピンは、前記端子T6に接続されてい
る。前記入力I1〜I4ピンは、前記端子T6に接続さ
れている。
では、前記MOS集積回路30の電源VDDピンとグラン
ドVSSピンとの間に、−0.3Vの電圧(前記電源VDD
ピン側がマイナス)の電源電圧が印加されている。又、
前記MOS集積回路30の入力I1〜I4ピンは、その
グランドVSSピンに接続されている。即ち、前記電源V
DDピンは、前記図4の前記端子T1に接続されている。
前記グランドVSSピンは、前記端子T6に接続されてい
る。前記入力I1〜I4ピンは、前記端子T6に接続さ
れている。
【0055】次に、前記図8に示される前記第4具体例
では、前記MOS集積回路30の電源VDDピンとグラン
ドVSSピンとの間に、−0.3Vの電圧(前記電源VDD
ピン側がマイナス)の電源電圧が印加されている。又、
前記MOS集積回路30の入力I1〜I4ピンは、その
電源VDDピンに接続されている。即ち、前記電源VDDピ
ンは、前記図4の前記端子T1に接続されている。前記
グランドVSSピンは、前記端子T6に接続されている。
前記入力I1〜I4ピンは、前記端子T1に接続されて
いる。
では、前記MOS集積回路30の電源VDDピンとグラン
ドVSSピンとの間に、−0.3Vの電圧(前記電源VDD
ピン側がマイナス)の電源電圧が印加されている。又、
前記MOS集積回路30の入力I1〜I4ピンは、その
電源VDDピンに接続されている。即ち、前記電源VDDピ
ンは、前記図4の前記端子T1に接続されている。前記
グランドVSSピンは、前記端子T6に接続されている。
前記入力I1〜I4ピンは、前記端子T1に接続されて
いる。
【0056】前記第1具体例〜第4具体例において、前
記入力I1〜I4ピンを、全てグランド(あるいは電
源)に接続している。これは、前記MOS集積回路30
の各入力ピンのインピーダンスが非常に高いためであ
る。このようにそのインピーダンスの高い入力ピンが、
開放とされたままでいることにより、その入力ピンの電
位が、例えば5V等のスレッシホールド電圧以上に高く
なってしまうことを防ぐためである。
記入力I1〜I4ピンを、全てグランド(あるいは電
源)に接続している。これは、前記MOS集積回路30
の各入力ピンのインピーダンスが非常に高いためであ
る。このようにそのインピーダンスの高い入力ピンが、
開放とされたままでいることにより、その入力ピンの電
位が、例えば5V等のスレッシホールド電圧以上に高く
なってしまうことを防ぐためである。
【0057】以上説明したとおり、本第1実施例によれ
ば、前記集積回路試験装置10に試験対象となる前記M
OS集積回路30を接続し、前述のように前記電源電流
IDDを測定する程度の検査時間だけで、当該MOS集積
回路30に前述のようなPN接合部リーク電流不良があ
るか否かを即座に判定することができる。又、このよう
な判定は、前述のような所定の電源電流閾値との比較で
あるので、人手による集積回路の試験に比べ、試験結果
のばらつきを低減することが可能である。
ば、前記集積回路試験装置10に試験対象となる前記M
OS集積回路30を接続し、前述のように前記電源電流
IDDを測定する程度の検査時間だけで、当該MOS集積
回路30に前述のようなPN接合部リーク電流不良があ
るか否かを即座に判定することができる。又、このよう
な判定は、前述のような所定の電源電流閾値との比較で
あるので、人手による集積回路の試験に比べ、試験結果
のばらつきを低減することが可能である。
【0058】以下、前記第2実施例の集積回路試験装置
の作用を説明する。
の作用を説明する。
【0059】前記第2実施例の集積回路試験装置におい
ても、前記図4に示される前述の集積回路試験装置10
が用いられている。本第2実施例の集積回路試験装置1
0において、前記制御装置20中には、前述のようなP
N接合部のリーク電流不良がないことが明らかとなって
いる良品の、その電源電圧VDDが0.2Vから0.3V
の区間における、その電源電圧VDDに対するその電源電
流IDDの変化率に従って決定された所定の電源電流変化
率閾値ΔIDDTHが記憶されている。該電源電流変化率閾
値ΔIDDTHは、前述のような良品の前記MOS集積回路
30において、前記電源電圧VDDを0.2Vとしたとき
の電源電流IDD1 と、その電源電圧VDDを0.3Vとし
たときの電源電流IDD2 について、次式のようにして求
められた電源電流の変化率ΔIDD1 に従って求められた
ものである。
ても、前記図4に示される前述の集積回路試験装置10
が用いられている。本第2実施例の集積回路試験装置1
0において、前記制御装置20中には、前述のようなP
N接合部のリーク電流不良がないことが明らかとなって
いる良品の、その電源電圧VDDが0.2Vから0.3V
の区間における、その電源電圧VDDに対するその電源電
流IDDの変化率に従って決定された所定の電源電流変化
率閾値ΔIDDTHが記憶されている。該電源電流変化率閾
値ΔIDDTHは、前述のような良品の前記MOS集積回路
30において、前記電源電圧VDDを0.2Vとしたとき
の電源電流IDD1 と、その電源電圧VDDを0.3Vとし
たときの電源電流IDD2 について、次式のようにして求
められた電源電流の変化率ΔIDD1 に従って求められた
ものである。
【0060】ΔIDD1 =IDD2 −IDD1 …(1)
【0061】又、本第2実施例においては、前記制御装
置20は、前記MOS集積回路30の実際の試験中に
は、まず、該MOS集積回路30に0.2Vの前記電源
電圧V DDを印加すると共に、このときの電源電流IDD3
を測定する。次に、該制御装置20は、試験対象の前記
MOS集積回路30に0.3Vの前記電源電圧VDDを印
加すると共に、このときの電源電流IDD4 を測定する。
又、該制御装置20は、このようにして測定された前記
電源電流IDD3 及びIDD4 と次式によって、電源電流の
変化率ΔIDD2 を求める。
置20は、前記MOS集積回路30の実際の試験中に
は、まず、該MOS集積回路30に0.2Vの前記電源
電圧V DDを印加すると共に、このときの電源電流IDD3
を測定する。次に、該制御装置20は、試験対象の前記
MOS集積回路30に0.3Vの前記電源電圧VDDを印
加すると共に、このときの電源電流IDD4 を測定する。
又、該制御装置20は、このようにして測定された前記
電源電流IDD3 及びIDD4 と次式によって、電源電流の
変化率ΔIDD2 を求める。
【0062】ΔIDD2 =IDD4 −IDD3 …(2)
【0063】このようにして前記電源電流の変化率ΔI
DD2 が求められると、前記制御装置20は、これと前記
電源電流変化率閾値ΔIDDTHとを比較することによっ
て、試験中の当該MOS集積回路30に、前述のような
PN接合部のリーク電流不良があるか否かを判定する。
DD2 が求められると、前記制御装置20は、これと前記
電源電流変化率閾値ΔIDDTHとを比較することによっ
て、試験中の当該MOS集積回路30に、前述のような
PN接合部のリーク電流不良があるか否かを判定する。
【0064】以上説明したような本第2実施例によれ
ば、試験対象となる前記MOS集積回路30のその電源
電圧−電源電流特性によっては、前記第1実施例に比べ
より精度良く前述のようなPN接合部リーク電流不良を
検査することができる。
ば、試験対象となる前記MOS集積回路30のその電源
電圧−電源電流特性によっては、前記第1実施例に比べ
より精度良く前述のようなPN接合部リーク電流不良を
検査することができる。
【0065】例えば、図5は、前記図1の前述の電源電
圧−電源電流特性のグラフの、前記電源電圧VDDが0.
3Vとなる部分付近を拡大したグラフである。この図5
のグラフに示されるような特性の前記MOS集積回路3
0においては、前記電源電圧VDDが0.2Vから0.3
Vの範囲において、良品の前記変化率ΔIDD1 (ほぼゼ
ロ)と不良品の前記変化率ΔIDD2 とでは、それぞれの
前述のような電源電流の変化率が大きく異なっている。
従って、この図5に示されるような特性を有するMOS
集積回路においては、前記第1実施例に比べ、本第2実
施例の試験精度はより良好となっている。
圧−電源電流特性のグラフの、前記電源電圧VDDが0.
3Vとなる部分付近を拡大したグラフである。この図5
のグラフに示されるような特性の前記MOS集積回路3
0においては、前記電源電圧VDDが0.2Vから0.3
Vの範囲において、良品の前記変化率ΔIDD1 (ほぼゼ
ロ)と不良品の前記変化率ΔIDD2 とでは、それぞれの
前述のような電源電流の変化率が大きく異なっている。
従って、この図5に示されるような特性を有するMOS
集積回路においては、前記第1実施例に比べ、本第2実
施例の試験精度はより良好となっている。
【0066】
【発明の効果】以上説明した通り、前記第1発明及び前
記第2発明によれば、試験対象のMOS集積回路が、集
積回路製造上生じてしまった欠陥を有してしまっている
不良品であるか否かを能率良く判定することができる。
例えば、従来の技術として前述したようなテストパター
ンを用いる集積回路試験方法に比べ、非常に短時間に集
積回路の製造上の欠陥を判定することができる。
記第2発明によれば、試験対象のMOS集積回路が、集
積回路製造上生じてしまった欠陥を有してしまっている
不良品であるか否かを能率良く判定することができる。
例えば、従来の技術として前述したようなテストパター
ンを用いる集積回路試験方法に比べ、非常に短時間に集
積回路の製造上の欠陥を判定することができる。
【0067】従来技術では、動作電圧を印加した際のリ
ーク電流、あるいはスタンバイ時(待機時)のリーク電
流等、回路動作時のデバイスのリーク電流を測定するこ
とに主眼が置かれていた。従って、異常接合等のチェッ
クを目的としての測定ではなかった。異常接合がある
と、信頼性試験(バーンインを含む)を行った場合に不
良となることが多い。本発明によれば、これらの不良
を、信頼性試験をかけることなく、初期不良として取り
除くことができる。又、本発明は、電源端子のみなら
ず、GND端子、入力端子、出力端子を含む全ての端子
に対して応用が可能である。
ーク電流、あるいはスタンバイ時(待機時)のリーク電
流等、回路動作時のデバイスのリーク電流を測定するこ
とに主眼が置かれていた。従って、異常接合等のチェッ
クを目的としての測定ではなかった。異常接合がある
と、信頼性試験(バーンインを含む)を行った場合に不
良となることが多い。本発明によれば、これらの不良
を、信頼性試験をかけることなく、初期不良として取り
除くことができる。又、本発明は、電源端子のみなら
ず、GND端子、入力端子、出力端子を含む全ての端子
に対して応用が可能である。
【0068】なお、前記第1発明の集積回路試験方法及
び前記第2発明の集積回路試験装置による試験を、集積
回路製造上生じてしまった欠陥を判定する他の集積回路
試験、例えば、前述のような所定のテストパターンを用
いた集積回路試験方法の前工程に行うことも考えられ
る。例えば、時間が比較的かかる前述のような所定のテ
ストパターンを用いた集積回路試験方法で前工程として
本発明を適用した場合には、該テストパターンを用いる
集積回路試験方法で不良と判定される集積回路の個数を
減少することができ、多数の集積回路に対する試験全体
の試験時間の短縮を図ることが可能である。
び前記第2発明の集積回路試験装置による試験を、集積
回路製造上生じてしまった欠陥を判定する他の集積回路
試験、例えば、前述のような所定のテストパターンを用
いた集積回路試験方法の前工程に行うことも考えられ
る。例えば、時間が比較的かかる前述のような所定のテ
ストパターンを用いた集積回路試験方法で前工程として
本発明を適用した場合には、該テストパターンを用いる
集積回路試験方法で不良と判定される集積回路の個数を
減少することができ、多数の集積回路に対する試験全体
の試験時間の短縮を図ることが可能である。
【図1】本願の第1発明及び第2発明の試験対象となる
あるMOS集積回路中のインバータゲートの電源電圧−
電源電流特性の一例を示すグラフ
あるMOS集積回路中のインバータゲートの電源電圧−
電源電流特性の一例を示すグラフ
【図2】MOSダイオードとされたNチャネルMOSト
ランジスタの順方向電圧−順方向電流特性を示す線図
ランジスタの順方向電圧−順方向電流特性を示す線図
【図3】前記インバータゲートの前記第1発明及び前記
第2発明に係る接続を示す回路図
第2発明に係る接続を示す回路図
【図4】前記第1発明及び前記第2発明が適用された第
1実施例の集積回路試験装置及び第2実施例の集積回路
試験装置の構成を示すブロック図
1実施例の集積回路試験装置及び第2実施例の集積回路
試験装置の構成を示すブロック図
【図5】前記第1実施例におけるMOS集積回路の周辺
の接続を示す第1具体例の接続図
の接続を示す第1具体例の接続図
【図6】前記第1実施例におけるMOS集積回路の周辺
の接続を示す第2具体例の接続図
の接続を示す第2具体例の接続図
【図7】前記第1実施例におけるMOS集積回路の周辺
の接続を示す第3具体例の接続図
の接続を示す第3具体例の接続図
【図8】前記第1実施例におけるMOS集積回路の周辺
の接続を示す第4具体例の接続図
の接続を示す第4具体例の接続図
【図9】前記第2実施例の作用を説明する前記インバー
タゲートの前記電源電圧−電源電流特性の一例のグラフ
を一部拡大したグラフ
タゲートの前記電源電圧−電源電流特性の一例のグラフ
を一部拡大したグラフ
【図10】試験対象となるあるMOS集積回路のインバ
ータゲートの一例の回路図
ータゲートの一例の回路図
【図11】前記インバータゲートの集積回路断面図
【図12】MOS集積回路の信号入力部分の第1例の回
路図
路図
【図13】MOS集積回路の信号入力部分の第2例の回
路図
路図
10…集積回路試験装置 14…試験電源回路 16…電源電圧測定器 18…電源電流測定器 20…制御装置 30…試験対象のMOS集積回路 TP…PチャネルMOSトランジスタ TN…NチャネルMOSトランジスタ IDD…電源電流 VDD…電源、あるいは、電源端子、あるいは、電源電圧 VSS…グランド、あるいは、グランド端子 Vt …閾値電圧
Claims (3)
- 【請求項1】試験対象のMOS集積回路が、逆電圧の印
加されているPN接合部にリーク電流が流れてしまう不
良品か否かを判定するMOS集積回路の集積回路試験方
法において、 試験対象のMOS集積回路へと、PN接合部の順方向電
流が流れる電圧以下の電源電圧を印加し、 このときの電源電流の大小から、該MOS集積回路が不
良品であるか否かを判定することを特徴とする集積回路
試験方法。 - 【請求項2】請求項1において、 前記MOS集積回路が不良品であるか否かの、前記電源
電流の大小からの判定が、前記電源電圧に対する前記電
源電流の変化率の大小からの判定であることを特徴とす
る集積回路試験方法。 - 【請求項3】逆電圧が印加されているPN接合部に流れ
ているリーク電流の大小判定から、該リーク電流によっ
て電源電流が多くなっている不良品のMOS集積回路を
判定するための電源電流閾値を記憶する閾値発生器と、 試験時に、試験対象のMOS集積回路へと、PN接合部
の順方向電流が流れる電圧以下の電源電圧を印加する試
験電源回路と、 該試験電源回路にて印加される前記電源電圧によって流
れる前記電源電流を測定する電源電流測定器と、 該電源電流の測定値と前記電源電流閾値とを比較する比
較器とを備えたことを特徴とする集積回路試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4334211A JPH06181247A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 集積回路試験方法及び集積回路試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4334211A JPH06181247A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 集積回路試験方法及び集積回路試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06181247A true JPH06181247A (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=18274790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4334211A Pending JPH06181247A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 集積回路試験方法及び集積回路試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06181247A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5757203A (en) * | 1996-10-16 | 1998-05-26 | Hewlett-Packard Company | Multiple on-chip IDDQ monitors |
JP2014119379A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Sharp Corp | 半導体トランジスタのテスト方法 |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP4334211A patent/JPH06181247A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5757203A (en) * | 1996-10-16 | 1998-05-26 | Hewlett-Packard Company | Multiple on-chip IDDQ monitors |
JP2014119379A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Sharp Corp | 半導体トランジスタのテスト方法 |
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